JPH02228594A - 中性子計測管取扱具 - Google Patents

中性子計測管取扱具

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JPH02228594A
JPH02228594A JP1048493A JP4849389A JPH02228594A JP H02228594 A JPH02228594 A JP H02228594A JP 1048493 A JP1048493 A JP 1048493A JP 4849389 A JP4849389 A JP 4849389A JP H02228594 A JPH02228594 A JP H02228594A
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JP
Japan
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spindle
tube
handling tool
neutron
measuring tube
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Application number
JP1048493A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sakamaki
和雄 酒巻
Shigeru Watanabe
茂 渡辺
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Toshiba Corp
Itel Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Itel Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は沸騰水型原子炉等の原子炉に装着された中性子
計測管の交換時に使用する中性子計測管取扱具に係り、
特に中性子計測管を取外す際に中性子計測管の上端部が
上部格子板より離脱したことを容易に確認することが可
能であり、また中性子4測管のスピンドル部のばねがひ
っかかり、いわゆるスティックした状態になった場合に
おいても、スティックを簡単に解除し得る作業性が優れ
た中性子計測管取扱具に関する。
(従来の技術) 一般に、沸騰水型原子炉においては原子炉内の中性子束
分布の監視が行なわれ、その中性子束分布の監視により
運転期間中は炉内の中性子束分布状態が常に適正な状態
に保持される。そして、この中性子束分布の監視は一般
に第10図に示すように原子炉内に装設された複数本の
中性子計測管1により行なわれる。
中性子計測管1は、その上端部のシース管2内部にばね
3を介して伸縮自在に挿通されたスピンドル4を有し、
スピンドル4の頂部を上部格子板5下向に設けた支持穴
6に押圧して装着固定される。また中性子計測管1の中
間部は炉心支持板7に垂設したガイドチューブ8内に挿
通される。そして中性子計測管の下端部は原子炉圧力容
器の底部を貫通するインコアハウジング内に収容される
上記中性子計測管の中性子検出部の表面にはウラン23
5がコーティングされており、このウラン235jfi
燃料集合体等からの熱中性子を吸収して分裂破片となり
、検出器内のアルゴンガスを電離し、この電離電流が各
電極内に入って中性子の数に比例した電離信号となる。
この電離信号は中央制御室へ送信され、中央制御室から
原子炉内の中性子束分布を監視することができるように
なっている。
中性子計測管は原子炉内で長期間運転されることにより
中性子検出部にコーティングされたウラン235が減損
するため検出感度が低下する。検出感度が低下した中性
子計測管は定期点検時に新しい中性子計測管と交換され
る。
中性子計量管の交換作業は、中性子計測管が高11i1
間であることから、水中下で遠隔操作により実施される
。従来この交換作業においては第10図に示すような専
用の中性子計測管取扱具9が使用されていた。
この種の中性子計測管取扱具9は、一般にLPRM <
14所出力領域モニタ系)ドライチューブ取扱具または
インストルメントハンドリンクツールの略称でIHTと
