JPH0222528Y2 - - Google Patents

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JPH0222528Y2
JPH0222528Y2 JP1985080194U JP8019485U JPH0222528Y2 JP H0222528 Y2 JPH0222528 Y2 JP H0222528Y2 JP 1985080194 U JP1985080194 U JP 1985080194U JP 8019485 U JP8019485 U JP 8019485U JP H0222528 Y2 JPH0222528 Y2 JP H0222528Y2
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JP
Japan
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magnetic fluid
sealing device
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permanent magnet
magnetic
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、固定部と回転部との密封を目的とし
て使用される、磁性流体シール装置の構造に関わ
るものである。
(従来技術) 第3図から第6図により従来技術とその問題点
を説明する。
第3図は、従来技術に成る磁性流体シール装置
本体1の実施例を示す断面図で、軸方向に着磁さ
れた中空円板状の永久磁石2の両端面に、前記永
久磁石2の中心孔とほぼ等しい寸法の孔をもち、
かつ其の外径寸法が前記永久磁石の外径寸法と略
等しい2個のポールピース3,3を密着固定して
ある。第4図は第3図の磁性流体シール装置本体
を器機のブラケツトに回転軸と共に装着した組立
図で、1はシール装置本体、4は磁性流体、5は
回転軸、6は器機のブラケツト、7は軸受であ
る。
第4図に於て回転軸5はブラケツト6に装着さ
れた軸受7に依り回転自在に支承され、磁性流体
シール装置本体1は其の外周部を上記ブラケツト
6に設けたシール装着孔6−1に圧入するか、若
しくは接着によりブラケツト6に固着してある。
磁性流体シール装置本体1の中心孔1−1と回
転軸5との空隙には磁性流体4が介挿され、上記
永久磁石の磁力により上記空隙内に捕捉され滞留
している。
第4図に示した磁性流体シール装置の動作は、
回転軸5と、磁性流体シール装置本体1の中心孔
1−1との空隙に捕捉滞留された磁性流体4が、
上記磁性流体シール装置本体の前後に於て流体
(主として軸受の潤滑油の蒸気等)の流通を阻止
する働きをする。
磁性流体シール装置は磁性流体が潤滑性がある
ので軸の摩擦トルクが極めて小さく、かつ、摩耗
部分が無いのが特徴で、電子計算機の記憶装置で
ある磁気デスク駆動装置の軸受等に使用される。
又、第5図は従来技術に成る磁性流体シール装
置の他の実施例を示す断面図で、本実施例では、
2つのポールピース3,3に挟持される永久磁石
2の外径部2−1の寸法を、前記ポールピース
3,3の外径部3−1よりも小さくし、両者の段
差Lにより形成される凹み1−2を設けてある。
第6図は第5図のに示した磁性流体シール装置
を器機のブラケツトに装着した状態を示す組立図
で、ブラケツト6のシール装着孔6−1との密封
を計る手段として、別部品であるゴムリング8を
挿入し、該ゴムリング8の嵌着状態のたわみによ
り気密を保つように構成してる。
第3図〜第6図に示す従来技術による磁性流体
シール装置は、上記の様にシール装置本体を貫通
する回転軸の前後に於て流体の流通を阻止する目
的で装着するものであるから、上記ブラケツト6
のシール装着孔6−1と、磁性流体シール装置本
体1の外周面との固着は確実に気密が保てる構造
でなければならず、これに伴い双方の寸法精度
や、例えば接着固定の場合、その封鎖性確保の為
の作業上の注意・チエツク等コスト増の要因を伴
う問題があつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記の様な従来技術による磁
性流体シール装置の問題点を解決し、其の実装装
着に当たり装着面の加工精度を高度にしなくとも
又、ゴムリング等の別部品を使用する事無く、装
着面の気密が保てる構造の磁性流体シール装置を
得るにある。
(考案の概要) 本考案に成る磁性流体シール装置は、永久磁石
を挟持する2個のポールピースの外径寸法より、
前記永久磁石の外径寸法を僅かに大きく形成する
と共に、前記永久磁石を、軟質基材のプラスチツ
クス磁石又はゴム磁石等で形成し、該磁石の外周
の弾力を利用し、ブラケツトのシール装着孔に嵌
着固定する事が出来る様にした事を特徴とする。
(考案の実施例) 以下図面によつて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案に成る磁性流体シール装置の一
実施例を示す断面図である。
第1図の実施例に於て軟質基材によるプラスチ
ツクス磁石2の外周2−1の外径寸法は、2個の
ポールピース3,3の外周3−1の外径寸法より
も僅かに大きく形成されている。
第2図は第1図に示した磁性流体シール装置を
器機のブラケツト6に装着した組立図で、 ブラケツト6のシール装着孔6−1に対する嵌
着は、該装着孔6−1の内径よりも圧着代だけ大
