JPH02222827A - 核燃料物質の非破壊分析方法およびその装置 - Google Patents
核燃料物質の非破壊分析方法およびその装置Info
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- JPH02222827A JPH02222827A JP1031193A JP3119389A JPH02222827A JP H02222827 A JPH02222827 A JP H02222827A JP 1031193 A JP1031193 A JP 1031193A JP 3119389 A JP3119389 A JP 3119389A JP H02222827 A JPH02222827 A JP H02222827A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は核燃料サイクル施設で取り扱われる核燃料物質
の非破壊分析方法およびその装置に係り、特に測定試料
に熱中性子を多く吸収する物質や複数の同位体からなる
核分裂性物質が含まれている場合にも高い測定精度を確
保することができる核燃料物質の非破壊分析方法および
その装置に関する。
の非破壊分析方法およびその装置に係り、特に測定試料
に熱中性子を多く吸収する物質や複数の同位体からなる
核分裂性物質が含まれている場合にも高い測定精度を確
保することができる核燃料物質の非破壊分析方法および
その装置に関する。
(従来の技術)
従来、核燃料物質の放射能を測定する技術として、燃料
中に含まれる自発核分裂核種から自然に放出される中性
子や、αL1壊核種が放出するα線が軽元素と反応して
放出する中性子を測定する方法、燃料中に熱中性子を照
射して、その中に含まれるM分裂性物質が核分裂反応を
起こした結束放出される中性子を測定する方法、燃料か
ら放出されるγ線を測定する方法等が知られている。
中に含まれる自発核分裂核種から自然に放出される中性
子や、αL1壊核種が放出するα線が軽元素と反応して
放出する中性子を測定する方法、燃料中に熱中性子を照
射して、その中に含まれるM分裂性物質が核分裂反応を
起こした結束放出される中性子を測定する方法、燃料か
ら放出されるγ線を測定する方法等が知られている。
(発明が解決しようとする課題)
燃料に熱中性子を照射して行う上記方法は、燃料に中性
子吸収材が含まれている場合には測定がうまくいかない
ことがある。例えば、測定試料としての燃料溶液にガド
リニウム(Gd)Wの中性子吸収の多い物質が含まれて
いる場合には、照射する熱中性子がGd濃度により影響
を受【ノ、測定精度が劣化し、場合によっては測定が困
難となる。
子吸収材が含まれている場合には測定がうまくいかない
ことがある。例えば、測定試料としての燃料溶液にガド
リニウム(Gd)Wの中性子吸収の多い物質が含まれて
いる場合には、照射する熱中性子がGd濃度により影響
を受【ノ、測定精度が劣化し、場合によっては測定が困
難となる。
一方、MFl中に含まれる自発核分裂核種の放出する中
性子や(α、n)反応による中性子を測定する方法は、
放出される中性子が高速中性子であるため、上記の照射
する熱中性子はどには燃料中で減少しない。しかし、こ
れらの中性子発生強度はma中に補数の同位体からなる
核燃料物質が含まれている場合にはその同位体比により
太き(影響を受ける。そのため、燃料中に複数の同位体
からなる核燃料物質を含む場合には測定の精度を十分向
上させることができない。
性子や(α、n)反応による中性子を測定する方法は、
放出される中性子が高速中性子であるため、上記の照射
する熱中性子はどには燃料中で減少しない。しかし、こ
れらの中性子発生強度はma中に補数の同位体からなる
核燃料物質が含まれている場合にはその同位体比により
太き(影響を受ける。そのため、燃料中に複数の同位体
からなる核燃料物質を含む場合には測定の精度を十分向
上させることができない。
また、燃料の放出するγ線を測定する方法は、235U
の185KeVのγ線と Uの1001KeVのγ線
を測定することにより濃縮度を測定することができるが
