JPH02222967A - 乾式トナー - Google Patents

乾式トナー

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JPH02222967A
JPH02222967A JP1283380A JP28338089A JPH02222967A JP H02222967 A JPH02222967 A JP H02222967A JP 1283380 A JP1283380 A JP 1283380A JP 28338089 A JP28338089 A JP 28338089A JP H02222967 A JPH02222967 A JP H02222967A
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三夫 青木
Nobuhiro Nakayama
中山 信広
Yasuo Asahina
安雄 朝比奈
Hiroyuki Fushimi
寛之 伏見
Takayo Makita
牧田 香世
Yasutaka Iwamoto
康敬 岩本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電記録法たるいは静電印刷法
で形成した静電潜像を顕像化するために用いる一成分系
ないし二成分系の乾式現像剤に関する。
〔従来の技術〕
従来より、トナー粒子のみからなる一成分系乾式現像剤
、及び、キャリア粒子とトナー粒子との混合物からなる
二成分系乾式現像剤はよく知られている。
前者の一成分系乾式現像剤は、トナー粒子のみで構成さ
れているため、消費された分を補充するだけで、二成分
系乾式現像剤にみ、られるような帯電量の変化が生じた
りすることはない有利性があるが、逆に、現像を順調に
行なうに足る充分な帯電量が得られに<〈、また、現像
法が限られるといった不都合が認められる。従って、一
般には、後者のキャリア及びトナーからなる二成分系乾
式現像剤が多く用いられている。
この二成分乾式現像剤は、比較的大きなキャリア粒子表
面上に微小なトナー粒子が両粒子の摩擦で発生した電気
力により保持されており、静電潜像に近接されると静電
潜像が形成する電界によるトナー粒子の該潜像方向への
吸引力が、トナー粒子とキャリア粒子との間の結合力に
打勝ち、結果として、トナー粒子は静電潜像上の電荷に
吸引されて(反転現像の場合には静電潜像上の電荷に反
発されて)可視化される。そして、現像剤(二成分系現
像剤)は現像によって消費されたトナー粒子を補充しな
がら反復使用される。従って、キャリアは長時間使用中
、常にトナー粒子を所望する極性でかつ充分な帯電量に
摩擦帯電としなければならない。
しかしながら、従来の二成分系乾式現像剤は、長時間使
用中にキャリア粒子どうしの衝突、キャリアとトナー粒
子との衝突、または現像剤と現像装置との衝突などくよ
る発熱でキャリア表面にトナー成分の薄膜が形成される
いわゆるスペント化現象が生じて、キャリアの摩擦帯電
特性が使用時間と共に劣化し、現像剤全体を交換する必
要がでてくる。もっとも、このようなスペント化現象を
防止するために、種々の樹脂でキャリア表面を被覆する
方法が提案されている。
電子写真法では、セレン感光体を使用する場合のように
、正に帯電させた感光体上の潜像の現像(及び有機感光
体を使用する場合のように負に帯電した感光体上の潜像
の反転現像)に対しては負帯電トナーが、負に帯電させ
た感光体上の潜像の現像(及び正に帯電した感光体上の
潜像の反転現像)に対しては正帯電トナーが使用される
キャリアに被覆される樹脂は、キャリアのスペント化を
防止する目的だけでなく、トナーとの摩擦による帯電極
性、帯電量などを考慮にいれて選らばれる0例えば、フ
ッ素樹脂はその表面エネルギーが10〜15dyne/
amと極めて低く、キャリアのスペント化を防ぐ被覆材
料として好適であるが、フッ素樹脂の静電摩擦帯電序列
の位置が最も負側にあるため、正帯電トナーを必要とす
る二成分系乾式現像剤にしか採用できない。シリコーン
樹脂はその表面エネルギーが23〜28dyna/cm
と比較的に低く、キャリアのスペント化を防止するのに
有効であるが、さらにその静電摩擦帯電序列の位置がフ
ッ素樹脂よりかなり正側にあるため、 USP4,58
4,254にも詳しく説明されている通り、一種類のシ
