JPH02229371A

JPH02229371A - 電気錠装置

Info

Publication number: JPH02229371A
Application number: JP1047692A
Authority: JP
Inventors: Takuro Ozawa; 尾沢　卓朗
Original assignee: Alpha Corp
Current assignee: Alpha Corp
Priority date: 1989-02-28
Filing date: 1989-02-28
Publication date: 1990-09-12
Anticipated expiration: 2013-04-08
Also published as: JP2737793B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ドアーを施錠及び解錠する電気錠装置に関す
るものである．〔従来の技術〕ドア一の框側に電気錠を設け、ドア一端部側に機械錠を
設け、電気信号によりデッドボルトを出没して、機械錠
側に設けられた孔に係合離脱してドアーを施錠或いは解
錠し、電気錠で解錠出来ないときには機械錠により電気
錠を緊急解錠するすることの出来るドアー用電気錠とし
ては、例えば、特開昭６２−１２９４７２号，特開昭６
２−１２９４７４号，特開昭６２−１２９４７５号，特
開昭６２−１４８７８０号及び特開昭６２−１５６４８
５号等に記載された技術がある。

同技術は、第１１図に示す様に、框側の柱に電気錠装置
八の錠ケース１が設けられ、ドアーＤの端部に機械錠Ｂ
が設けられる。

錠ケース１内に設けられたモーター２の軸にドライブカ
ム３が装着され、ドライブカム３の表面にカムビン４が
突設される。

錠ケース１より出没可能に設けられたデッドボルト５は
没入方向に付勢され、モーター２の回転によりカムビン
４に押されて突出して機械錠Ｂに設けられた孔６に嵌入
してドアーＤを施錠すると共に、デッドボルト５の上面
に突設された突起７がロックプレート８の切欠部に係合
して施錠状態に保持され、カムピン４が一回転して旧位
置に復帰して停止してもデッドボルト５は施錠状態に保
たれる．ロックプレート８の上方にはソレノイド９が設けられ、
ソレノイド９に通電したときにロックプレート８が上昇
して突起７との保合が解除されてデッドボルト５が没入
し、電気錠装置Ａが解錠される．デッドボルト５を貫通する孔にトリガーボルト１０が出
没可能に嵌挿され、トリガーボルト１０に周設された環
状凹溝１１にはデッドボルト５の縦孔に挿入されたエジ
ェクトピン１２の端部が係入し、機械錠Ｂのプッシュプ
レートｌ３によりトリガーボルト１０を押動したときに
、エジェクトピン１２がロックプレート８を押動して突
起７の保合が解除され、デッドボルト５が後退して解錠
されるようになっている．〔発明が解決しようとする課題〕以上述べた様な電気錠は、電気的に解錠出来ないときに
は機械錠のプッシュプレートにより緊急解錠することが
出来るので、電気錠が万一故障しても緊急解錠出来る利
点があるが、落雷，ノイズ等により制御装置内のドライ
バーＩＣの破損、モーターの焼損或いはマイコンの故障
等によって、或いはデッドボルトが摺動摩擦抵抗が異常
に増大して、ドライブカムが施錠中途で停止した場合に
は、機械錠のプッシュプレートによりデッドボルトを解
錠方向に移動することが出来ない問題が有り、又、モー
ター運転中にデッドボルトが停止した場合にはモーター
が焼損する事故を発生する問題が有った．本発明は、斯かる課題を解決することを目的としたもの
で有り、電気的或いは機械的の理由によってデッドボル
トが中途で停止してもモーターを焼損する虞が無く、又
、中途で停止したデッドボルトを機械錠のプッシュプレ
ートで解錠することが出来る電気錠装置を提供するもの
である。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、錠ケースに内設
されたモーターに装着されたドライブカムの表面に孔を
設け、該孔にカムピンを出没可能に設けると共に突出方
向に付勢し、上記錠ケースより出没可能に設けられ解錠
方向に付勢され上記カムピンに押動されて施錠方向に移
動するデッドボルトの内部に、該デッドボルトの施錠方
向に付勢されたトリガーボルトと、該トリガーボルトの
後退により上記カムピンを没入する方向に移動するクラ
ッチプレートを設け、上記錠ケースの対抗する位置に配
設された機械錠に設けられたプッシュプレートの押動に
より上記トリガーボルトが後退し、該トリガーボルトに
押されたクラッチプレートが上記カムピンを没入するよ
うに構成した。

