JPH10132985A - 炉内構造物の交換方法 - Google Patents
炉内構造物の交換方法Info
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- JPH10132985A JPH10132985A JP8307095A JP30709596A JPH10132985A JP H10132985 A JPH10132985 A JP H10132985A JP 8307095 A JP8307095 A JP 8307095A JP 30709596 A JP30709596 A JP 30709596A JP H10132985 A JPH10132985 A JP H10132985A
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- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Abstract
の問題を生じることなく、短い時間で効率よく、元の構
造物と殆ど同様の構造体との交換を行うことができる炉
内構造物の交換方法を提供する。 【解決手段】沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器上蓋の炉
内構造物を取外す工程と、その工程の途中または終了後
で炉心シュラウドがある状態においてジェットポンプを
使用して炉内に化学薬剤を循環させる化学除染を行い炉
内放射線レベルを低減させる工程と、原子炉圧力容器の
炉壁の内側に遮蔽体を設置して炉内放射線レベルを炉内
での人員作業が可能な基準値以下まで低減させる工程
と、炉内構造物のうちそれに代わる新構造物を据付ける
工程とを備える。
Description
の原子炉内に設置される炉内構造物の交換方法に関す
る。
は、ステンレス鋼製の部材を溶接することによって構成
されている。このような炉内構造物の炭素含有量が高い
場合、長期間の運転の間に溶接部あるいはその付近に応
力腐食割れ等により、クラックが生じる可能性がある。
このような事象が発生した場合には、原子炉の安全性確
保のため、炉内構造物の補修あるいは、取換えを行う必
要が生じ得る。
物は中性子照射のために脆化しており、溶接した場合に
は溶着金属の周辺にさらに細かい割れが生じることもあ
るため、溶接による補修を難しくしている。また補強部
材をボルト結合する方法も考えられるが、高地震地帯に
設置された原子炉においてはその採用は限られたものと
なる可能性がある。
取替えと考えられるが、例えば炉心シュラウド自体は下
端でシュラウドのサポートリングに溶接されており、ま
たインコアスタビライザ、炉内核計装案内管等との干
渉、原子炉内の高放射線量、さらに炉心シュラウドの内
部に設置されている上部格子板と炉心支持板との位置調
整の困難性、撤去した炉心シュラウドの原外での取扱い
の困難性、および大量に発生する廃棄物の処理等の困難
性、種々の問題があるため、これまでは交換が極めて困
難であると予測されていた。
に過敏なあまり、依然として炉内構造物の切断や撤去、
新構造物の据付け等についての全ての操作を遠隔操作に
よって行うものに偏している。このような全ての操作を
遠隔で行う技術では、膨大な手間と時間が掛かり、また
細部における具体性が欠けて実用化するには多くの不明
確な点が存在するものとなっている。
原子炉設備の汚染物質除去(以下、「除染」という)に
ついての技術が著しく進歩し、例えば過マンガン酸塩溶
液等の化学薬剤を用いて放射線汚染個所を極めて有効に
洗浄する提案等もなされている(例:特公平3−109
19号等)。ところが、このような原子炉内の放射線量
当量率の低減技術を応用して炉心を洗浄し、遠隔作業以
外の作業員による炉内構造物の交換技術については、こ
れまで特に提案されていない。
一次系等に使用される材料からの腐食生成物が溶解また
は剥離(エロージョン)によって一次系に放出され、炉
心領域に付着して放射化される。その一部は再び放射化
腐食生成物として放出され、炉心外領域の原子炉圧力容
器、構造物、配管等を汚染する。
材料表面に生成する酸化被膜に取込まれる放射化腐食生
成物による固着した汚染と、外層と呼ばれる一次冷却材
中に浮遊する不溶解性の放射化腐食生成物が内層の上に
弱く付着した汚染が考えられる。
属酸化物を化学除染剤の還元反応によって溶解すること
によって、汚染した放射能を除去する方法である。高圧
ジェット水等の機械除染法では比較的付着力の小さい外
層部分を剥離・除去することに特徴があるのに比べて、
化学除染法は外層だけでなく、固着した内層の酸化皮膜
まで取除くことから、高い除染効率が得られるのが特長
である。化学除染により得られる除染係数(DF)は通
常、数10〜数100が可能であり、汚染レベルが高い
ほど大きい値が得られる。
工事について、原子炉内における気中作業に着目した。
雰囲気線量当量率が1mSv/hの場合、約1時間の作
業が可能である。炉内化学除染とその後に放射化炉内構
造物を鉛、鉄板等で遮蔽することにより、炉底部分の気
中線量当量率は0.1mSv/h以下にすることが可能
である。したがって、原子炉内での作業被曝を低く抑
え、長時間の作業が可能となる。また、放射化した腐食
生成物が除去されることから、乾燥して大気を汚染する
ダストの問題が軽減され、作業員の内部被曝防護の観点
でも安全性を高めることとが可能となる。
たもので、原子炉内の構造物を交換する必要が生じた場
合、遠隔操作のみに依存する必要なく、しかも被曝の問
題を生じることなく、短い時間で効率よく、元の構造物
と殆ど同様の構造体との交換を行うことができる炉内構
造物の交換方法を提供することを目的とする。
達成するために、請求項1の発明では、沸騰水型原子炉
の原子炉圧力容器上蓋および蒸気乾燥器を取外す工程
