JPH02221897A - インコアモニタ取扱具 - Google Patents

インコアモニタ取扱具

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Publication number
JPH02221897A
JPH02221897A JP1040339A JP4033989A JPH02221897A JP H02221897 A JPH02221897 A JP H02221897A JP 1040339 A JP1040339 A JP 1040339A JP 4033989 A JP4033989 A JP 4033989A JP H02221897 A JPH02221897 A JP H02221897A
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JP
Japan
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handling tool
tube
stop roller
claw
main body
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Pending
Application number
JP1040339A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sakamaki
和雄 酒巻
Shigeru Watanabe
茂 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Itel Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Itel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Itel Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1040339A priority Critical patent/JPH02221897A/ja
Publication of JPH02221897A publication Critical patent/JPH02221897A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は沸騰水型原子炉等の原子炉に装着された中性子
計装管の交換に使用するインコアモニタ取扱具に関り、
特に原子炉内に浸漬した状態において中性子計装管の取
外しおよび取付けを連続的に実施することが可能であり
、作業性が優れたインコアモニタ取扱具に関する。
(従来の技術) 一般に、沸騰水型原子炉においては原子炉内の中性子束
分布の監視が行なわれ、その中性子束分布の監視により
運転期間中は炉内の中性子束分布状態が常に適正な状態
に保持される。そして、この中性子束分布の監視は原子
炉内に装設された複数本の中性子計装管により行なわれ
る。
中性子計装管は、その上端部にスプリングホルダを有し
、このスプリングホルダの上端をスプリングにより上部
格子板の交差部の底部に押圧して係合される。そして中
性子計装管の下端部は原子炉圧力容器の底部を貫通する
インコアハウジング内に収容される。
上記中性子計装管の中性子検出部の表面にはウラン23
5がコーディングされており、このウラン235が燃料
集合体等からの熱中性子を吸収して分裂破片となり、検
出器内のアルゴンガスを電離し、この電離電流が各電極
内に入って中性子の数に比例した電離信号となる。この
電離信号は中央&+制御室へ送信され、中央制御室から
原子炉内の中性子束分布を監視することができるように
なっている。
中性子計装管は原子炉内で長期間運転されることにより
中性子検出部のコーティングされたウラン235が減損
するため検出感度が低下する。検出感度が低下した中性
子計装管は定期点検時に新しい中性子計装管と交換され
る。
中性子計装管の交換作業は、中性子計装管が高線量であ
ることから、水中下で遠隔操作により実施される。従来
この交換作業においては第5図に示すような専用のイン
コアモニタ取扱具が使用されていた。
この種のインコアモニタ取扱具は、一般にLPRM(高
所出力領域モニタ系)ドライチューブ取扱具またはイン
ストルメントハンドリンクツールの略称でIHTと称さ
