JPH0222081Y2 - - Google Patents

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JPH0222081Y2
JPH0222081Y2 JP17269984U JP17269984U JPH0222081Y2 JP H0222081 Y2 JPH0222081 Y2 JP H0222081Y2 JP 17269984 U JP17269984 U JP 17269984U JP 17269984 U JP17269984 U JP 17269984U JP H0222081 Y2 JPH0222081 Y2 JP H0222081Y2
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casing
cylinder rod
vertical roll
vertical
presser plate
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JP17269984U
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ホツトストリツプミルにおける竪型
圧延機の竪ロール着脱装置の改良に関するもので
ある。
(従来の技術) 連続鋳造スラブまたはインゴツトから圧延製品
を製造するに際し、インゴツトやモールドの型の
数には制約があるため、素材の幅の種類はあまり
多くすることができない。一方、要求される製品
の幅は各種寸法の多くの種類のものが要求され、
それを満足させるために熱間圧延設備群の粗圧延
機の直近または周辺な幅調整用として竪型圧延機
が設置されている。
従来、この種の装置として特に特許文献として
は存在しないが、一般に第2図に示すものが用い
られている。図において、10は竪ロール駆動用
主軸、11は竪ロール、12は竪ロール駆動用主
軸10から竪ロール11へトルクを伝達するため
のキー、13は竪ロールの浮き上りを防止するた
めのロツクナツト、14は被圧延材であるスラブ
である。
次にこのような従来の竪ロールの着脱方法につ
いて説明すると、まず竪ロール11を抜き出す作
業において、ロツクナツト13を外した後、竪ロ
ール11に取りつけられている吊り環15をクレ
ーン等により引き上げて竪ロール11を抜き出
し、次いで交換ロールを前記とは逆の工程を経て
を組み込む。
なお、駆動用主軸10の上部がテーパー形状と
なつているのは竪ロールの組み込み作業の効率
化、ロール研削時のセンターリングの容易性、確
実性等を考慮したことによる。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の装置は、以上の様に竪ロールの着脱装置
が構成されているので、竪ロール着脱時における
ロツクナツトの外し、締めつけ作業時間、ロツク
ナツトの締めつけ過ぎ等によりテーパー部のすき
間が小さくなり、焼きつき等の発生による手入時
間等、竪ロール着脱時間に多大の時間を必要とす
るため、例えば圧延鋼種違いによる竪ロール材質
変更、竪ロール形状変更等組替頻度は多くなり、
それにともない組替時間も多大なものになり、生
産能率を大幅に低下させるなどの欠点を有してい
た。
又、組替作業は非常に狭い場所で行なわれるた
め、その作業能率、安全作業の観点からみて好ま
しくなかつた。
本考案は上記の様な従来のものの欠点を除去す
るためになされたもので、竪ロールの着脱方式を
ロツクナツト方式から流体シリンダーのロツドに
装着されるバネ等の弾性体利用によるクランプ方
式に変更し、さらに竪ロール着脱時、ロツド先端
部に取りつけられた十字形もしくはそれに類似し
た形状のプレートの位置をわずかに回転させるこ
とにより着脱を可能にし、竪ロール組替時間を大
幅に短縮できる竪ロールの着脱装置を提供するも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の要旨は、駆動用主軸の上端中心に流体
シリンダーを嵌め込み、該流体シリンダーは駆動
用主軸に固定された外側のケーシングとケーシン
グ内を摺動可能に設けたシリンダーロツドとシリ
ンダーロツドの中間に装着した弾性体とその上部
でケーシング上端部に上下動を固定して取付けた
ブツシングとで構成し、シリンダーロツドの中心
部最さ方向に流体通過の小孔を貫通して設けると
共に上端部には複数の突起部を有する係止プレー
トを上下動固定して取付け、一方竪ロールの上部
