JPH02219405A - 交流電車駆動装置 - Google Patents

交流電車駆動装置

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JPH02219405A
JPH02219405A JP3823589A JP3823589A JPH02219405A JP H02219405 A JPH02219405 A JP H02219405A JP 3823589 A JP3823589 A JP 3823589A JP 3823589 A JP3823589 A JP 3823589A JP H02219405 A JPH02219405 A JP H02219405A
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JP3823589A
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Shigeru Tanaka
茂 田中
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は単相交流き電線から電力供給を受ける交流電車
駆動装置に関する。
(従来の技術) 第4図は、従来の交流電車駆動装置の構成図を示す。
図において、BUSは単相交流き電線、 P antは
集電器、VCBはしゃ断器、TRは主変圧器、Lsは交
流リアクトル、 CON■はPWM制御コンバータ、C
dは直流平滑コンデンサ、 INVはPWM制御インバ
ータ、M8〜Mnは交流電動機、WHは車輪、ISOは
絶縁アンプ、AVRは電圧制御回路、SPCは速度制御
回路、ACRl。
ACR,は電流制御回路、 PWMi、PWM、はパル
ス幅変調制御回路である。
コンバータC0NVは、平滑コンデンサcdに印加され
る直流電圧vdがほぼ一定になるように、入力電流Is
を制御する。このとき入力電流Isは電源電圧V5と同
相の正弦波に制御され、 その結果、入力力率は常に1
で、しかも入力電流に含まれる高調波成分がきわめて小
さい運転が可能となる。
インバータINVは、平滑コンデンサcdを直流電圧源
として、可変電圧可変周波数の交流電力を複数台の交流
電動機(誘導電動機)M1〜Mnに供給する。このイン
バータINVもパルス幅変調制御され、その結果、3相
出力電流工υs IVt IWは正弦波電流となり、ト
ルク脈動の少ない運転を達成している。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の交流電車駆動装置には次のような問題点があ
る。
すなわち、PWM制御コンバータC0NV及びPWM制
御コンバータINVは自己消弧素子(例えばゲートター
ンオフサイリスタGTO等)で構成しなければならず、
装置が高価なものとなってしまう、また、入力電流1.
や出力電流工υeIVtIWを歪みの少ない正弦波に制
御しようとする場合、前記コンバータやインバータのP
WM制御の搬送波周波数を高くとらなければならず、そ
の分、素子のスイッチング損失や、スナバ回路損失の増
大を招くことになる。実際の大容量の変換器(コンバー
タやインバータ)を構成するGTO素子のスイッチング
周波数は高々数百Hzが限度であり、そのため入力電流
1.や出力電流工い IVt IIIの波形歪みはかな
り大きな値となってしまう。
入力電流1.の波形歪みは高調波電流となって。
通信線等への誘導障害をひき起こす、また、出力電流の
波形歪みは電動機にトルク脈動を発生させ、電車の乗り
心地を悪くする。
また、GTP等の自己消弧素子は一般に過負荷耐量が小
さく、過電流等により素子が破壊する危険性が大きい、
いきおい、余裕度を大きくして設計せざるを得ず、装置
の重量寸法が大きくなってしまう欠点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、信頼
性が高く、高性能な交流電車駆動装置を提供することを
目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するために1本発明は、単相交流き電
線と、当該き電線から集電器を介して電力供給を受ける
主変圧器と、当該主変圧器に出力側端子が接続された第
1のサイクロコンバータと、当該第1のサイクロコンバ
ータの入力側端子に接続された高周波進相コンデンサと
、当該高周波進相コンデンサに入力側端子が接続された
第2のサイクロコンバータと、当該第2のサイクロコン
