JPH02228422A - オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケール除去方法 - Google Patents
オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケール除去方法Info
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- JPH02228422A JPH02228422A JP5057489A JP5057489A JPH02228422A JP H02228422 A JPH02228422 A JP H02228422A JP 5057489 A JP5057489 A JP 5057489A JP 5057489 A JP5057489 A JP 5057489A JP H02228422 A JPH02228422 A JP H02228422A
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- slab
- stainless steel
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Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1
次スケールを除去する方法に関する。
次スケールを除去する方法に関する。
[従来の技術]
連続鋳造機により鋳造されるオーステナイト系ステンレ
ス鋼スラブは、運用上の点から分塊工場の分塊圧延機で
軽度の圧延することがある。この圧延のために加熱炉で
加熱されるオーステナイト系ステンレス鋼スラブの表面
に発生する1次スケールは、圧延が厚さ方向のみで幅方
向の圧延が少ないので、分塊圧延中も剥離せずにスラブ
の表面(こ残留する。このスラブの表面に残留した1次
スケールは、スラブの表面疵を除去するために実施する
表面検査時に欠陥の検出精度を著しく低下させるので1
表面検査に先立ち除去するようにしている。そして従来
このオーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケー
ルは、第2図のようにスラブ21の表面にグラインダー
の砥石22を当て、グラインダーの砥石22を回転させ
ることによって1次スケール23を除去するようにして
いた。
ス鋼スラブは、運用上の点から分塊工場の分塊圧延機で
軽度の圧延することがある。この圧延のために加熱炉で
加熱されるオーステナイト系ステンレス鋼スラブの表面
に発生する1次スケールは、圧延が厚さ方向のみで幅方
向の圧延が少ないので、分塊圧延中も剥離せずにスラブ
の表面(こ残留する。このスラブの表面に残留した1次
スケールは、スラブの表面疵を除去するために実施する
表面検査時に欠陥の検出精度を著しく低下させるので1
表面検査に先立ち除去するようにしている。そして従来
このオーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケー
ルは、第2図のようにスラブ21の表面にグラインダー
の砥石22を当て、グラインダーの砥石22を回転させ
ることによって1次スケール23を除去するようにして
いた。
[発明が解決しようとする課M]
しかしながら、従来のオーステナイト系ステンレス鋼ス
ラブの1次スクール除去方法には、次のような問題点が
あった。すなわちオーステナイト系ステンレス鋼の1次
スケールは、Crを含有する酸化物から構成されいるの
で非常に硬く、グラインダーの砥石が1次スケール上で
スリップしてなかなか1次スケールに食い込まず、研削
能率が非常に低下するという問題点があった。
ラブの1次スクール除去方法には、次のような問題点が
あった。すなわちオーステナイト系ステンレス鋼の1次
スケールは、Crを含有する酸化物から構成されいるの
で非常に硬く、グラインダーの砥石が1次スケール上で
スリップしてなかなか1次スケールに食い込まず、研削
能率が非常に低下するという問題点があった。
この発明は、上記のような従来技術の問題点を解消し、
オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケールを
容易に除去できる方法を提供することを目的としている
。
オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケールを
容易に除去できる方法を提供することを目的としている
。
[課題を解決するための手段]
この発明に係るオーステナイト系ステンレス鋼スラブの
1次スケール除去方法は、スラブの表面温度が100℃
以上800℃以下のときに、スラブを水冷して1次スケ
ールを剥離させて除去するオーステナイト系ステンレス
鋼スラブの1次スケール除去方法である。
1次スケール除去方法は、スラブの表面温度が100℃
以上800℃以下のときに、スラブを水冷して1次スケ
ールを剥離させて除去するオーステナイト系ステンレス
鋼スラブの1次スケール除去方法である。
[作用]
この発明のオーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次
スケール除去方法においては、スラブの表面温度が10
0℃以上800℃以下のときに、スラブを水冷するよう
にしている。スラブの表面温度が100℃以上で水冷す
ると、スラブのスラブ本体とスラブ表面に付着した1次
スケールとでは線膨張係数が異なり、スラブ本体(線膨
張率17X10−’/’C)のほうが1次スケール(線
膨張率8X10−’/”C)よりも収縮しようとするの
で、スラブ本体と1次スケールの間に剪断力が働き、1
次スケールがスラブ本体から剥離される。
スケール除去方法においては、スラブの表面温度が10
0℃以上800℃以下のときに、スラブを水冷するよう
にしている。スラブの表面温度が100℃以上で水冷す
ると、スラブのスラブ本体とスラブ表面に付着した1次
スケールとでは線膨張係数が異なり、スラブ本体(線膨
張率17X10−’/’C)のほうが1次スケール(線
膨張率8X10−’/”C)よりも収縮しようとするの
で、スラブ本体と1次スケールの間に剪断力が働き、1
次スケールがスラブ本体から剥離される。
またスラブを800℃以下で水冷するようにしたのは、
これ以上の温度で水冷しても1次スケールの剥離率は増
大せず、効果が頭うちになるのに反して、スラブの冷却
に要する設備費や作業費がかさむという経済的理由によ
るものである。
これ以上の温度で水冷しても1次スケールの剥離率は増
大せず、効果が頭うちになるのに反して、スラブの冷却
に要する設備費や作業費がかさむという経済的理由によ
るものである。
[実施例]
本発明の1実施例のオーステナイト系ステンレス鋼スラ
ブの1次スケール除去方法を第1図により説明する。
ブの1次スケール除去方法を第1図により説明する。
第1図は、分塊圧延後その表面温度が100℃以上80
0℃以下になったオーステナイト系ステンレス鋼スラブ
1を、冷却用水槽2にとぶ漬けして、スラブ表面の1次
スケール3を剥離させる状況を示す説明図である。スラ