リコーン樹脂被覆キャリアで、トナー粒子を正、負いず
れの極性にも帯電させるときにも使用できる特徴があり
、樹脂被覆キャリア生産のスケールメリットが期待出来
る6また、シリコーン樹脂被覆の加熱処理の温度は常温
〜200℃で、フッ素樹脂の350℃に比べて低く、シ
リコーン樹脂被覆キャリアは製造が容易である。また、
現像される画像品質の性能向上に対してキャリアの小粒
径化が必要であるが、この小粒径キャリアの薄膜樹脂被
覆にはシリコーン樹脂が最適である。
しかし、この有用なシリコーン樹脂被覆キャリアは、フ
ッ素樹脂被覆キャリアに比べ、トナーを正に摩擦帯電さ
せる能力が若干劣る欠点がある。
そのため、シリコーン樹脂被覆キャリアを、正帯電トナ
ーを必要とする二成分現像剤に採用するためには、トナ
ーの高い帯電量/質量比、狭い帯電量分布、短い摩擦帯
電立上り時間、長時間の繰返し使用そして殊に耐環境性
の向上などに対し、トナーの性質の改良がフッ素樹脂被
覆キャリアを使うとき以上に必要である。
トナー粒子に充分な摩擦帯電を付与するには、トナーの
主成分である結着樹脂の摩擦帯電性を利用する方法があ
るが、それだけでは不充分で電荷付与剤を添加する方法
が提案されている。
正電荷付与剤として提案されているものには。
USP3,647,696に記載されているニグロシン
染料、USP3 、577 、354に記載されている
高級脂肪酸があるが、−船釣に転写紙に熱定着されたト
ナー像の定着力が弱く、また化学的構造が複雑で安定性
に乏しく、例えばキャリアとの摩擦や衝撃、温湿度条件
や光照射などにより分解あるいは変質したりして帯電性
能が低下すという欠点を有している。
これに対し、USP3,893,935に記載された第
4級アンモニウム塩型の電荷付与剤は、電荷付与性能に
優れているが、耐温湿度が弱いという欠点があった。た
だし、第4級アンモニウム塩の構造を化学的に安定な形
に改良する提案は多くなされている。例えば、4−az
o−1−azoniabicycyclo octan
e塩;(υSP4,079,014)、第4級アンモニ
ウムスルホネートおよびサルフェート;(特開昭56−
11461号公報)、アルキルピリジウム塩; (US
P4 、298 、676) 、第4級アンモニウム分
子内塩;(USP4,752,550)、さらに改良さ
れた第4級アンモニウムスルホネートなどが提案され、
耐温湿度性の改良が既述されている。
これらはいずれも、正電荷付与剤が添加されたトナーと
、摩擦帯電序列での位置が最も負側にあり、かつ極めて
表面不活性なフッ素樹脂被覆キャリアとを組合せた結果
である。だが、フッ素樹脂被覆キャリアに較べ、若干な
りとも水に親和性のあるシリコーン樹脂被覆キャリアと
前述の第4級アンモニウム塩化合物が添加されたトナー
とを組み合すせた二成分系現像剤では耐温湿度性がまだ
不充分であり、例えば高温高温時に使用した場合。
現像剤の帯電量が低下し、地汚れ、解像力の劣化、トナ
ーの飛散などが発生し、また、低温低湿では現像剤の帯
電量が上昇し、画像濃度の低下、エツジ効果などが発生
し安定な画像が得られなくなるという欠点を有している
このような欠点は、トナーに含まれる顔料として電気抵
抗の低いカーボンブラック(10’−10’Ωam)が
使用されたときに強調される傾向がある。
〔発明のが解決しようとする課題〕
本発明の目的は、−成分系及び二成分系現像剤として有
用な乾式トナーを提供するものである。
本発明の他の目的は、特に正荷電性の黒色現像剤として
有効な乾式トナーを提供するものである。
本発明の更に他の目的は、温湿度などによる環境変化の
影響を受けることなく静電潜像から安定した画像が得ら
れる乾式トナーを提供するものであるら 本発明のその他の目的は、二成分系現像剤として長期間
用いてもキャリアのスペント化を発生させない乾式トナ
ーを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る乾式トナーは、 (a)結着剤、 (b)下記一般式で(1) (但し、R1はC1〜C8のアルキル基又はベンジル基
、R2及びR3はC1〜C1,のアルキル基、R4はc
、 −cz Iのアルキル基又はベンジル基であり、X
は水酸基又はアミノ基、Yは水酸基又は水素原子で、あ
る、) で表わされる第4級アンモニウム塩化合物、(e)β型
銅フタロシアニン顔料、及び(d)カーボンブラック を主成分としてなることを特徴としている。
