JPH02219886A - 床材用接着剤 - Google Patents

床材用接着剤

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JPH02219886A
JPH02219886A JP4016489A JP4016489A JPH02219886A JP H02219886 A JPH02219886 A JP H02219886A JP 4016489 A JP4016489 A JP 4016489A JP 4016489 A JP4016489 A JP 4016489A JP H02219886 A JPH02219886 A JP H02219886A
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宮島 恒久
Kazumasa Ozaki
小崎 一正
Akio Tanimoto
谷本 昭雄
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SAIDEN KAGAKU KK
Toyo Linoleum Co Ltd
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SAIDEN KAGAKU KK
Toyo Linoleum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は接着剤と粘着剤の機能を持つ組成物で被着体に
塗布後床材を貼り合わせするまでの時間の調整を必要と
せず、かつ接着後床材を除去するときに容易に剥がすこ
とのできる再剥離性機能を有する床材用接着剤に関する
ものである。
(従来の技術) 近年接着剤の中でも有機i容剤を使用しない水性分散型
のものが経済面と環境衛生なとの観点から要求されてい
る。水性分散型接着剤としての範囲は広く、澱粉系、酢
酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル系、メチ1ノン系、
アクリル系、合成ゴム系、天然ゴム系等がある。また使
い方には塗布後すぐに被着体を貼り合わせるものや一定
時間経過後に貼り合わせるものがある。接着剤の種類に
よらず貼り合わせするまでの時間は制限され、適性条件
で使用することが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような水性分散液は塗工後貼り合わせるまでの時
間、即ち接着剤業界でいうオーブンタイムを必要として
いる。しかし、これらのオーブンタイムの制限は工業的
には非能率な作業となっている。また貼り替えの時に剥
がそうとしても容易に剥離できず、被着体や床材の打破
することが多く作業に支障を来すことが多い。
そこで別の方法として粘着型接着剤を塗工し水分を蒸発
させて粘着力が出た時に貼り合わせる方法がある。
しかし現場施行で適度のオーブンタイムをとることは環
境温度や熟練度において困難なことである。
以上のことから、本発明は被着体に塗布後オーブンタイ
ムを必要としない接着剤でかつ再剥離性機能を有する組
成物を提供することを目的とする。
(rs題を解決するための手段) 本発明者らは上記の目的を達成するために鋭意検討した
結果、各種ポリマーの組成と物性を利用することによっ
て優れた機能を有する床用接着剤を発明するに至った。
即ち本発明は、〔A〕合成樹脂系、天然ゴム系、合成ゴ
ム系等の接着剤組成物の単独または混合物からなる水性
接着剤組成物を不揮発分換算で100重量部と、〔B〕
(a)炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル70〜99.9重量%、(b
)α、β−不飽和カルボン酸0.1〜lO重量%および
(c)上記(a)、(b)両成分以外のビニル化合物0
〜29.9重量%とからなる単量体成分を水性懸濁重合
することによって得られた結着性重合体微細球を含有し
てなる再剥離性粘着剤組成物を不揮発分換算で10−1
00重量部と、〔C〕天然系樹脂および/または石油系
樹脂の水性分散液を不揮発分換算で3〜lOO重量部か
らなる床材用接着剤である。
本発明における〔A〕成分の接着剤組成物は特に限定は
しないが再剥離性を損なう組成でなければ一般市販のも
ので良い。(B)成分の再剥離性接着剤組成物の製造に
使用される炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ
