JPH02220729A - 鋳造用鋳型及びその製造方法 - Google Patents

鋳造用鋳型及びその製造方法

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JPH02220729A
JPH02220729A JP4107389A JP4107389A JPH02220729A JP H02220729 A JPH02220729 A JP H02220729A JP 4107389 A JP4107389 A JP 4107389A JP 4107389 A JP4107389 A JP 4107389A JP H02220729 A JPH02220729 A JP H02220729A
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JP
Japan
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mold
casting
metal particles
coating layer
forming
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JP4107389A
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English (en)
Inventor
Kazuo Takeuchi
一雄 竹内
Takahiro Tetsuanaguchi
鉄穴口 隆弘
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鋳物品質を向上させる鋳造用鋳型及びその製
造方法の改良に関するものである。
(従来技術) 一般に、鋳抜きによって鋳物に中空部を成形する場合、
珪砂等の耐火砂を焼成して成形した中子(#B型)を用
いている。そして、中子によって成形される鋳物の鋳肌
を平滑にし、かつ寸法精度も+iJtさせるため、特開
昭55−30341号公報に示されているような鋳型造
形法により、中子表面に塗型層を形成するものが知られ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、耐火砂で構成された中子においては、珪
砂等からなる耐火砂の熱伝導性が悪いため、中子廻りの
溶湯の凝固速度が遅(、ひけ巣や金属組織の粗大化など
が生じて健全な鋳物が得られないという問題があり、ま
た凝固時間が長くなることにより生産性を低ドさせるな
どの問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、鋳型廻りの溶湯の凝固速度を早め、
健全な鋳物を成形すると共に、鋳物の生産性を向上させ
る鋳造用鋳型を提供すると共に、その鋳型を安定して得
ることができる鋳造用鋳型の製造方法を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) −F記の目的を達成するため、請求項(1)の第1発明
は、耐火砂を固めて成形した鋳造用鋳型において、該鋳
型の鋳物を成形する成形面に、金属粒子を分数含有する
塗型層を形成した構成としたものである。
また、請求項■の第2発明は、成形型の成形面に、粘結
剤を含有するコート層を成形し、次に成形型内に金属粒
子を充填してコート層内に金属粒子を混入させ、その後
、余剰の金属粒子を成形型内から排出し、次に成形型内
に粘結剤が添加された耐火砂を充填して加熱処理し、次
に焼成された鋳型を成形型から離型させ、鋳物を成形す
る成形面に金属粒子を分散含有する塗型層を形成した鋳
型を得る構成としたものである。
(作用) 上記請求項(1)の第1発明においては、鋳型の塗型層
に分散含有された金属粒子により、溶湯の熱が奪われて
溶湯の凝固速度が早くなり鋳型廻りのひけ巣発生が抑制
され、金属組織の微細化が促進される。
また、請求項■の第2発明においては、成形型の成形面
に、粘結剤を含有するコート層を形成したのち、成形型
内に金属粒子を充填してコート層内に金属粒子を混入さ
せ、その後、余剰の金属粒子を成形型内からり1出する
ようにしたため、比重の大きい金属粒子が予め形成した
コート層に均一に分散混入されることとなる。粘結剤を
含イrする塗型液に金属粒子を混合してこれを成形型の
成形面にコートする方法では、比重の大きい金属粒子が
塗型液内で沈降し、塗布する際に金属粒子が均一に分散
したコート層は得にくい。しかし本発明では上述のよう
にこのような問題が解消されることとなる。また、金属
粒子が分散混入したコート層は、成形型内で耐火砂と共
に加熱処理されるため、鋳型との密着性が良(、さらに
塗型層の表面は成形型の成形面で直接成形されるため、
金属粒子を分散含をしても表面が荒れることな(平滑に
形成され、鋳型寸法精度も高めることができる。
(実施例) 以ド、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る鋳造用鋳型1を示し、該
鋳型1はエンジンのAp合金製シリンダヘッドの吸・υ
ト気ポートを形成するポート中子である。該鋳型(以下