と、気水分離器の取外しおよび燃料、炉内核計装検出
器、制御棒、燃料支持金具、制御棒案内管、制御棒駆動
機構その他のシュラウド内構造物を取外す工程と、炉心
シュラウド上方に設置されている給水スパージャ、炉心
スプレイ系配管、案内棒その他のシュラウド上方設置機
器を取外す工程と、上部格子板および炉心支持板その他
のシュラウド内構造物を取外す工程と、炉心下部のイン
コア案内管、スタビライザその他のシュラウド下部構造
物を切断撤去する工程と、前記工程の途中または終了後
で炉心シュラウドがある状態においてジェットポンプを
使用して炉内に化学薬剤を循環させる化学除染を行い炉
内放射線レベルを低減させる工程と、化学除染後に前記
炉心シュラウドを切断機器により少なくともシュラウド
サポートシリンダとの溶接部近傍で切断し、一体または
複数の分割体として炉内から撤去する工程と、複数のジ
ェットポンプを分解して炉内から撤去する工程と、原子
炉圧力容器の炉壁の内側に遮蔽体を設置して炉内放射線
レベルを炉内での人員作業が可能な基準値以下まで低減
させる工程と、前記各工程で撤去した炉内構造物のうち
それに代わる新構造物を気中にて据付ける工程とを備え
たことを特徴とする炉内構造物の交換方法を提供する。
構造物の交換方法において、ジェットポンプのライザ管
を取外す工程では、炉内の水抜き後、再循環入口ノズル
とサーマルスリーブとを炉外から切断し、この状態で前
記再循環入口ノズルの外側に仮蓋を設置して閉鎖した
後、再び炉内を満水にしてジェットポンプのライザブレ
ースを切断することを特徴とする炉内構造物の交換方法
を提供する。
構造物の交換方法において、切断および取外した各ジェ
ットポンプのライザ管を一旦、炉底部に設置した仮設保
管ラックに仮置きしておき、後にまとめて炉外に移送す
ることを特徴とする炉内構造物の交換方法を提供する。
構造物の交換方法において、ジェットポンプのディフュ
ーザを切断する工程では、そのディフューザ上端から切
断装置を挿入してディフューザ下端を切断することを特
徴とする炉内構造物の交換方法を提供する。
構造物の交換方法において、炉壁の内側に遮蔽体を設置
する工程では、その遮蔽体として炉壁内方への突出部を
避けて組付けおよび離脱可能な分割構造のものを使用
し、原子炉圧力容器の炉壁内面に沿わせて設置すること
を特徴とする炉内構造物の交換方法を提供する。
構造物の交換方法において、遮蔽体は、炉心シュラウド
の取外し後に水中での遠隔操作によって設置するととも
に、新ジェットポンプの取付け後に、水中での遠隔操作
によって取外すことを特徴とする炉内構造物の交換方法
を提供する。
構造物の交換方法において、遮蔽体の設置または取外し
は、ダイバーによっても行うことを特徴とする炉内構造
物の交換方法を提供する。
構造物の交換方法において、遮蔽体として、その厚さが
原子炉圧力容器の炉壁内面と、新たに取付けられるジェ
ットポンプとの間の間隔よりも小さいものを使用するこ
とを特徴とする炉内構造物の交換方法を提供する。
構造物の交換方法において、遮蔽体として、新ジェット
ポンプのライザブレース取付け部の加工およびライザブ
レースの溶接を行う際に、当該加工部および溶接部を遮
蔽する部分の局部的な開口が可能なものを使用すること
を特徴とする炉内構造物の交換方法を提供する。
内構造物の交換方法において、遮蔽体として、再循環入
口ノズルに新ジェットポンプのライザ管を取付ける際
に、当該取付け部を遮蔽する部分の局部的な開口が可能
なものを使用することを特徴とする炉内構造物の交換方
法を提供する。
内構造物の交換方法において、遮蔽体として、原子炉圧
力容器上部からの支持またはバッフルプレートでの支持
が可能なものを使用することを特徴とする炉内構造物の
交換方法を提供する。
内構造物の交換方法において、新ジェットポンプのディ
フューザを取付ける工程と、ライザ管を取付ける工程と
を、同時に行うことを特徴とする炉内構造物の交換方法
を提供する。
ューザの取付けは、例えば20体を炉内に順次吊り込み
据付け調整後、順次取付け溶接を行う。前記作業中に平
行作業としてライザ管10本を1つとびに2つのグルー
プに分け、再循環出口ノズル復旧時グループ単位にライ
ザ管の据付け作業を行う。これにより据付け効率を向上
させることができる。
炉内構造物の交換方法において、新ジェットポンプのデ
ィフューザおよびライザ管を取付けるでは、取付け位置
の基準をバッフルプレートの孔の中心に設定し、その孔
の中心を原子炉圧力容器の上方に設置したアライメント
装置に移し替えることによって取付けを行うことを特徴
とする炉内構造物の交換方法を提供する。
染の工程で、原子炉再循環ポンプ系統に化学薬剤を注入
してジェットポンプによる炉水循環を行うことにより、
原子炉圧力容器内の表面酸化物を除去することで炉内線
量当量率を1mSv/hとすることができる。したがっ
て、炉心シュラウド内に作業員が入り込んで作業を行う
ことが可能となり、遠隔操作のみに依存する場合に比較
して、構造物に損傷を来すことなく構造剤の取外しや装
着が行える。また、作業誤差や測定誤差を防止できると
ともに、短時間で作業が可能となり、遠隔操作を行う場
合に比べて費用も低減できるようになる。これにより、
炉内において作業員の被曝低減が確実に図れ、作業員の
炉内へのアクセスが可能となり、前記の作用が実現でき
る。また、前記の化学除染においては、既存の原子炉再
循環ポンプ系およびジェットポンプなどを主に使用する
ことで、新しくポンプ類を設置する必要がなく、また炉
水全体を容易に循環させることができるので、作業効率
を向上することができる。
交換方法の一実施形態について、図面を参照して説明す
る。図1は本発明方法の対象となる原子炉圧力容器の構
成を示す断面図であり、図2〜図33は交換作業を順次
に示す構成図である。
を説明する。