又、錠ケースに内設されたモーターに内側ドライブカム
を固着し、該内側ドライブカムに一定トルク以上で空転
するトルククラッチを介して外側ドライブカムを装着し
、該外側ドライブカムにカムビンを出没可能に設けると
共に突出方向に付勢し、上記錠ケースより出没可能に設
けられ解錠方向に付勢され上記カムピンに押動されて施
錠方向に移動するデッドボルトを設けた構造とすること
ができる。

又、錠ケースに内設されたモーターに内側ドライブカム
を固着し、該内側ドライブカムに一定トルク以上で空転
するトルククラッチを介して外側ドライブカムを装着し
、該外側ドライブカムにカムピンを出没可能に設けると
共に突出方向に付勢し、上記ドライブカムの外周面に螺
旋状のピンガイドを突設し、上記カムピンに周設した係
合部を上記ピンガイドに係合した構造としてもよい。

〔作　用〕

上記のように構成された電気錠装置は、モーターの回転
によってカムピンがデッドボルトを押動して施錠する途
中において、デッドボルトが停止した場合に、機械錠の
プッシュプレートによりトリガーボルトを押動すると、
トリガーボルトが後退してクラッチプレートを押動し、
移動するクラッチプレートに押されたカムピンがドライ
ブカム内に没入するのでデッドボルトが後退可能となり
、デッドボルトは付勢力により解錠位置に復帰する．又
、ドライブカムを二分割構造とし、その間に一定トルク
以上で空転するトルククラッチを設けた場合には、モー
ター通電中にデッドボルトが停止したときに、トルクク
ラッチが切れて内側ドライブカムが空転するのでモータ
ーを焼損することが無い．又、モーター軸に内側ドライブカムを固着し、内側ドラ
イブカムの外周面に螺旋状のピンガイドを突設し、外側
ドライブカムに出没可能に設けたカムピンに周設した保
合部をピンガイドに係合した場合には、内側ドライブカ
ムの空転によりピンガイドに係合したカムピンが外側ド
ライブカム内に没入し、デッドボルトが解錠可能となる
。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。

第１図及び第２図は、デッドボルト周辺の縦断面図及び
斜視図を示す。

尚、従来例と同一部品には同一符号を付す。

同図において、スプリング１４により解錠方向（第１図
において右方向）に付勢されたデッドボルト５の貫通孔
に、出没可能に嵌挿されたトリガーボルト１０は、環状
凹溝１１が周設されると共にトリガースプリング１５に
より施錠方向に付勢され、デッドボルト５に設けられた
孔ｌ６に出没可能に挿入されたエジエクトピンｌ２の端
部が環状凹溝ｌ１に係入し、エジエクトビンｌ２が上昇
したときにロックプレート８が押されて、施錠状態のデ
ッドボルト５の突起７との係合が解除されることは従来
と同様であるが、本発明では、トリガーボルト１０の後
端部下部に右方に向かって低くなる斜面１７が設けられ
、デッドボルト５の貫通孔に挿入され斜面１７に接触す
る斜面１８を有するクラッチプレート１９とデッドポル
ト５との間にクラッチスプリング２０が挿入される．ク
ラッチプレート１９の左端下部には右方に向かって低く
なる斜面２１が形成されている。

錠ケース１内に設けられるモーター２の軸にはドライブ
カム２２が装着され、ドライブカム２２の上面に設けら
れた孔２３にスプリング２４及びカムピン２５が挿入さ
れる。

以上のように構成された電気錠Ａ１装置の作用は次のよ
うになる．（通常時における施錠及び解錠）第３図（イ）に示すように、デッドボルト５は左側の解
錠位置にあり、カムピン２５は左側の原点位置にある。

施錠信号によりモーター２が回動し、カムピン２５がデ
ッドボルト５を押動しながら１８０度回転してデッドボ
ルト５が機械錠Ｂに入り込み、デッドボルト５の突起７
がロックプレート８に係合して施錠状態に保持され、ド
ライブカム２２が一回転したときに、ドライブカム２２
に設けられた切欠凹部を感知したマイクロスイッチ３８
によりモーター２の通電が切れてカムピン２５が旧の原
点位置に停止する（第３図（口）参照）。

