JPH0222032Y2 - - Google Patents

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JPH0222032Y2
JPH0222032Y2 JP1985038531U JP3853185U JPH0222032Y2 JP H0222032 Y2 JPH0222032 Y2 JP H0222032Y2 JP 1985038531 U JP1985038531 U JP 1985038531U JP 3853185 U JP3853185 U JP 3853185U JP H0222032 Y2 JPH0222032 Y2 JP H0222032Y2
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JP
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main
rotating shaft
blade
blades
stirring
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JPS61155027U (ja
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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、液状流体の撹拌を行う撹拌機に関す
るものである。
[従来の技術] 衛生陶器素地泥漿のねかしや解膠剤の添加及び
溶解のほか、釉薬の貯蔵及び調整、CMC(カルボ
キシルメチルセルローズ)等の高粘度溶液の作
製、粘土等原料粉末と水との撹拌溶解などのため
に、撹拌機が広く用いられている。
このような撹拌機の一つとして、第2図Aに示
すように、駆動装置によつて回転される回転軸
1、及び放射方向に延在するように回転軸1に対
して取り付けられた撹拌羽根2を有する撹拌機が
公知である。
第2図Aにおいて、3は容器、4は溶器3内の
液体を示している。なお、第2図B,Cは第2図
AのB−B線及びC−C線に沿う断面図である
が、図示の如く、撹拌羽根2は、その回転面に対
して傾斜するよう角度付けされている。
[考案が解決しようとする問題点] 第2図の従来の撹拌機において、回転軸1を回
転させると、容器3内の液体4は撹拌羽根2の近
傍の部分だけが掻き混ぜられ、容器3内の液体全
体を均一化するような流れは小さい。仮に回転軸
1の長さを長くしたり、最も下側の撹拌羽根2を
容器3の底面すれすれの位置にまで下げて設置し
ても、このような液体の基本的な流れに変化はな
く、液体4の全体を均一化することが難しかつ
た。
特に、第2図に示す従来の撹拌機において、回
転軸1を低速で回転させるようにした場合には、
このような問題点が顕在化し易く撹拌、溶解能力
が弱かつた。
また、回転軸1を高速で回転させる場合には、 イ 回転軸1を中心とする渦が生じ、この渦の中
心から空気が巻き込まれ易い。
ロ 溶液の性質を変えることがある。(例えば、
粘土の溶液を撹拌した場合、衝撃破壊により粘
土の構造を破壊し、可塑性等の諸特質を劣化さ
せる。) ハ 撹拌羽根2の破損や摩耗が生じ易い。
ニ 動力コストが嵩む。
等の別の問題が生ずる。
更に、第2図の従来の撹拌機においては、低速
及び高速回転のいずれにおいても、回転軸1には
その軸方向(図において上又は下方向)に荷重が
かかるため、回転軸1のスラスト軸受け(図示せ
ず)に摩耗が生じ易いという問題点もあつた。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、本考案は、駆動
装置によつて回転される回転軸、及び放射方向に
延在し回転面に対して傾斜するように前記回転軸
に取り付けられた主羽根を有する撹拌機におい
て、該主羽根は、途中から先端側が付根側とは反
対方向に捩じつてあり、 回転軸の軸と略平行方向に延在する補助羽根が
前記主羽根に取り付けられており、 回転軸に2段以上に主羽根が取り付けられてお
り、かつ各主羽根の間を連繋するように補助羽根
が設けられているものである。
[作用] 本考案の撹拌機においては、主羽根が途中から
先端側がその付根側とは反対方向に捩じれている
ので、主羽根が撹拌容器内の液体に与える力は、
回転軸近傍の部分と、回転軸から離れた容器内面
に沿つた領域とでは上下反対方向になる。これに
より、高速回転させることなく、液体に強い撹拌
力を与えて、十分に均一な撹拌を行えるようにな
り、かつ渦の発生も抑制されて空気の巻き込みも
防止されるなど、上述の従来の問題点がことごと
く解消されるのである。また、補助羽根を設けた
ので撹拌がより強力に行なわれる。さらに、この
補助羽根で主羽根同志を連結したので、主羽根の
取付強度も高い。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る撹拌機の構成を
示す正面図であつて、回転軸1に対し主羽根5が
複数枚(本例では3段に合計6枚)取り付けられ
ている。この主羽根5は、回転軸1の放射方向に
延在しており、かつその途中よりも付根側の部分
と、途中よりも先端側の部分とでは、回転軸(図
において紙面と垂直な面)に対しそれぞれ反対向
きの傾斜となるように捩じられている。
この主羽根5に対し補助羽根6が回転軸1の軸
方向(即ち、図中上下方向)に延在するように取
り付けられている。
主羽根5は上下4段に設けられており、補助羽
根6は、上側2段の主羽根5a,5b及び下側2
段の主羽根5c,5dを連繋することにより、主
羽根5の取り付け強度を増大させてある。
このように構成された実施例に係る撹拌機にお
いて、回転軸1の周囲の容器中心領域にある液状
流体は一方向(第1図においては下方向)に撹拌
力が付与され、容器4の内面に沿う周囲の領域に
ある液体流体には逆方向(第1図では上向き方
向)に撹拌力が付与される。このように容器3内
においては、中心領域と容器内面に沿う周囲部分
とで逆向きの力が液体に作用するので、容器4内
の液体の流れに激しい乱れが生じ、全体として十
分な撹拌が行われるようになる。また、中心領域
において、液体に上向きの力が作用するので渦の
