JPH0222393Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0222393Y2 JPH0222393Y2 JP18884282U JP18884282U JPH0222393Y2 JP H0222393 Y2 JPH0222393 Y2 JP H0222393Y2 JP 18884282 U JP18884282 U JP 18884282U JP 18884282 U JP18884282 U JP 18884282U JP H0222393 Y2 JPH0222393 Y2 JP H0222393Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- vehicle body
- mud
- cooling water
- pitch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 9
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動二輪車等(三輪車を含む)の
車輌におけるラジエータに関するものである。
車輌におけるラジエータに関するものである。
自動二輪車等の車輌に装備するラジエータを製
作するにあたつては、車輌側に確保できる取付ス
ペースが小さいため、専有スペースが小さくなる
ように形状を工夫することが重要な要素となる
が、さらに泥はね等による目づまりの防止に対し
ても配慮が要求される。
作するにあたつては、車輌側に確保できる取付ス
ペースが小さいため、専有スペースが小さくなる
ように形状を工夫することが重要な要素となる
が、さらに泥はね等による目づまりの防止に対し
ても配慮が要求される。
従来より、車体の幅方向(水平方向)に細長い
長方形状のラジエータがある。このような形状の
ラジエータは、車体の前方上部に取り付けること
によつて路面からの離間寸法が大になり、泥はね
等による汚れや目づまりのおそれが小さくなる
が、その反面専有幅が大になり、車幅のコンパク
ト化等に対して好ましくない。
長方形状のラジエータがある。このような形状の
ラジエータは、車体の前方上部に取り付けること
によつて路面からの離間寸法が大になり、泥はね
等による汚れや目づまりのおそれが小さくなる
が、その反面専有幅が大になり、車幅のコンパク
ト化等に対して好ましくない。
この考案は、上記背景のもとに提案されたもの
で、泥はね等による目づまりが生じにくく、かつ
専有スペースが小さくてすみ、自動二輪車等の車
輌において好適なラジエータを提供することを目
的とする。
で、泥はね等による目づまりが生じにくく、かつ
専有スペースが小さくてすみ、自動二輪車等の車
輌において好適なラジエータを提供することを目
的とする。
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は、本考案の一実施例を適用した自動二
輪車の側面図で、1は前輪、2は後輪、3はシー
ト、4は燃料タンク、5は車体フレーム、6はV
型エンジン、7は本考案に係るラジエータであ
る。
輪車の側面図で、1は前輪、2は後輪、3はシー
ト、4は燃料タンク、5は車体フレーム、6はV
型エンジン、7は本考案に係るラジエータであ
る。
前記V型エンジン6は、シリンダ配置が車体側
方から見てV字状をなすように車体フレーム5に
取り付けられたもので、車体前側に位置したシリ
ンダ部6aの一部が、前記車体フレーム5のダウ
ンチユーブ5aより若干前方に突出している。
方から見てV字状をなすように車体フレーム5に
取り付けられたもので、車体前側に位置したシリ
ンダ部6aの一部が、前記車体フレーム5のダウ
ンチユーブ5aより若干前方に突出している。
前記ラジエータ7は、上下方向に配列された複
数個の放熱器からなるもので、この実施例では、
ダウンチユーブ5aの前方上部に配置された第1
の放熱器8と、前記ダウンチユーブ5aから突出
したシリンダ部6aを避けてダウンチユーブ5a
の前方下部に配置された第2の放熱器9とから構
成されている。これらの放熱器8,9は、それぞ
れの冷却水流路が連通管10を介して連通されて
おり、冷却水は、第2の放熱器9の流出口9aか
ら流路11を介してV型エンジン6のシリンダケ
ース6b内に設けたポンプ12に導かれ、該ポン
プ12から流路13を介してそれぞれのシリンダ
部6a,6cの流入口に送られ、シリンダ部6
a,6cの流出口からそれぞれ流路14,15を
介して第1の放熱器8の流入口8aに戻されるよ
うになつており、エンジンを通過して昇温した分
は、第1および第2の放熱器8,9を通過中に冷
却される。
数個の放熱器からなるもので、この実施例では、
ダウンチユーブ5aの前方上部に配置された第1
の放熱器8と、前記ダウンチユーブ5aから突出
したシリンダ部6aを避けてダウンチユーブ5a
の前方下部に配置された第2の放熱器9とから構
成されている。これらの放熱器8,9は、それぞ
