JP2008216246A - 核燃料集合体内で燃料棒を位置合せしかつ操作するためのシステム - Google Patents

核燃料集合体内で燃料棒を位置合せしかつ操作するためのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】原子力発電プラントの使用済み燃料プールにおける、核燃料集合体(1100)を位置合せしかつ該燃料集合体内の選択燃料棒を操作するためのシステムを提供する。
【解決手段】燃料集合体は、ウォータロッド、完全長燃料棒及び部分長燃料棒を含み、各燃料スペーサは、対応する燃料棒及びウォータロッドを収容する複数のセルを有する。本システムは、燃料棒及びウォータロッドを位置合せするようになった燃料集合体位置合せ組立体(200)と、燃料集合体から選択部分長燃料棒を引き抜くための燃料棒グラップル工具(400)と、燃料集合体の頂端部上で摺動可能であり、該燃料集合体の最上部燃料スペーサを保護しかつ該燃料集合体内の全ての燃料スペーサの個々のセル内に燃料棒を位置合せするようになった燃料棒ガイドブロック(300)とを含む。
【選択図】 図1

Description

例示的な実施形態は、総括的には核燃料集合体内で燃料棒及びウォータロッドを位置合せしかつ操作するためのシステムに関する。
沸騰水型原子炉(BWR)又は加圧水型原子炉(PWR)のような原子炉プラントの原子炉心は、数百の個別の燃料棒燃料集合体(BWR)又は燃料棒群(PWR)を有する。BWRの計画的プラント停止中に、選択した照射済み燃料集合体は、原子力発電プラントの原子炉心から取り出され、燃料集合体の検査及び可能な再構成並びに/或いは保守のために使用済み燃料プール内に配置される。例えば、漏出を引き起こしている可能性がある破損した燃料棒及び/又は損傷した燃料スペーサグリッドが生じた場合にはこれらの燃料集合体を補修することが望ましいので、炉心から照射済み燃料集合体を取り出すことが必要な漏出燃料集合体が存在する可能性がある。それに加えて、燃料集合体を炉心から取り出しかつ使用済み燃料プール内に配置した時に、損傷又は漏出の可能性がある付加的発生源を調べるために検査目的で燃料集合体を操作すること及び/又は通常の保守及び測定のために燃料集合体を回転させることが望ましい。
BWR用の一般的燃料集合体は、上部タイプレートと下部タイプレートとの間に取り付けられた複数の燃料棒及び中央に設置したウォータロッドを含む。例えば、図24Aには、BWR用の燃料集合体15を示しており、燃料集合体15は、上部タイプレート30と下部タイプレート40との間に連結された複数の燃料棒25と1つ又はそれ以上のウォータロッド(ウォータロッドは見えないが、それは燃料集合体15内の中央又は中央以外に配置することができる)とを含む。
図24Bは、炉心から取り出した時のかつ検査及び保守のためのチャネル20の取り外し前に見られるものとしての同じ燃料集合体15を示す。燃料集合体15は、該燃料集合体15の長さにわたって延びかつ燃料棒、ウォータロッド並びに上部及び下部タイプレート30、40を囲むほぼ矩形のチャネル20を含む。チャネル20は、燃料集合体15を包み込む押出合金である。燃料集合体15は一般的に、原子炉プラント内の常設の機械である燃料操作ブリッジ(図示せず)によって使用済み燃料プール内に移送される。燃料操作ブリッジは、燃料集合体15を炉心から使用済み燃料プールに移動させるために、燃料集合体15の上部タイプレートベール(ハンドル)35に取り付けられる。
一般的に、図24Bに示す燃料集合体15は、燃料調整機(fuel prep machine(FPM)、図示せず)上の中心に配置され、FPMのキャリッジは、燃料集合体15を受けるために上昇される。当技術分野で公知のように、FPMは、原子力発電プラント内の使用済み燃料プールの壁に取り付けられている。チャネル付き燃料集合体15がFPM内に配置されると、チャネル20及び上部タイプレート30が、検査及び/又は保守のために燃料棒25及び燃料集合体15上端部を露出させるように取り外される。
注目すべきことに、照射済み燃料集合体15により原子炉心を連続出力運転した場合に、燃料集合体15は、反り又はねじれを受けやすくなる可能性がある。ねじれ/反りは、燃料集合体15が共用されてきた時間の量によって、引き起こされる。言い換えれば、燃料集合体15が、運転中の原子炉心内で使用されるほど(すなわち、短時間当たりのメガワット日(MWD/st)での燃料集合体の暴露が大きいほど)、ねじれ/反りの可能性は大きくなる。従って、FPM内の燃料集合体15が、ねじれ又は反りを示した場合には、燃料集合体15を補修/検査するために選択燃料棒25を取り出すことが、より大幅に難しくなる。
燃料集合体は、長期にわたる個々の燃料棒の膨張(伸び)及び炉心内での暴露により、ねじれ及び反りを示す。実施例では、BWR用の燃料集合体は一般的に、複数のタイロッドと共に保持される。燃料棒の下端部プラグは、下部タイプレート40内にねじ込まれ、また上部タイプレート30は、燃料棒25、ウォータロッド及びタイロッド上で摺動させて所定の位置にされる。タイロッドの上端部プラグは、ネジを切られかつナットを受けて、燃料集合体15を互いに固定する。
燃料棒25は照射により膨張するが、上部タイプレート(UTP)30と下部タイプレート(LTP)40との間に挟まれているので、燃料棒25は、殆ど膨張する余地がない。燃料棒は、全てが厳密に同じ量だけ膨張することにはならず、不均一な膨張となり、これによって、燃料集合体15の一部分は、該燃料集合体15内の他の領域よりも長くなり、反り及びねじれとして知られているものを生じる。
BWR(燃料集合体15のような)及びPWR内の殆どの燃料集合体設計は、燃料集合体15の長さに沿って軸方向に間隔を置いて配置された、スペーサグリッドとも呼ばれる複数の燃料スペーサ80を含む。一般的な燃料スペーサ80又はスペーサグリッドは、それを通して燃料棒及びウォータロッドを収容する複数のセル又は開口部を含む。これらの燃料スペーサ80は一般的に、構造は堅牢ではなく、定期的な供用期間中燃料検査の間に、使用済み燃料プール内で燃料集合体の完全長及び部分長燃料棒並びにウォータロッドを取り出しまた取り付ける時に損傷を受ける可能性がある。燃料スペーサ80に生じた損傷は、見過ごされる可能性があり、再構成した燃料集合体(燃料集合体15のような)が炉心内での出力運転に戻された場合に、個々の燃料棒25に対する付加的な損傷を引き起こすおそれがある。従って、使用済み燃料プール内での所定の照射済み燃料集合体15の燃料棒25の取り出し及び取り付けの間に、燃料棒自体、スペーサ、ウォータロッド又は燃料棒の端部プラグのいずれかに対する燃料集合体構成要素損傷の大きな可能性があり、この損傷は、使用済み燃料プール内での燃料棒の供用期間中保守の間に発生する可能性がある。
さらに、使用済み燃料プール内の取り出し燃料集合体15は、完全に沈められているので、端部における装置を使用して遠隔カメラシステム及び長尺操作ポールを利用しながら、殆どの検査が遠隔で行われ、また保守又は補修が、燃料集合体15のはるか上方に立っているオペレータによって行われる。操作ポールは、選択燃料棒を取り出す/取り付けるために、燃料集合体15を通して下方に挿入される。
上部タイプレート30、チャネルクリップ(図示せず)及びチャネル20が取り外された状態で、作業者は一般的に、最大30フィートの操作ポールを利用して、燃料棒25の保守、取り付け及び/又は取り出しを行う。具体的には、幾つかのケースでは完全長燃料棒よりも大幅に短い部分長燃料棒の場合には、操作ポールの操作員の技能及び経験のみが、燃料スペーサ80又は隣接した燃料棒25に対する損傷を引き起こさずに、部分長燃料棒を安全に引き抜く(又は取り付ける)ことができることを保証する。このことは、保守の手順を監視するために使用済み燃料プール内で下方に配置された遠隔カメラの使用の場合にも当てはまる。
従って、部分長燃料棒の回収/取り付けを行うための従来の方法は、不可能ではないにしても、時間がかかりかつ煩雑であり、また燃料スペーサ80又は隣接した燃料棒25の損傷を回避するためには、操作ポールを操作する操作員の経験及び技能に依存しなければならない。燃料集合体設計は、より一層複雑になっているので、適切な位置合せ及び操作システムがない状態では、燃料スペーサ80及び/又は燃料棒25に対するこの不慮の損傷が、より一層起こり易くなる。
実施例としての実施形態は、プラント内の使用済み燃料プール内に存在する核燃料集合体を位置合せしかつ燃料集合体内の選択燃料棒及び/又はウォータロッドを操作するための、原子力発電プラントにおけるシステムに関する。燃料集合体は、該燃料集合体の上端部と底端部との間に設けられた複数の軸方向に間隔を置いて配置された燃料スペーサを通して該燃料集合体内で垂直方向に延びる1つ又はそれ以上のウォータロッドと完全長燃料棒及び部分長燃料棒を含む複数の燃料棒とを含み、各燃料スペーサは、対応する燃料棒及びウォータロッドを収容する複数の個々のセルを含む。本システムは、その上に燃料集合体を支持するようになった、使用済み燃料プール内の燃料調整機(FPM)と、燃料調整機に取り付けられて燃料集合体内で燃料棒を位置合せして該燃料集合体内のあらゆるねじれ又は反りを除去するようになった燃料集合体位置合せ組立体と、燃料集合体から選択部分長燃料棒を引き抜く燃料棒グラップル工具と、燃料集合体の頂端部上で摺動可能であり、該燃料集合体の最上部燃料スペーサを保護しかつ該燃料集合体内の全ての燃料スペーサの個々のセル内に燃料棒を位置合せするようになった燃料棒ガイドブロックとを含む。
