JPH02229175A - 環状アシルヒドロキシルアミン誘導体およびその製法 - Google Patents

環状アシルヒドロキシルアミン誘導体およびその製法

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JPH02229175A
JPH02229175A JP4859389A JP4859389A JPH02229175A JP H02229175 A JPH02229175 A JP H02229175A JP 4859389 A JP4859389 A JP 4859389A JP 4859389 A JP4859389 A JP 4859389A JP H02229175 A JPH02229175 A JP H02229175A
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JP4859389A
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Hiroshi Oyama
大山 廣志
Takeshi Morita
健 森田
Toshiji Ono
利治 大野
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は後記一般式(I)で示される、新規なN−アシ
ル環状ヒドロキシルアミン誘導体およびその製法に関す
るものである。これらの化合物は後記参考試験例で示す
ように稲作、麦作の重要病害であるイネいもち病、小麦
赤銹病に高い防除効果を有することから農薬としての利
用ができる。
また特異な化学構造を有することから農薬、医薬などの
生理活性物質の合成中間体、安定剤、機能性物質あるい
はその合成中間体などの化成品としての利用もできる。
従って、農薬製造業を含む化学工業分野で有用である。
〔従来の技術〕
これまで、環状アシルヒドロキシルアミン構造を有する
化合物としては、ジャーナル オブケミカル ソサイエ
ティ第432頁(1942年)には、エトキシカルボニ
ルイソオキサゾリジンおよび2−エトキシカルボニルテ
トラヒド口−1,2−オキサジンがエトキシ力ルポニル
ヒドロキシルアミンと対応するジブロマイドとの反応に
より得られたと記載されている。またこれらの化合物を
加水分解した後、3,5−ジニトロペンゾイルクロライ
ドとの反応により 3.5−ジニトロペンゾイルイソオ
キサゾリジンおよび2 − (3.5−ジニトロ)ペン
ゾイルテトラヒド口−1.2−オキサジンを得たと述べ
ている。
また、ジャーナル オブ オルガニック ケミストリー
第36巻第2号第284頁(1971年)には、ペンズ
ヒドロキザム酸とジブロマイドとの反応により、ペンゾ
イルイソオキサゾリジンおよび2ベンゾイルテトラヒド
口−1.2−オキサジンが得られたと述べられている。
また、ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミス
トリー第6巻第1号第111頁(1969年)には、エ
トキシ力ルポニルヒドロキシルアミンと1.5−ジブロ
ムベンクンとの反応により、2−エトキシカルボニルへ
キサヒド口−1.2−オキサゼピンを得、加水分解した
後、2−アセチルへキサヒドロー1,2−オキサゼビン
に誘導している。
一方、特開昭[i3−41470号公報にはアルカノイ
ルまたはアルケノイルヒドロキシルアミン類と、1.8
−ジハロプロパンとの反応によるアルカノイルまたはア
ルケノイルイソオキサゾリジン誘導体が記載されている
さらに日本化学会第56春季年会講演要旨集■,149
4頁( 1988年)には電解合成法による無置換ペン
ゾイルイソオキサゾリジンおよびモノ置換ペンゾイルイ
ソオキサゾリジン類の合成法が記載されている。
一方、生理活性物質への応用例としては、米国特許第4
.447,259号公報には、オキシフエノキシプロピ
オニルイソオキサゾリジン誘導体が除草剤として、また
オランダ特許第6,716,744号公報には、インオ
キサゾリジンおよびテトラヒド口−1.2−オキサジン
を有するウレア誘導体が除草剤として、またソ連国特許
第586.1.72号公報には、2−n−ヘキサノイル
テトラヒド口−1,3−オキサジンが除草剤として活性