配置され、この炉心シュラウド2がシュラウドサポート
シリンダ3によって支持されている。シュラウドサポー
トシリンダ3は、シュラウドサポートレグ4によって原
子炉圧力容器1との底部に支持されている。炉心シュラ
ウド2の上部には上部格子板5が設けられ、下部には炉
心支持板6が設けられている。炉心シュラウド2の外周
側にはジェットポンプ7が設けられ、このジェットポン
プ7は大別して、ジェットポンプディフューザ7a,ジ
ェットポンプライザ管7b,ジェットポンプインレット
ミキサ7cにより構成されている。ジェットポンプ7の
下方にはバッフルプレート8が設けられている。
および燃料10が設けられ、炉心シュラウド2の上方に
は、制御棒案内管11,炉心スプレイ配管12,低圧注
水配管13,差圧検出・ホウ酸水注入配管14,蒸気乾
燥器15,気水分離器兼シュラウドヘッド16等の機器
が設けられている。
における炉内構造物の交換方法について工程順に説明す
る。
の取外し、ならびに燃料移動工程(図1、図2) この工程では、通常の定期検査時と同様に、図1に示し
た状態の原子炉圧力容器1から、原子炉圧力容器上蓋1
7および蒸気乾燥器15を原子炉建屋23の天井クレー
ン24により取外す。この時、炉水は原子炉圧力容器1
のフランジ下部に維持される。次いで、原子炉ウェル1
8を満水とし、天井クレーンに24より気水分離器兼シ
ュラウドヘッド16を取外し、この後、炉心部から燃料
10を全数燃料プールに移動して、炉水水位レベルを原
子炉圧力容器1のフランジ下部に戻す。
び気水分離器兼シュラウドヘッド16を原子炉ウェル内
の通常の設置場所へ移動するが、この場合、図示しない
蒸気乾燥器仮置架台を気水分離器兼シュラウドヘッド1
6の上部に設置し、蒸気乾燥器15を移動して重ね置き
する。また、蒸気乾燥器15の上にはシールドを設置す
る。
ド16と蒸気乾燥器15とを重ね置きすることにより、
作業スペースを広く確保することができ、作業効率の向
上が図れる。
ヘッド16の上方に重ねる場合には、機器貯蔵プール内
に組込んだ支持部材によって、原子炉内における組立て
と略同様な高さおよび同心的配置とすることが望まし
い。これにより蒸気乾燥器15が原子炉内の設置状態と
同様の支持状態となり、破損防止等が有効に図れる。
合体、制御棒駆動機構、制御棒、制御棒案内管、燃料支
持金具、案内棒および給水スパージャの取外し、ならび
に炉心スプレイ配管の切断、取外し工程(図2、図3) この工程では、炉内核計装案内管25内を通って上部格
子板5と炉心支持板6との間を占めているドライチュー
ブ・LPRM検出器集合体22を取外し、上部格子板5
と炉心支持板6との間を空にする。なお、以上の手順
は、炉心シュラウド2を取外した後に上方へ撤去する空
間を確保するために行うもので、順序は前後してもよ
い。
棒9および制御棒案内管11を図示しない同時つかみ具
で取外し、燃料プールへ移動する。なお、制御棒案内管
11を取外す際には、ペデスタル室19より、制御棒駆
動機構20および図示しないサーマルスリーブを制御棒
駆動機構ハウジング21から引抜いておく必要がある。
取外した制御棒駆動機構20およびサーマルスリーブは
収納箱に収納し、ペデスタル室19から燃料交換作業フ
ロア等に移動し、保管しておく。あるいは制御棒案内管
11を取外した後に、制御棒駆動機構ハウジング21の
中に戻しておくこともできる。
ている給水スパージャ26の取外し、炉心スプレイ系配
管12の切断撤去、原子炉圧力容器1内壁のブラケット
から吊り下がり、炉心シュラウドのブラケットの穴に差
し込まれている案内棒27の切断撤去、および低圧注入
配管13のカップリングの取外し等を行う。これらの取
外しや切断撤去の操作は、遠隔操作装置およびダイバー
を併用して行う。これにより、図3に示すように、炉心
シュラウド2の内部は空の状態となる。
具100により吊上げて取外す。上部格子板5は炉心シ
ュラウド2の上端リングの段差部に上部格子板取付け板
5aを介して載置固定され、ブラケットおよび楔によっ
て周囲を固定されている。また、L形のストッパが、上
部格子板5上面に固定したスタッドに螺合したボルトに
溶接部を介して固着されている。そこで、上部格子板5
を取外す場合には、オペレーションフロア上の燃料交換
装置上から遠隔操作により、上部格子板取付板切断装置
101、切断粉回収装置102、楔回収装置103等を
使用して、炉心シュラウド2に固定している上部格子板
取付け板の切断、楔,ストッパおよびボルトの取外し等
を切断粉回収とともに行い、その後上部格子板5を炉心
シュラウド2の上方に吊り上げる。
満水状態とした原子炉ウェルに、一旦蒸気乾燥器15,
気水分離器兼シュラウドヘッド16の保管用ビットに保
管し、あるいは原子炉建屋に隣接して設けた槽内に移動
して保管等する。なお、上部格子板5の他の撤去方法と
して、放電加工あるいはプラズマ切断等の方法により、
小さなセグメントに切断しながら撤去してもよい。
入し、ジェットポンプ7を利用して炉内で循環させるこ
とで、作業員が炉内に入ることができるレベルまで放射
線量率を低減させる。つまり、炉心シュラウド2の撤去
および炉水位の低下時の放射線被曝を低減するため、炉
心シュラウド2の内側,外側および原子炉圧力容器1の
内面部、原子炉圧力容器1の炉底部等の洗浄を行う。
示している。化学除染は、この図6に示すように、上部
格子板5および炉心支持板6を取外した後、炉心シュラ
ウド2およびジェットポンプ7を残した状態で行う。原
子炉圧力容器1上部に遮蔽体を取付けて炉水を満水した
状態で、原子炉再循環ポンプ63の流入配管64に接続
した化学薬剤注入装置65から化学薬剤を注入し、再循
環入口ノズルからジェットポンプ7により炉内に薬剤を
流入させ炉内で循環させる。この液は過マンガン酸塩養
液等を用いたもので、原子炉圧力容器1内の放射化され
