JPS6229761Y2 - - Google Patents

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JPS6229761Y2
JPS6229761Y2 JP1981143536U JP14353681U JPS6229761Y2 JP S6229761 Y2 JPS6229761 Y2 JP S6229761Y2 JP 1981143536 U JP1981143536 U JP 1981143536U JP 14353681 U JP14353681 U JP 14353681U JP S6229761 Y2 JPS6229761 Y2 JP S6229761Y2
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    • F22B37/00Component parts or details of steam boilers
    • F22B37/002Component parts or details of steam boilers specially adapted for nuclear steam generators, e.g. maintenance, repairing or inspecting equipment not otherwise provided for
    • F22B37/003Maintenance, repairing or inspecting equipment positioned in or via the headers
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21DNUCLEAR POWER PLANT
    • G21D1/00Details of nuclear power plant
    • G21D1/02Arrangements of auxiliary equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
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    • B23P19/022Extracting or inserting relatively long parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は原子炉発電技術に関し、より詳細に
は、原子炉発電方式の蒸気発生器に関する。
蒸気発生器は、2次冷却水との熱交換関係にお
いて原子炉に熱水を循環させる1次水回路として
の多数のU字管を備えている。直管を備えた蒸気
発生器も用いられている。1次水は高度に放射性
である。1次U字管のうちいくつかが故障してこ
れから漏れを生ずることも経験されている。放射
性1次水が2次水中に漏れることは認容されず、
この漏れを抑制するために欠陥のある管は塞がれ
る。これらの塞がれる管の数が増大するほど、蒸
気発生器の性能は低下し、その結果としてメガワ
ツト出力が減少する。その場合にはサンプル管部
分を蒸気発生器から除去し、故障モードを定めて
それ以上の故障を防止するための高価な試験を、
これらの管部分について行わねばならない。
従来技術の教示によれば、管部分の除去は、反
復される一連の作業によつて行われ、その各々の
作業について作業員が蒸気発生器の高放射性1次
キヤビテイにはいることが必要とされる。1つの
作業を行う各々の作業員は法律で定めた最大許容
放射線レベルにのみ被曝されることができ、通常
はその作業を数分以内において行う。1つの管部
分を除去するのに必要な人員は典型的には5人か
ら120人である。どの場合にも、必要な人員の数
は、取出されるべき管部分の長さ、管部分の位
置、蒸気発生器中の放射線強度その他の要因によ
つて定まる。
従来技術のこの慣習は、不経済なだけでなく、
熟練した作業員の使い方の上から好ましくない。
蒸気発生器の放射性環境に入る人は3ケ月もの間
他の放射性環境に入ることを許されず、その期間
は現場要員として無効化される。
本考案の主な目的は、従来技術のこの不都合を
解消し、蒸気発生器からの管部分の除去が、現場
要員を高放射性の場所に過度に曝露させることな
く、また除去された管部分に対する損傷が最小に
なり、欠陥の配向及び位置が容易に定められ得る
ように行うための、管除去装置を提供することに
ある。
この目的に留意し、本考案により、実用新案登
録請求の範囲に記載した管除去装置が提供され
る。
本考案の典型的な実施に当り、原子炉からの1
次水流を搬送する直管又はU字管のうち選定され
たものを渦電流プローブにより周期的に試験す
る。欠陥を示す管の一部分を、管板とも呼ばれる
ヘツダー及び蒸気発生器から切離す。典型的には
管の一部分は管支持体から7cmより少くなくしか
も欠陥部所の上下7cmより少くない個所において
切離すべきである。本考案によれば、除去される
べき管の一部分、即ち管部分もしくは被除去部分
の内面が最初に把持され、その一部分の先端がヘ
ツダーから取除かれる。その後に管の一部分の外
面が把持され、該一部分が更にヘツダーの外に引
出される。典型的には、ヘツダー下方のスペース
の長さは約48.3cm(19インチ)ないし63.5cm(25
インチ)であり、除去すべき管の一部分の長さは
約635cm(250インチ)にもなることがある。管の
一部分は複数の区分即ち長さ部分において除去さ
れ、各々の長さ部分はヘツダーから引出された後
に切離される。各区分は適当なといし車により切
断する。といし車は管を或る角度をもつて、即ち
バイヤスに切断する。各々の長さ部分には、蒸気
発生器中においてと同一の関係に組立て得るよう
に適当なラベルが付される。
本考案による除去装置は、ヘツダーの下面に固
定される基板を備えている。キヤリツジは基板の
