JPH02222818A - 歯車異常診断装置 - Google Patents

歯車異常診断装置

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JPH02222818A
JPH02222818A JP1043555A JP4355589A JPH02222818A JP H02222818 A JPH02222818 A JP H02222818A JP 1043555 A JP1043555 A JP 1043555A JP 4355589 A JP4355589 A JP 4355589A JP H02222818 A JPH02222818 A JP H02222818A
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JP
Japan
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circuit
gear
abnormality
frequency
waveform
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JP1043555A
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Inventor
Akira Oshitani
押谷 侃
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、歯車異常診断用に取り込んだ振動波形を処
理し、診断に必要な異常程度数を算出し、歯車の局所異
常と偏芯異常とを判定する歯車の異常診断装置に関する
【従来の技術】
噛み合って回転する複数個の歯車をケース中に収容し、
動力伝達や回転数の変換等に使用する歯車装置において
は、軸の曲がりを含む歯車の異常な偏芯、歯面に付いた
打痕及び歯折損などの局所異常、異常な摩耗などにより
、それらの歯車が相手歯車と噛み合う時に異常振動が発
生する。 これをケースに固定した振動センサによって検出し、そ
の振動波形を解析して逆に歯車の異常を把握するものが
歯車の異常診断装置である。 しかし、前記のケースに振動センサを固定して検出した
振動波形には、歯車軸を支承する転がり軸受や電動機の
電磁力等に起因する歯車の異常以外の振動も重なり合い
、しかもこれらの比率が大きいことから歯車の異常診断
を阻害している。 このため歯車軸上に設けた回転マークと、これを検出す
るセンサにより回転パルスを発生し、このパルスを基準
として振動波形を繰り返し取り込み、加算平均して歯車
の異常以外の振動を低減するようにしている。 加算平均とは、ある点を基準にして取り込んだ時間領域
データ即ち振動波形を繰り返し、多数回加算して平均す
・ると基準に対してタイミング(位相なども含む)が不
安定に変化するようなデータ(ノイズ)は零に近づいて
消滅し、基準点に対して常に安定したタイミングにある
データだけが残るということを利用したものである。 しかし歯車の異常は、回転パルスを取り出した軸に取り
付けられた歯車にだけ発生する訳でなく、これと噛み合
う相手歯車にも発生する。 このような場合には、異常を診断したい歯車の取り付け
られている軸に前記回転マークを付は直し、その軸の回
転パルスを取り出せば良いが、歯車装置の構造上から回
転マークの取り付けが不可能な場合が多い。 出願人は先に特願昭62−231734号として歯車の
異常診断装置を出願しているが、これは回転パルスを取
り出している歯車だけでなく、この歯車に噛み合ってい
る相手歯車の回転にも同期させた振動波形が得られる上
に、両歯車の噛合いによって発生する振動波形をも取り
込める歯車の異常診断装置である。 診断は、このよう
に波形平均してノイズを除去した後の波形を周波数スペ
クトルに変換して行っていた。即ち歯車の異常の種類に
よって発生する振動成分が異なるので、そのスペクトル
の変化に注目して異常かどうかを判断していた。 しかし、実際の歯車装置では、診断したい軸に取り付け
られた歯車と噛み合う歯車が取り付けられている軸に固
定された歯車に起因したスペクトルも出現し、その比も
減速比、増速比によって変化するため1対1でなく、ま
た異常の種類によっては基本のスペクトル及びその整数
