JPH0384040A - プリプレグおよび銅張積層板 - Google Patents

プリプレグおよび銅張積層板

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JPH0384040A
JPH0384040A JP22023789A JP22023789A JPH0384040A JP H0384040 A JPH0384040 A JP H0384040A JP 22023789 A JP22023789 A JP 22023789A JP 22023789 A JP22023789 A JP 22023789A JP H0384040 A JPH0384040 A JP H0384040A
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JP
Japan
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bisphenol
epoxy resin
weight
resin
aromatic polyamide
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JP22023789A
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Inventor
Kunio Nishimura
邦夫 西村
Tadashi Hirakawa
董 平川
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0366Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は芳香族ポリアミド繊維を基材とし、誘電率、誘
電正接が従来の積層板より低くかつハンダ耐熱性に優れ
る銅張積層板およびその製造のためのプリプレグに関す
る。
(従来技術〉 近年低誘電率、低誘電正接を特徴とする各種のシアネー
トエステル樹脂が開発され、従来のEガラスのみならず
SガラスやDガラスあるいはクォーツなどの繊維との複
合による低誘電率、低誘電正接基板の開発が行われてい
る。一方芳香族ボリアミド繊維を用いる場合は、誘電率
、誘電正接は充分に低下するものの吸水率の大きい芳香
族ポリアミド繊維基板ではハンダ耐熱性が劣るという欠
点があった。
特に従来のシアネートエステル樹脂ではそれ自身の吸水
率が大きいためにハンダ耐熱性の向上は極めて困難であ
った。即ち従来芳香族ポリアミド繊維を基材とする銅張
積層板では低誘電率、低誘電正接、ハンダ耐熱性をバラ
ンス良く両立させることは困難であった。
(本発明の目的) 本発明は芳香族ポリアミド繊維を基材とし低誘電率、低
誘電正接でかつハンダ耐熱性を有するプリプレグおよび
銅張積層板を提供せんとするものである。
〈発明の構成〉 すなわち本発明は、 「(1)芳香族ポリアミド繊維を基材とし下記−数式 (1)で表わされる芳香族脂環族シアネートエステル樹
脂と下記<I[)  (I[[)  (IV)を反応さ
せて得られるエポキシ樹脂とを含む樹脂組成物が含浸さ
れてなるプリプレグ。
(n)ビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合
物のグリシジルエーテル化物、およびハロゲン化ビスフ
ェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合物のグリシジ
ルエーテル化物よりなる群から選ばれた少なくとも1種
のグリシジルエーテル化物 (III)ビスフェノールA、ビスフェノールFおよび
テトラブロモビスフェノールAよりなる群から選ばれた
少なくとも1種の化合物骨格のみを骨格とする二官能エ
ポキシ樹脂 (IV)ビスフェノールA、ビスフェノールFおよびテ
トラブロモビスフェノールAよりなる群から選ばれた少
なくとも1種のビスフェノ−1しA (式中Rは水素原子、炭素数1ないし10のアルキル基
あるいはハロゲン原子でありまたnは○〜3の正の整数
である〉 (2)上記芳香族ポリアミド繊維を基材とするプリプレ
グを所要枚数積層しさらに銅箔を重ねて加熱加圧により
一体に底型してなることを特徴とする銅張積層板。」 である。
本発明において芳香族ポリアミド繊維とは下記反復単位
(V)および/または(Vl)式からなるものである。
上記式中Art r2 r3 は置換されたもしく は置換されない芳香環であって くただしXは−○− S− CH2 H3 1 −C−など〉である。
H3 Arx 、 Arz 、 Arsの芳香環への置換基と
しては炭素原糸数1ないし3のアルキル基、ハロゲン原
子、フェニル、基などである。上記反復単位(V)式に
おいてArtの15ないし30モル%が等の直線あるい