下面に固着したねじに吊設されている。ねじ(キ
ヤリツジ移動装置)はキヤリツジを基板に近付き
又は離れる、即ち接近又は離遠するように移動さ
せるために駆動される。外面グリツパー組立体は
キヤリツジから吊設され、流体作動されるピスト
ンロツド(グリツパー移動手段)によりキヤリツ
ジに近付き又は離れるように移動自在となつてい
る。作動開始時には外面グリツパー組立体(外面
グリツパー手段)はキヤリツジの直ぐ下方にあ
る。内面グリツパー組立体(内面グリツパー手
段)は外面グリツパー組立体中に軸方向に挿入さ
れている。最初にヘツダーから管の一部分を取出
すためには、内面グリツパー組立体のグリツパー
を管の一部分の内面に係合させる。外面グリツパ
ー組立体のグリツパーは、管の一部分の外面に係
合されるのと同じ形態において内面グリツパー組
立体と係合されている。ピストンロツドは下動さ
れ、外面グリツパー及び内面グリツパーを下方に
ヘツダーから引出す。キヤリツジは次に下動さ
れ、ピストンロツドは収縮される。次に内面グリ
ツパーを管の一部分の内面から離脱させ、外面グ
リツパーは内面グリツパー組立体から離脱させる
と共に、管の一部分に係合される。外面グリツパ
ー組立体は次にピストンロツドにより下動され
る。管の一部分が所定の長さまで引出されるまで
キヤリツジ及び外面グリツパー組立体の交互の運
動が続けられる。次に管切断器により1つの長さ
部分が切離され、キヤリツジが上動され、次の長
さ部分の引出しが反復される。U字管は普通はイ
ンコネル合金又はステンレス鋼から出来ており、
といし車はこの合金を切断し得る材料から製造さ
れる。
本考案による除去装置は、前述した管の一部分
の引出し及び切離し装置のほかに、次の補助要素
を備えている。
(イ) 観察装置即ち可視装置/パンニング−テイル
テイングユニツト。
(ロ) 液圧/空圧弁台及びブースター箱。
(ハ) 制御コンソール。
(ニ) トランスジユーサーコンソール。
(ホ) 管除去工具。
これらの補助装置は本考案にとつて2次的な意
義をもたないため、詳細には説明されていない。
これらの補助装置の構造及び作用は次の通りであ
る。
(イ) 観察装置は、テレビカメラのパンニング−テ
イルテイングユニツト、モニターテレビ及びビ
デオテープレコーダーを備えている。観察装置
の機能は2つあり、1つの機能は、管の引出し
及び切断作動を観察すること、第2の機能は、
ヘツダーから出る時に管上の管支持板表示を特
定化することである。第3の補助的な機能は、
管引出し操作の可視的記録を提供することにあ
る。
(ロ) 弁台は、圧力調節器、制御弁、といし車、管
切断器、外面グリツパー組立体を作動させるシ
リンダーのピストンを駆動する液圧及び空圧源
その他の全ての機器を設置したドリーを有す
る。
(ハ) 制御コンソールは、管の一部分の引出し操作
を遠隔制御するために使用される電子制御盤で
ある。
(ニ) トランスジユーサーコンソールは次の目的に
使用される。
内面及び外面グリツパー組立体及び外面グ
リツパーの位置の可視表示を与える。
ヘツダーから取出される管の一部分の各々
の長さ部分の可視表示を与える。
プローブにより生ずる渦電流の指示及び支
持板位置の追跡の手段を提供する。
切断の間に取出し得る長さ部分の長さを制
限する手段を提供する。
内面及び外面グリツパー組立体により及ぼ
される引出し力の可視表示を提供する。
取出される各長さ部分の長さ対荷重の記録
を与える。
引出し装置駆動ねじに加えられる荷重を最
大許容荷重に制限する手段を提供する。
本考案は図面に示した実施例についての以下の
詳細な説明により一層明らかとなろう。
蒸気発生器20は入口24及び出口26を有す
るコンテナー22を備えている。通孔30を有す
るヘツダーないし管板28は入口24及び出口2
6の上方においてコンテナー22の内部に取付け
られている。ヘツダー28の下方のスペースは仕
切板32により入口プレナム34と出口プレナム
36とに仕切られている。発生器20は1つの組
立体40を形成する多数のU字管38を有する。
U字管38は通孔30中に入り、各々のU字管3
8は仕切板32に架け渡され、仕切板32の一側
の入口プレナム34と仕切板32の他側の出口プ
レナム36とを連通させている。U字管38は両
端においてヘツダー28の下面に漏止め溶接され
ている。入口プレナム34の上方の通孔は出口プ
レナム36の上方の通孔から仕切板32によりシ
ールされている。U字管38はU字管38の脚部
が通る通孔を備えた複数の支持板41により支持
されている。原子炉からの熱い冷却材は、入口プ
レナム34に開口するU字管脚部に流入し、冷却
された冷却材は出口プレナム36に開口するU字
管脚部を経て原子炉に戻される。
U字管38のいくつかに漏れが生ずることがあ
り、漏れが生じたU字管38は、2次系の放射能
汚染を最小にするため、直ちに塞がねばならな
い。
本考案の実施に当り、U字管38は渦電流プロ
ーブでもつて試験され、欠陥を示すU字管38
は、欠陥の上方、典型的には欠陥の少くとも7.62
cm(3インチ)上方又は下方において、また欠陥
の上方にある支持板41の少くとも7.62cm(3イ
ンチ)下方において切断される。本明細書におい
てU字管38の切除された部分は全体としてのU
字管38又は真直な管と区別するために「管部
分」と呼ばれ、管部分は第2〜28図において符
号50により表わされている。
第2〜28図に示す装置は、上述したように切
断された後に管部分50を取除き、欠陥及びヘツ
ダー28への溶接部を機械切削により切除するた
めに用いられる。この装置は、基板51、キヤリ
ツジ53、外面グリツパー組立体55、内面グリ
ツパー組立体57、管切断器59及び閉回路テレ
ビ観察装置61を備えている。第2図は管部分
(被除去部分)50の長さ部分50aを引出して
切離すための前記装置の作動を表わしている。内
面グリツパー組立体57は第2図には図示してな