ポート中子と称す)■は、耐火砂としての珪砂に粘結剤
を添加して焼成し、固めたものであり、表面には第2図
に拡大して示すように金属粒子2が分散含有された中型
層3が形成されている。
を記ポート中子1の塗型層3は、金属粒子2の塗型M3
内での保持力を確保し、かつ塗型層3自身の強度及び中
子1との密着性を確保するため、厚士が0.8mm〜1
.5mmめ範囲が好ましい0.8mm未満の厚さでは金
属粒子2の塗型層3内での保持が困難になると共に、塗
型層3の粘結剤の量が減少して塗型層3自身の強度が低
下し、かつ塗型層3の中子1への密着性も低ドする。一
方厚さが1.5mmを超えると効果が飽和し、これ以上
厚くするのは経済的でない。
上記塗型層3に分散含有される金riA粒子2としては
スチール粒子が用いられ、金属粒子2の塗型層3への含
有量は、金属溶湯の冷却性を確保すると共に、塗型層3
自身の強度を確保し、かつ中子1との密着性を確保する
ために、塗型層3に対して25〜40容量%の範囲が好
ましい。含有量が25容量%未満では金属溶湯の十分な
冷却効果を確保するのが困難であり、一方40容量%を
超えると塗型層3の粘結剤の聞が減少して塗型層3自身
の強度が低下し、かつ塗型層3の中子1への密着性も低
下する。また、金属粒子2の大きさは、粒径が0.3〜
0.8mmの範囲が好ましく、0.3mm未満のものは
製造上作成するのが困難であり、一方0.8mmを超え
ると、塗型層3への混入保持が困難となる。
ポート中子lは、上記のように金属粒子2を分散含有す
る塗型層3を有するため、金属溶湯、例えばAP合金溶
湯が塗型層3に接した際、Af1合金溶湯の熱が金属粒
子2に奪われ、ポート中子1廻りの溶湯の凝固速度を早
め、ひけ巣発生がなく金属組織の微細化した健全なAΩ
合金鋳物を得ることができる。
次に、上記ポート中子1の製造方法を第3図および第4
図 (a)〜(f)に基づいて説明する。
第3図はポート中子1を造型する造型装置Aを示し、該
造型装置Aは、第1型枠4に固定されたシリコンゴム製
の第1成形型5と、第2型枠6に固定されたシリコンゴ
ム製の第2成形型7とからなり、第3図のように第1成
形型5と第2成形型7とを閉じることにより、ポート中
子1の成形用キャビティ8を構成する。
9は、各成形型5,7を貫通して配設されたエノエクタ
ビンであり、その後一部はエジェクトプレート10に取
付けである。該エジェクトプレート9は図示しない駆動
手段で作動され、成形後のポート中子1を各成形型5,
7から離型させる。
なお11は後端部がエジェクトプレート10に取付けら
れた規制ロッドであり、該ロッド11は各成形型5,7
を貫通して配設され、かつ各成形型5.7を閉じた際、
お互に当接して各エジェクタピン9の先端面を各成形型
5,7の各成形面5a、7aと一致させるものである。
また、12は、各エジェクタピン9および各規制ロッド
11の移動をガイドする耐熱樹脂製のガイドブツシュで
ある。
上記造型装置Aを用いたポート中子1の製造ステップを
詳細に説明すると、第4図(a)に示すように、各成形
型5.7を閉じた状態で開口部8aからキャビティ8内
に粘結剤を含fTする塗型液13を充填する。この塗型
液13の組成としては、例えば下記のものを用いること
ができる。
(塗型液の組成) (a)塗型骨材アルミナイド粒子lOo重口部(b)粘
結剤 水ガラス1〜3重量部 カルボキシメチルセルロースを1% 含有した水溶液35〜50重量部 酢酸ビニル0.5〜2.0重量部 (c)活性剤  アニオン活性剤0.05〜0.2重量
部(d)消泡剤  エマルジョン型ンリコーン1Ir1
泡剤0.05〜0.2重量部 次に、各成形型5,7を閉じた状態で上ドに反転させ、
キャビティ8の開口部8aから余分な塗型液13を排出
し、その後各成形型5.7を元の状態に反転させて第4
図(b)に示すように、各成形面5a、7aに例えば厚
さ1mmのコート層14を成形する。
次に、第4図(c)に示すように、開口部8aから粒径
0.5mmのスチール粒子からなる金属粒子2をキャビ
ティ8内に充填する。この時、コート層14は水分を含
有する軟質層であるため、金属粒子2は、容易にコート
層14に混入され、しかも、金属粒子2はキャビテイ8
内全体に充填されるため、コート層14に均一に分散混
入されることとなる。なおこの時、充填された金属粒子
2に圧力を加えて金属粒子2のコート層14への混入を
促進するようにしてもよい。また、金属粒子2とコート
層14との親和性を高めるため、金属粒子2に親和性を
高める表面処理を施してもよい。
その後、各成形型5,7を閉じた状態で七ドに反転させ
て余剰の金属粒子2をキャビティ8がら排出し、次に各
成形型5.7を元の状態に反転して第4図(d)に示す
ように、金属粒子2を分散含有したコート層14が形成
される。
次に、第4図(e)に示すように、開口部8aがらキャ
ビティ8内に粘結剤と耐火砂等と混練し、乾燥した鋳型
砂15を充填する。この鋳型砂15の組成としては、例
えば下記に示すものを用いることができる。
(鋳型砂の組成) (a)耐火砂  珪砂100重量部 (b)粘結剤  水ガラス1〜5重量部(C)シランカ
