JPH02223346A - モータ - Google Patents

モータ

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JPH02223346A
JPH02223346A JP4423689A JP4423689A JPH02223346A JP H02223346 A JPH02223346 A JP H02223346A JP 4423689 A JP4423689 A JP 4423689A JP 4423689 A JP4423689 A JP 4423689A JP H02223346 A JPH02223346 A JP H02223346A
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rotor
rotating shaft
motor
magnet
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Kiyoshi Takashima
高島 清
Tomio Yamada
富男 山田
Wataru Murakita
村北 亙
Tsutomu Natsuhara
勉 夏原
Shigeki Sasaki
茂樹 佐々木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、各種の機器に使用する小型直流モータ等の
モータに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、小型直流モータとして、第25図に示すものが使
用されている。ステータlはカップ状のケースlaの内
周面に界磁用のマグネット2を固定したものであり、ケ
ースlaの開口を板状の軸受台9で閉蓋しである。マグ
ネット2の内側に巻線6を施したロータ5を配置し、そ
の回転軸4を一対の軸受10により回転自在に支持しで
ある。
各軸受10は各々軸受台8,9を介してケースlaに固
定しである0図の右側の軸受台9には端子11を介して
刷子12が設けてあり、刷子12と接触する整流子3が
ロータ5の回転軸4に設けである。
回転軸4の整流子3と反対側の部分には金属または合成
樹脂製のブツシュ7を外嵌しである。
第26図および第27図は、回転軸4のケース1aより
の突出側に整流子3を配置した形式のモータであり、第
25図の例と対応する部分には同一符号を付しである。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなモータ構造では、回転軸4の回転を可能とす
るため、回転軸4の外径A(第25図)は軸受10の内
径Bよりも小さくしてあり、回転軸4と軸受10との間
に隙間δ1が存在する。そのため、ロータ5が回転する
と、回転軸4が隙間δ、の分だけ振動し、これにより軸
受lOにゴトゴトというような回転軸4の当り音が発生
する。
この当り音がモータ使用機器の騒音となり、不快感を与
える。
このための対策として、隙間δ1を極力小さくする工夫
をしているが、隙間δ、を小さくするには精度が要求さ
れ、製造が困難になる。また、隙間δ1を小さくしすぎ
ると、軸心のずれにより回転軸4と軸受10との間でこ
じれが働き、起動しなかったり、機械を員失が増えて特
性が低下する等の欠点が生しる。このため、隙間δ1を
小さくするには限界があり、充分に軸受騒音の防止を図
ることができなかった。
特に、軸受lOを合成樹脂製としたものでは、金属製の
回転軸4と軸受10との熱膨張係数に大きな差があるた
め、モータの使用環境の温度や使用に伴う温度上昇によ
っては、前記隙間δ、を小さくすることがより一層困難
になる。
また、従来、次のように回転軸4のスラスト方向のがた
つきの問題点がある。この種のモータでは、刷子12と
整流子3との位置決め設定のために、スラスト方向の磁
気吸引力は常に一方向に作用するようにしである。第2
5図の例では、刷子取付板9に回転軸4の端部が押付け
られるように磁気吸引力が作用する。また、ロータ5の
前記と反対側への移動阻止のため、回転軸4の非押付は
側にはブツシュ7を設けである。製造誤差等の吸収のた
め、ブツシュ7と軸受10との間にはスラスト方向の隙
間δ2を設けである。通常は、前記の磁気吸引力のため
、この隙間δ2を維持しながらロータ5が回転する。