バータの出力側端子に接続された直流平滑コンデンサと
、前記高周波進相コンデンサに入力側端子が接続された
第3のサイクロコンバータと、当該第3のサイクロコン
バータの出力側端子に接続された交流電動機とを具備し
ている。
(作用) 第1のサイクロコンバータは、直流平滑コンデンサに印
加される直流電圧がほぼ一定になるように、交流き電線
から供給される入力電流を制御する。入力電流は、電源
電圧と同相の正弦波に制御され、入力力率=1で、入力
電流の高調波成分が少ない状態で運転される。また、第
2のサイクロコンバータは、高周波進相コンデンサに印
加される電圧の波高値がほぼ一定になるように前記直流
平滑コンデンサから供給される電流を制御する。
さらに第3のサイクロコンバータは、高周波進相コンデ
ンサを電圧源として、交流電動機に可変電圧可変周波数
の電力を供給する。その出力電流は低速から高速まで正
弦波に制御され、トルク脈動のほとんどない運転ができ
る。3台のサイクロコンバータは、前記高周波コンデン
サに印加される電圧を利用して自然転流する。従って、
素子としては、高速サイリスタを用いればよく、過負荷
耐量が大きく、大容量化も容易に達成できる。
交流電車では、電源が単相で、負荷が3相となり、単相
電力の変動を吸収するエネルギー蓄積要素が必要となる
。本発明では、直流平滑コンデンサがその役目を担って
いる。すなわち、当該電力変動分に見合った有効電力を
第2のサイクロコンバータを介して、前記直流平滑コン
デンサから供給し、高周波進相コンデンサに出入りする
有効電力がつり合うようにして、当該高周波電源の電圧
の安定化を図っている。これにより、転流失敗のない信
頼性の高い交流電車駆動装置を提供できる。
(実施例) 第1図は、本発明の交流電車駆動装置の実施例を示す構
成図である。
図中、BUSは単相交流き断線、  Pantは集電器
、VCBはしゃ断器、TRは主変圧器、 Lsは交流リ
アクトル、CG−1は第1のサイクロコンバータ、CA
P、、CAP1〜CAP、は高周波進相コンデンサ、H
TRは高周波トランス、CC−2は第2のサイクロコン
バータ、 Ldは直流リアクトル、cdは直流平滑コン
デンサ、  CG−3は第3のサイクロコンバータ、M
は交流電動機、WHは車輪、RFCは整流器、SWはス
イッチ回路である。
第1のサイクロコンバータCC−1は正群コンバータs
 pl、負群コンバータSN□及び直流リアクトルL6
11 L62から構成されている。
第2のサイクロコンバータCC−2も同様に。
正群コンバータs p、、負群コンバータSN、及び直
流リアクトルし。3.Lg4から構成されている。
第3のサイクロコンバータCC−3は、他励コンバータ
SS1〜SS3と直流リアクトルL、〜L3で構成され
ている。
また、制御回路として、電流検出器CT□〜CTい電圧
検出器PT、、速度検出器PG、 !1電流路り、電圧
制御回路AVR,,AVR1,速度制御回路spc、電
流制御回路ACR1〜ACR,。
位相制御回路PHC,〜PHC,、外部発振器○scが
用意されている。
まず、起動動作を簡単に説明する。
最初、しゃ断器VCBを投入し、主変圧器TRの3次巻
線W、から低圧の電圧を得る。その電圧を整流器RFC
で直流に変換し、スイッチSWを介して、直流平滑コン
デンサCdを充電する。このときの直流電圧Vaは例え
ば、定格電圧の10%程度に充電される。 この低圧の
直流電源vdを用いて、第2のサイクロコンバータCC
−2を動作させることにより、高周波進相コンデンサC
AP。
の電圧を確立させる。
[11:M’デンfCAP、+71電圧Vap Vby
 Vcを確立させるための起動動作及び電圧確立後、当
該電圧Vat Vbt Voの周波数と位相が外部発振
器Oscから位相制御回路CAP、に与えられる3相基
準信号ea、”by 6cの周波数と位相に一致する動
作の説明は、特願昭61−165028号等に詳しく記
載されているので、それらを参照されたい。
起動時、直流電圧vdは低電圧であるので、直流リアク
トルLdに制限されて、直流電流Idは徐々に立上り、
突入電流が流れることなく、高周波電圧vat vb、
vCを確立されることができる。
また、vdは低電圧であるが、上記高周波電圧va。
V b * V tの波高値vcapは、当該直流電圧
Vdよりも高い値に充電することが可能である。
次に、 この高周波電圧の波高値vcapを第2のサイ
クロコンバータCC−2によって制御する動作を説明す
