JPH02225025A - プリプレグおよび銅張積層板 - Google Patents

プリプレグおよび銅張積層板

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JPH02225025A
JPH02225025A JP1045174A JP4517489A JPH02225025A JP H02225025 A JPH02225025 A JP H02225025A JP 1045174 A JP1045174 A JP 1045174A JP 4517489 A JP4517489 A JP 4517489A JP H02225025 A JPH02225025 A JP H02225025A
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JP
Japan
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aromatic polyamide
base material
polyamide fiber
prepreg
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP1045174A
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English (en)
Inventor
Kunio Nishimura
邦夫 西村
Tadashi Hirakawa
董 平川
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
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Publication of JPH02225025A publication Critical patent/JPH02225025A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0366Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は芳香族ポリアミド繊維を基材とし、銅箔のビー
ル強度が高く寸法安定性に優れた耐熱性銅張積層板およ
びそのプリプレグに関する。
(従来技術) 近年、平均線膨張係数(以下TECという)が負でおる
芳香族ポリアミド繊維からなる基材に正のTECを有す
るエポキシ樹脂組成物および/またはポリイミド樹脂組
成物を含浸させることによりセラミックチップキャリヤ
ー並のTECを有する積層板を作る試みが報告されてい
る(例えば特公昭60−52937号、特開昭61−1
60500号、特開昭62−261190号、特開昭6
2−273792 @、特特開昭6御れらの積層板はT
ECのミスマツチがないことからリードレスセラミック
チップキャリヤー(LCCC)を搭載してもそのハンダ
接合部にクラックを生じにくいという長所がある。一方
芳香族ポリアミド繊維を基材とする銅張積層板では従来
より銅箔のビール強度が低いという短所がある。これは
芳香族ポリアミド41i維表面の耐熱性エポキシ樹脂組
成物および/またはポリイミド樹脂組成物に対する接着
性が乏しいために銅箔のビール時において、銅箔面に樹
脂組成物が一部移行しこの結果芳香族ポリアミド繊維と
樹脂組成物との界面でも剥離が発生するためである。特
にエポキシ樹脂組成物についてはエポキシ樹脂組成物中
の硬化剤の主成分がフェノール、ハロゲン化フェノール
、オルソクレゾール、ビスフェノールA,ハロゲン化ビ
スフェノールAなどフェノール性水酸基を有する化合物
とホルムアルデヒドとの重縮合物である場合には、銅張
積層板の耐熱性が向上する反面、−層ビール強度が低下
するという欠点があった。
ざらに芳香族ポリアミド繊維にカレンダー加工が施され
ている場合は芳香族ポリアミド繊維自身の一部が偏平化
することにより一部ビール強度が減少するという欠点が
あった。すなわち従来耐熱性エポキシ樹脂組成物および
/またはポリイミド樹脂組成物をマトリックス樹脂とす
る耐熱性銅張積層板においては、ビール強度が十分に高
い芳香族ポリアミド繊維基材の銅張積層板はなかった。
(本発明の目的) 本発明はガラスエポキシ樹脂銅張積層板(たとえばFR
−4,G−10など)なみのビール強度と寸法安定性と
を有する銅張積層板およびそのプリプレグを提供せんと
するものである。
(発明の構成) すなわち本発明は、 「(1)芳香族ポリアミド繊維基材にエポキシ樹脂組成
物および/またはポリイミド樹脂組成物が含浸されてな
るプリプレグにおいて芳香族ポリアミドS維基材が下記
範囲からなるエンボス加工を施されてなることを特徴と
するプリプレグ。
0、 5de≦De≦2.0de 0、01mm≦Hm≦0. 50mm 0、05mm≦Lm≦2.00mm 20% ≦Pr≦60% ただしDe=芳香族ポリアミドl!維の繊度Hm:芳香
