JPH02221873A - ケーブル活線下絶縁測定方法および装置 - Google Patents

ケーブル活線下絶縁測定方法および装置

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JPH02221873A
JPH02221873A JP4270989A JP4270989A JPH02221873A JP H02221873 A JPH02221873 A JP H02221873A JP 4270989 A JP4270989 A JP 4270989A JP 4270989 A JP4270989 A JP 4270989A JP H02221873 A JPH02221873 A JP H02221873A
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cable
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Tadaharu Nakayama
中山 忠晴
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は高圧電力ケーブルの活線運転中の絶縁抵抗を
、測定するケーブル活線下絶縁測定方法及びその装置に
関する。
(ロ)従来技術 従来、高圧電力ケーブルの活線運転中の絶縁抵抗は第2
図に示すように測定されていた。第2図において、符号
lは直流電圧が重畳印加される活線運転中の高圧母線を
示し、この高圧母線1は抵抗値Roの対大地漏洩抵抗2
と、静電容量値C0の対大地静電容量3を有している。
この高圧母線lには系統接地機器としてのGPT (計
器用接地変圧器)が接続され、この−次側中性点と大地
の間には、コンデンサ5と振動抑制用抵抗6が直列に接
続され、さらにこれと並列に開閉器7″、電流計10、
電流制限抵抗9′および直流信号電源8の直列回路が接
続されている。電流制限抵抗9′は直流信号電源8の内
部抵抗を含みその値はR1で、電流計10は直流信号電
源8から送出された電流を読み取るためのものである。
開閉器7′を閉じると通常はプラス50Vの直流電圧が
GPT4を介して高圧母線1に印加される。
高圧母線lにはケーブルヘッドを介して測定対象として
選択されたケーブル15が接続されている。このケーブ
ル15には導体と遮蔽の間にその値をRiとする本体絶
縁抵抗16と、遮蔽と大地の間にその値をRsとする遮
蔽絶縁抵抗17が存在し、これらの抵抗値を活線下で測
定するものである。ケーブル15の遮蔽端末と大地の間
には、スイッチ18、コンデンサ19、抵抗20がそれ
ぞれ並列に接続され、さらにこの間には並列に接続され
たコンデンサ22とディジタル電圧計24′が抵抗21
と直列に接続されて介挿されている。
前記スイッチ18は遮蔽端末と大地間を常時短絡し、測
定時に解放するもので、コンデンサ19はケーブル遮蔽
の交流インピーダンス接地用であり、コンデンサ22と
抵抗21はともにRC型フィルタ回路を構成、交流分を
減衰させている。前記抵抗20は直流電圧印加により本
体絶縁抵抗16を通じて流れる漏洩電流を読むためのも
のである。
第2図に示した例では漏洩電流を直接読むのでなく、抵
抗20の両端の電圧を読むように構成されている。ディ
ジタル電圧計24″の内部抵抗は極めて高いので抵抗2
1がディジタル電圧計24″に直列に入るための電圧測
定誤差はない。11は高圧母線lにGPT4とは別に存
在する、GPTを示し、その−次側中性点はコンデンサ
12と振動抑制用回路13の直列回路を通じて接地され
ている。この直列回路と並列に直流電圧計14が接続さ
れて、高圧母線1と大地間、即ち測定対象ケーブル15
に実際に印加されている直流信号電圧が読めるようにな
っている。直流電圧計14の内部抵抗は極めて高いので
GPTIIの巻線抵抗が直流電圧計14に直列に入るた
めの電圧測定誤差は無い。
第2図の回路においてケーブルの絶縁抵抗の測定は次の
ように行う。まず、スイッチ18を開いてケーブル15
の遮蔽端末の対大地短絡状態を解放し、コンデンサ19
による接地状態とする。この状態で抵抗20の両端に生
じる雑音電圧E0を、その飽和を待ってディジタル電圧
計24″により読み取る。飽和に要する時間は主として
コンデンサ19の静電容量C2と抵抗20の値R2との
積で決まる時定数r2の数倍である。
