JPH02219596A - 心筋ミオシン重鎖に対する単一クローン抗体 - Google Patents

心筋ミオシン重鎖に対する単一クローン抗体

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JPH02219596A
JPH02219596A JP1319321A JP31932189A JPH02219596A JP H02219596 A JPH02219596 A JP H02219596A JP 1319321 A JP1319321 A JP 1319321A JP 31932189 A JP31932189 A JP 31932189A JP H02219596 A JPH02219596 A JP H02219596A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒト心筋ミオシン重鎖のアイソザイムに対し
て特異性を有する新規な単一クローン抗体に関するもの
である。
近年、特異性の高い抗体を大量に得る方法として、抗体
産生細胞と骨髄腫細胞を融合し、ハイブリドーマ(融合
細胞)を作製し、これを培養することにより単一クロー
ン抗体を産生ずる方法(ミルシュタインら、 Natu
re、 Vol、 256.p 495(1975))
が知られ、多数の単一クローン抗体が取得されている。
一方、筋研究の分野において筋蛋白質に対する抗体を利
用することは以前から行われている。筋は、横紋筋と平
滑筋の2つに大別され、さらに横紋筋は心筋と骨格筋に
、骨格筋では速筋と遅筋に分けることができる。これら
は筋の主要構成成分であるミオシン分子の抗原性の差に
よっても免疫化学的に区別できる二とが報告されている
(真暗ら、J、Bio、Cham、、 Vol、 76
、 p441 (1974))。
最近、心筋に関しても、ATPase活性の高いV、(
(E型)とATPase活性の低いVa(β型)の2つ
のアイソザイムのあることが明らかになった(矢崎ら、
 C1rculation Re5earch、Vol
、 35 。
p15 (1974)、ホーら、 J、Mo1.Ce1
l。
Cardiol、 Vol、 10. P 1053 
(1978) ) −一般にヒト、ウシ、イヌなどの動
物では、心房筋はすべてVユ(α型)であり、心室筋は
ほとんどV3(β型)と考えられる。したがって、α型
β型を識別できるような単一クローン抗体を作ることが
できれば、心房筋と心室筋をビオチンーアビジン系染色
方法などにより染め分けることができる。さらに、これ
らの抗体を放射性同位元素でラベルして心筋梗塞の部位
別診断に用いることもできる。
クラークらは、ニワトリおよびウサギ心筋ミオシンをマ
ウスおよびラットに免疫し、心筋ミオシン重鎖と反応す
る単一クローン抗体を取得している(Biocham、
Biophys、Res、Commun、 Vol、 
95 。
p1680 (1980))、このうちの1株はニワト
リの心筋に特異的でヒト心筋とは反応しない。
他の2株は、ニワトリ、ウサギ、ラットの心筋と反応し
、ヒト心筋とも反応すると述べているが、骨格筋との反
応も見られ、心筋に対して特異的なものではない、また
、ヒトの心筋ミオシンのα型とβ型を識別できるもので
はない。
さらに、クラークらは、ニワトリ心筋ミオシンまたはウ
サギ心筋ミオシンで免疫して心筋ミ重鎖ノ重鎖v2型お
よび心筋ミ重鎖ノ重鎖v3型に対する単一クローン抗体
を得ている(J、Biol、Chem、 。
Vol、257.p5449  (1982))、 し
かしながら、これらの抗体は、互いのアイソザイムにも
交差反応性を示し、またヒト心筋ミオシンに対する特異
性も明らかではない。
本発明は、このような技術背景のもとに完成されたもの
であり、ヒト心筋ミオシン重鎖のアイソザイムに対して
特異性を有する単一クローン抗体を提供するものである
。さらに具体的には、ヒト心筋ミオシン重鎖α型に対し
て特異性を有し、ヒト心筋ミオシン重鎖β型およびヒト
骨格筋を実質的に認識しないIgGクラスに属する単一
クローン抗体、ならびにヒト心筋ミオシン重鎖β型に対
して特異性を有し、ヒト心筋ミオシン重鎖α型およびヒ
ト骨格筋を実質的に認識しないIgGクラスに属する単
一クローン抗体を提供するものである。
本発明抗体は、心筋ミオシンのアイソザイムを識別し、
ヒト骨格筋を実質的に認識しない特性を有する点で従来
公知の抗体と区別される。
本発明抗体の調製法、調製形態については特に限定され
ず、目的に応じて適宜に選択されるべきである0本発明