、燃料の密度が高くなると、rlfAが大きい吸収を受
け、 Uの185KeVのγ線等は測定が困難になる
。
の185KeVのγ線と Uの1001KeVのγ線
を測定することにより濃縮度を測定することができるが
、燃料の密度が高くなると、rlfAが大きい吸収を受
け、 Uの185KeVのγ線等は測定が困難になる
。
本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、測定試
料に中性子を多く吸収する物質を含む場合においても、
高い測定精度を確保することができ委核燃料物質の非破
壊分析方法およびその装置を提供することを目的とする
。
料に中性子を多く吸収する物質を含む場合においても、
高い測定精度を確保することができ委核燃料物質の非破
壊分析方法およびその装置を提供することを目的とする
。
(課題を解決するための手段)
本件第1番目の発明に係る核燃料物質の非破壊分析方法
は、測定試料の周囲に中性子検出器および中性子減速材
を配置した測定体系を用意し、測定試料と中性子減速材
との間に中性子吸収材を挿入して行う第1の中性子強度
測定と、中性子吸収材を挿入せずに行う第2の中性子強
度測定と、上記位置に中性子吸収材を挿入するとともに
中性子源から中性子吸収材を介して測定試料に中性子を
照射して行う第3の中性子強度測定と、中性子吸収材を
挿入せずに中性子源から測定試料に中性子を照射して行
う第4の中性子強度測定とを実施し、第1および第2の
測定データからmwJ度を求め、第1の測定データで補
正した第3の測定データと第2の測定データで補正した
第4の測定データとから測定試料中の中性子吸収率を求
め、この中性子吸収率で上記濃縮度を補正するものであ
る。
は、測定試料の周囲に中性子検出器および中性子減速材
を配置した測定体系を用意し、測定試料と中性子減速材
との間に中性子吸収材を挿入して行う第1の中性子強度
測定と、中性子吸収材を挿入せずに行う第2の中性子強
度測定と、上記位置に中性子吸収材を挿入するとともに
中性子源から中性子吸収材を介して測定試料に中性子を
照射して行う第3の中性子強度測定と、中性子吸収材を
挿入せずに中性子源から測定試料に中性子を照射して行
う第4の中性子強度測定とを実施し、第1および第2の
測定データからmwJ度を求め、第1の測定データで補
正した第3の測定データと第2の測定データで補正した
第4の測定データとから測定試料中の中性子吸収率を求
め、この中性子吸収率で上記濃縮度を補正するものであ
る。
本件第2番目の発明に係る核燃料物質の非破壊分析方法
は、測定試料の周囲に中性子検出器および中性子減速材
を配置した測定体系を用意し、測定試料と中性子減速材
との間に中性子吸収材を挿大して行う第1の中性子強度
測定と、中性子吸収材を挿入せずに行う第2の中性子強
度測定と、上記位置に中性子吸収材を挿入するとともに
中性子源から中性子吸収材を介して測定試料に中性子を
照射して行う第3の中性子強度測定と、中性子吸収材を
挿入せずに中性子源から測定試料に中性子を照射して行
う第4の中性子強度測定とを実施し、第2および第4の
測定データから濃縮度を求め、第1の測定データで補正
した第3の測定データと第2の測定データで補正した第
4の測定データとから測定試料中の中性子吸収率を求め
、この中性子吸収率で上記1718度を補正するもので
ある。
は、測定試料の周囲に中性子検出器および中性子減速材
を配置した測定体系を用意し、測定試料と中性子減速材
との間に中性子吸収材を挿大して行う第1の中性子強度
測定と、中性子吸収材を挿入せずに行う第2の中性子強
度測定と、上記位置に中性子吸収材を挿入するとともに
中性子源から中性子吸収材を介して測定試料に中性子を
照射して行う第3の中性子強度測定と、中性子吸収材を
挿入せずに中性子源から測定試料に中性子を照射して行
う第4の中性子強度測定とを実施し、第2および第4の
測定データから濃縮度を求め、第1の測定データで補正
した第3の測定データと第2の測定データで補正した第
4の測定データとから測定試料中の中性子吸収率を求め
、この中性子吸収率で上記1718度を補正するもので
ある。
本件第3番目の発明に係る核燃料物質の非破壊分析装置