れている。
第5図に示す従来のインコアモニタ取扱具は、オペレー
ションフロア上から吊設され、原子炉の上部格子板1の
間隙に挿通可能な取扱具本体2と、この取扱具本体2に
装着された爪3であり、上部格子板1に装着すれる中性
子計装管4に係合可能な爪3と、この爪3を中性子計装
管4方向に進退自在に作動させるシリンダー機構5と、
取扱具本体2と上部格子板1との間隙を調整するために
上部格子板1方向に進退自在となるように取扱具本体2
に装着されたストップローラ6とを備えて構成される。
またシリンダ機構5は、エアシリンダー7と、エアシリ
ンダー7を駆動する流体を供給するチューブ8とから構
成される。エアシリンダー7の上下端はそれぞれアーム
9.10を介してローラ受11、爪3に結合され、エア
シリンダー7の動作に対応して爪3およびストップロー
ラ6が同時に′IILIJ]シて進退動作を行うように
構成されている。
さらに取扱具本体2上部には、天板12が固着されてお
り、この天板12には、取扱具本体2を吊持するための
ブラケット13、スタッド14が配設されるとともに、
水平方向に進退するローラ受11の動作を拘束するロッ
クビン15が設けられる。
また作動流体を供給するチューブ8の上端は、継手16
、プラグ17、ソケット18等を介して、オペレーショ
ンフロア上の図示しない流体供給源に接続される。チュ
ーブ8の上端部はブラケット13から突設したL形ブラ
ケット19によって固定される。ストップローラ6を軸
支するローラ受11は、ガイド20上にスライド自在に
配置される。またアーム10の動作範囲を規制するスト
ッパービン21.22が取扱具本体2内に配設される。
さらに取扱具本体2を上部格子板1内の所定位置に案内
するガイドビン23がY形アーム34下面から垂下する
ように設けられる。
チューブ8を介して作動流体が供給され、エアシリンダ
7が収縮するように動作すると、アーム10が反時計廻
りに回転し、爪3を中性子計装管4方向に前進させると
同時にアーム9も反時計廻りに回転してストップローラ
6を取扱具本体2側に後退させる。第1図はストップロ
ーラ6が後退した位置にあるときにロックビン15を差
し込んでローラ受11をロックした状態を示す。従って
このロック状態のまま、エアシリンダ7を伸長させる動
作を行うと、爪3は後退するが、ストップローラ6は後
退したままの位置で保持される。
上記のような従来のインコアモニタ取扱具を使用して中
性子計装管を取外し、さらに引き続いて新しい中性子計
装管を取付ける操作を以下に説明する。
まずインコアモニタ取扱具のスタッド14上に、オペレ
ーションフロアに装備した補助ホイストのワイヤーを接
続し、さらにソケット18およびプラグ17に作e流体
源としてのエア配管を接続し、さらにストップローラ6
を固定しているロックビン15を取外す。
次にエアシリンダ7を伸長動作せしめることにより、爪
3を引っ込めると同時に、ストップローラ6を上部格子
板1方向に前進させる。この状態でインコアモニタ取扱
具(以下取扱具という。)を上部格子板の間に吊り降ろ
し、ストップロー56が上部格子板1の上に着地される
のを持って、爪3を前進させて、中性子計装管4のスピ
ンドル部4aを爪3にて係合する。係合と同時にストッ
プローラ6を後退させて取扱具を自重によって降下せし
め、スピンドル部を格子下穴から抜き出し、その状態で
爪3を引き込めて、取扱具のフォーク24と爪3とで中
性子計装管4のスピンドル部4aを把持する。そして補
助ホイストを巻上げ、取外した中性子計装管4(以下計
装管という。)を水中の所定位置に搬送する。
次に新しい計装管4を取付ける場合は、爪3を前進させ
ると同時にストップローラ6を後退せしめた状態で一旦
取扱具をオペレーションフロア上に引き上げてストップ
ローラ6部にロックビン15を差し込んでストップロー
ラ6の進退動作を拘束した上で、新しい計装管4のスピ
ンドル部を、爪3とフォーク24とで把持する。しかる
後に取扱具と新しい計装管4とを共に上部格子板1内に
挿通し、計装管4の全長の2/3程度の部分を図示しな
いインコア案内管の内側に垂設し、インコアフランジ内
のシート部に新しい計装管4のセルフシールド面を縫着
せしめてから、エアシリンダ7を収縮することにより、
爪3に係合した計装管4のスピンドル部4aを上部格子
板1下部に送り込み、さらに取扱具を小イストで上方に
引き揚げつつ、スピンドル部4aを、上部格子板1下面