ている酸化物を還元、除去し、再循環出口ノズルから炉
外の流出配管66に排出され、外部に取付けられた冷却
材浄化装置67により循環される。
再び炉内に戻される。この過程を何度か繰返すことによ
り、炉内の各機器および圧力容器内表面についた放射化
物質を安全に除去し、これにより炉内の放射線量を飛躍
的に低減できる。廃ガスは、廃ガス装置68によって処
理する。なお、この他に炉内の放射線雰囲気の線量を下
げるため適宜に炉内構造物の表面のブラシ洗浄あるいは
クラッド吸引洗浄を行ってもよい。
ルにおける開先加工、手動溶接には一定以上の時間を要
する。このレベルの雰囲気線量当量率が1mSv/hの
場合、約1時間の作業が可能である。炉内化学除染とそ
の後に放射化炉内構造物を鉄板等で遮蔽することによ
り、炉底部分の気中線量当量率は0.1mSv/h以下
にすることができる。したがって、原子炉内での作業被
曝を低く抑え、長時間の作業が可能となる。また、放射
化した腐食生成物が除去されることから、乾燥して大気
を汚染するダストの問題が軽減され、作業員の内部被曝
防護の観点でも安全性を高めることとができる。また、
この化学除染においては、既存の原子炉再循環ポンプ系
およびジェットポンプなどを主に使用することで、新し
くポンプ類を設置する必要がなく、また炉水全体を容易
に循環させることができるので、作業効率を向上するこ
とができる。
確実に図れ、作業員の炉内へのアクセスが可能となる。
また、この化学除染においては、既存の原子炉際循環ポ
ンプ系およびジェットポンプなどを主に使用すること
で、新しくポンプ類を設置する必要がなく、また炉水全
体を容易に循環させることができるので、作業効率を向
上することができる。
よびサーマルスリーブの切断、取外し工程(図7) この工程では、炉水を再循環入口ノズル70下の水位と
し、再循環入口ノズル70のセーフエンド71およびサ
ーマルスリーブ72を炉外から切断する。切断後、再循
環入口ノズル70に仮閉止蓋80を溶接により取付け
る。
ル70のセーフエンド71およびサーマルスリーブ72
を切断することによりライザ管7bの下端の固定が解除
され、後のライザ管7b切断撤去の際、炉内からのライ
ザブレース73のみの切断作業となるので、作業効率の
向上が図れる。また、仮閉止蓋80を設置することによ
り、炉内に水を張ることが可能となり、工程を短縮する
ことができる。なお、切断方法としては、例えば10本
設置されている再循環入口ノズル70を炉外より、1つ
おきに5本同時に切断する。これにより、切断作業の効
率を向上することができる。
8) この工程では、例えば放電加工、機械加工またはウォー
タジェット加工により、炉心シュラウド2を上方から順
に例えば2つの短かい筒状セグメントとして切断しなが
ら撤去する。
切断装置および切断作用を示している。シュラウド切断
装置は図8に示すように、シュラウド上部吊り具10
4、シュラウド保持固定治具105、放電加工,機械加
工あるいは高圧水ジェット方式のシュラウド上部切断装
置106、切断粉回収装置107、シュラウド上部切断
定盤108等を備えている。
粉回収装置107は、シュラウド上部切断定盤108上
で周方向に走行しながら、炉心シュラウド2の上部切断
および切断粉回収を行うようになっている。このシュラ
ウド上部切断装置106および切断粉回収装置107を
遠隔操作して炉心シュラウド2の上部切断を行った後
に、シュラウド上部吊り具104およびシュラウド保持
固定治具105を用いて炉心シュラウド2の上部切断部
分を吊上げるものである。
の分散または積層状態での収納が各種選択でき、保管も
容易に行うことができる。
サ、炉心支持板、インコア案内管およびインコアスタビ
ライザの取外し、ならびに差圧検出・ホウ酸水注入配管
の切断、取外し工程(図8、図9) 炉心支持板6は、炉心シュラウド2の下部段差部のフラ
ンジにスタッドボルトおよびナットを介して固定され、
ナットに被せたコ字形キャップがボルト端部にブロック
を介して溶接部により固着されている。そこで、この工
程では炉心支持板6を撤去するために、オペレーション
フロア上からの遠隔操作によってスタッドボルトを遠隔
操作で切断する。その後、吊り具104によって炉心支
持板6を炉心シュラウド2の上方に吊り上げる。
サ7c、インコア案内管81およびインコアスタビライ
ザ28の取外しを行う。
らびにインコアスタビライザ28の全部または一部を切
断撤去するとともに、原子炉圧力容器1の底部を貫通し
て炉心シュラウド2の内壁に沿って立上がっている差圧
検出・ホウ酸水注入配管14も切断撤去する。切断され
た配管は炉心シュラウド2の内壁に取付けた金具に引掛
かり、炉心シュラウド2に残留する。炉心シュラウド2
とシュラウドサポートシリンダ3との溶接線の位置がイ
ンコアスタビライザ28の位置に対して高い位置にある
プラントでは、既存のインコアスタビライザ28を残し
て、炉内核計装案内管25を切断することもできる。
タビライザ28の上方で行うことが望ましい。これによ
り、再度インコアスタビライザ28を取付ける必要がな
くなり、工期の短縮および被曝低減が有効に図れる。
工程(図10) この工程では、シュラウド下部吊り具109、シュラウ
ド保持固定治具110、シュラウド下部切断装置11
1、切断粉回収装置112、シュラウド下部切断定盤1
13等を使用して、炉心シュラウド2下部の切断および
取外しを行う。
シュラウド2とシュラウドサポートシリンダ3との溶接
部近傍での切断位置を、溶接による熱影響を受けるシュ
ラウドサポートレグ4上端側部位、例えば5mmを除いた
高さ位置とする。これにより、シュラウドサポートシリ
ンダ3の溶接部近傍が熱影響によって変質している可能
性を考慮し、交換後の炉心シュラウド2の強度的な信頼
性を得ることができる。例えば炉心シュラウド2がSU