発生が抑制され、渦に伴う空気巻き込みも防止さ
れる。
また、各主羽根5においては、付根側の部分
と、先端側の部分とでは、液状流体から撹拌力の
反作用として受ける力が互いに反対方向になるの
で、回転軸1の軸方向に作用する力が減少され
る。そのため回転軸のスラスト軸受け(図示せ
ず)に対する負担の軽減化が図れる。
更に本実施例においては、主羽根5に対して補
助羽根6が取り付けられているのであるが、この
補助羽根6を設けることにより羽根と液状流体と
の衝突面積が増大して乱流が増加し、撹拌や溶解
のスピードアツプが図れる。また、容器4内壁面
に沿う領域における撹拌がより十分に行われるよ
うになり、撹拌が均一化すると共に、内壁面への
固型物質の付着の発生等も防止されるようにな
る。なお、このような容器内壁面への固型物質の
付着を防止させるためには、主羽根5の先端から
その半径rの10%以内の位置に補助羽根6を取り
付けるようにするのが好ましい。
本実施例はねかし及び貯蔵を主目的とするもの
であつて、固定案内羽根7が設けられている。
この固定案内羽根7は、容器4の直径方向に設
置されており、かつ回転軸1に対しては何ら連結
されていない。この固定案内羽根7はいわゆる邪
魔板のごとき作用を働くことによつて、撹拌によ
り均一化を一層高める効果を奏する。なお、この
固定案内羽根7は、その途中の部分で捩じると共
に、第3図に示すように、捩じりの傾斜方向を主
羽根5の傾斜方向と逆とするのが好ましい。なお
第3図は第1図の−線切断端面図である。
本考案において、このような優れた撹拌効果を
一層顕著なものとするためには、主羽根5を捩じ
る部位及び主羽根5の傾き角度を次にようにする
のが好ましい。
主羽根5は、回転軸1への付根部分から半径r
の50から80%の間の部分で捩じるようにするのが
好ましい。また、主羽根5の角度は、水平方向に
対し20゜〜60゜の傾きとなるようにするのが好まし
い。
本考案において、回転軸1、主羽根5及び補助
羽根6及び固定案内羽根7等の材質は特に限定さ
れるものではなく、例えば通常用いられている金
属材料製とすれば良い。また、補助羽根6の主羽
根5への取り付け方式、主羽根5の回転軸1への
取り付け方式等も特に限定されるものではなく、
溶接やネジ止め等によれば良い。また、主羽根5
や補助羽根6、固定案内羽根7の設置枚数は任意
である。主羽根は回転軸に対し、1段当り3枚以
上設けても良い。例えば4枚を十字形に取り付け
ても良い。
[効果] 以上の通り、本考案の撹拌機によれば、 撹拌溶解能力が大幅に向上される。
均一な撹拌が可能とされる。
回転軸への軸方向の応力が低減され、その軸
受け等に加えられる負荷が軽減される。
主羽根の取付強度が高い。
撹拌速度を小さくしても十分な撹拌が行える
ようになり、 イ 空気の巻き込みが殆ど生じない。
ロ 溶液の性質を変化させることがない。
ハ 羽根の損失や摩耗が大幅に減少する。
ニ 動力費も低減される。
等の優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る撹拌機の構成を
示す概略的な正面図である。第2図は従来の撹拌
機の構成を示す正面図である。第3図は第1図の
−線に沿う切断端面図である。 1……回転軸、3……容器、5……主羽根、6
……補助羽根、7……固定案内羽根。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 駆動装置によつて回転される回転軸、及び放
    射方向に延在し回転面に対して傾斜するように
    前記回転軸に取り付けられた主羽根を有する撹
    拌機において、該主羽根は、途中から先端側が
    付根側とは反対方向に捩じつてあり、 回転軸の軸と略平行方向に延在する補助羽根
    が前記主羽根に取り付けられており、 回転軸に2段以上に主羽根が取り付けられて
    おり、かつ各主羽根の間を連繋するように補助
    羽根が設けられていることを特徴とする撹拌
    機。 (2) 主羽根は2段以上に設置されており、主羽根
    の間の位置にて回転軸と直交する方向に延在す
    るよう固定案内羽根が回転軸とは別体に設けら
    れており、かつ固定案内羽根は主羽根と逆の傾
    斜を有するように捩じられている実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の撹拌機。
JP1985038531U 1985-03-18 1985-03-18 Expired JPH0222032Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985038531U JPH0222032Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

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JP1985038531U JPH0222032Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61155027U JPS61155027U (ja) 1986-09-26
JPH0222032Y2 true JPH0222032Y2 (ja) 1990-06-13

Family

ID=30545623

Family Applications (1)

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JP1985038531U Expired JPH0222032Y2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18

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Families Citing this family (4)

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JPS61155027U (ja) 1986-09-26

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