ブ表面の1次スケール3は、スラブ本体のほうが収縮率
が大きいため、スラブ本体から剥離され、冷却用水槽2
の底面4に堆積する。この冷却により1次スケール3が
すべて剥離されるわけではないが、スラブに残留してい
る1次スケール3の割合が大幅に低減したために、従来
と比較して1次スケール3を除去するためのグラインダ
ー研削能率が1.5倍になるとともに、グラインダーの
砥石原単位が従来の7割程度に低減することができた。
0℃以下になったオーステナイト系ステンレス鋼スラブ
1を、冷却用水槽2にとぶ漬けして、スラブ表面の1次
スケール3を剥離させる状況を示す説明図である。スラ
ブ表面の1次スケール3は、スラブ本体のほうが収縮率
が大きいため、スラブ本体から剥離され、冷却用水槽2
の底面4に堆積する。この冷却により1次スケール3が
すべて剥離されるわけではないが、スラブに残留してい
る1次スケール3の割合が大幅に低減したために、従来
と比較して1次スケール3を除去するためのグラインダ
ー研削能率が1.5倍になるとともに、グラインダーの
砥石原単位が従来の7割程度に低減することができた。
またスラブの表面検査が、スラブ表面をグラインダー・
で研削しなくても、できるようになった。
で研削しなくても、できるようになった。
なお本発明の1実施例では、スラブを冷却用水槽2にと
ぶ漬けして冷却する方法で説明したが、この方法にとど
まらず圧延ライン上に冷却ヘッダーを設けて、オンライ
ンで冷却する方法で行なってもよい。
ぶ漬けして冷却する方法で説明したが、この方法にとど
まらず圧延ライン上に冷却ヘッダーを設けて、オンライ
ンで冷却する方法で行なってもよい。
[発明の効果]
本発明により、オーステナイト系ステンレス鋼スラブの
1次スケールを除去するためのグラインダー研削能率が
向上するとともに、砥石原単位が低減した。またスラブ
の表面検査が、グラインダー研削なしで可能となった。
1次スケールを除去するためのグラインダー研削能率が
向上するとともに、砥石原単位が低減した。またスラブ
の表面検査が、グラインダー研削なしで可能となった。
第1図は本発明の1実施例のオーステナイト系ステンレ
ス鋼スラブの1次スケールを除去する方法を示す説明図
、第2図は従来のオーステナイト系ステンレス鋼スラブ
の1次スケールの除去方法を示す説明図である。 1・・・ステンレス鋼スラブ、2・・・冷却用水槽、3
・・・1次スケール、4・・・冷却用水槽の底面。
ス鋼スラブの1次スケールを除去する方法を示す説明図
、第2図は従来のオーステナイト系ステンレス鋼スラブ
の1次スケールの除去方法を示す説明図である。 1・・・ステンレス鋼スラブ、2・・・冷却用水槽、3
・・・1次スケール、4・・・冷却用水槽の底面。
Claims (1)
- オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケールを
除去する方法において、前記スラブの表面温度が100
℃以上800℃以下のときに、スラブを水冷して1次ス
ケールを剥離させて除去することを特徴とするオーステ
ナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケール除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057489A JPH02228422A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケール除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057489A JPH02228422A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケール除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02228422A true JPH02228422A (ja) | 1990-09-11 |
Family
ID=12862765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5057489A Pending JPH02228422A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | オーステナイト系ステンレス鋼スラブの1次スケール除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02228422A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH059767A (ja) * | 1991-07-09 | 1993-01-19 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 軸受用鋼管の酸洗前処理方法 |
JP2771330B2 (ja) * | 1992-03-27 | 1998-07-02 | ハイムゾート フェアヴァルトゥンゲン ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー ベタイリグングスゲゼルシャフト | 金属製品を熱処理する方法 |
KR100435447B1 (ko) * | 1998-12-08 | 2004-09-04 | 주식회사 포스코 | 열간직송압연을통한오스테나이트계스테인레스열연강판의제조방법 |
KR101279246B1 (ko) * | 2009-12-03 | 2013-06-26 | 주식회사 포스코 | 표면품질이 우수한 오스테나이트계 스테인리스강 제조방법 |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP5057489A patent/JPH02228422A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH059767A (ja) * | 1991-07-09 | 1993-01-19 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 軸受用鋼管の酸洗前処理方法 |
JP2771330B2 (ja) * | 1992-03-27 | 1998-07-02 | ハイムゾート フェアヴァルトゥンゲン ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー ベタイリグングスゲゼルシャフト | 金属製品を熱処理する方法 |
KR100435447B1 (ko) * | 1998-12-08 | 2004-09-04 | 주식회사 포스코 | 열간직송압연을통한오스테나이트계스테인레스열연강판의제조방법 |
KR101279246B1 (ko) * | 2009-12-03 | 2013-06-26 | 주식회사 포스코 | 표면품질이 우수한 오스테나이트계 스테인리스강 제조방법 |
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