しかし、前記磁気吸引力とは反対の推力が回転軸4に加
わることがある。例えば、ラックとピニオンを用いたギ
ヤモータや、ファンを回転軸4に取付たヘアードライヤ
では前記の反対方向の推力が作用する。
このような推力が大きくなると、前記磁気吸引力が負け
てしまい、ブツシュ7と軸受lOとが直接に摺接するこ
とになる。このように摺接が生しると、摩擦により軸受
lOが発熱し、軸受lOに含浸されている潤滑油が蒸発
してしまう。その結果、軸受10の油切れが発生し、軸
受10の摩耗あるいは異音が起こる。また、軸受lOの
損失トルクが大きくなり、電流増加をきたし、ロータ5
の巻線6の焼損を発生させる。また、刷子12と整流子
3の接触位置も変化し、刷子12の摩耗が早くなってモ
ータ寿命が短くなる。
請求項(1)〜(3)の発明の目的は、ロータの回転軸
と軸受との間のラジアル方向の隙間によるロータのがた
つきを防止し、軸受騒音を低減することのできるモータ
を提供することである。
請求項(4)の発明の目的は、スラスト方向の外力によ
る回転軸のブツシュと軸受との摺接を無くし、軸受の摩
耗および騒音の防止が図れるモータを提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)の発明は、ステータに設けた軸受によりロ
ータの回転軸を支持したモータにおいて、前記ロータを
ラジアル方向に偏らせる偏せ手段を設けたものである。
偏せ手段は、例えばステータのマグネフトとロータ間に
作用する磁気吸着力を対向する両方向で互いに異ならせ
るものであっても良く、またロータの整流子に作用する
刷子の押し付は力を異ならせるもの等であっても良い。
請求項(2)の発明は、ロータの回転軸と軸受との間の
隙間に緩衝体を設けたものである。緩衝体は弾性体等で
構成する。
請求項(3)の発明は、軸受を合成樹脂製としたモータ
において、軸受の軸嵌合孔の周囲に四部を形成し、この
凹部内に緩衝体を設けたものである。
請求項(4)の発明は、軸受を保持した軸受台と、この
軸受台に対面して回転軸に設けたブツシュとの一方に、
対面側に突出するリング状突出部を設けたものである。
〔作用〕
請求項(1)の構成によると、偏せ手段のため、ロータ
の回転軸は軸受の内面の一方向に常に押し付けられなが
ら回転する。そのため、回転軸と軸受との間の隙間によ
るロータの振動が無くなる。
請求項(2)の構成によると、回転軸と軸受との間の隙
間によるロータの振動を緩衝体で吸収する。
請求項(3)の構成によると、軸受の軸嵌合孔の近傍周
囲にこの軸受孔内面との間に薄肉の周壁部分を形成する
凹部を設けたので、前記薄肉の周壁部分が変形容易とな
り、この変形容易な周壁部分が緩衝体により裏側から支
えられる。そのため、回転軸は軸受のこの変形容易な周
壁部分で略隙間なく支持され、周壁部分とともに振動す
るが、この振動が緩衝体により吸収される。
請求項(4)の構成によると、回転軸にスラスト方向の
外力が作用した場合に、リング状突出部を介して軸受台
とブツシュとが摺接し、ブツシュと軸受との直接の接触
が回避される。ブツシュおよび軸受台には滑りや耐摩耗
性の良い材質を自由に選ぶことが容易にできる。
〔実施例〕
この発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
なお、第25図の例と同様な構成部分は、同一符号を付
してその説明を省略する。
第1図は請求項(1)の発明の第1の実施例を示す。
この例は、ケースlaの内面に設けた対向する一対のマ
グネット2a+、2b+ の軸方向長さl。
12を互いに異ならせたものである。マグネット2a+
、2tzの何れか一方をS極とし、他方をN極とする。
この長さ7!、、2.を異ならせた構成が偏せ手段とな
る。
この構成によると、短くしたマグネット2a+の磁束が
少ないので、ロータ5を吸引する磁気吸引力が小さくな
る。そのため、ロータ5は長いマグネット2b、側に吸
引され、ロータ5の回転軸4は軸受10の内面のマグネ
ット2bt側部分に常に押し付けられながら回転する。
このため、回転軸4と軸受lOとの隙間によるロータ5
の回転時の振動が無くなり、回転軸4と軸受lOとの当
たり音が解消される。したがって、モータ使用機器の使
用時の不快感を解消できる。また、マグネット2a+、
2b+ の長さe、、I!、tを異ならせるだけで良い
