JPH02223802A - 容器本体のフランジ部幅測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はプラスチック製の容器本体のフランジ部幅を測
定するための容器本体のフランジ部幅測定装置に関する
。

（従来の技術） 金属製の容器、例えば金属缶は種々の形態を白。

するものがあるが、缶体の構造から３ピ一ス缶と２ピ一
ス缶とに区分することができる。３ピ一ス缶はブリキハ
ンダ化とも言われ、円筒状胴部とふた及び底部を二重巻
締めで密封した構造である。

一方、２ピ一ス缶はブリキ打抜き缶とも言われ、胴部及
び底部（容器本体）を一体成形したものにふたを二重巻
締めする構造である。

これら金属缶は食品包装容器として各種食品缶詰、ジュ
ース、清涼飲料、ジャム類、乾燥食品等の容器に使用さ
れ、密封、保存機能が特に優れた剛性容器である。しか
しながら、金属缶には、下記のような改善すべき点があ
る。即ち、■　金属缶であるために、軽量化に限界があ
る。

■　衝撃を受けた時、−度つぶれると復元性がなく、変
形してしまう。

■　プラスチック製容器に比べて、その製造上のエネル
ギーコストが高い。

■　容器外装のディスブレス効果が金属の場合、０由に
変えることができず、外装手段は印刷によるしかない。

■　内容物を開缶せずに確認できるような透明容器をつ
くることは不可能である。

このような従来の金属缶における欠点を解決するため、
プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付けてなる金属
蓋付容器が考えられる。

このようなプラスチック製の容器本体は、一般的な熱成
形法により容器形成に必要な厚みを有するプラスチック
シートを加熱し、金型を用いてフランジ部を有する容器
本体の成形品を成形し、続いてフランジ部の厚みを薄く
シ、さらにフランジ部の幅を所定の大きさとすることに
より得られる。

また容器本体は、内部に内容物が収納され、その後フラ
ンジ部に金属蓋の周縁部が巻締められて金属蓋付容器が
得られる。

（発明が解決しようとする課題） 上述のように、内容物が収納されたプラスチック製の容
器本体のフランジ部に、金属蓋の周縁部が巻締められ金
属蓋付容器が得られる。

ところで、フランジ部と周縁部との間で適切な巻締め作
業を行なうためには、とりわけ容器本体のフランジ部の
幅が所定の大きさであることが必要である。すなわち、
フランジ部の幅が大きすぎると、金属蓋の周縁部に巻締
められる際亀裂が入ったりする。またフランジ部の幅が
小さすぎると、金属蓋の周縁部との密着性が低下する。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
プラスチック製容器のフランジ部の幅が所定の大きさに
なっているか否かを正確かつ迅速に測定することができ
る容器本体のフランジ部幅測定装置を提供することを目
的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、プラスチック製容器本体のフランジ部上面全
域に当接し前記容器本体を載置固定する載置台と、前記
容器本体の胴部外方に上下方向に並んで配置され前記胴
部に対して離接自在に設けられた一対の変位測定器と、
各変位ＩＴＩＩ定器に前記容器本体の半径方向に進退自
在に取付けられた触針とを備え、各触針のうち下方の触
針は前記フランジ部の外周に当接可能に配置され、上方
の触針は前記フランジ部直上の前記胴部外周に当接する
よう配置され、これらの触針の移動長さを前記各変位δ
−１定器で測定することによってフランジ部幅を測定す
ることを特徴とする容器本体のフランジ部幅ＡｐＪ定装
置である。

（作　用） 容器本体を載置台にフランジ部上商略全域が当接するよ
う載置し、各変位測定器を所定位置まで接近させて下方
の触針をフランジ部外周に当接させるとともに上方の触
針をフランジ部直上の胴部外周に当接させ、これら上方
の触針および下方の触針の移動長さを各変位測定器で測
定することによりフランジ部の幅をＡｌ１定する。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図および第２図は、本発明による容器本体のフラン
ジ部幅ＡｐＪ定装置の一実施例を示す図である。

まず、本発明によって１１１３定される容器本体につい
て説明する。第１図に示すように、容器本体２５は開口
を有する胴部２６と、底部２７と、胴部２６の開口周縁
に設けられ半径方向外方へ突出するフランジ部２８とか
ら構成され、容器本体２５は全体としてプラスチック製
となっている。

この容器本体２５は、従来のものと同様一般的な熱成形
法によりプラスチックシートを加熱し金型を用いてフラ
ンジ部２８を有する容器本体２５の成形品を成形し、続
いてフランジ部２８の厚みをプレス装置（図示せず）に
より薄くし、さらにフランジ部２８の幅をカット装置（
図示せず）で所定の大きさにすることにより得られる。

次に、フランジ部幅Ｂ１定装置について説明する。

第１図に示すように、フランジ部幅測定装置は固定台１
４上にベアリング１３を介して回転自在に設けられた載
置台１１を備えている。この載置台１１は、容器本体２
５を引繰返した状態で載置固定するものである。

すなわち載置台１１の上部中央には、容器本体２５の胴
部２６内に密着して挿着される挿着部１２が設けられ、
この挿着部１２により容器本体２５が位置決めされるよ
うになっている。また載置台１１の上面１１ａは、容器
本体２５のフランジ部２８上面２８ａ全域と当接しフラ
ンジ部２８を水平方向に維持するようになっている。さ
らに載置台１１および挿着部１２の略中央部には、上下
方向に貫通する空気孔１９が設けられている。