は平行軸結合の芳香族残基(ただし芳香族環に直接結合
している水素原子の一部がハロゲン原子、メチル基、メ
トキシ基などで置換されていてもよい。)で構成される
共重合物を充分に延伸し高度に分子配向させた高モジユ
ラス全芳香族ポリアミド共重合体繊維および/または該
繊維を砕いてフィブリル化させた短繊維が特に好ましい
本発明の芳香族ポリアミド繊維の単糸強度は0.5ない
し2デニールが好ましい。特に好ましくは0.7ないし
1.8デニールである。0.5デニ一ル未満では製糸技
術上困難な点が多い(断糸、毛羽なと〉。一方2デニー
ルを越えると機械的物性の点で実用的でなくなる。芳香
族ポリアミド繊維は種々の形態をとることができる。例
えば織物、長繊維不織布、短繊維不織布、紙などのシー
ト形態としての基材であっても良くまた単に樹脂組成物
中に分散されてなる短繊維形態としての基材であっても
よい。
不織布や紙などの形態において芳香族ポリアミド繊維は
短繊維あるいはフィブリル状パルプのいずれの形態でも
よく、またこれらの任意の組合せからなる混合物であっ
てもよい。短繊維の場合繊維長は1ないし60mmが好
ましく、さらには2ないし50mmが好ましい。繊維長
が1n+m未満の時は得られる不織布や紙の機械的物性
が低下し、また繊維長が60mmを越えると得られる不
織布や紙中における短繊維の分布状態が不良となり、や
はり機械的物性が低下する。短繊維を機械的剪断力によ
りフィブリル化させたパルプは製糸困難な繊度の短繊維
まで得ることができ、特に紙は短繊維の分布状態をより
向上させ地合を改良することができる。
総じて樹脂組成物の含浸性が良好で均一な地合、性能の
得られるのは紙である。
芳香族ポリアミド繊維紙は上述の芳香族ポリアミド繊維
を水分散性樹脂バインダー等で抄造後、一対の金属カレ
ンダーロールで熱圧加工を施し、さらに該バインダー樹
脂を熱風などにより後硬化させることにより製造するこ
とを特徴とする。樹脂バインダーの芳香族ポリアミド繊
維に対する付着量は5ないし30重量%、さらに好まし
くはIOないし20重1%が良好である。5重量%未満
の場合は芳香族ポリアミド繊維の固定効果が低いため紙
強度が不足する。30重1%を越える場合は芳香族ポリ
アミド繊維間に樹脂バインダーが充填されるために繊維
間への樹脂組成物の含浸性が減少する。
また繊維表面への多量のバインダー付着が樹脂組成物と
繊維との接着性を阻害するため銅張積層板のビール強度
が低下する。
水分散性樹脂バインダーとはエポキシ当量1000ない
し7000のビスフェノールA型エポキシ樹脂あるいは
ハロゲン化ビスフェノールA型エポキシ樹脂の炭素骨格
にカルボキシル基を塩基性化合物で中和し自己乳化性を
付与した水分散性エポキシ樹脂100重量部、またはカ
ルボキシル基を有する共重合性ビニル化合物とエポキシ
樹脂当jL1000ないし7000のビスフェノールA
型エポキシ樹脂あるいはハロゲン化ビスフェノールA型
エポキシ樹脂をエステル化反応させカルボキシル基を塩
基性化合物で中和し自己乳化性を付与した水分散性エポ
キシ樹脂100重量部にメラミン樹脂などの架橋剤を5
ないし50重量%配合させてなる樹脂組成物である。
さらに本発明においては目的を損なわない範囲で他の繊
維、たとえばガラス繊維、炭素繊維、ポリエーテルケト
ン繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリエーテ
ルイミド繊維、ポリイミド繊維、全芳香族ポリエステル
繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、セラミック繊
維などを混合してもよい。この場合の割合は40重量%
以下、好ましくは30重量%以下である。
本発明における芳香族脂環族シアネートエステル樹脂と
は下記−数式(I)で表わされる芳香環、およびジシク
ロペンタジェンの脂環結合を特徴とする耐熱性樹脂であ
る。上記式中のnはO〜3の正の整数である。該樹脂は
芳香環にシアネート結合を有するためナフテン酸コバル
ト、オクチル酸亜鉛などの触媒の存在下で加熱すること
により耐熱性の剛直なトリアジン環を形成する。このト
リアジン環は上述のジシクロペンタジェンの脂環結合を
介して三次元架橋結合構造を形成するため架橋物は低誘
電率、低誘電正接なる特徴を有する。
また従来のポリイミド樹脂や芳香族シアネートエステル
樹脂に比べて吸水率が低いために吸水率の大きい芳香族
ポリアミド繊維に対して優れたハンダ耐熱性を保持する
ことができる。これらの触媒の該樹脂に対する添加量は
50ないし500ppm、好ましくは100ないし40
0ppmである。
(式中Rは水素原子、炭素数1ないし10のアルキル基
あるいはハロゲン原子でありまたnは○〜3の正の整数
である。〉 本発明におけるエポキシ樹脂とは(1)ビスフェノール