抗体を産生ずるハイブリドーマは一般の細胞融合法を応
用して得ることができる。
このような細胞融合法について説明すれば次のとおりで
ある。
■ 抗体産生細胞の調製 抗体産生細胞の調製は、ヒト心房筋ミオシン(α型)、
ヒト心室筋ミオシン(β型)、あるいはウシ、ウマ、ブ
タなどから調製された免疫化学的にヒト心筋ミオシンα
型もしくはβ型と同等の心筋ミオシンをマウス、ラット
、ウサギ。
ヒツジ、ウマ、ウシなどの異種動物に免疫し。
その免疫を獲得した肺細胞、胸腺細胞、リンパ節細胞お
よび/または抹梢血細胞の抗体産生細胞を取得すること
により行う。
■ ミエローマ細胞の調製 ミエローマ細胞としては、マウス、ラット。
ウサギ、ヒトなどの種々の動物の細胞株を適用できる。
使用する細胞株は、好ましくは薬剤抵抗性のものであり
、未融合の状態では選択培地で生存できず、融合した状
態で生存できる性質を有するものであることが好ましい
。最も普通に用いられるのは、8−アザグアニン抵抗性
の細胞株であり、これはヒボキサンチン・ホスホリボシ
ルトランスフェラーゼ(hypoxanthineph
osphoribosyl transferase)
を欠損し、ヒポキサンチン・アミノプテリン・チミジン
(HAT)培地に生育できない性質を有する。また。
いわゆる「非分泌型」の細胞株であることが好ましい、
このような細胞株の具体例としては、マウスミエローマ
・MOPC−21ライン由来のP3/ X s 3−A
g3 Ul (P3 UK) 、pi/ x63−Ag
8−6−5−3 (X63,6−5−3)。
P3/ NS I  I  Ag4−1 (NS  1
) 、 Sp210−Ag14 (SF3)、ラットミ
エローマ21CIRCY3Agl・2・3(Y3・Ag
l。
2.3) 、ヒトミエローマU−266−ARい0M1
500などを挙げることができる。
■ 細胞融合 細胞融合は、イーグル最少基本培地(MEM)、RPM
I  1640などの動物細胞培養用培地中で10’〜
10”のミエローマ細胞と抗体産生細胞を混合比1:4
〜10で混合して行う。融合促進剤としては平均分子斌
1000〜6000のポリエチレングリコール(PEG
)をはじめ、ポリビニルアルコール、ウィルスなどが使
用される。
■ 選択培地におけるハイブリドーマの選別細胞融合処
理後の胴胞からハイブリドーマを選別するには選択培地
における選択的増殖により行う、たとえば、細胞を15
%ウシ胎児血清含有RPMI  1640培地などで適
当に希釈し、マイクロタイタープレート上に10s〜1
06/ウ工ル程度にまき、各ウェルに選択培地(たとえ
ば、HAT培地など)を加え、以後適当に選択培地を交
換して培養する。たとえばミエローマ細胞として8−ア
ザグアニン抵抗性株1選択培地としてHAT培地を用い
れば、未融合のミエローマ細胞は培養10日目前らいま
でに死滅し、また正常細胞である抗体産生細胞もin 
vitroでは長期間生育できない。したがつて、培養
10〜14日目から目前してくる細胞はすべてハイブリ
ドーマとなる。
■ 抗ヒト心筋ミオシン重鎖α型抗体および抗ヒト心筋
ミオシン重鎖β型抗体産生ハイブリドーマの検索 抗ヒト心筋ミオシン重鎖α型抗体産生ハイブリドーマお
よび抗ヒト心筋ミオシン重鎖β型抗体産生ハイブリドー
マの検索は、酵素免疫測定法(Enzyme Link
ed Immuno 5orbent As5ay。
ELISA)によって行った。
すなわち、ウシ心房筋ミオシンなどの心筋ミオシン重鎖
α型またはヒト心筋ミオシンなどの心筋ミオシン重鎖β
型を予め10〜1100II/IIIQにりん酸緩衝生
理食塩水(PBS)、炭酸水素ナトリウム(pH8,0
)などの緩衝液に溶解させ、ELISA用ポリ塩化ビニ
ル(PVC)などのソフトプレート(96穴)に507
Jずつ添加し、4℃で一晩放置する1次に上記抗原を捨
て、PBSで洗浄後、1%ウシ血清アルブミン(BSA
)含有PBSを加えて室温で1時間静置し、抗原の結合
していない部位をBSAでブロックする。ハイブリドー
マの上清を50−ずつ加え、室温で1時間放置し、PB
Sで3回洗浄する0次に抗マウスイムノグロブリン抗血
清(第2抗体)をビオチン化したものを加え、室温で1
時間放置する。PBSで3回洗浄後、アビジンD−酵素
結合体を加え、室温で15分間静置する。PBSで4回
洗浄後、酵素の基質を加えて発色させる。
抗原と結合力のある抗体を産生じている培養上清を加え
たウェルは1以上の操作で容易に判別でき、ハイブリド
ーマの検索を行うことができる。
■ クローニング 各ウェル中には2種以上のハイブリドーマが生育してい