次に、開閉器7″を閉じて直流電圧をGPT4を通じて
高圧母線lに送り出す。送り出される電流は電流計lO
によって示され、開閉器7′を閉じた瞬間に最大値を示
し、漸次減少する。ディジタル電圧計24″も開閉器7
″を閉じた瞬間に最大値を示して漸次減少するのでその
飽和を待ち、直流信号電圧印加による本体絶縁抵抗16
(Ri)を介する漏洩電流と、先に測定された雑音電流
(E o / Rりとの和の電流により抵抗20の両端
に生じる電圧Elを読み取る。飽和に要する時間は主と
して電流制限抵抗9′の抵抗値R3とコンデンサ3の静
電容量値COの積で決まる時定数r、の数倍と考えられ
るのでさらに余裕をみて1011時間を待ってからEl
を測定する。
次に、開閉器7′を開いて直流信号電圧の印加を停止し
、再び雑音電圧Eo’ を測定する。開閉器7″を開い
た瞬間にディジタル電圧計24′の指示は大きく減少し
だ後漸次飽和値に近付くので、その飽和を待ち雑音電圧
Eo’ を読み取る。ただし、飽和の見極めをディジタ
ル電圧計の指示だけで確認することは通常難しいので、
測定時間として高圧系統の放電時定数τo−CoRoの
10倍の時間を待ってからEO″を測定する。
上述のように雑音電圧測定を直流信号電圧印加の前後で
計2回行うのは雑音電圧がドリフトしていることが多く
、EOとEo’ との平均値をもってE、と対応させる
のが誤差の少ない測定値を得る方法であるからである。
このようにして得られた測定値から計算により本体絶縁
抵抗値Riを求める。この時単に雑音電流分を測定電流
から引いて漏洩電流分を求めたのでは不正確で、漏洩電
流の遮蔽絶縁抵抗17によるバイパス効果を折り込んで
計算する必要があり、第2図では示されてないが、遮蔽
絶縁抵抗値Rsを別途測定して求めることが必要になる
(ハ)この発明が解決しようとする課題上述の従来技術
においては次のような問題点がある。即ち、開閉器7″
を閉じて直流信号電圧を高圧母線に送り出した時、その
電圧上昇速度が時定数で、−CoRiで期待されるもの
よりはるかに遅い事例がしばしば観測された。通常は意
識的に観測していないために認識されることが少なかっ
たものの、第2図に示すように直流電圧注入用のGPT
4とは別のGPTIIを用いて直流電圧計14によりケ
ーブル実印加電圧を実測する機会があって見い出される
ようになったものである。第3図は実測例を示すもので
、曲線aはτ+=C。
R3から計算された予測曲線、曲線すは実測曲線である
。予測では30秒も待てば完全に飽和すると思われるの
に実際は60秒待ってもまだ飽和していない。従って、
直流電圧投入後30秒待った後、E、値を得たとすると
、ケーブルの本体絶縁抵抗値Riを真値より低く測定し
てしまう。このことを数値的に検討した結果を第4図に
示す。第4図においては、測定対象ケーブルの静電容量
をパラメータとし、印加直流電圧の対時間変化率を横軸
に、その電圧変化率のもとて10%誤差で測定可能な最
大絶縁抵抗値を縦軸に示している。
例えば、あるケーブルの長さが約300mでその3相分
静電容量が1.0μFであるとした場合、このケーブル
に印加された直流電圧の変動が5mV/秒以下に収まれ
ば10%誤差で測定できるケーブル絶縁抵抗最大値は1
000MΩであることを示している。第3図において3
0秒時点での電圧変化率は曲線a′1′0.14rnV
/秒、曲線すで0.6 V/秒であり、これを上記ケー
ブルに当てはめると曲線aなら30,000MΩの絶縁
抵抗でも10%の誤差内で測定し得るが、曲線すでは第
4図の範囲以外になるので計算により求める。
1.0.uFの静電容量を通じる充電電流は0.6v/
秒の電圧変化率では、 0.6(V/秒)X I X 10−’(F)−681
0”’(A)である。誤差率10%として測定可能最大
絶縁抵抗値は直流信号電圧を50Vとして8.3MΩに
過ぎない。本体絶縁抵抗値が仮に10,000MΩであ
ったとしても実際は83MΩと誤測定してしまう不都合
がある。
同様な現象が開閉器7″を開いて放電状態とし、雑音電
圧Eo’ を測定する際にも認められた。即ち、放電時
定数τo=coRoにより予測した待ち時間でEo’ 
を測定すると雑音電圧を大きく誤測定する可能性がある
。これはケーブル絶縁抵抗を実際より高めに判断するこ
とになり、本体絶縁抵抗値Riに誤差を導入することと
なり好ましくない。
上述のように直流電圧の上昇、下降曲線の実際が予測と