称されている。
第10図に示す従来の中性子計測管取扱具9は、オペレ
ーションフロア上から吊設され、原子炉の上部格子板5
の間隙に挿通可能な取扱具本体9aと、この取扱具本体
9aに装着された爪10であり、上部格子板5に装着さ
れる中性子計測管1に保合可能な爪10と、この爪10
を中性子計測管1方向に進退自在に作動させるシリンダ
ー機構11と、取扱具本体9aと上部格子板5との間隙
を調整するために上部格子板5方向に進退自在となるよ
うに取扱具本体9aに装着されたストップローラ12と
を備えて構成される。
またシリンダ機構11は、エアシリンダー13と、エア
シリンダー13を駆動する流体を供給するチューブ14
とから構成される。エアシリンダー13の上下端はそれ
ぞれアーム15.16を介してO−ラ受17、爪10に
結合され、エアシリンダー13の動作に対応して爪10
およびストップローラ12が同時に連動して進退動作を
行うように構成されている。
チューブ14を介して作動流体が供給され、■アシリン
ダ13が収縮するように動作すると、アーム16が反時
計廻りに回転し、爪10を中性子針111!1方向に前
進させると同時にアーム15も反時計廻りに回転してス
トップローラ12を取扱具本体9alll&:後退させ
る。
上記のような従来の中性子針11管取扱具を使用して中
性子針Il管をI!I21F交換する操作を以下に説明
する。
まず中性子計811管取扱具9の頂部に突設したスタッ
ド18上に、オペレーションフロアに装備した補助ホイ
ストのワイヤーを接続し、さらにエアシリンダ13用の
作動流体源としてのエア配管を接続する。
次にエアシリンダ13を伸長動作せしめることにより、
爪10を引っ込めると同時に、ストップローラ12を上
部格子板5方向に前進させる。この状態で中性子計測管
取扱具(以下取扱具という。
)を上部格子板5の間に吊り降ろし、ストップローラ7
2が上部格子板5の上に着地するのを持って、爪10を
前進させて、中性子計測管1のスピンドル部4を爪10
にて係合する。保合と同時にストップローラ12を後退
させて取扱具9を自重によって降下せしめ、スピンドル
部4を格子下面の支持穴6から抜き出し、その状態で爪
10を引き込めて、取扱具9の爪10で中性子計測fi
lのスピンドル部4を把持する。そして補助ホイストを
巻上げ、取外した中性子計測管1(以下計測管という。
)を水中の所定位置に搬送する。
次に新しい計14管1を取付ける場合は、爪10を前進
させると同時にストップロー512を後退せしめた状態
で一旦取扱具をオペレーションフロア上に引き上げてス
]・ツブローラ12部にロックピンを差し込んでストッ
プローラ12の進退動作を拘束した上で、新しい計測管
1のスピンドル部4を、爪10で把持する。しかる後に
取扱具9と新しい計測管1とを共に上部格子板5内に挿
通し、計測管1の全長の2/3程度の部分をガイドチュ
ーブ8の内側に垂設し、インコア7ランジ内ノシート部
に新しい計測管1のセルフシールド面を縫着せしめてか
ら、エフシリンダ13を収縮することにより、爪10に
係合した計測管1のスピンドル部4を上部格子板5下部
に送り込み、さらに取扱具9をホイストで上方に引き揚
げつつ、スピンドル部4を、上部格子板5下面の支持穴
6に嵌着させる。l#!着後、爪10を1退させて取扱
具9のみを引き上げて中性子計測管1の交換作業が完了
する。
以上が原子炉の定期点検時に実施されている中性子計測
管1の交換作業の標準方法である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら従来の中性子計測管取扱具を使用して中性
子計測管を脱着する作業は、水深下で実施され、オペレ
ーションフロア−またはサービスフロア−から作業員が
WA着箇所の状況を把握することは困難である。
すなわち上部格子板下面の支持穴に嵌着した計測管のス
ピンドルが押し下げられ、支持穴から完全に離脱したこ
とを確認することは困難であり、双眼鏡等を使用しても
容易に視認し得ない状況であった。もし完全に離脱して
いない状態で計測管を取扱具本体側に移動した場合には
計測管を歪曲させることもあり、炉内の熱で疲労した計