きく形成した、軟質基材によるプラスチツクス磁
石2の外周面2−1の弾性変形のみによつてい
る。
第1図aの実施例は、2つのポールピース3,
3に挟持された軟質基材によるプラスチツクス磁
石2の、外径の突出部2−2を形成する外周面2
−1が、ほぼ円筒状を形成し、第2図の実装図に
示す様に、ブラケツト6のシール装着孔内周面6
−1との接触長さを大きくとる様に構成したもの
である。
又、同図bの実施例は、軟質基材によるプラス
チツクス磁石2の外径の突出部2−2を形成する
外周形状を、前記ブラケツト6のシール装着孔6
−1への嵌着を容易とするため、丸みを持たせた
ものである。
第1図a,bいずれの実施例も、前述の通りブ
ラケツト6のシール装着孔6−1との固着力は、
軟質基材によるプラスチツクス磁石2の弾力によ
る外周面2−1の圧着力のみで保持するようにし
た事が特徴である。
(考案の効果) 本考案による磁性流体シール装置は、上記の様
な構成であるので、其の実装装着に当り装着面の
加工精度を高度にせずとも、又、ゴムリング等の
別部品を使用する事無く、更に接着等の固着手段
を必要とせずに装着面の気密の保持と固着が容易
な構成であるので、廉価な磁性流体シール装置を
得ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる磁性流体シール装置本体
の一実施例を示す断面図でaは軟質基材によるプ
ラスチツクス磁石の外周が円筒状を示すものbは
シール装置本体の装着を容易とする為軟質基材に
よるプラスチツクス磁石の外周に丸みを持たせた
もの、第2図は前記磁性流体シール装置の装着状
態を示す組立図、第3図は従来技術の磁性流体シ
ール装置本体の実施例を示す断面図、第4図は第
3図のシール装置の実装状を示す組立図、第5図
は従来技術の他の実施例の断面図、第6図は同実
装状態を示す組立図である。 符号の説明、1……磁性流体シール装置本体、
1−1……中心孔、1−2……凹み、2……軟質
基材によるプラスチツクス磁石、2−1……軟質
基材によるプラスチツクス磁石の外周、2−2…
…軟質基材によるプラスチツクス磁石の突出部、
3……ポールピース、3−1……ポールピースの
外周、4……磁性流体、5……回転軸、6……器
機のブラケツト、6−1……シール装着孔、7…
…軸受、8……ゴムリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸方向に着磁され、中央部に小孔を形成した
    円板状の永久磁石の両端面に、磁性体より成り
    前記永久磁石の中央部小孔と、略同じ寸法の孔
    を形成した2個のポールピースを密接固着して
    磁性流体シール装置本体と成し、該シール装置
    本体の中央部小孔と、該小孔に貫通配設された
    磁性体製の回転軸との間の隙間に、磁性流体を
    挿入、捕捉せしめてなる磁性流体シール装置に
    おいて、上記2個のポールピースに挟持された
    永久磁石を軟質基材のプラスチツクス磁石によ
    り形成し、かつ、其の外径を前記ポールピース
    の外径及び、機器に設けたシール装置本体を装
    着する装着孔の内径よりわずかに大きく形成し
    たことを特徴とする磁性流体シール装置。 (2) 前記永久磁石がゴム磁石よりなることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    磁性流体シール装置。
JP1985080194U 1985-05-30 1985-05-30 Expired JPH0222528Y2 (ja)

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JP1985080194U JPH0222528Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

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Publication Number Publication Date
JPS61197357U JPS61197357U (ja) 1986-12-09
JPH0222528Y2 true JPH0222528Y2 (ja) 1990-06-18

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ID=30625814

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519853A (ja) * 1974-07-03 1976-01-26 Suwa Seikosha Kk Ekishohaikoyosumakuniokeru bunshihokono ketsuteihoho

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519853A (ja) * 1974-07-03 1976-01-26 Suwa Seikosha Kk Ekishohaikoyosumakuniokeru bunshihokono ketsuteihoho

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61197357U (ja) 1986-12-09

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