JPH02218658A - アルキルベンゼンスルホン酸塩の製造方法 - Google Patents

アルキルベンゼンスルホン酸塩の製造方法

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JPH02218658A
JPH02218658A JP4111689A JP4111689A JPH02218658A JP H02218658 A JPH02218658 A JP H02218658A JP 4111689 A JP4111689 A JP 4111689A JP 4111689 A JP4111689 A JP 4111689A JP H02218658 A JPH02218658 A JP H02218658A
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    • C11D1/22Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof derived from aromatic compounds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルキルベンゼンスルホン酸塩の製造方法、
詳しくは特に高密度粒状洗剤の製造に適したアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、省資源的観点からの合理性、及び持ち運び易さ等
の消費者にとっての便利性から、高密度(見掛は比重が
0.5 g /cd以上)粒状洗剤の需要が増大してい
る。
そして、上記のような高密度粒状洗剤の代表的な製造方
法としては、特開昭61−64798号公報、特開昭6
1−66798号公報、特開昭61−69897号公報
、特開昭61−69898号公報、特開昭61−698
99号公報、特開昭61−69900号公報、特開昭6
1−76597号公報及び特開昭61−118500号
公報等に記載の方法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の公報に記載の方法によれば、種々の点で優れた高
密度粒状洗剤を得ることができるが、特開昭61−64
798号公報、特開昭61−69897号公報、特開昭
61−69898号公報、特開昭61−69899号公
報及び特開昭61−69900号公報に記載の方法は、
何れも従来の粉末洗剤の製造方法と同様に噴霧乾燥工程
を有するため、大規模な乾燥装置と多大な乾燥エネルギ
を要するという課題がある。
また、特開昭61−66798号公報、特開昭61−7
6597号公報及び特開昭61−118500号公報に
記載の方法は、噴霧乾燥工程を有しないため、上述の方
法における課題は解決されているが、いずれの場合も解
砕工程を有するため被解砕物が一定以上の固さを有する
必要があり所定の固さに保ためには原料に由来する水分
量に制限があり、使用できる原料が限定されるという課
題を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述の課題を解決し得る高密度粒状洗剤
の製造方法について種々検討した結果、高密度粒状洗剤
の主原料である種々の界面活性剤のうち、特定の界面活
性剤については、従来法とは異なる中和方法で高濃度の
ものとして得られ、そのようにして得られた高粘性界面
活性剤は、高濃度であるため、次工程で他の法則成分と
混合して得られる洗剤スラリーは低水分となり、乾燥負
荷を低減することが可能であり、しかも洗剤スラリーが
高粘性であるため噴霧乾燥手段以外の乾燥手段により乾
燥でき、高密度粒状洗剤の製造に適した界面活性剤の中
和法であることを知見した。
上記知見について詳述すると、高密度粒状洗剤に用いら
れる代表的な界面活性剤であるアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩の高濃度物(有効成分75重量%以上)は高粘度
を呈するため、該塩の連続製造に際し、反応を円滑に進
行させるには、反応系を低粘度に調整する必要があるが
、そのためには低濃度(55重量%以下)に維持して中
和反応を行わせる必要があった。そのため、中和生成物
(アルキルベンゼンスルホン酸塩)は低濃度のものとし
て得られるため、次工程である混合工程で得られる洗剤
スラリーは含有水分が40〜50重量%となり、これに
続く乾燥工程では大規模な装置と多大なエネルギとを要
する噴霧乾燥手段によらざるを得なかった。
そこで、本発明者らは、アルキルベンゼンスルホン酸の
中和反応の条件について種々検討した結果、該アルキル