る可能性があるので、限界希釈法などによりクローニン
グを行い、単一クローン抗体産生ハイブリドーマを取得
する。
■ 抗体の産生 最も純粋な単一クローン抗体は、その産生ハイブリドー
マを10〜15%ウシ胎児血清含有RPMI  164
0培地などの動物細胞培養用培地または無血清培地で培
養し、その培養上清液から得ることができる。その細胞
培養法および条件は、通常の動物細胞培養法のものを適
宜に応用すればよい。
一方、さらに大量に抗体を生産する方法として、ハイブ
リドーマの親ミエローマ細胞の由来動物と同系動物にブ
リスタン(2,6,10゜14−テトラメチルペンタデ
カン)などの鉱物油を腹腔内に投与した後、ハイブリド
ーマを腹腔的投与して大量に増殖させる方法を採用する
ことができる。ハイブリドーマは10〜18日はどで腹
水腫瘍を形成し、血清および腹水中に高濃度(約1〜2
0■/ mQ )の抗体が生産される。精製を必要とす
る場合には、腹水を硫安分画後、DEAEセルロースイ
オン交換クロマトグラフィー、心筋ミオシンを結合させ
たセファロース4Bなどを用いたアフィニティカラムク
ロマトグラフィー1分子ふるい力ラムクロマトグラフィ
ーなどによって精製することにより目的を達成すること
ができる。
本発明抗体を生産するに好適なハイブリドーマの例とし
て、ヒト心筋ミオシン重鎖α型に特異性を有する抗体産
生株としてはハイブリドーマCMA−19株、ヒト心筋
ミオシン重鎖β型に特異性を有する抗体産生株としては
ハイブリドーマHMC−14株1MMC−48株、HM
C−50株などが取得されている。
以下、こられのハイブリドーマの調製法と、それらから
生産される本発明抗体の性質についてより具体的な説明
を加える。
■、ハイブリドーマの 得 ウシ心房筋ミオシン(1■/鵬Q)またはヒト心室筋ミ
オシン(1■/−)を生理食塩水に溶解させ、完全フロ
インドアジュバントと1=1で混合してエマルジョンと
したものを、BALB/Cマウス(雌、6週令)に2週
問おきに50尾を数回腹腔内投与し、最後にウシ心房筋
ミオシンまたはヒト心室筋ミオシン3074を静注した
最終免疫から3日後にマウスの牌細胞を取り出し、ME
Mで洗浄した。マウスミエローマP、U工をMEMで洗
浄し、牌細胞とP、Ulを10:1で混合して遠心後、
ペレットに50%PEG100OMEM溶液1−を徐々
に加えて細胞融合を行わせた。さらにMEM溶液を徐々
に加え、最終的に10−とじた。再び遠心し、ペレット
を15%ウシ胎児血清含有RPMI  1640培地に
P、Ulとしてl X 10’call/ 0 、1 
mQとなるように懸濁させ、96ウエルマイクロプレー
トにO,1WaQずつまいた。
1日後、HAT培地を0.1−ずつ添加し、その後3〜
4日ごとに培地の半分量を新しいHAT培地で交換した
。7日目あたりから、いくつかのウェルでハイブリドー
マの生育が認められた。
ハイブリドーマが生育してきたウェルの上清50縛ずつ
をそれぞれ予めウシ心房筋ミオシン(α型)またはヒト
心室筋ミオシン(β型)でコートした96穴ソフトプレ
ートに添加した。アビジンロー酵素結合体としてアビジ
ンローペルオキシダーゼ(ベクター社製)、基質および
発色剤として過酸化水素、゛4−アミノアンチピリン、
フェノールを用いて前記したELISA法により、ウシ
心房筋ミオシンとは反応するが、ヒト心室筋ミオシンと
は反応しなもの(この上清中に心筋ミオシン重鎖α型に
特異性を有する単一クローン抗体が含まれる)、および
ヒト心室筋ミオシンとは反応するが、ウシ心房筋ミオシ
ンとは反応しないもの(この上清中に心筋ミオシンβ型
に特異性を有する単一クローン抗体が含まれる)を選び
、限界希釈法によりクローニングを行った。
その結果、心筋ミオシン重鎖α型に特異性を有する抗体
を産生ずるハイブリドーマCMA−19株と、心筋ミオ
シン重鎖β型に特異性を有する抗体を産生ずるHMC−
14株、HMC−48株、MMC−50株を取得した。
■、単一クローン 体の産生 ハイブリドーマCMA−19株、HMC−14株、HM
C−48株、HMC−50株をそれぞれ15%ウシ胎児
血清含有RPMI  1640培地で96ウエルプレー
ト、25dフラスコ、75aJフラスコとスケールアッ
プしながら培養し、培養上清を集めた。
これらの上清中の抗心筋ミオシン抗体の力価をELIS
A法により測定した結果を第1表に示した。なお、力価
は、固定化された抗原に対して十分社の抗体が存在する
試料についてELISA法により得られた吸光度を10
0%とし、その値の50%を与える抗体試料の原液から