は、測定試料の周囲を取り囲んで配設される中性子減速
材と、測定試料に含まれる核分裂性物質が核分裂反応に
より放出する中性子を検出する中性子検出器と、測定試
料と上記中性子減速材との間に挿抜可能な中性子吸収材
と、測定試料に中性子を照射可能な中性子源と、上記中
性子検出器の出力を分析する放射線測定回路と、この放
射線測定回路により得られたデータの解析を行うデータ
解析手段とを具備したものである。
は、測定試料の周囲を取り囲んで配設される中性子減速
材と、測定試料に含まれる核分裂性物質が核分裂反応に
より放出する中性子を検出する中性子検出器と、測定試
料と上記中性子減速材との間に挿抜可能な中性子吸収材
と、測定試料に中性子を照射可能な中性子源と、上記中
性子検出器の出力を分析する放射線測定回路と、この放
射線測定回路により得られたデータの解析を行うデータ
解析手段とを具備したものである。
(作用)
本発明は第1および第2の測定データあるいは第1およ
び第4の測定データというような核分裂反応に起因した
データから濃縮度を求めるから、測定試料に複数の同位
体からなる核燃料物質が含まれている場合にも高い測定
精度を確保することができる。
び第4の測定データというような核分裂反応に起因した
データから濃縮度を求めるから、測定試料に複数の同位
体からなる核燃料物質が含まれている場合にも高い測定
精度を確保することができる。
また、第1の測定データで補正した第3の測定データと
第2の測定データで補正した第4の測定データとから測
定試料中の中性子吸収率を求め、この中性子吸収率で濃
縮度を補正するから、測定試料に熱中性子を多く吸収す
る物質が含まれている場合にも高い測定精度を確保する
ことができる。
第2の測定データで補正した第4の測定データとから測
定試料中の中性子吸収率を求め、この中性子吸収率で濃
縮度を補正するから、測定試料に熱中性子を多く吸収す
る物質が含まれている場合にも高い測定精度を確保する
ことができる。
(実施例)
本件第3番目の発明に係る核燃料物質の非破壊分析装置
の一実施例について第1図を参照して説明する。
の一実施例について第1図を参照して説明する。
非破壊分析装置には測定試料1の周囲を取り囲んでポリ
エチレン等からなる中性子減速材2が配設される。中性
子減速材2からなる一側壁の外側にはポリエチレンある
いはポリエチレンにボロンを添加したもの等からなる中
性子遮蔽材3が隣接して設けられ、この中性子遮蔽材3
および中性子減速材2の一側壁を貫通して測定試Fll
に対して進退する方向に延びる案内穴4が形成される。
エチレン等からなる中性子減速材2が配設される。中性
子減速材2からなる一側壁の外側にはポリエチレンある
いはポリエチレンにボロンを添加したもの等からなる中
性子遮蔽材3が隣接して設けられ、この中性子遮蔽材3
および中性子減速材2の一側壁を貫通して測定試Fll
に対して進退する方向に延びる案内穴4が形成される。
案内穴4には駆動環5が挿抜可能に挿入され、この駆動
環5の先端に252Cr等のR1線源からなる中性子源
6が保持され、駆f/J機構7により駆I’7J俸5が
案内穴4内を挿抜されることにより、中性子源6が測定
試料1に対して進退されるようになっている。
環5の先端に252Cr等のR1線源からなる中性子源
6が保持され、駆f/J機構7により駆I’7J俸5が
案内穴4内を挿抜されることにより、中性子源6が測定
試料1に対して進退されるようになっている。
測定試料1は例えば容器内に Uや pu等の核分
裂性物質を含む燃料溶液や燃料粉末が収容されたものか
らなる。
裂性物質を含む燃料溶液や燃料粉末が収容されたものか
らなる。
中性子減速材2の壁内には測定試料1内の核分裂性物質
が核分裂反応により放出する高速中性子が中性子減速材
2により減速されて生成する熱中性子を検出する多数の
中性子検出器8が収容される。測定試料1と中性子減速
材2との間にはカドミウム(Cd)等からなる中性子吸
収材9が挿抜可能に設置ブられる。中性′:f−吸収材
9には駆動板10が結合され、これら中性子吸収材98
よび駆動板10を両側から挟み込んで測定試料1と中性