S304鋼製、シュラウドサポートシリンダ3がインコ
ネル製である場合、異素材の溶接により撤去されずに残
存するシュラウドサポートシリンダ3の溶接部の熱影響
部(約5mm程度)では応力腐食割れの可能性がある。こ
の応力腐食割れの可能性のある部分を全て撤去すること
で、例えば新シュラウド2を溶接固定する場合の再加熱
による熱影響を防止して、新シュラウドの耐用寿命を長
期化することができる。
ートシリンダ3との溶接部近傍での切断位置を、溶接に
よる熱影響を受けるシュラウドサポートレグ4上端側部
位、例えば30〜150mmを除いた高さ位置とする。こ
れにより、シュラウドサポートシリンダ3の溶接部近傍
が熱影響によって変質している可能性を考慮し、交換後
のシュラウドの強度的な信頼性を得ることができる。
は、取外した炉内構造物と積重ね状態で機器貯蔵プール
内に収容する。これにより、機器貯蔵プール内のスペー
スを有効に利用して、蒸気乾燥器15、気水分離器兼シ
ュラウドヘッド16および切断した炉心シュラウド2等
を効率よく保管することができる。
切断、取外し、ならびにライザ管取外し工程(図11) この工程では、水中遠隔操作でジェットポンプ7のライ
ザ管7bおよびライザブレース73を切断して取外し、
吊り具114で一旦炉底部に設置した仮設保管ラックに
仮置きした後、炉外に移送する。このジェットポンプ取
外しの工程では、例えばライザ管10本とディフューザ
20本は切断後、炉内に予め設置した保管用ラックに収
納し、ライザ管とディフューザの全ての切断作業後、保
管用ラックを炉外に吊り出す。これにより、移動の時間
が短縮でき、機器等保管用プールでの除却作業がスムー
ズ化される。
ーザの切断、取外し工程(図12) この工程では、吊り具115およびディフューザ切断装
置116を使用して、例えば20体のディフューザ7a
に取付けられているセンシングラインを切断するととも
に、20体のディフューザ7aを複数個同時に切断し
て、炉外に取り外す。この場合、ジェットポンプ7のデ
ィフューザ7aの切断は、水中遠隔にて切断装置をディ
フューザ上端から挿入し、ジェットポンプ付け根部近傍
を切断することで行う。これにより、切断装置の取付け
が容易になる。
断し、切断したディフューザ7aを炉底部に一時保管す
ることにより、作業時間を短縮することができる。
ィフューザの炉外移動、炉内清掃、ならびに全ドレンフ
ラッシング工程(図13) この工程では、原子炉ウェルに水張りを行い、ライザ管
7bおよびディフューザ7aの除去のため、炉底部に一
時保管する。例えばライザ管10本およびディフューザ
20本を一度に除去用のDSプールに移動する。これに
より、炉底部に一時保管したライザ管とディフューザと
をまとめて一度に移動することにより、工程の短縮が図
れる。
内の清掃を水洗によって行い、炉水ドレンを行いなが
ら、炉内をフラッシングする。
までの水張り、ならびに原子炉圧力容器内壁シールド用
放射線遮蔽体の取付け工程(図14) この工程では、新炉内構造物据え付け復旧作業開始前
に、炉内を水中環境として、炉壁全面に遮蔽体117を
設置する。
炉心部近傍では厚さ5mmのキャニングに70〜90mmの
鉛で構成する。その上下部は鉄板で構成する。遮蔽体1
17を設置することにより、炉内線量等量率を1mSv
/h以下とすることができる。これにより、炉内におい
て作業員の被曝低減が確実に図れ、作業員の炉内へのア
クセスが可能となり、新炉内構造物の据付けの作用が実
現できる。
イバーを炉底部に配し、遮蔽体設置の微調整を行う。遮
蔽体117はジェットポンプ7および炉心シュラウド2
が設置された後、取外しが可能となるように、ブロック
状に構成されている。また、遮蔽体117のライザブレ
ースアーム取付き部回りはライザブレースパッド表面仕
上げの装置、およびライザブレースパッドとライザブレ
ースアーム溶接器の設置のため、部分的に取外して開口
させることが可能な構造となっている。また、再循環入
口ノズル70の近傍もライザ管7b設置のため、部分的
に取外すことができるようにしてある。
の取外し後に、水中での遠隔操作によって設置するとと
もに、新ジェットポンプの取付け後に、水中での遠隔操
作によって取外す。この遮蔽体117としては、その厚
さが原子炉圧力容器1の炉壁内面と、新たに取付けられ
るジェットポンプとの間の間隔よりも小さいものを使用
する。
より、気中作業として作業員が炉内に入り、下記の装置
等の取付け、微調整、表面仕上げ加工および溶接作業等
が容易に行え、作業性の向上を図ることができる。
ドサポートシリンダの開先加工工程(図15) この工程では図15に示すように、炉内水抜きを行って
気中とした後、シュラウドサポートシリンダ3の開先加
工機118を設置して、研削加工を行う。
アクセスできるため、装置の微調整が可能となり、作業
効率の向上が図れる。
げ、検査および厚さ確認、開先合わせ、ライザブレース
アームの取付け溶接、ならびにパット検査工程(図1
6) この工程では、気中作業により炉内に予め足場119を
設置し、昇降装置120で作業員が炉内に入って作業を
行う。
パット表面の仕上げ作業を行うとともに、溶接部検査装
置を用いて溶接部の検査および厚さ確認、開先合わせ等
を行った後、ライザブレースアーム溶接装置121を用
いてライザブレース73の取付け溶接を行う。なお、こ
の工程においては前述した遮蔽体の作業部を開口させて
行う。ライザブレース73の溶接については、後述の工
程(18(図21))で説明する。
の仕上げ装置、ライザブレースアーム溶接装置121等
を使用して作業を行うので、微調整および施工が確実と
なり、作業の信頼性が向上できるとともに、工程の短縮
が図れる。
工工程(図17) この工程でもジェットポンプ据え付け用足場119およ
び昇降装置120を使用して、作業員が炉内に入って作