る。直流電圧VCtは低圧のままとする。
電圧検出器PHHにより、高周波進相コンデンサCA 
P 、 k:印加される3相電圧V a m V b 
t V cを検出し、整流回路りを介して電圧波高値V
capを求める。
電圧制御回路AVR,により、上記電圧検出値v ca
pとその指令値v capを比較し、その偏差εv2=
vcaP−vcaPを増幅あるいは積分し、直流電流指
令値Idとする。
電流検出器CT、により直流電流Idを検出し、直流電
流制御回路ACR,に入力する。
ACR,では、直流電流指令値Idと検出値Idを比較
し、その偏差ε、=■d Idを増幅して。
位相制御入力信号Vα2を求める。
CC−2の正群コンバータSP、の出力電圧vP2は、
−?α2に比例した値となり、負群コンバータSN、の
出力電圧VNzはVc2に比例した値となる。
I a> I dのとき、偏差ε工2は正の値となリサ
α2を増加させる。故に、Vp、は図の矢印と反対向き
に増加し、vN3は矢印の向きに増加する。その結果、
直流電流Idが増加し、最終的にIa#I(lとなって
落ち着く、逆にI d< I dとなった場合、ジα2
は負の値となり、VPIは矢印の向きに■N2は矢印と
反対向きに増大し、直流電流Idを減少させる。故に、
Id″r1.iとなるように制御される。
そこで、v cap> v capとなった場合を考え
る。
偏差εV、は正の値となり、直流電流指令値Idを増加
させる。故に、実際の直流電流Idも増加し、直流電圧
源Cdから供給される電力Pd=Vd・Idが増加する
。この結果、高周波進相コンデンサCAP、の蓄積エネ
ルギーが増大し、電圧波高値VeaPは徐々に増加し、
最終的にvcap句vcapとなって落ち着く、直流電
圧源cdから供給される電力Pdから回路損失分P L
O319を引き算し、その積分値によってVCaPは増
大するので、V cap> V dとすることができる
vcaP<vcaPとなった場合、直流電流Idは減少
し、Pa<PLossとなり、進相コンデンサCAP0
の蓄積エネルギーが減少し、電圧波高値v capも徐
々に滅する。やはり、V cap < V capとな
って落ち着く。
以上のようにして、第2のサイクロコンバータCC−2
によって、v cap 4 v capの制御が行われ
確立し、その波高値VCaFも指令値v capによっ
て定格値まで立上げられる。この状態から、第1のサイ
クロコンバータCC−1を動作させ、前記直流平滑コン
デンサCdの電圧Vdを、その指令値vdに従って、定
格値まで上昇させる動作を次に説明する。なお、高周波
電圧vaj Vbe v、が確立した後は、第1及び第
2のサイクロコンバータCC−1,CC−2は共に、当
該電圧V a t V b vvoを利用して自然転流
する。
直流電圧制御回路AVR,により、平滑コンデンサcd
に印加される電圧の検出値Vdと、その指令値VCtを
比較し、 その偏差εV工=Vd−vdを増幅あるいは
積分し、入力電流指令の波高値l811を求め、電源電
圧vs=vsll−8inωtに同期した単位正弦波s
inωtを掛は合わせて、入力電流指令値Isを求める
工s= I5@・sinωt          −■
る。
このようにして、高周波電圧v21. Vbe V、が
一方、電流検出器CT工により、入力電流Isを検出し
、入力電流制御回路ACR工に入力する。
入力電流制御回路ACR,では、入力電流検出値Isと
、前記入力電流検出値工sを比較し、その偏差i工□=
Is−Isを増幅して、CG−1の位相制御回路PHC
工に入力する。その値をVα1とした場合、 CG−1
の正群コンバータSP1の出力電圧VPzは−Vα□に
比例した電圧となり、負群コンバータSN1の出力電圧
VNLはVα、に比例した電圧となる。
l5)Isのとき、 偏差εI工は正の値となり、Vα
、を増加させる。故に、vPoは図の矢印と反対向きに
増加し、VN工は矢印の向きに増加する。その結果、入
力電流Isが増加し、 Is”=Isとなるように制御
される。逆にIs<Isとなった場合。
?rfftは負の値となり、vp□は矢印の向きに、V
N2は矢印と反対向きに増大し、入力電流Isを減させ
て、やはり、Is’=Isとなって落ち着< a  I
 sを0式のように正弦波状に変化させた場合、実電流
Isもそれに従って正弦波に制御される。
入力電流1.は常に電源電圧V、と同相の正弦波に制御
され、その波高値l5IIだけが変化する。
ISImが正のときは交流き電線BUSから電力が供給