れの冷却水流路が連通管10を介して連通されて
おり、冷却水は、第2の放熱器9の流出口9aか
ら流路11を介してV型エンジン6のシリンダケ
ース6b内に設けたポンプ12に導かれ、該ポン
プ12から流路13を介してそれぞれのシリンダ
部6a,6cの流入口に送られ、シリンダ部6
a,6cの流出口からそれぞれ流路14,15を
介して第1の放熱器8の流入口8aに戻されるよ
うになつており、エンジンを通過して昇温した分
は、第1および第2の放熱器8,9を通過中に冷
却される。
前記第1の放熱器8は、放熱効率を高めること
に重点をおいて製作したもので、フインおよび冷
却水路のピツチが比較的狭くなつており、一方、
第2の放熱器9は位置的に泥はねが多くなるた
め、目づまりの防止に重点をおいて製作したもの
で、第2図に示すようにフインAのピツチP1お
よび冷却水流路BのピツチP2が前記第1の放熱
器8より大に形成されている。上記ピツチP1,
P2は、はねかかる泥等の状態を考慮して適度の
寸法に選定してある。なお、第1図において、符
号16で示すものは冷却水のリザーブタンクであ
り、また17は冷却水温度を検出する温度検知器
である。
に重点をおいて製作したもので、フインおよび冷
却水路のピツチが比較的狭くなつており、一方、
第2の放熱器9は位置的に泥はねが多くなるた
め、目づまりの防止に重点をおいて製作したもの
で、第2図に示すようにフインAのピツチP1お
よび冷却水流路BのピツチP2が前記第1の放熱
器8より大に形成されている。上記ピツチP1,
P2は、はねかかる泥等の状態を考慮して適度の
寸法に選定してある。なお、第1図において、符
号16で示すものは冷却水のリザーブタンクであ
り、また17は冷却水温度を検出する温度検知器
である。
以上のように、ラジエータ7を、上下に配列し
た第1の放熱器8および第2の放熱器9で構成す
れば、車体の上下方向の寸法が大になる分だけ、
車体幅方向の寸法が小になり、したがつて車体に
取り付けた場合の専有幅が小になる。また前述の
実施例のようにダウンチユーブ5aから前方に突
出したシリンダ部6aの位置を避けて、上下の放
熱器8,9を個別に車体フレーム5に取りつける
ことによつて、車体側の小さな空スペースを容易
に有効利用することができる。さらに泥はねの多
い下側の放熱器9は、そのフインAのピツチP1
や冷却水流路BのピツチP2が上側の放熱器8よ
り大になつていて、泥はね等があつても目づまり
しにくく、かつ付着した泥等の汚れを洗い落すこ
とが容易である。
た第1の放熱器8および第2の放熱器9で構成す
れば、車体の上下方向の寸法が大になる分だけ、
車体幅方向の寸法が小になり、したがつて車体に
取り付けた場合の専有幅が小になる。また前述の
実施例のようにダウンチユーブ5aから前方に突
出したシリンダ部6aの位置を避けて、上下の放
熱器8,9を個別に車体フレーム5に取りつける
ことによつて、車体側の小さな空スペースを容易
に有効利用することができる。さらに泥はねの多
い下側の放熱器9は、そのフインAのピツチP1
や冷却水流路BのピツチP2が上側の放熱器8よ
り大になつていて、泥はね等があつても目づまり
しにくく、かつ付着した泥等の汚れを洗い落すこ
とが容易である。
第3図は本考案を適用した二輪車の他の実施例
を示すものである。
を示すものである。
この二輪車は、車体フレーム5の下部に、第2
の放熱器9の前方、下方および側方を覆うアンダ
ーカウリング18が取り付けられている。このア
ンダーカウリング18は、合成樹脂等により成形
されたもので、放熱器9の前方を覆う前面部18
aには走行風を取り入れるグリル18bが形成さ
れ、該グリル18bの後方には金網18cが貼付
されている。このように、下側に位置した第2の
放熱器9をアンダーカウリング18で覆うように
すれば、飛散してくる石や泥による目づまりをよ
り効果的に軽減することができる。
の放熱器9の前方、下方および側方を覆うアンダ
ーカウリング18が取り付けられている。このア
ンダーカウリング18は、合成樹脂等により成形
されたもので、放熱器9の前方を覆う前面部18
aには走行風を取り入れるグリル18bが形成さ
れ、該グリル18bの後方には金網18cが貼付
されている。このように、下側に位置した第2の
放熱器9をアンダーカウリング18で覆うように
すれば、飛散してくる石や泥による目づまりをよ
り効果的に軽減することができる。
なお、前述の実施例においては、上下2個の放
熱器8,9によつてラジエータ7を構成するよう
にしたが、上下に3個、もしくはそれ以上の放熱
器を配列するようにしてもよく、放熱器の数は2
個に限定するものではない。
熱器8,9によつてラジエータ7を構成するよう
にしたが、上下に3個、もしくはそれ以上の放熱
器を配列するようにしてもよく、放熱器の数は2
個に限定するものではない。
以上説明したように、本考案のラジエータは、
上下方向に配列される複数個の放熱器からなるも
ので、車体の上下方向の寸法が大になる分だけ、
車体幅方向の寸法が小さくなり、したがつて車体