倍の周波数スペクトルなどが多数出現するため、どのス
ペクトルがどの歯車の異常に相当するのか即座に見分け
られず、簡単に異常を判定することができないという問
題があり、このため着目した歯車の噛合周波数の振動の
みをフィルターで抽出し、この波形の平均化処理と周波
数分析から求めたスペクトルから歯車の回転数を基本次
数として高次のスペクトル成分を抽出し、抽出したスペ
クトルから歯車の異常程度数を算出して歯車の異常を診
断する装置が同一出願人より出願されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、歯車の歯面に発生した欠陥によって生じる振動
は、基本の噛合同波数成分を変調するだけでなく、ある
ときは噛合周波数の3倍成分を変調したり、5倍成分を
変調したりすることが実験で明らかになった。この理由
として、 イ、実際の歯車装置ではわずかに回転数が変動し、この
ため噛合同波数が変化する。 口、歯車装置は弾性構造物で構成されているため各々固
有振動数を持ち運転回転数によっては噛合周波数と歯面
の異常による衝撃振動数との組合わせにより噛合周波数
の高次成分で変調が大きく現れてくる。 このため、噛合周波数の基本成分のみ抽出し周波数スペ
クトルを求めると、必ずしも歯車の異常を表す成分が分
析されるとはかぎらず、判定を誤ることもあることが実
験で確認された。特に歯車の運転回転数が変わると判定
結果が異なることがある。この影響が現れるのは、歯面
に生じた局所欠陥と歯車の偏芯によることが判明した。 この発明は、歯車の振動波形から歯車局所異常程度数及
び歯車偏芯異常程度数を演算し、歯車の異常の程度と異
常の種類とを診断する歯車異常診断装置を提供すること
を目的とする。
【課題を解決するための手段】 上記目的は、噛み合って回転する複数個の歯車を収納す
る歯車装置のケースの外側に取り付けた振動センサによ
って検出する振動波形から、各歯車の異常を診断する歯
車の異常診断装置において、振動波形を電気信号として
増幅する振動検出回路と、この振動検出回路から出力さ
れる出力信号の中で前記歯車に起因した信号のみを通過
させる可変フィルター回路と、この可変フィルター回路
からの出力信号に包絡線化処理を行って前記歯車の異常
に関する波形を復調する包絡線化処理回路と、前記歯車
から取り出された回転パルスに同期して前記包絡線化処
理回路から得られる包絡線化波形信号を予め定められた
回数だけ平均化する波形平均回路と、この波形平均回路
の出力波形を周波数分析して周波数スペクトルを求める
周波数分析回路と、この周波数スペクトルから直流成分
スペクトルおよび基本軸回転周波数の7倍までのスペク
トルを抽出するスペクトル抽出回路と、このスペクトル
抽出から抽出された直流成分スペクトルおよび基本軸回
転周波数の7倍までのスペクトルからなる8個のスペク
トルによって、前記歯車の歯車局所異常程度数ZLおよ
び歯車偏芯異常程度数ZCを求める異常程度数演算回路
と、前記ZLおよびZCの値を予め定められた判定基準
に対比し、前記歯車の診断結果を段階的に評価するとと
もに、前記zLとZCとを対比して異常の種類を判定す
る異常判定回路と、この異常判定回路の出力を表示する
表示回路と、前記可変フィルタ回路の中心周波数を前記
歯車の噛合同波数またはその整数倍に設定するとともに
、前記波形平均回路、前記周波数分析回路、前記スペク
トル抽出回路、前記異常程度数演算回路および前記表示
回路などを制御する中央制御回路とから構成する歯車異
常診断装置によって達成される。 さらに可変フィルター回路は可変フィルターの中心周波
数を対象歯車の基本噛み合い周波数r1の4倍まで変え
るものであり、周波数分析回路はfm、2frn3fr
n4fmの各々の周波数スベクトルを分析するものであ
り、スペクトル抽出回路は前記おのおのの周波数スペク
トルから直流成分の値DC+ 、DCz 、DC3、D
C4、基本軸回転周波数成分の値P (fr+)、 P
 (frt)、 P (fF3)。 P(fr、4)、基本軸回転周波数の2倍成分の値P(
2fr1)、P (2f−*)、 P (2fm+)、
 P (2fm4)ないし基本軸回転周波数の7倍周波
数成分の値P (7frI)。 P (1fmt>、 P C7fr3)、 P (7f