一方、載置台１１の上方には、容器本体２５の底部２７
を押圧して回転する抑圧体２０が、上下方向に移動自在
に配設されている。

また、第２図に示すように載置台１１に載置固定される
容器本体・２５の外方に上下方向に並んで一対のダイヤ
ルゲージ（変位測定器）１４．１５が配設されている。

さらに、これら一対のダイヤルゲージ１４，１５には、
触針１６，１７が容器本体２５の半径方向に進退自在に
取付けられている。これら触針１６，１７のうち、下方
の触針（下部触針）１７は容器本体２５のフランジ部２
８外周に当接可能に配置され、下部触針１７の移動長さ
は下方のダイヤルゲージ（下部ダイヤルゲージ）１５に
より７１？１定されるようになっている。

また、上方の触針（上部触針）１６は、下部触針１７が
当接するフランジ部２８直上の胴部２６外周に当接する
よう配置され、上部触針１６の移動長さは上方のダイヤ
ルゲージ（上部ダイヤルゲージ）１４により測定される
ようになっている。

次にこのような構成からなる本実施例の作用について説
明する。

まず、載置台１１上に容器本体２５を引繰返した状態で
載置する。容器本体２５のフランジ部２８は、当初裁置
台１１側へ傾斜している（第１図）。

その後、抑圧体２０が降下し、容器本体２５の底部２７
を下方に押圧する。この場合、容器本体２５の胴部２６
内に挿着部１２が密着して挿着され、容器本体２５が装
置台１１上で固定される。

同時にフランジ部２８の上面２８ａ略全域が載置台１１
の上面１１ａと当接し、フランジ部２８は水平方向に維
持される（第２図）。なお、抑圧体２０によって容器本
体２５の底部２７を下方に押圧する場合、容器本体２５
内の空気は空気孔１９から外部へ放出される。

続いて、予め容器本体２５の外方に離れて配置された上
部ダイヤルゲージ１４および下部ダイヤルゲージ１５が
容器本体２５に接近し、これら上部ダイヤルゲージ１４
および下部ダイヤルゲージ１５が、載置台１１に対する
所定の位置に配置される。この場合、下部ダイヤルゲー
ジ１５に取付けられた下部触針１７が、フランジ部２８
の外周に当接するとともに、容器本体２５の半径方向外
方に移動する。同時に上部ダイヤルゲージ１４に取付け
られた上部触針１６が、フランジ部２８直上の容器本体
２５の胴部２６外周に当接するとともに、容器本体２５
の半径方向外方に移動する。

第２図に示すように、上部ダイヤルゲージ１４および下
部ダイヤルゲージ１５を載置台１１に対する所定位置に
配置した場合、下部触針１７の移動長さは上部触針１６
の移動長さに比べて大きくなる。これら上部触針１６お
よび下部触針１７の移動長さは、各々上部ダイヤルゲー
ジ１４および下部ダイヤルゲージ１５によって測定され
、上部ダイヤルゲージ１４のｎ１定値および下部ダイヤ
ルゲージ１５のｎ１定値によってフランジ部２８の幅が
ｎ１定される。すなわち、上部ダイヤルゲージ１４およ
び上部触針１６と、下部ダイヤルゲージ１５および下部
触針１７をそれぞれ同一形状とし、上下方向にそろえて
配置した場合、上部ダイヤルゲージ１４の測定値と下部
ダイヤルゲージ１５の７１Ｐ１定値の差がそのままフラ
ンジ部２８の幅となる。

続いて抑圧体２０を回転させると、容器本体２５、挿着
部１２および載置台１１が一体となって回転し、このよ
うにしてフランジ部２８の幅を全周にわたって７１！＋
１定することができる。

本実施例によれば、容器本体２５を載置台１１上に載置
固定し、フランジ部２８を水平方向に維持した状態で一
対の触針１４，１５によりフランジ部２８を測定するの
で、フランジ部２８の幅を正確かつ迅速に測定できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば容器本体を載置台
にフランジ部を水平方向に維持した状態で載置固定し、
上方の触針および下方の触針によりフランジ部の幅を測
定するので、フランジ部の幅を正確かつ迅速に測定する
ことができる。このため適正なフランジ部幅の容器本体
を用い、このフランジ部と金属蓋の周縁部との間で適切
な巻締め作業を行なうことができ、良好な金属蓋付容器
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による容器本体のフランジ部幅＃１定装
置の一実施例を示す側面図、第２図は第１図Ａ部拡大図
であり容器本体を載置台に載置固定し一対の触針を容器
本体に当接させた状態を示す図である。 １１・・・載置台、１２・・・挿着部、１４・・・上部
ダイヤルゲージ、１５・・・下部ダイヤルゲージ、１６
・・・上部触針、１７・・・下部触針、２５・・・容器
本体、２６・・・胴部、２７・・・底部、２８・・・フ
ランジ部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラスチック製容器本体のフランジ部上面全域に当接し
   前記容器本体を載置固定する載置台と、前記容器本体の
   胴部外方に上下方向に並んで配置され前記胴部に対して
   離接自在に設けられた一対の変位測定器と、各変位測定
   器に前記容器本体の半径方向に進退自在に取付けられた
   触針とを備え、各触針のうち下方の触針は前記フランジ
   部の外周に当接可能に配置され、上方の触針は前記フラ
   ンジ部直上の前記胴部外周に当接するよう配置され、こ
   れらの触針の移動長さを前記各変位測定器で測定するこ
   とによってフランジ部幅を測定することを特徴とする容
   器本体のフランジ部幅測定装置。