ちなみに、本発明者らはさきの課題(目的)を達成する
ために多くの研究・検討を重ねた結果、カーボンブラッ
クを主体顔料とし、正電荷付与剤(正荷電制御剤)とし
て前記一般式(1)で表わされた特定の第4級アンモニ
ウム塩化合物を含むトナー材料に、帯電性向上剤として
β型結晶構造の銅フタロシアニン顔料を組合せて用いれ
ば、良好な正荷電性の乾式トナーが得られること、及び
この乾式トナーはそのまま一成分系乾式現像剤として更
にはキャリアと混合して二成分系乾式現像剤として良好
に使用しうろことを確めた1本発明はこれに基づいてな
されたものである。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に係る乾式トナーは、黒色であり、既述のとおり
、■そのままで二成分系現像剤としても用いられ、また
■この黒色トナーに表面がシリコーン樹脂で被覆された
キャリア粒子を付加的に含有させた二成分系現像剤とし
て用いられるものである。
銅フタロシアニンの構造は多糸で、数種の結晶構造が知
られている。そして、それらの結晶構造の綱フタロシア
ニンについては、可視吸収スペクトル、赤外吸収スペク
トルおよびX線による結晶構造が特定されている。
これらの結晶構造の綱フタロシアニンのうち、顔料とし
て市場に供されているのはα型とβ型であるa Co1
our Indexによれば、α型の銅フタロシアニン
としてPigment Blue 15,15:1およ
び15:2が記載されており、β型の銅フタロシアニン
としてPig@ent B1ue15 : 3および1
5:4が記載されている。
本発明に使用されるβ型の銅フタロシアニンは。
Co1our Indexに記載されているPjgme
nt Blua 15:3または15;4である。
本発明の所期する目的が、綱フタロシアニンの中、β型
の綱フタロシアニンの使用のみによって達成でき、耐環
境性を大幅に改良できるといった理由は必ずしも明らか
にされているわけではないが、次のようなことが想定さ
れる。即ち、合成過程の粗製網フタロシアニンを顔料化
処理により微細粒子化する方法として、α型のものは硫
酸に溶解する手段がとられるのに対して、β型のものは
機械的に摩擦砕化する手段がとられている。従って、ト
ナーに併用する際、β型の銅フタロシアニンは不純物が
少ないものと思われる。また、β型の銅フタロシアニン
は樹脂に対する漏れがα型の銅フタロシアニンに較べ優
れていることが知られており、樹脂中に容易に細かく分
散して、結果的に、耐環境性に効果的に作用するのかも
しれない。
更に、β型の銅フタロシアニンの造塩作用と、特定の第
4級アンモニウム塩化合物との間になんらかの交絡作用
がある可能性もある。
本発明に使用される結着樹脂の例としては、例えば、ポ
リスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−スチルス
チレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン
−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体
、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン
−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸
メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体
、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−ア
クリル熾オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸フェ
ニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共
重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニ
ル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル階メチ
ル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸
エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたは
スチレン置換体を含む単重合体または共重合体等)、塩
化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ロジン
変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹1、
ポリエステル樹脂、低分子量ポリエチレン、低分子量ポ
リプロピレン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレンー二チルアクリ
レート共重合体。
キシレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などがあげら
れるが、これらの樹脂は単独使用に限らず、二種以上を
併用することもできる。
また、これらの製造方法も、特に限定されるものではな
く、塊状重合、溶液重合、乳化重合、tS濁重合いずれ
も利用できる。
電荷付与剤である一般式(I)で表わされる第4級アン
モニウム塩化合物の具体例としては下記のものがあげら
れる。これらのうちでも、特にNα1、淘2、NG4、
NG13、NCl2O及びl1h21の化合物は望まし
いものである。
N。
臘−P・ トナーに対する第4級アンモニウム塩化合物の添加量は
、結着樹脂100重量部に対し、0.05〜10重量部
の割合が好ましい。
β型鋼フタロシアニン顔料は下記一般式(■)で示され
る化合物のβ結晶構造を有するもので、Co1our 
Indexの分類によれば、Pigment Blue
 15:3またはPigment Blue 15:4
が相当する。
具体的には、Lionol Blue FG−7330
,FG−7350゜FG−7351,FG−7345,
FG−7391G、  FG−7393G、  FG−
7394G。
&700−8FG Cyanina Blue、  N
a700−10FG、 Cyanine。
Blue(以上東洋インキ社製)、Fastogen 
Blue FGF。
TGR、5380(以上大日本インキ社製)、Cyan
ine BlueFG、 KBN (以上山陽色素社m
り、Chromofine Blue4920、492
7. KBN、 4930(以上大日精化社製)等が例
示できる。
C.I.Piga+ent Blue 15:3に分類
される化合物の添加量は、接着樹脂100重量部に対し
、0.1〜5重量部の割合が好ましいウ カーボンブラックとしてはファーネスブラック、アセチ
レンブラック、サーマルブラック等が使用できる。カー
ボンブラックの添加量は結着樹脂100重量部に対し、
1〜15重量部が好ましい。
本発明の乾式トナーを製造するには結着樹脂、第4級ア
ンモニウム塩化合物、β型−飼フタロシアニン顔料及び
カーボンブラックをミキサー等で分散しておき1次に加
圧′式ニーダ、加熱二本ロール等で混練した後冷却固化
し、粉砕5分級すればよい。
本発明の乾式トナーは、これをキャリアとともに混合し
、成分系現像剤として用いられてよいことは既述のとお
りである。そして、この場合のキャリアとしては、特に
1表面がシリコーン樹脂で被覆されたものが好適である
ことも先に触れたとおりである。
本発明に係る二成分系乾式現像剤にあって、キャリア粒
子表面に被覆するシリコーン樹脂としては、従来知られ
ているいずれのシリコーン樹脂であってもよく、例えば
一般式(I[[)で示される常温硬化型シリコーン樹脂
が挙げられるが他のシリコーン樹脂も使用可能である。
(式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、
メトキシ基、01〜04の低級アルキル基又はフェニル
基を示す、) 具体的には1例えばにR271,KR255,KR15
2(以上信越化学社mm)、5R2400,5R240
6,5H840(以上トーレシリコーン社製)等がある
シリコーン樹脂で被覆するキャリア芯材としては、平均
粒径が20〜1000趨、好ましくは50〜SOOμm
のコバルト、鉄、銅、ニッケル亜鉛、アルミニウム、黄
銅、ガラス等の非金属や金属、金属合金等の従来使用さ
れている材料が広く用いられる。
芯材へのシリコーン樹脂の被覆法としては、該樹脂を溶
剤に溶解して前記芯材表面に噴霧法等の従来公知の手段