)アクリル酸アルキルエステルとしては、n−ブチル(
メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート
、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メ
タ)アクリレート、n−ヘキシルくメタ)アクリレート
、2−エチルへキシルアクリレート、イソオクチチル(
メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート
、ラウリル(メタ)アクリレートなどがあり、α、β−
不飽和カルボン酸としてはアクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等がある。〔C〕成
分のビニル系単量体としては、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ
)アクリレート、スチレン、アクリロニトリル、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、NN−ジメチル
アミノエチルアクリレート、アクリルアミド、ダイア七
トンアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
グリシジル(メタ)アクリレート、アジリジニルエチル
(メタ)アクリレート等がある。〔C〕成分の天然系樹
脂および石油系樹脂には脂肪族炭化水素樹脂、芳香族系
石油樹脂、シクロペンタジェン樹脂、ポリテルペン系樹
脂、テルペン変性体、ロジン、ロジンエステル、水添ロ
ジンエステル、フェノール樹脂、スチレン樹脂、キシレ
ン樹脂等の広範囲の樹脂がある。接着剤組成物である〔
A〕成分をgljl!するに当たっては床材の材質や(
B)成分の配合量によって組成を変える必要がある。例
えば塩化ビニルの場合には耐可塑剤を考慮して行なう必
要があり、合成樹脂組成分においては不飽和カルボン酸
を多めに共重合させる必要がある。天然ゴム系や合成ゴ
ム系においては使用される粘着付与樹脂は低融点のもの
の使用をさけなければならない。また接着しにくい材質
の場合は接着組成物を柔らかくして、粘着剤的な粘着力
を持たせることが望ましい。そして(B)成分を多めに
配合することによってより強く接着してまた再剥離性に
富んだものができる。(B)成分の結着性重合体微細球
は通常の水性懸濁重合法によって簡単にできるが、分散
剤としてはアニオン性界面活性剤単独使用か、保護コロ
イドとの併用にて重合することが望ましい。また結着性
重合体微細球の平均粒子径は5〜150μの範囲で目的
を達することができるが20〜60μくらいが好適であ
る。粒子の調整は界面活性剤と保護コロイドで容易にで
きるが重合反応方法によることもできる。例えばシード
重合法、マルチステージ重合方法で単量体滴下方法やエ
マルション滴下方法等を工夫することによって希望の粒
子径にすることができる。また結着性重合体微細球の弾
性率はジビニルベンゼンやトリメチロールプロパントリ
アクリレート等を使うことにより容易に調整することが
できる。
結着性重合体a細球は水性懸濁液のまま使用するのが常
道であるが、水性懸濁液の中から結着性重合体微細球だ
けをフィルターにて取り出し低温乾燥後にトルエン、酢
酸エチル、アルコール類等に膨潤溶解したものを接着組
成物に添加する方法もある。(B〕酸成分〔A〕成分の
不揮発分100重量部に対して10〜100重量部が良
いが、好ましくは10〜50重量部が接着力と再剥離性
を付与するのに望ましい。重合体微細球は接着後被着体
の表面に配列し接着力の調整に重要な役割りを果たす。
工業用接着剤として使用する場合は未乾燥のまま床材で
あるビニル髄、布製および木製のタイルカーペットを被
着体に貼る場合が普通である。そのために接着力の高い
接着剤を使用すると床材が不用になって除去しようとし
たときに強い力を必要としたり、材料破壊になる。また
無理に強度を落とし再剥離性を重んじると実用上の接着
不足を生じる。
本発明に用いられる結着性重合体微細球は弾性に冨んで
いるので荷重がかかると球状から平面上になり接着面積
が増え強度が上がるがある一定以上の剥離力には弱い物
性となっている。従って床材用としては非常に利用価(
直が大きいものである。
〔C〕成分の天然系樹脂および石油系樹脂の水性分散液
は接着力の調整に必要なもので、合成樹脂系およびゴム