子減速材2との間に挿抜する駆動機構11が設けられる
。
が核分裂反応により放出する高速中性子が中性子減速材
2により減速されて生成する熱中性子を検出する多数の
中性子検出器8が収容される。測定試料1と中性子減速
材2との間にはカドミウム(Cd)等からなる中性子吸
収材9が挿抜可能に設置ブられる。中性′:f−吸収材
9には駆動板10が結合され、これら中性子吸収材98
よび駆動板10を両側から挟み込んで測定試料1と中性
子減速材2との間に挿抜する駆動機構11が設けられる
。
非破壊分析装置には、上記中性子検出器8の出力する信
号を分析するための図示しない放11線測定回路や、デ
ータ解析や駆vJ機構7,11の制即を行うためのデー
タ解析手段としての図示しイfい計Fi機が備えられる
。
号を分析するための図示しない放11線測定回路や、デ
ータ解析や駆vJ機構7,11の制即を行うためのデー
タ解析手段としての図示しイfい計Fi機が備えられる
。
次に本件第1番目の発明に係る核燃料物質の非破壊分析
方法の一実施例について第2図を参照して説明する。
方法の一実施例について第2図を参照して説明する。
まず、測定試料1と中性子減速材2の間に中性子吸収材
9を挿入し、中性子源6を中性子遮蔽材3内に格納した
状態で測定試料1から放出されるれ速中性子を検出して
第1の中性子強度測定を行う。この場合、中性子検出器
8により検出される熱中性子は、測定試料1内に含まれ
る238U。
9を挿入し、中性子源6を中性子遮蔽材3内に格納した
状態で測定試料1から放出されるれ速中性子を検出して
第1の中性子強度測定を行う。この場合、中性子検出器
8により検出される熱中性子は、測定試料1内に含まれ
る238U。
240Pu等の自発核分裂核種から自然に放出される高
速中性子が中性子吸収材4を透過した後、中性子減速材
2により減速されて生成したものである。したがって、
この測定により得られた熱中性子強度から測定試料1に
含まれる自発核分裂核種の量を算出することができる。
速中性子が中性子吸収材4を透過した後、中性子減速材
2により減速されて生成したものである。したがって、
この測定により得られた熱中性子強度から測定試料1に
含まれる自発核分裂核種の量を算出することができる。
次に、中性子源6を中性子遮蔽材3内に格納し、中性子
吸収材9を測定試料1と中性子減速材2との間から引き
抜いた状態で測定試料1から放出される高速中性子を中
性子検出器8により検出して第2の中性子強度測定を行
う。この測定では、測定試料1に含まれる自発核分裂核
種から自然に放出される高速中性子を中性子検出器8に
より検出するとともに、自発核分裂核種から放出される
高速中性子が中性子減速4A2により減速されて熱中性
子となった後、反射されて再び測定試料1に照則し、こ
の熱中性子の照射を受りて測定試料1内に含まれる
U、 Pu等の核分裂性物質の核分裂反応により放
出される高速中性子を中性子検出器8により検出する。
吸収材9を測定試料1と中性子減速材2との間から引き
抜いた状態で測定試料1から放出される高速中性子を中
性子検出器8により検出して第2の中性子強度測定を行
う。この測定では、測定試料1に含まれる自発核分裂核
種から自然に放出される高速中性子を中性子検出器8に
より検出するとともに、自発核分裂核種から放出される
高速中性子が中性子減速4A2により減速されて熱中性
子となった後、反射されて再び測定試料1に照則し、こ
の熱中性子の照射を受りて測定試料1内に含まれる
U、 Pu等の核分裂性物質の核分裂反応により放
出される高速中性子を中性子検出器8により検出する。
したがって、この第2の中性子強度測定と上記第1の中
性子強度測定とから核分裂性物質の濃縮度を計算するこ
とができる。
性子強度測定とから核分裂性物質の濃縮度を計算するこ
とができる。
次に、中性子源6を測定試料1の近傍に移動し、中性子
吸収材9を測定試料1と中性子減速材2との間に挿入し
た状態で測定試料1から放出される高速中性子を中性子
検出器8により検出して第3の中性子強度測定を行う。
吸収材9を測定試料1と中性子減速材2との間に挿入し
た状態で測定試料1から放出される高速中性子を中性子