され、l5leが負のときは、BUSに向って電力が回
生される。入力力率は常に1となり、高調波成分の少な
い入力電流となる。
ここで、vd>vdとした場合、偏差εV□は正の値と
なり、入力電流指令の波高値l5IIを増加させる。故
に、実電流Isの波高値l5I11も正の値で増加し、
交流き電線BUSから、次式で示、される有効電力ps
が供給される。
P、=Vs・ 工。
=Vsm−sinωtXts@−5inωt■の右辺第
1項は定常分、第2項は単相電力の変動分となる。ここ
では、まず、定常分について説明を行い、後に変動分に
ついて説明する。
入力電流1.の波高値l5leが増加することにより、
有効電力Psが増加し、 それによって、高周波進相コ
ンデンサCAP、蓄積エネルギーすなわち、電圧波高値
v capが上昇する。故にVcap>vcaPとなり
、第2のサイクロコンバータCC−2によって、直流電
流Idを負の値にする。その結果、直流平滑コンデンサ
cdに電力pdが回生され、直流電圧Vdを上昇させる
。vdが整流器RECの整流電圧より高くなると、当該
整流器RECはオフ状態となり、主変圧器TRの第3巻
線W3からの電力供給はなくなる。
さらに入力電流1.を供給し続けるとvd=vdとなる
まで上昇し、定格電圧まで立上げることができる。
逆に、vdくvdとなった場合、偏差ff1V1は負の
値となり、入力電流波高値l5IIを負の値にする。
その結果、有効電力Psが単相電源BUSに回生され、
 Vcapが低下し、Idが増加して、直流平滑コンデ
ンサcdの蓄積エネルギーを減らす、故にvdが減少し
、最終的にVa’=Vdとなって落ち着く、なお、高周
波電圧波高値Veapは、過渡的に変化するが、第2サ
イクロコンバータCC−2によって、常にvcap″:
Vcapとなるように制御されることは言うまでもない
次に、第3のサイクロコンバータCC−3の制御動作を
説明する。
第3のサイクロコンバータCC−3は、Δ結線形循環電
流式サイクロコンバータで、前記高周波進相コンデンサ
CAP、を電圧源として自然転流するもので、交流電動
機Mに可変電圧可変周波数の3相電力を供給する。
なお、CC−3を構成する他励コンバータS81〜SS
、は入力側端子が高周波トランスHTRによって絶縁さ
れており、当該入力側端子には、高周波進相コンデンサ
CAP1〜CAP、が接続されている。
進相コンデンサCAP、〜CAP、は、サイクロコンバ
ータCC−3がとる遅れ無効電力分を補償するもので、
原理的には元の高周波進相コンデンサCAP、と一括し
て設置しても同じである。このように、進相コンデンサ
CAPL−CAP、に分割して接続することにより、高
周波トランスHTRの容量が低減され、かつ、軽負荷時
の運転効率が向上する利点がある。
まず、速度検出器PGにより、電動機Mの回転速度ω1
を検出する。
速度制御回路SPCにより、上記速度検出値ω、と速度
指令値ω1を比較し、その偏差εN=ω、−ω1に応じ
た負荷電流制御回路υe IVt xvを出力する。
電流検出器CT3〜CTsにより、負荷電流工υ。
IVp Ivを検出し、負荷電流制御回路ACR,によ
り、上記各相負荷電流指令値工υy IVp 1.、と
各々比較し、その偏差を増幅して、第3のサイクロコン
バータCC−3の位相制御回路PHC,に入力信号Va
z CVctue Pave fcly)を入力する。
Δ結線サイクロコンバータの負荷電流制御法については
、特願昭58−146556及び特願昭58−.146
557等に詳しく記載されているのでそれらを参照され
たい。
第3のサイクロコンバータCC−3の循環電流工。、は
一定値に制御してもよいが、高周波側の無効電力Qce
a が常に一定になるように制御した方が、よりよい結
果をもたらす。すなわち、高周波進相コンデンサCAP
工〜CAP3がとる進み無効電力Qcapaとサイクコ
ンバータCC−3がとる遅れ無効電力Qcc3 が等し
くなるように循環電流工。、を制御することにより1元
の高周波進相コンデンサCAP、に出入りする無効電力
分(Qea□Qc。、)がなくなり、その分高周波電圧
va、vb。
voが安定化される。
以上、3台のサイクロコンバータCC−1〜CC−3(
71位相制御回路PHC1〜PHC,には、1つの外部
発振器O80から与えられる同一の位相基準信号eat
 ebv eQが用いられる。高周波進相コンデンサC
AP、及びCAP1〜CAP3に印加される電圧Van
