JPH02219269A - 半導体装置、光電変換装置、およびそれらの製造方法 - Google Patents

半導体装置、光電変換装置、およびそれらの製造方法

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JPH02219269A
JPH02219269A JP1039239A JP3923989A JPH02219269A JP H02219269 A JPH02219269 A JP H02219269A JP 1039239 A JP1039239 A JP 1039239A JP 3923989 A JP3923989 A JP 3923989A JP H02219269 A JPH02219269 A JP H02219269A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体装置及びそれを用いた光電変換装置に
係り、特に切り換えによって信号の転送を行なう複数の
スイッチ手段と、この複数のスイッチ手段のそれぞれに
接続された複数のマトリクス配線とが同一基体上に形成
された半導体装置及びそれを用いた光電変換装置に関す
る。なお、本発明の光電変換装置は、ファクシミリ、イ
メージリーグ、ディジタル複写機および電子黒板等の入
力部に好適に用いられるものである。
[従来の技術] 近年、ファクシミリ、イメージリーグ等の小型化、高性
能化のために、光電変換装置として、等倍光学系をもつ
長尺ラインセンサの開発が行われている。従来、この種
のラインセンサは一列のアレイ状に配置された各光電変
換素子に対して、それぞれスイッチ素子等で構成された
信号処理用のIC(集積回路)を接続して構成している
。しかしながら、その光電変換素子の個数はファクシミ
リG3規格に準するとA4サイズで1728個も必要と
なり、多数の信号処理用のICが必要となる。このため
、実装工数も増え、製造コスト、並びに信頼性で満足な
ものは得られていない。
方、信号処理用のICの個数を減らし、かつ実装工数を
減らす構成としては従来からマトリクス配線による構成
が採用されている。
第11図にマトリクス配線された光電変換装置の構成図
を示す。
第11図において、101は光電変換素子部、102は
走査部、103は信号処理部、104はマトリクス配線
部である。
また、第12図に従来のマトリクス配線部の平面図を、
第13図(a)、(b)に第12図(7)AA′および
B−B“断面図をそれぞれ模式的に示す。
第13図(A) (B)において201は基体、202
〜205は個別電極、20Bは絶縁層、207〜209
は共通線、210は個別電極と共通線とのオーミックコ
ンタクトをとるためのスルーホールである。
このようにマトリクス配線された光電変換装置では、信
号処理部103の信号処理回路の数がマトリクスの出力
線数だけでよいので、信号処理部を小型化でき、光電変
換装置の低コスト化が可能となるという利点を有する。
一方、薄膜半導体を使った光電変換装置においては、光
電変換素子と転送回路である薄膜トランジスタ(以下T
PTと略す)を同一プロセスで同一・基体上に形成し、
光電変換装置の小型化、低コスト化を計ることも提案さ
れている。さらに、小型化、低コスト化のため、等倍フ
ァイバーレンズアレイを用いずに、ガラス等の透明スペ
ーサを介して、センサが原稿からの反射光を直接検知す
る光電変換装置も提案されている。
以上説明したような従来のマトリクス配線を用いた光電
変換装置には、以下に示すような問題点があった。
光電変換素子の微弱な出力をマトリクス配線を経由して
読み出すので、光電変換素子の出力個別電極とマトリク
スの共通線との交差部において形成される浮遊容量を十
分に小さくしなければ、各出力信号間でクロストークが
生じる。このことは、居間絶縁材料の選択およびマトリ
クスの寸法設計に対し、厳しい制約を与える。
また、マトリクス共通線は長尺方向に配線されているの
で、たとえばA4サイズ幅のラインセンサでは210m
腸の長さになる。このため、各共通線間の線間容量を十
分に小さくしないと、各出力信号間でクロストークが生
じる。このことはマトリクス部の大型化につながり、好
ましくなかった。
さらに、光電変換素子の出力個別電極のピッチは、たと
えば8本/ramの解像度をもつ光電変換装置では12
5 g+iと狭くなる。このため、この個別型極間の線
間容量も十分に小さくしないと、出力信号間でクロスト
ークが生じる。
上述の問題点を除去し、光電変換装置において各出力信
号間のクロストークが生じず、かつ、小型化されたマト
リクス配線を具備した光電変換装置を実現する目的で、
特開昭82−87884号公報、特開昭83−4475
9号公報等の提案がなされている。
第14図は、上記提案による光電変換装置の断面を示す
模式的断面図である。
ここでは薄膜半導体を用いて、光電変換素子とTPTと
マトリクス配線を同一プロセスで同−基体上に形成して
いる。
第14図において、1は光電変換素子部、2は蓄積コン
デンサ部、3はTFT部、4は入射窓、5はマトリクス
配線部、6は透明スペーサ、7は原稿、8は基体である
。なお、ここで、光電変換部l、蓄積コンデンサ部2、
TFT部3、マトリクス配線部5とは、基体上に形成さ
れる光電変換素子、蓄積コンデンサ、TPT、マトリク
ス配線が占める領域をいう。矢印9で示される入射光は
原稿7を経て、反射光lOとして光電変換素子部1に至
