JPH02221078A

JPH02221078A - エレベータの運転制御装置

Info

Publication number: JPH02221078A
Application number: JP1038327A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Ogiyama; 荻山　豊; Kazuya Shimizu; 清水　一哉; Reiji Kajiwara; 梶原　令史
Original assignee: Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
Current assignee: Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
Priority date: 1989-02-20
Filing date: 1989-02-20
Publication date: 1990-09-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明はエレベータの運転制御装置に係り、特に特定階
を優先サービスするのに好適なエレベータの運転制御装
置に関する。

〈従来の技術〉ビルに重役室や貴賓室がある場合には、その階床を特定
階として他の階よりも優先的にサービスするこ゛とが、
エレベータの運転制御上要求される。

このような特定階のみで使用される専用エレベータを設
置する方法もあるが、設置コストや維持コストの面で不
利なので、制御方式を改善することで特定階の優先サー
ビスを行うことが考えられている。

従来のこの種のエレベータの運転制御装置としては、優
先サービスする特定階にホール呼びが発生すると、特定
階のサービスに使用される特定エレベータに登録されて
いるホール呼びを、全て他に割当て変更して、特定エレ
ベータを特定階に直行させるようにするものがある。

しかし、この方式の装置では一旦登録したホール呼びを
、ホールランタンを点灯させたりして変更通知している
が、ホールの待客に混乱を生じさせるという問題がある
（特開昭５２−１０３１５３号公報）。

これに対して、特定階にホール呼びが発生すると、すで
に登録されているホール呼びに対しては、そのままサー
ビスを継続するが、以後の新しい登録は阻止して、特定
エレベータを可能な限り早く特定階に到達させて、特定
階に対するサービスを優先させる方式も提案されている
。

しかし、この提案に係る方式では、特定階からの乗客が
他の一般客と特定エレベータで乗り合せることがあり・
、特定階からの乗客に充分な満足を与えないという難点
がある。

そこで、特公昭６２−５１８５９号公報において、特定
階にホール呼びが発生すると、特定エレベータを群管理
制御運転から切離し、特定エレベータをかご呼びのない
場合には、ホール呼びをキャンセルして特定階に直行さ
せ、かご呼びのある場合には、ホール呼びをキャンセル
し、かご呼びに対しては最寄階やそのかご呼びに最も近
い階に特定エレベータを停止させ、かご呼びをキャンセ
ルし乗客を一旦降ろす方式のものが提案されている。

〈発明が解決しようとする課題〉前述の特公昭６２−５１８５９号公報で提案されている
制御装置では、特定階にホール呼びが発生す゛ると、特
定エレベータを利用中の一般乗客は、最寄階或いは登録
されているかご呼びに最も近い階で、乗りかごから降り
ることになる。

そして、その階において特定エレベータから降りた一般
客は、新たにホール呼びを起して他のエレベータの到着
を待たねばならず、このようにするとエレベータのサー
ビスが継続して行われず、一般客に対して不快感や焦燥
感を与えるという問題がある。

本発明は、前述したようなこの種のエレベータの運転制
御装置の現状に基づいてなされたものであり、その目的
は一般の利用客に対する運行サービスも中断することな
く継続して行われ、特定階の利用客も一般の利用客との
乗り合せなしに、単独で特定エレベータを利用すること
が出来るように、複数のエレベータを効率的に運行制御
するエレベータの運転制御装置を提供することにある。

く課題を解決するための手段〉前記目的を達成するために、本発明は複数のエレベータ
が並行運転され、これらの複数のエレベータの一台が、
特定階をサービスする特定エレベータに使用されるエレ
ベータの運転制御装置において、前記特定エレベータを
前記特定階に呼び寄せる操作スイッチと、この操作スイ
ッチの作動時に、前記特定エレベータのかご呼びを解除
して、前記特定エレベータを乗り継ぎ階に停止させた後
に、前記特定階に直行させる乗り継ぎ運行を行わせる特
定駆動手段と、前記操作スイッチが解除されるまで、前
記特定エレベータに対してのホール呼びの割当を禁止す
る禁止手段と、前記乗り継ぎ運行時に、前記乗り継ぎ階
に他のホール呼びに優先して他のエレベータを割当てる
割当手段とを有する構成となっている。

く作用〉本発明では、サービス運行中の特定エレベータに対して
、例えば特定階でホール呼びが発生すると操作スイッチ
がＯＮとなる。操作スイッチがＯＮとなると、禁止手段
が作動して特定エレベータに対するホール呼びの割当が
禁止される。