く、第12図に図示されている。管部分50は第
2図に示すように、それが通つている通孔30の
十分下方のところで切断される。管部分50の次
の長さ部分は内面グリツパー組立体57を使用せ
ずに引出すことができる。
基板51は、管部分50がそれを通り除去され
るところの通孔30に近接できるように中央部を
開放したほぼ4角形のフレームの形状を有する。
基板51は両側の膨大状マンドレルロツク即ち管
ロツク63によりヘツダー28から吊設されてい
る。各々の管ロツク63は基板61の上面に固着
したアダプター板65を備えている。各々の管ロ
ツク63のスプレツダー67及びスプレツダー6
7が内部にてロツクのために移動し得るようにし
たマンドレル即ちグリツパー68は、基板51を
取付ける個所に適切に位置されたU字管38の先
端内に延長される。軸70を回動すると、スプレ
ツダー67はグリツパー68中に引込まれ、グリ
ツパー68を押広げるので、グリツパー68はU
字管38にロツクされる。軸70は支承板72の
軸受と係合する方形断面の支承面を備えている。
支承板72はヘツダー28と強固に係合するよう
に付勢される。支承板72はスプレツダー67が
その内部に入つているU字管38に隣接した複数
のU字管38の突出端を受けいれるための円形凹
所74を備えている。軸70はハウジング76を
備えている。
アクメねじ73,75(第4図)は、基板51
に強固にボルト締めしたスタツド77,79によ
り基板51から吊設されている。可膨張ゴ−タイ
トプロテクター81(第4図)は、ヘツダー28
から水と共に流下されることがある塵埃からアク
メねじ73,75を保護する。ストツパー80は
アクメねじ75の底部にピン82により固着され
ている。ストツパー80はキヤリツジ53の下動
を制限するためにマイクロスイツチ84と共働す
る。ねじ86はキヤリツジ53の上動を制限する
ためにマイクロスイツチ88と共働する。ねじ8
6は上下に調節できる。
キヤリツジ53は、ほぼC字形の断面をもつた
板体83を備えている。スリーブ85(第4,8
図)は板体83のウエツブを通り延長している。
衛星歯車電動機87は板体83の一方のアームの
一端近くに取付けられている(第9図)。電動機
87の駆動軸88は板体83の軸受(図示しな
い)を通つて延長し、スプロケツト車89及びス
プロケツト車89の内側の別のスプロケツト車
(図示しない)を駆動する。スプロケツト車89
はスプロケツトチエーン93を経てアイドラース
プロケツト車91を駆動する。スプロケツトチエ
ーン93は、ブラケツト96(第7図)に調節自
在に取付けたスプロケツト車95により緊張され
る。スプロケツト車95と同軸的に取付けたスプ
ロケツト車(図示しない)は、アクメねじ73と
噛合う駆動ナツト101(第4図)を駆動するス
プロケツト車97を駆動する。ナツト101は円
周上のボールベアリング103及びスラストベア
リング105上において回動し得る。ナツト10
5はスラストベアリング103にスラストを与え
る。スプロケツト車89と同軸的に取付けた別の
スプロケツト車(図示しない)は、スプロケツト
チエーン109を介しスプロケツト車107を駆
動する。スプロケツトチエーン109はナイロン
製ブロツク110により緊張される。スプロケツ
ト車107は、ナツト101と同様の、またナツ
ト101と同様に支承された駆動ナツト111を
駆動する。駆動ナツト111はアクメねじ75と
噛合う。駆動ナツト101,111が一方向又は
他方向に回動するとキヤリツジ53はねじ73,
75上において上動又は下動される。
複数の液圧シリンダ113,115,117,
119は板体83上に取付けられている。各々の
シリンダーはピストンロツド121,123,1
25(第3図)及び126(第11図)を備えて
いる。各々のピストンロツド121,123,1
25,126はそれぞれのシリンダー中のピスト
ン(図示しない)の作用の下に垂直に上下動され
る。流体は流体源303(第29図)から入口ニ
ツプル127を経て、ピストン121,123,
125,126の上方においてシリンダー11
3,115,117,119に供給される。ニツ
プル127は板体83から吊設したブラケツト1
29に取付けてある。ニツプル127はT継手1
31を介しニツプル127の両側のシリンダーに
連結されている。ピストン121,123,12
5,126の下方の流体は、やはりブラケツト1
29上に取付けたニツプル135及びT継手13
3を経て流体源303に返送される。
外面グリツパー組立体55は、中心下方に4角
形フランジ139を有するスリーブの形状のグリ
ツパー本体137を備えている。グリツパー本体
137は板体83のスリーブ85中に摺動自在に
取付けられている。グリツパー本体137が最も
上方の位置になると、フランジ139は板体83
の下面に係合する。フランジ139の4隅にはピ
ストン121,123,125,126が係合す
る通孔138がある。各々のピストンロツド12
1,123,125,126は先端にねじ部分を
有し、ナツト140,142によりフランジ13
9に固着されている。グリツパー本体137はフ
ランジ139の下方ではスロツト141を備えた
スカートの形状を有し、それに内面グリツパー組
立体57(第12図)が係合している。インサー
ト143(第8図)はグリツパー本体137の上
部に取付けられている。インサート143はグリ
ツパー本体137の円筒状内面に適合するように
ほぼ円筒状の外面を備えている。インサート14
3はグリツパー本体137の外側肩部147と係
合するフランジ145を有する。インサート14
3の内面はテーパー状になり、円錐台形になつて
いる。インサート143の上部開口にはリング1
49が固着されている。
ガイド151は大体において、円筒状スカート
がそれから延長する扁平アニユラスの形状であ
り、インサート143の基部及びグリツパー本体