測管では破損する場合もあり、その結果、炉心および炉
水の汚損を沼くおそれも^くなる。
また計測管のスピンドルを弾性支持するばねがひっかか
り、いわゆるスティック現象を引き起している場合には
、爪で係合した計測管に取扱具の自重を作用させてもス
ピンドルが降下せず、支持穴からスピンドル頂部を離脱
させることが困難な場合もある。
この場合、従来は爪による計測管の係合操作を何度も繰
り返して原因を探りながらスピンドルの降下させる試み
が実行される。また取扱具本体に荷重を付加して押し下
げ力を増強する方法も採用される。しかし過大な押下げ
力を作用させると、経年劣化した計測管の破損を招来す
ることになる。
このスティック状態が解除されない場合は、取扱具を引
き上げ、代わりにスティックカッター等を投入して、計
測管の上部を切断して、取出すことになるが、いずれに
しろ、計測管の交換作業は大幅に遅延し、原子炉の運転
開始スケジュールに支障をきたすおそれも高くなる。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
あり、計測管の上部格子板からの離脱状態を容易に確認
することが可能であり、また、スピンドル部のステライ
ク状態を容易に解除することができる作業性に優れた中
性子計測管取扱具を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、シース管内にスピ
ンドルを伸縮自在に挿通して形成された中性子計測管上
部を上部格子板下面に設けた支持穴に着脱する中性子針
all管取扱具において、中性子計測管のスピンドルに
係合可能な爪と、中性子計測管のシース管を把持し固定
する把持機構と、シース管を把持固定した状態で上記ス
ピンドルを押し下げる押下げ機構と、押し下げられたス
ピンドルの変位mが所定値に達し、スピンドル頂部が支
持穴から離脱したことを表示する表示装置とを備えたこ
とを特徴とする。
(作用) 上記構成に係る中性子計測管取扱具を使用して中性子計
測管を取外す場合には、まず、爪を計測管のスピンドル
に係合させて取扱具本体を自重で降下させる。爪に係合
されたスピンドルは、取扱具本体と共に押し下げられる
。そしてスピンドルの頂部が上部格子板の支持穴から離
脱したときに表示装置が動作し作業員に、計測管が離脱
したことを表示する。計測管のmiが確認されることに
より計測管は直ちに引き上げられる。
一方針測管のスピンドルを支持するばねが引っかかり、
いわゆるスティック現象を起こした場合には、把持機構
を動作せしめ、計測管のシース管を把持固定した後に、
押下げ機構を動作せしめてスピンドルを下方に押し下げ
る。この際、計測管のシース管が予め把持固定されてい
るため、押下げ機構によって押圧力が付加された場合に
おいても計測管に無理な曲げ応力等が作用せず、変形を
生じることなくスティック状態を容易に解除することが
できる。
押下げ機構の動作によってスピンドルが所定量だけ降下
すると表示装置が動作し、計測管の上部格子板からの離
脱が確認される。
このように本発明に係る中性子計測管取扱具によれば、
見通しが悪い水中下で行う計測管の脱着作業において、
計測管上部が格子板より完全に離脱したことを表示装置
によって確実に把握することができるため、計測管の脱
着交換作業を安全かつ効率的に進めることができる。
またスティック現象が発生した場合においても把持機構
と押下げ機構との動作により、計測管に無理な曲げ応力
等を作用させることなく、取扱具の自重に加えて、さら
に押下げ力を付加することができるため、スティック現
象を簡単に解除することが可能となり、計測管の破損や
炉水の汚損を効果的に防止することができる。さらにス
ティック現象の解除のための作業を省略することが可能
となり、定期点検スケジュールも短縮することができる
(実施例) 次に本発明の一実施例について添付図面を参照して説明
する。第1図は本発明に係る中性子計測管取扱具の一実
施例を示す縦断面図であり、第2図、第3図はそれぞれ
側面図、平面図である。
なお第10図に示す従来例と同一要素には同一符号を付
して重複する説明は省略する。
すなわち、本実施例に係る中性子計測管取扱具19は、
シース管2内にばね3を介してスピンドル4を伸縮自在