別の実施例としての実施形態は、原子炉心からプラント内の使用済み燃料プールに取り出された核燃料集合体内の反り及びねじれを除去して該燃料集合体内の1つ又はそれ以上の燃料棒又はウォータロッドの検査及び交換を可能にするようになった、原子炉プラントのシステムに関する。本システムは、その上に燃料集合体を支持するようになった、使用済み燃料プール内の燃料調整機(FPM)と、燃料調整機に取り付けられて燃料集合体内で燃料棒を位置合せして該燃料集合体内のあらゆる反り又はねじれを除去するようになった燃料集合体位置合せシステムとを含む。
別の実施例としての実施形態は、プラント内の使用済み燃料プール内に存在する燃料集合体用の燃料棒位置合せシステムに関する。燃料集合体は、該燃料集合体の上端部と底端部との間に設けられた複数の軸方向に間隔を置いて配置された燃料スペーサを通して該燃料集合体内で垂直方向に延びる1つ又はそれ以上のウォータロッドと完全長燃料棒及び部分長燃料棒を含む複数の燃料棒とを含み、各燃料スペーサは、対応する燃料棒及びウォータロッドを収容する複数の個々のセルを含む。本システムは、その上に燃料集合体を支持するようになった、使用済み燃料プール内の燃料調整機と、燃料集合体の頂端部上で摺動可能であり、該燃料集合体の最上部燃料スペーサを保護しかつ該燃料集合体内の全ての燃料スペーサの個々のセル内に燃料棒を位置合せするようになった燃料棒ガイドブロックとを含む。
別の実施例としての実施形態は、原子炉プラントの使用済み燃料プール内に存在する燃料集合体から部分長燃料棒を取り出すためのシステムに関する。本システムは、その上に燃料集合体を支持するようになった、使用済み燃料プール内の燃料調整機と、プラント内の燃料プール上方の操作員によって操作される第1の端部と燃料調整機上の燃料集合体の頂端部において挿入されて燃料集合体内の部分長燃料棒を回収する第2の端部とを有する燃料棒グラップル工具とを含む。第2の端部は、燃料集合体内に燃料棒グラップル工具を挿入した時に該燃料棒グラップル工具が燃料集合体を損傷するのを防止する取り外し可能な保護ガイドピンを有する。本システムは、ガイドピン及び把持部が引き抜き対象の部分長燃料棒上の所定の位置になるように燃料集合体内に燃料棒グラップル工具を挿入した時に、ガイドピンを取り外して燃料棒グラップル工具の把持部を部分長燃料棒の上端部プラグに取り付けて燃料集合体から該部分長燃料棒を引き抜くことを可能にするようになったガイドピン回収工具をさらに含む。
本発明の例示的な実施形態は、同様な要素を同じ参照符号で表している添付の図面を参照してその例示的な実施形態を詳細に説明することによってより明らかになるであろうが、本発明の例示的な実施形態は、説明のためのみに示したものであり、従ってそれに限定するものではない。
以下により詳細に説明するように、例示的な実施形態は、原子炉の燃料集合体内で選択燃料棒を位置合せしかつ操作するためのシステムに関し、本システムは、燃料スペーサ又は隣接した燃料棒を損傷せずに、操作員が燃料棒を取り出しかつ取り付けることができるのを可能にする。この例示的なシステムは、隣接した燃料棒又は燃料スペーサを損傷せずに燃料棒を取り出すことを保証するために、操作員の技能に殆ど依存せずに部分長燃料棒を含む燃料棒の引き抜きを可能にする直線径路を提供することができる。従って、この例示的なシステムは、使用済み燃料プール内での保守及び/又は検査手順中に、燃料棒、スペーサ又はスペーサグリッド、ウォータロッド及び端部プラグを保護することを可能にすることができる。
図1は、例示的な実施形態による、燃料集合体内で選択燃料棒を位置合せしかつ操作するためのシステム1000の側面図である。図1において、燃料集合体150は、燃料調整機(FPM)110によって支持される。FPM110は、原子炉内の使用済み燃料プール103の壁105に取り付けられる。燃料集合体150は、燃料集合体150が燃料調整機110内に下降されるとこの手順が実行されるので、その上部タイプレート30及びチャネル20が取り外された状態で示している。この実施例では、燃料集合体150は、BWR用のものであって、一対の中央に設置された円形のウォータロッド170を備えた状態で、10X10燃料棒マトリックス(10横列及び10縦列の完全長及び部分長燃料棒)を有する。しかしながら、燃料集合体150は、10X10燃料棒マトリックス以外(9X9、12X12など)の構成と、燃料集合体内の中央又は中央以外に設置することができる異なる形状及び寸法の異なる数のウォータロッドとを有することができる。
システム1000は、燃料調整機110に取り付け可能な燃料集合体位置合せ組立体200を含む。燃料集合体位置合せ組立体200は、燃料集合体150内で燃料棒及びウォータロッドを位置合せして、燃料集合体150内でのあらゆるねじれ又は反りを除去しかつ燃料棒の取り付け及び/又は取り出しのための直線径路を構成するようにするために設けられる。
以下でより詳細に分かるように、燃料集合体位置合せ組立体200は、一連の位置合せステーション210を含む。各位置合せステーション210は、複数の回転可能な予備成形ステンレススチールブレードと剛性ステンレススチールブレードとを含む。一般に、燃料集合体位置合せ組立体200は、燃料調整機110上の位置に下降され、機械的手段によって所定の位置に保持される。燃料集合体150は次に、検査のために燃料調整機(FRM)110内に配置される。操作ポールによって燃料集合体位置合せ組立体200を手動で動かす時、回転可能な予備成形ステンレススチールブレード及び剛性ステンレススチールブレードは、共に回転して燃料集合体150内に入り、各燃料スペーサ180上方に保護グリッドを形成すると同時に、また核燃料集合体150の前方半分内の各個々の燃料棒を捕捉する。
燃料集合体位置合せ組立体200を使用することによって得られる可能性がある1つの結果は、燃料集合体150のような供用中の(すなわち、照射済みの)核燃料集合体が、原子炉容器内の過酷な環境によって通常引き起こされる状態から、あらゆるねじれ及び/又は反りが除去されることを保証することである。従って、組立体200は、燃料スペーサ180を損傷から保護しながら、個々の燃料棒又はウォータロッドの取り出し及び取り付けのための直線径路を構成することができる。
さらに、システム1000は、燃料集合体150の頂端部上で摺動可能であり、図1にスペーサ180Aとして示す最上部スペーサを損傷から保護するようになった燃料棒ガイドブロック300を含む。燃料棒ガイドブロック300は、燃料棒を挿入する間にスペーサ180Aの上側を物理的に保護することによって、燃料集合体150の最上部スペーサ180Aを損傷から保護する。燃料棒ガイドブロック300はまた、燃料集合体150内の全ての燃料スペーサ180の個々のセル内で燃料棒を位置合せすることを可能にする。
それに加えて、燃料棒ガイドブロック300は、所望の適切な位置合せをしながら、燃料棒を最初に始動させて燃料集合体150内に入れるための引込を構成する。さらに、燃料棒ガイドブロック300は、燃料棒を燃料集合体150内に挿入する必要がある場所について、明瞭な可視表示をもたらす。燃料棒ガイドブロック300は、燃料集合体150の燃料棒の各々を垂直方向に適切に位置合せするのを助けるので、これによって、経験の浅い操作員は、熟練操作員の技能及び経験を必要とせずに、燃料棒の取り出し及び挿入手順を実行することができる。
図10において以下にさらに詳細に示すように、燃料棒ガイドブロック300は、複数の垂直方向に配置されたステンレススチールチューブによって隔てられた2つの水平方向に向いた間隔を置いて配置された(上部及び下部)ステンレススチールプレートを含む。プレートの各々は、燃料集合体150内の燃料棒及びウォータロッドの位置と整列した複数の開口部を有する。燃料棒ガイドブロック300は、上部及び下部プレートの各々に対して適切な締結具で取り付けられた2つの垂直方向に向いたサイドプレートによって互いに保持される。移動を制限したベール(ハンドル)は、供用中燃料検査の前に、FPM110上に支持されている燃料集合体150上に燃料棒ガイドブロックを下降させるために、燃料棒ガイドブロック300に取り付けられる。
従って、燃料棒ガイドブロック300は、FPM110内に配置された核燃料集合体150の頂部上で摺動するように設計されている。以下にさらに詳細に説明するように(図11A及び図11B)、燃料棒ガイドブロック300は、取り付けられた時に、ウォータロッドと該ウォータロッドに整列した該燃料棒ガイドブロック300の上部プレート内のテーパ付き中央開口部との間に拘束嵌合を形成することによって、燃料集合体150内へのその下方移動が制限される。燃料棒ガイドブロック300は、ウォータロッド移行領域のテーパ付きセクション上で安定状態になる。
システム1000は、燃料集合体位置合せ組立体200及び燃料棒ガイドブロック300を含んだ状態で示しているが、各々は、照射済み燃料集合体150の検査及び/又は保守のために他方がない状態で独立して使用することができる。実施例では、燃料集合体150は、BWR炉心から取り出された照射済み燃料集合体、プラントの使用済み燃料プール内に保管されている以前に使用した燃料集合体150、取替燃料として原子炉心内への配置を待機した状態でプラントの使用済み燃料プール内に保管されてきた新規燃料集合体150、燃料プール内での配置ミスで施設内の新規燃料保管から除去されてしまった燃料集合体、及び/又は、燃料プール内へ配置するための固定式又は可動式の乾式貯蔵キャスクからの燃料集合体とすることができる。