の穴に嵌着させる。嵌着後、爪3を後退させて取扱具の
みを引き上げて中性子計装管4の交換作業が完了する。
以上が原子炉の定期点検時に実施されている中性子計装
管4の交換作業の標準方法である。
このように従来の取扱具を使用して中性子計装管4の取
外し作業または取付は作業を行う場合、各作業毎にロッ
クビン6を装着し、また解除する必要があった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら近年、中性子計装管を収納するインコア案
内管内を通水洗浄等を行うことが頻繁に実施される傾向
が轟まり、中性子計装管を一旦炉心上部まで引抜き、イ
ンコア案内管内の通水洗浄等を行った後に直ちに、引抜
かれた中性子計装管を炉心部に取付ける必要が生じてい
る。
この場合従来の取扱具を使用して作業を行う場合には、
中性子計装管を係合した取扱具を、取外し作業と取付は
作業との間に、−旦オペレーションフロア上まで引き上
げてストップローラのロックビンの装着または解除を行
う必要がある。このロックビンの装着または解除操作を
各中性子計装管毎に手作業で実施することは煩雑であり
、作業効率が低くなる上に作業員の被@線量を大幅に増
加させるおそれがある。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
あり、中性子計装管の取外し作業と取付は作業とを連続
して行う場合に、各作業間に高い放射量を有する中性子
計装管をオペレーションフロアまで引上げることなく、
水中において連続的に作業を実施することが可能であり
、作業員の被I!gmを大幅に低減し得るインコアモニ
タ取扱具を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明はオペレーションフロア
上から吊設され、原子炉の上部格子板の間隙に挿通可能
な取扱具本体と、この取扱具本体に装着された爪であり
、上部格子板に装着される中性子計装管に保合可能な爪
と、この爪を中性子計装管方向に進退自在に作動させる
シリンダー機構と、取扱具本体と上部格子板との間隙を
調整するために上部格子板方向に進退自在となるように
取扱具本体に装着されたストップローラとを備えたイン
コアモニタ取扱具において、上記シリンダー機構の動作
から独立して、上記ストップローラを動作せしめ、かつ
その進退動作をオベレーシコンフロア上から遠隔制at
+されるストップローラ駆動機構を設けたことを特徴と
する。
(作用) 上記構成に係るインコアモニタ取扱具によれば、ストッ
プローラの駆動位置制御はシリンダー1構の動作に関係
なく、オペレーションフロア上から遠隔制御されるスト
ップローラ駆動機構により実施される。
そのため従来のような中性子計装管の取外し作業と取付
は作業との間に一旦中性子計装管を係合した取扱具をオ
ペレーションフロア上に引上げ、ストップローラ用のロ
ックビンを装着したり解除する煩雑な操作を省略するこ
とが可能となり、取外し作業および取付は作業を全て水
中にて′&続的に実施することができる。
従って中性子計装管の取外しおよび取付は作業の効率が
改善され、かつ作業員の被曝量を大幅に低減することが
できる。
(実施例) 以下本発明の一実施例について添付図面を参照して説明
する。第1図は本発明に係るインコアモニタ取扱具の一
実施例を示す縦断面図である。
なお第5図に示す従来例と同一要素には同一符号を付し
て、その重複する説明を省略する。
すなわち本実施例に係るインコアモニタ取扱具は、オペ
レーションフロア上から吊設され、原子炉の上部格子板
1の間隙に挿通可能な取扱具本体2と、この取扱具本体
2に装着された爪3であり、上部格子板1に装着される
中性子計装管4に係合可岨な爪3と、この爪3を中性子
計装管4方向に進退自在に作動させるシリンダー機構5
と、取扱具本体2と上部格子板1との間隙を調整するた
めに上部格子板1方向に進退自在となるように取扱具本
体2に装着されたストップローラ6とを備えたインコア
モニタ取扱具において、上記シリンダー機構5の動作か
ら独立して、上記ストップロー56を動作せしめ、かつ
その進退動作をオペレーションフロア上から遠隔制御さ
れるストップローラ駆動It1構25を設けて構成され
る。
またストップローラ駆動機構25は、シリンダー機構5
aの動作から独立して、ストップローラ6を進退させる
ものである。すなわち従来は第5図に示すようにシリン