る。
光電変換素子部lに入射した光情報は、光電流に変換さ
れ、蓄積コンデンサ部2に電荷として蓄えられる。そし
て一定時間経過後、TFT部3により蓄積コンデンサ部
2に蓄積された電荷は、マトリクス配線部5へ転送され
る。
基体8上には、AI、 Cr等の第1の導電体層12、
SiN等の第1の絶縁層13、水素化非晶質シリコン(
以下a−8i:Hと略記する)層14、n十a−3i:
Hドーピング層15、AI、 Or等の第2の導電体層
16、ポリイミドフィルムやSiN膜等の第2の絶縁層
17、AI、 Cr等の第3の導電体層18が順次形成
されている。
マトリクス配線部5において、19は個別信号配線、1
8は共通信号配線であり、個別信号配線19と共通信号
配線18とが互いに交差する交差部には、電位を一定に
保つことのできる導電体層20が設けられている。
上記光電変換装置を形成するには、まず、ガラス等の透
明な基体8上にAI、 Cr等の第1の導電体層12を
スパッタ法、蒸着法等により堆積させ、これを所望の形
状にパターニングする。つぎに、プラズマCVD法等の
周知の技術で窒化シリコン(SiN)(7)第1の絶縁
層13、a−9i:H層14.1+a−!1lii:H
ドーピング層15を形成し、前記三層13.14.15
を所望の形状にパターニングする。さらに、AI、 C
r等の第2の導電体層16をスパッタ法、蒸着法等によ
り形成し、所望の形状にパターニングする。ここで、光
電変換素子のキャップ1TFTのチャネル部のn+  
a−3i:Hドーピング層15をエツチングによって除
去する。その後に、第2の絶縁層17をポリイミドフィ
ルムやSiN膜で第2の導電体層16上に形成し、コン
タクトホールを開ける。必要によっては所望の形状にパ
ターニングする。最後に、第2の絶縁層17上にAI、
 Cr等の第3の導電体層18をスパッタ法、蒸着法等
により形成し、所望の形状にパターニングする。
以−ヒの工程により製作された光電変換装置では、個別
信号配線19と共通信号配線18との交差部に電位を一
定に保てる導電体層20を設けることによって、個別信
号配線と共通信号配線との間に浮遊容量が形成されるこ
とが防止され、さらに、不図示ではあるが個別信号配線
間および共通信号配線間に電位を一定に保てる配線をそ
れぞれ設けることによって、個別信号配線間および共通
信号配線には線間容量が形成されることが防止された。
従って、各線間が容量的に結合されることがなくなり、
そのため各出力信号の間にクロストークが生じることを
防ぐことが可能となった。
上記従来の光電変換装置において、第1の絶縁層、a−
3i:8層、n+  a−Si:Hドーピング層の3層
の膜厚は、光電変換素子部では光電変換特性、TFT部
ではスイッチング特性、蓄積コンデンサ部ではコンデン
サ特性を充分に得られる値に設定され、通常それぞれ0
.3gm 、 0.8 p、ra 、 0.15JLm
程度である。
次に、第2の導電体層の膜厚は、光電変換素子部からの
信号をマトリクス信号配線部の個別信号配線へ転送する
ために、上述した3層の膜厚を介して行なわなければな
らず、約1ル履程度必要となる。
したがって、第2の絶縁層の膜厚は、光電変換素子部、
TFT部およびマトリクス信号配線部の段差をおおい、
かつ平坦化するには、2〜3JL11程度要求される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の光電変換装置において
は、以下に示すような課題を生ずる場合があった。
すなわち、第2の絶縁層にSiN等の無機絶縁膜を用い
た場合、光電変換素子部、TFT部、とくにはマトリク
ス信号配線部の段差部において、マイクロクラックが生
じたり、膜厚が大きくなるにともない膜内の内部応力が
大きくなり膜はがれが生じる場合があった。
また、ポリイミド等の有機絶縁膜を第2絶縁層に用いた
場合、マイクロクラックなどが生じないようにステップ
カバレジ性良く形成されるようにはなるが、コンタクト
ホールの形成が困難となる場合があった。
コンタクトホール形成法には、大きく分けて湿式エツチ
ングと乾式エツチングとがある。
(1)湿式エツチング ヒドラジン法は、完全に硬化したポリイミド系樹脂膜を
エツチングできる特長があり、微細なコンタクトホール
を再現性よく形成することができるが、ヒドラジン水溶
液が光電変換素子部やTFT部の半導体層等を侵す危険
性がある。
レジストの現像液を用いる方法には、ホトレジストにポ
ジ型またはネガ型を用いる2通りのプロセスがある。ポ
ジ型レジストを用いる場合には、前処理としてポリイミ
ドの半硬化膜を形成し、現像液が半硬化膜をエツチング
できることを利用してレジストの現像と同時にポリイミ
ド樹脂膜のエツチングを行う。このため、工程を短縮で
きるメリットがある。しかし、エツチング速度の前処理
温度依存性が大きく、厳密なプロセスコントロールは困
難である。またレジスト除去液によって半硬化状態の膜
が侵されたり、半導体層等が侵されたりする危険性があ
る。一方、ネガ型レジストを用いる場合には、半硬化膜
とレジストの密着性はポジ型より良好なため、プロセス
のコントロール性は若干改善される。しかしながら、レ
ジスト除去液による悪影響は依然解消されない。
(2)乾式エツチング 02プラズマによるドライエツチング法は、微細なコン
タクトホールを形成できるが、エツチング速度の安定性
に問題があり、プロセスの制御が難しい。マスクとして