同時に、特定駆動手段が作動して、特定エレベータのす
でに登録されているかご呼びが解除され、特定エレベー
タは乗り継ぎ階まで運行し、乗り継ぎ階に停止した後に
特定階に直行する。

また、操作スイッチがＯＮとなることによって、割当手
段が作動し、この割当手段によって乗り継ぎ階に他のホ
ール呼びに優先して、他のエレベータが割当て呼び寄せ
られる。

この呼び寄せられた他のエレベータに、乗り継ぎ階に停
止している特定エレベータから一般の利用客が乗り移り
、−ｉの利用客に対する運行サービスは、中断すること
なく継続される。

〈実施例〉以下、本発明の実施例を第１図乃至第３図を参照して説
明する。

ここで、第１図及び第２図は本発明の実施例の構成を示
す回路図、第３図は本発明の実施例の動作を説明するフ
ローチャートである。

実施例においては、サービス階床は８２階から１５階に
わたり、Ａ号機、Ｂ号機、Ｃ号機の３Ｔ白のエレベータ
がサービス運行し、Ａ号機が特定エレベータとして使用
され、１０階が特定階となっている。

第１図に示すように、電源端子Ｐ、Ｎ問に、Ａ号機が特
定階に到着するとＯＮとなる接点１とかご呼び登録回路
１０とが直列に接続され、接点１とかご呼び登録回路１
０の接続点が、Ａ号機を特定階に呼び寄せる操作スイッ
チ１１の切換端子ｔ１に接続されている。

電源端子Ｐに操作スイッチ１１の共通端子ｔ。

が接続され、操作スイッチ１１の切換端子ｔ２と電源端
子Ｎ間に、接点２、接点３及び乗り継ぎ階停止回路１２
が、互いに直列に接続されている。

ここで、接点２はＡ号機が就役中であることを検出して
ＯＮとなる接点であり、接点３はＡ号機にかご呼びがあ
るとＯＮとなる接点である。

操作スイッチ１１の切換端子ｔ２と電源端子Ｎ間に、ホ
ール呼び応答阻止回路１３、乗り継ぎ階検出回路１４、
ＵＰ方向検出回路１５及びリレー７の直列接続回路、Ｄ
ＯＷＮ方向検出回路１６及びリレー８の直列接続回路、
特定階走行回路１７が互いに並列に接続されている。

第２図に示すように、電源端子Ｐ、Ｎ間に、接点４、接
点５、接点９ａ及び６階上昇ホール呼び登録回路１８が
、互いに直列に接続され、接点５と接点９ａの接続点と
、電源端子Ｎ間に、接点１０ａと６階下降ホール呼び登
録回路１９とが、互いに直列に接続されている。ここで
、接点４は操作スイッチ１１が切換端子ｔ２側に切換え
られると、ＯＮとなる接点、接点５は乗り継ぎ階が６階
である時ＯＮとなる接点、接点９ａはリレー７が励磁さ
れるとＯＮとなる接点、接点１０ａはリレー８が励磁さ
れるとＯＮとなる接点である。

接点４と接点５の接続点と、電源端子Ｎ間に、接点６、
接点９ｂ及び７１１上昇ホール呼び登録回路２０が、互
いに直列に接続され、接点６と接点９ｂの接続点と、電
源端子Ｎ間に、接点１０ｂと７階下降ホール呼び登録回
路２１とが、互いに直列に接続されている。ここで、接
点６は乗り継ぎ階が７階である時ＯＮとなる接点、接点
９ｂはリレー７が励磁されるとＯＮとなる接点、接点１
０ｂはリレー８が励磁されるとＯＮとなる接点である。

同様にして、接点４と接点５の接続点と、電源端子Ｎ間
に、かご呼び記憶回路２２とかご呼び自動登録回路２３
とが、互いに直列に接続されている。また、接点４と接
点５の接続点と、電源端子Ｎ間に、ホール呼び移転回路
２４が接続されている。

このような構成の実施例において、乗り継ぎ階停止回路
１２、乗り継ぎ階検出回路１４、特定階走行回路１７、
接点２．３が、特定駆動手段を構成し、ホール呼び応答
阻止回路１３が禁止手段を構成している。同様に、ＵＰ
方向検出回路１５、リレー７、ＤＯＷＮ方向検出回路１
６、リレー８．６階上昇ホール呼び登録回路１８．６階
下降ホール呼び登録回路１９．７階上昇ホール呼び登録
回路２０．７階下降ホール呼び登録回路２１、接点４．
５．９ａ、９ｂ、７．９ｂ、１０ｂが、割当手段を構成
している。