別の例示的な実施形態では、FPM110及び燃料集合体位置合せ組立体200だけを共に使用して、検査及び/又は燃料棒交換の目的で燃料集合体150を支持しかつ該燃料集合体の燃料棒及びウォータロッドを位置合せするようにする。従って、ねじれ及び/又は反りを示すあらゆる照射済み燃料集合体150のために、FPM110及び燃料集合体位置合せ組立体200は、燃料集合体内のねじれ/反りを除去して、プラントの使用済み燃料プール内でその中の1つ又はそれ以上の燃料棒又はウォータロッドの検査及び予定の交換を可能にするようになったシステムを構成することができる。この別の実施形態では、燃料棒ガイドブロック300は、必ずしも取り付けない可能性がある。
照射済み燃料集合体150がねじれ又は反りを示さない場合には、燃料集合体位置合せ組立体200を取り付ける必要がなく、燃料棒ガイドブロック300のみが、最上部スペーサ180A上方で燃料集合体150の頂部に取り付けられる。この別の実施形態では、FPM110と共に燃料棒ガイドブロック300は、別個の燃料集合体操作システムを構成することができ、この場合には、FPM110がその上に燃料集合体150を支持し、また燃料棒ガイドブロック300が、燃料集合体150の頂端部に取り付けられた時に、燃料集合体150の燃料棒155及びウォータロッド170の各々を垂直方向に位置合せする。
再び図1を参照すると、システム1000はまた、燃料棒引っ掛け(グラップル)工具400を含む。具体的には、燃料棒グラップル工具400は、一部のタイロッド及び/又は燃料集合体150内のより深くにある短部分長燃料棒のような燃料棒の取り出しのために、操作員によって利用される。標準完全長燃料棒及びタイロッドの上端部プラグは、部分長燃料棒の上端部プラグとは異なるように設計することができるので、異なる既存の燃料棒グラップル工具は、標準完全長燃料棒及び一部のタイロッドの取り出し及び/又は再挿入のために使用することができる。燃料棒グラップル工具400は、個々の燃料棒の寸法を模倣するように設計される。これによって、燃料棒グラップル工具400は、構成要素損傷を引き起こさずに燃料スペーサ180を安全に通過することができる。
以下でより詳細に分かるように(例えば、図15Bに)、燃料棒グラップル工具400は、該工具400の端部に、部分長燃料棒を引き抜くために燃料集合体150内に挿入される把持部(燃料棒グラップルとも呼ばれる)を含む。燃料集合体150内への燃料棒グラップル工具400の挿入のために、燃料棒グラップル工具400は、取り外し可能なガイドピン(図15A及び図15Bにより詳細に示す)を含む。ガイドピンは、把持部内に挿入されており、丸味のあるピン端部に向かって全体的にテーパが付いている。把持部は平滑端部を有するので、燃料集合体150内に燃料棒グラップル工具400を挿入する時に燃料スペーサ180に対する損傷を防止するために、ガイドピンが設けられる。
燃料棒グラップル工具400が、ガイドピンと嵌合し、燃料集合体150内に挿入され、かつ引き抜こうとする部分長燃料棒上方の燃料集合体150内の所定の軸方向位置に配置されると、ピン回収工具500を利用して、グラップル工具400の端部からガイドピンが取り外される。ピン回収工具500は、以下により詳細に示すが、燃料プール内に下方に挿入して燃料棒グラップル工具400の端部からガイドピンを回収するために、別個の操作ポール502の端部に取り付けられる。
従って、燃料棒グラップル工具400及びピン回収工具500は、図1に示すシステムの燃料集合体位置合せ組立体200及び燃料棒ガイドブロック300とは独立した、燃料集合体から部分長燃料棒を取り出すための別個のシステムを含むことができる。さらに、燃料棒ガイドブロック300、燃料棒グラップル工具400及びガイドピン回収工具は、燃料集合体位置合せ組立体200とは独立した、燃料集合体150の部分長燃料棒を取り出すための別個のシステムを含むことができる。
一般に、燃料集合体150から部分長燃料棒を取り出すために、丸味のあるテーパ付きガイドピンが把持部の端部内に挿入されて、ガイドピンのテーパ付き端部のみが、燃料棒グラップル工具400の下部ハウジングから延びるようになる。把持部は、燃料棒の引き抜きのために、部分長燃料棒の上端部プラグに取り付けられるように設計されている。把持部は、取り付けられると、下部ハウジング内に後退し、工具の下部ハウジングが、部分長燃料棒の頂部における端部プラグのショルダと噛み合い、部分長燃料棒と取り付けた燃料棒グラップル工具400との間に滑らかな連続表面を形成するようになる。
従って、ガイドピンは、燃料棒グラップル工具400が各燃料スペーサ180を通過するための引込を形成する。燃料棒グラップル工具400が、選択部分長燃料棒上方の所定の位置にくると、ガイドピンは、ピン回収工具500を使用して取り外されて、工具400の把持部が、部分長燃料棒の端部プラグ上に挿入されかつ燃料棒引き抜きのために係合することができるようになる。
以下により詳細に説明する(図17A及び図17B)ように、ピン回収工具500は、ガイドピンの噛み合い部分を受ける噛み合いボアを備えたタングを含む。ピン回収工具500は、操作ポール502の端部に固定されて、燃料集合体150内におけるガイドピンの遠隔操作を可能にする。従って、ピン回収工具500は、反復使用するためにガイドピン435を捕捉する積極的な手段を構成する。
図2Aから図2Cまでは、例示的な実施形態による、システム1000で使用する例示的な燃料調整機110を示している。多くの原子力発電プラントは、照射済み燃料集合体150を支持するためにプラントの使用済み燃料プール内で燃料調整機110を使用しており、従って明瞭化のために詳細な説明は、省略する。図2Aから図2Cに示すように、燃料調整機(FPM)110は一般に、FPMプラットホーム115からプラントの使用済み燃料プール内に下方に延びる支柱114を含む。FPM110は、支柱114上に形成されたレール116上を必要に応じて上下に摺動するキャリッジ120を含む。キャリッジ120は、その中で燃料集合体150の回転運動を可能にする上部回転固定具122及び下部回転固定具124を含む。
FPM110は、公知のように、使用済み燃料プール103内における恒久固定設備であり、使用済み燃料プール103の壁105の1つ上に取り付けられている。FPMプラットホーム115は、水の上方に位置したFPM110の唯一の部分であり、安全手すり117を含む。燃料集合体(燃料集合体150のような)は、燃料操作ブリッジ(図示せず、これは原子炉プラント内の恒久固定設備である)を介して、FPM110に移送される。キャリッジ120上方の所定の位置になると、キャリッジ120が、燃料集合体150を受けるために上昇される。燃料集合体150は、検査及び/又は保守のために、所望に応じて上部及び下部回転固定具122、124を介して両方向に最大360度回転させることができる。
図3Aは、燃料集合体位置合せ組立体200の正面図であり、また図3Bは、組立体200の側面図である。図3Cは、図3Bの細部領域(破線サークル)の拡大図である。図3A及び図3Bを参照すると、組立体200は、以下に示すように、FPM110上の燃料調整キャリッジ120の上部及び下部回転固定具122、124に取り付けられた取付フレーム205に取り付けられた複数の軸方向に間隔を置いて配置された位置合せステーション210を含む。組立体200は、該組立体をFPM100上に下降させかつFPM100から取り外すことを可能にするベール202を含む。各位置合せステーション210は、その上に取り付けられた複数の位置合せブレードバンドル220を備えた支持プレート206を含む。図3Cに最も良く示すように、支持プレート206は、機械的締結手段214(ナットネジワッシャ組立体のような)によって、取付フレーム205に固定されたクロスメンバ204に取り付けられ、また取付フレーム205にも取り付けられる。各位置合せステーション210は、その上に取り付けられた複数の位置合せブレードバンドル220を含む。図3Aには、これらのブレードバンドルは、ブレードバンドル220A、220B及び220Cとして示している。
以下でさらに詳細に分かるように、これらのバンドルの位置合せブレードは、燃料集合体150の前方半分内の燃料棒及びウォータロッドを位置合せするために回転させられ(FPM110の隙間制約条件により、燃料集合体150の半分は、その半分における検査及び/又は燃料棒の取り出し/取り付けのために1度に位置合せされる)、次に燃料集合体150は、その同一燃料集合体の端の半分を検査しかつ/又は補修するために回転させられる。
図4は、燃料調整機110への燃料集合体位置合せ組立体200の連結を示すための、下部回転固定具124付近のシステム1000の部分側面図であり、図5及び図6は、上部回転固定具122への上部取付ブロック208の取り付けを示す、システム1000の部分斜視図である。