r4)を抽出するものであり、異常程度数演算回路は、 ZL、= [P(fr、) +P(2fr、) ] X
 [P(2frn)+P(3frn) ] X [P(
3fm1%) +P(4frn) ]x [P(4fr
n) +P(5frn) l X [P(5frn)+
P(fr、) ] / (DC4、) ’ZCa= [
P(fr、) ] ” / [P(2frn) 十P(
3frn)+P(、ifm、) +P(5r、、) +
P(6r、、)+P(7fr、)] XDC。 について、nを1から4まで演算し、歯車局所異常程度
数ZLおよび歯車偏芯異常程度数ZCを、Zt−[(Z
LI) ” + (ZLz) ” + (ZL3) ”
 +(ZL4)  ”  ]  鳳/l ZC −[(ZC+) ” + (Zez) ” +(
ZC3) ” +(ZC4)”  ] ”” として求めるものであり、前記zLおよびZCから前記
歯車の異常程度および異常の種類を判定する歯車異常診
断装置を用いれば好適である。
【作 用】
請求項1により、振動検出回路の出力から歯車に起因し
た信号のみを可変フィルター回路によって通過させ、さ
らに包絡綿化処理をすることにより、歯車の異常を表す
振動波形を拡大して抽出できる。 また歯車の局所異常や偏芯は、歯車の回転に同期するた
め、包絡線化波形を回転パルスに同期してサンプリング
し、各々の波形を算術平均することにより外乱による波
形の乱れは完全に除去できる。 波形平均化回路の出力波形を周波数分析回路により周波
数分析して周波数スペクトルを求め、この周波数スペク
トルから直流成分及び歯車の基本軸回転周波数の7倍ま
でのスペクトルをスペクトル抽出回路によって求め、こ
れら直流成分スペクトル及び基本軸回転周波数の7倍ま
でのスペクトルからなる8個のスペクトルによって無次
元化した値を求めるので、振動の測定位置に関係なく正
確に歯車の異常を診断できる。 歯車の局所異常は、基本軸回転周波数の5倍までのスペ
クトルの値に現れるので局所異常程度数を演算すれば、
局所異常を判定できる。歯車に偏芯がある場合には基本
軸回転周波数成分の値が増大するので、歯車偏芯程度数
を演算すれば、歯車の偏芯異常を判定できる。さらに局
所異常程度数と偏芯異常程度数とを比較すれば、異常の
種類を判定できる。 請求項2により、可変フィルターの中心周波数を対象歯
車の噛合周波数の4倍まで変化させ、各々の噛合周波数
成分の値から歯車の局所異常程度数および偏芯異常程度
数を求めるので、異常がある場合にはいずれかの周波数
成分に必ず異常値が現れ、歯車の回転数または機種に関
係なく歯車の異常を検出することができる。
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明を説明する。第1図はこの
発明の実施例による歯車異常診断装置のブロック線図で
ある。この発明による歯車異常診断装置は、診断すべき
歯車の振動波形を電気信号として増幅する振動検出回路
lと、この振動検出回路1からの出力信号の中で前記歯
車に起因した信号のみを通過させる可変フィルター回路
2と、この可変フィルター回路2からの出力信号に包絡
線化処理を行って歯車の異常に関する波形を復調する包
絡線化処理回路3と、前記歯車に取り付けた回転パルス
検出回路10から発信される回転パルスに同期して前記
包絡線化処理回路3からの包絡線化波形信号を予め定め
られた回数だけ平均化する波形平均回路4と、この波形
平均回路4の出力波形を周波数分析して周波数スペクト
ルを求める周波数分析回路5と、この周波数スペクトル
から直流成分スペクトルおよび前記歯車の基本軸回転周
波数の7倍までのスペクトルを抽出するスペクトル抽出
回路7と、このスペクトル抽出回路7から抽出された直
流成分スペクトル及び基本軸回転周波数の7倍までのス
ペクトルからなる8個のスペクトルによって前記歯車の
歯車局所異常程度数ZC及び歯車偏芯異常程度数ZCを
求める異常程度数演算回路8と、前記ZL、ZCO値と
予め定められた判定基準とを対比して、前記歯車の診断
結果を段階的に評価するとともに、前記ZCとZoとを
対比して異常の種類を判定する異常判定回路9と、前記
異常判定回路9の出力を表示する表示回路11と、前記
可変フィルター回路2の中心周波数を前記歯車の噛合同
波数またはその整数倍に設定したり、前記波形平均回路