の希釈倍率で表わした。
なお、これらの抗体のヒト骨格筋との交差性はほとんど
認められなかった。
■、  のサブクラ゛スの 96穴ソフトマイクロプレートに各単一クローン抗体を
コートし、1%BSA含有PBSでブロッキングした後
、MONOABID  EIA  KIT (ZYME
D社製)により抗IgA抗体、抗IgG、抗体、抗Ig
G、a抗体、抗IgG、b抗体。
抗IgG、抗体、抗IgA抗体との反応をみて。
各単一クローン抗体のサブクラスを決定した。
またL鎖の抗に抗体、抗λ抗体との反応性を調べてタイ
プを決定した。
その結果、CMA−19株の産生ずる抗体はIgG1/
に、HMC−14株の産生ずる抗体はI g G、a/
 X、HMC−48株およびMMC−50株の産生ずる
抗体はI g G 、b/にであることが判明した。
■、−日  による組 染 心臓弁膜症等の心臓手術時に採取したヒト心房筋、心室
筋をTi5sue−T E K IIにより固定した後
クリオスタットにより切片標本を作製した。
これらの切片標本を本発明抗体を用いてビオチすなわち
、切片標本をPBS (0,51M。
pH7,2)にて、−次抗体として本発明抗体と40分
間、37℃でインキュベーションした。その後、再度洗
浄した後、二次抗体として抗マウスIgGビオチン標識
抗体(Ta2O社、ヒト肝ホモジネートおよび血清で吸
収後、20倍希釈したものを使用)を同様に反応させた
。さらに再度洗浄後、フルオレセイン標識アビジン(E
、Yラボラトリーズ社、ヒト肝ホモジネート、血清にて
吸収したものを20倍希釈したものを使用)と同様に反
応させ、これを洗浄したものをグリセリンにて封入し、
染色標本を作製した。
これらの標本を蛍光顕微鏡により検鏡した。その結果、
CMA−19株の産生ずる抗体を用いた場合は、正常人
心房筋では95〜96%の細胞が染色され(写真1参照
)、心室筋は10%以下しか染色されなかった(写真2
参照)、また、HMC−14株の産生ずる抗体を用いた
場合は、心室筋がlOO%染色され(写真3参照)、心
房筋は20〜30%しか染色されなかった(写真4参照
)。
(正常人心房筋では20〜30%はαβの形で存在する
。) 一方、心臓弁膜症の患者の心筋では、心房筋でHMC−
14株の産生ずる抗体で染色される細胞が増加しく写真
5参照)、CMA−19株の産生ずる抗体で染色される
部分がその分だけ減少していた(写真6参照)、この現
象は、心臓弁膜症において心房筋がα型からβ型に変換
する病理学的変化を示唆している。
また、本発明抗体を用いた組織染色により心房圧と心房
筋中のV、ミオシンアイソザイム(β型)の割合との相
関をみた結果は第1図のとおりである。すなわち、正常
人では心房圧は5mm)1g以下であり、β型アイソザ
イムは10%以下と少ない。
一方、心臓弁膜症患者においては、心房圧が10+mH
g以上となり、心房筋ミオシンのアイソザイムパターン
はα型が減少し、β型が増加する。
本発明抗体は1以上のようにヒト心筋ミオシン重鎖のア
イソザイムに特異性を有し、心筋についての生化学的、
病理学的研究に重要な試薬として有用である。さらに1
本発明抗体をテクネチウム、インジュウム等の放射性同
位元素で標識し、患者に投与後全身オートガンマ−で測
定するイムノデイテクションに応用すれば、心筋梗塞の
部位別診断が可能となる。特に心室筋梗塞と約20%の
確立で合併がみられる心房筋梗塞の診断も可能となる点
で有用である。また1本発明抗体でイムノアッセイを行
うことにより、心筋梗塞時におけるミオシン重鎖の血中
への漏出を検出することも可能と考えられ、心筋梗塞の
予後の判定等に使用できる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明抗体を用いた組織染色による心房圧と
心房筋中のv3ミオシンアイソザイム(β型)の割合と
の相関を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)ヒト心筋ミオシン重鎖α型に対して特異性を有し、
    ヒト心筋ミオシン重鎖β型およびヒト骨格筋を実質的に
    認識しないIgGのクラスに属する単一クローン抗体。
JP1319321A 1989-12-09 1989-12-09 心筋ミオシン重鎖に対する単一クローン抗体 Granted JPH02219596A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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