ポジ型レジストを用いて、レジスト膜をポリイミド樹脂
膜より厚く形成することで対処する方法があるが、この
場合レジスト膜の膜厚は5#L−程度必要になり、安定
した微細加工は極めて困難である。
また、Sin、 5i02をマスクとして使用すること
も考えられるが SiN、 5i02をパターニングす
る必要があり、プロセスが長くなる。
本発明の目的は上述の従来の光電変換装置の性能をより
向上させ、各出力信号間のクロストークが生じず、かつ
、小型化が可能なマトリクス配線を具備した光電変換装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の半導体装置は、切り換えによって信号の転送を
行なう複数のスイッチ手段と、この複数のスイッチ手段
のそれぞれに接続された複数のマトリクス配線とが同一
基体上に形成された半導体装置において、前記マトリク
ス配線が、少なくとも第1の導電層、第1の絶縁層、第
2の導電層、第2の絶縁層、半導体層、第3の導電層の
順の積層構造で形成されていることを特徴とする。
本発明の光電変換装置は、同一基体上で複数の光電変換
素子毎にスイッチ手段を接続するとともに、全光電変換
素子を複数のブロックに分割してマトリクス配線を形成
し、ブロック毎にスイッチ手段を動作させることにより
画像信号を出力する光電変換装置において、 マトリクス配線が、少なくとも第1の導電層。
第1の絶縁層、第2の導電層、第2の絶縁層、半導体層
、第3の導電層からなる積層構造で形成されていること
を特徴とする。
[作用] 本発明の半導体装置は、従来、マトリクス配線が、第1
の導電層、第1の絶縁層、半導体層、第2の導電層、第
2の絶縁層、第3の導電層の順で積層され、第2の絶縁
層の下層の段差のために第2の絶縁層の層厚を一定の値
以上とする必要があり、第2の絶縁層にコンタクトホー
ルを形成する必要性があることから種々の課題を生じて
いたことを鑑み、 マトリクス配線が、少なくとも第1の導電層、第1の絶
縁層、第2の導電層、第2の絶縁層、半導体層、第3の
導電層の順の積層構造を有するように構成することで、
第2の絶縁層の下層の段差を小さなものとし、第2の絶
縁層の層厚を縮小し、コンタクトホールの形成を容易化
したものである。
本発明の光電変換装置は、上記半導体装置を、複数の光
電変換素子毎にスイッチ手段を接続するとともに、全光
電変換素子を複数のブロックに分割してマトリクス配線
を形成し、ブロック毎にスイッチ手段を動作させること
により画像信号を出力する光電変換装置に用いたもので
ある。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
なお、本発明の半導体装置は、必ずしも光電変換装置の
みに限定されるものではないが、好適に用いられる一例
として光電変換装置を取り上げて説明する。
第1図は、本発明の光電変換装置の第1実施例の模式的
断面図である。
本実施例の光電変換装置は、a−Si:Hを用いて、光
電変換素子部、蓄積コンデンサ部、TFT部、マトリク
ス配線部等が絶縁基体上に同一プロセスで、一体化形成
されている。なお、第14図に示した構成部材と同一構
成部については同一符号を付する。
第1図において、1は光電変換素子部、2は蓄積コンデ
ンサ部、3はTFT部、4は入射窓、5はマトリクス配
線部、6は透明スペーサ、7は原稿、8は基体である。
矢印9で示される入射光は原稿7を経て、反射光10と
して光電変換素子部1に至る。
光電変換素子部1に入射した光情報は、光電流に変換さ
れ、蓄積コンデンサ部2に電荷として蓄えられる。そし
て一定時間経過後、TFT部3により蓄積コンデンサ部
2の電荷は、マトリクス配線部5へ転送される。
基体8上には、AI、 Cr等の第1の導電体層22、
 SiN等の第1(7)絶縁層23、AI、 Cr等の
第2の導電体層24、SiN等の第2の絶縁層25、a
−3i:H+7)半導体層26、n+  a−5i:H
(7)オーミックコンタクト層27、AI、 Cr等の
第3の導電体層28、そしてポリイミド等の保護層29
が形成されている。
光電変換素子部1において、30および31は上層電極
配線である。原稿面で反射された光10はa−3i:H
たる光導電性半導体層26の導電率を変化させ、くし状
に対向する上層電極配線30,31間に流れる電流を変
化させる。なお、32は金属の遮光層であり、適宜の駆
動源に接続して、主電極30(ソース側)および31(
ドレイン側)に対する制御電極たるゲート電極となるよ
うにしてもよい。
蓄積コンデンサ部2は下層電極配線33と、この下層電
極配線33上に形成された第2の絶縁層25と光導電性
半導体26からなる誘電体と、光導電性半導体層26上
に形成され、光センサ部の上層電極配線31に連続した
配線とから構成される。この蓄積コンデンサ部2の構造
はいわゆるM I S (Metel−1nsulat
er−3emiconductor)コンデンサの構造
である。バイアス条件は正負いずれでも、用いることが
できるが、下層電極配線33を常に負にバイアスする状
態で用いることにより、安定な容量と周波数特性を得る
ことができる。
TFT部3は、ゲート電極たる下層電極配線34と、ゲ
ート絶縁層をなす第2の絶縁層25と、半導体層26と
、ソース電極たる上層電極配線35と、ドレイン電極た
る上層電極配線36等とから構成される。
マトリクス配線部5においては、基体8上に第1の導電
層からなる個別信号配線22、個別信号配線を被う第1