ため構造が簡単であり、また精度も要求されず、製造も
容易である。
第2図ないし第11図は、各々請求項(11の発明の他
の実施例を示す、このうち、第2図ないし第6図の各実
施例は、第1の実施例と同様に、偏せ手段が磁気吸着力
の差によるものである。以下の各実施例において、特に
説明のない部分は第1図実施例と同様である。
第2図の実施例は、対向する一方のマグネット2a=、
2bzの材質を変えることにより、その磁束を異ならせ
たものである。マグネット2a。
は等方性、マグネット2bzは異方性の結晶構造のもの
としである。マグネット2az、2bzは何れか一方を
S極、他方をN極とする。
この構成の場合、異方性のマグネ°ツ)2bl は等方
性のマグネット2azよりも磁束が大きくて吸引力が強
い。そのため、ロータ5の回転軸4は軸受10の内面の
マグネン)2bg側に常に偏せられて回転する。そのた
め、前記と同様に軸受騒音が防止される。マグネッ)2
az、2bgの材質を異ならせるだけで良いため、構造
が簡単である。
第3図の実施例は、対向する一対のマグネット2a3,
2b3の肉厚を変えることにより、ロータ5の鉄心に対
するギャップd+、diを異ならせたものである。この
構成の場合、ギャップd。
を広げた側のマグネッ)2b:+側の磁束が減り、ロー
タ5を吸引する力が小さくなる。この吸引力の差により
、軸受10(第1図)の中で回転軸4が常にマグネット
2aa側に偏せられて回転する。
このように、ギャップd+、diを異ならせるだけで良
いため、構造が簡単である。
第4図の実施例は、対向する一対のマグネット2aa 
  2baの周方向長さを変えることにより磁束を異な
らせ、吸引力を変えたものである。この構成の場合、吸
引力の強いマグネン)2a、側にロータ5が偏せられる
。周方向長さを異ならせるだけで良いため、構造が簡単
である。
第5図の実施例は、マグネット2.を1個だけとし、ケ
ースla’をヨークとして用いている。
マグネット2.とロータ5とのギャップよりも、その反
対側におけるケース1a′とロータ5とのギャップの方
を大きくしである。この構成の場合、ロータ5はマグネ
ット2.側へ吸引され、またギャップの差によりさらに
マグ不ント2.側への吸引が強くなる。マグネット2.
が−個で良いため構造が簡単である。
上記第1図ないし第5図の実施例は、いずれも磁気吸引
力に差を持たせることにより偏せ手段を構成したもので
あるため、構造が簡単である。
第6図の実施例は、ケース1aの内面の一対のマグネッ
ト2ai、  2b&を、ロータ5の軸方向の中心に対
して互いに逆方向にずらせて配置したものである。この
ようにマグネット2a4,2bbを反対側にずらせたこ
とにより、ヨーク5の整流子3例の部分は矢印a方向に
、出力取出し側部分は矢印す方向に常に吸引される。し
たがって、回転軸4は整流子3側では軸受lOの図の上
側へ出力取出し側では軸受10の下側へ押し付けられた
状態で回転する。すなわち、互いに上下反対方向のみに
隙間δ′が生しる。そのため、回転軸4と軸受10との
隙間による回転軸4σ振動が抑制され、軸受騒音が防止
される。このように、マグネット2ab、2b6の軸方
向位置をずらせるだけで良いため、部品の種類も増えず
、構造が簡単である。
第7図の実施例は、一対の刷子12a、12bの板ばね
部分の自然状態の曲げ角度α1.α2 (同図(A))
を変えることにより、整2J!を子3に対する刷子圧を
非対称とし、ヨーク5をラジアル方向に偏らせるもので
ある。
この構成によると、整流子3が刷子圧の高い刷子12a
により刷子圧の低い刷子12b側へ押しつけられる。そ
のため、回転軸4も軸受lOの内面における刷子12b
側部分に押し付けられながら回転する。したがって、ロ
ータ5の回転時の振動が防止される。このように、刷子
12a、+2bの曲げ角度を異ならせるだけで良いため
、構造が非常に簡単である。
なお、一対の刷子12a、12bの刷子圧を変える構造
として、前記のように曲げ角度α1.α2を変える代わ
りに、刷子12a、12bの板ばね部分の板厚、板幅、
材質等を変えても良い。この場合も構造が簡単である。
第8図および第9図の実施例は、両刷子12a12b′
を同材質で幅す等も同一とし、片方の刷子12b’をス
リット60の形成によりフォーク状としたものである。