系だけの接着剤では到底出し得ない接着力、乾燥性およ
び被着体への投錨性と浸透性を付与するものである。
(発明の効果) 以上のように、本発明は床材用接着剤として使用すると
被着体に塗工後、任意の時開に貼り合わせても除去する
ときには容易に剥離できる接着剤である。これらの効果
は(A〕、(B)、〔C〕各成分の組成バランスも重要
であるが、(B)成分の結着性重合体微細球が被着体表
面層に配列して接着力と再剥離性に効果的に働くので生
貼りに近い状態または乾燥後でも接着力があって再剥実
施例中、部および%とあるものは重量基準によるもので
ある。
実施例1 アクリル系粘接着剤(サイピノールAC−60(、サイ
デン化学■製)、不揮発分50%、粘度6,000cp
s/25℃フをA成分とする。
次に結着性微細球の製造のために用意された容器に水1
00部、予め溶解しておいた20%ポリビニルアルコー
ル不完全ケン化物の溶液3部、アニオン性界面活性剤1
部を仕込み充分攪拌する0次に2−エチルへキシルアク
リレート46部、ブチルアクリレート5部、アクリル酸
1.5部、過酸化ベンゾイル0.5部を別の容器にて攪
拌溶解する。次にこの単量体の澗合液を先に準備された
水溶漬に添加して攪拌する。
攪拌100 r、p、m、反応温度は70〜75℃で重
合反応が始まり、85〜95℃まで急激に発熱する。そ
の後81〜82℃まで冷却させ2時間反応する。反応容
器に均一な粒子径をもった水性懸濁液が生成する。続い
て次の重合工程に入る。別の容器に2−エチルへキシル
アクリレート50部、アニオン活性剤0.5部、アクリ
ル酸1゜5M、過酸化ベンゾイル0.5部および水50
部を良く攪拌混合する。次にこれらの全量を30分間か
けて滴下し80〜83℃で4時間反応を続ける。その後
冷却させて取り出し、水性懸J液の蒸発残分、粘度、粒
子径を確認した。不揮発成分40%、粘度1 、300
cps/25℃、平均粒子径20〜50μであった。こ
れらを〔B〕酸成分する0次に床材用接着剤として上記
の〔A〕成分を100部、CB)成分を50部及び〔C
〕成分として水添ロジンのグリセリンエステル化物の水
性分散液く不揮発分50%)20部を適当な消泡剤、酸
化防止剤、防腐剤と共に添加し60分間攪拌して調整し
た。得られた床用接着剤は不揮発分46.7%、粘度3
 、000cps/25℃であった。
実施例1で調整された床用接着剤をコンクリート面に塗
工量100g/& となるようにストライブ状に塗工し
、下記の条件において裏面が塩化ビニル製のカーペット
タイルを貼り合わせて約1カ月後に剥離して接着力と再
剥離性およびカーペットタイル裏面への接着剤の付着状
態を調べた。その結果を表中にO印を良好、Δ印をやや
良好、X印を不良として記載した。結果の通り乾燥時間
に関係なく再剥離性に富んだ床用接着剤であった。
実施例2 天然ゴムラテックスに水添ロジンエステルを配合してな
るゴム系接着剤〔サイピノールAT−15、サイデン化
学■製、不揮発分50%、粘度4 、000cps/2
5℃〕100部に実施例1で生成した(B)成分の結着
性微細球含有水性懸濁液50部と〔C〕成分の水添ロジ
ンのグリセリンエステルの水性分散液を20部入れて床
用接着剤を調整した。
実施例2で得られた床用接着剤を実施例1と同様に接着
力、再剥離性および汚染性を調べた。
結直下のようであ−た。
特許出願人 サイデン化学株式会社 手続補正書 平成1年6月lb日 特許庁長官  吉 1)文 毅 殴 1、事件の表示 平成1年特!’!FIX第40164号2、発明の名称 床材用接着剤 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋本町3丁目4番7号4、補
正命令の日付 ヤE明 細 書 1、発明の名称 床材用接着剤 2、特許請求の範囲 〔A〕合成樹脂系、天然ゴム系、合成ゴム系等の接着剤
組成物の単独または混合物からなる水性接着剤組成物を
不揮発分換算で100重量部と、CB’)  (a)炭
素数4〜12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸
アルキルエステル70・〜99.9重量%、(b)α、
β−不飽和カルボン酸0. 1〜lO皿量%および(c
)上記(a)、(b)両成分以外のビニル化合物0〜2
9.9重量%とからなる単量体成分を水性懸濁重合する
ことによって得られた結着性重合体y&細球を含有して
なる再剥離性粘着剤組成物を不揮発分換算で10〜10