かけ離れている原因は、高圧系統の対大地静電容量Co
の実効値が計算で予測する値より極めて大きいためと推
測される。原因のひとつとしてはGPTの巻線が変化電
流に対して大きいインピード効果を持ち、実効的にR1
を増大させることも考えられる。さらに、この現象は高
圧系統全体の絶縁性能が悪く、直流電圧印加時に大きい
吸収電流が長時間流れる際に顕著になるので、同一系統
でも時々の温度、湿度により大きく変化する。従って、
時定数τ0、τ1の実効値を予め定めておくことは不可
能である。しかもすべての高圧系統がこのような現象を
示すわけでもない。従って、極めて長い測定時間を常に
設定しておくことは非現実的である。
この発明は高圧電力ケーブルの活線運転中の絶縁抵抗を
測定誤差なくしかも適切な測定時間で自動的に測定でき
るケーブル活線下絶縁測定方法および装置を提供するこ
とである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明の方法は、印加された直流信号電圧の充電電圧
の時間変化率を逐次測定し、該時間変化率が前記測定対
象ケーブルの静電容量値と測定希望最大抵抗値の積によ
って予め定められた限界値以下になるまで該変化率を監
視する段階と、前記限界値に前記変化率が達しt;時か
ら所定時間経過後に測定対象ケーブルの遮蔽と接地点と
の間に接続された測定抵抗を介して流れる漏洩電流によ
り生じる電圧を測定する段階と、を有している。
また本発明はさらに、前記直流信号電圧の印加を停止し
て前記充電された電圧を放電する段階と、前記放電電圧
の時間変化率を逐次測定し、該時間変化率が前記限界値
以下になるまで該変化率を監視する段階と、前記限界値
に前記変化率が達した時から所定時間経過後に前記測定
抵抗を介して流れる雑音電流により生じる電圧を測定す
る段階とを含んでいる。
また、本発明の装置は、活線運転下の高圧電力ケーブル
に系統接地機器を通じて直流信号電圧を印加する直流信
号電源と、前記系統接地機器が直流回路的には前記直流
信号電源を経由してか、または直接に、一端が接地され
た変化率測定抵抗に切換え接続される第1の切換開閉器
と、測定対象ケーブルの遮蔽と接地点間に並列に接続さ
れたコンデンサおよび電流測定抵抗と、前記変化率測定
抵抗または前記電流測定抵抗の電圧を測定するディジタ
ル電圧計と、前記ディジタル電圧計の接続を前記電流測
定抵抗または前記変化率測定抵抗のいずれかに切り換え
る第2の切換開閉器と、前お第1および第2の切換開閉
器、および前記ディジタル電圧計に接続され、該ディジ
タル電圧計から送られる前記変化率測定抵抗の電圧信号
を逐次受信して該電圧の時間変化率を算定し、該時間変
化率が前記測定対象ケーブルの静電容量と測定希望最大
抵抗値の積によって予め定められた限界値以下になると
前記第2の切換開閉器を電流測定抵抗の側へ切り換える
よう制御する制御装置と、を備えている。
(ホ)作用 本発明の方法は活線運転下の高圧系統に、系統接地機器
を通じて送出された直流信号電圧の対時間変化率が、測
定対象ケーブルの静電容量値と測定希望絶縁抵抗値の積
によって予め定められた限界値以下になったことを送出
される直流電流の対時間変化を刻々測定することにより
確認した後に、測定対象ケーブルの絶縁体を通じての漏
洩電流を測定しているので、不必要に長く待時間をとる
必要はなく、しかも測定誤差がない。
さらに、非印加時の雑音電流の測定も帰還されるM流電
流の対時間変化を限界値以下になるまで刻々測定するこ
とにより確認した後に測定されるから、時間の無駄およ
び測定誤差がなく測定できる。
本発明の装置は、変化率測定抵抗に生じる電圧信号をデ
ィジタル電圧計で刻々測定して制御装置に送り、該制御
装置は該電圧の時間変化率が限界値以下になると自動的
に第2の切換開閉器を電流測定抵抗−の側に切り換えて
、それに流れる漏洩電流または非印加時の雑音電流を測
定するように構成されている。
(へ)実施例 第1図はこの発明の一実施例を示し、同図中符号l〜6
、および15〜22は第2図の説明と重複するためその
説明を省略する。第1図において、GPT4の一次側中
性点には切換開閉器7が接続され、それがa接点に接続
された時は直流信号源8が介挿されて、b接点に接続さ
れた時は直接に変化率測定抵抗9へと導かれ、該抵抗9
の一端は接地される。変化率測定抵抗9と並列にRCフ
ィルタ回路を構成する抵抗25とコンデンサ26が接続