電気錠装置Ａ１はソレノイド９の通電によってロックプ
レート８が上昇し、デッドボルト５の突起７との係合を
解除しても解錠されるが、機械錠Ｂによって解錠すると
きには、プッシュプレート１３によってトリガーボルト
１０を押動し、トリガーボルト１０の後退によりエジエ
クトピン１２を上昇してロックプレート８を突き上げ、
デッドボルト５の突起との係合を解除して緊急解錠する
ことも出来る（第３図（ハ）参照）．（故障時の作動）第４図（イ）に示す解錠状態から施錠信号によりモータ
ー２に通電してドライブカム２２を回転し、カムビン２
５がデッドボルト５を右方向に押動しているときに、落
雷，サージ等によるドライバーＩＣの故障又はモーター
２の焼損等により、第４図（口）に示すようにデッドボ
ルト５が施錠途中で停止した場合には、機械錠Ｂのプッ
シュプレート１３を突出してトリガーボルト１０を押動
し、トリガーボルト１０の斜面ｌ７に接する斜面１８を
有するクラッチプレート１９を押し下げて、カムピン２
５をドライブカム２２内に没入させる（第４図（ハ）参
照）．かくして、カムビン２５から離れたデッドボルト５は、
クラッチプレート１９の斜面２１でカムピン２５を滑ら
せながらスプリング１４の付勢力により解錠位置まで復
帰する（第４図（二）参照）．又、第５図の縦断面図及
び第６図の斜視図に示すように、ドライブカム２２の構
造を外側ドライブカム２６と内側ドライブカム２７の二
分割構造とし、内側ドライブカム２７に設けた孔２８に
スプリング２９及び鋼球３０を挿入し、外側ドライブカ
ム２６の内周面に設けた凹部２６ａに鋼球３０の先端を
係入して一定トルクで切れるトルククラッチ３１が構成
され、　外側ドライブカム２６に設けた孔３２に嵌着し
たピン３３の先端を、内側ドライブカム２７に周設した
溝３４に挿入して、内側ドライブカム２７を外側ドライ
ブカム２６内に回動可能に設け、外側ドライブカム２６
の孔２３にスプリング２４及びカムピン２５を挿入し、
内側ドライブカム２７をモーター２の軸２ａに固着した
場合には、電気錠装置Ａｔの作用は次のようになる．モーター２の回転は、内側ドライブカム２７、トルクク
ラッチ３１を経て外側ドライブカム２６に伝達され、カ
ムビン２５はデッドボルト５を施錠方向に押し出す（第
７図（イ）参照）．框側とドアー側の位置がずれたまま
の状態で、モータ２が回転してデッドボルト５を押し出
したような場合には、デッドボルト５が機械錠側の錠ケ
ースの孔に挟まれて移動不能となりモーター２を焼損す
る虞が生ずるが、一定トルク以上でトルククラッチ３１
が切れるため、内側ドライブカム２７が空転し（第７図
（口）参照）、内側ドライブカム２７がマイクロスイッ
チ３５をＯＦＦする位置まで回転するとモーター２が停
止する（第７図（ハ）参照）ので、モーター２の焼損が
防止される．デッドボルトを解錠位置に復帰させるには、上記の実施
例と同様の方法でプッシュプレート１３により行われる
。

ドライブカム２２の構造を、第８図の縦断面図及び第９
図の斜視図のようにした場合には、電気錠装置Ａ１が施
錠途中で故障した場合に、機械錠Ｂを用いずに解錠する
ことが出来る．同図において、内側ドライブカム２７の外周面には、螺
旋形状に突設された複数個のピンガイド３６が設けられ
る。

此の螺旋形状は、内側ドライブカムの施錠方向回転に向
かって低《なる形状である．カムピン２５に鍔状の係合部３７を周設し、スプリング
２４により上方に付勢されたカムピン２５の係合部３７
をピンガイド３６の下面に当接するが、その他の電気錠
の構成は上記の実施例と同様である．この様なドライブカム２２を有する電気錠Ａ１の作用を
第１０図に基ずいて説明する。

施錠信号によりモーター２に通電され、モーター２の回
転は内側ドライブカム２７、トルククラッチ３ｌ、外側
ドライブカム２６を経由してカムピン２５に伝えられ、
カムピン２５がデッドボルト５を施錠方向に押動する（
第１０図（イ）参照）．故障によりデッドボルト５が施
錠中途で停止すると、トルククラッチ３１が切れて内側
ドライブカム２７のみ回転するので（第１０図８（口）
参照）、ピンガイド３６に係合するカムピン２５が外側
ドライブカム２６内に没入し、スプリング１４に付勢さ
れているデッドボルト５が解錠方向に移動する。