図4〜図6を参照すると、燃料集合体位置合せ組立体200を取り付けるために、上部取付ブラケット218及び下部取付ブラケット216が、上部及び下部回転固定具122及び124上に取り付けられる。これらの取付ブラケットは、燃料集合体位置合せ組立体200の噛み合い面を捕捉することになる。図4に最も良く示すように、下部取付ブラケット216は、下部回転固定具124に取り付けられる。下部取付ブラケット216は、燃料集合体位置合せ組立体200の取付フレーム205の底部に連結された位置合せピン212を受けるように構成される。
上部取付ブラケット218は、上部回転固定具122に取り付けられる。各上部取付ブラケット218は、その中にネジ付きキャビティ217を有する特徴形状部を含む。ブラケット218は、その中にねじ込まれて、燃料集合体位置合せ組立体200の上端部における上部取付ブロック208を上部回転固定具122の上部取付ブラケット218に連結するバネ荷重ピン219を受けるようになっている。図6に最も良く示すように、これによって、上部取付ブラケット218のネジ付きキャビティ217内にバネ荷重ピン219を挿入した状態で、燃料集合体位置合せ組立体200が燃料調整機110のキャリッジ120に固定される。
注目すべきことに、図5は、燃料棒の内部構成のより明瞭な図を示しており、燃料棒の内部構成は、燃料集合体150内に完全長燃料棒155及び部分長燃料棒160並びにウォータロッド170を含む。明瞭にするために、多数の完全長及び部分長燃料棒155、160を取り除いて、ウォータロッド170及び他の部分長燃料棒160を見ることができるようにしている。また、部分長燃料棒160上に上端部プラグ165を図示している。さらに、その個々のセルを有する燃料スペーサ180を、より明瞭かつ詳細に見ることができる。
従って、燃料集合体位置合せ組立体200は、下部位置合せピン212が下部取付ブラケット216内に導かれるように、そのベール202によって所定の位置に下降される。次に、上部取付ブロック208は、上部取付ブラケット218上に配置され、バネ荷重ピン219が、上部取付ブラケット218内に係合されて、燃料集合体位置合せ組立体200を所定の位置に固定する。
図7Aは、中立又は非係合位置にある位置合せブレードバンドル220を示す、位置合せステーション210の斜視図である。各位置合せステーション210は、複数のブレードバンドル220を含む。図7Aに(同様に図3Aにも)示すように、3つの位置合せブレードバンドル220A、220B及び220Cは、ほぼC字形の支持プレート206上に取り付けられる。各ブレードバンドル220は、複数のステンレススチールブレード222を含む。しかしながら、ブレード222は、他の金属、金属合金、或いはインコネル、耐熱ポリマ(プラスチック)及びセラミックなどの耐熱性及び/又は高熱伝導性を有する材料で形成することができる。
個々のブレード222の幾つかは、所定のブレードバンドル220内の他のものよりも短かく(符号222’で示す)て、ブレードバンドル220を係合位置に回転させた時に、燃料集合体220の一部分(この実施例では、燃料集合体150の半分)の周りにグリッド230を形成するようになる。図7Aには、中立又は非係合位置にある個々のブレードバンドル220を示している。これらのブレードバンドルは、対応する駆動ハンドル226によって係合位置に移動可能である。
図7Bは、係合位置にあるブレードバンドル220を示す、位置合せステーション210の斜視図である。図7Bに示すように、ブレードバンドル220A、220B及び220Cは、駆動ハンドル226を作動させることによって燃料集合体150内に回転させることができる。標準操作ポール上で使用するフックは、最初にブレードバンドル220Bを、次にバンドル220A及び220Cを順次に燃料集合体150内に回転させるように駆動ハンドル226を作動させるために使用される。
図7Cは、燃料集合体150内での燃料棒155/160及びウォータロッド170の位置合せのために形成されたグリッド230を示す、係合位置にあるブレードバンドル220を有する位置合せステーション210の平面図である。図7Cはまた、グリッド230を形成するためにより短いブレード222’を使用することを一層良く示している。燃料棒155、160及びウォータロッド170群の周りにグリッド230を形成するために、位置合せブレードバンドル220Bは、第1の平面内で回転可能であり、また他の2つのブレードバンドル220A及び220Cは、ブレードバンドル220B上方の第2の平面内で回転させる。図7Cの平面図は、どのようにしてグリッド230が内部中央空間により形成されてウォータロッド170のための開口部を形成するかを示している。従って、図7Cの実施例におけるこのグリッド230は、実施例の10X10燃料マトリックスの場合には、46個の燃料棒及び1つのウォータロッドである、燃料集合体150内の燃料棒155/160の約半分を位置合せする。FPM110の許容差制約条件のため、1度には、燃料集合体150内の1つのウォータロッド170を伴った燃料棒155/160の半分が位置合せされる。燃料集合体150は、燃料集合体150の他の半分内の燃料棒155/160及びロッド170の位置合せを可能にするために、キャリッジ120内で簡単に回転させることができる。注目すべきことに、燃料集合体150は、ブレードバンドル220A〜220Cが、一方側から挿入されると、真っ直ぐになる。燃料集合体150の他方側の選択燃料棒155、160は、依然として反り又はねじれを有している可能性があるが、燃料集合体150の全体輪郭は、軸方向に真っ直ぐになることになる。
各位置合せステーション210では、位置合せブレードバンドル220によって形成された保護グリッド230は、例えば図1に示すように、燃料集合体150内の燃料スペーサ180の各々の上方で燃料棒155/160及びウォータロッド170を垂直方向に位置合せする。勿論、位置合せステーション210は、スペーサ180の下方に設置して、ブレードバンドル220によって形成されたグリッド230が、燃料スペーサ180の各々の下方で燃料棒155/160及びウォータロッド170を垂直方向に位置合せするようにすることができる。必要に応じて、スペーサ180の真上及び真下に位置合せステーション210を取り付けて、燃料集合体150内において燃料スペーサ180の各々の上方及び下方で燃料棒155/160及びウォータロッド170を位置合せするグリッド230を形成することができる。
別の構造では、ブレードバンドル220は、個々のブレード222が互いに独立して回転するように、係合位置に水平方向に回転させることができる。この実施形態では、選択ブレード222を選択ブレードバンドル220から除去して、燃料集合体150内の特定の燃料棒155/160の部分を位置合せすることができる。従って、位置合せステーション210のブレードバンドル220の各々内の異なるブレード222の組合せを回転可能にして、例えば燃料集合体150の半分の部分、燃料集合体150の4分の1の部分、及び燃料集合体150の8分の1の部分のうちの1つ又はそれ以上の位置合せすることができる。
9X9燃料棒マトリックスを有する燃料集合体又は加圧水型原子炉(PWR)用の開発中の17X17燃料棒群などのより大きい燃料集合体のような10X10以外の異なる燃料棒マトリックス構成に適合するために様々な又は異なる長さを有する付加的なブレード222を含むことは、当業者には明らかであろう。
図8Aは、位置合せブレードバンドル220の斜視図であり、また図8Bは、位置合せブレードバンドル220の構成要素を示す、図8Aの分解図である。図8A及び図8Bを参照すると、位置合せブレードバンドル220(3つの位置合せブレードバンドルの各々は、同様の要素を有する)は、ネジ付きボア235内に固定されたネジのような複数の締結具234によってそれに連結された2つのサイドプレート232を有するベースプレート228を含む。駆動ハンドル226は、シャフト238と回転係合状態になるようにシャフト238の一方側に連結される。シャフト238は、その全体を符号239で示すベアリング/ワッシャ組立体を貫通しかつ1対のピボットブロック240を貫通して延びる。
ブレード222は、ブレードホルダ236に取り付けられており、ブレードホルダ236は、ピボットブロック240の対応するネジ付きボア242内に受けられた一連の締結具241によって該ピボットブロック240の頂部に取り付けられる。各ブレードバンドル220はまた、ブレードホルダ236に取り付けられた固定ステンレススチールブレード237を含む。固定ブレード237の目的は、燃料棒位置合せを開始するための固定点を与えることである。ブレードホルダ236の下に制限ストッパ243を設けて、ブレード222の回転移動が垂直方向から90度よりも大きくならないように制限する。
ブレードバンドル220は、ベースプレート228のネジ付きボア248内に締め付けた時にバネ246を圧縮するバネ繋止ボルト244によって、支持プレート206にしっかりと固定される。これにより、ブレードバンドル220を支持プレート206から迅速に取り外しかつ/又は該支持プレート206に再び取り付けることが可能になる。検査工具ラグ250もまた、適切な締結具252によってベースプレート228に取り付けて、その上に検査工具ポール(図示せず)を取り付けることを可能にする。