Aとホルムアルデヒドとの重縮合物のグリシジルエーテ
ル化物、およびハロゲン化ビスフェノールAとホルムア
ルデヒドとの重縮合物のグリシジルエーテル化物よりな
る群から選ばれた少なくとも1種のグリシジルエーテル
化物と(n)ビスフェノールA、ビスフェノールFおよ
びテトラブロモビスフェノールAよりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の化合物骨格のみを骨格とする二官能
エポキシ樹脂と(I[[)ビスフェノールA、ビスフェ
ノールFおよびテトラブロモビスフェノールAよりなる
群から選ばれた少なくとも1種のビスフェノールAとを
反応させて得られたエポキシ樹脂である。このうちビス
フェノールAあるいはブロム化ビスフェノールAとホル
ムアルデヒドとの重縮合物のグリシジルエーテル化物、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂およびテトラブロモビ
スフェノールAを、例えばジメチルイミダゾールのよう
な触媒下で反応させて得られるエポキシ樹脂が特に良好
である。
従来のシアネートエステル樹脂を芳香族ポリアミド繊維
基布に含浸してなる銅張積層板では、誘電率や誘電正接
は良好であったがハンダ耐熱性が極めて不良であった。
本発明においてはこれを解決すべく鋭意検討した結果、
前述の低吸水率の芳香族脂環族シアネートエステル樹脂
と上記エポキシ樹脂とを共用することにより初めて誘電
率、誘電正接、ハンダ耐熱性がバランス良く極めて向上
することを見出し本発明に至った。
上記芳香族脂環族シアネートエステル樹脂とエポキシ樹
脂との配合量比は重量比で90/10ないし40/60
が良好である。さらに好ましくは80/20ないし50
150が良好である。芳香族脂環族シアネートエステル
樹脂が90重量%を越えるとハンダ耐熱性が低下する。
またエポキシ樹脂が60重量%を越えると誘電率や誘電
正接が上昇する。
また難燃性を向上させるにはハロゲン含有量、好ましく
はブロム含有量が5ないし30重量%程度のハロゲン化
芳香族脂環族シアネートエステル樹脂および/またはハ
ロゲン化エポキシ樹脂とすることが好ましい。樹脂組成
物中の全ハロゲン量は15ないし28重量%が好ましい
。さらに好ましくは20ないし25重量%である。
本発明における樹脂組成物が従来にない良好なハンダ耐
熱性を有するのは、シアネート基同士が反応して形戒さ
れるトリアジン環およびシアネート基と耐熱性ノボラッ
ク樹脂骨格を形成するエポキシ樹脂中のエポキシ基とが
反応して形戒される多くのオキサゾリン環およびエポキ
シ樹脂骨格中の多くの芳香環が適度にバランスよく立体
配置された架橋構造をとるためと推定される。
本発明における樹脂組成物は速硬化触媒とじて上記オク
チル酸亜鉛やナフテン酸コバルトを含む有機過酸化物の
単独、あるいは有機過酸化物と有機金属塩やアミンとの
併用が効果的である。例えば第3級アミン類(トリエチ
レンジアミン、N。
N−ジメチルベンジルアミン、N−メチルモルホリン、
トリーn−ブチルアミン、N、N、N’。
N′−テトラメチルブタンジアミンなど〉、イミダゾー
ル類またはイミダシリン類(2−メチルイミダゾール、
2−エチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、2
−エチル−4−メチルイミダゾール、2−ウンデシルイ
ミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、
2−エチル−4−メチルイミダシリン、2−ウンデシル
イミダシリン、2−メチルイミダシリンなど〉、有機金
属塩ls、(オクチル酸スズ、ナフテン酸亜鉛、アセチ
ルアセトン鉄、アセチルアセトン銅、ステアリン酸金属
塩、ブチルチタネート、プロピルアルミニウムなど〉、
塩化物(四塩化スズ、塩化鉄、塩化アルミニウムなど〉
、有機過酸化物(ジクミルパーオキサイド、過酸化ベン
ゾイル、t−ブチルヒドロパーオキサイド、シクロヘキ
サノンパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ジ
イソプロビルパーオキシジカーボネイトなど〉の単独あ
るいは併用が効果的である。さらに硬化物の性能を損な
わない範囲内で例えば平滑剤、接着促進剤、難燃剤、安
定剤〈酸化防止剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤など〉、
離型剤、メツキ活性剤、その他無aまたは有機の充填剤
などを添加してもよい。
特に無機難燃剤としては酸化アンチモンが良好であり、
特に五酸化アンチモンはワニス分散性や安定性に優れ、
かつ無電解メツキ中への溶出汚染がなく最も優れる。酸
化アンチモンの配合量は樹脂組成物の全固形分対比0.