されている。ディジタル電圧計24は一端が接地され他
端は切換開閉器23に接続されており、そのa接点に接
続されると抵抗25を介して変化率測定抵抗9の両端に
発生する直流電圧を測定し、そのb接点に接続されると
抵抗21を介して抵抗20の両端に発生する直流電圧を
測定するように構成されている。なお、ディジタル電圧
計24の内部抵抗は極めて高いので抵抗21,25が測
定時に直列の入るための誤差は無い。
スイッチ18、切換開閉器7.23、Bよびディジタル
電圧計24は制御装置としてのCPU27に電気的に接
続されている。CPU27はスイッチ18の開閉、切換
開閉器7.23の切換制御を行い、またディジタル電圧
計24から刻々送られてくる測定電圧信号を受信し、そ
の電圧変化率を判断し予め記憶されている限界値と比較
し、最終的には測定対象ケーブル15の本体絶縁抵抗値
Ri1遮蔽絶縁抵抗値Rs、高圧系統全体の対大地漏洩
抵抗Roの算出とその表示を行う。なお、本説明では遮
蔽絶縁抵抗Rsと対大地漏洩抵抗R。
の測定に関してはとくに言及されてない。
CPU27に予め記憶される電圧変化率の限界値は次の
ように設定する。個々の測定対象ケーブル毎に異なるそ
の静電容量値を測定の都度用いても良いが、非実用的で
あるので、通常は一つの高圧系統毎にその系統下にある
ケーブルの内での最大静電容量値(3相−括)を採用し
てCIIFとし、さらに測定希望最大絶縁抵抗値を設定
してR(MΩ)として電圧変化率の限界値ΔE/Δtを
次式より求める。
xE/”t−IQ(R ここでEの値は通常50Vを用いる。第4図でも求のら
れるが、例えばC−1,0μF、R請10゜0θOMΩ
とすると、 と得られる。
上述の回路によりケーブルの本体絶縁抵抗値Rifc測
定するには、まず、CPU27からの信号によりスイッ
チ18を開き、測定対象のケーブル遮蔽端末の対大地短
絡状態を解放し、コンデンサ19による接地状態とする
。この時、切換開閉器7と23はそれぞれ常時位置(b
接点)にある。
この状態で抵抗20の両端に生じる雑音電圧E。
をディジタル電圧計24により測定し、この測定値をC
PU27に転送する。この場合の測定待時間はコンデン
サ19の静電容量値C2と抵抗2゜との積で決まる時定
数τz−czRzの10倍と設定する。この時定数r、
はケーブルや高圧系統によって変わらず、本回路固有の
ものである。このEo測定時は高圧系統へ先に印加した
直流電圧は完全に放電を完了していることが前提である
。次に、CPU27は切換開閉器23をa接点に切換え
る。同時に切換開閉器7もa接点に切換える。
これにより、直流信号電圧源8から直流信号電圧がGP
T4を通じて高圧母線1に送出される。ディジタル電圧
計24はその固有サンプリング周期またはCPtJ27
からのタイミング制御に従って抵抗9の両端の電圧を刻
々測定し、CPUに測定値を転送する。CPU27は測
定された電圧の対時間変化率を算定し、前記電圧変化率
の限界値と比較する。そして、電圧の対時間変化率が限
界値以下になったことを確認した後、切換開閉器23を
b接点に切換える。さらに、この切換時からlOτ、の
時間経過後に抵抗20の両端の電圧がディジタル電圧計
24により測定され、その値はCPUに転送されて電圧
E、として記憶される。
電圧E、が測定された後、CPU27は切換開閉器7を
b接点に、切換開閉器23をa接点に切り替える。この
状態で高圧系統に残留する電荷は対大地漏洩抵抗Roだ
けでなく抵抗9を通じても放電されるので、放電速度は
従来の方法、装置よりも速かとなる。この放電状態でデ
ィジタル電圧計24はその固有サンプリング周期、また
はCPO27からのタイミング制御に従って抵抗9の両
端の電圧を刻々測定し、その測定値をCPU27ニ転送
スる。CPU27は測定された電圧の対時間変化率を算
定し、この値が予め定められた限界値以下になったこと
を確認した後、切換開閉器23をb接点に切換える。さ
らに、CPU27は切換から10τ8時間経過後に抵抗
20の両端の電圧をディジタル電圧計24により測定し
た値の転送を得て電圧Eo’ として記憶する。
上述の測定をもろて本体絶縁抵抗値Riに関する主測定
は終了し、Riの正確な数値を算出するには遮蔽絶縁抵
抗値Rsによる漏洩電流のバイノ(ス効果を折り込んで
補正する必要があるので、CPU27は引き続きRsの
測定を進行する(説明路)。このRsを得た後、先に得