図9は、燃料集合体150上に配置された燃料棒ガイドブロック300を示す、システム1000の部分斜視図である。図9を参照すると、燃料棒ガイドブロック300は、使用済み燃料プール内に下方に下降されかつ燃料集合体150頂端部における完全長燃料棒155の上端部プラグ及びウォータロッド170の頂部の真下に配置される標準操作ポール304に取り付けられたベール302を有する。上述のように、照射済み燃料集合体150がねじれ又は反りを示さない場合には、燃料棒ガイドブロック300のみを、最上部スペーサ180A上方で燃料集合体150の上に取り付ける必要がある。
所定の位置にある場合の燃料棒ガイドブロック300は、燃料棒をその中に挿入する時に最上部スペーサ180Aを損傷から保護し、また所望の適切な位置合せの状態で交換燃料棒(完全長燃料棒155又は部分長燃料棒160)を燃料集合体150内に最初に始動させるための置合せ引込を構成する。従って、燃料棒ガイドブロック300は、該燃料棒ガイドブロック300の上部プレート305の構造及び配置により、シールド(スペーサ180Aを物理的に保護する)と、明瞭な視覚的表示をもたらすことによって燃料棒を燃料集合体150内に挿入する必要がある場所を操作員に示す視覚的補助物との両方の機能を果たす。従って、経験の少ない操作員は、燃料棒ガイドブロック300の構造が燃料集合体150の燃料棒155/160の各々を垂直方向に適切にかつ完全に位置合せするのを助けるので、熟練した操作員の技能及び経験を必要とせずに燃料棒の取り出し及び挿入手順を行うことができる。
図10は、構成要素をより詳細に示す、燃料棒ガイドブロック300の分解図である。上述のように、燃料棒ガイドブロック300は、標準操作ポール304によって燃料集合体150上に下降される。実施例では、この操作ポールは、ポール304の最下端部に設置された1/2インチ13山のネジ付きスタッドを有する操作ポールとすることができ、燃料集合体150上にガイドブロック300を下降させるために使用することができる。ネジ付きスタッドは、燃料棒ガイドブロック300のベール302のネジ付きボア303内に受けられる。
さらに、燃料棒ガイドブロック300は、上部プレート305と、下部プレート306と、それを通して交換燃料棒155、160又は燃料棒グラップル工具400を受けることができるような寸法にされた複数のステンレススチール垂直チューブ308とを含む。1対のサイドプレート310は、チューブ308と上部プレート305と下部プレート306とを共に固定するように上部プレート305及び下部プレート306に取り付けられる。サイドプレート310は、ガイドブロック300内のチューブ308の汚染除去及び洗浄化を可能にするために、複数の穴319を含む。図10に示すように、上部プレート305及び下部プレート306の各々は、サイドプレート310を上部及び下部プレート305、306の側面に取り付けるための複数の締結具314を受けるように構成された複数のネジ付きボア313を有する。
この実施例としての燃料集合体150は10X10燃料棒マトリックスを有するので、92個のチューブ308が使用され(中央部にウォータロッド170のための空間が形成される)、頂部及び底部プレート305及び306の各々は、燃料棒155/160又はグラップル工具400の通過のための92個の燃料棒開口部316を有する。開口部316は、図示するように、チューブ308と位置合せされる。上部プレート305及び下部プレート306はまた、燃料集合体150内のウォータロッド170と位置合せされた1対の中央開口部318を含む。
従って、開口部316及び318は、燃料集合体150内での燃料棒155/160及びウォータロッド170の位置を正確に反映し、かつチューブ308と整列している。従って、燃料棒ガイドブロック300が、燃料集合体150の燃料棒155/160及びウォータロッド170上に及び/又はそれらの上方に配置された時に、燃料棒155/160及びウォータロッド170は、適切に再位置合せされて、燃料集合体150内に存在している可能性があるあらゆる反り及び/又はねじれ(燃料棒ガイドブロック300を燃料集合体位置合せ組立体200と共に使用していない場合におけるような)を排除する。
ベール取付プレート320は、その対応するサイドプレート310とチューブ308との間で該チューブ308の両側に設けられる。各ベール取付プレートは、その対応するサイドプレート310内の開口部324を貫通して延びる突起322を含む。各突起322は、締結具328を受けるようになった中央ネジ付きボア326を有し、この締結具328が、ベール302の各アーム329をその対応するベール取付プレート320に固定する、すなわち、締結具328が、ネジ付きボア326によって捕捉されて、ベール302をベール取付プレート320に固定する。
各サイドプレート310の各外側表面上にベールストッパ330を設けて、ベール302が極端に移動するのを防止するような運動制限機構を構成する。図10に示すように、ベールストッパ330は、ベール取付プレート320内のネジ付きボア333内に捕捉された複数の締結具332によってサイドプレート310及びベール取付プレート320に固定される。
図11A及び図11Bは、燃料集合体150上での及び最上部スペーサ180Aの上での燃料棒ガイドブロック300の配置を示す、燃料棒ガイドブロックの部分切欠図である。図11A及び図11Bの燃料棒ガイドブロック300は、どのようにしてウォータロッド170が該ガイドブロック300と相互作用するかを示すためにチューブ308を取り除いた領域と共に示している。燃料棒ガイドブロック300が操作ポール304によって下降された時、燃料棒ガイドブロック300は、燃料集合体150内に下方に下降されるので、燃料棒(これは、燃料集合体150の頂部であるので、完全長燃料棒155)及びウォータロッド170は、開口部316、318を貫通して延びる。燃料棒ガイドブロック300の下方への移動は、ウォータロッド170のテーパ172(ネックダウン特徴形状部)によって停止する。図11Bの符号307で最も良く示すように、上部プレート305内のウォータロッド用開口部318もまた、テーパが付いている。従って、テーパ付き開口部318が、ウォータロッド170のテーパ172に接触した時、燃料棒ガイドブロック300の下方への移動は、停止される。従って、テーパ付き表面172、307は、燃料棒ガイドブロック300が下方方向にそれ以上移動するのを防止する。
図12は、燃料棒ガイドブロック300が燃料集合体150上の所定の位置にある状態でのシステム1000の部分斜視図を示している。燃料棒ガイドブロック300が所定の位置になると、操作ポール304は、該操作ポール304を反時計方向に回転させてそのスタッドをベール302のネジ付き開口部303から取り外すことによって、取り外される。操作ポール304が燃料棒ガイドブロック300から解除された後に、操作ポール304を使用して、後方又は前方のいずれかに向かってベール302を軽く叩く。操作ポール304は次に、例えばFPMプラットホーム115の安全手すり117から垂れ下がったその通常操作可能位置に保管される。従って、図12は、燃料棒ガイドブロック300が所定の位置にある状態のシステムを示している。
図13〜図16Bは、燃料棒グラップル工具400をさらに詳細に示しており、以下の説明では、これらの図を参照されたい。FPMプラットホーム115の高い視点から燃料集合体150に向かって下方に使用済み燃料プールを見下ろした図13において、燃料棒グラップル工具400を全体的に示しており、FPM110に取り付けられたキャリッジ120内に燃料集合体150が固定されている。前述のように、燃料集合体150は、複数の部分長燃料棒160を含む。部分長燃料棒160は、上部部分長燃料棒及び下部部分長燃料棒として公知の異なる高さとすることができる。燃料棒グラップル工具400は、燃料集合体150から上部部分長燃料棒又は下部部分長燃料棒160のいずれかを回収する(又は取り付ける)ために使用される。
操作員は、ハンドル402によって燃料棒グラップル工具400を掴んで、燃料棒ガイドブロック300内のチューブ308の1つを通すなどにより燃料集合体150内に燃料棒グラップル工具400を下降させる。燃料棒グラップル工具400は、プッシュプルハンドル404を含む。任意選択的な変更形態では、プッシュプルハンドル404は、燃料棒グラップル工具が完全延伸位置にある時及び/又は完全閉鎖位置にある時を示す指示マーク(その全体を符号403で示す)を含むことができ、操作のこの部分については以下にさらに詳細に説明することにする。
図14Aから図14Dまでは、部分長燃料棒グラップル工具400の構成要素をより詳細に示している。図14A及び図14Bに示すように、部分長燃料棒グラップル工具400は、プッシュプルハンドル404を含み、プッシュプルハンドル404は、該プッシュプルハンドル404内の孔411内に受けられて駆動ロッド408内のネジ付きボア410により捕捉された複数の締結具409によって該駆動ロッド408に連結される。駆動ロッド408の頂端部は、その上にネジ付きアクメナット407が乗ったネジ付きスリーブ405を貫通してプッシュプルハンドル404内に完全に挿入され、そこで、駆動ロッドの頂端部は、ネジのような締結具409によってプッシュプルハンドルに固定される。