に挿通して形成された中性子計測管1上部を上部格子板
5下面に設けた支持穴6に着脱する中性子計811管取
扱具14において、中性子計測管1のスピンドル4に係
合可能な爪10と、中性子計測管1のシース管2を把持
し固定する把持機構20と、シース管2を把持固定した
状態で上記スピンドル4を押し下げる押下げ機構21と
、押し下げられたスピンドル4の変位量が所定値に達し
、スピンドル4頂部が支持穴6から離脱したことを表示
する表示装置22とを備えて構成される。
すなわち本実施例に係る中性子計測管取扱具19は、オ
ペレージコンフロア−上から吊設され、原子炉の上部格
子板5の間隙に挿通可能な取扱具本体19aに、計測管
1のスピンドル4を係合する爪10が進退自在に備えら
れ、この爪10は、第4図に示すように前端にスピンド
ル4を係合する切欠部を有し、切欠部の周縁に形成した
輪形溝53にスピンドル4の増径部が嵌着するように形
成される。また爪10の後端にはアーム16を軸支する
溝が形成される。この爪10は第1図に示すようにエア
シリンダ13の下端に接続したアーム16の回動によっ
て進退動作を行う。またエアシリンダ13の上端はアー
ム15を介してストップローラ12に接続される。
第5図は爪10およびストップローラ12を駆動するシ
リンダ機構11の構成を示す。シリンダ機構11はエア
シリンダ13と、エアシリンダ13内を往復動するピス
トン23と、ピストン23の上下側にそれぞれ作動空気
を供給するエアチューブ14.14と、エアシリンダの
上下軸にそれぞれ回動自在に接続されたアーム15.1
6とから構成される。
またエアシリンダ13に供給する作動流体としての圧縮
空気は、例えば第6図に示すような圧縮空気系から供給
される。この圧縮空気系は圧縮機24と、圧縮空気の流
路を切換えるパイロットバルブ25と、エアシリンダ1
3の各エアチューブ14.14に供給する空気曲を調整
する可変絞り弁26と、空気供給管路とを備える。また
空気供給管路には、安全弁27、圧力計28、調整弁2
9、フィルター30.オイルセパレータ31、しギュレ
ータ32、オイラ33などの供給空気の特性を調整する
機器が付設される。
次に把持機構20および押下げ機構21の構成を第7図
を参照して説明する。まず把持機構20は、取扱具本体
19a内に垂直方向に配設された回転軸34に一体に形
成された把持金具35を有する。回転軸34の上端には
ベベルギア36aが固着され、このベベルギア36aと
噛み合うベベルギア36bを保持するシャフト37が設
けられる。シャフト37は取扱具本体19a上部に突設
された1組のスタンド38に軸支され、シャフト37の
他端にはうツク39と噛み合うビニオン40が固着され
る。このラック39は旋回シリンダ41内に挿入された
ピストン42の出力軸下端に固着される。
一方把持金具35の先端部には、計測管1のシース管2
部分を把持するための溝43・・・が形成されており、
この溝43方向に進退自在に固定ピストン44が配設さ
れる。固定ピストン44と把持金具35の内壁との間に
はばね45が弾装されており、このばね45の弾発力に
よって固定ピストン44は、常時は溝43と反対方向に
後退した位置に保持される。
また固定ピストン44と把持金具35の内壁とで形成さ
れる空間には、高圧水を供給するための管路46が形成
され、この管路46は、オペレーションフロアより供給
された高圧水を送給するウォータチューブ47に接続さ
れる。
次にスピンドルを降下させる押下げ機構21の構成につ
いて同じく第7図を参照して説明する。
即下げ機構21は、爪10を進退自在に保持する固定ベ
ース48の下面に一体的に装着された押下げ用シリンダ
ー49と、押下げ用シリンダ49内に収容された押下げ
ピストン5oと、押下げピストン50と取扱具本体19
aとを接続するピストンロッド51と、押下げピストン
50の下面に高圧水を供給する高圧水配管52とから構
成される。
一方表示装置22は、例えば第1図に示すように取扱具
19aの頂部のロッド座54に8着されたマイクロスイ
ッチ55と、マイクロスイッチ55用の電源となるリチ
ウム電池56と、マイクロスイッチ55のm動作によっ
て点灯する表示ランプ57とから構成される。