の絶縁層23、電位を一定に保持する第2の導電体層2
4、第2の導電体層上に設けられた第2の絶縁層25、
半導体層26、オーミックコンタクト層27、そして個
別信号線と交差し第3の導電層からなる共通信号配線3
7が順次積層されている。38は、個別信号配線22と
共通信号配線37とオーミックコンタクトをとるための
コンタクト・ホール、39は共通信号配線間に設けられ
た線間シールド配線である。
以上のように本実施例の光電変換装置は、光電変換素子
部、蓄積コンデンサ部、TFT部、マトリクス配線部の
各構成部のすべてが光導電性半導体層および絶縁層、導
電体層等の積層構造を有するので、各部を同一プロセス
により同時形成することができる。
また、光電変換素子の出力個別信号配線と共通信号配線
との交差部に電位を一定に保つことのできる第2の導電
体層を設けることによって個別信号配線と共通信号配線
の交差部で形成される浮遊容量をなくし、さらに共通信
号配線間に電位を一定に保つことのできるシールド配線
を設けることによって各共通信号配線間に容量が生じな
いようにしている。
なお、個別信号配線間に電位を一定に保つことができる
シールド配線を設けることによって、各個別信号線間に
容量が生じないようにすることもできる。
第2図(A)〜(H)は第1図に示した実施例の製造工
程を示す断面図である。以下、第2図(A)〜(H)に
従って工程を説明する。
まず、第2図(A)に示すように、ガラス等の透明な基
体8上にAI、 Cr等の第1の導電体層22をスパッ
タ法、蒸着法等により0.1μm程度堆積させ、これを
所望の形状にパターニングする。
つぎに、第2図(B)に示すように、プラズマCVD法
等の周知の技術で窒化シリコン(SiN)の第1の絶縁
層23を0.31Lrs程度形成する。
つぎに、第2図(G)に示すように、AI、 Or等の
第2の導電体層24をスパッタ法、蒸着法等により0.
1 gra程度堆積させ、これを所望の形状にパターニ
ングする。
つぎに、第2図(D)に示すように、プラズマCVD法
等の周知の技術で窒化シリコン(Sin)の第2の絶縁
層25、a−3i:1層26、n+a−Si:Hドーピ
ング層27をそれぞれ0.3 #Lta 、 0.81
Lm0.15 gra程度に形成し、前記三層25,2
6゜27を所望の形状にパターニングして、コンタクト
ホールをあける。
さらに、第2図(E)に示すように、AI、 Or等の
第3の導電体層28をスパッタ法、蒸着法等により形成
し、所望の形状にパターニングする。
ここで、第2図CF)に示すように、光電変換素子部1
のギャップ部、TFT部3のチャネル部のn+  a−
5i:Hドーピング層をエツチングにょっ−c除去する
。そして、第2図(G)に示すように、不要な半導体層
を除去して、素子分離を行なう。
その後に、第2図(H)に示すように、保護層として第
3の絶縁層29をポリイミドフィルムやSiN膜で第3
の導電体層28上に形成する。
以上のように、本実施例の光電変換装置は、同一基板上
に光電変換素子部、TFT部およびマトリクス配線部を
設けた光電変換装置において、マトリクス配線を第1の
導電層、第1の絶縁層、第2の導電層、第2の絶縁層、
半導体層、第3の導電層が基板上に順次積層した構造に
しており、この中で、第2の導電層はTFT部のゲート
電極と同一層にて形成されており、第2の絶縁層はTP
Tのゲート絶縁膜と同一層にて形成されており、半導体
層は光電変換素子部の光導電性半導体層およびTFT部
の半導体層と同一層にて形成されており、第3の導電層
はTFT部のソース・ドレイン電極と同一層にて形成さ
れている。
従来2〜3ル層程度の膜厚を必要とした第2の絶縁層は
、本発明の構造によれば、第2の導電層の段差部をおお
い、かつTPTのスイッチング特性を良好に保つだけの
厚さで充分となり、通常0.3 JLm程度の膜厚によ
りマイクロクシツクの発生しない良質な膜になる。
また、第3の導電層と第1の導電層のオーミックコンタ
クトをとるためのコンタクトホールの形成は、従来困難
であったが、本発明の構造によれば、従来節2の導電層
と第1の導電層のオーミックコンタクトをとるためのコ
ンタクトホールを形成する工程と同様のプロセスを用い
ることができ、簡易なプロセスで微細加工を安定させる
ことができる。
次に、本発明の光電変換装置の読み取り動作について説
明する。
第3図に本発明の光電変換装置の等価回路を示す回路図
である。
光電変換素子に入射した光情報は、光電変換素子から蓄
積コンデンサ、転送用TPT、リセット用TPT、マト
リクス配線を通って、48ビット並列の電圧出力となる
。さらに、スイッチICによって直列信号となり外部に
取り出される。
総画素数1728ビツトの光電変換素子は本実施例では
、48ビツトづつまとめ36ブロツクに分割しである。
各動作は順次このブロック単位で進む。
光電変換素子51−1〜S 1−48に入射した光情報
は、光電流に変換され、蓄積コンデンサCS 1−1〜
CS 1−48に電荷として蓄えられる。一定時間後、
ゲート駆動線G1に電圧パルスを加え、転送用TPT 
T 1−1−71−48をオフ状態に切り替える。これ
で蓄積コンデンサCS 1−1〜CS 1−48の電荷
がマトリクス信号線を通って負荷コンデンサCL 1−
1〜CL 1−48に転送される。この際上述したよう
に、マトリクス配線の各配線間に、電位を一定に保持す
るシールド配線を設けることによって、各配線間が容量