ダー機構5を駆動源として爪3およびストップローラ6
を連動して動作せしめる構成であったが、本実施例では
、シリンダー機構5aは、爪3のみを駆動させるように
構成するとともに、ストップローラ6はストップローラ
駆動機#425によって駆動させるように構成している
このストップローラ駆動機構25は、例えば第4図に示
すように、水圧シリンダ26とばね27とを組み合わせ
て構成される。すなわち、ローラ受け11上部を、天板
12に設けた抜き穴28を通し、天板12上に水平方向
に配設した水圧シリンダ26のシリンダ本体26aと一
体的に結合する。一方、天板12の側壁12aに7ラン
ジ29を固着し、この7ランジ29と、水圧シリンダ2
6の本体26aの隔126bとの間にばね27が介装さ
れる。
またシリンダ本体26a内にはピストン30が配設され
、ピストン30を固定するシャフト31は隔壁26bを
貫通して配置され、その端部はフランジ29に溶接等に
より固定される。また水圧シリンダ26のピストン30
と隔壁26bとの間に形成される水密室35に高圧水を
供給する高圧水ホース32が本体26a側面に接続され
ている。
水圧シリンダ本体26aのピストン側端部にはカバー3
3が装着される。
高圧水ホース32はオペレーションフロア上の図示しな
い水圧ポンプに接続され、高圧水の供給はオペレーショ
ンフロア上から制御される。
しかして高圧水を水密室35内に供給すると水圧シリン
ダ本体26aは天板側壁12a方向に滑動するため、天
板12の抜き穴28を通って水圧シリンダ本体26aに
固着されたローラ受11が天板側壁12aに当接するま
で移動し、ストップ0−ラ6を上部格子板方向に押し出
す。
反対に高圧水の供給を停止し、高圧水の圧力を解放する
と、ばね27の弾発力によって水圧シリンダ本体26a
13よびローラ受11はピストン30側に押圧される結
果、ストップローラ6は取付具本体2内に後退する。こ
のように高圧水の水圧力とばね27の弾発力を交互に利
用することによりストップローラ6の道後動作を自在に
制即することができる。
また第1図に示ずようにエアシリンダ7の上端はアーム
36を介して、取付具本体2に固定されている。このア
ーム36は、第5図に示す従来のアーム9がローラ受1
1にも接続されていた構造とは異なり、第1図に示すよ
うにエアシリンダ7の上端部のみを傾動自在に支持する
。ずなわらローラ受11の動作はシリンダ機構5aの動
作とは無関係に独立して行なわれる。
さらにストッパーピン21は爪3が後退する時の限界位
置を規制し、ストッパービン22は、爪3が前進すると
きの限界位置を規制する。
またガイド20は第2図に示すように断面形状がコの字
形の滑動部材を取扱具本体2内側面に1対で対向するよ
うに配設して構成され、このガイド20に、滑動自在に
ローラ受11が嵌装されており、このローラ受11の先
端に小円板状のストップローラ6が回転自在に軸支され
る。このストップローラ6は、水平方向に前進すること
により上部格子板の上面に当接し、上部格子板に対する
取扱具の位置を決定する。また第2図に示すように天板
12の両側面には一対の固定フォーク37がボルト等で
固定される。
さらに第3図に示すように、L形ブラケット19の上面
両端部にはプラグ17とソケット18とが配設される一
方、中央部には、長穴が穿設され、この長穴から高圧水
ホース32が導出される。
また第1図に示すようにガイドビン23を垂下したY形
アーム34が天板12の側端面に溶接等で固定される。
ガイドビン23は、第3図において仮想線で示す上部格
子板1の間隙部に挿通され、挿通されたガイドビン23
によって、取扱具の上部格子板1に対する方位が決定さ
れ、さらに一対の固定フォーク37によって上部格子板
1をはさみ込むことによって、格子板に対する取扱具の
幅方向の位置決めがなされる。
次に上記実施例に係るインコアモニタ取扱具の作用につ
いて説明する。
定期点検等において原子炉が停止し、炉心上部の圧力容
器蓋が撤去された後に、所定の燃料集合体の移送が完了
した後に中性子計装管の交換および点検等が実施される
本実施例に係る取扱具は、主として計装管を収容してい
る案内管等に異物が?li留したときに、計装管を一旦
取外し、案内管を通水洗浄して内部の異物を炉底側の廃
水溝に流出せしめて案内管等を洗浄する場合に偉力を発
揮する。
この洗浄操作は計装管を案内管より一旦取り外し、炉心
内において吊り下げた状態で、案内管炉底側端部のフラ