このように構成した場合、フォーク状とした刷子12b
’の刷子圧が刷子12aよりも弱いため、ロータ5を刷
子12b’側に押し付ける効果が生し、ロータ5の振動
が防止される。
第1O図および第11図の実施例は、刷子+2a12b
の板ばね部分には同し材質で同一形状のものを使用して
いるが、刷子12aのカーボン部分61aを刷子12b
のカーボン部分61bよりもj¥く形成したものである
。この構成の場合、第11図に示すように、整流子3に
接することによってカーボン部分61aの厚い刷子!2
aの方が撓みが大きくなるため、ロータ5は刷子12I
)側に押し付けられる。そのためロータ5の回転に伴う
振動が防止される。
上記第7図ないし第11図の実施例は、いずれも一対の
刷子の形状または構造を異ならせることにより偏せ手段
としたものであるため、構造が簡単である。
第12図ないし第14図は請求項(2)の発明に対応す
る一実施例を示す。この例は、一対の軸受台8’、9’
に同材質の合成樹脂からなる軸受10′を各々一体に形
成し、図の左方の軸受10’には内面に弾性突片からな
る緩衝体62を一体に設けたものである。緩衝体62は
周方向複数箇所に笠配し、先端が回転軸4に軽く接触す
るように形成しである。
この構成によると、回転軸4と軸受10の内面との間の
隙間により回転軸4に振動が発生しようとしても、緩衝
体62の弾性により振動が吸収される。そのため、軸受
騒音が防止される。また、このように緩衝体62で振動
を吸収するので、回転軸4と軸受lOとの精度は要求さ
れず、製造が容易である。さらに、このように振動が抑
制されるため、従来使用していた軸受部のグリースが不
要となり、経済的である。また、緩衝体62を軸受板8
′に一体に形成するので、部品点数の増加がなく、構造
が簡単である。
なお、緩衝体62は図の右側の軸受10’にのみ設けて
も良く、両方の軸受10’に設けても良い、また、緩衝
体62は軸受10’の周方向のl箇所のみに設けても良
い。
第15図ないし第18図は請求項(2)の発明の他の実
施例を示す、この例は、軸受10’と別体の緩衝体63
を設けたものである。緩衝体63はリング板状に形成し
、中央開口に複数の1街体部63aを設けである。各緩
衝体部63a間には切欠溝63bを形成しである。緩衝
体63は、軸受板8′に設けた嵌合四部64に嵌着され
、緩衝体部63aが回転軸4の外周面に弾性的に接触す
る。
この構成の場合、緩衝体63の緩衝部63aの弾性によ
り、回転軸4の振動が吸収される。緩衝体63には緩衝
部63a間に切欠溝63bを設けであるので、緩衝体6
3は柔らかに撓み、回転軸4の回転の抵抗になることが
防止される。この実施例では、緩衝体63を軸受台8′
と別体に形成するので、緩衝体63の製造が簡単である
なお、第12図および第15図の各実施例において、緩
衝体62.63を弾性体としたが、!jli作用のある
ものであれば良く、粘弾性を有するものや、弾性を有し
なくて容易に変形する材質のものであっても良い。
第19図は請求項(3)の発明に対応する実施例を示す
。この例は、軸受台lO#を有する合成樹脂製の軸受台
8“を設け、軸受10’に軸嵌合孔の周囲に位置して環
状の凹部65を同心円状に形成し、凹部65内に緩衝体
66を配置したものである。緩衝体66は吸振性または
吸音性のものであり、フェルトまたはゴムなどからなる
0回転軸4は金属製のものである。
この構成の場合、軸受10“の軸嵌合孔の周囲に環状の
凹部65を形成したので、軸受lO″の°軸嵌合孔の周
壁部分10a”が薄肉で変形容易となり、この変形容易
な周壁部分10a”が緩衝体66により裏側から支えら
れる。そのため、回転軸4は軸受10”のこの変形容易
な周壁部分10a’で略隙間なく支持され、周壁部分1
0a’とともに振動するが、この振動が緩衝体66によ
り吸収される。そのため、軸受騒音が防止され、また従
来必要とされていた軸受の隙間に充填するグリスが不要
で経済的である。グリスを使用しないため、グリスと合
成樹脂との化学反応の問題点も解消される。
回転軸4は鉄等の金属製で、軸受10’は合成樹脂製で
あるため、熱膨張率の差が大きく、従来では軸受10″
の凹部65のない部分の軸受孔内面部10b″と回転軸
4との間の隙間を小さくすることは難しかったが、前記
のように四部65を設けて緩衝体66を配置することに