的に結合されることがなくなり、各出力信号の間にクロ
ストークが生じなくなっている。
続いて、CL 1−1〜CL 1−48に転送した第1
ブロツクの信号出力はスイッチICによって直列値号に
変換され、インピーダンス変換後、外部へ取り出される
。この時同時にCLl−1−CLl−48の電荷をリセ
ットする。
次に、ゲート駆動線G2に電圧パルスを印加する。これ
で第2ブロツクの転送動作が始まる。同時にリセットT
 F T R1−1〜R1−48が導通し、第1ブロツ
クの蓄積コンデンサCS 1−1〜CS 1−48の電
荷がリセットされ、次の読み出しに備える。
以下、ゲート駆動線G3.G4.・・φを順次駆動し1
ライン分のデータを出力する。
(第2実施例) 第4図は、本発明の光電変換装置の他の実施例の断面を
示す模式図である。ここで上述した実施例の第1図と同
一構成部分については同一符号を何する。
本実施例においては、共通信号線37の間に設けられた
線間シールド配線40と、個別信号配線22と共通信号
線37の交差部に設けられた交差部シールド配線41と
をコンタクトホール42を介してオーミックコンタクト
させるところに特徴がある。
上述したように、本発明では第2の絶縁層25には、T
FT部3のゲート絶縁膜としての機能とマトリクス配線
部5の層間絶縁膜としての機能と同時に満たす必要があ
るため、0.37pm程度の薄い膜で段切れ等のマイク
ロクラックのない構造が望まれる。したがって、段差を
形成する要因となる第2の導電層24の膜厚を薄くする
ことによって、段差をできる限り小さくする構造が必要
となる。
一方、第2の導電層24は、個別信号配線22と共通信
号配線37との交差部での量信号配線の容量カップリン
グをなくすための交差部シールド配線41としての機能
を発揮しなければならないが、膜厚を薄くすることによ
って配線抵抗の増大によるシールド機能の低下を招く危
険性がある。
本実施例は、このような問題を対策するものであり、交
差部シールド41と隣接する線間シールド配線40とを
コントクトホール42を介してオーミックコンタクトさ
せている。
(第3実施例) 第5図は、本発明の光電変換装置の第3実施例の等価回
路図である。なお、ここでは12個の光電変換素子を有
する場合を一例として取り上げる。
なお、本実施例の光電変換装置の断面構造は、第1実施
例あるいは、第2実施例と同様である。
すなわち、本実施例の光電変換装置は、同一基体上に光
電変換素子部、TFT部およびマトリクス配線部を設け
て、マトリクス配線部を第1の導電層、第1の絶縁層、
第2の導電層、第2の絶縁層、半導体層、第3の導電層
が基体上に順次積層した構造にし、且つ第2の導電層は
TFT部のゲート電極と同一層にて、第2の絶縁層はT
FT部のゲート絶縁膜と同一層にて、半導体層は光電変
換素子部の光導電性半導体層およびTFT部の半導体層
と同一層にて、第3の導電層はTFT部のソース会ドレ
イン電極と同一層にて形成している。
同図において、光電変換素子El〜E12は、後述する
ように、3個で1ブロツクを構成し、2ブロツクで1グ
ループを構成している。たとえば、光電変換素子E1〜
E3は第1ブロツク、光電変換素子E4〜E8は第2ブ
ロツクであり、光電変換素子E1〜E6は第1グループ
である。
光電変換素子E1〜E12の各々対応して接続されてい
る充電流蓄積用のコンデンサC1−012放電用のTF
TII丁1〜DT12  そして転送用のTFTT1〜
T12も同様である。
各光電変換素子El−E12の一方の電極(共通電極)
は電源411に接続され、一定の電圧が印加されている
光電変換素子E1〜E12の他方の電極(個別電極)は
、各々転送用のTPTTI〜T12の一方の主電極に接
続されるとともに、各々コンデンサ01〜012を介し
て接地され、さらに放電用のTFTIITI〜DT12
を介して接地されている。
転送用TFTDTI〜DT12のゲート電極は、3個ず
つ、すなわちブロック毎に共通に接続され、各々がシフ
トレジスタ410の並列出力端子S13〜5IEiに接
続されている。並列出力端子S1〜S4からは所定のタ
イミングで順次ハイレベルが出力されるから、放電用T
FTIITI〜llT12はブロック毎に順次オン状態
となる。
転送用TPTTI〜T12のゲート電極も、ブロック毎
に共通に接続され、各々がシフトレジスタ401の並列
出力端子S1〜S4に接続されている。
転送用TFTTI〜T12の他方の主電極は、個別信号
配線の301〜312を介して各グループでの同一順番
にあるものが各々共通信号配線402〜407に接続さ
れている。たとえば、各グループ内で2番目の転送用T
FTT2およびT8はそれぞれ個別信号配線302.3
08を介して共通信号線403に接続されている。
共通信号配線402〜407は、各々スイッチングトラ
ンジスタ5TI−9TBを介して、アンプ412の入力
端子に接続されている。
スイッチングトランジスタSTI〜ST3およびST4
〜STBの各ゲート電極は、シフトレジスタ408およ
びシフトレジスタ409の並列出力端子85〜SIOに
各々接続され、これら並列出力端子からハイレベルが所
定のタイミングで順次出力されることで、スイッチング
トランジスタST1〜STBが順次オン状態となる。
共通信号配線402〜407は、それぞれ転送電荷蓄積
用の負荷コンデンサ001〜COBを介して接地され、
且つ放電用のスイッチングトランジスタGTI〜G7B