次に、実施例の動作を説明する。

具体的に、Ａ号機が４階において上昇状態にあり、かご
呼びが８階と１３階に登録され、Ｂ号機が２階において
下降状態にあり、Ｃ号機が８１階において上昇状態にあ
り、かご呼びが７階と１１階に登録され、ホール呼びが
９階で上昇登録され、１３階で下降登録されている状態
で、１０階の特定階にホール呼びが発生したものとする
。

この場合、Ａ号機においては第１図に示すように、操作
スイッチ１１は切換端子ｔｌ側に切換えられているが、
特定階のホール呼びによって、第３図のフローチャート
のステップＳ１において、ＶＩＰ指令が発生し操作スイ
ッチ１１は、切換え端子ｔ２側に切換えられる。

次いで、第３図のフローチャートのステップＳ２に進ん
で、エレベータが就役中か否かの判定が行われるが、Ａ
号機は現在就役中なのでステップＳ３に進んでかご呼び
があるか否かの判定が行われる。

Ａ号機には８階と１３階にかご呼びが登録されているの
で、ステップＳ３の判定はＹＥＳでステップＳ４に進ん
で、乗り継ぎ階にＡ号機は停止し、乗り継ぎ階において
同運転方向のホール呼びを登録し、乗り継ぎエレベータ
に対してＡ号機のかご呼びを登録する。

第１図において、前述のように操作スイッチ１１は、切
換端子ｔ２側に切換えられ、Ａ号機は就役中で且つかご
呼びがあるので、接点２．３はＯＮとなっている。

従って、乗り継ぎ階停止回路１２、ホール呼び応答阻止
回路１３、乗り継ぎ階検出回路１４、特定階走行回路１
７には、電源端子Ｐ、Ｎから電源が供給され、これらの
回路は作動状態にある。

また、Ａ号機は４階から上昇運転をしていたので、リレ
ー７が励磁されＵＰ方向検出回路１５が、Ａ号機の上昇
を検出している。この場合、乗り継ぎ階検出回路１４に
よって、エレベータの機能上６階が乗り継ぎ階として検
出される。

リレー７が励磁されているので、接点９ａがＯＮとなり
、ＶＩＰ指令が発生しているので接点４がＯＮとなり、
６階が乗り継ぎ階として検出されるので接点５がＯＮと
なっている。

このため、６階上昇ホール呼び登録回路１８に電源端子
Ｐ、Ｎから電源が供給され、６階ホールにおいて上昇ホ
ール呼びが自動的に登録される。

この自動登録によって、Ｂ号機が６階まで直行運転され
る。

一方、ホール呼び応答阻止回路１３によって、Ａ号機に
対するホール呼びの応答が禁止され、乗り継ぎ階停止回
路１２によって、Ａ号機は６階に停止する。この停止状
態において、かご呼び記憶回路２２．かご呼び自動登録
回路２３及びホール呼び移動回路２４には、電源端子Ｐ
、Ｎから電源が供給されている。

そこで、６階上昇ホール呼び登録回路１８によって、６
階に呼び寄せられたＢ号機に対して、かご呼び記憶回路
２２に記憶されているＡ号機のかご呼びを、かご呼び自
動登録回路２３によって移動登録する。

次いで、第３図のフローチャートのステップＳ５におい
て、Ａ号機に対するホール呼び登録があるか否かの判定
が行われ、ＹＥＳであるとステップＳ６に進んで、ホー
ル呼び移転回路２４によって、Ａ号機に割当てられてい
たホール呼びが、６階に待機しているＢ号機に移転登録
される。

なお、この間にＡ号機の一般利用客は、機内のスピーカ
から、ＶＩＰ指令の発生により放送されるＩＣオートア
ナウンス器からのアナウンスにより、６階で乗り継ぎが
必要なことを知り、６階でＢ号機に乗り換えている。

先ず、Ｂ号機がＡ号機から移転登録されたかご呼びに従
って、一般の利用客を乗せて８階及び１３階に向けて出
発し、続いて第３図のフローチャートのステップＳ７に
おいて、特定階走行回路１７の作動によってＡ号機が特
定階である１０階に向けて出発する。

なお、第３図のフローチャートのステップＳ５がＮｏで
ホール呼び登録がない場合には、直接ステップＳ７に進
む。

また、ステップＳ３がＮＯでＡ号機にかご呼びがない場
合には、ステップＳ８に進んで特定階（ＶＩＰ階）に対
して同方向に運転中か否かが判定され、ＹＥＳであると
、ステップＳ６に進む、ステップＳ８の判定がＮＯであ
ると、ステップＳ９に進みドアを閉じたまま最寄階に停
止した後に、ステップＳ６に進む。