137の内側壁と係合するように取付けられてい
る。ガイド151はさら孔155(第22図)を
介し止めねじ153によりグリツパー本体137
中に固着されている。
外面グリツパー組立体55は外面グリツパージ
ヨー組立体157を備えている。グリツパージヨ
ー組立体157は指状片161を上方に延長させ
た円筒形ガイド159を備えている(第13,1
4図)。通常は指状片161はガイド159と一
体になつている。外面グリツパージヨー組立体1
57はアクチユエーター163(第18,19
図)も備えている。アクチユエーター163は等
間隔の舌片165を基部から延長させた中空円筒
体の形状を有する。舌片165はスリーブ168
の対応の脚部167にボルト締めされている。ば
ねプランジヤー169はアクチユエーター163
の外周の回りに等間隔に配設されている。指状片
170はガイド159から延長し、ばねプランジ
ヤー169に固着されている。
外面グリツパージヨー組立体157はジヨー1
71(第15,16図)を備えている。各々のジ
ヨー171は縦断面図でみた時に半台形の形状を
有する。各々のジヨー171には中心下部の、傾
斜縁に近接して、ピン173が挿通されている。
外面グリツパージヨー組立体157の各々の指状
片161は、向かい合いに位置されたスロツト1
75を備えている。ジヨー171は向かい合う指
状片161の間において、ピン173(第14
図)により固定されている。
アクチユエーター163及びグリツパージヨー
組立体157は、空圧シリンダー179のピスト
ン177(第8図)により圧縮ばね181のばね
力に抗して上方に移動される。ピストン177は
アクチユエーター163と係合するフランジ18
3を上端に備えた中空シリンダーと一体になつて
いる。ピストン177を上動させる空気は、グリ
ツパー本体137中の通孔187(第22図)を
経てシリンダ−の空気通路185中に噴射され
る。ジヨー組立体157が上方に付勢されると弾
性金属製の指状片161はインサート143によ
り押し縮められ、ジヨー171を押し縮めるの
で、ジヨー171は管部分50又は内面グリツパ
ー組立体57のハウジング159(第12図)に
場合に応じて強固に係合する。空気通路185を
通る空気がなくなると、外面グリツパージヨー組
立体157は後退し、指状片161及びジヨー1
71は後退した不係合位置に戻される。
変位トランスジユーサー191は外面グリツパ
ー組立体55のフランジ139上に取付けられて
おり、キヤリツジ53の真の位置、排出された管
部分50の全長及び切断の間に排出された長さ部
分50aの長さを定める手段を提供する。トラン
スジユーサー191はケーブル型である。外面グ
リツパー組立体55を移動させると、ワイヤ(図
示しない)がトランスジユーサー191の外部に
引出され、符号器(図示しない)を回動させる。
符号器は、引出された管部分の長さ、切除された
管長及び引出された管部分の全長を特定化する信
号を送出する。変位トランスジユーサー191に
は、米国カリフオルニア州キヤノガパーク所在、
セレスコ・インダストリーズ・コーポレイシヨン
から市販されているものを使用する。
内面グリツパージヨー組立体57(第12図)
は、スプレツダーハウジング189のほかにスプ
レツダー組立体193も備えている。スプレツダ
ーハウジング189は、頂部の下方において厚く
なり、厚いリング195から尖鋭なリムまで内面
がテーパー状になつている管体であり、頂部に複
数の等間隔のスロツト197を備えている。スプ
レツダーハウジング189は逆カツプ状ステム1
99を形成するように底部がフレヤー状になつて
いる。ステム199は雄ねじ部分を有する。テー
パー部分201はスプレツダーハウジング189
のスロツト端203中に着座している。スプレツ
ダー組立体193は、組立体193の中心部20
7よりも少し小径のねじ付きステム205を備え
ている。ステム205はその長さの少くとも一部
分に沿つて平たん面209を備えている。
内面グリツパー組立体57は、支持ハブ211
も備えている。支持ハブ211は雌ねじ付き凹部
を有し、この凹部中にスプレツダーハウジング1
89の逆カツプ状ステム199が固着されてい
る。ブロツク213はハブ211の頂部に等間隔
に溶接されている。内面グリツパー組立体57の
使用時にはブロツク213はグリツパー本体13
7のスカートのスロツト141(第2,4図)に
係合する。
円筒形アダプター215は支持ハブ211の底
部上に取付けられており、デイスク217及びナ
ツト219を備えている。デイスク217は支持
ハブ211にボルト締めしたハブリング221に
より支持ハブ211の先端に保持されている。ナ
ツト219は、ハブ211の先端にねじ止めされ
ている。係止ピン223は支持ハブ211の横孔
にねじ止めされている。係止ピン223の先端は
支持ハブ211の平面に係合し、ナツト219を
スプレツダー組立体193にねじ込んだ時にスプ
レツダー組立体193が回動することを阻止す
る。ナツト219を締付けるとスプレツダー組立
体193のテーパー部分201は下動してスプレ
ツダーハウジング189のスロツト端を外方に押
し広げ、管部分50の内面を把持する。ハンドル
225はナツト219を締める時に支持ハブ21
1が回動するのを阻止するために支持ハブ211
の別の横孔にねじ込まれている。
内面グリツパー組立体57は、管部分50を蒸
気発生器20から取除き始める時に1回だけ用い
られるため、通常は手で操作される。取除き作業
の開始時に内面グリツパー組立体57はブロツク
213がスロツト141と係合された状態で外面
グリツパー組立体53中に同軸的に挿入される。
スプレツダー組立体193及びスプレツダーハウ
ジング189の頂部はヘツダー28中の管部分5
0の先端中に延長する。支持ハブ211及びそれ
に固着された部分がハンドル225により回動さ
れないようにして、レンチによりナツト219を