を介して接地されている。
コンデンサCC1〜CC6の容量はコンデンサ01〜C
12のそれよりも十分大きくとっておく。
スイッチングトランジスタC71〜GTflの各ゲート
電極は、3個ずつ共通に接続され、各々端子S11およ
びS12に接続されている。したがって、端子Sll又
はS12にハイレベルが印加されることで、スイッチン
グトランジスタGTI〜GT3またはCT4〜CT8が
オン状態となり、共通信号配線402〜404または共
通信号配線405〜407が接地されることになる。
次に、このような構成を有する本実施例の動作を、第6
図に示すタイミングチャートを用いて説明する。
まず、光電変換素子E1〜E12に光が入射すると、そ
の強度に応じて電源411からコンデンサ引〜012に
電荷が蓄積される。
そして、まず、シフトレジスタ401の並列出力端子S
1からハイレベルが出力され、転送用TPTTI−73
がオン状態になる[第6図(a)]。
転送用TPTTI〜T3がオン状態となることで、第1
ブロツクのコンデンサ01〜C3に蓄積されていた電荷
が、それぞれ負荷コンデンサCC1〜CC3へ転送され
る。
第1ブロツクの情報が転送された時点で、今度はシフト
レジスタ401の出力端子S2からハイレベルが出力さ
れ、転送用TPT74〜丁Bがオン状態になる[第6図
(b)]。
これによって、第2ブロツクのコンデンサC4〜C6に
蓄積されていた電荷が、それぞれ負荷コンデンサCC4
〜CCBへ転送される。
第2ブロツクの転送動作と並行して、シフトレジスタ4
08の出力端子S5〜S7から順次ハイレベルが出力す
る[第6図(e)〜(g)]。
これによって、スイッチングトランジスタST1〜ST
3が順次オン状態となり、コンデンサCC1〜CC3へ
転送され蓄積された第1ブロツクの光情報がアンプ41
2を通って時系列的に読み出される。
第1ブロツクの情報が読み出されると、端子Sllにハ
イレベルが印加され、スイッチングトランジスタCTI
〜CT3が同時にオン状態となる[第6図(k)]。
これによって、転送電荷蓄積用コンデンサCG1〜CC
3の残留電荷が完全に放電される。
上記読み出しおよび転送電荷放電動作[第6図(e)〜
(g)および(k)]と並行して、シフトレジスタ21
0の並列出力端子S13からハイレベルが出力される[
第6図(m)]。
これによって、放電用T F TDTI−IIT3がオ
ン状態となり、第1ブロツクの光電荷蓄積用コンデンサ
01〜C3の残留電荷が完全に放電される。
このように、第2ブロツクの情報の転送、第1ブロツク
の情報の読み出しおよび残留転送電荷の放電、そして残
留光電荷の放電、という各動作が並行して行なわれる。
これらの動作が終了した時点で、シフトレジスタ401
がシフトし、並列出力端子S3からハイレベルが出力さ
れる[第6図(C)]。
これによって、転送用TPT77〜T9がオン状態にな
り、第3ブロツクのコンデンサC7〜C8に蓄積されて
いる電荷がコンデンサCC1〜003へ転送される。
この第3ブロツクの情報の転送動作と並行して、シフト
レジスタ409の並列出力端子S8〜SIOから順次ハ
イレベルが出力される[第6図(h)〜(1月。
これによって、スイッチングトランジスタST4〜ST
Bが順次オン状態となり、コンデンサ004〜CC6に
転送され蓄積された第2ブロツクの情報が時系列的に読
み出される。
第2ブロツクの情報が読み出されると、端子S12にハ
イレベルが印加され、スイッチングトランジスタCT4
〜C7Bが同時にオン状態となる[第6図(1)]。
これによって、転送電荷蓄積用コンデンサGC4〜CC
Bの残留電荷が完全に放電される。
上記第2ブロツクの情報の読み出しおよび残留転送電荷
の放電動作と並行して、シフトレジスタ410の並列出
力端子S14からハイレベルが出力され[第6図(n)
] 、スイッチングトランジスタST4〜ST8が同時
にオン状態となる。
これによって、光電荷蓄積用のコンデンサ04〜C6の
残留電荷が放電される。
以下同様に、第4ブロツクの情報の転送と並行して、第
3ブロツクの情報の読み出しおよび残留転送電荷の放電
、そして同じぐ第3ブロツクの残留光電荷の放電、とい
う各動作が行なわれ、第4ブロツクの情報の読み出し、
残留転送電荷および残留光電荷の放電動作は、第1ブロ
ツクの情報の転送と並行して行なわれる。
以上述べた動作が繰り返され、光情報が時系列的に読み
出される。
このように、次ブロックの情報の転送動作と並行して、
前ブロックの情報の読み出しおよび残留転送電荷および
残留光電荷の放電を行なう本実施例においては、マリト
クス信号配線の各信号配線間に電位を一定に保持するシ
ールド配線を設けることによって、各信号配線間が容量
的に結合されることがなくなり、各出力信号の間にクロ
ストークが生じない良好な読み取りができる。
(第4実施例) 第7図は、本発明の光電変換装置の第4実施例の等価回
路図である。
なお、本実施例の光電変換装置の断面構造は、第1実施
例あるいは第2実施例と同様である。すなわち、本実施
例の光電変換装置は、同一基体上に光電変換素子部、T
FT部およびマトリクス配線部を設けて、マトリクス配
線部を第1の導電層、第1の絶縁層、第2の導電層、第
2の絶縁層、半導体層、第3の導電層が基体上に順次積
層した構造にし、かつ 第2の導電層はTFT部のゲート電極と同一層にて、第
2の絶縁層はTFT部のゲート絶縁膜と同一層にて、半
導体層は光電変換素子部の光導電性半導体層およびTF