ベンゼンスルホン酸及びアルカリの混合物を高濃度水溶
液として特定の反応方式を用いて連続反応させると、中
和反応を円滑に進行させることができると共に、この高
濃度のアルキルベンゼンスルホン酸塩が高密度粒状洗剤
の製造に適したものであり、前記のi1!題解決に寄与
し得ることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、高密度粒
状洗剤の製造に適したアルキルベンゼンスルホン酸塩の
製造方法、即ち、アルキルベンゼンスルホン酸をアルカ
リにより中和してアルキルベンゼンスルホン酸塩を製造
するに際し、上記酸及び上記アルカリを高剪断方式によ
り連続的に混合反応させ、アルキルベンゼンスルホン酸
塩の濃度が75〜85重量%のペースト状水溶液とする
ことを特徴とするアルキルベンゼンスルホン酸塩の製造
方法を提供するものである。
以下、上記特徴を以てなる本発明のアルキルベンゼンス
ルホン酸塩の製造方法について詳述する。
本発明で用いられるアルキルベンゼンスルホン酸として
は、平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖ま
たは分岐鎖アルキルベンゼンを公知の方法で硫酸化して
得られるものである9通常、原料アルキルベンゼンを希
釈されたSO,ガスと接触させて反応を行い、その後微
量に残る酸無水物を加水分解してアルキルベンゼンスル
ホン酸が得られる。このアルキルベンゼンスルホン酸は
、通常、純度が92〜97%で、遊離硫酸0.5〜4%
、水0.2〜1.0%、油分0.5〜4%を含有した組
成を有している。
また、アルキルベンゼンスルホン酸の中和に用いられる
アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、水酸化アンモニウム及びトリエタノールアミン等があ
り、特に水酸化ナトリウムが好ましい。
また、本発明の中和反応は、アルキルベンゼンスルホン
酸の反応混合物のアルキルベンゼンスルホン酸塩の濃度
が75〜85重量%の水溶液になるように行われる。而
して、75〜85重量%のアルキルベンゼンスルホン酸
塩の水溶液の粘度は濃度の上昇に伴い急激に上昇するが
、本発明では冷却用ジャケットの配設された高剪断方式
のニーダ−を採用することにより、高粘度であっても反
応界面が更新された中和反応が円滑に進む、そして、こ
の高剪断方式を実施するための反応器として用いられる
ニーダ−としては、例えば、栗本鉄工所製のコンティニ
ュアスニーダ−(KRC−二−グー)、本田鉄工製のコ
ンティニュアスニーダ、富士産業製のネスコニーダー等
が挙げられる。
これらのニーダ−は高粘度を示す反応混合物を十分に混
練して中和反応を満遍なく行うように構成したものであ
る。
上記ニーダ−はいずれもアルキルベンゼンスルホン酸と
アルカリとの接触機会を増すような機構を有しており、
連続でセルフクリーニングm構を有し、これらの装置内
での反応混合物の滞留時間は、通常約1〜2分で、この
時間内で十分に上記中和反応が達成される。
而して、アルキルベンゼンスルホン酸及びアルカリは、
それぞれの貯蔵タンクから供給されて定量ポンプあるい
は流量計の使用等により上記ニーダーへ定量的に導入さ
れる。
中和反応は、セルフクリーニング機構を有する上記ニー
ダ−内で開始され、パドルとトラフ(174体ケーシン
グ)のクリアランスが僅か5−以下に設定されているた
め、反応界面が連続的に更新されて、中和反応が促進さ
れると共に中和熱の除去も効率的に行われ、中和反応物
の温度が適度に制御される。
従って、上記ニーダ−ずにアルキルベンゼンスルホン酸
及び水酸化ナトリウムを投入すると、上記パドルが作用
してアルキルベンゼンスルホン酸と水酸化ナトリウムを
混合して中和反応を促進し、アルキルベンゼンスルホン
酸塩を生成させる。この際、発生する中和熱と混合熱に
よる温度上昇は胴部冷却により制御可能であり、反応混
合物の過度の温度上昇を防止することができるが、アル
キルベンゼンスルホン酸が熱的安定性に優れていること
から、むしろ、中和熱及び混合熱による温度上昇を最適
に制御することはアルキルベンゼンスルホン酸塩の粘度
を適度に低減させ、パドルの剪断負荷の低減に寄与して
反応混合物の混棟上好ましい。
尚、上記ニーダーから排出されたアルキルベンゼンスル
ホン酸塩は、次工程の混合機へ給送され、該混合機でビ
ルゾなどの他の洗lfq&II酸物成分と混合される。
而して、本発明のアルキルベンゼンスルホン酸塩の製造
方法を実施するには、先ずアルキルベンゼンスルホン酸
及びアルカリを上記ニーダーに投入する。その際、アル
キルベンゼンスルホン酸1モルに対してアルカリを1.