族ポリアミドm維基材上に賦型されたエンボスパターン
の任意の山 の最高部と谷部との高低差 Lm:芳香族ポリアミド繊維基材上に賦型されたエンボ
スパターンの任意の隣 接する山と山とに挟まれた谷部間の 距離 Pr:芳香族ポリアミド繊維の充填率 (2)エポキシ樹脂組成物中の硬化剤の主成分がフェノ
ールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびハロゲン化
フェノールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびオル
ソクレゾールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびビ
スフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合物および
ハロゲン化ビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重
縮合物より選ばれた少なくとも一種の重縮合物からなる
請求項(1)に記載のプリプレグ。
(3)請求項(1)のプリプレグを銅箔と接するように
積層し、加圧加熱により一体に成型してなることを特徴
とする銅張積層板。
(4)芳香族ポリアミドm維基材のエンボス賦型面が銅
箔と接するように基剤を積層し、更に銅箔を重ねて加圧
加熱により一体に成型してなる請求項(3)の銅張積層
板。」である。
芳香族ポリアミド繊維とは下記反復単位(I>および/
または(ff>式からなるものである。
(但しXは一部 +、 −s +、 −c −−CHz
 −H3 一〇−等)でおる。
H3 Arc、 Ar2. Ar3の芳香環への置換基として
炭素原子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、フェニ
ル基などがある。上記反復単位(I>式にお上式中、A
rc、 Ar2. Ar:iは置換されたもしくは置換
されない芳香環であって (Xy2℃σ +Xu。
/または(yooであり、残りがべ>。
! 、 >Σ 等の直線あるいは平行 軸結合の芳香族残基(但し芳香族環に直接結合している
水素原子の一部がハロゲン原子、メチル基。
メトキシ基等で置換されていてもよい)で構成される共
重合物を十分に延伸して高度に分子配向させた高モジュ
ラス仝芳香族ポリアミド共重合体域mおよび/または該
繊維を砕いてフィブリル化させた短繊維が特に好ましい
芳香族ポリアミド繊維の単糸繊度は、0.5〜2デニー
ルが好ましい。特に好ましくは0.7〜1.8デニール
である。0.5デニ一ル未満では製糸技術上困難な点が
多い(断糸2毛羽の発生など)。−方2デニールを越え
ると寸法安定性が不良となる。
芳香族ポリアミド繊維は種々の形態をとることができる
。例えば織物、長繊維不織布、短繊維不織布2紙などの
シート形態としての基材であってもよくまた単にエポキ
シ樹脂組成物および/またはポリイミド樹脂組成物中に
分散されてなる短繊維形態としての基材であってもよい
。不織布や紙などの形態において芳香族ポリアミド繊維
は短繊維あるいはフィブリル状パルプのいずれの形態で
もよくまたこれらの任意の組合せからなる混合物であっ
てもよい。短繊維の場合、繊維長は1〜60mmが好ま
しく°、さらには2〜50mmが好ましい。繊維長が’
1mm未満の場合得られる不織布や紙の機械的物性が低
下しまた1Iilfi長60mmを越えると得られる不
織布や紙中における短、Ili維の分布状態が不良とな
りやはり機械的物性が低下する。短繊維を機械的剪断力
によりフィブリル化させたパルプは製糸困難な繊度の短
繊維まで得ることができ、特に紙は短繊維の分布状態を
より向上させ地合いを改良することができる。総じてエ
ポキシ樹脂組成物および/またはポリイミド樹脂組成物
の含浸性が良好で均一な地合い、性能の得られるのは紙
である。
芳香族ポリアミド繊維紙は上述の芳香族ポリアミド繊維
を水分散性樹脂バインダーなどで抄造後、一対以上の金
属カレンダーロールで熱圧加工を施しさらに該バインダ
ー樹脂を熱風などにより後硬化させることにより製造す
ることができる。該樹脂バインダーの芳香族ポリアミド
繊維に対する付着量は10〜20重量%、さらに好まし
くは12〜18重量%が良好である。10重量%未満の
場合は芳香族ポリアミド繊維の固定効果が低いためその
結果紙強度が不足する。20重量%を越える場合は芳香
族ポリアミド繊維間に樹脂バインダーが充填されるため
に繊維間へのエポキシ樹脂組成物および/またはポリイ
ミド樹脂組成物の含浸性が減少したり、ざらに繊維表面
への多量のバインダー付着がエポキシ樹脂組成物および
/またはポリイミド樹脂組成物と繊維との接着性を阻害
するため銅張積層板のビール強度が低下する。
芳香族ポリアミド繊維基材は0.01mm≦Hm≦0.