すなわち表示装置![22の回路は、第8図に示すよう
にリチウム電池56、マイクロスイッチ55および表示
ランプ57を環状に結線して構成され、第1図に示すよ
うに取扱具本体19aのロッド座54に装着したマイク
ロスイッチ55が、取扱具本体19aの降下によって上
部格子板5上部に着座すると接点が閉動作し表示ランプ
57が点灯するように構成される。このマイクロスイッ
チ55の接点がrMa作するまでに取扱具本体19aが
降下する距離は、スピンドル4の頂部が支持穴6から完
全に離脱するに充分な長さに設定される。
次に旋回シリンダ41、押下げ用シリンダ49および把
持機構20に高圧水を供給する供給経路について第9図
を参照して説明する。供給経路には開放型の水槽58と
、水槽58内の水を原子炉格納容器内のサービスエア源
59から供給されたエフによって加圧し、高圧水出口配
管60へ送り出す水ポンプ61と、各動作機器から水4
!58に水を戻す戻り水入口配管62とを備える。
旋回シリンダ41を高圧水出口配管60に接続するとラ
ック39は降下し、反対に戻り水入口配管62に接続す
るとラック39はばね63の復元力によって上昇する。
また押下機構21の押下用シリンダ49のピストン下面
に高圧水を供給すると、シリンダ本体とシリンダ本体に
一体化された図示しない爪部が押し下げられる。
ざらに把持機構20に高圧水を供給すると、固定ピスト
ン44が、溝43内に取り込んだ計測管のシース管2方
向に移動し、シース管2を把持固定する。反対に把持機
構20の管路46を戻り水入口配管62に接続すると、
固定ピストン44はばね45の弾発力によって移動し、
シース管2を解放するように構成される。
次に本実施例の中性子針31Il管取扱具19を使用し
て中性子針2Ill管1を取外す場合の操作手順および
各構成部品の作用について第1図を参照して以下に説明
する。
まず交換対象となる中性子計測管の周囲に作業空間を確
保するために計測管に隣接する燃料集合体を移設する。
次に取扱具頂部に突設したスタッド18に補助ホイスト
から垂下したワイヤを接続し、さらに高圧水や空気を送
給するためのチューブを接続した後に、第3図に示すよ
うに取扱具19を上部格子板5の間隙部に吊り降ろす。
吊り降ろす位置は、天板64の両側に垂下された2本の
フォーク65.65やロッド座54から垂下されたガイ
ドロッド66により決定される。
次に第1図に示すようにエアシリンダ13を収縮1!I
f¥′せしめて、爪10を前進させ、中性子計測管1の
スピンドル4を爪10にて係合する。係合と同時にスト
ップローラを後退させて、取扱具19を自重によって降
下せしめる。スピンドル4が降下し、マイクロスイッチ
55が上部格子板5上部に当接すると、マイクロスイッ
チ55の接点が閘動作し、表示装置22としての表示ラ
ンプ57が点灯する。表示ランプ57の点灯により作業
員は、計l1Il管1上端が支持穴6から完全にlIl
脱したことを確認することができ、引き続き計測管1を
係合したまま、爪1oを引き込み、さらに補助ホイスト
を巻き上げ、取外した計測管1を水中の所定位置に移送
する。
次に計測管1のスピンドル4を支持するばね3がひっか
かり、いわゆるステック現象を起している場合の取外し
操作を以下に説明する。
従来のように爪10でスピンドル4を係合した状態で取
扱具19の全自重をスピンドル4に付加しても降下しな
い場合を想定する。
この場合はスピンドル4が降下しないため、天板64は
上部格子板5上には降下しない。従ってマイクロスイッ
チ55も動作せず表示ランプ57は点灯しない。
この場合の対応として取扱具19の自重に加えて以下に
示す手順に従って押下げ機構21によりスピンドル4に
ざらに押下げ力を付加することによってステックを解放
する試みがなされる。すなわち、まず旋回シリンダ41
を伸長動作せしめて、ラック39を降下せしめる。ラッ
ク39の降下はビニオン40を介してしヤフト37を回
転せしめ、シャフト37の回転力はベベルギア36b、
36aを介して把持金具35の回転軸34に伝達される
。モして把持金具35は水平面内を180度回動じて、
その溝43内に計測管1の上端のシース管2を喰え込む