に蓋状の押えプレートを固定し、該押えプレート
の中心部には前記突起部に対応する複数の切欠部
のある貫通孔を設け、押えプレートの上面を前記
係止プレートの下面以下に位置させて構成したこ
とを特徴とする竪ロールの着脱装置である。
以下に本考案を図により詳細に説明する。
第1図は本考案装置例を示すもので、同図aは
平面図、同図bは正面の断面図である。第1図
a,bにおいて、竪ロールの駆動用主軸10の上
端部に流体シリンダー1を嵌め込む。
流体シリンダー1は駆動用主軸に固定したケー
シング2−1と、該ケーシング2−1の内部に摺
動可能に組込んだシリンダーロツド3と、ケーシ
ング2−1の上部に固定して設けたブツシング5
−1と、ブツシング5−1の下部に保持した弾性
体4とによつて構成する。前記ケーシング2−1
はその断面を外周、内周ともほぼ同形とし、駆動
用主軸10の上端部に嵌め込むものであるが、上
下方向、周方向の動きを規制するためビス2−2
などで固定する。
ケーシング2−1の内部にはシリンダーロツド
3を上下摺動自在に組み込むが、シリンダーロツ
ド3の下部はその外径をケーシング2−1の内径
とほぼ等しくしてシリンダーロツド基部3−1と
し、長さ方向中間部より上部はその外径をケーシ
ング2−1の内径に比較して十分小径とし、間隙
に弾性体4を介在させる。弾性体4の上部にはブ
ツシング5−1を位置させる。
該ブツシング5−1は内周をシリンダーロツド
3の外周と摺動可能に密着させ、外周にはネジ5
−2を形成してケーシング2−1の上部内周に形
成したネジ部と噛み合せることにより、ブツシン
グ5−1とケーシング2−1は上下方向の動きを
固定する。
シリンダーロツド3の中心部には流体を通過さ
せる小孔3−2を設け、更に上端部外周にネジ3
−3を切つておく。一方、駆動用主軸10の上部
外周には竪ロール11を嵌め込み、その接触面に
キー12を設けて駆動力を伝達する。キー12に
代えてスプラインとしても動力伝達は可能であ
る。
竪ロール11の上部には蓋状の押えプレート7
をネジ込みボルト7−1で固定し、押えプレート
7の中心部には貫通孔8をあけておく。貫通孔8
の形状は第1図aに示すごとく円周方向複数カ所
に切欠き部9を形成する。
押えプレート7の上面は前記シリンダーロツド
3のネジ3−3より下位周辺とする。ネジ3−3
と噛み合せて内面に雌ネジを形成した係止プレー
ト6を設ける。係止プレート6の形状は第1図a
に示すごとく、円周方向に複数個の突起部6−1
を形成させる。該突起部6−1の大きさは前記押
えプレート7に設けた貫通孔8の切欠部9より小
とし、突起部6−1と切欠部9が合致したとき、
係止プレート6とこれに噛み合うシリンダーロツ
ド3が何ら規制を受けずシリンダーロツド3が下
降できる構造とする。第1図aに示すごとく、貫
通孔8の切欠部9と係止プレート6の突起部6−
1が合致しないときは、係止プレートの下面が押
えプレート7の上面と接し、係止プレート6及び
これと噛み合うシリンダーロツド3は下降動作に
規制を受け、図に示す以上には下がらない構造と
する。
(作用) 本考案はこのように構成されているので、竪ロ
ール11の取替時従来に比べて極く短時間で実施
できる。
即ち、第1図a,bは竪ロール11を駆動用主
軸10とキー12を介して回転させてスラブ14
の巾方向圧下を行なつている図であるが、この時
竪ロール11の上方向への抜け出しは押えプレー
ト7と該押えプレート7を上方から押える係止プ
レート6により防止されている。何故なら、係止
プレート6は、これとネジ込み固定されたシリン
ダーロツド3が下方に引張力が働いた状態にある
ためである。これはシリンダーロツド基部3−1
の上位に設けた弾性体4の伸長する力が作用して
いるためで、弾性体4の上側はブツシング5−1
により規制を受けている。ブツシング5−1はケ
ーシング2−1の上端内周とネジにより固され、
ケーシング2−1は駆動用主軸10に固定されて
いるので、弾性体4の上方向の移動を規制する。
尚、第1図a,bに示すように竪ロールを駆動回
転中は、係止プレート6の突起部6−1は貫通孔
8の切欠部と合致させない位置としておく。
このような状態から竪ロール11を取替える
時、シリンダーロツド3の小孔3−2から図示し
ないポンプ等により圧力流体を入れる。圧力流体
はケーシング2−1の底部とシリンダーロツド基
部3−1の間に入り込み、弾性体4の伸長力に打
勝つてシリンダーロツド3を押し上げる。これに
伴ない、シリンダーロツド3とネジで結合されて