業を行う。ジェットポンプ7の下端に位置するアダプタ
80を、アダプタ開先加工装置122によって開先加工
を行う。なお、この場合、全ての開先加工を同時に行
う。
うので、加工精度の向上および据付け工程の短縮が図れ
る。
8) この工程では、前記工程(15)の後で、ディフューザ
溶接機123を使用してディフューザ7aをアダプタ8
0に溶接する。この場合、ディフューザ据付け用の芯を
バッフルプレート8のディフューザ孔とする。この芯を
原子炉上端のフランジ部回りに設置したアライメント装
置のレーザ光により移し替えて確保することにより、従
来下げ降りにて行っていた作業と異なり、下げ降りのス
ペースを省略することが可能になる。
内に順次吊り込み、据付け調整後に順次に取付け溶接を
行う。この作業と平行して、ライザ管10本を1つとび
に2つのグループに分け、再循環出口ノズル復旧時にグ
ループ単位にライザ管の据付け作業を行う。
ができる。また、作業員が炉内にてディフューザ溶接機
123の据付けを行うことにより、据付け精度の向上が
図れる。また、複数個のディフューザ7aを同時に溶接
するため、工程の短縮が図れ,さらにジェットポンプの
ディフューザの取付けのための基準となるバッフルプレ
ート8の孔の中心を、原子炉圧力容器の上に設置したア
ライメント装置に移し替えて行うことによって、スペー
スを有効に利用できる。
ズルのセーフエンドおよびサーマルスリーブの溶接復旧
工程(図19) この工程では、ライザ管7bの取付けを、ディフューザ
7aの取付けと平行して行う。即ち、遮蔽体117の一
部を開口させ、炉内に吊り下ろしたライザ管7bの下端
部を再循環入口ノズル70に挿入し、炉外においてサー
マルスリーブ72とセーフエンド71との溶接を行う。
5本づつのグループとし、ディフューザ7aの据付け作
業と平行して、前記のライザ管取付け作業を炉内で気中
にて行うことにより、工程の短縮が図れるものである。
工程(図20、21) この工程では、ライザブレースアーム74とライザブレ
ースサポート75との取付け溶接を行い、ライザブレー
スサポート75とライザ管7bとの取付け溶接を行う。
に、新たなライザ管支持構造として、原子炉建設当初に
コ字形に一体構成していたライザブレースアーム74と
ライザブレースサポート75とを、個別部品として作成
し、ライザブレースアーム74はさらに上下1対のアー
ム部材74a,74aとして作成しておく。このアーム
部材74aを予め円板状の接続部材76に溶接してお
き、この接続部材76を炉壁内面に突出するパット77
に溶接する。次に、このようにして取付けたライザブレ
ースアーム74の間にライザ管7bを通した後、ライザ
ブレースサポート75をライザブレースアーム74に溶
接する。そして、最終的にライザ管7bとライザブレー
スサポート75とを溶接することによって、建設当初と
同様の形態のライザ管支持構造の復旧を行うものであ
る。なお、78a,78b,78cは上記の各溶接部を
示す。
ザ管7bに対し、複数個同時に行うようにする。このよ
うに、複数のライザ管7bに対し、同時に溶接作業を行
うことにより、工程短縮が図れるものである。
(図22) この工程では、例えば20体のジェットポンプ7のディ
フューザ7aの全てを据付けた後、計装系配管であるセ
ンシングラインの取付けを炉内の気中にて、作業員によ
って行う。
高能率で、確実に行えるようになる。
サの取付け、調整工程(図23、24) この工程では、予めジェットポンプ7のビーム7d、お
よびインレットミキサノズル7eを組立てたインレット
ミキサ7fを、前記(16)の工程で据付けたディフュ
ーザ7aの上端と(18)の工程で据付けたライザ管7
bの上端とに吊り降ろし、これらを連結するものであ
る。この場合、作業員によって各連結部の調整ねじ82
の微調整を行う。
けを終了する。
備、ならびに新シュラウド吊り込み、フィットアップ工
程(図25) この工程では、新シュラウド吊り込み用ガイド124、
新シュラウド吊り具125、芯計測装置126、ジャッ
キ127等を使用する。芯計測装置126では、例えば
炉上に設置したレーザ装置から垂直下方に照射したレー
ザ光を制御棒駆動機構ハウジング21の上端に設置した
ターゲットに当て、シュラウドの芯を計測する。
吊り込み用ガイド124で案内される新シュラウド吊り
具125によって、炉内に吊り込む。吊り込まれた新シ
ュラウド2を炉底部に設置したジャッキ127で受け、
芯計測装置126で芯調整を行いながら、シュラウドサ
ポートシリンダ3の開先に静かに着座させ、フィットア
ップさせる。そして、新シュラウド2の着座後、新シュ
ラウド吊り具125を取外す。
整を行うので、据付け精度の向上が図れる。また、ジャ
ッキ127により、新シュラウド2を一時的に受け、シ
ュラウドサポートシリンダ127に静かに着座させるこ
とができるので、新シュラウド2の溶接開先の保護が図
れる。
6) この工程では、新シュラウド2とシュラウドサポートシ
リンダとを、シュラウド外周側から溶接する。溶接は、
新シュラウド吊り具125で同時に吊り下ろしてシュラ
ウド外側に配置した新シュラウド外側溶接機128、お
よび外側溶接機取外し装置129を使用して行う。
て円周方向に能率よく溶接作業を行うことができる。
溶接後検査工程(図27) 図27(a)は全体図、同図(b)は部分拡大図であ
る。この工程では、作業員が炉内に入り、まずシュラウ
ド内側溶接機130を据付ける。このシュラウド内側溶
接機130の据付け後、遠隔操作によって自由溶接を行
う。そして溶接後に、作業員が再び炉内に入り、溶接部
の検査および溶接機の取外しを行う。
から溶接固定される。
旧、インコア案内管およびインコアスタビライザの復
旧、ならびに炉内足場の撤去工程(図28) この工程では、開先加工機131、自動溶接装置13