4.前記周波数分析回路5.前記スペクトル抽出回路7
.前記異常程度数演算回路8及び前記表示回路11など
を制御する中央制御回路6とから構成される。 以下この歯車異常診断装置の動作を説明する。 第2図1第3図及び第4図は軸回転数80ORPMの歯
車について、この発明の実施例による歯車異常診断装置
の異常診断の波形で、第2図は振動検出回路1から出さ
れる振動波形、第3図(a)は第2図の振動波形の基本
噛合周波数にフィルターをセットし包絡線化した波形、
第3図(b)は第3図(a)から得られるスペクトル、
第4図(a)は第2図の振動波形の基本噛合周波数の2
倍の周波数にフィルターをセットし包絡線化した波形、
第4図℃)はそのスペクトル、第5図、第6図及び第7
図は軸回転数100ORP Mの歯車について、この発
明の実施例による歯車異常診断装置の異常診断の波形で
、第5図は振動検出回路1から出される振動波形、第6
図(a)は第5図の振動波形から基本噛合周波数にフィ
ルターをセットし、包絡線化した波形、第6図[有])
は第6図(a)から得られるスペクトル、第7図(a)
は第5図の振動波形から基本噛合周波数の2倍の周波数
にフィルターをセットし、包絡線化した波形、第7図(
ハ)は第7図(a)から得られるスペクトルである。 振動検出回路1の振動センサは歯車装置表面の軸受付近
に固定される。振動センサは高周波応答特性の良い市販
の圧電形加速度振動センサを用いる。回転パルス検出回
路10のパルス検出器は市販の光電式回転検出器を使用
し、診断対象歯車の軸表面に反射テープを接着し回転に
同期したパルス信号を検出する。 振動検出回路1から発信される振動波形信号は第2図及
び第5図に示す波形であり、この信号は可変フィルター
回路2に入力し、フィルターの中心周波数のみ通過させ
る。即ち人力された信号の中、中心周波数以外の信号は
除去される。この可変フィルター回路2はデジタルに中
心周波数を変えるスイッチドフィルタを使用し、中心周
波数は中央制御回路6で分析に合わせてセットされる。 また、フィルター回路2には、特性をシャープにするた
め1/3オクターブバンド帯域フイルターを使用する。 前記可変フィルター回路2からの出力信号は、包絡線化
処理回路3で復調処理され、前記歯車の異常を表す回転
に同期した信号を抽出する。 さらに、回転に同期した信号のみ抽出し、それ以外の外
乱を除去するために、波形平均回路4では包絡線化処理
回路3からの出力信号を回転パルス検出回路10からの
回転パルス信号でサンプリングし波形の算術平均を求め
る。実施例では8回平均しておりその波形を第3図及び
第6図に示す。 また波形平均の開始は、データの処理時間に合わせて前
記中央制御回路6から指示される。 前記波形平均回路4で求めた振動波形は周波数分析回路
5で分析し、周波数分析し、周波数スペクトルを求める
。第2図[有])゛、第6図(b)にスペクトルを示す
。この周波数分析回路5には高速フーリエ変換による市
販のFFTプロセッサーを使用する。また周波数の分析
範囲は、前記中央制御回路6から指示し、基本軸回転周
波数の成分の値P(fr1)とその7倍周波数成分の値
P C7fr+)まで常に分析される。スペクトル抽出
回路7では、周波数分析回路5で求めたスペクトルから
回転数の基本軸回転周波数成分の値P (fr、+)な
いし7倍周波数成分の値P (7fr、I)までと、直
流成分を含めた8個のスペクトルが抽出される。 異常程度数演算回路8では、8個のスペクトルを使って
歯車局所異常程度数Zい、歯車偏芯異常程度数ZC、、
が演算され記憶される。これら8個のスペクトルの抽出
と前記歯車局所異常程度数Zいおよび歯車偏芯異常程度
数ZCnの演算は中央制御回路6からスペクトル抽出回
路7及び異常程度数演算回路8を制御して次の式により
演算される。 ZL、= [P(fr、、) +P(2fm1.) ]
 X [P(2frn)+P(3frn) ] X [
PC3frn)±P(4frn) ]X [P(4fr
n) +P(5frnR) ] X [P(5fm4)
+ P (fr 、1)  コ /(DC,)’ZC1
1= [P(fr、) ] ” / [P(2frn)
 +P(3frn1)+P(4frn) +P(5fm
l1) +P(6L、)+P(7rr、) ] XDC