締付け、スロツト端203をして管部分50の先
端の内面を把持せしめる。次にスプレツダーハウ
ジング187の外面を、グリツパージヨー組立体
157のジヨー171により把持し、外面グリツ
パー55を操作して管部分50の或る長さ部分5
0aを引出す。この操作は遠隔操作によつて行
う。次に第2図に示すように、ヘツダー28の底
面の下方において長さ部分50aを切離す。内面
グリツパー組立体57の助けを借りずに遠隔操作
により次々の長さ部分を引出して切離すことがで
きる。
キヤリツジ53とグリツパー組立体55との共
働により管部分50の各々の長さ部分50aを引
出すしかたを、第23A,23B,23C図につ
いて説明する。最初はキヤリツジ53と外面グリ
ツパー組立体55とは、第23A図に示す位置に
あり、ピストンロツド121,123,125,
126はシリンダー113,115,117,1
19中に引込まれ、フランジ139はキヤリツジ
53に近接しているかこれに突当つている。グリ
ツパージヨー組立体157は管部分50と(作動
開始時にはグリツパーハウジング189と)係合
している。流体がシリンダー113,115,1
17,119中に噴射されるとピストンロツド1
21,123,125,126は下動される。ピ
ストンロツド121,123,125,126は
グリツパー組立体55を下方に連行し、把持され
た管部分50は、ピストンロツド移動距離(典型
的には7.62cm(3インチ)に等しい距離に亘りヘ
ツダー2(第2図)から引出される。第23B図
にピストンロツド121,123,125,12
6が伸長された状態を示す。次に電動機87(第
2,9図)を付勢してねじ73,75を回動さ
せ、キヤリツジ53を下動させ、ピストンロツド
121,123,125,126をシリンダー1
13,115,117,119中に引込む。この
作動工程の間は管部分50はヘツダー28から引
出されない。キヤリツジ53とグリツパー組立体
55とは今や第23C図の位置になる。所望の際
にはキヤリツジ53及びそれに伴う外面グリツパ
ー組立体55の移動を、外面グリツパー組立体5
5の最後の低い位置よりも下方まで継続させ、そ
れに対応して管引出しがなされるようにする。ど
ちらにしても、グリツパー組立体55とキヤリツ
ジ53との前述した交互の移動は、場所が許す限
りの長さ部分50aが引出されるまで続けられ、
その長さ部分50aは管切断器59により切離さ
れる。次にキヤリツジ53及びグリツパー組立体
55を最も上方の位置まで上動させ、引出し工程
を反復する。キヤリツジ53と外面グリツパー組
立体55との交互の移動による前述した引出し操
作は、遠隔制御によつて行われる。電動機駆動さ
れるキヤリツジ53と液圧シリンダー113,1
15,117,119により作動される外面グリ
ツパー組立体55との共働により、シリンダー駆
動される外面グリツパー組立体のみにより実現さ
れるより広汎な増分をもつて管部分50を係合さ
せることができる。そのため管部分の外面に生ず
る損傷又は刻印が最小になる。
次に第2,24〜28図を参照して管切断器5
9について説明する。管切断器59は第27,2
8図に示すように互に固定した支持体235,2
37及びブラケツト233から成るブラケツト組
立体231を備えている。管切断器59を基板5
1に連結するための連結部材239はブラケツト
233及び支持体235に固着されている。基板
51から延長するロツド241(第5,6,24
図)は連結部材239の脚状端の通孔243に通
されている。これらのロツド241はラツチ24
7の切欠245中においてブラケツト組立体23
1にベヨネツト式に固着されている。ロツド24
1を固着するには、ラツチ245をハンドル24
9により移動させ、ロツド241を切欠245に
係合させる。
オイルオーバーエアー式に駆動されるシリンダ
ー251は、支持体237から支持される。導管
253はシリンダー251の先端に連結され、導
管255はシリンダー251の他端の近くに横向
きに連結されている。シリンダー251はピスト
ン(図示しない)により作動可能なピストンロツ
ド257を備えている。導管253に供給される
空気はロツド257をシリンダー251から第2
6図の右方へと移動させ、導管255に供給され
る空気はロツド257をシリンダ251中に、第
26図の左方へと移動させる。キヤリヤ259は
ピストンに連結されている。空圧モーター261
はキヤリヤ259に連結されている。典型的には
ガラス繊維補強された酸化アルミニウムから出来
ている摩擦デイスク263は、空圧モーター26
1の軸265に取付けられている。キヤリヤ25
9は支持体235,237の間に延長する案内ロ
ツド269(第26図)上にボールブツシユ26
7により摺動自在に取付けられている。
デイスク263は典型的には直径12.7cm(5イ
ンチ)のガラス繊維補強された酸化アルミニウム
デイスクである。空圧モーター261は約9000〜
11000RPMにおいて駆動される。デイスク263
の面は、第2図に示すように、切断される管部分
50の軸線に対しデイスク263から上方に約30
゜、デイスク263から下方に150゜それぞれ傾
斜している。切断された長さ部分の先端にマーク
を付すと、後に管部分を検査のため本来の形状に
再構成できる。管部分50を通るようにデイスク
263を駆動するシリンダー251は典型的には
オイルオーバーエアー系統により駆動されるビン
バ・シリンダーである。切断器59の送り力及び
速度は油の流率及び圧力を制御することにより制
御される。管切断器59は遠隔制御により操作さ
れる。基板51上に位置されたマイクロスイツチ
(図示しない)は、長さ部分50aが切断される
と、制御コンソール275(第29図)上の「切
断終了」表示灯を点灯させる。
テレビ観察装置61はテレビパンニング−テイ
ルテイングユニツトとも呼ばれ、大体において既