次に、ウォータチューブ47、管路46を経由して把持
金具35の内部空間に高圧水を供給すると、固定ピスト
ン44が溝43方向に移動して、溝43内に取り込んだ
シース管2を強く押圧し、シース管を把持固定する。
この状態で次にスピンドル4に押し下げ力を付加するた
めに押下げ機構21を動作させる。すなわち、第7図に
示すように押下げ用シリンダ49の押下げピストン50
の下面に高圧配管52を経て高圧水を供給すると、押下
用シリンダ49が降下し、爪10を摺動自在に保持する
固定ベース48が同時に降下する。従って爪10には押
下用シリンダ49による押下げ力が付加されるため、ス
ピンドル4のばね3のスティックが容易に解除される。
このときスピンドル4を挿通自在に保持するシース管2
の上部が把持機構20によって強固に把持固定されてい
るため、押下げ機構21の押下げ力によって曲げられる
おそれも少なく、計測管1の変形破損を招くことなくス
ティック現象を容易に解除し得る。
そしてスピンドル4が所定長さだけ降下するとマイクロ
スイッチ55が動作し表示ランプ57が点灯する。そし
て作業員は、計測管1がスティックから解放され支持穴
6より完全に離脱したことを11認することができる。
その後、押下げ機構21の高圧水配管52の端末を第9
図に示V高圧水出口配管6oから切離し、押下用シリン
ダ49の位置をそのまま保持しておいて、把持機構20
のウォータチューブ47の端末を戻り水入口配管62に
接続し減圧する。減圧操作により固定ピストン44はば
ね45の弾発力によって押し戻され、把持金具35の溝
43内に保持されていたシース管2から離れる。
次に旋回シリンダ41を駆動する高圧水を供給するウォ
ータチューブ67の端末を戻り水入口配管62に接続し
てウォータチューブ67内を減圧すると、ばね63の弾
発力によってピストン42およびラック39が上昇する
。ラック39の上昇運動はビニオン40、ベベルギア3
6b、36a、回転軸34を介して把持金具35に伝達
され、把持金具35は180度回動しシース管2より離
れ、取扱具本体19a内に収容される。
この間の高圧水系の切替えは全てオペレーションフロア
上から切替パルプを切替えることにより遠隔操作によっ
て実施される。
次に第6図に示すようにエアシリンダ13に空気を供給
するチューブ14の管路をパイロットバルブ25によっ
て切替えてエアシリンダ13を伸長動作せしめ、爪10
を取扱具本体19a側に引き込み把持したまま、通常の
操作と同様に補助ボイス1−を巻き上げ、取扱具19と
とも計測管1を上部格子板5上部まで引き上げる。
このように本実施例に係る中性子計測管取扱具19によ
れば計測管1上部が上部格子板5の支持穴6から完全に
離脱したことが表示ランプ57によって表示されるため
、見通しの悪い水中においても計測管1の脱着交換作業
を安全に進めることができる。
また計測管1にスティック現象が発生した場合において
も、把持機構20によって計測管1のシース管2を把持
した状態で押下げ機構21によりスピンドル4に強大な
押下げ力を作用させることが可能でありスティックを容
易に解除することができる。また押下げ力を作用さける
際にシース管2が予め把持機構20で固定されているた
め、シース管2が変形したり破損することがなく、安全
かつ確実に中性子計測管1の交換作業を効率的に実施す
ることができる。
また中性子計測管1の破損等がなくなり、炉心および炉
水を破損片によって汚染するおそれも解消される。そし
て交換作業の効率化が実現するため、原子炉の運転再開
までの定期点検スケジュールの短縮化が図られ、ひいて
は原子炉設備の稼動率の向上に大きく資するものである
〔発明の効果〕
以上説明の通り本発明に係る中性子計測管取扱具によれ
ば、見通しが悪い水中下で行う計測管の脱着作業におい
て計測管上部が格子板より離脱したことを表示装置によ
って確実に把握することができるため、計測管の脱着交
換作業を安全かつ効率的に進めることができる。
またスティック現象が発生した場合においても把持機構
と押下げ機構との動作により、計測管に無理な曲げ応力
等を作用させることなく、取扱具の自重に加えて、さら
に押下げ力を付加す4ことができるため、スティック現
象を簡単に解除することが可能となり、計測管の破損や
