JPH02221657A - アイドル回転数の調整方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、電子制御燃料噴射装置を備えた自動車用エン
ジン等に好適に採用可能なアイドル回転数の調整方法に
関する。

［従来の技術］ この種のエンジンには、スロットルバルブを各別に迂回
する第１のバイパス通路と第２のパイ、（ス通路に、吸
入空気量を調節するための流量制御弁とアイドルアジヤ
スティングスクリュウを各別に設けであるのが普通であ
る。そして、アイドリング時には、前記流量制御弁をエ
ンジン回転数に基づいてデユーティ制御し、第１のバイ
パス通路を流れる吸入空気量を調節することにより、エ
ンジン回転数を目標回転数にフィードバック制御するよ
うにしている。

このような構成のアイドル回転制御装置を備えたエンジ
ンでは、アイドル回転数の初期調整を行うにあたり、前
記流量制御を閉じた状態でアイドルアジヤスティングス
クリュウを調節して、所望のアイドル回転数に設定する
ようにしているのが普通である。また、本発明の先行技
術として、例えば、特公昭６３−１６５７８号公報に示
されるように、必要量の吸入空気を通過させる開度に前
配流量制御弁のデユーティ比を固定した上で、アイドル
アジヤスティングスクリュウを調節して、所望のアイド
ル回転数に調整する方法もある。

［発明が解決しようとする課題〕 ところが、以上のような手法によると、アイドル回転数
の初期調整を行う場合にはフィードバック制御が停止さ
れるため、エンジンに回転変動が発生し易い。しかも、
アイドル回転数は可及的に低い値に設定しているのが普
通である。そのため、このような状況下でアイドルアジ
ヤスティングスクリュウを調節して、アイドル回転数を
所望の低い値に設定するのは容易でない上に、エンスト
を招く可能性が比較的高い。

本発明は、このような課題を解消することを目的として
いる。

また、本発明の他の目的は、アイドル回転数の初期調整
を行う際に、フィードバック制御時における流量制御弁
のデユーティ比が所定通りであるか否かを表示によって
確認すると同時に、その表示を利用してアイドルアジヤ
スティングスクリュウを調節することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、かかる目的を達成するために、スロットルバ
ルブを迂回する第１のバイパス通路に流量制御弁を設け
、この流量制御弁をデユーティ制御して吸入空気量を調
節することにより、エンジン回転数を目標回転数にフィ
ードバック制御するアイドル回転制御装置を備えたエン
ジンのアイドル回転数を調整するにあたり、フィードバ
ック制御を実行させた状態で前記流量制御弁のデユーテ
ィ比を表示させ、その表示を確認しつつ、前記スロット
ルバルブを迂回する第２のバイパス通路に設けたアイド
ルアジヤスティングスクリュウを調節するようにしたこ
とを特徴とする。

［作用コ このような構成によれば、アイドル回転数を調整する場
合にはフィードバック制御が行われているため、エンジ
ン回転が安定する。また、フィードバック制御時におけ
る流量制御弁が所定のデユーティ比に基づいて制御され
ているか否かを確認することができる。そして、このよ
うな状況の下で、前記デユーティ比を確認しつつ、アイ
ドルアジヤスティングスクリュウを調節して所望の目標
回転数にアイドル回転数を調整することになる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図に概略的に示したエンジン１は、自動車に用いら
れるもので、アイドル回転制御装置２や図示しない燃料
噴射弁等を備えている。

アイドル回転制御装置２は、スロットルバルブ３を迂回
する第１のバイパス通路４に流量制御弁ＶＳＶ　５を設
け、この流量制御弁ＶＳＶ　５を電子制御装置６により
開閉制御して吸入空気量を調節することにより、アイド
リング時のエンジン回転数を目標回転数にフィードバッ
ク制御するように構成したものである。流量制御弁ＶＳ
Ｖ　５は、前記電子制御装置６から制御信号ａを受ける
と、内部のボートがＯＮ・ＯＦＦ的に開閉するように構
成された電磁弁からなり、電子制御装置６によってデユ
ーティ制御されるようになっている。また、前記第１の
バイパス通路４と並列に設けた第２のバイパス通路７に
は、アイドルアジヤスティングスクリュウ８を設けであ
る。

電子制御装置６は、中央演算処理装置９と、メモリー１
０と、入力インターフェース１１と、出力インターフェ
ース１２と、図示しないＦ／Ｖコンバータ等を備えたマ
イクロコンピュータユニットからなり、アイドリンク時
のエンジン回転数を目標回転数にフィードバック制御す
る役割や、燃料噴射弁からの燃料噴射量を調節する役割
等を担っている。入力インターフェース１１には、少く
とも、クランク角センサ１３からのエンジン回転信号す
と、アイドルスイッチ１ＤＬ１４からの信号Ｃ等がそれ
ぞれ入力されるようになっている。−方、出力インター
フェース１２からは、前記流世制御ＶＳＶ　５への制御
信号ａと、電圧計１５への信号ｄと、燃料噴射弁への燃
料噴射信号等がそれぞれ出力されるようになっている。