知のものである。観察装置61は、引出し装置の
近傍(45゜の角度で引出し装置を見て約30cm後
方)のところでヘツダー28にカムロツクされて
いる。観察装置61は手動でパンニングし(即ち
引出し装置にターゲツトを定め)その位置にロツ
ク即ち係止する。カメラの焦点は手動で調節す
る。光の強さは遠隔の制御コンソール275にお
いて調節する。観察装置61は、モーター273
により垂直に揺動されるカメラ271を備えてい
る。水平面に対して上下に35゜の走査が可能であ
る。マイクロスイツチ(図示しない)によりテイ
ルテイングを制限する。テイルテイングは上下ク
ラツチを介し制御コンソール275(第29図)
において制御される。制御コンソール275の近
傍に位置されたモニターテレビ277を介し操作
者が管引出し操作を観祭することができる。操作
者は制御コンソール275の近傍に配設されたビ
デオテープレコーダー279により管引出し操作
の全部又は一部を記録しておくことができる。制
御コンソール275は、モニターテレビ277、
ビデオテープレコーダー279、オーデイオボツ
クス281及びトランスジユーサーコンソール2
85と共に、放射線から保護された封込め室28
3に位置されている。
制御コンソール257は、管引出し装置、管切
断器59、テレビ観察装置61、照明装置、液圧
ポンプその他の制御用に用いられる。各々の関連
する機能は、制御コンソール257上に位置され
た対応のスイツチを備えている。どれか1つのス
イツチを操作すると、所望の機械的及び電気的な
動作(ソレノイド弁の開閉、弁の閉止、電気回路
の閉成その他)がトリガーされる。不所望の状態
の生起を防止するためのロジツクが制御回路に組
込まれている。これはスイツチ付勢の逐次化又は
特別の機能の動作が起こり得る前に或る状態が有
効になることを要求するロジツクにより実現され
る。
前述したスイツチのほかに、或る状態が有効に
なつた時に点灯される表示灯が設けられている。
これらの表示灯には次のものを含まれる。
(イ) 主回路電力オン。
(ロ) 液圧ポンプオン。
(ハ) 切断器空圧モーター261オン。
(ニ) キヤリツジ53が上方極限位置にある。
(ホ) キヤリツジ53が下方極限位置にある。
(ヘ) キヤリツジ53と外面グリツパー組立体55
とが接触している。
(ト) 外面グリツパージヨー組立体157係合。
(チ) 外面グリツパージヨー組立体157不係合。
(リ) 切断終了。
上述した構造により、内面グリツパー組立体5
7の作動を除けば全遠隔制御により蒸気発生器2
0から管部分50を取除くことができる。理論的
には操作者は目視確認なしに系統の制御を行い得
る。しかし観察装置61が取除き装置の一部とし
て組込まれている。
トランスジユーサーコンソール285上での上
部デジタル表示により真のグリツパー位置がモニ
ターされる。引出し装置上の変位トランスジユー
サー191は2方向信号を表示部に供給し、表示
部は引出し装置に対して外面グリツパージヨー組
立体157がどこに位置しているかを指示する。
表示部に近接したリセツトスイツチ(図示しな
い)はどんな位置においても帰零を可能にする。
しかし本装置はおいて零点はキヤリツジ53の上
方極限位置に対応する。表示部に近接して設けた
ちようねじダイヤル及びプリセツトボタン(いず
れも図示しない)によつて、999.999インチ(約
2540cm)までの所望の数を表示部上にプリセツト
できる。
トランスジユーサーコンソール285上での下
部デジタル表示により、ヘツダー28から取除か
れる管部分50の全長をモニターすることができ
る。引出し装置上の変位トランスジユーサー19
1は、管部分50の引出し及びその引出しの程度
を指示する1方向加算信号を送出する。この信号
は、外面グリツパージヨー組立体157が管部分
50に係合されて管引出しスイツチがオンになつ
た時にのみ送出される。表示部に近接したリセツ
トスイツチ(図示しない)により表示を帰零する
ことができ、これは引出し開始前に1回だけ行わ
れる。表示が帰零された後はリセツトスイツチは
カバー中に収納される。これにより引出し開始後
に表示部が不注意により帰零されることが防止さ
れる。表示部に近接したちようねじダイヤルリミ
ツトスイツチ(図示しない)により渦電流指示又
は支承板位置をダイヤルインすることができる。
表示部上の数値がダイヤル上の数値に等しければ
管引出しスイツチ(図示しない)は消勢され、制
限値がリセツトされてダイヤルがより大きな数値
にされるまでは管引出しができないようになる。
プリセツトボタン(図示しない)と共にダイヤル
を使用した場合にも999.999インチ(約2540cm)
までの所望の数値を表示部上にプリセツトするこ
とができる。しかしプリセツトスイツチは、引出
し中は常に遮蔽しておき、トランスジユーサーコ
ンソール285への電力が不在の場合にのみ使用
するべきである。
トランスジユーサーコンソール285の下半部
に位置された第2のちようねじダイヤルリミツト
スイツチ(図示しない)により、切断がなされる
べき最大値をダイヤルインすることができる。こ
のリミツトスイツチは全部の管引出しの表示につ
いての数値をプリセツトするために使用され得る
ことを除いて、前記のちようねじダイヤルリミツ
トスイツチと同様に作動する。
トランスジユーサーコンソール285の下半部
に位置された圧力/力計器(図示しない)は、引
出し圧力を何千psiの単位で、また引出し力を何
千ポンドの単位でそれぞれ可視表示する。
トランスジユーサーハウジング285の下半部
に位置されたストリツプチヤートレコーダー(図
示しない)は引出し荷重−引出された管の長さの
記録を与える。水平目盛(図示しない)は引出し
力をプロツトし(全目盛5000psi、350Kg/cm2)、
垂直チツクマーカーは、引出される管部分50の
1インチについて1つのマークを与える。このレ
コーダーは、管部分50が引出されている時に自