検出器8により検出して第3の中性子強度測定を行う。
この測定では中性子源6から照射される中性子の内熱中
性子は中性子吸収材9により吸収され、熱外中性子以上
の1ネルギーを有する中性子のみが測定試料1に照射す
る。
性子は中性子吸収材9により吸収され、熱外中性子以上
の1ネルギーを有する中性子のみが測定試料1に照射す
る。
熱外中性子が照射されると測定試料1に含まれる核分裂
性物質が核分裂反応により高速中性子を放出し、この高
速中性子が中性子減速材2により減速された後、熱中性
子として中性子検出器8に検出される。
性物質が核分裂反応により高速中性子を放出し、この高
速中性子が中性子減速材2により減速された後、熱中性
子として中性子検出器8に検出される。
最襖に、中性子源6を測定試料1の近傍に移動し、中性
子吸収材9を測定試料1と中性子減速材2との間から引
き抜いた状態で測定試料1から放出される高速中性子を
中性子検出器8により検出して第4の中性子強度測定を
行う。この測定では、中性子源6から照射された高速中
性子が中性子減速材2により減速されて熱中性子となっ
た後、測定試料1に照射する。熱中性子が照射されると
、測定試料1に含まれる核分裂性物質の核分裂反応によ
り高速中性子が放出され、この高速中性子が中性子減速
材2により減速された後中性子検出器8により検出され
る。
子吸収材9を測定試料1と中性子減速材2との間から引
き抜いた状態で測定試料1から放出される高速中性子を
中性子検出器8により検出して第4の中性子強度測定を
行う。この測定では、中性子源6から照射された高速中
性子が中性子減速材2により減速されて熱中性子となっ
た後、測定試料1に照射する。熱中性子が照射されると
、測定試料1に含まれる核分裂性物質の核分裂反応によ
り高速中性子が放出され、この高速中性子が中性子減速
材2により減速された後中性子検出器8により検出され
る。
このようにして得られた第3の測定データを第1の測定
データで補正することによりバックグラウンド成分を除
去して熱外中性子の照射による核分裂中性子強度を求め
るとともに、第4の測定データを第2の測定データで補
正してバックグラウンド成分を除去することにより熱中
性子の照射による核分裂中性子強度を求める。
データで補正することによりバックグラウンド成分を除
去して熱外中性子の照射による核分裂中性子強度を求め
るとともに、第4の測定データを第2の測定データで補
正してバックグラウンド成分を除去することにより熱中
性子の照射による核分裂中性子強度を求める。
これらの核分裂中性子強度から熱外中性子による核分裂
中性子強度の熱中性子による核分裂中性子強度に対する
比を求める。この比は、例えば測定試料1に含まれるG
d等の中性子吸収材9の最が増加すると増加し、中性子
吸収率と比例する関係にある。そこで、ある測定された
濃縮度における熱外中性子の照射の熱中性子の照)1に
対する中性子強度比の測定値と、前もって準備された熱
外中性子の照射の熱中性子の照射に対する中性子強度の
標準値を比較し、これにより吸収率補正係数を求めて、
第1および第2の中性子強度測定により求めた濃縮度を
補正し、粘度の高い濃縮度および自発核分裂核種量を出
力する。
中性子強度の熱中性子による核分裂中性子強度に対する
比を求める。この比は、例えば測定試料1に含まれるG
d等の中性子吸収材9の最が増加すると増加し、中性子
吸収率と比例する関係にある。そこで、ある測定された
濃縮度における熱外中性子の照射の熱中性子の照)1に
対する中性子強度比の測定値と、前もって準備された熱
外中性子の照射の熱中性子の照射に対する中性子強度の
標準値を比較し、これにより吸収率補正係数を求めて、
第1および第2の中性子強度測定により求めた濃縮度を
補正し、粘度の高い濃縮度および自発核分裂核種量を出
力する。
次に、本件第2番目の発明に係る核燃料物質の非破壊分
析方法の一実1M例について第3図を参照して説明する
。この非破壊分析方法は、第2図に示す非破壊分析方法
とほぼ同一であるため、同一部分については単複する説
明を省略する。
析方法の一実1M例について第3図を参照して説明する
。この非破壊分析方法は、第2図に示す非破壊分析方法