を有することが述べられている。
また医薬としては、米国特許第3,696,096号公
報、ドイツ国公開公報第2,019,659号公報、ジ
ャーナル オブ メディシナル ケミストリー第5巻第
8号第861頁(1972年)、ファルマコエディショ
ナル サイエンス第28巻第10号第818頁(197
3年)およびジャーナル オブ ファーマシューティカ
ル サイエンス第62巻第8号第1392頁(1973
年)などには、いずれもベンゼン環にメトキシ基2個以
上を有する特殊なペンゾイルオキサゾリジン、ベンゼン
スルホニルイソオキサゾリジン、2−ペンゾイルテトラ
ヒド口−1.2−オキサジンおよび2−ペンゾイルテト
ラヒドロ1,2−オキサゼビンが、中枢神経に作用し、
精神安定剤として有効であると記載されている。
し,かじながら、これらの化合物の農園芸用殺菌剤とし
ての活性についての報告はない。
また本発明化合物は新規化合物であり文献的記載はなく
またその製法に関しても全く知られていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
稲作と麦作は、世界の主食を担う、重要な農業の分野で
あり、それゆえに先進国では栽培も計画的であり、十分
な病害虫防除も行なわれている。
反面、稲および麦の重要病害であるイネいもち病、小麦
赤銹病に対しては十分な防除効果を発揮させる必要性か
ら、これまで同一薬剤や類似の作用性を有する薬剤を多
数回にわたって散布するため、薬剤散布に対する、耐性
菌や低感受性菌の出現が常に恐れられており、これまで
多くの薬剤でこのような問題が起っている。これを解決
するためには従来の薬剤とは骨格の異なる新規な薬剤を
開発することが常に大きな課題である。一方、本発明の
化合物と類似の公知化合物は、これまで農園芸用殺菌剤
として使用されていないが、本発明者らの知見によれば
若干の植物病害防除活性を示すが、実用的防除効果を示
すにはほど遠い。したがって、本発明は、これらの類似
化合物に代わる新規な化合物でもってこの課題を解決し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成するため、数多くの新
規骨格を脊する化合物を合成し、それらの有用性につい
て鋭意検討した。その結果、下記の一般式(I)で表わ
される環状アシルヒドロキシルアミン誘導体を合成する
ことに成功した。そしてこれら誘導体が文献未記載の新
規化合物であり、稲および麦の重要病害であるイネいも
ち病、小麦赤銹病に対し、高い防除活性を有することを
見出した。
したがって、第1の本発明の要旨とするところは、次の
一般式(1) 〔式中、Rはアルコキシアルキル基、アルキルチオアル
キル基、アリール基、アリールアルキル基、アリールオ
キシアルキル基、アリールチオアルキル基、アリールア
ルキルオキシアルキル基、アリールアルキルチオアルキ
ル基(たゾし、アルキルとは飽和または不飽和のいずれ
でもよく、アリールとはベンゼン核、ピリジン核、チオ
フエン核またはフラン核を意味し、これらの核は2個ま
での同一または相異なることのできるハロゲン原子、低
級アルキル基、低級ハロアルキル基、ヒドロキシ基、低
級アルキルカルポニルオキシ基、低級アルコキシカルボ
ニルオキシ基、低級アルキルスルホニルオキシ基、低級
アルキルアミノカルボニルオキシ基、低級ジアルキルア
ミノ力ルポニルオキシ基、低級アルコキシ基、低級アル
キルチオ基、シアノ基、ニトロ基、フェノキシ基または
フエニルチオ基で置換されてもよい。)を示し、し、モ
してBは、低級アルキル基で置換されてもよい炭素数3
〜6のアルキレン基を示すが、Rがアリール基およびア
リールアルキル基の場合、無置換または2個までの同一
または相異なることのできるハロゲン原子、低級アルキ
ル基、低級ハロアルキル基、低級アルコキシ基またはニ
トロ基であることはない〕で表わされる環状アシルヒド
ロキシルアミン誘導体にある。
つぎに、一般式(1)の本発明化合物の代表的な具体例
を第1表に示す。
なお、RおよびBの種類によっては、二重結合による幾
何学異性体あるいは、不斉炭素原子による光学異性体が
存在する場合があるが、本発明はいずれの異性体の単独
、あるいはそれらの任意の比率での混合物も包含するも