に取り付けた場合の専有幅が小になる。また個々
の放熱器毎に車体に取り付けるようにすれば、車
体側の小さな空スペースを有効利用することが容
易に行えるようになる。さらに、前記複数個の放
熱器において、泥はねの多い下側の放熱器は、そ
のフインおよび冷却水流路のピツチのうち少くと
も一方が上側に位置した放熱器より大に形成され
ているから、飛散してくるごみや泥、石等による
目づまりが生じにくく、かつ、フイン等に付着し
た汚れを洗い落すことが容易になり、ラジエータ
の耐久性が向上する。また一般に車体の下部側
は、走行風の流れが悪くなるが、前述のように下
側の放熱器のフインおよび冷却水流路のピツチを
大にしておけば、走行風がラジエータを通過しや
すくなる。
上下方向に配列される複数個の放熱器からなるも
ので、車体の上下方向の寸法が大になる分だけ、
車体幅方向の寸法が小さくなり、したがつて車体
に取り付けた場合の専有幅が小になる。また個々
の放熱器毎に車体に取り付けるようにすれば、車
体側の小さな空スペースを有効利用することが容
易に行えるようになる。さらに、前記複数個の放
熱器において、泥はねの多い下側の放熱器は、そ
のフインおよび冷却水流路のピツチのうち少くと
も一方が上側に位置した放熱器より大に形成され
ているから、飛散してくるごみや泥、石等による
目づまりが生じにくく、かつ、フイン等に付着し
た汚れを洗い落すことが容易になり、ラジエータ
の耐久性が向上する。また一般に車体の下部側
は、走行風の流れが悪くなるが、前述のように下
側の放熱器のフインおよび冷却水流路のピツチを
大にしておけば、走行風がラジエータを通過しや
すくなる。
第1図は本考案の一実施例を適用した二輪車の
側面図、第2図は第1図の矢印方向からの矢視
図、第3図は本考案を適用した二輪車の他の実施
例を示す側面図、第4図は第3図の矢印方向か
らの矢視図、第5図は第4図の−線による断
面図である。 8……第1の放熱器、9……第2の放熱器、1
0……連通管、18……アンダーカウリング、1
8b……グリル、18c……金網、A……フイ
ン、B……冷却水流路。
側面図、第2図は第1図の矢印方向からの矢視
図、第3図は本考案を適用した二輪車の他の実施
例を示す側面図、第4図は第3図の矢印方向か
らの矢視図、第5図は第4図の−線による断
面図である。 8……第1の放熱器、9……第2の放熱器、1
0……連通管、18……アンダーカウリング、1
8b……グリル、18c……金網、A……フイ
ン、B……冷却水流路。
Claims (1)
- 複数個の放熱器を連通管にて連通し上下方向に
配設してなり、かつ下側に位置した放熱器はその
フインおよび冷却水流路のピツチのうち少くとも
一方が上側に位置した放熱器より大に形成されて
いることを特徴とする自動二輪車のラジエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18884282U JPS5992027U (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | 自動二輪車のラジエ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18884282U JPS5992027U (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | 自動二輪車のラジエ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5992027U JPS5992027U (ja) | 1984-06-22 |
JPH0222393Y2 true JPH0222393Y2 (ja) | 1990-06-15 |
Family
ID=30407292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18884282U Granted JPS5992027U (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | 自動二輪車のラジエ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5992027U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7102914B2 (ja) * | 2018-05-01 | 2022-07-20 | スズキ株式会社 | 触媒装置の配置構造 |
-
1982
- 1982-12-14 JP JP18884282U patent/JPS5992027U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5992027U (ja) | 1984-06-22 |
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