Ｆ／Ｖコンバータは、流量制御弁ＶＳＶ　５に印加され
るパルス電圧のデユーティ比に比例する電圧を発生する
ように構成されたものである。

クランク角センサ１３は、エンジン回転数を検出するた
めのもので、図示しないディストリビュータ内に設けで
ある。アイドルスイッチＩＤＬ１４は、スロットルバル
ブ３がアイドリング位置にある場合にＯＮとなり、非ア
イドリング位置にある場合にＯＦＦ’となるＯＮφＯＦ
Ｆスイッチであり、スロットルシャフト３ａに連動する
ようにしである。電圧計１５は、アイドル回転数の初期
調整を行う際に、電子制御装置６のチエツク端子６ａに
接続するものである。

また、この電子制御装置６には、第２図に概略的に示す
ようなプログラムを内蔵しである。まず、エンジン１が
暖機完了後であって、かつ、アイドル回転数のチエツク
モードであることを前提に、ステップ５１で、アイドル
スイッチＩＤＬ１４からの信号Ｃに基づいてスロットル
バルブ３がアイドリング位置にあるか否かを判別する。

そして、スロットルバルブ３がアイドリング位置にある
と判断した場合は、ステップ５２に進む。ステップ５２
では、アイドリング時のエンジン回転数ＮＥを目標回転
数に維持するためのフィードバックＦ／Ｂ制御を実行し
てステップ５３に進む。すなわち、クランク角センサ１
３から入力されたエンジン回転数ＮＥが目標回転数より
低い場合は、流量制御弁ｖＳｖ５のデユーティ比を高め
て第１のバイパス通路４を通過する空気の量を増量させ
ることになる。

しかして、吸入空気量が増加すれば、燃料噴射弁から燃
焼室１６に供給される燃料が吸入空気量に応じて増量さ
れるため、エンジン回転数ＮＥが高くなる。他方、エン
ジン回転数ＮＥが目標回転数より高い場合は、流量制御
弁ＶＳＶ　５のデユーティ比を低くして第１のバイパス
通路４を通過する空気の量を減少させることになる。し
かして、吸入空気量が減少すれば、燃料噴射弁から燃焼
室１６に供給される燃料が吸入空気量に応じて減少され
るため、エンジン回転数ＮＥが低くなる。ステップ５３
では、エンジン回転数ＮＨのフィードバック制御中にお
いて流量制御弁ＶＳＶ　５に印加されるパルス電圧のデ
ユーティ比に比例する電圧をＦ／Ｖコンバタを介して出
力する。そして、以上のような制御がアイドル回転数の
チエツクモード毎に繰り返し実行されるようになってい
る。

このような構成によると、アイドル回転数の初期調整を
行う場合には、通常のアイドリング時と同様にエンジン
回転数のフィードバック制御が行われるため、エンジン
回転が安定する。また、電子制御装置６のチエツク端子
６ａに電圧計１５を接続すると、エンジン回転数のフィ
ードバック制御中における流量制御弁ＶＳＶ　５が所定
のデユーティ比に基づいて制御されているか否かが電圧
計１５に表示される。そして、このような状況下で、前
記デユーティ比を電圧計１５の電圧表示によって確認し
つつ、アイドルアジヤスティングスクリュウ８を調節し
て第２のバイパス通路７から供給する空気の量を調整し
、アイドル回転数を所望の回転数に設定することになる
。

したがって、このような構成によれば、エンジン回転数
のフィードバック制御中において、流量制御弁ＶＳＶ　
５が所定のデユーティ比に基づいて制御ご１でいるか否
かを確実かつ容易に知ることができる。すなわち、電圧
計１５に表示された電圧が目標の公差内であれば、流量
制御弁ＶＳＶ　５が正常に作動しているのが確認できる
。そして、電圧計１５の表示を確認しつつ、所望のアイ
ドル回転数に対応する目標電圧になるまで、アイドルア
ジヤスティングスクリュウ８を調節すれば、フィードバ
ック制御下でエンジン回転が安定していることも相俟っ
て、アイドル回転数の初期調整を確実かつ容易に行うこ
とができる。

なお、エンジン回転数の検出は、クランク角センサによ
る場合に限らず、点火装置の点火信号を利用することも
可能である。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明では、吸入空気量を調節す
るための流量制御弁が所定通りに作動しているのを確認
するとともに、エンジン回転を安定させた状態でアイド
ルアジヤスティングスクリュウを調節するようにしてい
るので、信頼性に優れているとともに、アイドル回転数
の調整を確実かつ容易に行うことができるアイドル回転
数の調整方法を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略的な全体構成図、
第２図は同実施例の制御手順を示すフローチャート図で
ある。 ｌ・・・エンジン ２・・・アイドル回転制御装置 ３・・・スロットルバルブ ４・・・第１のバイパス通路 ５・・・流量制御弁 ６・・・電子制御装置 ７・・・第２のバイパス通路 ８・・・アイドルアジャステインダスクリュウ１５・・
・電圧計

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スロットルバルブを迂回する第１のバイパス通路に流量
   制御弁を設け、この流量制御弁をデューティ制御して吸
   入空気量を調節することにより、エンジン回転数を目標
   回転数にフィードバック制御するアイドル回転制御装置
   を備えたエンジンのアイドル回転数を調整するにあたり
   、フィードバック制御を実行させた状態で前記流量制御
   弁のデューティ比を表示させ、その表示を確認しつつ、
   前記スロットルバルブを迂回する第２のバイパス通路に
   設けたアイドルアジャスティングスクリュウを調節する
   ようにしたことを特徴とするアイドル回転数の調整方法
   。