より回転軸4の振動を良好に防止することができる。
なお、この実施例では図の右側の軸受10”に凹部65
と緩衝体66とを設けたが、図の左側の軸受(図示せず
)に凹部および緩衝体を設けても良い。また、凹部65
は必ずしも環状のものでなくても良く、軸受孔の周囲部
分に複数の四部を適当間隔おきに設け、各々に緩衝体を
配置しても良い。
第20図は請求項(4)の発明の一実施例を示す。
この例は、回転軸4に外嵌したブツシュ7、にフランジ
部7bを設け、その周縁に軸受台8に対面して突出する
リング状突出部7aを設けたものである。軸受台8はポ
リアセタール樹脂等の樹脂成形品からなり、ブツシュ7
、は同じ材質またはフッ素樹脂等の滑りの良い材質のも
のか゛らなる。マグネット2は、ロータ5に対して図の
右側へ吸引力が作用するものとしである。
この構成の場合、回転軸4にスラスト方向の外力が加わ
らないときは、マグネット2の吸引力のため、回転軸4
は図の右側端部が軸受台9に押し付けられながら回転す
る。回転軸4に矢印P方向のスラスト推力が加わり、マ
グネット2の吸引力に打ち勝つと、ブツシュ7、のリン
グ状突出部7aが軸受台8に接触し、摺動回転をしなが
らロータ5のスラスト方向の位置規制を行う。そのため
、軸受10とブツシュ7Iとが直接に接することがなく
、摩擦発熱による軸受10の摩耗や、異音の発生が防止
される。また、摩耗が少ないため、ロータ5の整流子3
と刷子12との接触位置を一定に保つことができ、モー
タ寿命が向上する。軸受台8およびブツシュ7は前記の
材質のため、潤滑性があり、耐摩耗性もあるため、大き
なスラスト方向の外力Pが加わったとしても、摩耗が少
なく長寿命化が達成される。また、ブツシュ71にリン
グ状突出部7aを突設するだけで良いので、構造が簡単
である。
第21図ないし第23図は、各々請求項(4)の発明の
他の実施例を示す。第21図の実施例は、フッシュア!
の外周にリング状突出部7a’をフランジ状に設け、こ
れに対面して突出するリング状突出部8dを軸受台8に
設けである。第22図の実施例は、ブツシュ7、にリン
グ状突出部7a’を外向きフランジ状に形成するととも
に、これに対面する内向フランジ状のリング状突出部8
eを軸受台8に突設しである。これら第21図および第
22図の例のブツシュ11.73等の材質は第20図の
例と同様である。このように構成した場合も、第20図
の例と同様にスラスト荷重による軸受10の摩耗防止効
果等が得られる。また、ブツシュ7z、7zまたは軸受
台8にリング状突出部7a’、8d、8eを設けるだけ
で良いため、構造が簡単である。
第23図の実施例は、ブノンユ74をスラスト方向に磁
極を有する磁石で構成し、回転軸4に接着剤で接着しで
ある。ブツシュ74と対面する鉄板製のリング状突出部
8rを軸受台8に設け、その裏側に磁石67を設けであ
る。リング状突出部8「はift石67により磁化され
るが、その極性はブツシュ74と対向面同志が同じ極性
(例えばN極同志)になるようにしである。
このように、リング状突出部8fとブツシュ74とを同
し極性としたので、磁気的な反発力が作用する。そのた
め、回転軸4にスラスト方向Pの外力が作用しても、前
記磁気反発力によりロータ5のスラスト方向Pの移動量
が制限される。すなわら、ブツシュ74が軸受lOの端
面に接触することが防1ヒされる。そのため、軸受10
に含浸した油を飛散させることがなく、また整流子と刷
子との接触位置を所定位置に保つことができ、モータ寿
命を延ばすことができる。特にこの実施例では非接触で
スラスト方向の移動を制限できるため、騒音抑制効果お
よび耐久性が高い。
第24図は第20〜24図の実施例のモータを使用した
ヘアードライヤを示す。内部が前後に貫通した風路とな
るドライヤ本体70内にモータ71とヒータ72とを配
置し、モータ71の回転軸4にファン73が取付けであ
る。モータ71は前記第20図ないし第24図の何れか
の構成のものである。モータ71の回転軸4にはファン
73の風圧のためにスラスト方向Pの外力が作用するが
、この外力による軸受の摩擦等が前記のように防ihさ
れる。
〔発明の効果) 請求項(1)の発明のモータによると、ロータをラジア
ル方向に偏らせる偏せ手段を設けたので、ロータの回転
軸は軸受の内面の一方向に常に押し付けられながら回転
する。そのため、回転軸と軸受との隙間によるロータ回