50mm、好ましくは0.02mm≦hm≦0.40m
m、 0.05mm≦Lm≦2.00mm、好ましくは
0.10mm≦Lm≦1.50ff1m、 20%≦P
r≦60%、好ましくは30%≦Pr≦50%を満足す
るエンボス加工を施されてなることを特徴とする。
ここでHmは芳香族ポリアミド繊維基材に賦型されたエ
ンボスパターンの任意の山の最高部と谷部との高低差を
表す。またLmは芳香族ポリアミド繊維上に賦型された
エンボスパターンの任意の隣接する山と山とに挟まれた
谷部間の距離を表す。またPrは芳香族ポリアミド繊維
基材の厚みから計算した嵩比重を芳香族ポリアミド繊維
の真比重で除した充填率を表す。Hm′Ifi0.01
mm未満ではマトリックス樹脂により投錨効果が十分で
はなく銅張積層板のビール強度が不足する。Hmが0.
50mmを越えると芳香族ポリアミド繊維の座屈が大き
いために銅張積層板の平面方向の寸法安定性が不良とな
る。またLmが0.05mm未満ではマトリックス樹脂
による投錨効果が十分ではなく銅張積層板のビール強度
が不足する。tmが2.00mmを越えるとマトリック
ス樹脂による投錨効果が不均一となるために銅張積層板
のビール強度が不足する。ざらにPrが20%未満では
基材としての補強効果に乏しく、従って銅張積層板の平
面方向の寸法安定性が不良となる。Prが60%を越え
ると繊維間に含浸されるマトリックス樹脂の量が著しく
減少するため銅張積層板のビール強度が減少する。
ざらに目的を損わない範囲で他のI!維、例えばガラス
繊維、炭素繊維、ポリエーテルケトン繊維。
ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリエーテルイミド
繊維、ポリイミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ポ
リフェニレンサルファイド繊維、セラミック繊維などを
混合してもよい。この場合の割合は40重量%以下、好
ましくは30重量%以下である。
上述のエンボス加工は従来の上下一対以上の金属/弾性
ロールあるいは金属/金属ロールによって実施すること
ができる。芳香族ポリイミド繊維紙の場合は抄上げ後あ
るいは予め上下一対以上の金属/弾性ロールあるいは金
属/金属ロールによってカレンダー加工を施した後エン
ボス加工を実施し、しかる後にバインダーのキユアリン
グ工程を通すことが良好な賦型効果を与えるために望ま
しい。エンボスのパターンは上述の範囲を満足するもの
でおれば特に限定はないが、たとえば格子。
布目、揚柳、微粒面などが好ましい。
エンボス加工の条件は金属ロールの表面温度が120〜
230℃、線圧が20〜100 K(]/cm、速度が
2〜10 m/分程度が好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物とはエポキシ樹脂及び硬化
剤、促進剤、添加剤などを含むものをいう。エポキシ樹
脂としては例えばビスフェノールAiるいはブロム化ビ
スフェノールAのジグリシジルエーテル化物、タレゾー
ルノボラック型あるいはフェノールノボラック型ポリグ
リシジルエーテルとそのブロム化物、その他多官能エポ
キシ樹脂などが好ましいが耐熱性と寸法安定性が特に優
れるのは下記エポキシ樹脂(A)である。
エポキシ樹脂(A)=(I)ビスフェノールAとホルム
アルデヒドとの重縮合物のグリシジルエーテル化物、お
よびハロゲン化ビスフェノールへとホルムアルデヒドと
の重縮合物のグリシジルエーテル化物よりなる群から選
ばれた少なくとも一種のグリシジルエーテル化物と(I
I>ビスフェノールA、ビスフェノールFおよびテトラ
ブロモビスフェノールAよりなる群から選ばれた少なく
とも一種の化合物骨格のみを骨格とする二官能エポキシ
樹脂と(■)ビスフェノールA、ビスフェノールFおよ