のである。
第 表 (続 き) 郎 表 (続 き) 矛 表 (続 き) 第 表 (続 き) 第 表 (続 き) 矛 表 (続 き) 第 表 (続 き) 第 表 (続 き) 第 表 (続 き) 郎 表 (続 き) 第 表 (続 き) 弗 表 (続 き) 第 表 (続 き) 牙 表 (続 き) 第 表 (続 き) 耶 表 (続 き) 第 表 (続 き) 鵞 3 矛 表 (続 き) (以下余白) 第2の本発明の要旨とするところは、次の一般式(II
) R − A − N H O H         (
II)(式中、RおよびAは前述したものと同一意義を
有する)で表わされるアシルヒドロキシルアミン化合物
を電解還元し、生成したアニオン種を一般式(In) X − B − Y            (III
)(式中、XおよびYは同一または相異なるハロゲン原
子を意味し、Bは前述したものと同一意義を有する)で
表わされるジハライド化合物と反応させることを特徴と
する (式中、R, AおよびBは前述したものと同一意義を
有する)で表わされる環状アシルヒドロキシルアミン誘
導体の製造方法にある。
本発明を実施するには、次に述べるようにa)の方法お
よび、b)の方法に大別できるか、この二種の方法を組
み合わした方法あるいはそれによる連続方法で行いうる
a)の方法は、一般式(II),  (III)で示さ
れる化合物、溶媒および支持電解質を隔膜で仕切られた
電解槽の陰極室に入れ陽極室には溶媒と支持電解質を入
れ、電極を通して直流電流を電気量として2 F ma
il) −1前後通電する。
溶媒としては、非プロトン性極性溶媒が好ましく、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチ
ルホスホンアミド、スルホラン、アセトニトリルおよび
メタノールが使用できる。
支持電解質としては、第4級アンモニウム塩が好ましく
、カチオンとしてはテトラメチルアンモニウム、トリメ
チルベンジルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム
、トリエチルアンモニウム、テトラブ口ピルアンモニウ
ム、テトライソブ口ピルアンモニウム、テトラブチルア
ンモニウム、およびテトラヘキシルアンモニウムなどが
、アニオンとしては塩素イオン、臭素イオン、沃素イオ
ン、バラトルエンスルホン酸イオン、ベンゼンスルホン
酸イオン、過塩素イオン、硫酸イオン、硝酸イオンおよ
びホウフッ化水素酸イオンなどが用いられるが、とりわ
けテトラエチルアンモニウム、バラトルエンスルホン酸
塩、テトラエチルアンモニウム過塩素酸塩およびテトラ
ブチルアンモニウム過塩素酸塩などが多く用いられる。
隔膜としてはガラスフィルター、素焼円筒およびイオン
交換膜が使用できる。電極としては白金、水銀、鉛、銅
などの金属電極および炭素など一般に電解反応に用いら
れるものを反応装置に合わせ種々の形状で使用すること
ができるが特に好ましい電極は白金と炭素である。電解
反応は(m)式化合物の還元を避けるためこれらの還元
電位より小さい定電位で電解を必要とするが、一般に(
n)式化合物の還元電位の方が小さいことから、適当な
大きさの定電流で電解を行っても収率よく目的物が得ら
れる場合が多い。電解還元反応の温度は室温から溶媒の
沸点の範囲で任意に設定できるが通常は室温から80℃
の範囲で行う。
原料である式(n)化合物、式(m)化合物のモル比は
任意にとりうるが、1:1付近に設定することが望まし
い。
また、電解反応を円滑に行うため撹拌を行うことが好ま
しい。反応終了後は、通常の有機反応と同様に、水とベ
ンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、クロロホルム
などの有機溶媒を加えて目的物を抽出し、溶媒を溜去す
ることによって目的物を得ることができる。
b)の方法は、一般式(n)で表される化合物、溶媒お
よび支持電解質を隔膜で仕切られた陰極室に入れ、陽極
室には溶媒と支持電解質を入れる。
そして電極を通して(n)式化合物をアニオンにするに
必要な電気量としてIFmoρ−1前後の直流電流を流
す。通電後、陰極室で生成した式(II)化合物のア二