とほぼ同一であるため、同一部分については単複する説
明を省略する。
第2図に示す方法では濃縮度を第1と第2の中性子強度
測定から求めたが、この実施例では濃縮度を第2と第4
の中性子強度測定の測定データから求める。それ以外の
部分については第2図に示す方法と同一である。
測定から求めたが、この実施例では濃縮度を第2と第4
の中性子強度測定の測定データから求める。それ以外の
部分については第2図に示す方法と同一である。
このように本発明の実施例によれば、第1および第2の
中性子強度測定あるいは第2および第4の中性子強度測
定の測定データから核分裂性物質の濃縮度を求めること
ができるから、測定試料1に複数の同位体からなる核燃
料物質を含む場合においても高い測定精度を確保するこ
とができる。
中性子強度測定あるいは第2および第4の中性子強度測
定の測定データから核分裂性物質の濃縮度を求めること
ができるから、測定試料1に複数の同位体からなる核燃
料物質を含む場合においても高い測定精度を確保するこ
とができる。
また、第1の測定データで補正した第3の測定データと
第2の測定データで補正した第4の測定データとから中
性子吸収率を求め、この中性子吸収率により核分裂性物
質の濃縮度を補正するから、測定試料1に熱中性子の吸
収が多い物質を含む場合においても、高い測定精度を確
保することができる。
第2の測定データで補正した第4の測定データとから中
性子吸収率を求め、この中性子吸収率により核分裂性物
質の濃縮度を補正するから、測定試料1に熱中性子の吸
収が多い物質を含む場合においても、高い測定精度を確
保することができる。
本発明は、測定試料の周囲に中性子検出器および中性子
減速材を配置した測定体系を用意し、測定試料と中性子
減速材との間に中性子吸収材を挿入して行う第1の中性
子強度測定と、中性子吸収材を挿入せずに行う第2の中
性子強度測定と、上記位置に中性子吸収材を挿入すると
ともに中性子源から中性子吸収材を介して測定試料に中
性子を照射して行う第3の中性子強度測定と、中性子吸
収材を挿入せずに中性子源から測定試料に中性子を照射
して行う第4の中性子強度測定とを実施し、第1および
第2の測定データあるいは第2および第4の測定データ
から濃縮度を求め、第1の測定データで補正した第3の
測定データと第2の測定データで補正した第4の測定デ
ータとから測定試料中の中性子吸収率を求め、この中性
子吸収率で上記濃縮度を補正するから、測定試料に熱中
性子を多く吸収する物質や複数の同位体からなる核燃料
物質が含まれている場合にも高い測定精度を確保するこ
とができる。
減速材を配置した測定体系を用意し、測定試料と中性子
減速材との間に中性子吸収材を挿入して行う第1の中性
子強度測定と、中性子吸収材を挿入せずに行う第2の中
性子強度測定と、上記位置に中性子吸収材を挿入すると
ともに中性子源から中性子吸収材を介して測定試料に中
性子を照射して行う第3の中性子強度測定と、中性子吸
収材を挿入せずに中性子源から測定試料に中性子を照射
して行う第4の中性子強度測定とを実施し、第1および
第2の測定データあるいは第2および第4の測定データ
から濃縮度を求め、第1の測定データで補正した第3の
測定データと第2の測定データで補正した第4の測定デ
ータとから測定試料中の中性子吸収率を求め、この中性
子吸収率で上記濃縮度を補正するから、測定試料に熱中
性子を多く吸収する物質や複数の同位体からなる核燃料
物質が含まれている場合にも高い測定精度を確保するこ
とができる。
第1図は本件第3?!目の発明に係る核燃料物質の非破
壊分析装置の一実施例を示す描成図、第2図は本件第1
番目の発明に係る核燃料物質の非破壊分析方法の一実施
例を示すフロー図、第3図は本件第2番目の発明に係る
核燃料物質の非破壊分析方法の一実施例を示すフロー図
である。 1・・・測定試料、2・・・中性子減速材、3・・・中
性子遮蔽材、6・・・中性子源、8・・・中性子検出器
、9・・・中性子吸収材。
壊分析装置の一実施例を示す描成図、第2図は本件第1
番目の発明に係る核燃料物質の非破壊分析方法の一実施
例を示すフロー図、第3図は本件第2番目の発明に係る