このようにして、実施例によるとＡ号機も一般利用客の
サービスに使用され、Ａ号機に対してＶＩＰ指令が発せ
られると、Ａ号機のホール呼び応答が禁止され、乗り継
ぎ階でＡ号機に登録されているかご呼びに対応するホー
ル呼びが登録され、乗り継ぎ階である６階に他のエレベ
ータが呼び寄せられる。Ａ号機は乗り継ぎ階で停止し、
Ａ号機に登録されていたホール呼び及びかご呼びは全て
Ｂ号機に移転登録され、Ａ号機から乗り換えた一般の利
用客を乗せてＢ号機は、がご呼びに従って運行を開始す
る。

そして、Ｂ号機が乗り継ぎ階から出発した後に、Ａ号機
が特定階に直行し、特定階のサービスが行われる。

従って、Ａ号機に運行途中でＶＩＰ指令が発せられても
、Ａ号機を利用中の一般利用客は、乗り継ぎ階ですでに
同一のかご呼びが登録されている他のエレベータにスム
ースに乗り換えて、時間的遅延もなく快適に目的階まで
エレベータを利用することが出来る。

また、特定階の利用客も、一般の利用客との乗り合せを
避は且つ迅速にＡ号機を特定階に呼び寄せて単独で利用
することが出来る。

なお、実施例では特定階のホール呼びによってＶＩＰ指
令を発し、特定階にエレベータを呼び寄せて利用する場
合を説明したが、本発明は実施例に限定されるものでな
く、特定エレベータの特定階のかご呼びで操作スイッチ
が操作されるようにしておくことにより、任意の階床か
ら乗り込んだ特定客が、特定エレベータを特定階まで優
先的に利用することが出来る。

〈発明の効果〉以上詳細に説明したように、本発明によると、−ｍの利
用客に時間的損失や不快感を与えずに、エレベータの運
行サービスをしながら、特定客に対しても独立性を保持
したエレベータの運行サービスをして、複数のエレベー
タを効率的に運転制御することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、本発明の実施例の構成を示す回路
図、第３図は、本発明の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。７．８・・・・・・リレー、１１・・・・・・操作スイ
ッチ、１２・・・・・・乗り継ぎ停止回路、１３・・・
・・・ホール呼び応答阻止回路、１７・・・・・・特定
階走行回路、１８・・・・・・６階上昇ホール呼び登録
回路、１９・・・・・・６階下降ホール呼び登録回路、
２２・・・・・・かご呼び記憶回路、２３・・・・・・
かご呼び自動回路、２４・・・・・・ホール呼び移転回
路。第　１　図 −ａ作スイ・云升第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数のエレベータが並行運転され、これら複数の
エレベータの一台が、特定階をサービスする特定エレベ
ータに使用されるエレベータの運転制御装置において、
前記特定エレベータを前記特定階に呼び寄せる操作スイ
ッチと、この操作スイッチの作動時に、前記特定エレベ
ータのかご呼びを解除して、前記特定エレベータを乗り
継ぎ階に停止させた後に、前記特定階に直行させる乗り
継ぎ運行を行わせる特定駆動手段と、前記操作スイッチ
が解除されるまで、前記特定エレベータに対してのホー
ル呼びの割当を禁止する禁止手段と、前記乗り継ぎ運行
時に、前記乗り継ぎ階に他のホール呼びに優先して他の
エレベータを割当てる割当手段とを有することを特徴と
するエレベータの運転制御装置。
（２）複数のエレベータが並行運転され、これら複数の
エレベータの一台が、特定階をサービスする特定エレベ
ータに使用されるエレベータの運転制御装置において、
前記特定エレベータを前記特定階に呼び寄せる操作スイ
ッチと、この操作スイッチの作動時に、前記特定エレベ
ータのかご呼びを解除して、前記特定エレベータを乗り
継ぎ階に停止させた後に、前記所定階に直行させる乗り
継ぎ運行を行わせる特定駆動手段と、前記操作スイッチ
が解除されるまで、前記特定エレベータに対してのホー
ル呼びの割当を禁止する禁止手段と、前記乗り継ぎ運行
時に、前記乗り継ぎ階に他のホール呼びに優先して他の
エレベータを割当てる割当手段と、この割当手段で割当
てられたエレベータに、前記特定エレベータの前記乗り
継ぎ階から前記特定階への出発前に、前記特定エレベー
タに登録されていた呼び登録を自動移転させる登録変更
手段とを有することを特徴とするエレベータの運転制御
装置。