オン種と半量モルの式(I[I)化合物を反応さ.せる
。ここで使用する溶媒、支持電解質、隔膜および電極に
関してはa)の方法と全く同じであり、反応温度および
後処理もa)の方法に準ずる。b)の方法は本発明のす
べての化合物に適用できるが、特に(m)式化合物が還
元され易い場合に有利である。
なお、原料である(II)および(m)式化合物は公知
化合物であるか、公知と類似の方法で容易に得られる化
合物である。本発明の製造法を実施例1〜4に示した。
第3の本発明の要旨とするところは 一般式(n) R − A − N H O H         (
II)(式中、RおよびAは前述したものと同一意義を
有する。)で表わされるアシルヒドロキシルアミン化合
物と 一般式(III) X − B − Y            (m)(
式中、X, YおよびBは前述したものと同一意義を有
する。)で表わされるジハライド化合物を酸結合剤の存
在下で反応させることを特徴とする(式中、R, Aお
よびBは前述したものと同一意3R 義を有する)で表わされる環状アシルヒドロキシルアミ
ン誘導体の製造方法にある。
本発明の製造法は、通常溶媒中で、酸結合剤の存在下に
おいて、式(n)の化合物と式(m)の化合物とを混合
することにより実施される。溶媒としては、ベンゼン、
トルエン、キシレンなどの炭化水素類、テトラヒド口フ
ラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリル、
プロピオニトリルなどのニトリル類、エタノール、エチ
レングリコールなどのアルコール類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類およびジメ
チルスルホキシドなどが使用できる。酸結合剤としては
、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、炭酸カリウム
などの無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシド、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基
が使用できる。
反応は室温でも進行するが、溶媒の沸点までの範囲で加
温することにより反応時間を短縮できる。
反応終了後、酸結合剤の塩類などが存在する場合はそれ
を枦別し、溶媒を留去することにより目的化合物を得る
ことができる。また水とベンゼン、トルエン、テトラヒ
ド口フラン、クロロホルムなどの有機溶媒を加えて目的
物を抽出し、溶媒を留去することによっても目的化合物
を得ることができる。本発明の製造法を実施例5〜6に
示した。
上記のごとく製造される一般式(1)の化合物は、農園
芸分野におけるイネいもち病、コムギ赤銹病を防除する
活性を有する。
(1)式化合物の殺菌剤としての製剤化方法、使用方法
は、つぎのとおりである。すなわち、般式(1)の化合
物と適当な担体および補助剤、たとえば、界面活性剤、
結合剤、安定剤などを配合して、常法によって、水和剤
、乳剤、液剤、ゾル剤(フロアブル剤)、油剤、粉剤、
DL(ドリフトレス型)粉剤、微粒剤、粗粉剤などとし
て製剤化すればよい。
これらの製剤中の(I)式化合物の含有率は、水和剤、
乳剤、液剤、ゾル剤、油剤の場合は1〜90%(重量%
:以下同じ)の範囲、粉剤、DL粉剤、微粒剤、粗粉剤
の場合は、0,5〜5κの範囲、粉剤の場合は1〜10
%の範囲で含有することができる。製剤例を参考製剤例
に示す。
(I)式化合物の殺菌剤としての使用方法は、一般につ
ぎのとおりである。すなわち、水和剤、液剤、乳剤、ゾ
ル剤(フロアブル剤)および油剤の場合は、水で500
〜2000倍に希釈して、一般に有効成分が1〜loo
oOppmの濃度の液に調製される。
そして10アール当り、この希釈液を50〜300g、
通常は100〜200Ωの範囲で植物の病害発生部位の
茎葉に散布される。
また、液剤、乳剤、ゾル剤(フロアブル剤)は、水で希
釈せずに濃厚液のまま、あるいは水で10倍以内に希釈
して、主に空中散布用の微量散布剤(LV散布剤、UL
V散布剤)として、10アール当り50〜30ロOm1
程度の量かヘリコプターなどを使って散布される。