転時の振動が無くなり、回転軸と軸受との当り音が解消
され、使用時の不快感を解消できる。また、偏せ手段を
設けるだけで良いため構造が簡単であり、また精度も要
求されず、製造も容易という効果がある。
請求項(2)の発明のモータは、ロータの回転軸と前記
軸受との間の隙間に緩衝体を設けたので、ロータの回転
に伴う振動を緩衝体で吸収し、軸受騒音を低減すること
ができる。緩衝体を設けるだけでよいので、構造も簡単
である。
請求項(3)のモータは、軸受の軸嵌合孔の近傍周囲に
凹部を形成し、この凹部内に緩衝体を配置したので、軸
受の軸嵌合孔の周壁部分が薄肉となって変形容易となり
、回転軸に接触しても回転軸の回転を妨げない、この変
形容易な軸嵌合孔周壁部分が緩衝体に裏側から支えられ
、回転軸の振動が吸収される。そのため、回転軸の振動
による軸受騒音の発生が防止される。また、凹部を形成
して緩衝体を設けるだけで良いため、構造も簡単である
請求項(4)の発明のモータによると、回転軸のブツシ
ュと軸受台との対向面の少なくとも一方にリング状突出
部を設けたので、回転軸に外部からのスラスト方向の推
力が作用しても、ブツシュと軸受とが直接に摺接するこ
とがなく、直接に摺接したときのような発熱による軸受
の摩耗や、異音の防止が可能になる。また、整流子と刷
子との位置もずれることがなく、適正位置に保つことが
でき、モータ寿命を延ばすことができるという効果があ
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各々請求項(1)の発明に係る各
実施例の縦断面図、第3図ないし第5図は各々同じく他
の実施例の横断面図、第6図は同じくさらに他の実施例
の縦断面図、第7図(A)、(B)は各々同じくさらに
他の実施例の横断面図および作用説明図、第8図は同じ
くさらに他の実施例の横断面図、第9図(A)、(B)
は各々その各刷子の部分斜視図、第10図は同じくさら
に他の実施例の横断面図、第11図はその作用説明図、
第12図は請求項(2)の発明に係る実施例の縦断面図
、第13図はその軸受部の拡大断面図、第14図は同じ
くその軸受部の拡大破断側面図、第15図は同じく他の
実施例の部分断面図、第16図はその部分拡大断面図、
第17図は同じくその緩衝体の正面図、第18図は第1
7図のX■−X■線断面図、第19図は請求項(3)の
発明の実施例の部分断面図、第20図は請求項(4)の
発明の実施例の縦断面図、第21図ないし第23図は各
々同じく他の実施例の部分断面図、第24図は同実施例
のモータを使用したヘアードライヤの破断正面図、第2
5図は従来例の縦断面図、第26図は他の従来例の縦断
面図、第27図はその横断面図である。 l・・・ステータ、l a−ケース、2.2a+ 〜2
a、 。 2b、〜2b、・・・マグネット、3・・・整流子、4
・・・回転軸、5・・・ロータ、8,9・・・軸受台、
lO・・・軸受 第1図 第2図 り 第 図 a 第 図 第 図 2ン6 第 図 第 図 第 図 派 JQ−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ステータに設けた軸受によりロータの回転軸を支
    持したモータにおいて、前記ロータをラジアル方向に偏
    らせる偏せ手段を設けたことを特徴とするモータ。
  2. (2)ステータに設けた軸受によりロータの回転軸を支
    持したモータにおいて、前記ロータの回転軸と前記軸受
    との間のラジアル方向の隙間に緩衝体を設けたことを特
    徴とするモータ。
  3. (3)ステータに設けた合成樹脂製の軸受によりロータ
    の回転軸を支持したモータにおいて、前記軸受の軸嵌合
    孔の近傍周囲にこの軸嵌合孔の内面との間に薄肉の周壁
    部分を形成する凹部を設け、この凹部内に緩衝体を設け
    たことを特徴とするモータ。
  4. (4)ステータに設けた軸受によりロータの回転軸を支
    持したモータにおいて、前記軸受を保持した軸受台と、
    この軸受台に隣合って前記回転軸に設けたブッシュとの
    少なくとも一方の対向面に、リング状突出部を設けたこ
    とを特徴とするモータ。
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