0重量部と、 〔C〕天然系樹脂および/または石油系樹脂の水性分散
液を不揮発分換算で3〜100重量部とからなる床材用
接着剤。
3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は接着剤と粘着剤の11!能を待つ組成物で被着
体に塗布後床材を貼り合わせするまでの時間の調整を必
要とせず、かつ接着後床材を除去するときに容易に剥が
すことのできる再剥離性機能を有する床材用接着剤に関
するものである。
〈従来の技術) 近年接着剤の中でも有機溶剤を使用しない水性分散型の
ものが経済面と環境衛生などの観点から要求されている
。水性分散型接着剤としての範囲は広く、澱粉系、酢酸
ビニル系、エチレン−酢酸ビニル系、スチレン系、アク
リル系、合成ゴム系、天然ゴム系等がある。また使い方
には塗布後すぐに被着体を貼り合わせるものや一定時間
経過後に貼り合わせるものがある。接着剤の種類によら
ず貼り合わせするまでの時間は制限され、適性条件で使
用することが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような水性分散液は塗工後貼り合わせるまでの時
間、即ち接着剤業界でいうオーブンタイムを必要として
いる。しかし、これらのオーブンタイムの制限は工業的
には非能率な作業となっている。また貼り替えの時に剥
がそうとしても容易に剥離できず、被着体や床材の打破
することが多く作業に支障を来すことが多い。
そこで別の方法として粘着型接着剤を塗工し水分を蒸発
させて粘着力が出た時に貼り合わせる方法がある。
しかし現場施行で適度のオーブンタイムをとることは環
境温度や熟練度において困難なことである。
以上のことから、本発明は被着体に塗布後オーブンタイ
ムを必要としない接着剤でかつ再剥離性機能を有する組
成物を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記の目的を達成するために鋭意検討した
結果、各種ポリマーの組成と物性を利用することによっ
て優れた機能を有する床用接着剤を発明するに至った。
即ち本発明は、〔A〕合成樹脂系、天然ゴム系、合成ゴ
ム系等の接着剤組成物の単独または混合物からなる水性
接着剤組成物を不揮発分換算で100!量部と、〔B〕
(a)炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル70〜99.9重態%、(b
)α、β−不飽和カルボン酸0.1〜lO重量%および
〔C〕上記(a)、(b)両成分以外のビニル化合物0
〜29.9重量%とからなる単量体成分を水性懸濁重合
することによって得られた結着性重合体微細球を含有し
てなる再剥離性粘着剤組成物を不揮発分換算で10〜1
00重量部と、〔C〕天然系樹脂および/または石油系
樹脂の水性分散液を不揮発分換算で3〜100重量部か
らなる床材用接着剤である。
本発明において接着剤は結着性能を含むものとする。
また再剥離性は床材が一度床面に貼着した直後あるいは
経日後に再び剥離−貼着を繰り返しても何ら支障のない
性能と定義する。
本発明における〔A〕成分の接着剤組成物は特に限定は
しないが再剥離性を損なう組成でなければ一般市販のも
ので良い。CB)成分の再剥離性接着剤組成物の製造に
使用される炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ
)アクリル酸アルキルエステルとしては、n−ブチル(
メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート
、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メ
タ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート
、2−エチルへキシルアクリレート、イソオクチチル(
メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート
、ラウリル(メタ)アクリレートなどがあり、α。
β−不飽和カルボン酸としてはアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等がある。〔C
〕成分のビニル系単量体としては、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(