また、粉剤、DL粉剤、微粒剤、粗粉剤は、10アール
当り2〜5驕(活性成分として50〜500g程度)を
植物の病害発生部位の茎葉、土壌表面、土壌中または水
面に施用される。
参考製剤例 1)(粉 剤) 化合物No.28の化合物2部、PAP (イソプロビ
ルアシッドホスフエート;物理性改良剤)1部およびク
レー97部を均一に混合し、粉砕して、活性成分2%含
有する粉剤を得る。
2)(水和剤) 化合物No.41の化合物10部、アルキルベンゼンス
ルホン酸カルシウム3部、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル5部および白土82部を均一に混合し、
粉砕して、活性成分を10%含有する水和剤を得る。
3)(乳 剤) 化合物No. 81の化合物30部、メチルエチルケト
ン40部およびポリオキシエチレンノニルフエニルエー
テル30部を混合して溶解すれば、活性成分を30%含
有する乳剤を得る。
4)(粒 剤) 化合物No. e 7の化合物5部、ラウリルサルフェ
ート1.5部、リグニンスルホン酸カルシウム1.5部
、ベントナイト25部およびホワイトカーボン67部を
均一に混合し、これに水15部を加えて混練機で混練し
て造粒し、流動乾燥器で乾燥すると、活性成分を5%含
有する粒剤を得る。
次に本発明の方法について実施例を具体的に挙げて説明
する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定され
るものではない。
〔実施例1〕 拌した後、冷却し、陰極室の液をトルエンおよび水の混
合物に投与した。有機層をIN塩酸、次でIN水酸化ナ
トリウムで洗滌し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧にて溶媒を留去した後、残渣をシリカゲル力ラ
ムクロマトグラフィーにて精製すると標記化合物が無色
油状物として2.55g(収率90%,電流収率90%
)得られ、ηD==1.4621を示した。
〔実施例2〕 素焼円筒隔膜と白金電極を備えた反応容器の陰極室に、
2−フェノキシベンズヒドロキザム酸2.29g (0
.01モル)、1.4−ジブロモブタン2.16g(0
。01モル)およびテトラエチルアンモニウム過塩素酸
塩のDMF溶液(0.5モル濃度) BOmlを入れ、
陽極室にはテトラエチルアンモニウム過塩素酸塩のDM
F溶液(0.75モル濃度) 20mlを入れ、両極の
電流密度1.5Adn+  の電流を2.OFmoρ六
50℃で撹拌しながら80分間通電した。通電後lO分
撹素焼円筒隔膜と白金電極を備えた反応容器の陰極室に
メトキシアセトヒドロキザム酸1.05g(0.0Lモ
ル)、1−ブロムー3−クロロプロパン1.58g (
0.01モル)およびテトラエチルアンモニウムバラト
ルエンスルホン酸塩のDMF溶液(0.5モル濃度) 
60mlを入れ、陽極室にはテトラエチルアンモニウム
バラトルエンスルホン酸塩のDMF溶液((1.75モ
ル濃度) 20mlを入れ、両極の電流密度1.5Ad
m  の電流を2.0Fmoρ−170℃で撹拌しなが
ら80分間通電した。通電後冷却し、実施例1に準じて
処理、精製を行うと標記化合物が無色油状物として1.
32g (収率91%.電流効率91%)得られ、η”
− 1.4576を示した。
D 〔実施例3〕 素焼円筒隔膜と白金電極を備えた反応容器の陰極室にフ
エノキシメチルスルホニルヒドロキシルアミン4.O[
ig(0.02モル)およびテトラエチルアンモニウム
過塩素酸塩のDMF溶液(0.5モル濃度) EiOm
lを入れ、陽極室にはテトラエチルアンモニウム過塩素
酸塩のDMF溶液(0.75モル濃度)20mlを入れ
、両極の電流密度1.9Adm−2の電流を1.0Fm
oΩ−1室温で撹拌しながら80分間通電した。通電後
陰極室に1,4−ジブロモブタン2.16g (0.0
1モル)を滴下し、室温で2時間撹拌した。
反応終了後実施例1に準じて処理、精製を行うと標記化
合物が無色油状物として2.29g (収率89%,=
44 電流効率89%)得られ、η23−1.4376を示し
た。
D 〔実施例4〕 方法〕 素焼円筒隔膜と白金電極を備えた反応容器の陰極室にペ
ンジルオキシアセトヒドロキザム酸3,62g (0.