,1 ここにfmいは歯車の回転周波数であり、fmは噛合同
波数である。 fmイ=歯車の回転数+60 fa=歯車の歯数×歯車の回転数+60前記中央制御回
路6はすでに述べた各部の制御を行うとともに、対象歯
車の回転数から基本の噛合周波数fmとその整数倍2f
rn’3frn4f。 を求め4個の各周波数に対し可変フィルター回路2の中
心周波数をセットし、それぞれの異常程度数Z Ll 
〜Z L4+  Z C1−Z C4を求める。第4図
及び第7図は2fmにおけるデータである。これらの処
理が完了すると中央制御回路6から異常程度数演算回路
8に歯車局所異常程度数2.と歯車偏芯異常程度数ZC
とを下記式により演算するよう指示される。 ZL =[(ZLI) ” +CZLtV 十(Ztt
)” +(ZL4) ” ] ”” Ze = [(zc+) ” +(ZCz) t +(
ZC3) z +(ZC4) ” ] ”” 異常判定回路9では予め定められた判定基準と前記異常
程度数演算回路8で求めたZL及びZCとを対比し、歯
車の異常を良好、注意、危険の3段階で評価する。また
前記ZLと2.との大小がら異常の種類が決定され。例
えばZL>ZCの場合は局所異常、ZL<ZCの場合は
偏芯異常と判定されこれらの結果は、診断結果として表
示回路11に中央制御回路6から表示指示が行われ表示
される。第8図はIllooRPの歯車における表示例
である。前記表示回路11には、市販のLCDデイスプ
レィを使用する。
【発明の効果】
この発明によれば、診断すべき歯車の異常を歯車局所異
常程度数及び歯車偏芯異常程度数として定量化し、異常
の程度を段階的に判定するとともに、これらの異常程度
数を比較して異常の種類を判定できる。さらに複雑な信
号処理を自動化し、歯車装置の振動と回転パルス杏検出
するだけで歯車の異常を運転中に正確に診断できる。こ
のためイ、歯車装置の予防保全を合理的に実施でき、ま
た異常発見も精度よく行える。 口、複雑な信号処理が自動化されているため、診断に経
験や熟練を必要とせず、操作が簡単である。 ハ、異常を定量的に把握できるため、誰が診断しても同
じ結果かえられる。また異常の進展を傾向管理できる。 二、異常程度数が無次元化されているため、振動の検出
位置に関係なく同じ結果が得られる。 請求項2によれば、基本噛合周波数の4倍まで可変フィ
ルターの中心周波数を変えて、各々の周波数における周
波数スペクトルを分析して異常程度数を求めるので、歯
車の回転数または機種に関係なく異常を診断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例による歯車異常診断装置のブ
ロック線図、第2図、第3図及び第4図は軸回転数80
ORPMの歯車についてこの発明の実施例による異常診
断の波形図で、第2図は振動検出回路から出される振動
波形図、第3図(a)は第2図の振動の基本噛合周波数
にフィルターをセットし包絡線化した波形図、第3図(
′b)は第3図(a)から得られるスペクトル図、第4
図(a)は第2図の振動波形から基本噛合周波数の2倍
の周波数にフィルターをセットし包絡線化した波形図、
第4図[有])は第4図(a)から得られるスペクトル
図、第5図第6図、第7図は軸回転数100ORP M
の歯車についてこの発明の実施例による異常診断の波形
図で、第5図は振動検出回路から出される振動波形図、
第6図(a)は第5図の振動波形から基本噛合周波数に
フィルターをセットし包絡緑化した波形図、第6図[有
])は第6図(a)から得られるスペクトル図、第7図
(a)は第5図の振動波形から基本噛合同波数の2倍の
周波数にフィルターをセットし包絡線化した波形図、第
7図(b)は第7図(a)から得られるスペクトル図、
第8図はこの発明の実施例による表示回路の表示の様子
を示す図である。 1:振動検出回路、2:可変フィルター回路、3:包絡
線化処理回路、4:波形平均回路、5:周波数分析回路
、6;中央制御回路、7:スペクトル抽出回路、8:異
常程度数演算回路、9:異常判定回路、10:回転パル
ス検出回路、11:表示回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)噛み合って回転する複数個の歯車を収納する歯車装
    置のケースの外側に取り付けた振動センサによつて検出