一方、トルククラッチ３ｌに加わるトルク力の低下によ
りトルククラッチ３１が入り内側ドライブカム２７と共
に再び回転する外側ドライブカム２６はマイクロスイッ
チ３８をＯＦＦするまで回転して停止し、施錠前の状態
に戻る。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

（１）電気錠装置の制御部に、落雷，ノイズ等により故
障が発生したり、或いは、框とドアーとに不一致等によ
りデッドボルトが機械錠側に挟圧されたり、或いは、モ
ーターが焼損してデッドボルトが施錠中途で停止した場
合には、ドア−側の機械錠のプッシュプレートを使用し
てもデッドボルトが後退出来ないために電気錠装置を解
錠することが出来なかったが、本発明の電気錠装置では
、斯かる場合にも解錠できる様になった．従って、電気錠を分解しなければドアーが開けられない
事故が解消した．（２）又、ドライブカムを二分割構造とし中間にトルク
クラッチを設けた場合には、電気錠装置を施錠中にデッ
ドボルトが動かなくなっても、モーターに過負荷が掛か
ることなく回転出来るので、モーターの焼損事故を防止
する大きな利点がある。

（３）又、二分割構造のドライブカムに、カムピンを係
合するピンガイドを設けた場合には、施錠途中で停止し
たデッドボルトを、機械錠を用いることな《解錠するこ
とが出来る利点が有り、極めて使用に便利な電気錠装置
となった。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第１０図は本発明の実施例を示し、第１図は電
気錠装置のデッドボルト周辺の縦断面図、第２図は同上の主要部品の斜視図、第３図（イ）〜（ハ）は電気錠装置の正常な施錠及び解
錠動作の説明図、第４図（イ）〜（二）は施錠途中で停止したデッドボル
トの解錠動作の説明図、第５図はトルククラッチをしたドライブカムの縦断面図
、第６図は同上のドライブカムの主要部品の斜視図、第７図（イ）〜（ハ）は同上のドライブカムの動作説明
図、第８図はピンガイドを有するドライブカムの縦断面図、第９図は同上のドライブカムの主要部品の斜視図、第１０図（イ）〜（ハ）は同上のドライブカムの動作説
明図、第１１図は従来の電気錠装置の縦断面図である．Ａ・・
・電気錠装置、Ｂ・・・機械錠、１・・・錠ケース、２
・・・モーター、５・・・デッドボルト、１０・・・ト
リガーボルト、ｌ３・・・プッシュプレート、ｌ４・・
・スプリング、１５・・・トリガースプリング、１７，
１８，２１・・・斜面、ｌ９・・・クラッチプレート、
２０・・・クラッチスプリング、２２・・・ドライブカ
ム、２５・・・カムピン、２６・・・外側ドライブカム
、２７・・・内側ドライブカム、３１・・・トルククラ
ッチ、３６・・・ピンガイド、３７・・・保合部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）錠ケースに内設されたモーターに装着されたドラ
イブカムの表面に孔を設け、該孔にカムピンを出没可能
に設けると共に突出方向に付勢し、上記錠ケースより出
没可能に設けられ解錠方向に付勢され上記カムピンに押
動されて施錠方向に移動するデッドボルトの内部に、該
デッドボルトの施錠方向に付勢されたトリガーボルトと
、該トリガーボルトの後退により上記カムピンを没入す
る方向に移動するクラッチプレートを設け、上記錠ケー
スの対抗する位置に配設された機械錠に設けられたプッ
シュプレートの押動により上記トリガーボルトが後退し
、該トリガーボルトに押されたクラッチプレートが上記
カムピンを没入するように構成したことを特徴とする電
気錠装置。
（２）錠ケースに内設されたモーターに内側ドライブカ
ムを固着し、該内側ドライブカムに一定トルク以上で空
転するトルククラッチを介して外側ドライブカムを装着
し、該外側ドライブカムにカムピンを出没可能に設ける
と共に突出方向に付勢し、上記錠ケースより出没可能に
設けられ解錠方向に付勢され上記カムピンに押動されて
施錠方向に移動するデッドボルトを設けたことを特徴と
する電気錠装置。
（３）錠ケースに内設されたモーターに内側ドライブカ
ムを固着し、該内側ドライブカムに一定トルク以上で空
転するトルククラッチを介して外側ドライブカムを装着
し、該外側ドライブカムにカムピンを出没可能に設ける
と共に突出方向に付勢し、上記内側ドライブカムの外周
面に螺旋状のピンガイドを突設し、上記カムピンに周設
した係合部を上記ピンガイドに係合したことを特徴とす
る電気錠装置。