メタ)アクリレート、スチレン、アクリロニトリル、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N、N−ジ
メチルアミノエチルアクリレート、アクリルアミド、ダ
イア七トンアクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、グリシジル(メタ)アクリレート、アジリジニル
エチル(メタ)アクリレート等がある。〔C〕成分の天
然系樹脂および石油系樹脂には脂肪族炭化水素樹脂、芳
香族系石油樹脂、シクロペンタジェン樹脂、ポリテルペ
ン系樹脂、テルペン変性体、ロジン、ロジンエステル、
水添ロジンエステル、フェノール樹脂、スチレン樹脂、
キシレン樹脂等の広範囲の樹脂がある。接着剤組成物で
ある〔A〕成分を調製するに当たっては床材の材質や(
B’1成分の配合量によって組成を変える必要がある0
例えば塩化ビニルの場合には耐可塑剤を考慮して行なう
必要があり、合成樹脂組成分においては不飽和カルボン
酸を多めに共重合させる必要がある。天然ゴム系や合成
ゴム系においては使用される粘着付与樹脂は低融点のも
のの使用をさけなければならない、また接着しにくい材
質の場合は接着組成物を低いガラス転移点のポリマーを
使用し柔らかくして、粘着剤的な粘着力を待たせること
が望ましい、そしてCB)成分を多めに配合することに
よってより強く接着してまた再剥離性に富んだものがで
きる。
(B)成分の結着性重合体微細球は通常の水性懸濁重合
法によって簡単にできるが、分散剤としてはアニオン性
界面活性剤単独使用か、保護コロイドとの併用にて重合
することが望ましい。また結着性重合体微細球の平均粒
子径は5〜150μの範囲で目的を達することができる
が20〜60μくらいが好適である。粒子の調整は界面
活性剤と保護コロイドで容易にできるが重合反応方法に
よることもできる0例えばシード重合法、マルチステー
ジ重合方法で単量体滴下方法やエマルション滴下方法等
を工夫することによって希望の粒子径にすることができ
る。また結着性重合体微細球の弾性率はジビニルベンゼ
ンやトリメチロールプロパントリアクリレート等を使う
ことにより容易に調整することができる。
結着性重合体微細球は水性懸濁液のまま使用するのが常
道であるが、水性懸濁液の中から結着性重合体微細球だ
けをフィルターにて取り出し低温乾燥後にトルエン、酢
酸エチル、アルコール類等に膨潤溶解したものを接着組
成物に添加する方法もある。CB)成分は〔A〕成分の
不揮発分100重量部に対して10−100重量部が良
いが、好ましくは10〜50重量部が接着力と再剥離性
を付与するのに望ましい。重合体微細球は接着後被着体
の表面に配列し接着力の調整に重要な役割りを果たす。
〔C〕成分の天然系樹脂および石油系樹脂の水性分散液
は接着力の調整に必要なもので、合成樹脂系およびゴム
系だけの接着剤では到底出し得ない接着力、乾燥性およ
び被着体への投錨性と浸透性を付与するものである。
本発明床用接着剤に対応する床材は、陶磁器タイル、プ
ラスチックタイル、タイルカーペット等のタイル状床材
が望ましく、また木床やプラスチックで可撓性のある長
尺状ではない床材にも好適である。
上記床材は床下地に接着剤を塗工後オーブンタイムを考
慮することなく床材が施工できる。
従来は床材の貼替えに際し、古い床材を剥がす時に苦痛
を伴なう程の強い力が要求されたり、接着力が強すぎて
床下地を破損する等の問題があっな。また極端に弱い結
着性のみだと歩行時に床材が剥がれる恐れがあった。
(作 用) 本願発明は上記問題点を解決した発明であり、本発明に
用いられる結着性重合体微細球は弾性に富んでいるので
荷重がかかると変形して偏平な形状になり被着体との接
着面積が増して粘着強度が上がる。一方荷重を取去ると
元の球状体に戻るので一定の力をかけただけで容易に剥
がれる物性が得られる。
上記構成により再剥離性とずれ防止性が得られ、床材用
接着剤としては非常に利用価値の大きいものである。
以下実施例を上げて本発明の効果をさらに詳述するが、
実施例中、部および%とあるものは重量基準によるもの
である。
実施例1 アクリル系粘接着剤(サイピノールAC−60(サイデ
ン化学■i1)、不揮発分60%、粘度6,000cp
s/25℃〕をA成分とする。
次に結着性微細球の製造のために用意された容器に水1
00部、予め溶解しておいた20%ポリビニルアルコー
ル不完全ケン化物の溶液3部、アニオン性界面活性剤1
部を仕込み充分攪拌する。次に2−エチルへキシルアク