いる係止プレート6を上方に押し上げ、押えプレ
ート7との間に隙間を生じさせる。係止プレート
6は押えプレート7を離間することにより容易に
周方向に回動可能であり、係止プレート6の突起
部6−1と押えプレート7に設けた貫通孔8の切
欠部9とが合致する位置まで回動させる。このよ
うにすることによりもはや竪ロール11の上方向
規制力は存在せず、吊り環15にワイヤーを掛け
クレーン等で引上げ、竪ロール11とネジ込みボ
ルト7−1で一体とした押えプレート7とを共に
取外す。
その後次に組み込むべき竪ロールを取外しの手
順と逆手順で組み込む。但し組み込み時、竪ロー
ル11と押えプレート7とが一体のままではキー
12の位置が外部から見えず手間どる場合は、ネ
ジ込みボルト7−1を外すことにより押えプレー
トを外した状態でまず竪ロールのみを組み込み、
その後押えプレートを取り付けると良い。
又、ブツシング5−1とケーシング2−1の上
部をネジで固定する点及びケーシング2−1を駆
動用主軸10にビス2−2で固定する点は流体シ
リンダー1の全体の修理等の便宜を計つたもので
あり、他の固定方法を用いても上下の動きを規制
できるものであれば本考案は成り立つものであ
る。
(考案の効果) 以上の様に、本考案によれば、竪ロールの着脱
方式を流体シリンダーのシリンダーロツドに装着
されるバネ等の弾性体利用によるクランプ方式に
変更したので、竪ロールの着脱が容易となり、竪
ロールの着脱時間を大幅に短縮することができ、
生産能率を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る竪ロールの着脱装置の一
例を示す図であり、同図aは平面図、同図bは正
面の断面図である。第2図は従来の竪ロール着脱
部の主要断面図である。 1……流体シリンダー、2−1……ケーシン
グ、2−2……ビス、3……シリンダーロツド、
3−1……シリンダーロツド基部、3−2……小
孔、3−3……ネジ、4……弾性体、5−1……
ブツシング、5−2……ネジ、6……係止プレー
ト、6−1……突起部、7……押えプレート、7
−1……ネジ込みボルト、8……貫通孔、9……
切欠部、10……駆動用主軸、11……竪ロー
ル、12……キー、13……ロツクナツト、14
……スラブ、15……吊り環。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動用主軸の上端中心に流体シリンダーを嵌め
    込み、該流体シリンダーは駆動用主軸に固定され
    た外側のケーシングとケーシング内を摺動可能に
    設けたシリンダーロツドとシリンダーロツドの中
    間に装着した弾性体とその上部でケーシング上端
    部に上下動を固定して取付けたブツシングとで構
    成し、シリンダーロツドの中心部長さ方向に流体
    通過の小孔を貫通して設けると共に上端部には複
    数の突起部を有する係止プレートを上下動固定し
    て取付け、一方竪ロールの上部に蓋状の押えプレ
    ートを固定し、該押えプレートの中心部には前記
    突起部に対応する複数の切欠部のある貫通孔を設
    け、押えプレートの上面を前記係止プレートの下
    面以下に位置させて構成したことを特徴とする竪
    ロールの着脱装置。
JP17269984U 1984-11-14 1984-11-14 Expired JPH0222081Y2 (ja)

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JP17269984U JPH0222081Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

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JP17269984U JPH0222081Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

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JPS6187602U JPS6187602U (ja) 1986-06-07
JPH0222081Y2 true JPH0222081Y2 (ja) 1990-06-14

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