図14A及び図14Bに示すように、駆動ロッド408は、デルリンブッシュ412と、駆動ロッド408に沿ってデルリンブッシュ412を固定するスパイラル保持リング414及び離間保持リング416と共に組立てられる。デルリンブッシュ412は、上部ハウジング418内で駆動ロッド408を中心に位置させる。上部ハウジング418は、一方の端部にハンドル402を有し、また他方の端部に燃料棒グラップル工具400の下部ハウジング430のコネクタ424に取り付けるためのコネクタ422を有する。部分長燃料棒160をその下部タイプレート40から回して外すことに起因する潜在回転トルクに対抗するのに十分な強度が締結具409にない場合には、駆動ロッド408のスロット406内にキーストック413を設けて、このトルクを緩和する。
さらに詳細に分かるように、下部ハウジング430は、その上の遠位端部に取り付けられた把持部432を有する延伸可能把持ロッド431(図14Aの下部ハウジング430の内部内に示す破線を参照)を内蔵する。把持ロッド431は、上部及び下部ハウジング418、430のコネクタ422、424内で駆動ロッド408に取り付け可能であり、プッシュプルハンドル404により延ばして、部分長燃料棒160を回収するために下部ハウジング430の外側で取り付け把持部432を延伸させることができる。
図14C及び図14Dを参照すると、駆動ロッド408は、下部ハウジング430のコネクタ424内で把持ロッド431の対応する機械加工平坦端部コネクタ428と噛み合う機械加工平坦端部コネクタ426を有する。端部コネクタ426及び428の機械加工平坦面は、駆動ロッド408及び把持ロッド431が回転するのを防いで把持ロッド431の端部における把持部432を引くことを可能にするようにする。上部及び下部ハウジング418及び430は、適切な機械的締結具427の使用によって、平坦接面423及び425において接合される。これらのハウジング418及び430を互いに連結する前に、図14Dに最も良く示すように、駆動ロッド408は、端部コネクタ426及び428によって把持ロッド431に連結される。具体的には、ネジ付きネジ429は、それらのそれぞれのロッド408、431の両端部コネクタ426及び428内の整列ボアを貫通して捕捉される。
駆動ロッド408と把持ロッド431との間の連結により、把持ロッドの遠位端部に取り付けられた把持部432を下部ハウジング430の端部から延伸可能にし、それ故下部ハウジング430内に後退させることを可能にする。従って、燃料棒グラップル工具400は、延伸位置と、後退又は閉鎖位置とを有する。
図15A及び図15Bは、燃料棒グラップル工具400の延伸位置を示している。延伸位置は、ガイドピン435を把持部432に装着する又はガイドピン435を把持部432から取り外す時と、燃料集合体150から部分長燃料棒160を引き抜くために燃料棒グラップル工具400の把持部432を部分長燃料棒160上に固定する時とに使用されるのみである。
把持部432を延伸するために、操作員は、ハンドル402を保持しながら、アクメネジ付きナット407を、該アクメネジ付きナット407がプッシュプルハンドル404と接触状態になるまで、反時計方向に回転させる。これによって、把持ロッド431の端部の把持部432が、下部ハウジング430の端部から外方に延伸するようになる。
図15Bに最も良く示すように、保護ガイドピン435が、把持部432内に挿入される。ガイドピン435は、全体的に丸味のあるテーパ付き端部437を有し、把持部432からガイドピン435を取り外すためのガイドピン回収工具500によって捕捉されることになるその上の噛み合い部分436を含む。燃料棒グラップル工具400が、その後退位置に戻されると、保護ガイドピン435は、所定の位置に留まり、かつ下部ハウジング430の端部に当接して同一面でかつ滑らかな表面450を形成するようになる。次に、燃料棒グラップル工具400は、燃料集合体150及びスペーサ180を通して下方に、引き抜き対象の部分長燃料棒160上方の位置まで挿入される。
図16A及び図16Bは、燃料棒グラップル工具400の閉鎖位置を示している。ここでは、ガイドピン435は、把持ロッド431及びその中に後退したその把持部432を備えた下部ハウジング430の端部との間で同一面表面450を有するものとして取り付けられた状態で示している。これは、燃料棒ガイドブロック300を通して下方に燃料棒グラップルチューブ400を燃料集合体150内に挿入するための位置である。従って、把持部432の平滑端部433は、露出していない。ハンドル402を保持しながら、ネジ付きナット407を時計方向に回転させる。これは、把持部432を下部ハウジング430内に上方に引いて、ガイドピン435が表面450において下部ハウジング430と同一面状態で噛み合うようにすることになる。
図17A〜図22は、ガイドピン回収工具500の構造及び機能をさらに詳細に示している。燃料棒グラップル工具400が、燃料集合体150内でスペーサ180と引き抜き対象の部分長燃料棒160との間の所定の位置にくると、燃料棒グラップル工具400からガイドピン435を取り外す必要がある。これは、ピン回収工具500によって達成される。
図17Aは、ガイドピン回収工具500の斜視図であり、また図17Bは、図17Aの細部領域(破線サークル)の拡大図である。ピン回収工具500は、引き抜き対象の部分長燃料棒の頂部と部分長燃料棒160上方の燃料スペーサ180との間に配置される。ピン回収工具500は、操作ポール502に取り付けられるが、その一部分のみを図17Aに示している。操作工具502の下部部分は、図示するように曲げて、燃料調整機110の開放空間の接近における制限を考慮することができる。ピン回収工具500は、操作ポール502の端部に取り付けられ、それに対してタング506が取り付けられた水平延伸部504を含む。
図17Bの細部領域の拡大図に示すように、タング506は、図20、図21又は図22に最も良く示すように、ガイドピン435の噛み合い部分436を捕捉するために噛み合い開口部508を含む。従って、タング506は、ガイドピン435のテーパ付き端部437の下方に配置されて、噛み合い開口部508が、ガイドピン435上の噛み合い部分436と係合するようになる。別の実施例では、噛み合い開口部508及び噛み合い部分436の各々は、その上に係合のためのネジを含むことができる。
ピン回収工具500はまた、タング506が燃料集合体150の側面内に挿入された時に、隣接した完全長燃料棒155及び/又は部分長燃料棒160の側面に対して同一面状態で噛み合う複数の隣接した半円形リッジを形成した1対の半円形鋸歯状端縁部510及び512を含む。これらの鋸歯状端縁部510及び512は、補修することになる燃料集合体150の側面に平行にピン回収工具500を保持するのを助ける。従って、鋸歯状端縁部510及び512は、燃料集合体150に対するタング506の適切な位置合せを持続するのを助けて、噛み合い開口部508が、困難なくガイドピン435の噛み合い部分436及びタング506と適切に係合するようにする。
図18は、異なるタング506長さ構成を示している。タング506は、引き抜き対象の内部部分長燃料棒160に到達するために幾つかの列を通り抜けて燃料集合体150内に入ることが必要になる可能性がある長さを変化させて、部分長燃料棒160に到達するように再構成することができる。例えば、図18に、タング506A、506B及び506Cのこれらの異なる実施例としての長さを示している。ピン回収工具500は、燃料集合体150のこの領域内に配置されたとした場合に、燃料棒155/160の外側の列から部分長燃料棒160を取り出すためのタング506Aと、燃料集合体150内部に向かって数列の部分長燃料棒のためのタング506Bと、ウォータロッド170の周りの燃料集合体150の極めて中心にある部分長燃料棒160に到達するためのタング506Cとを備えるように構成することができる。
図19〜図22は、燃料集合体150内で燃料棒グラップル工具400からガイドピン435を取り外す過程を示している。最初に、操作ポール502は、燃料棒グラップル工具400の真下に設置された燃料集合体(図19)内の所望の位置にピン回収工具500を下降させて、タング506がガイドピン435の直下にくるようにする。ピン取り外し工具500の鋸歯状端縁部510及び512は、燃料集合体150の燃料棒155及び/又は160の側面に同一面状態で当接して、該タングの噛み合い開口部508の噛み合い部分及びガイドピン435の噛み合い部分436と噛み合うようにタング506が適切に配向される(水平に合わせる)ことを保証する。
次に、図20に示すように、燃料棒グラップル工具400は、下降されてガイドピン435がタング506の噛み合い開口部508内に受けられるようになり、次にガイドピン435の噛み合い部分436をピン取り外し工具500の噛み合い開口部508と係合させてガイドピン435を捕捉するように操作される。図21は、ピン回収工具500によって完全に捕捉されたガイドピン435を示している。図22に示すように、次に操作ポール502は、燃料集合体150から離れるように移動され、その上のガイドピン435と共にFPMプラットホーム115から吊るされた状態で保管される。注目すべきことに、ガイドピン435が再び必要になると、ガイドピン435は、燃料棒グラップル工具400によって水中のピン回収工具500から取り戻される。