 Vbt Vcの周波数と位相は、上記基準信号eat
 ebv ecに一致するようになる。
さて、このような交流電車駆動装置では、交流き電線が
単相であるため、入力の有効電力P、gは■式右辺第2
項のような変動分を含むのに対し。
出力の有効電力PLは3相平衡負荷であるため一定とな
る。第1図の装置では、上記単相電力の変動分を直流平
滑コンデンサCdに吸収させることにより、高周波進相
コンデンサCAP、に印加される電圧va、Vb、vc
の安定化を図っている。
第2図は第1図の装置の各部の電圧、電流及び電力の波
形を示すもので、Vsは単相電源電圧、1、は入力電流
、Psは入力電力、 PLは負荷の電力、VCtは直流
電圧、Idは直流電流を表わす。
入力電流Igは電源電圧Vsと同相の正弦波に制御され
、入力力率=1で高調波の少ない電流となる。
入力電力ps=va・1.は電源周波数f8の2倍の周
波数で変化する。その平均値P8は、負荷電力PLに略
一致する。
高周波コンデンサCAP、(CAP工〜CAP、を含む
以下同じ)には、入力電力Psと負荷電力PLの差分が
出入りし、その結果高周波電圧の波高値v capが変
化しようとする。 しかし、第2のサイクロコンバータ
CC−2によって、V cap 4 V cap=一定
になるように直流電流Idを制御しているため、高周波
電圧VeaPはほぼ一定に保たれる。
故に、今度は、直流平滑コンデンサCaに上記電力の差
分pg  PLが出入り、直流電圧Vdが変動するよう
になる。しかし、直流平滑コンデンサcdのエネルギー
蓄積容量を増やすことは容易であるので、前記単相電源
に伴なう有効電力の変動分を吸収するだけのコンデンサ
容量を用意することにより、直流電圧Vdの変動を小さ
く抑えることができる。なお、Vdの多少の変動は、実
害がないので、従来装置で用意される直流コンデンサの
容量よりかなり小さいもので済む。
ここで、上記のように高周波電圧v capの変化を待
って直流電流Idを制御していたのでは、制御遅れ等に
より、 当該高周波電圧v capが多少なりとも変動
するのを避けられない。
第3図は第1図の装置の第1及び第2のサイクロコンバ
ータの制御回路部の他の実施例を示す構成図である。
図中、01〜C4は比較器、A1〜A、は加算器、ML
は乗算器、 Gvlは直流電圧制御補償要素、G、□は
入力電流制御補償要素、GV2は高周波電圧波高値制御
補償要素、GI2は直流電流制御補償要素、PHCl、
PHC,は各々第1及び第2のサイクロコンバータの位
相制御回路、03゜は外部発振器、K1. K、は比例
演算器である。
第1図の制御回路と異なる点は、まず、高周波電圧制御
回路AVR2(比較器C1十補償要素Gv2に対応)の
出力と比例演算器に2の出力信号Idsを加算器A、に
よって加えて、直流電流の指令値Idを与えている点で
ある。
すなわち、電動機Mがとる有効電力PLと電源から供給
される入力電力Psを検出し、加算器A5に入力し、P
L−Psの演算を行い、比例演算器に□を介して、直流
電流指令値Idaとする。
ように直流電流Idが変化し、単相電力の変動分pL−
psをただちに打ち消すように流れる。この結果、高周
波電圧v capの変動はなくなり、v cap4vc
a、となる、いいかえると電力の差分、PL−Psに応
じて前向きに直流電流Idを制御し、高周波電圧VCa
Pの変動を抑えているのである。
第1図の制御回路に対して、第3図の制御回路では、ま
た、次の点を改良している。
すなわち、負荷がとる有効電力PLを検出し。
比例演算器に1を介して、加算器A1に入力し、直流電
圧制御回路AVR1(比較器Cユと補償要素Gv1に対
応)の出力に加えることにより、入力電流指令の波高値
l5IIを与えている。 K1の出力I 51111は
、次式のように求められる。
加算器A、は、高周波電圧制御補償要素GVzの出力信
号と上記Ido を加えて直流電流指令値Idとしてい
る。
VelP幻VCaPとして、Gv、の出力信号は十分小
さいものとすると、I d”F I doとなり、第2
図のただし、V8mは電源電圧の波高値 この結果、負荷電力PLが急変した場合、ただちに、交
流き電線BUSから、有効電力ps(平均値)が供給さ
れ、しかも PB =  vS” ””  =PL   ・=(!;
)となって、高周波コンデンサCAPの印加電圧v c
apを変動させないように制御することが可能となる。
なお、第3図おいて、加算器A2に加えられる信号E8
は電源電圧vS分を補償し、又、加算器A4に加えられ