T部の半導体層と同一層にて、第3の導電層はTFT部
のソース・ドレイン電極と同一層にて形成している。
ただし、光電変換素子E1〜E18、光電荷蓄積用のコ
ンデンサ01〜018、光電荷放電用のTFTIITI
〜DT18および転送用のTFTTI〜718の構成は
、第5図と略同じであり、個数が12個から18個に増
えただけであるから説明を省略する。
なお、第7図では、簡易化のために回路の一部が省略さ
れている。
本実施例では、3ブロツクで1グループを形成しており
、各グループで同一順番を有する転送用TPTの主電極
が、各々共通信号配線402〜410に接続されている
転送用TFTTI−T18の各ゲート電極はブロック毎
に共通に接続され、各々シフトレジスタ601の並列出
力端子旧〜B6に接続されている。
放電用TFTDTI〜DT1Bの各ゲート電極も同様に
して、シフトレジスタ610の並列出力端子S13〜5
18に接続されている。
また、共通信号配線602〜EiIOは転□送電荷蓄積
用のコンデンサCC1〜CC9を介して接地され、且つ
放電用のTFTGTI〜CT9を介して接地されている
放電用のTFTCTI〜CT11のゲート電極は、3個
ずつ共通に接続され、各々端子旧〜H3に接続されてい
る。
共通信号配線602〜610は、スイッチングトランジ
スタSTI〜ST9を介して、アンプ412に接続され
、スイッチングトランジスタSTI〜ST9のゲート電
極は、シフトレジスタ811〜613の各並列出力端子
01−09に各々接続されている。
次に、このような構成を有する本実施例の動作を、第8
図のタイミングチャートを用いて簡単に説明する。
まず、シフトレジスタ601の出力端子Blから、ハイ
レベルが出力され、転送用TFTTI〜T3がオン状態
となる[第8図(a)]。
転送用TPTTI〜T3がオン状態となることで、第1
ブロツクのコンデンサ01〜C3に蓄積されていた電荷
が、それぞれコンデンサGC1〜CC3へ転送される。
第1ブロツクの情報が転送された時点で、今度はシフト
レジスタ601の出力端子B2からハイレベルが出力さ
れ、転送用TPT74〜T6がオン状態になる[第8図
(b)]。これによって、第2ブロックのコンデンサ0
4〜C6に蓄積されていた電荷が、それぞれコンデンサ
CC4〜CC8へ転送される。
第2ブロツクの転送動作と並行して、シフトレジスタ6
11の出力端子D1〜D3から順次ハイレベルが出力す
る[第8図(g)〜(i月。
これによって、スイッチングトランジスタSTI〜ST
3が順次オン状態となり、コンデンサCC1〜CC3へ
転送され蓄積された第1ブロツクの光情報アンプ412
を通って時系列的に読み出される。
さらに、第2ブロツクの転送動作と並行して、シフトレ
ジスタ610の端子313からハイレベルが出力され[
第8図(S)] 、放電用DTI〜IIT3がオン状態
となり、第1ブロツクのコンデンサ01〜C3の残留光
電荷が放電される。
第1ブロツクの情報が読み出しおよび残留光電荷の放電
が終了した時点で、端子旧にハイレベルが印加され、ス
イッチングトランジスタGTI〜CT3が同時にオン状
態となり[第8図(p)1、コンデンサCGI〜CC3
の残留電荷が完全に放電される。
この放電動作と並行して、シフトレジスタ601の出力
端子B3からハイレベルが出力される[第8図(C)]
これによって、転送TPT77〜T9がオン状態になり
、第3ブロツクのコンデンサ07〜C9に蓄積されてい
る電荷がコンデンサGee−CC9へ転送される。
上記放電動作および転送動作と並行して、シフトレジス
タ612の出力端子D4〜D6から順次ハイレベルが出
力し[第8図(j)〜(+)]、スッチングトランジス
タST4〜ST8が順次オン状態となり、第2ブロツク
の情報が時系列的に読み出される。
さらに、上記放電動作および転送動作と並行して、シフ
トレジスタ610の出力端子S14からハイレベルが出
力し[第8図(1)] 、第2ブロックのコンデンサ0
4〜CBの残留光電荷の放電が行なわれる。
続いて、第4ブロツクの情報の転送と[第8図(d)]
 、第3ブロックの情報の時系列的な読み出しと[第8
図(騰)〜(0)]、コンデンサGC4〜CC6の残留
転送電荷の放電動作[第8図(q)]と、コンデンサ0
7〜C8の残留光電荷の放電動作[第8図(U)]と、
が並行して行なわれ、以下同様にして、光電変換素子E
1〜E18の光情報が繰返し読み取られる。
このように、本実施例では、3ブロツクで1グループを
形成しているために、あるブロックの情報の転送動作と
、前ブロックの読み出し動作および残留光電荷の放電動
作と、さらに前々ブロックの残留転送電荷の放電動作と
を並行して行なうことができ、全体として高速動作が可
能となる。
マトリクス信号配線の各信号配線間に電位を一定に保持
するシールド配線を設けることによって、各信号配線間
が容量的に結合されることがなくなり、各出力信号の間
にクロストークが生じない良好な読み取りができる。
(第5実施例) 第9図は、本発明の光電変換装置の第5実施例の断面を
示す模式的断面図である。ここで上述した実施例と同一
構成部分については同一符号を付しである。
本実施例においては、光電変換素子部lおよびTFTF
2O3板側に第1の導電層22からなる遮光層40およ
び41が形成されているところに特徴がある。
遮光層40および41は、照明光9が光電変換素子部l
あるいはTFTF2O3導体層26を直接あるいは迷光