動的にオンになり、管部分50の引出しを止める
とオフになる。
座屈系統は、キヤリツジ駆動用のねじ73,7
5が荷重の下に不時に座屈することを防止するた
めに用いられる。トランスジユーサーコンソール
285中の電子回路は、実際の荷重を真のキヤリ
ツジ位置で常時割算し、座屈比と呼ばれる比を算
出する。座屈比が臨界座屈比よりも小さいと管引
出し装置の作動が続けられる。臨界座屈比に到達
すると管引出しスイツチ(図示しない)は自動的
に消勢されて負荷を除く。作動を続けるためには
外面グリツパージヨー組立体157を上動させ、
座屈系統をリセツトすることが必要とされる。
弁台はドリー287であり、その上に弁箱28
9及び液圧ポンプ291が固定されている。弁箱
289は、ソレノイド弁、圧力計、エアオーバー
オイルタンク及び流量制御弁(全て図示しない)
を収容している。これらの部材は、外面グリツパ
ー組立体55、空圧モーター261、切断器61
及び補助機能を遠隔制御するために用いられる。
全部の回路は低圧空気回路(0〜6.3Kg/cm2
90psi)又はエアオーバーオイル回路である。弁
箱289は修理又は調節の目的で各部にすみやか
に近接できるような構造を備えている。弁箱28
9は手で運ぶためにドリー287からすみやかに
取外すこともできる。液圧ポンプ291は管引出
し装置の液圧シリンダー113,115,11
7,119に高圧の圧液(油)を供与する。ポン
プ組立体上に取付けたソレノイド弁(図示しな
い)は油を所望の配管へと指向させる。圧力逃し
弁(図示しない)によつて装置中の圧力値を限界
値にまで設定することができる。引出し装置によ
り管部分50を引出す場合、(どのアクメねじ組
を用いるかに依存して)22.8cm(9インチ)間隔
又は38.1cm(15インチ)間隔で管を把持し得るよ
うにするための或る順序に従うが、この順序は基
本的には次の通りである。
(イ) 管部分50に外面グリツパージヨー組立体1
57を係合させる。
(ロ) シリンダー113,115,117,119
の行程。
(ハ) キヤリツジ53とフランジ139とが接触す
るまでキヤリツジ53を下動させる。
(ニ) シリンダー113,115,117,119
の行程。
(ホ) キヤリツジ53とフランジ139とが接触す
るまでキヤリツジ53を下動させる。
(ヘ) その他。
キヤリツジ53をフランジ139に接触するよ
うに下動させる際にピストンロツド121,12
3,125,126は衛星歯車電動機87により
後退される。その時に配管293,295,29
7,299中の圧液は移動される。電動機87は
この圧液を移動させる能力は有しない。そのため
ブースター箱301中に位置された特別の液圧回
路(図示しない)が用いられる。キヤリツジ53
を下動させる際に、シリンダー113,115,
117,119中のピストンを移動させるのに必
要な力に等しい力がシリンダー113,115,
117,119の後退側に加えられる。上述の状
態の補償において、別の解決を要する不所望な状
態が生ずる。液圧シリンダー113,115,1
17,119の後退側に加えられた力は、グリツ
パージヨー組立体157を不係合にする効果をも
ち、前述のように装置を作動させるには、グリツ
パージヨー組立体157を係合させねばならな
い。グリツパージヨー組立体157を不係合にす
る傾向のある力を補償するには、アクチユエータ
ー163に加わる圧力を対応的に増大させねばな
らない。この力は空圧シリンダー179により加
えられる。
ドリー287とその構成要素、ブースター箱3
01及び流体源303(油タンク)は、放射能に
対し保護された封込め室中に配設されている。
内面グリツパー組立体57はヘツダー28から
管部分50を取除くために主として用いられる。
グリツパー組立体57は管部分50を引出すため
にも使用し得るが、この目的には外面グリツパー
組立体55が有利である。最初に管部分50を取
除くには、制御コンソール275の管引出しスイ
ツチ(図示しない)を動作させ、外面グリツパー
組立体55から内面グリツパー組立体57に荷重
を移動させる。
切断されるつど長さ部分50aを除去するため
に、本考案の実施において管除去工具が用いられ
る。この除去工具は本考案に不可欠ではないた
め、ここでは単に一般的に説明する。
管除去工具は、空圧作動される管グリツパーを
一端に取付けた多区分の抜差し自在な工具であ
る。空圧ビンバ・シリンダーがグリツパーの開閉
に用いられる。これらのシリンダーには、工具の
反対側端に位置された3方向トグルスイツチ型ミ
ニアチユア弁に接続した空気配管から空気が供給
される。弁下方のハンドルを回動させてグリツパ
ーヘツドの位置を調節する。ハンドルを回動させ
るとビンバ・シリンダーのロツドが引かれ又は押
される。この作用により、グリツパーヘツドの位
置を制御する同じビンバ・シリンダーに連結され
た配管中において流体が移動される。第2のシリ
ンダーは第1のシリンダーの変位を正確に再現す
るので、グリツパーヘツド上の角度が変更され
る。2つのシリンダーはマスター−スレーブ系を
形成する。1.2m(4フイート)の長さの3本の
同心アルミ管によつて、約3メートル(10フイー
ト)の距離まで工具を抜差し式に伸長させること
ができる。2本のより大径のアルミ管の遠端に位
置されたナイロン製ブツシユにより、管の間の滑
動摩擦を調節することができる。管部分除去グリ
ツパーヘツド自身には管部分50にきずをつけな
いようにラバーライニングが施こされている。工
具の作用は次の通りである。グリツパーヘツドが
管の近傍に位置されるまで工具をマンホール内部
に伸長させる。管に対し直角となるまでグリツパ
ーヘツドの位置を調節する。グリツパーを管上に
着座させ、3方向空圧弁により閉合させる。外面
グリツパー組立体55から完全に自由になるまで
管部分を引下げる。管除去工具に管部分50が平
行になるまでグリツパーヘツドの位置を再調節す