でコーティングすればよい。
キャリア及びトナーの使用量としては、トナー粒子がキ
ャリア粒子の表面に付着して、その表面積の30〜90
%占める程度に雨粒子を混合するのが好ましい。
〔実施例〕
ここでの部はすべて重量基準である。
実施例1〔トナーNa 1の処方〕 第4級アンモニウム塩化合物 カーボンブラック(#44三菱化成社製)  10.0
部以上の処方で加熱二本ローラを用い混線を行い、Co
alter Counter Model TAI[に
より体積平均粒径的10−のトナーを得た。
比較のため、トナー&1の処方において、Lion。
l Blue FG−7350の代わりにCyanin
e Blue KG−5(東洋インキ社製のα型−銅フ
タロシアニン)2部を使用した以外は、トナー&1とま
ったく同様にして比較トナーをつくった。これを比較ト
ナーNalとする。
上記二種類のトナーを用いて1次の方法により現像剤帯
電量の環境依存性(温湿度の変化でどれだけ帯電量が変
化するか)の測定を行った。
なお、ここで使用したキャリア粒子は樹脂被覆のないT
11!FV200/300(日本鉄粉社製)である。
電量の     の 環境依存性は低温低湿帯電量と高温高湿帯電量との変動
率として表わす。
(イ)低温低湿帯電量 10℃、20%相対湿度(RH)の低温低湿室でトナー
3.0g、キャリア97.0gを3時間−湿する。その
後120@nステンレスポツトにトナー及びキャリアを
入れ、10分間撹拌し、ブローオフ法により帯電量を求
める。
(ロ)高温高温1lFII!量 30℃、85%RHの高温高湿室でトナー3.0g、キ
ャリア97.0gを3時間調湿する。その後、1201
1ρステンレスポツトにトナー及びキャリアを入れ、1
0分間撹拌し、ブローオフ法により帯電量を求める。
上記方法により測定した環境依存性は表−1のとおりで
あった。
表−1 以上の様に、本発明のトナーは環境による現像剤帯電量
の変動が極めて少ない。
実施例2〔トナーNQ2の処方〕 第4級アンモニウム塩化合物 カーボンブラック(三菱化成社製:#44)  10.
0部以上の処方で加熱二本ローラを用い混線を行い、体
積平均粒径的10μ■のトナー(トナーNQ2)を得た
比較のため、トナー?−Nα2の処方において、Fas
t。
gen Blue FGFの代わりにFastogan
 Blue GP(大日本インキ社製のα型−銅フタロ
シアニン)3部を使用した以外はまったく同様にして比
較トナーNα2をつくった。
上記二種類のトナーを用いて、実施例1と同様に現像剤
帯電量の環境依存性の測定を行った。結果は表−2のと
おりであった。
表−2 以上の様に本発明のトナーは現像剤帯電量の環境依存性
が極めて少ないものである。
実施例3〔トナー&3の処方〕 比較のため、トナーNQ3の処方において、 Lion
l Blue FG−7351の代わりにCyanin
e Blue MR−4(東洋インキ社製Pigmen
t Blua 15:l)0.5部を使用した以外は、
まったく同様にして比較トナーNa3をつくった。
上記二種類のトナーを用いて、実施例1と同様に現像剤
帯電量の環境依存性の測定を行った。結判は表−3のと
おりであった。
表−3 第4級アンモニウム塩化合物 以上の様に本発明のトナーは現像剤帯電量の環境依存性
が極めて少ないトナーである。
実施例4〔トナー&4の処方〕 カーボンブラック(#44■三菱化成製)  10.0
部以上の処方で加熱二本ローラを用いて混線を行い。
体積平均粒径約10−のトナー(トナー嵐3)を得た。
第4級アンモニウム塩化合物 第4級アンモニウム化合物 カーボンブラック(#44)         7.0
部以上の処方で加熱二本ローラを用い混線を行い、体積
平均粒径約10.のトナー(トナーNa4)を得た。
比較のため、トナーNα4の処方において、Lion。
l Blue FG −7351を除いた以外はまった
く同様にして比較トナー&4をつくった。
上記二種類のトナーを用いて、実施例1と同じ様に現像
剤帯電量の環境依存性の測定を行った。
結果は表−4のとおりであった。
表−4 以上の様に、本発明のトナーは現像剤帯電量の環境依存
性が極めて少ないものである。
実施例5〔トナー翫5の処方〕 ポリスチレン(D−125:エッソ 石油化学社製)            87.0部カ
ーボンブラック($144)         10.