として間接的に照射し、光電変換特性あるいはスイッチ
ング特性を乱すことを防止する効果がある。
次に、本発明の光電変換装置の実施例の具体的な応用例
について説明する。
第10図は、本発明における実施例を用いたファクシミ
リ装置の概略的構成図である。
同図において、原稿送信時では、密着型イメージセンサ
501上に原稿505がプラテンローラ503によって
圧着し、プラテンローラ503及び給送ローラ504に
よって矢印方向へ移動する。原稿表面は光源であるキセ
ノンランプ502によって照明され、その反射光が本実
施例の光電変換装置に対応するセンサ501に入射して
原稿の画像情報に対応した電気信号に変換され送信され
る。
また、受信時には、記録紙506が記録プラテンローラ
507によって搬送され、サーマルヘッド508によっ
て受信信号に対応した画像が再生される。
なお、装置全体はシステムコントロール基板509のコ
ントローラによって制御され、また各駆動系及び各回路
には電源510から電力が供給される。511及び51
2はそれぞれ分離片、オペレーションパネルである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の半導体装置及びそれを用
いた光電変換装置によれば、 マトリクス配線を、少なくとも第1の導電層、第1の絶
縁層、第2の導電層、第2の絶縁層、半導体層、第3の
導電層の順の積層構造で形成したことにより、マトリク
ス配線の各出力信号間にクロストークが生じず、かつ簡
単な構造プロセスで、不良率の低いマトリクス配線を有
する半導体装置及び光電変換装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光電変換装置の第1実施例の模式的
断面図である。 第2図(A)〜(H)は、第1図に示した実施例の製造
工程を示す断面図である。 第3図は、本発明の光電変換装置の等価回路を示す回路
図である。 第4図は、本発明の光電変換装置の第2実施例の模式的
断面図である。 第5図は、本発明の光電変換装置の第3実施例の等価回
路図である。 第6図は、上記第3実施例の光電変換装置に示すタイミ
ングチャートである。 第7図は、本発明の光電変換装置の第4実施例の等価回
路図である。 第8図は、上記第4実施例の光電変換装置に示すタイミ
ングチャートである。 第9図は、本発明の光電変換装置の第5実施例の断面を
示す模式的断面図である。 第10図は、本発明の実施例を用いたファクシミリ装置
の概略的構成図である。 第11図は、マトリクス配線された光電変換装置の構成
図である。 第12図は、従来のマトリクス配線部の平面図である。 第13図(A) (B)は、第12図のA−A ”及び
B−B ’模式的断面図である。 第14図は、従来の光電変換装置の断面を示す模式的断
面図である。 TFT、CL1〜CL48 :負荷コンデンサ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)切り換えによって信号の転送を行なう複数のスイ
    ッチ手段と、この複数のスイッチ手段のそれぞれに接続
    された複数のマトリクス配線とが同一基体上に形成され
    た半導体装置において、前記マトリクス配線が、少なく
    とも第1の導電層、第1の絶縁層、第2の導電層、第2
    の絶縁層、半導体層、第3の導電層の順の積層構造で形
    成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. (2)前記スイッチ手段の主電極層と前記第3の導電層
    とが同一導電層から形成されている請求項1記載の半導
    体装置。
  3. (3)前記スイッチ手段が、少なくとも制御電極層、絶
    縁層、半導体層、主電極層の順の積層構造で構成される
    絶縁ゲート型トランジシスタであって、この積層構造の
    各層が前記マトリクス配線の第2の導電層、第2の絶縁
    層、半導体層、第3の導電層の各層と同一層から形成さ
    れている請求項1記載の半導体装置。
  4. (4)同一基体上で複数の光電変換素子毎にスイッチ手
    段を接続するとともに、全光電変換素子を複数のブロッ
    クに分割してマトリクス配線を形成し、ブロック毎にス
    イッチ手段を動作させることにより画像信号を出力する
    光電変換装置において、 マトリクス配線が、少なくとも第1の導電層、第1の絶
    縁層、第2の導電層、第2の絶縁層、半導体層、第3の
    導電層からなる積層構造で形成されていることを特徴と
    する光電変換装置。
  5. (5)前記スイッチ手段の主電極、前記光電変換素子の
    電極、及び前記第3の導電層が同一導電層から形成され
    ている請求項4記載の光電変換装置。
  6. (6)前記スイッチ手段が少なくとも制御電極層、絶縁
    層、半導体層、主電極層の順の積層構造で構成される絶
    縁ゲート型トランジシスタであって、この積層構造の各
    層が前記マトリクス配線の第2の導電層、第2の絶縁層
    、半導体層、第3の導電層の各層と同一層から形成され
    、且つ前記光電変換素子の光導電性半導体層と前記マト
    リクス配線の半導体層とが同一層から形成されている請
    求項4記載の半導体装置。
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