る。次にマンホールを経て工具を後退させ、管部
分50を除去し、特定化のマークを付する。
本考案の実施において有用な特徴は、内面グリ
ツパー組立体57と外面グリツパー組立体55と
の共働作用に存する。内面グリツパー組立体57
はヘツダー28から管部分50を除去し始める時
のみにおいて局所的に手で操作される。その後は
管部分を完全に除去するために遠隔制御により外
面グリツパー組立体55が操作される。初めに内
面グリツパー組立体57のナツト219(第12
図)が手で締付け、グリツパーに管部分50の内
面を把持させる。内面グリツパー組立体57の作
用により管部分50をヘツダー28から引出す。
その後の操作はすべて遠隔制御により行われる。
外面グリツパー組立体55は、電動機87(第2
図)、液圧シリンダー113,115,117,
119、管切断器59のキヤリヤ259、シリン
ダー251及び空圧モーター261の選択的な遠
隔操作により遠隔作動される。各々の長さ部分5
0aはヘツダー28の下方において切離されるた
め、残りの長さ部分は、外面グリツパージヨー組
立体157(第8図)により把持されることがで
きる。ナツト219を締付ける作業員に対する放
射線被曝は限られており、被曝時間も非常に短
い。
本考案は上述した実施例のほかにもいろいろと
変形して実施でき、上述した特定の構成は単なる
例示であつて、本考案を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される蒸気発生器の壁部
の一部分を切欠いて示した側面図、第2図は本考
案による除去装置の斜視図、第3図は第2図に示
す除去装置のキヤリツジ及び外面グリツパー組立
体を示す下面図、第4図は第2図に示す除去装置
を示す側面図であり、管切断器は取除いて示す
図、第5図は第2図に示す除去装置の上面図、第
6図は管切断器を基板から支持する態様を示すた
めの、第5図の−線に沿つた部分断面図、第
7図は第4図の−線に沿つた断面図、第8図
は第7図の−線に沿つた断面図、第9図は第
7図の矢印−の方向にみた部分端面図、第1
0図は第7図の−線に沿つた部分断面図、第
11図は第7図のXI−XI線に沿つた部分断面図、
第12図は内面グリツパー組立体を実線で示し、
内面グリツパー組立体が挿入される外面グリツパ
ー組立体の下部を1点鎖線で示した、一部断面に
より表わした側面図、第13図は外面グリツパー
組立体の一部縦断側面図、第14図は第13図の
矢印の方向にみた端面図、第15図は第13
図の矢印−の方向にみた端面図、第16
図は外面グリツパージヨー組立体の側面図、第1
7図は第16図の矢印の方向にみた端面図、
第18図は外面グリツパージヨー組立体のアクチ
ユエーターを示す縦断面図、第19図は第18図
の矢印の方向にみた端面図、第20図は外面
グリツパージヨー組立体の把持作用をひき起こす
インサートの縦断面図、第21図は外面グリツパ
ー本体の端面図、第22図は第21図のXII−
XII線に沿つた断面図、第23A,23B,23C
図は一連の作動の間の第2図に示す除去装置のキ
ヤリツジ及び外面グリツパージヨー組立体の相対
位置を示す説明図、第24図は管切断器の側面
図、第25図は管切断器の端面図、第26図は第
25図に示した管切断器を図の紙面内において反
時計方向に30゜回転して示した第25図の矢印
−の方向にみた側面図、第27図は切
断器の支持ブラケツト組立体の一部断面により表
わした側面図、第28図は第27図の矢印
−の方向にみた一部断面により表わした側
面図、第29図は本考案による除去装置の設置及
び制御設備を示す全体的な配列図である。 符号の説明、20……蒸気発生器、28……管
板、30……通孔、38……管、50……管部
分、51……基板、53……キヤリツジ、55…
…外面グリツパー組立体、63……管ロツク(固
定手段)、68……グリツパー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の通孔を有する管板を含み、該管板の一方
    の側から複数の管が前記通孔内に延入している原
    子炉蒸気発生器から、前記管の被除去部分を除去
    すべく、基板と、該基板を前記管板の他方の側の
    表面に固定する固定手段とを含む管除去装置にお
    いて、 前記基板に関して接近及び離遠するよう移動自
    在に前記基板に垂設されたキヤリツジと、 該キヤリツジを前記基板に関して接近及び離遠
    するよう移動させるべく前記キヤリツジに連結さ
    れたキヤリツジ移動装置と、 前記キヤリツジに関して接近及び離遠するよう
    移動自在に前記キヤリツジ上に支持された外面グ
    リツパー手段であつて、グリツパーと、前記被除
    去部分の外面に係合したり該被除去部分の外面か
    ら離れたりするように前記グリツパーを作動させ
    る作動機構とを含む前記外面グリツパー手段と、 該外面グリツパー手段を前記キヤリツジに関し
    て接近及び離遠するよう移動させるため前記外面
    グリツパー手段に連結されたグリツパー手段移動
    装置と、 前記被除去部分を前記管板から除去するために
    該被除去部分の内面を把持する内面グリツパー手
    段と、 前記キヤリツジから離遠して移動するよう前記
    外面グリツパー手段を作動させた時に前記被除去
    部分が前記外面グリツパー手段及び内面グリツパ
    ー手段の協働によつて前記管板から外部に出るよ
    うに、前記内面グリツパー手段を前記外面グリツ
    パー手段内に固定する固定手段と、 を備えることを特徴とする管除去装置。
JP1981143536U 1980-09-29 1981-09-29 Expired JPS6229761Y2 (ja)

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