びテトラブロモビスフェノールAよりなる群から選ばれ
た少なくとも一種のビスフェノールとを反応させて得ら
れたエポキシ樹脂。
上記エポキシ樹脂(A)のうちビスフェノールAあるい
はブロム化ビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重
縮合物のグリシジルエーテル化物を約50〜90部、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂を約5〜50部、ビスフ
ェノールAあるいはテトラブロモビスフェノールAを約
10〜50部の割合で触媒(たとえばイミダゾール類な
ど)の存在下で反応させて得られるエポキシ樹脂が最適
である。
硬化剤としては、ジシアンジアミド、芳香族ポリアミン
類、酸無水物類等があるが、このうち特に寸法安定性の
優れるのは、主成分がフェノールとホルムアルデヒドと
の重縮合物およびハロゲン化フェノールとホルムアルデ
ヒドとの重縮合物およびオルソクレゾールとホルムアル
デヒドとの重縮合物およびビスフェノールAとホルムア
ルデヒドとの重縮合物およびハロゲン化ビスフェノール
Aとホルムアルデヒドとの重縮合物より選ばれた少なく
とも一種の重縮合物からなる硬化剤であり、ざらに好ま
しいのは下記硬化剤(8)である。
硬化剤(B):ごスフエノールAとホルムアルデヒドと
の重縮合物およびハロゲン化ビスフェノールAとホルム
アルデヒドとの重縮合物より選ばれた少なくとも一種の
重縮合物からなる硬化剤。
上記エポキシ樹脂と硬化剤との組合せの内、芳香族ポリ
アミドI!維紙基材に対して最も寸法安定性の優れるエ
ポキシ樹脂組成物は上記エポキシ樹脂(A)を主成分と
するエポキシ樹脂と、硬化剤(B)を主成分とする硬化
剤とよりなる組成物である。
上記エポキシ樹脂(A)と硬化剤(I3)とはエポキシ
当量に対するフェノール性水酸基当量が0.6〜1.3
、望ましくは0.7〜1.2になるように配合すること
が好ましい。該当量比が1.3を越える場合には硬化剤
が一部未反応で残り、また0、6未満ではエポキシ樹脂
が未反応で残るためいずれの場合も各性能が低下する。
本発明のエポキシ樹脂組成物に更に高度の難燃性が必要
の場合はブロム含量45〜55重量%のブロム化ごスフ
エノールA型エポキシ樹脂をエポキシ樹脂組成物の全固
形分対比10〜30重」%配合するとよい。10重量%
未満では難燃性向上に対する効果は少なく、30重間%
を越えると銅張積層板の耐熱性とビール強度が低下する
エポキシ樹脂組成物中の硬化促進剤としてはイミダゾー
ル類またはイミダシリン類が良好である。
イミダゾール類としては2−メチルイミダゾール。
2−エチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、2
−エチル−4−メチルイミダゾール、2−ウンデシルイ
ミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾールな
どが良好である。イミダシリン類としては2−エチル−
4−メチルイミダシリン、2−ウンデシルイミダシリン
、2−メチルイミダシリンなどが良好である。
またその他の硬化促進剤としてトリフェニルホスフィン
なども良好である。
硬化物の性能を損わない範囲内で例えば滑剤。
接着促進剤、難燃剤、安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収
剤9重合禁止剤など〉、離型剤、メツキ活性剤、その他
無機または有機の充填剤などを添加してもよい。特に無
機難燃剤としては酸化アンチモンが良好であり、その中
でも特に五酸化アンチモンはワニス分散性や安定性に優
れ、かつ無電解メツキ中への溶出汚染がなく最も優れる
。酸化アンチモンの配合量はエポキシ樹脂組成物の全固
形分対比0.2〜10重量%の範囲が良好でおる。0.