    する振動波形から、各歯車の異常を診断する歯車の異常
    診断装置において、振動波形を電気信号として増幅する
    振動検出回路と、この振動検出回路から出力される出力
    信号の中で前記歯車に起因した信号のみを通過させる可
    変フィルター回路と、この可変フィルター回路からの出
    力信号に包絡線化処理を行って前記歯車の異常に関する
    波形を復調する包絡線化処理回路と、前記歯車から取り
    出された回転パルスに同期して前記包絡線化処理回路か
    ら得られる包絡線化波形信号を予め定められた回数だけ
    平均化する波形平均回路と、この波形平均回路の出力波
    形を周波数分析して周波数スペクトルを求める周波数分
    析回路と、この周波数スペクトルから直流成分スペクト
    ルおよび基本軸回転周波数の7倍までのスペクトルを抽
    出するスペクトル抽出回路と、このスペクトル抽出から
    抽出された直流成分スペクトルおよび基本軸回転周波数
    の7倍までのスペクトルからなる8個のスペクトルによ
    つて、前記歯車の歯車局所異常程度数Z_Lおよび歯車
    偏芯異常程度数Z_Cを求める異常程度数演算回路と、
    前記Z_LおよびZ_Cの値を予め定められた判定基準
    に対比し、前記歯車の診断結果を段階的に評価するとと
    もに前記Z_LとZ_Cとを対比して異常の種類を判定
    する異常判定回路と、この異常判定回路の出力を表示す
    る表示回路と、前記可変フィルタ回路の中心周波数を前
    記歯車の噛合周波数またはその整数倍に設定するととも
    に、前記波形平均回路、前記周波数分析回路、前記スペ
    クトル抽出回路、前記異常程度数演算回路および前記表
    示回路などを制御する中央制御回路とから構成すること
    を特徴とする歯車異常診断装置。 2)請求項1記載の歯車異常診断装置において、可変フ
    ィルター回路は可変フィルターの中心周波数を対象歯車
    の基本噛合周波数f_mの4倍まで変えるものであり、
    周波数分析回路はf_m、2f_m、3f_m、4f_
    mの各々の周波数スペクトルを分析するものであり、ス
    ペクトル抽出回路は前記おのおのの周波数スペクトルか
    ら直流成分の値DC_1、DC_2、DC_3、DC_
    4、基本軸回転周波数成分の値P(f_r_1)、P(
    f_r_2)、P(f_r_3)、P(f_r_4)、
    基本軸回転周波数の2倍周波数成分の値P(2f_r_
    1)、P(2f_r_2)、P(2f_r_3)、P(
    2f_r_4)ないし基本軸周波数の7倍周波数成分の
    値P(7f_r_1)、P(7f_r_2)、P(7f
    _r_3)、P(7f_r_4)を抽出するものであり
    、異常程度数演算回路は、 Z_L_n=[P(f_r_n)+P(2f_r_n)
    ]×[P(2f_r_n)+P(3f_r_n)]×[
    P(3f_r_n)+P(4f_r_n)]×[P(4
    f_r_n)+P(5f_r_n)]×[P(5f_r
    _n)+P(f_r_n)]/(DC_n)^5、Z_
    C_n=[P(f_r_n)]^2/[P(2f_r_
    n)+P(3f_r_n)+P(4f_r_n)+P(
    5f_r_n)+P(6f_r_n)+P(7f_r_
    n)]×DC_n について、nを1から4まで演算し、歯車局所異常程度
    数Z_Lおよび歯車偏芯異常程度数Z_Cを、Z_L=
    [(Z_L_1)^2+(Z_L_2)^2+(Z_L
    _3)^2+(Z_L_4)^2]^1^/^2、 Z_C=[(Z_C_1)^2+(Z_C_2)^2+
    (Z_C_3)^2+(Z_C_4)^2]^1^/^
    2 として求めるものであり、前記Z_LおよびZ_Cから
    前記歯車の異常程度および異常の種類を判定することを
    特徴とする歯車異常診断装置。
JP1043555A 1989-02-23 1989-02-23 歯車異常診断装置 Pending JPH02222818A (ja)

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