られたE o 、 E r、Eo″の値と共にCPU2
7は計算を行い本体絶縁抵抗値Riを得て表示を行う。
なお、対大地漏洩抵抗値ROの測定もケーブル絶縁の測
定の前後に行うことが普通である。
なお、上記実施例においては高圧系統が非接地方式の場
合について説明したが、抵抗接地系であっても別に問題
はなく、GPTをGTR(接地変圧器)またはNCR(
中性点接地抵抗器)に変更すれば良い。
(ト)効果 本発明はケーブル絶縁抵抗測定のために高圧系統の接地
機器を通じて直流信号電圧を送出した時にその電圧の上
昇時間特性、放電時の電圧減衰時間特性を各ケーブル毎
に逐次に実測し、ケーブルの静電容量値と測定希望最大
絶縁抵抗値とよって予め決定した電圧の対時間変化率以
下に電圧が落ち着いたことを確認した後、漏洩電流に比
例する電圧値、雑音電流に比例する電圧値を測定してケ
ーブル絶縁抵抗値を算出している。従って、予期以上に
長時間要する充放電電圧飽和現象に遭遇した場合でも、
測定誤差を導入することなしに正確な値を得ることがで
きる。また、徒に長い測定時間を予め設定してそれが不
必要な場合にも適用する無駄を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路構成図、第2図
は従来のケーブル活線下絶縁測定を示す回路構成図、第
3図は直流電圧印加中のケーブル充電電圧上昇特性図、
第4図は印加直流電圧の対時間変化率に対して10%誤
差で測定可能最大絶縁抵抗値を示す図である。 l・・・高圧母線、  7.23・・・切換開閉器、8
・・・直流信号電圧源、 9・・・電流制限抵抗(変化率測定抵抗)、15・・・
ケーブノ呟   16−・・本体絶縁抵抗、17・・・
遮蔽絶縁抵抗、20・・・抵抗(電流測定抵抗)。 晃1図 ! 尾2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、活線運転下の高圧電力ケーブルに系統接地機器を通
    じて直流信号電圧を印加する段階と、前記印加された直
    流信号電圧の充電電圧の時間変化率を逐次測定し、該時
    間変化率が前記測定対象ケーブルの静電容量値と測定希
    望最大抵抗値の積によって予め定められた限界値以下に
    なるまで該変化率を監視する段階と、 前記限界値に前記変化率が達した時から所定時間経過後
    に測定対象ケーブルの遮蔽と接地点との間に接続された
    測定抵抗を介して流れる漏洩電流により生じる電圧を測
    定する段階と、を含むケーブル活線下絶縁測定方法。 2、請求項第1項記載の方法において、さらに、前記直
    流信号電圧の印加を停止して前記充電された電圧を放電
    する段階と、 前記放電電圧の時間変化率を逐次測定し、該時間変化率
    が前記限界値以下になるまで該変化率を監視する段階と
    、 前記限界値に前記変化率が達した時から所定時間経過後
    に前記測定抵抗を介して流れる雑音電流により生じる電
    圧を測定する段階と、を含むケーブル活線下絶縁測定方
    法。 3、活線運転下の高圧電力ケーブルに系統接地機器を通
    じて直流信号電圧を印加する直流信号電源と、 前記系統接地機器が直流回路的には前記直流信号電源を
    経由してか、または直接に一端が接地された変化率測定
    抵抗に切り換え接続される第1の切換開閉器と、 測定対象ケーブルの遮蔽と接地点間に並列に接続された
    コンデンサおよび電流測定抵抗と、前記変化率測定抵抗
    または前記電流測定抵抗の電圧を測定するディジタル電
    圧計と、 前記ディジタル電圧計の接続を前記電流測定抵抗または
    前記変化率測定抵抗のいずれかに切り換える第2の切換
    開閉器と、 前記第1および第2の切換開閉器、および前記ディジタ
    ル電圧計に接続され、該ディジタル電圧計から送られる
    前記変化率測定抵抗の電圧信号を逐次受信して該電圧の
    時間変化率を算定し、該時間変化率が前記測定対象ケー
    ブルの静電容量と測定希望最大抵抗値の積によって予め
    定められた限界値以下になると前記第2の切換開閉器を
    電流測定抵抗の側へ切り換えるよう制御する制御装置と
    、を備えてなるケーブル活線下絶縁測定装置。
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