JPH02223778A - 空気調和機の除霜装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、ヒー・トボンブ式空気調和機の除霜装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

従来、ヒートポンプ式空気調和機においては、冬季暖房
運転をｍ続すると、外気温度より室外側熱交換器が低温
になり、外気中の水分が室外側熱交換器に結氷凍結して
熱交換機能が低下するために、冷媒回路を切換えて一時
的に圧縮機から高温冷媒ガスを室外側熱交換器に流し除
霜する方法が取られているが、この場合、室外側熱交換
器の入口側から徐々に除霜され、室外側熱交換器の全体
が除霜されるまでに長時間を要し、このために室内側温
度の低下を招くことになり、急速に除霜を完了すること
が要望されていた。

〔発明が解決しようとする課題］ 本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、暖
房運転中に室内暖房を中止することなく室外側熱交換器
の除霜が行え、室内温度を保持することがてきる空気調
和機の除霜装置を提供することを目的とするものである
。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、近方弁２と室外側熱交換器
３とを結ぶ配管８と、回天方弁の第５の接続口間に第１
の側路７を、室外側熱交換器３と膨張弁４を結ぶ配管９
と圧縮機１の吸入側とを結ぶ第２の側路１１とを形成す
るとともに、上記近方弁２と圧縮機ｌの吸入側を結ぶ配
管１０に第１の電磁弁１２を、第１の側路７に第２の電
磁弁１３を、第２の側路１１に第３の電磁弁１４を接続
し、除霜運転時に上記近方弁２と三つの電磁弁を操作し
て圧縮機１からの高温冷媒ガスを室内側熱交換器５と室
外側熱交換器３とに分岐して送出し、第２の側路１１を
通じて圧縮機１に戻る冷媒回路を形成した。

〔作用〕

上記構成によれば、室外側熱交換器３の除霜を行う時に
圧縮機ｌの高温冷媒ガスを近方弁２により切換えて、室
内側熱交換器５と室外側熱交換器３とに分流し、第２の
側路１１を通じて圧縮機１の吸入側に戻すようになるの
で、室内暖房を継続しながら除霜を行うことができる。

〔実施例〕

本発明の詳細を図面を参照して説明する。

図は、本発明の構成を示す冷媒回路図で、冷媒回路は、
圧縮機１、近方弁２、室外側熱交換器３、膨張弁４、室
内側熱交換器５により形成されている。

近方弁２は、圧縮機１の吐出側に接続される接続口、室
内側熱交換器５に接続される接続口、圧縮機１の吸込側
に配管１０により接続される接続口、室外側熱交換器３
に配管８により接続される接続口および各接続口と独立
した第５の接続口から構成され、第５の接続口は、第１
の側路７により室外側熱交換器３と近方弁２とを結ぶ配
管８に接続されている。

室外側熱交換器３は、二つの管路を具え入口及び出口で
配管およびバランスキャピラリ６により並列に接続され
、配管９は第２の側路１１により圧縮機ｌの吸入側に至
る配管１０に接続されている。

上記配管１０に第１の電磁弁１２を、第１の側路７に第
２の電磁弁１３を、第２の側路１１に第３の電磁弁１４
をそれぞれ接続しており、室外側熱交換器３の外側中央
部に取付られ、同熱交換器３の温度を検出する第１の温
度検出器１５と、室外側熱交換器３と膨張弁４を結ぶ配
管９に取付られ、同配管９の温度を検出する第２の温度
検出器１６によって、冷房および暖房時には、第１の電
磁弁１２は「開」、第２の電磁弁１３および第３の電磁
弁１４は「閉」状態に保持されるように制御される。

上記構成により冷房運転の場合は、圧縮機１により圧縮
された高温冷媒ガスは、近方弁２により切換えられて室
外側熱交換器３に入り、凝縮熱を外気に放出して凝縮液
化し、膨張弁４を通過して断熱膨張し、室内側熱交換器
５に入り室内空気から気化熱を奪ってガス状に戻り、近
方弁２を通り配管ｌＯの第１の電磁弁１２を通過して圧
縮機１の吸込側へ戻る経路を循環して冷房運転を行って
いる。