ンジ部に開閉弁付の排水管を接続し、排水管を廃水溝に
開口して行う。
この場合、まず取扱具のソケット18、プラグ17に、
フロア−上より導出した給排チューブの端末を接続し、
また高圧水ホース32の端末を、フロア−上の水圧ポン
プ(図示せず)の高圧水吐出口および戻り水口に装着自
在にしておく。シリンダー7を駆動するエアーの給排気
は、制御用の電磁弁等のオンオフにより切換えられる。
次に取扱具のエアシリンダ7に作動空気を供給してエア
シリンダー7を伸長させて爪3を(laさせる一方、高
圧水ホース32を介して第4図に示す水密室35内に高
圧水を供給しストップローラ駆動機構25を駆動せしめ
、ストップローラ6を上部格子板方向に前進させる。
ここで取扱具は、オペレーションフロア上に装備された
補助ボイス1〜のワイヤローブの下端をスタッド14に
締着して吊持されている。爪3を後退させ、ストップロ
ーラ6を突出させた状態で補助ホイストの巻き戻しを行
って取扱具を上部格子板の内側に吊り降す。このとき第
3図に示すように、ガイドビン23が上部格子板の内部
に挿通され、ガイドビン23によって取扱具の方位が決
定され、さらに上部格子板を挾み込む1対の固定フォー
ク37によって幅方向の位置決めがなされる一方、取扱
具の上下方向の停止位置は、ストップローラ6が上部格
子板1の上面に係止した位置で決定される。なお固定フ
ォーク37が突き当るまでは取扱具は降下する余裕を持
つ。
この位置決めによって上部格子板下部の所定位置に設定
される。そしてオペレーションフロア上において作動空
気流路を切換えてエアシリンダー7を収縮せしめ、爪3
を前進させて、爪3を中性子計装管41部のスピンドル
部4aに係合する。
その後に、オペレーションフロア上の水圧ポンプの戻り
水口に高圧水ホース32の端部を嵌着すると、ストップ
ローラ6はばね27の弾発力によって取扱具本体2内部
に押し戻される。すると、取扱具の自重で取扱具が上部
格子内壁に沿って降下するため、爪3はスピンドル部4
aを支持している計装管4内の支持ばねを圧縮し、計装
管4は上部格子板1より取外される。
次にオペレーションフロア上のエアーコントロールユニ
ットを切換え、エアシリンダ7を伸長動作せしめて爪3
を中性子計装管4とともに取扱具本体2側に後退させる
。この状態で計装管4は把持される。次に補助ホイスト
を巻き上げて計装管4を案内管から引き抜き、炉心内に
そのまま吊り下げた状態に保持する。
一方案内管の炉底側では、案内管から計装管4が引き抜
かれた状態を確認してから案内管下端に接続した排水管
の開閉バルブを開いて案内管内部に滞留する異物をか水
とともに廃水溝に排出する。
こうして案内管内部の炉水洗浄を実施する。
次に取外した計装管を再び案内管に挿入する作業に移る
。まず上部格子板1内に取扱具と共に計装管4を吊り降
ろす。この時点においては、ストップローラ6は、取扱
具本体2内に引き込まれており、また爪3は、フォーク
24とともに計装管4を把持した状態にある。従って計
装管4の先端は、案内管まで降下する。さらに計装管4
の全長の2/3程度の長さが案内管内部に挿通された段
階で爪3を前進させて、計装@4の先端部が、上部格子
板1下面に設けた下穴の真下に位置するよう調整する。
次に補助ホイストを巻き上げ取扱具を上昇させて、計装
管4の先端部を上部格子板1下面の下穴に嵌装する。し
かる後にオペレーションフロア上の空気制御用のバルブ
を切り換えて、エアシリンダ7を伸長動作せしめて爪3
をスピンドル部4aから外す。
その後、補助ホイストを巻き上げて取扱具を引き上げる
と、爪3は後退した状態に保持され、また高圧水ホース
32内の圧力は解放されてほぼ大気圧に保持されている
ため、ローラ受け11はばね27の弾性力により取扱具
本体2側に後退しストップローラ6は引き込まれた状態
で保持される。
次に他の中性子区1装管の取外し作業を行うには、前述
の手順の通り、再度高圧水ホース32より水圧シリンダ
26に高圧水を注入してストップローラ6を前進せしめ
、かつシリンダ機構58のエアシリンダ7を伸長させて
爪3を後退させた状態で取扱具を上部格子板1上に吊り
降ろす等の操作を繰り返す。
このようにして本実施例に係るインコアモニタ取扱具に
よれば、オペレーションフロア上からの遠隔制御により
高圧水をストップローラ駆動機構の水圧シリンダ26に
作用させることにより、ストップロー56を上部格子板