2重量%未満では難燃性に対する効果が少なく、10重
量%を越えるとビール強度が低下する。
ポリイミド樹脂組成物とはポリビスマレイミド樹脂、ビ
スマレイミドとトリアジンとの共重合樹脂およびこれら
の樹脂にエポキシ樹脂を配合した樹脂組成物などが良好
でおる。このうち下記一般式(III)で表されるN、
N’−ビスマレイミドの少なくとも一種と脂肪族、脂環
族および芳香族のジアミンの中から選ばれたジアミンの
少なくとも一種とを反応させて得られるプレポリマーで
あるポリイミド樹脂組成物が最も良好である。
r式中Rは脂肪族、脂環族または芳香族の2価の)(有
機基を表す。              j本発明の
プリプレグは上記エポキシ樹脂組成物および/またはポ
リイミド樹脂組成物を芳香族ポリアミド繊維基材に従来
公知の方法で含浸乾燥させることにより製造することが
できる。さらに該プリプレグはエンボスパターンの賦型
面が銅箔面と接するように従来公知の方法で所要枚数積
層しその表面へ銅箔を重ねて加熱加圧により一体に成型
することにより銅張積層板を製造するのが好ましい。
(発明の効果) 本発明のプリプレグおよび銅張積層板は芳香族ポリアミ
ド繊維を基材としエポキシ樹脂組成物および/またはポ
リイミド樹脂組成物を含浸してなり、耐熱性と寸法安定
性とに優れかつ銅箔のビール強度が高い。したがって従
来の芳香族ポリアミド繊維基材のプリプレグでは不可能
でめった多層積層板の用途に有用である。
(実施例) 以下実施例により本発明をざらに詳しく説明する。実施
例中で用いた測定方法は下記の通りである。
De:芳香族ポリアミド繊維の繊度 繊維束を90m測長して重量法により算出した。
■m:芳香族ポリアミド繊維基材上に賦型されたエンボ
スパターンの任意の山の最高部と谷部との高低差(mm
) Lm:芳香族ポリアミド繊維基材上に賦型されたエンボ
スパターンの任意の隣接する山と山とに挟まれた谷部間
の距離(mm) 走査型電子顕微鏡により繊維基材表面に賦型された任意
のパターンを50ケ所無作為に抽出して測定した。
Pr:繊維充填率(%) 基材の坪量をピーコック厚み計により測定した厚みで除
して算出した嵩比重(g/cm2 )を芳香族ポリアミ
ド繊維の真比重で除して算出した。
ビール強度(K!II/ cm ) 35μm厚の銅箔を用いてJIS C−6481の方法
で測定した。
銅張積層板の銅箔をエツチング後230℃、10分熱風
処理を行い、熱風処理後のエツチング前に対する寸法変
化率を二次元測長機を用いて測定した。
実施例1〜3 芳香族ポリエーテルアミドliAM (テクノーラ■1
.5デニール、3mm長:帝人■製)に、カルボキシル
基を有する共重合性ビニル化合物とエポキシ当@1oo
o〜7000のビスフェノールへ−エビクロルヒドリン
系エポキシ樹脂をエステル化反応させカルボキシ基を塩
基性化合物で中和し自己乳化性を付与した樹脂100重
量部にメラミン樹脂を10重量部配合させてなる水分散
樹脂バインダーを付着量15重量%添加して湿式抄紙す
ることにより全芳香族ポリエーテルアミド繊維(坪1t
60q/m>の抄上紙を作成した。
次に一対の金属ロールカレンダーの温度を190〜22
0℃、圧力を50〜300Kg/Cm、速度を2〜10
m/分に調節してカレンダーカロエを実施した。更に上
下一対の金属/弾性ロールからなる数種の布目パターン
柄のエンボス加工を実施、次に160℃で20分のキュ
アを行いHmが0.02〜0.48mm、 Lmが0.
05〜1.97mm、 Prが25〜56%の芳香族ポ
リエーテルアミド繊維紙を作成した。
次にビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合物
のグリシジルエーテル化物(エポキシ当量208 ) 
80重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキ
シ当量187)20重量部、およびテトラブロモビスフ
ェノールA  30重量部をジメチルイミダゾール0.
03重量部の存在下で反応させてエポキシ当量342 
、ブロム含有量23重量部のエポキシ樹脂A−1を1q
だ。次にビスフェノールAとホルムアルデヒドとを重縮
合させて硬化剤B−1を得た。エポキシ樹脂A−155
重量部、ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エ
ポキシ当量470、ブロム含有量48重量%)20重H
部、硬化剤B−1 25重量部とを配合しこれに2−エ
チル−4−メチルイミダゾール0.04重量部、さらに
これにメチルエチレルケトン/エチレングリコールモツ
メチルエーテル混合溶剤(混合中量比1/1)を加えて
エポキシ樹脂組成物ワニスを調整した。
上述の芳香族ポリエーテルアミド繊維紙に該ワニスを含
浸せしめ120℃で10分間の乾燥を行い各々のプリプ
レグを得た。これらのプリプレグを4枚重ねてその両面
にlozの銅箔を重ねて170℃。
40Kg/cm2で1時間成型した。このときエンボス
加工後の紙の凹凸面が銅箔と接するようにプリプレグを
積層した。更に200℃で1時間アフターキュアーを行
い厚さ0.4mmの銅箔積層板を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性とを測定した