暖房運転の場合は、圧縮機１により圧縮された高温冷媒
ガスは近方弁２により切換えられて、室内側熱交換器５
に入り、室内空気に凝縮熱を放出して凝縮液化し、膨張
弁４を通過して断熱膨張し、室外側熱交換器３に入り外
気より気化熱を奪ってガス状に戻り、近方弁２を通り配
管１０の第１の電磁弁１２を通過して圧縮機１の吸込側
へ戻る経路を循環して暖房運転を行っている。

暖房運転中に、室外側熱交換器３の温度が外気温を下回
り、外気中の水分を結露凍結すると、温度検出器１５よ
りの信号により、制御回路（図示せず）が除霜モードに
なり、配管１０の第１の電磁弁１２は「閉」、第１の側
路７の第２の電磁弁１３と第２の側路１１の第３の電磁
弁１４を「開」となり、圧縮機１の高温冷媒ガスの一部
を近方弁２で分岐して、側路７により室外側熱交換器３
に流し、室外側熱交換器３を加熱して除霜を行い、バラ
ンスキャピラリ６を通り、配管９において室内側熱交換
器５から膨張弁４を通過してきた冷媒ガスと合流して、
第２の側路１１の第３の電磁弁１４を通って圧縮機ｌの
吸込側に戻る経路を形成して除霜運転を行う。

室２り（側熱交換器３の除霜が終了すると室外側熱交換
器３の温度が七り、配管９に取付けられた温度検出器１
６の信号により１、制御回路は除霜モードを終了し、第
１の側路７の第２の電磁弁１３と第２の側路１１の第３
の電磁弁１４は閉じ、配管１０の第１の電（イＩ　ｊｔ
　、２を開き、通常の暖房運転状態に戻す。

１“′の場合、あらかじめ、バランスキャピラリ６の流
体抵抗と膨張弁４の開度を適正に調整することＶこより
、室内側熱交換器５と室外側熱交換器３を流れる冷媒ガ
スの割合を調整し、室内側温度の保持と室外側熱交換器
３の除霜が同時に行われるように調整することができる
。

また、温度検出器Ｘ５と温度検出器１６の設定検出１品
度の差を狭めることによって、室外側熱交換器３の霜付
きが少ない状態で除霜を行い、室内温度にほとんど影響
ない除霜を行うことができる。

〔発明の効果〕

以Ｊ：のように本発明においては１、暖房運転中に室り
１伊、右交換器３の除霜を行う方法として、室内側熱交
（※器５に流れる高温冷媒ガスを五方弁２により室外側
熱交換器３に分流して、除霜を行・）ことにより、室内
の温度を下げることなく室内暖房を続けながら、室外側
熱交換器３の除霜を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の構成を示す冷媒回路図である。 図中、１は圧縮機、２は五方弁、３は室外側熱交換器、
４は膨張弁、５は室内側熱交換器、６はバランスキャピ
ラリ、７は第１の側路、８から１０は配管、１１は第２
の側路、１２は第１の電磁弁、１３は第２の電磁弁、１
４は第３の電磁弁、１５．松よび１６は温度検出器であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機、冷媒回路切換え用の五方弁、複数の管路をバラ
   ンスキャピラリにより並行に接続してなる室外側熱交換
   器、膨張弁、室内側熱交換器とから構成されるヒートポ
   ンプ式空気調和機において、上記五方弁と室外側熱交換
   器とを結ぶ配管と、同五方弁の第５の接続口間に第１の
   側路を、室外側熱交換器と膨張弁を結ぶ配管と圧縮機の
   吸入側とを結ぶ第２の側路とを形成するとともに、上記
   五方弁と圧縮機の吸入側を結ぶ配管に第１の電磁弁を、
   第１の側路に第２の電磁弁を、第２の側路に第３の電磁
   弁を接続し、除霜運転時に上記五方弁と三つの電磁弁を
   操作して圧縮機からの高温冷媒ガスを室内側熱交換器と
   室外側熱交換器とに分岐して送出し、第２の側路を通じ
   て圧縮機に戻る冷媒回路を形成するようにしてなること
   を特徴とする空気調和機の除霜装置。