図23A及び図23Bは、燃料棒グラップル工具400の把持部432を部分長燃料棒160の上端部プラグ165に取り付ける過程を示している。上述のように、部分長燃料棒グラップル工具400は、ガイドピン435を取り外すためには、延伸位置に置かれなければならない。このことは、図15A及び図15Bで先に示したが、その場合、操作員は、ハンドル402を保持しながら、プッシュプルハンドル404と接触状態になるまで、ネジ付きナット407を反時計方向に回転させる。これにより、ガイドピン435が取り付けられた状態で把持部432が、下部ハウジング430の端部から延伸する。
従って、ガイドピン435が、ピン回収工具500によって取り外されると、その延伸位置にある把持部432は、部分長燃料棒160の上端部プラグ165上に配置される。これによって、部分長燃料棒160は、燃料棒グラップル工具400に取り付けられる。図23Aに示すように、部分長燃料棒の上端部プラグショルダ167は、部分長燃料棒160を取り出す時に、スペーサ180を損傷する可能性がある。しかしながら、また図16A及び図16Bを参照して上述したように、燃料棒グラップル工具400は、その後退位置に操作され、その位置では、部分長燃料棒160及び燃料棒グラップル工具400を共に固定して、安全な部分長燃料棒160の引き抜きのための1つの長い滑らかなチューブを形成する。この同一面連結は、図23Bの表面450によって全体的に示している。従って、露出した上端部プラグショルダ167による損傷の可能性は、燃料棒グラップル工具400によって排除された。部分長燃料棒160は、スペーサ180のいずれにも損傷を生じさせずに取り出すことができる。
上に述べたように本発明の実施例としての実施形態を説明してきたが、本発明が多くの方法で変更することができることは、明らかであろう。例えば、燃料棒グラップル工具400は、部分長燃料棒160用に設計したものを説明してきたが、異なる上端部プラグ構成によって、完全長燃料棒155及び/又はタイロッド用に別のグラップル工具が使用される。燃料集合体150内のタイロッド及び完全長燃料棒155の取り出し及び/又は交換のために、この燃料棒グラップル工具400の異なる実施形態(長さがより短い)を使用することができる。例えば、完全長燃料棒及びタイロッドは、部分長燃料棒160のものと同じ上端部プラグ設計を有するように構成することができ、従って、同じ把持部432を有する燃料棒グラップル工具は、燃料集合体150からの取り出しのために完全長燃料棒155及びタイロッドの上端部プラグに取り付けるように使用することができる。そのような変更実施形態は、本発明の実施例としての実施形態の技術思想及び技術的範囲から逸脱するものと見なすべきではなく、全てのそのような変更は、特許請求の範囲の技術的範囲内に含まれることになることを意図していることは、当業者には明らかであろう。
例示的な実施形態による、燃料集合体内に選択燃料棒155、160及び/又はウォータロッド170を位置合せしかつ操作するためのシステム1000の側面図。 原子力発電プラントの使用済み燃料プール内で取り外されるチャネル20を示す、照射済み燃料集合体150を支持する燃料調整機(FPM)110の斜視図。 燃料調整機(FPM)110のキャリッジ120をさらに詳細に示す、図2Aの部分拡大図。 チャネル20が既に取り外された状態での燃料集合体150をその上に支持する燃料調整機(FPM)110の斜視図。 例示的な実施形態による、燃料集合体位置合せ組立体200の正面図。 図3Aの燃料集合体位置合せ組立体200の側面図。 燃料集合体位置合せ組立体200の細部である、図3Bの細部領域(破線サークル)の拡大図。 燃料調整機(FPM)キャリッジ120への燃料集合体位置合せ組立体200の連結を示すための、下部回転固定具124付近のシステム1000の部分側面図。 キャリッジ120の上部回転固定具122への上部取付ブロック208及び燃料集合体位置合せ組立体200の下部取付ブロック218の取り付けを示す、システム1000の部分斜視図。 キャリッジ120の上部回転固定具122への上部取付ブロック208及び燃料集合体位置合せ組立体200の下部取付ブロック218の取り付けを示す、システム1000の部分斜視図。 中立又は非係合位置にある位置合せブレードバンドル220を示す、位置合せステーション210の斜視図。 係合位置にある位置合せブレードバンドル220を示す、位置合せステーション210の斜視図。 燃料集合体150内での燃料棒155/160及びウォータロッド170の位置合せのために形成されたグリッド230を示す、係合位置にある位置合せブレードバンドル220を有する位置合せステーション210の平面図。 例示的な実施形態による、位置合せブレードバンドル220の斜視図。 位置合せブレードバンドル220の構成要素を示す、図8Aの分解図。 例示的な実施形態による、燃料集合体150上に下降された燃料棒ガイドブロック300を示す、システム1000の部分斜視図。 構成要素をより詳細に示す、燃料棒ガイドブロック300の分解図。 燃料集合体内でのかつ最上部スペーサ180Aの頂部上方での燃料棒ガイドブロック300の配置を示す、燃料棒ガイドブロックの部分切欠図。 燃料集合体内でのかつ最上部スペーサ180Aの頂部上方での燃料棒ガイドブロック300の配置を示す、燃料棒ガイドブロックの部分切欠図。 燃料棒ガイドブロック300が燃料集合体150上の所定の位置にある状態でのシステム1000の部分斜視図。 部分長燃料棒160の上端部プラグ165の真上の位置に到達するまで燃料集合体150内に挿入された燃料棒グラップル工具400の一部分を示す図。 燃料棒グラップル工具400の構成要素をより詳細に示す図。 燃料棒グラップル工具400の構成要素をより詳細に示す図。 燃料棒グラップル工具400の構成要素をより詳細に示す図。 燃料棒グラップル工具400の構成要素をより詳細に示す図。 燃料棒グラップル工具400の完全延伸下部位置を示す図。 燃料棒グラップル工具400の完全延伸下部位置を示す図。 燃料棒グラップル工具400の完全閉鎖位置を示す図。 燃料棒グラップル工具400の完全閉鎖位置を示す図。 燃料棒ガイドピン回収工具500に取り付けられた操作ポール502の斜視図。 燃料棒ガイドピン回収工具500の下部位置をより詳細に示す、図17Aの細部領域(破線サークル)の拡大図。 燃料棒ガイドピン回収工具500の端部に取り付け可能な様々な長さ構成の異なるタング506を示す図。 燃料集合体150内で燃料棒グラップル工具400からガイドピン435を取り外す過程を示す図。 燃料集合体150内で燃料棒グラップル工具400からガイドピン435を取り外す過程を示す図。 燃料集合体150内で燃料棒グラップル工具400からガイドピン435を取り外す過程を示す図。 燃料集合体150内で燃料棒グラップル工具400からガイドピン435を取り外す過程を示す図。 燃料集合体150内で部分長燃料棒160の上端部プラグ165に対して燃料棒グラップル工具400の把持部432を取り付ける手順を示す図。 燃料集合体150内で部分長燃料棒160の上端部プラグ165に対して燃料棒グラップル工具400の把持部432を取り付ける手順を示す図。 そのチャネル20が取り外された状態での従来型の沸騰水型原子炉(BWR)燃料集合体15を示す図。 そのチャネル20が燃料集合体150上で所定の位置にある状態での従来型の沸騰水型原子炉(BWR)燃料集合体15を示す図。
符号の説明
15 燃料集合体
20 チャネル
25 燃料棒
30 上部タイプレート
35 上部タイプレートベールハンドル
40 下部タイプレート
80 燃料スペーサ
103 使用済み燃料プール
105 壁
110 燃料調整機
114 支柱
115 プラットホーム
116 レール
117 安全手すり
120 キャリッジ
122 上部回転固定具
124 下部回転固定具
150 燃料集合体
155 完全長燃料棒
160 部分長燃料棒
165 上端部プラグ
167 部分長燃料棒の上端部プラグショルダ
170 ウォータロッド
172 テーパ
180 燃料スペーサ
180A 最上部スペーサ
200 燃料集合体位置合せ組立体
202 ベール
204 クロスメンバ
205 取付フレーム
206 支持プレート
208 上部取付ブロック
210 位置合せステーション
212 下部位置合せピン
214 機械的締結手段
216 下部取付ブラケット
217 ネジ付きキャビティ
218 上部取付ブラケット
219 バネ荷重ピン
220 位置合せブレードバンドル
220A ブレードバンドル
220B ブレードバンドル
220C ブレードバンドル
222 ステンレススチールブレード
222’ 短いブレード
226 駆動ハンドル
228 ベースプレート
230 グリッド
232 サイドプレート
234 締結具
235 ネジ付きボア
236 ブレードホルダ
237 ステンレススチールブレード
238 シャフト
239 ベアリング/ワッシャ組立体
240 ピボットブロック
241 締結具
242 ネジ付きボア
243 制限ストッパ
244 バネ繋止ボルト
246 バネ
248 ネジ付きボア
250 検査工具ラグ
252 締結具
300 燃料棒ガイドブロック
302 ベール
303 ネジ付き開口部
304 標準操作ポール
305 上部プレート
306 下部プレート
307 テーパ
308 チューブ
310 サイドプレート
313 ネジ付きボア
314 締結具
316 開口部
318 開口部
319 穴
320 ベール取付プレート
322 突起
324 開口部
326 ネジ付きボア
328 締結具
329 アーム
330 ベールストッパ
332 締結具
333 ネジ付きボア