02モル)とテトラエチルアンモニウムバラトルエンス
ルホン酸塩のDMF溶液(0,5モル濃度) BOml
を入れ、陽極室には、テトラエチルアンモニウムパラト
ルエンスルホン酸塩のDMF溶液(0.75モル濃度)
 20mlを入れ、両極の電流密度1.9Adm  の
電流を1.OF mo,Q −’室温で撹拌しながら8
0分間通電した。通電後、陰極に1.3−ジブロモプロ
パン2.02g (0.01モル)を滴下し、滴下後加
温し、60℃で1時間撹拌した。冷却後、実施例1に準
じて処理、精製を行うと標記化合物が無色油状物として
1.92g (収率87%,電流効率87〔実施例5〕 方法〕 4−メトキシフエノキシアセトヒドロキザム酸19.7
g (0.1モル)、1−ブロモ−3−クロロブロバン
15.8g(0.1モル)、無水炭酸カリウム30.4
gおよびアセトニトリル200mlの混合物を撹拌しな
がら3時間還流した。冷却後、塩を枦別し、滑液を濃縮
した。残渣にトルエンと水を加え、有機層を分取し、I
N−NaOH溶液、次で水にて洗滌後無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。減圧にて溶媒を留去後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製すると標記化合物
が無色油状物として3.9.9g (収率84%)得ら
れ、η, =1.4638を示した。
〔実施例6〕 3.5−ジクロルー2−ピリジルオキンアセトヒドロキ
ザム酸23.7g(0.1モル)、 ■,4−ジクロル
ブタン12.7g (0.1モル)、水酸化カリウムl
l.5gおよびエタノール200mlの混合物を50℃
で3時間撹拌した。冷却後、トルエンと水を加え有機層
を分取し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧にて溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて精製すると標記化合物が無色油状物と
して23.9g (収率82%)得られηD−1.46
83を示した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特異な化学構造を有する新規で有用な
化合物を提供することができる。そしてこれらの物質は
生理活性物質、有用な化成品あるいはそれらの合成中間
体として利用できるが、とりわけ、これらの化合物は農
園芸分野でのイネいもち病、小麦赤銹病に高い防除活性
を示すことから農園芸用殺菌剤として有望である。しか
もその殺菌効果は、参考試験例でもってこれらを示した
ように、これまで知られていた本発明化合物の類似化合
物に比べて優れており、有用である。
参考試験例 1)イネいもち病防除効果試験 温室内で直径9cmの大きさの素焼鉢で土耕栽培した水
稲(品種:朝日)の第3葉期苗に参考製剤例2)に準じ
て調製した水和剤の所定濃度薬液を散布した。その後一
夜、湿室条件下(湿度95〜100%、温度24〜25
゜C)に保ち、散布1日後にイネいもち病菌(Pirj
cularia oryzae :ピリキュラリア・オ
リザエ)の胞子懸濁液を噴霧接種した。接種5日後に第
3葉の1葉あたりのイネいもち病病斑数を調査し、次式
により防除価(%)を算出した。
本試験は1薬液濃度あたり3連制で行い、その平均防除
価(%)を求めた。その結果は第2表のとおりである。
防除価(%)一 一方、薬害については、肉眼観察により生育の程度、葉
の黄化などを調査し、下記基準によって表示した。
0・薬害なし,  1:少,  2:中,3:多,  
  4:甚,  5:枯死本試験は、1薬剤処理につき
3連制で行った。
その結果は第2表のとおりてある。
2)コムギ赤銹病防除試験 温室内で直径9cmの大きさの素焼鉢で土耕栽培した第
1本葉期のコムギの幼苗(品種、農林61号)に、参考
製剤例2)に準じて調製した水和剤の所定濃度希釈液を
3鉢あたり20mlの量で散布した。
1日後、あらかじめコムギ葉上で形成させたコムギ赤銹
病菌(Puccinia recondita ;プク
シニア・レコンジタ)の夏胞子を150倍の顕微鏡で1
視野あたりの胞子濃度が約50個となるようツイーン2
0〔花王石鹸■製のポリオキシエチレン・ソルビタンモ
ノラウレートの商品名3 50ppmを添加した滅菌水
に懸濁させ、その胞子懸濁液を処理すべき葉に噴霧接種
した。一夜20℃の湿室内に保った後、20゜Cの発病
温室内に移して発病を促した。接種10AQ 日後にとり出し、1葉あたりの発病した夏胞子堆数を調
査し、次式により防除価(%)を算出した。
試験は1葉液濃度あたり3鉢制で行い、その平均防除価
を求めた。またコムギに対する薬害程度を試験例1と同
じ基準で調査し、表示した。その結果は第2表のとおり
である。