リレート45部、ブチルアクリレート5部、アクリル酸
1.5部、過酸化ベンゾイル0.5部を別の容器にて攪
拌溶解する。次にこの単量体の混合液を先に準備された
水溶液に添加して攪拌する。
攪拌100 r、p、1、反応温度は70〜75℃で重
合反応が始まり、86〜95℃まで急激に発熱する。そ
の後81〜82℃まで冷却させ2時間反応する0反応容
器に均一な粒子径をもった水性懸濁液が生成する。続い
て次の重合工程に入る。別の容器に2−エチルへキシル
アクリレート60部、アニオン活性剤0.5部、アクリ
ル酸1゜6部、過酸化ベンゾイル0.5部および水60
部を良く攪拌混合する1次にこれらの全量を30分間か
けて滴下し80〜83℃で4時間反応を続ける。その後
冷却させて取り出し、水性懸濁液の蒸発残分、粘度、粒
子径を確認した。不揮発成分40%、粘度1 、300
cps/25℃、平均粒子径20〜50μであった。こ
れらをCB)成分とする0次に床材用接着剤として上記
の〔A〕成分を100部、(B)成分を50部及び〔C
〕成分として水添ロジンのグリセリンエステル化物の水
性分散液(不揮発分50%)20部を適当な消泡剤、酸
化防止剤、防腐剤と共に添加し60分間攪拌して調整し
た。得られた法肩接着剤は不揮発分4667%、粘度3
 、000cps/25℃であった。
実施例1で調整された床用接着剤をコンクリート面に塗
工量100g/d となるようにストライブ状に塗工し
、下記の条件において裏面が塩化ビニル製のカーペット
タイルを貼り合わせて約1カ月後に剥離して接着力と再
剥離性およびカーペットタイル裏面への接着剤の付着状
態を調べた。接着力においては実用上の衝撃に耐えろる
強度を良好とし、再剥離性は古い床材を剥がす時に苦痛
を伴なわない程度の力で剥がしうる接着力を良好とし、
汚染性はカーペットタイル天に接着剤が付着しない状態
な良好とした。その結果を表中にO印を良好、Δ印をや
や良好、X印を不良として記載した。
実施例2 天然ゴムラテックスに水添ロジンエステルを配合してな
るゴム系接着剤(サイピノールAT−15、サイデン化
学■製、不揮発分50%、粘度4 、000cps/2
5℃〕lOO部に実施例1で生成した(B)成分の結着
性微細球含有水性懸濁液60部と〔C〕成分の水添ロジ
ンのグリセリンエステルの水性分散液を20部入れて床
用接着剤を調整した。
実施例2で得られた床用接着剤を実施例1と同様に接着
力、再剥離性および汚染性を調べた。
比較例 実施例1.実施例2から(B)成分を除去した他は実施
例1.実施例2と同様の配合を1テない比較例1.比較
例2の接着剤を得た。そして実施例1と同様な性能試験
を行なフな。
上記各実施例並びに比較例の試験結果を次表に示す。
(発明の効果) 以上のように、本発明の床材用接着剤は床下地に塗工後
オーブンタイムを考慮することなく良好な再剥離性が得
られた。これらの効果は〔A〕、(B)、〔C〕各成分
の組成バランスも重要であるが、CB)成分の結着性重
合体微細球が被着体表面層に配列して接着力と再剥離性
に効果的に働くので生詰りに近い状態または乾燥後でも
接着力があって再剥離機能を有する床材用接着剤として
有用である。また再剥離時に床下地を破損することもな
く、接着剤が床材裏面に移って付着することもなかった
特許出願人  サイデン化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔A〕合成樹脂系、天然ゴム系、合成ゴム系等の接着剤
    組成物の単独または混合物からなる水性接着剤組成物を
    不揮発分換算で100重量部と、 〔B〕(a)炭素数4〜12のアルキル基を有する(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステル70〜99.9重量%
    、(b)α,β−不飽和カルボン酸0.1〜10重量%
    および(c)上記(a)、(b)両成分以外のビニル化
    合物0〜29.9重量%とからなる単量体成分を水性懸
    濁重合することによって得られた結着性重合体微細球を
    含有してなる再剥離性粘着剤組成物を不揮発分換算で1
    0〜100重量部と、 〔C〕天然系樹脂および/または石油系樹脂の水性分散
    液を不揮発分換算で3〜100重量部とからなる床材用
    接着剤。
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