400 燃料棒グラップル工具
402 ハンドル
403 指示マーク
404 プッシュプルハンドル
405 ネジ付きスリーブ
406 スロット
407 ネジ付きアクメナット
408 駆動ロッド
409 締結具
410 ネジ付きボア
411 孔
412 デルリンブッシュ
413 キーストック
414 スパイラル保持リング
416 離間保持リング
418 上部ハウジング
422 コネクタ
423 平坦接面
424 コネクタ
425 平坦接面
426 機械加工平坦端部コネクタ
427 適切な機械的締結具
428 機械加工平坦端部コネクタ
429 ネジ付きネジ
430 下部ハウジング
431 延伸可能把持ロッド
432 把持部
433 平滑端部
435 ガイドピン
436 噛み合い部分
437 丸味のあるテーパ付き端部
450 同一面表面
500 燃料棒ガイドピン回収工具
502 操作ポール
504 水平延伸部
506 タング
506A タング
506B タング
506C タング
508 噛み合い開口部
510 半円形鋸歯状端部
512 半円形鋸歯状端部
1000 システム

Claims (14)

  1. 原子力発電プラントにおける、該プラント内の使用済み燃料プール内に存在する核燃料集合体(150)を位置合せしかつ前記燃料集合体内の選択燃料棒を操作するためのシステムであって、前記燃料集合体が、該燃料集合体の上端部と底端部との間に設けられた複数の軸方向に間隔を置いて配置された燃料スペーサを通して該燃料集合体内で垂直方向に延びる1つ又はそれ以上のウォータロッドと完全長燃料棒及び部分長燃料棒を含む複数の燃料棒とを有し、各燃料スペーサが、対応する燃料棒及びウォータロッドを収容する複数の個々のセルを含む、システム(1000)であって、
    その上に前記燃料集合体を支持するようになった、前記使用済み燃料プール(103)内の燃料調整機(110)と、
    前記燃料調整機に取り付けられて前記燃料集合体内で前記燃料棒及びウォータロッドを位置合せして該燃料集合体内に存在するあらゆるねじれ又は反りの一方又は両方を除去するようになった燃料集合体位置合せ組立体(200)と、
    前記燃料集合体内から選択部分長燃料棒を引き抜くようになった燃料棒グラップル工具(400)と、
    前記燃料集合体の頂端部上で摺動可能であり、該燃料集合体の最上部燃料スペーサ(180A)を保護しかつ該燃料集合体内の全ての燃料スペーサ(180)の個々のセル内に前記燃料棒を位置合せするようになった燃料棒ガイドブロック(300)と、
    を含むシステム。
  2. 前記燃料棒グラップル工具が、
    前記燃料集合体内に挿入されて該燃料集合体から部分長燃料棒を引き抜くようになった、該工具の端部における把持部(432)と、
    該燃料棒グラップル工具の挿入の前に前記把持部内に挿入されかつ前記燃料集合体内に該燃料棒グラップル工具を挿入した時に前記燃料スペーサに対する損傷を防止するためのテーパ付きピン端部(437)を有する取り外し可能な保護ガイドピン(435)と、を含むことを特徴とする請求項の請求項1記載のシステム。
  3. 前記ガイドピン及び把持部が引き抜き対象の所定の部分長燃料棒上の所定の位置になるように前記燃料集合体内に前記燃料棒グラップル工具を挿入した時に、前記ガイドピンを取り外して前記燃料集合体を損傷せずに前記把持部を前記部分長燃料棒の上端部プラグに取り付けることを可能にするようになったガイドピン回収工具(500)をさらに含むことを特徴とする請求項の請求項2記載のシステム。
  4. 前記ガイドピンが、前記テーパ付きピン端部上にネジ部分を含み、
    前記ガイドピン回収工具が、それに取り付けられたタング(506)を備えた延伸要素(504)を含み、
    前記タングが、前記ガイドピンの平滑端部上に嵌合して該ガイドピンの前記ネジ部分と噛み合って、前記把持部を露出させるために前記燃料棒グラップル工ことを特徴とする請求項3記載のシステム。
  5. 前記ガイドピン回収工具が、操作ポール(502)に取り付けられ、
    前記操作ポール(502)が、引き抜き対象の部分長燃料棒と前記燃料棒ガイドブロック及び1つ又はそれ以上の燃料スペーサを通して下方に前記部分長燃料棒の上方の位置まで既に挿入された前記部分長燃料棒グラップル工具との間の所定の位置に、操作員が前記ガイドピン回収工具を下降させて前記ガイドピンを取り外しかつ前記把持部を露出させるようにするのを可能にすることを特徴とする請求項4記載のシステム。
  6. 前記燃料集合体が、その頂端部における上部タイプレートと、その底端部における下部タイプレートと、該燃料集合体の長さにわたって延びかつ前記燃料集合体上部タイプレート及び下部タイプレートを囲むほぼ矩形のチャネルとを含み、
    前記チャネル及び上部タイプレートが、前記燃料集合体頂端部を露出させるために前記燃料調整機内で取り外されることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  7. 前記燃料集合体位置合せ組立体が、燃料棒群及び少なくとも1つのウォータロッドを垂直方向に位置合せするための複数の軸方向に間隔を置いて配置された位置合せステーション(210)を前記燃料集合体の頂端部及び底端部間に含むことを特徴とする請求項の請求項1記載のシステム。
  8. 各位置合せステーションが、複数の位置合せブレードバンドル(220)を含み、
    各ブレードバンドルが、前記燃料棒群及び少なくとも1つのウォータロッドを垂直方向に位置合せするために、前記燃料集合体内に回転可能な複数の金属ブレードを含むことを特徴とする請求項7記載のシステム。
  9. 前記燃料棒ガイドブロックが、
    上部プレート(305)と、
    下部プレート(306)と、
    前記上部及び下部プレート間で垂直方向に延び、かつ前記燃料集合体頂端部において前記燃料集合体の燃料棒及びウォータロッド上に該燃料棒ガイドブロックを配置した時にそれを通して燃料棒が移動する複数のステンレススチールチューブ(308)と、
    複数の締結具(314)によって前記上部及び下部のプレートの側面に取り付けられて、それらの間に前記チューブを固定する1対のサイドプレート(310)と、を含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
  10. 前記上部及び下部プレートが、前記燃料集合体内での前記燃料棒及びウォータロッドの位置を正確に反映して前記チューブと整列するようになった複数の開口部を含み、
    前記開口部及びチューブが、前記燃料棒ガイドブロックが前記燃料集合体上を摺動するのを可能にするように前記燃料棒及びウォータロッドと位置合せされていることを特徴とする請求項9記載のシステム。
  11. 前記燃料棒グラップル工具が、操作員によって操作される第1の端部と、部分長燃料棒を回収するために前記燃料集合体内に挿入される第2の端部とを含み、
    前記第2の端部が、前記燃料集合体内に前記燃料棒グラップル工具を挿入した時に前記燃料棒グラップル工具が燃料棒スペーサを損傷するのを防止する取り外し可能な保護ガイドピンを有することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  12. 前記燃料棒グラップル工具が、
    下部ハウジング(430)であって、該下部ハウジングから延伸可能でありかつ該下部ハウジング内の近位端部と前記燃料集合体から前記部分長燃料棒を引き抜くために該部分長燃料棒の端部プラグに取り付け可能である把持部(432)で終端した遠位端部とを有する可動把持ロッド(431)をその中に含む下部ハウジング(430)と、
    前記把持ロッド遠位端部に取り付けられて、前記燃料集合体内に前記燃料棒グラップル工具を挿入した時に前記把持部が露出しないようにする取り外し可能な保護ガイドピン(435)と、
    前記下部ハウジングに連結され、かつ前記下部ハウジング内で前記把持ロッドの近位端部に連結された第1の端部を有する駆動ロッド(408)をその中に含む上部ハウジング(418)と、
    操作員によって操作可能でありかつ前記駆動ロッドの第2の端部に連結されたプッシュプルハンドル(404)と、を含み、
    前記プッシュプルハンドルが、前記駆動ロッドの運動を防止する固定位置と、前記上部ハウジング内で前記駆動ロッドを前方に押して前記把持部及びガイドピンと共に前記把持ロッドを延伸位置に移動させることを可能にする解除位置とを有することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  13. 前記プッシュプルハンドルが、前記ガイドピンを取り外すだけのために前記把持ロッドを延伸させて、前記把持部を露出させかつ引き抜き対象の前記部分長燃料棒に前記把持部を取り付けるように解除位置に置かれ、
    前記プッシュプルハンドルが、前記燃料集合体から前記部分長燃料棒を取り出すために前記固定位置に戻されることを特徴とする請求項12記載のシステム。
  14. 前記ガイドピンを取り外して前記把持部を前記部分長燃料棒の上端部プラグに取り付けることを可能にするようになったガイドピン回収工具(500)をさらに含むことを特徴とする請求項の請求項12記載のシステム。
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