2ないし10重量%の範囲が良好である。0.2重量%
未満では難燃性に対する効果が少なく、10重量%を越
えるとビール強度が低下する。
溶剤としては種々のものが使用できる。例えばアセトン
、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン、メチルイ
ソブチルケトン、酢酸エチル、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、N、N−ジメチルホルムアミド、N、
N−ジメチルアセトアミド、メタノール、エタノールな
どの単独あるいは混合溶剤を用いることができるが、ア
セトンやメチルエチルケトンなどのようなケトン類が良
好である。
本発明のプリプレグは上記樹脂組成物を芳香族ポリアミ
ド繊維基材に従来公知の方法で含浸乾燥させることによ
り製造することができる。さらに該プリプレグは従来公
知の方法で所要枚数積層し、その表面に銅箔を重ねて加
圧加熱により一体に成型することにより銅張積層板を製
造することができる。
(発明の効果〉 本発明のプリプレグは芳香族ポリアミド繊維を基材とし
、特定の芳香族脂環族シアネートエステル樹脂と特定の
エポキシ樹脂とを含浸せしめたものであり、低誘電率で
低誘電正接でありながら従来の欠点であったハンダ耐熱
性を大きく改良することができた。該プリプレグを用い
た銅張積層板はコンピュータや衛星通信などの高周波回
路や高速通信分野に最適である。
(実施例) 以下実施例により本発明をさらに詳しく説明する。実施
例中に用いた測定法は下記の通りである。
[誘電率、誘電正接] 銅箔を除く絶縁体の厚みが1.6mmの1PI張f!層
板からエツチング法により電極を形成したサンプルを作
成し、これを20℃、65%RHで96時間調湿した。
該サンプルの20℃、65%RHにおけるIMHzでの
誘電率と誘電正接とをJIS C6481の方法で誘電
体損測定装置rTR−1100J (安藤電気■製〉を
用いて測定した。
[ハンダ耐熱性] 銅箔を除く絶縁体の厚みが1.6mmの銅張積層板をJ
lf; C6481の方法で評価した。調湿は20℃、
65%RHで96時間とし、ハンダ温度は260℃とし
た。
実施例1 坪!60 g/rr?、厚み0.12mmの全芳香族ポ
リアミド繊維紙(テクノーラ■ペーパー:帝人■製)を
準備した。次にビスフェノールAとホルムアルデヒドと
の重縮合物のグリシジルエーテル化物(エポキシ当fi
208)80重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
〈エポキシ当f187)20重量部、およびテトラブロ
モビスフェノールA30重量部をジメチルイミダゾール
0.03重量部の存在下で反応させてエポキシ当量34
2のエポキシ樹脂Aを得た。次に芳香族脂環族シアネー
トエステル樹脂80重量部にエポキシ樹脂Aを20重量
部配合し、さらにオクチル酸亜鉛0.024重量部を添
加してワニスを作成した。該ワニスはメチルエチルケト
ンの40重量%溶液として作成した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0℃で10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚重
ねてその両面に102の銅箔を重ねて175°C140
Kg/−で1時間成型後、さらに200℃で1時間のア
フターキュアを実施した。得られた銅張積層板は厚さ1
.6mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
実施例2 実施例1と同様の全芳香族ポリアミド繊維紙を準備した
。次に実施例1と同様の芳香族脂環族シアネートエステ
ル樹脂60重量部、エポキシ樹脂A40重量部、オクチ
ル酸亜鉛0.018重量部を配合してワニスを作戒した
。該ワニスはメチルエチルケトンの40重量%溶液とし
て作成した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0℃で10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚重
ねてその両面に10Zの銅箔を重ねて175°C140
K g/ cIllで1時間成型後、さらに200°C
で1時間のアフターキュアを実施した。得られた銅張積
層板は厚さ1.6mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
実施例3 実施例1と同様の全芳香族ポリアミド繊維紙を準備した
。次にビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合
物のグリシジルエーテル化物のブロム化物(エポキシ当
量235)80重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂(エポキシ当ff1187)20重量部、およびビス
フェノールA30重量部をジメチルイミダゾール0.0
3重量部の存在下で反応させてエポキシ当量364のエ
ポキシ樹脂Bを得た。次に芳香族脂環族シアネートエス
テル樹脂80重量部、該エポキシ樹脂Bを20重量部、
オクチル酸亜鉛0、024重量部を配合してワニスを作