方向に前進させることが可能であり、その状態で中性子
計装管を引扱き、洗浄後、高圧水の供給を停止し、ばね
27の弾発力によりストップローラ6を後退させて中性
子計装管を取付けることができる。すなわち、ストップ
ロー56の進退動作を爪部の進退動作に関係なく、全て
取扱具を水中においたまま、遠隔操作で実施することが
できるため、作業性が極めて向上する。
また従来のストップビンでストップローラの進退をロッ
クして作業を行う方式においては、計装管の取外しと取
付けとの間に取扱具を一旦液面上に引き上げて手作業に
よってロックビンを1iJB2する必要があったが、本
実施例によれば取扱具を水中に浸漬した状態でストップ
ローラの進退を制御することができるため、作業員の被
曝量も大幅に低減することができる。
以上本実施例においては、案内管内部を洗浄するために
中性子計装管を取外しまたは取付けるために使用するイ
ンコアモニタ取扱具の例を示しているが、本実施例は、
本用途に限らず、他の長尺な炉内構造物を取外し、引き
続き取付ける場合にも広く適用することができる。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明に係るインコアモニタ取扱具によれば
、ストップローラの駆動位置制御はシリンダー機構の動
作に関係なく、オペレーションフロア上から遠隔制御さ
れるストップローラ駆動機構により実施される。
そのため従来のような中性子計装管の取外し作業と取付
は作業との間に一旦中性子計装管を係合した取扱具をオ
ペレーションフロア上に引上げ、ストップローラ用のロ
ックビンを装着したり解除する煩雑な操作を省略するこ
とが可能となり、取外し作業および取付番プ作業を全て
水中にて連続的に実施することができる。
従って中性子計装管の取外しおよび取付は作業の効率が
改善され、かつ作業員の被曝鑓を大幅に低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るインコアモニタ取扱具の一実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図に示す実施例の側面図
、第3図は第1図に示す実施例の平面図、第4図はスト
ップローラ駆動機構の構成を示す拡大断面図、第5図は
従来のインコアモニタ取扱具の構成例を示す断面図であ
る。 1・・・上部格子板、2・・・取扱具本体、3・・・爪
、4・・・中性子計装管、4a・・・スピンドル部、5
,5a・・・シリンダ機構、6・・・ストップローラ、
7・・・エアシリンダ、8・・・チューブ、9・・・ア
ーム、10・・・アーム、11・・・ローラ受、12・
・・天板、12a・・・側壁、13・・・ブラケット、
14・・・スタッド、15・・・ロックビン、16・・
・継手、17・・・プラグ、18・・・ソケット、19
・・・L形ブラケット、20・・・ガイド、21・・・
ストッパービン、22・・・ストッパービン、23・・
・ガイドビン、24・・・フォーク、25・・・ストッ
プローラ駆動機構、26・・・水圧シリンダ、26a・
・・シリンダ本体、26b・・・隔壁、27・・・ばね
、28・・・抜き穴、29・・・フランジ、30・・・
ピストン、31・・・シャフト、32・・・高圧水ホー
ス、33・・・カバー、34・・・Y形アーム、35・
・・水密室、36・・・アーム、37・・・固定フォー
ク。 高圧水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オペレーションフロア上から吊設され、原子炉の上部格
    子板の間隙に挿通可能な取扱具本体と、この取扱具本体
    に装着された爪であり、上部格子板に装着される中性子
    計装管に係合可能な爪と、この爪を中性子計装管方向に
    進退自在に作動させるシリンダー機構と、取扱具本体と
    上部格子板との間隙を調整するために上部格子板方向に
    進退自在となるように取扱具本体に装着されたストップ
    ローラとを備えたインコアモニタ取扱具において、上記
    シリンダー機構の動作から独立して、上記ストップロー
    ラを動作せしめ、かつその進退動作をオペレーションフ
    ロア上から遠隔制御されるストップローラ駆動機構を設
    けたことを特徴とするインコアモニタ取扱具。
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