0部以上の処方で加熱二本ローラを用い混練を行い、体
積平均粒径約10−のトナー(トナーNα5)を得た。
比較のため、トナーNn5の処方において、Lion。
l Blue FG −7350の代わりにCyani
ne Blue MG−5(東洋インキ社製のα型−銅
フタロシアニン)2部を使用した以外はまったく同様に
して比較トナーNα5をつくった。
上記二種類のトナーを用いて、実施例1と同様に現像剤
帯電量の環境依存性の測定を行った。結果は表−5のと
おりであった。
以上の様に、本発明のトナーは現像剤帯電量の環境依存
性が極めて少ないものである。
実施例6〔トナーNα6の処方〕 スチレン−n−ブチルメタクリレート 共重合体              86.5部第4
級アンモニウム塩化合物 カーボンブラック(#44)         10.
0部以上の処方で加熱二本ローラを用い混練を行い、体
積平均粒径約10μ−のトナー(トナー翫6)を得た。
比較のため、トナーNQ6の処方において、 Fast
gen Blue FGFの代わりにFastogen
 Blue GP(大日本インキ!l:α型−銅フタロ
シアニン)3部を使用して比較トナーNc6をつくった
上記二種類のトナーを用いて、実施例1と同様に現像剤
帯電量の環境依存性の測定を行った。結果は表−6のと
おりであった。
表−6 以上の様に、本発明のトナーは現像剤帯電量の環境依存
性が極めて少ないものである。
実施例7〔トナーNα7の処方〕 スチレン−n−ブチルメタクリレート 共重合体 第4級アンモニウム塩化合物 87.5部 カーボンブラック(#44)         10.
0部以上の処方で加熱二本ローラを用い混線を行い、体
積平均粒径約10μmのトナー(トナーN(17)を得
た。
比較のため、トナー&7の処方において、Na700−
gpc Cyanine Blueの代わりにCyan
ine Blue MR−4(東洋インキ製:α型−銅
フタロシアニン)0.5部を使用して比較トナーNQ1
をつくった。
上記二種類のトナーを用いて、実施例1と同様に現像剤
帯電量の環境依存性の測定を行った。結果は表−7のと
おりであった。
表−7 以上の様に本発明のトナーは現像剤帯電量の環境依存性
が極めて少ないものである。
実施例8 トナーとして実施例1で製造したトナー&1を使用し、
比較として実施例1に記載した比較トナーNα1を用意
した。さらに、下記の処方に従って、芯物質にコーティ
ング装置を用いて塗布したのち乾燥固化し、本発明に使
用するキャリア(キャリア&1)を得た。
〔キャリアNalの処方〕
コーティング溶液:シリコーン樹脂 (KP250信越化学社製)20部 トルエン       20部 前記二種類のトナーと上記キャリアを用いて実施例1と
同様に現像剤帯電量の環境依存性(温湿度の変化により
どれだけ帯電量が変化するか)の測定を行った。結果は
表−8のとおりであった。
表−8 以上の様に1本発明のトナーは現像剤帯電量の環境依存
性が極めて少ないものである。
更に、この実施例8の現像剤(トナー量25g、キャリ
ア量975g)を用いて実数機(opc感光体使用、1
分間に50回帯電、露光、現像、転写を繰返す)にて1
0万回コピーを行ったが、帯電量、画質には変化がなか
った。
実施例9 トナーとして実施例2で製造したトナーNn2を使用し
、比較として実施例2に記載した比較トナーNα2を用
意した。さらに、下記の処方に従って、芯物質にコーテ
ィング溶液を流動床型コーティング装置を用いて塗布し
たのち乾燥固化し1本発明に使用するキャリア(キャリ
アNQ2)を得た。
芯物質:平均粒径約100μsの球形フェライト粒子 
100部トルエン 20部 前記二種類のトナーと上記キャリアを用いて実施例1と
同様に現像剤帯電量の環境依存性の測定を行った。結果
は表−9のとおりであった。
表−9 以上の様に、本発明の現像剤は帯電量の環境依存性が極
めて少ないものである。
なお、実施例8と同様に実施例9の現像剤を用いて実験
機で10万回コピーを行ったが、帯電量1画質には変化
がなかった。
実施例10 トナーとして実施例3で製造したトナーN(13を使用
し、比較として実施例3に記載した比較トナー魔3を用
意した。さらに、下記の処方に従って、芯物質にコーテ
ィング溶液を流動床型コーティング装置を用いて塗布し
たのち乾燥固化し、本発明に使用するキャリア(キャリ
ア&3)を得た8〔キャリア走3の処方〕 芯物質:平均粒径約100趨の球形酸化鉄粉100部 トルエン 20部 前記二種類のトナー及び上記キャリアを用いて実施例1