成した。該ワニスはメチルエチルケトンの40重量%溶
液として作成した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0°Cで10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚
重ねてその両面に10Zの銅箔を重ねて175℃、40
Kg/−で1時間成型後、さらに200℃で1時間のア
フターキュアを実施した。得られた銅張積層板は厚さ1
.6mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
比較例1 実施例1と同様の全芳香族ポリアミド繊維紙を準備した
。次に実施例1と同様の芳香族脂環族シアネートエステ
ル樹脂100重量部、オクチル酸亜鉛0.03重1部を
配合してワニスを作成した。該ワニスはメチルエチルケ
トンの40重量%溶液として作戒した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0℃で10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚重
ねてその両面に10Zの銅箔を重ねて175℃、40K
g/caで1時間成型後、さらに200°Cで1時間の
アフターキュアを実施した。得られfS銅張積層板は厚
さ1.6mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
比較例2 実施例1と同様の全芳香族ポリアミド繊維紙を準備した
。次に実施例1と同様の芳香族脂環族シアネートエステ
ル樹脂80重量部にエポキシ樹脂C(ビスフェノールA
型ブロム化エポキシ樹脂(エポキシ当量480)) 2
0重量部、オクチル酸亜鉛0、024重量部を配合して
ワニスを作戒した。該ワニスはメチルエチルケトンの4
0重量%溶液として作戒した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0℃で10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚重
ねてその両面に10Zの銅箔を重ねて175℃、40K
g/−で1時間成型後、さらに200℃で1時間のアフ
ターキュアを実施した。得られた銅張積層板は厚さ1.
6mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
比較例3 実施例1と同様の全芳香族ポリアミド繊維紙を準備した
。次に実施例1と同様の芳香族脂環族シアネートエステ
ル樹脂80重量部、エポキシ樹脂D(フェノールノボラ
ック型エポキシ樹脂(エポキシ当量287))20重量
部、オクチル酸亜鉛0.024重量部を配合してワニス
を作成した。該ワニスはメチルエチルケトンの40重量
%溶液として作成した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0℃で10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚重
ねてその両面に102の銅箔を重ねて175℃、40K
g/aftで1時間成型後、さらに200℃で1時間の
アフターキュアを実施した。得られた銅張積層板は厚さ
1.6mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
比較例4 実施例1と同様の全芳香族ポリアミドm雑紙を準備した
。次に実施例1と同様の芳香族脂環族シアネートエステ
ル樹脂80重量部、エポキシ樹脂E(ビスフェノールA
のノボラック型エポキシ樹脂のブロム化物(エポキシ当
量235)) 、オクチル酸亜鉛0.024重量部を配
合してワニスを作戒した。
該ワニスはメチルエチルケトンの40重量%溶液として
作成した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0℃で10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚重
ねてその両面に10Zの銅箔を重ねて175℃、40K
g/cdで1時間成型後、さらに200℃で1時間のア
フターキュアを実施した。得られた銅張積層板は厚さ1
.6mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
比較例5 実施例1と同様の全芳香族ポリアミド繊維紙を準備した
。次に実施例1と同様の芳香族脂環族シアネートエステ
ル樹脂80重量部、エポキシ樹脂F(ビスフェノールA
型エポキシ樹脂(エポキシ当量360)120重量部、
オクチル酸亜鉛0.024重量部を配合してワニスを作
成した。該ワニスはメチルエチルケトンの40重量%溶
液として作戒した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0℃で10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚重
ねてその両面に10Zの銅箔を重ねて175℃、40K
g/−で1時間成型後、さらに200℃で1時間のアフ
ターキュアを実施した。得られた銅張積層板は厚さ1.
6mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
比較例6 実施例1と同様の全芳香族ポリアミド繊維紙を準備した
。次にビスフェノールA型シアネートエステル樹脂(芳
香族形シアネートエステル樹脂〉80重量部、エポキシ
樹脂A20重量部、オクチル酸亜鉛0.024重量部を
配合してワニスを作戒した。
該ワニスはメチルエチルケトンの40重量%溶液として
作成した。
該ワニスを上述の芳香族ポリアミド繊維紙に含浸し15
0℃で10分間乾燥した。次に該プリプレグを16枚重
ねてその両面に10Zの銅箔を重ねて175℃、40K
g/−で1時間成型後、さらに200℃で1時間のアフ
ターキュアを実施した。得られた銅張積層板は厚さ1゜
l)mmであった。
この銅張積層板の各性能を評価した。結果を第1表に示
す。
これらの結果、本発明の芳香族脂環族シアネートエステ
ル樹脂とエポキシ樹脂Aあるいはエポキシ樹脂Bとの組
合せが誘電率、誘電正接ともに低くかつ良好なハンダ耐
熱性を示すことが判る。−方従来のエポキシ樹脂を使用
した場合は誘電率、誘電正接が若干上昇しまたハンダ耐
熱性は不良である。また芳香族脂環族シアネートエステ
ル樹脂のみを含浸した場合は誘電率、誘電正接は最も低
くなるがハンダ耐熱性が最も不良となる。従来の芳香族
シアネートエステル樹脂であるビスフェノールAトリア
ジン樹脂を使用するとエポキシ樹脂Aを配合してもハン
ダ耐熱性は向上しない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族ポリアミド繊維を基材とし下記一般式(
    I )で表わされる芳香族脂環族シアネートエステル樹脂
    と下記(II)(III)(IV)を反応させて得られるエポ
    キシ樹脂とを含む樹脂組成物が含浸されてなるプリプレ
    グ。 (II)ビスフェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合
    物のグリシジルエーテル化物、およびハロゲン化ビスフ
    ェノールAとホルムアルデヒドとの重縮合物のグリシジ
    ルエーテル化物よりなる群から選ばれた少なくとも1種
    のグリシジルエーテル化物 (III)ビスフェノールA、ビスフェノールFおよびテ
    トラブロモビスフェノールAよりなる群から選ばれた少
    なくとも1種の化合物骨格のみを骨格とする二官能エポ
    キシ樹脂 (IV)ビスフェノールA、ビスフェノールFおよびテト
    ラブロモビスフェノールAよりなる群から選ばれた少な
    くとも1種のビスフェノールA ▲数式、化学式、表等があります▼…( I ) (式中Rは水素原子、炭素数1ないし10のアルキル基
    あるいはハロゲン原子でありまたnは0〜3の正の整数
    である)
  2. (2)上記芳香族ポリアミド繊維を基材とするプリプレ
    グを所要枚数積層しさらに銅箔を重ねて加熱加圧により
    一体に成型してなることを特徴とする銅張積層板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002522523A (ja) * 1998-08-11 2002-07-23 ロンザ ア−ゲ− 不飽和オリゴフェノールシアネート
JP2002241521A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Sanyu Rec Co Ltd エポキシ樹脂プリプレグ、エポキシ樹脂銅張板、エポキシ樹脂回路基板及びエポキシ樹脂多層回路基板

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