炉水の汚損を効果的に防止することができる。さらにス
ティック現象を解除するための作業を省略することが可
能となり、窓明点検スケジュールも短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係“る中性子計測管取扱具の一実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図における■−■矢視側
面図、第3図は第1図における■−■矢視平面図、第4
図は爪の形状を示す平面図、第5図はシリンダ機構の構
成を示す断面図、第6図はシリンダ機構への空気の供給
経路を示す系統図、第7図は把持機構および押下げ機構
の構成を示す拡大断面図、第8図は表示装置の回路図、
第9図は押下げ機構および把持機構に供給する高圧水の
系統図、第10図は従来の中性子計測管取扱具の構成を
示す縦断面図である。 1・・・中性子計測管、2・・・シース管、3・・・ば
ね、4・・・スピンドル、5・・・上部格子板、6・・
・支持穴、7・・・炉心支持板、8・・・ガイドチュー
ブ、9・・・中性子計測管取扱具、9a・・・取扱具本
体、10・・・爪、11・・・シリンダ機構、12・・
・ストップローラ、13・・・エアシリンダ、14・・
・チューブ、15・・・アーム、16・・・アーム、1
7・・・ローラ受、18・・・スタッド、19・・・中
性子計測管取扱具、19a・・・取扱具本体、21・・
・把持機構、21・・・押下げ機構、22・・・表示装
置、23・・・ピストン、24・・・圧縮機、25・・
・パイロットバルブ、26・・・可変絞り弁、27・・
・安全弁、28・・・圧力計、29・・・調整弁、30
・・・フィルター、31・・・オイルセパレータ、32
・・・レギュレーター、33・・・オイラ、34・・・
回転軸、35・・・把持金具、36a、36b・・・ベ
ベルギア、37・・・シャフト、38・・・スタンド、
39・・・ラック、40・・・ビニオン、41・・・旋
回シリンダ、42・・・ピストン、43・・・溝、44
・・・固定ピストン、45・・・ばね、46・・・管路
、47・・・ウォータチューブ、48・・・固定ベース
、49・・・押下げ用シリンダ、5σ・・・押下げピス
トン、51・・・ピストンロッド、52・・・高圧水配
管、53・・・輪形溝、54・・・ロッド座、55・・
・マイクロスイッチ、56・・・リチウム電池、57・
・・表示ランプ、58・・・水槽、59・・・サービス
エアー源、60・・・高圧水出口配管、61・・・水ポ
ンプ、62・・・戻り水入口配管、63・・・ばね、6
4・・・天板、65・・・フォーク、66・・・ガイド
ロッド、67・・・ウォータチューブ。 587一 第 図 藝 副

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シース管内にスピンドルを伸縮自在に挿通して形成され
    た中性子計測管上部を上部格子板下面に設けた支持穴に
    着脱する中性子計測管取扱具において、中性子計測管の
    スピンドルに係合可能な爪と、中性子計測管のシース管
    を把持し固定する把持機構と、シース管を把持固定した
    状態で上記スピンドルを押し下げる押下げ機構と、押し
    下げられたスピンドルの変位量が所定値に達し、スピン
    ドル頂部が支持穴から離脱したことを表示する表示装置
    とを備えたことを特徴とする中性子計測管取扱具。
JP1048493A 1989-03-02 1989-03-02 中性子計測管取扱具 Pending JPH02228594A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249293A (ja) * 1985-08-29 1987-03-03 株式会社東芝 中性子計測管取扱装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249293A (ja) * 1985-08-29 1987-03-03 株式会社東芝 中性子計測管取扱装置

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