ンプリング剤 水ガラスに対し02重量部 (d)水    1重量部 なお、乾燥後の水分量は0.2%以下である。
その後、公知のマイクロ波加熱装置16でキャビティ8
内のコート層14および鋳型砂15を加熱処理する。マ
イクロ波加熱においては、コート層14および鋳型砂1
5の水分等の誘電体によりコート層14自身および鋳型
砂15自身か発熱して加熱処理され、水分等が蒸発して
焼成されコート層14および鋳型砂15が硬化する。
その後、各成形型5.7を開き、各エジェクタピン9で
押出し離型させることにより、第1図に示すようなボー
ト中子1を得ることができる。
以」二のように、成形面5a、7aに軟質のコート層1
4を形成したのち、キャビテイ8全体に金属粒子2を充
填することによって金属粒子2かコート層14に均一に
分散混入するため、最終的に硬化して成形された塗型層
3には金属粒子2が均一に分散混入したものとなり、中
子1廻りの溶騙の冷却を安定して高めることができる。
また、塗型層3の表面は、各成形型5,7の成形面5a
、7aで直接成形されるため、金属粒子2を塗型層3に
混入させても表面が荒れることなく平滑に成形され、中
子1の寸法精度も高いものが得られる。
なお、1記実施例では、マイクロ波加熱装置を用いて中
子工および塗型層3を硬化させるようにしているが、こ
れに替えて成形型を金型で構成し、この金型内に電気ヒ
ータ等の加熱手段を内蔵して中子1および塗型層3を硬
化させるようにしても良い。
また、塗型層3の粘結剤および鋳型砂15の粘結剤は上
記実施例に限ることなく樹脂等の各種のものを用いるこ
とができる。
さらに、上記実施例では、シリンダへノドのボート中子
1に本発明を適用した例を示したか、これに限らず他の
鋳物の中子もしくは主型にも適用可能なことは言うまで
もない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の第1発明における鋳造用
鋳型によれば、塗型層に分散含有された金属粒子により
、+8湯の熱を積極的に奪って溶湯の凝固速度を早め、
鋳型廻りのひけ巣発生を抑制し、かつ金属組織の微細化
を促進させることができ、健全な鋳物を得ることができ
るという効果を有する また、本発明の第2発明における鋳造用鋳型の製造方法
によれば、金属粒子が均一に分#!I混入された塗型層
を安定して得ることができると共に、金属粒子の混入に
関係なく表面が平tF1な塗型層を得ることができ、か
つ鋳型寸法精度も高いものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るボート中子の断面図、第
2図は第1図におけるボート中子の要部断面図、第3図
は本発明の実施例に係るボート中子の製造に用いる造型
装置の縦断面図、第4図(a)〜(f)は ボート中子
の製造ステップを示す要部縦断面図である。 l・・番ボート中子(鋳造用鋳型)、2・・Φ金属粒子
、3・・・塗型層、5・0・第1成形型5a11−Φ成
形面、7・・拳第2成形型、7a・・・成形面、14・
・・コート層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐火砂を固めて成形した鋳造用鋳型において、該
    鋳型の鋳物を成形する成形面に、金属粒子を分散含有す
    る塗型層を形成したことを特徴とする鋳造用鋳型。
  2. (2)成形型の成形面に、粘結剤を含有するコート層を
    成形し、次に成形型内に金属粒子を充填してコート層内
    に金属粒子を混入させ、その後、余剰の金属粒子を成形
    型内から排出し、次に成形型内に粘結剤が添加された耐
    火砂を充填して加熱処理し、次に焼成された鋳型を成形
    型から離型させ、鋳物を成形する成形面に金属粒子を分
    散含有する塗型層を形成した鋳型を得ることを特徴とす
    る鋳造用鋳型の製造方法。
JP4107389A 1989-02-21 1989-02-21 鋳造用鋳型及びその製造方法 Pending JPH02220729A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506730A (ja) * 2006-10-19 2010-03-04 アシュラント−ジュートヒェミー−ケルンフェスト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 炭水化物を含有した成形材料混合物
JP2013136082A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Kao Corp 水性塗型剤組成物

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JP2010506730A (ja) * 2006-10-19 2010-03-04 アシュラント−ジュートヒェミー−ケルンフェスト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 炭水化物を含有した成形材料混合物
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