る信号Edは直流電圧76分を補償するためのものであ
る。
以上、3台のサイクロコンバータCC−1〜CG−3は
、制御相数6相で説明したが、12相あるいは他の制御
相数でも同様に適用できることはいうまでもない。また
、第1及び第2のサイクロコンバータでは、正群及び負
群コンバータを各々高周波側を高周波トランスHTRに
よって絶縁することも考えられる。その場合、HTRの
巻線数は増えるが、直流リアクトルL +1 L〜L 
64の容量が低減できる利点がある。また、増加したH
TRの巻線毎に高周波コンデンサを分割して接続すれば
、当該高周波トランスHTRの容量を低減させる効果が
ある。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の交流電車駆動装置によれば、変換
器は全て自然転流動作となり、高価な自己消弧素子を使
用しなくて済むようになる。又、自然転流であるため、
信頼性が高く、事故が発生した場合でも過負荷耐量が大
きいため保護が容易となり、素子破壊に到る前に処置で
きる利点がある。特に大容量の変換器を必要とする交流
電車駆動装置においてその効果は大となる。
又、入力電流は電源電圧と同相の正弦波に制御されるの
で、入力力率は常に1に保持され、高調波の少ないシス
テムとなる。
さらに、交流電動機には出力周波数0〜数百Hzまで正
弦波電流を供給することが可能となりトルク脈動のない
駆動装置となる。
すなわち、高周波電圧の周波数を1 k Hzとした場
合、制御相数6相のサイクロコンバータでは、6KHz
のパルス幅変調制御を行ったときと同等の出力波形が得
られ、入力電流Is及び出力電流工。e IV+ 工v
を歪みの少ない正弦波電流に制御することができる。
また、高周波電圧の周波数をさらに高くすることにより
、高周波コンデンサ、高周波トランス及び直流リアクト
ル等の重量寸法を小さくすることが可能となり、小形軽
量で高性能の交流電車駆動装置を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の交流電車駆動装置の実施例を示す構成
図、第2図は第1図の装置の動作を説明するためのタイ
ムチャート図、第3図は第1図の装置の制御回路の一部
の他の実施例を示す構成図、第4図は従来の交流電車駆
動装置の構成図である。 BUS・・・単相交流き電線 VCB・・・しゃ断器P
 ant・・・集電器   WH・・・車輪TR・・・
主変圧器 CG−1・・・第1のサイクロコンバータCG−2・・
・第2のサイクロコンバータCC−3・・・第3のサイ
クロコンバータCAP、、CAP、〜CAP。 ・・・高周波進相コンデンサ HTR・・・高周波トランス  M・・・交流電動機C
d・・・直流平滑コンデンサ Ls・・・交流リアクトル Ldt L、1〜L、4.L1〜L、・・・直流リアク
トルRFC・・・整流器   SW・・・スイッチ回路
CT□〜CTs・・・電流検出器 PT「・・電圧検出器 D・・・整流回路PG・・・速
度検出器 AVRl、AVR,・・・電圧制御回路spc・・・速
度制御回路 ACR,〜ACR,・・・電流制御回路PHC,〜PH
C,・・・位相制御回路05゜・・・外部発振器 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同  第子丸 健 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 単相交流き電線と、このき電線から集電器を介して電力
    供給を受ける主変圧器と、この主変圧器に出力側端子が
    接続された第1のサイクロコンバータと、この第1のサ
    イクロコンバータの入力側端子に接続された高周波進相
    コンデンサと、この高周波進相コンデンサに入力側端子
    が接続された第2のサイクロコンバータと、この第2の
    サイクロコンバータの出力側端子に接続された直流平滑
    コンデンサと、前記高周波進相コンデンサに入力側端子
    が接続された第3のサイクロコンバータと、この第3の
    サイクロコンバータの出力側端子に接続された交流電動
    機とを具備してなる交流電車駆動装置。
JP3823589A 1989-02-20 1989-02-20 交流電車駆動装置 Pending JPH02219405A (ja)

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