と同様に現像剤帯電量の環境依存性の測定を行った。結
果は表−10のとおりであった表−10 画質には変化がなかった。
実施例11 トナーとして実施例5で製造したトナーNα5を使用し
、比較として実施例5に記載した比較トナーNα5を使
用し、また、キャリアには実施例8で製造したキャリア
Nalを用いて実施例1と同様に現像剤帯電量の環境依
存性の測定を行った。結果は表−11のとおりであった
以上の様に、本発明の現像剤は帯電量の環境依存性が極
めて少ないものである。
なお、実施例8と同様に、実施例10の現像剤を用いて
実験機で10万回コピーを行ったが、帯電量、以上の様
に、本発明の現像剤は帯電量の環境依存性が極めて少な
いものである。
なお、実施例11の現像剤(トナー量25g、キャリア
量975g)を用いて実験機(OPC感光体使用、1分
間に50回帯電、露光、現像、転写を繰返す)にて10
1回コピーを行ったが、帯電量、画質には変化がなかっ
た。
実施例12 トナーとして実施例4で製造したトナーNQ4を使用し
、比較として実施例4に記載した比較トナーNα4を使
用し、また、キャリアには実施例10で製造したキャリ
アNα3を用いて実施例1と同様に・現像剤帯電量の環
境依存性の測定を行った。結果は表−12のとおりであ
った。
画質には変化がなかった。
〔発明の効果〕
実施例の記載からも明らかなように、本発明の現像剤は
温度及び湿度の変化によって影響を受けず、安定した画
像を再現でき、長時間使用してもトナーのスペント化が
発生しない優れた耐久性を備えている。
特許出願人 株式会社 リ  コ  一代 理 人 弁
理士 池浦敏明(ばか1名)以上の様に、本発明の現像
剤は帯電量の環境依存性が極めて少ないものである。
なお、実施例11と同様に、実施例12の現像剤を用い
て実験機で10万回コピーを行ったが、帯電量。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(a)(b)(c)及び(d)を主成分とし
    てなることを特徴とする乾式トナー (a)結着樹脂、 (b)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (但し、R^1はC_1−C_3のアルキル基又はベン
    ジル基、R^2及びR^3はC_1〜C_1_8のアル
    キル基、R^4はC_1〜C_1_8のアルキル基又は
    ベンジル基であり、Xはヒドロキシ基又はアミノ基、Y
    はヒドロキシ基又は水素原子である。) で表わされる第4級アンモニウム塩化合物、 (c)β型銅フタロシアニン、及び (d)カーボンブラック。
  2. (2)前記β型銅フタロシアニンがカラーインデックス
    表中のC.I.ピグメントブルー15:3に分類される
    化合物である請求項1に記載の乾式トナー。
  3. (3)前記β型銅フタロシアニンがカラーインデックス
    表中のC.I.ピクメントブルー15:4に分類される
    化合物である請求項1に記載の乾式トナー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04204549A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Fuji Xerox Co Ltd 現像剤組成物
JP2014098846A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Konica Minolta Inc 静電潜像現像用トナー
JP2014098845A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Konica Minolta Inc 静電潜像現像用トナー

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JP2014098845A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Konica Minolta Inc 静電潜像現像用トナー
US9291929B2 (en) 2012-11-15 2016-03-22 Konica Minolta, Inc. Toner for developing electrostatic latent image
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