(以下余白) O 〔市販剤,一般名:IBP:1 手 統 補 正 書 平成 2年 月16日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rはアルコキシアルキル基、アルキルチオアル
    キル基、アリール基、アリールアルキル基、アリールオ
    キシアルキル基、アリールチオアルキル基、アリールア
    ルキルオキシアルキル基、アリールアルキルチオアルキ
    ル基(たゞし、アルキルとは飽和または不飽和のいずれ
    でもよく、アリールとはベンゼン核、ピリジン核、チオ
    フェン核またはフラン核を意味し、これらの核は2個ま
    での同一または相異なることのできるハロゲン原子、低
    級アルキル基、低級ハロアルキル基、ヒドロキシ基、低
    級アルキルカルボニルオキシ基、低級アルコキシカルボ
    ニルオキシ基、低級アルキルスルホニルオキシ基、低級
    アルキルアミノカルボニルオキシ基、低級ジアルキルア
    ミノカルボニルオキシ基、低級アルコキシ基、低級アル
    キルチオ基、シアノ基、ニトロ基、フェノキシ基または
    フェニルチオ基で置換されてもよい。)を示し、Aは▲
    数式、化学式、表等があります▼基、▲数式、化学式、
    表等があります▼基または▲数式、化学式、表等があり
    ます▼基を示し、そしてBは、低級アルキル基で置換さ
    れてもよい炭素数3〜6のアルキレン基を示すが、Rが
    アリール基およびアリールアルキル基の場合、無置換ま
    たは2個までの同一または相異なることのできるハロゲ
    ン原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、低級ア
    ルコキシ基またはニトロ基であることはない〕で表わさ
    れる環状アシルヒドロキシルアミン誘導体。 2)一般式 R−A−NHOH (式中、RおよびAは前述したものと同一意義を有する
    )で表わされるアシルヒドロキシルアミン化合物を電解
    還元し、生成したアニオン種を一般式 X−B−Y (式中、XおよびYは同一または相異なるハロゲン原子
    を意味し、Bは前述したものと同一意義を有する)で表
    わされるジハライド化合物と反応させることを特徴とす
    る 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R、AおよびBは前述したものと同一意義を有
    する)で表わされる環状アシルヒドロキシルアミン誘導
    体の製造方法。 3)一般式 R−A−NHOH (式中、RおよびAは前述したものと同一意義を有する
    )で表わされるアシルヒドロキシルアミン化合物と 一般式 X−B−Y (式中、X、YおよびBは前述したものと同一意義を有
    する)で表わされるジハライド化合物を酸結合剤の存在
    下で反応させることを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R、AおよびBは前述したものと同一意義を有
    する)で表わされる環状アシルヒドロキシルアミン誘導
    体の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2059275A1 (es) * 1992-03-26 1994-11-01 Nihon Nohyaku Co Ltd Un procedimiento para producir derivados de acidos grasos halogenofenoxi-sustituidos.
WO1999065899A1 (en) * 1998-06-18 1999-12-23 Dongbu Hannong Chemical Co., Ltd. New oxazinylazole derivatives as fungicides
WO2000026198A1 (en) * 1998-11-02 2000-05-11 Eli Lilly And Company Limited N-substituted (3,6-dihydro)-2h-1,2-oxazine derivatives, their preparation and their use as selective mglur1 antagonists
JP2007532625A (ja) * 2004-04-13 2007-11-15 セファロン インコーポレイティド チオ置換アリールメタンスルフィニル誘導体
US8071604B2 (en) * 2004-04-13 2011-12-06 Cephalon France Thio-substituted arylmethanesulfinyl derivatives

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