核燃料物質の非破壊分析方法の一実施例を示すフロー図
である。 1・・・測定試料、2・・・中性子減速材、3・・・中
性子遮蔽材、6・・・中性子源、8・・・中性子検出器
、9・・・中性子吸収材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、測定試料の周囲に中性子検出器および中性子減速材
を配置した測定体系を用意し、測定試料と中性子減速材
との間に中性子吸収材を挿入して行う第1の中性子強度
測定と、中性子吸収材を挿入せずに行う第2の中性子強
度測定と、上記位置に中性子吸収材を挿入するとともに
中性子源から中性子吸収材を介して測定試料に中性子を
照射して行う第3の中性子強度測定と、中性子吸収材を
挿入せずに中性子源から測定試料に中性子を照射して行
う第4の中性子強度測定とを実施し、第1および第2の
測定データから濃縮度を求め、第1の測定データで補正
した第3の測定データと第2の測定データで補正した第
4の測定データとから測定試料中の中性子吸収率を求め
、この中性子吸収率で上記濃縮度を補正することを特徴
とする核燃料物質の非破壊分析方法。 2、測定試料の周囲に中性子検出器および中性子減速材
を配置した測定体系を用意し、測定試料と中性子減速材
との間に中性子吸収材を挿入して行う第1の中性子強度
測定と、中性子吸収材を挿入せずに行う第2の中性子強
度測定と、上記位置に中性子吸収材を挿入するとともに
中性子源から中性子吸収材を介して測定試料に中性子を
照射して行う第3の中性子強度測定と、中性子吸収材を
挿入せずに中性子源から測定試料に中性子を照射して行
う第4の中性子強度測定とを実施し、第2および第4の
測定データから濃縮度を求め、第1の測定データで補正
した第3の測定データと第2の測定データで補正した第
4の測定データとから測定試料中の中性子吸収率を求め
、この中性子吸収率で上記濃縮度を補正することを特徴
とする核燃料物質の非破壊分析方法。 3、測定試料の周囲を取り囲んで配設される中性子減速
材と、測定試料に含まれる核分裂性物質が核分裂反応に
より放出する中性子を検出する中性子検出器と、測定試
料と上記中性子減速材との間に挿抜可能な中性子吸収材
と、測定試料に中性子を照射可能な中性子源と、上記中
性子検出器の出力を分析する放射線測定回路と、この放
射線測定回路により得られたデータの解析を行うデータ
解析手段とを具備したことを特徴とする核燃料物質の非
破壊分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1031193A JPH02222827A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 核燃料物質の非破壊分析方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1031193A JPH02222827A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 核燃料物質の非破壊分析方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02222827A true JPH02222827A (ja) | 1990-09-05 |
Family
ID=12324590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1031193A Pending JPH02222827A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 核燃料物質の非破壊分析方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02222827A (ja) |
-
1989
- 1989-02-13 JP JP1031193A patent/JPH02222827A/ja active Pending
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