2、拘束治具133等を用い、作業員が炉内に入って復
旧作業を行う。そして、差圧検出・ホウ酸水注入配管1
4、インコア案内管81、インコアスラビライザ28を
取付ける。この後、炉内足場を撤去する。
る。
インコア案内管挿入ガイドの接続工程(図29) この工程では、炉内にシュラウド上作業用プラットホー
ム134を据付け、吊り具135によって炉心支持板6
を吊り込む。例えば予めインコア案内管挿入ガイド13
6を取付けた炉心支持板6を炉内に吊り具135によっ
て吊り込み、インコア案内管挿入ガイド136を、イン
コア案内管81に挿入し、炉心支持板6を吊り下ろす。
0) この工程では、作業員が炉内に入り、炉心支持板調整芯
治具137を用いて、前記工程で吊り下ろした炉心支持
板6の芯合せを行うとともに、芯計測装置138および
炉心支持板高さ計測装置139で芯および高さを検出し
て取付け位置を決定する。そして、スタッドテンショナ
ー140およびタックウェルド装置141を使用スタッ
ドを締付け、新炉心支持板6の取付けを行う。
26(b)に拡大して示したように、炉心シュラウド2
のフランジ部2aとその上の支持板2bとの間に配置し
たスタッド2cを締付ける治具であり、タックウェルド
装置141は回り止めを行うものである。
われる。
り、原子炉圧力容器内壁シールド取外し、ならびに新上
部格子板据付け工程(図31) この工程では、吊り具135、新上部格子板調芯治具1
42、タックウェルド装置144、楔取付け装置14
5、新計測装置145等を使用し、かつシュラウド上部
部分にシールド用の遮蔽部材146を設置する。
からの放射線遮蔽を行い、新上部格子板5を炉内に吊り
込み、炉心シュラウド2に設置する。そして、作業員が
炉内に入り、新上部格子板の楔を締め付けて、据付けを
行う。
なお、取出した上部格子板および炉心支持板の健全性が
維持されている場合には、再度これら上部格子板および
炉心支持板を利用することで低コスト化および廃棄物の
低減が図れる。
ャおよび新案内棒の取付け、ならびに炉心スプレイスパ
ージャの注水試験工程(図32、図33) この工程では、作業足場147、シュラウド上部分シー
ルド用の遮蔽部材146、自動溶接機148、拘束治具
149、開先加工機150等を使用する。
炉心スプレイ配管12、給水スパージャ26および新案
内棒27の取付けを行い、その後、炉心スプレイスパー
ジャの注水試験を行う。
金具および制御棒駆動機構の据付け、ドライチューブ・
LPRM検出器集合体の取付け、シュラウドヘッドの炉
内据付け確認、制御棒駆動機構ベント、燃料の装荷、な
らびに通常復旧作業工程(図33) この工程は最終工程であり、前記(28)工程で終了し
た溶接等を伴う主要機器の設置後に、初めに取り外した
制御棒案内管11、制御棒9、燃料支持金具および制御
棒駆動機構10aを据付けるとともに、ドライチューブ
・LPRM検出器集合体22の取付け、シュラウドヘッ
ド16の炉内据付け確認、制御棒駆動機構ベント、燃料
の装荷、ならびに通常復旧作業を行うものである。
で、原子炉再循環ポンプ系統に化学薬剤を注入してジェ
ットポンプ7による炉水循環を行うことにより、原子炉
圧力容器1内の表面酸化物を除去することで炉内線量当
量率を1mSv/hとすることができ、炉心シュラウド
内に作業員が入り込んで作業を行うことが可能となる。
そして、遠隔操作のみに依存する場合に比較して、構造
物に損傷を来すことなく構造剤の取外しや装着が行え
る。特に放射化の程度が高いジェットポンプ7の復旧作
業については従来方法では困難視されていたところ、本
発明によってはこれが可能となる。
ともに、短時間で作業が可能となり、遠隔操作を行う場
合に比べて費用も低減できるようになる。これにより、
炉内において作業員の被曝低減が確実に図れ、作業員の
炉内へのアクセスが可能となり、各作用が実現できる。
なお、化学除染においては、既存の原子炉再循環ポンプ
系およびジェットポンプ7などを主に使用することで、
新しくポンプ類を設置する必要がなく、また炉水全体を
容易に循環させることができるので、作業効率を向上す
ることができる。
型原子炉の原子炉圧力容器内における炉内構造物の必要
とされるものを、高能率で、確実かつ安全に交換するこ
とができ、特にジェットポンプの交換等のように、これ
まで困難とされていた作業員による炉内構造物の交換を
化学除染および放射線遮蔽体の設置による低放射化によ
って可能とする等、炉内構造物の取外しや装着、交換が
行えるという優れた効果が奏される。
施形態を示す説明図で、炉内構造を示す全体断面図。
面図で、工程(1)を示す図。
面図で、工程(2)を示す図。
面図で、工程(3)を示す図。
面図で、工程(4)を示す図。
で、工程(4)を詳細に示す図。
面図で、工程(5)を示す図。
面図で、工程(6)を示す図。
面図で、工程(7)を示す図。
断面図で、工程(8)を示す図。
断面図で、工程(9)を示す図。
断面図で、工程(10)を示す図。
断面図で、工程(11)を示す図。
断面図で、工程(12)を示す図。
断面図で、工程(13)を示す図。
断面図で、工程(14)を示す図。
断面図で、工程(15)を示す図。
断面図で、工程(16)を示す図。
断面図で、工程(17)を示す図。
断面図で、工程(18)を示す図。
図。
断面図で、工程(19)を示す図。
断面図で、工程(20)を示す図。
図。
断面図で、工程(21)を示す図。
断面図で、工程(22)を示す図。
断面図で、工程(23)を示す図。
断面図で、工程(24)を示す図。
るための断面図で、工程(25)を示す図、(b)は
(a)の部分拡大図。
るための断面図で、工程(26)を示す図、(b)は
(a)の部分拡大図。
断面図で、工程(27)を示す図。
断面図で、工程(28)を示す図。
断面図で、工程(29)を示す図。
Claims (13)