結果を第1表に示す。
0.5デニールと2.0デニール、3mm長:帝人■製
)を用いて実施例1〜3と同様な方法でHmが0.10
mm。
Lmが0.50mm、 Prが27%と39%の芳香族
ポリエーテルアミド繊維紙を作成した。
更に実施例1〜3と同様な方法で銅張積層板を作成した
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性を測定した結
果を第1表に示す。
1.5デニール、3mm長:帝人物製)を用いて実施例
1〜5と同様な方法で1mが0.10111m、 11
11が0.50111m。
prが34%の芳香族ポリエーテルアミド繊維紙を作成
した。
次にビスマレイミド樹脂(ケルイミド601A :日本
ポリイミド■製)のNMPワニスを作成した。
上述の芳香族ポリエーテルアミド繊維紙に該ワニスを含
浸せしめ160℃で10分間の乾燥を行い各々のプリプ
レグを得た。これらのプリプレグを4枚重ねてその両面
に1ozの銅箔を重ねて’180℃。
40Kg/Cm2で1時間成型した。このときエンボス
加工後の紙の凹凸面が銅箔と接するようにプリプレグを
積層した。ざらに200℃で20時間アフターキュアー
を行い厚さ0.4mmの銅張積層板を製造した。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性とを測定した
結果を第1表に示す。
ざらに実施例1〜3と同様な方法で銅張積層板を作成し
た。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性とを測定した
結果を第1表に示す。
1.5デニール:余人■製)からなる織物を作成した。
このときの縦糸、横糸繊度はいずれも200デニールで
めった。この織物を用いて実施例1〜6と同様な方法で
Hmが0.12mm、 Lmが0.54mm、 Prが
40%の芳香族ポリエーテルアミド織物を作成した。
ざらに実施例1〜6と同様な方法で銅張積層板を作成し
た。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性とを測定した
結果を第1表に示す。
比較例1〜4 実施例1〜3と同様な方法でHmが0.01mm未満と
0.64mm、 Lmが0.03mmと2.12mm、
 Prが18〜64%の芳香族ポリエーテルアミド繊維
紙を作成した。
3.5デニール、3mm長:帝人■製)を用いて実施例
1〜3と同様な方法で相が0101未満〜0.86mm
Lmが0.04〜2.13mm、 Prが11〜29%
の芳香族ポリエテルアミド繊維紙を作成した。
ざらに実施例1〜3と同様な方法で銅張積層板を作成し
た。
この銅張積層板のビール強度と寸法安定性とを測定した
結果を第1表に示す。
この結果、特定の繊度でかつ特定のエンボス賦型を施さ
れた芳香族ポリエーテルアミド繊維基材を使用した銅張
積層板の場合のみビール強度が大幅に改良されかつ寸法
安定性が優れることがわかる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族ポリアミド繊維基材にエポキシ樹脂組成物
    および/またはポリイミド樹脂組成物が含浸されてなる
    プリプレグにおいて芳香族ポリアミド繊維基材が下記範
    囲からなるエンボス加工を施されてなることを特徴とす
    るプリプレグ。 0.5de≦De≦2.0de 0.01mm≦Hm≦0.50mm 0.05mm≦Lm≦2.00mm 20%≦Pr≦60% ただしDe:芳香族ポリアミド繊維の繊度 Hm:芳香族ポリアミド繊維基材上に賦型 されたエンボスパターンの任意の山 の最高部と谷部との高低差 Lm:芳香族ポリアミド繊維基材上に賦型 されたエンボスパターンの任意の隣 接する山と山とに挟まれた谷部間の 距離 Pr:芳香族ポリアミド繊維の充填率
  2. (2)エポキシ樹脂組成物中の硬化剤の主成分がフェノ
    ールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびハロゲン化
    フェノールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびオル
    ソクレゾールとホルムアルデヒドとの重縮合物およびビ
    スフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合物および
    ハロゲン化ビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重
    縮合物より選ばれた少なくとも一種の重縮合物からなる
    請求項(1)に記載のプリプレグ。
  3. (3)請求項(1)のプリプレグを銅箔と接するように
    積層し、加圧加熱により一体に成型してなることを特徴
    とする銅張積層板。
  4. (4)芳香族ポリアミド繊維基材のエンボス賦型面が銅
    箔と接するように基剤を積層し、更に銅箔を重ねて加圧
    加熱により一体に成型してなる請求項(3)の銅張積層
    板。
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