- 【請求項1】 沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器上蓋お
よび蒸気乾燥器を取外す工程と、気水分離器の取外しお
よび燃料、炉内核計装検出器、制御棒、燃料支持金具、
制御棒案内管、制御棒駆動機構その他のシュラウド内構
造物を取外す工程と、炉心シュラウド上方に設置されて
いる給水スパージャ、炉心スプレイ系配管、案内棒その
他のシュラウド上方設置機器を取外す工程と、上部格子
板および炉心支持板その他のシュラウド内構造物を取外
す工程と、炉心下部のインコア案内管、スタビライザそ
の他のシュラウド下部構造物を切断撤去する工程と、前
記工程の途中または終了後で炉心シュラウドがある状態
においてジェットポンプを使用して炉内に化学薬剤を循
環させる化学除染を行い炉内放射線レベルを低減させる
工程と、化学除染後に前記炉心シュラウドを切断機器に
より少なくともシュラウドサポートシリンダとの溶接部
近傍で切断し、一体または複数の分割体として炉内から
撤去する工程と、複数のジェットポンプを分解して炉内
から撤去する工程と、原子炉圧力容器の炉壁の内側に遮
蔽体を設置して炉内放射線レベルを炉内での人員作業が
可能な基準値以下まで低減させる工程と、前記各工程で
撤去した炉内構造物のうちそれに代わる新構造物を気中
にて据付ける工程とを備えたことを特徴とする炉内構造
物の交換方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の炉内構造物の交換方法に
おいて、ジェットポンプのライザ管を取外す工程では、
炉内の水抜き後、再循環入口ノズルとサーマルスリーブ
とを炉外から切断し、この状態で前記再循環入口ノズル
の外側に仮蓋を設置して閉鎖した後、再び炉内を満水に
してジェットポンプのライザブレースを切断することを
特徴とする炉内構造物の交換方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の炉内構造物の交換方法に
おいて、切断および取外した各ジェットポンプのライザ
管を一旦、炉底部に設置した仮設保管ラックに仮置きし
ておき、後にまとめて炉外に移送することを特徴とする
炉内構造物の交換方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の炉内構造物の交換方法に
おいて、ジェットポンプのディフューザを切断する工程
では、そのディフューザ上端から切断装置を挿入してデ
ィフューザ下端を切断することを特徴とする炉内構造物
の交換方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の炉内構造物の交換方法に
おいて、炉壁の内側に遮蔽体を設置する工程では、その
遮蔽体として炉壁内方への突出部を避けて組付けおよび
離脱可能な分割構造のものを使用し、原子炉圧力容器の
炉壁内面に沿わせて設置することを特徴とする炉内構造
物の交換方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の炉内構造物の交換方法に
おいて、遮蔽体は、炉心シュラウドの取外し後に水中で
の遠隔操作によって設置するとともに、新ジェットポン
プの取付け後に、水中での遠隔操作によって取外すこと
を特徴とする炉内構造物の交換方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の炉内構造物の交換方法に
おいて、遮蔽体の設置または取外しは、ダイバーによっ
ても行うことを特徴とする炉内構造物の交換方法。 - 【請求項8】 請求項5記載の炉内構造物の交換方法に
おいて、遮蔽体として、その厚さが原子炉圧力容器の炉
壁内面と、新たに取付けられるジェットポンプとの間の
間隔よりも小さいものを使用することを特徴とする炉内
構造物の交換方法。 - 【請求項9】 請求項5記載の炉内構造物の交換方法に
おいて、遮蔽体として、新ジェットポンプのライザブレ
ース取付け部の加工およびライザブレースの溶接を行う
際に、当該加工部および溶接部を遮蔽する部分の局部的
な開口が可能なものを使用することを特徴とする炉内構
造物の交換方法。 - 【請求項10】 請求項5記載の炉内構造物の交換方法
において、遮蔽体として、再循環入口ノズルに新ジェッ
トポンプのライザ管を取付ける際に、当該取付け部を遮
蔽する部分の局部的な開口が可能なものを使用すること
を特徴とする炉内構造物の交換方法。 - 【請求項11】 請求項5記載の炉内構造物の交換方法
において、遮蔽体として、原子炉圧力容器上部からの支
持またはバッフルプレートでの支持が可能なものを使用
することを特徴とする炉内構造物の交換方法。 - 【請求項12】 請求項1記載の炉内構造物の交換方法
において、新ジェットポンプのディフューザを取付ける
工程と、ライザ管を取付ける工程とを、同時に行うこと
を特徴とする炉内構造物の交換方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の炉内構造物の交換方
法において、新ジェットポンプのディフューザおよびラ
イザ管を取付けるでは、取付け位置の基準をバッフルプ
レートの孔の中心に設定し、その孔の中心を原子炉圧力
容器の上方に設置したアライメント装置に移し替えるこ
とによって取付けを行うことを特徴とする炉内構造物の
交換方法。
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JP30709596A JP3660770B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 炉内構造物の交換方法 |
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