0〜1.2モル、好ましくは1.0〜1.1モルとなる
ように両者をニーダーに投入し、且つ反応混合物の濃度
が75〜85重量%の水溶液を形成するようにアルカリ
を所定濃度の水溶液に調整しておく、その場合の好まし
いアルカリ濃度は33〜57重量%である。
尚、アルカリとして水酸化ナトリウムを用いた場合の使
用量は、アルキルベンゼンスルホン酸1モルに対して1
.0〜1.1モルが特に好ましい。
また、アルカリの濃度が上記範囲を逸脱して、反応生成
物であるアルキルベンゼンスルホン酸塩の濃度が上記範
囲より低いと水分含有量が高くなり、次の乾燥工程を省
エネルギ化及び省スペース化するこが困難になり、逆に
上記範囲より高いとアルキルベンゼンスルホン酸塩の高
濃度域における粘度が急激に上昇するため混合、分散が
困難になり、中和反応を維持することが難しくなる。
上述の如くして得られたアルキルベンゼンスルホン酸塩
は、水分濃度が23〜12重量%で従来法により得られ
るアルキルベンゼンスルホン酸塩の水分濃度に比べて格
段に低い。
従って、本発明による場合、アルキルベンゼンスルホン
酸塩は、次工程の他の洗剤成分との混合工程に続(乾燥
工程において、従来の如く噴霧乾燥によることなく粘度
の高いペースト状スラリーのまま他の乾燥方法(真空薄
膜乾燥法、真空撹拌乾燥法等)を採用して乾燥させるこ
とができ、乾燥に要するエネルギを格段に節約すること
ができると共に、乾燥装置の設置空間を格段に縮小する
ことができる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例について説明する。
実施例1 本実施例では、アルキルベンゼンスルホン酸及び水酸化
ナトリウム水溶液(濃度48重量%)を栗本鉄工所製ニ
ーグー(KRCニーグー)を用いて下記反応条件下で反
応させ下記結果を得た。尚、アルキルベンゼンスルホン
酸は常法により硫酸化後30℃に保存されたものを用い
、純度96.5%、遊離硫酸1.5%、水分0.9%、
油分1.1%であった。
(1)反応条件 ■アルキルベンゼンスルホン酸1モルに対する水酸化ナ
トリウムの使用11 − 1.1モル■反応温度・・−
・・・・・・・80〜100“C■ユニーーパドルの周
速 −・−1,2m / s■ニーグー内平均滞留時間
 ・−・・・−・・・・ 1分(2)結  果 ■生成物中の含水量 ・・・・−・−・−・・・・・−
17重量%070℃における生成物の粘度 −・・・・
・・・・−・・−1,000,000c、l)。
■生成物(10%有効分水溶液) のKlette  Ni1−−・・・・35実施例2 実施例1における反応条件を変えて実施例1と同様に実
施した結果を表−1に示す。
次に、本発明の実施例に対する比較例について説明する
比較例1 本比較例では、アルキルベンゼンスルホン酸及び水酸化
ナトリウム水溶液(濃度48重量%)をノリタケカンパ
ニー製久タテイックミキサーを用いて反応させ、その結
果を表−1に示す。
表−1に示す結果によれば、反応終了までに長い滞留時
間が必要で、反応物の温度コントロールが難しく、また
、反応物の色相が極端に悪いことが判る。
比較例2 連続竪型混練I!(粉研フロージェットミキサー)を用
いて反応させ、その結果を表−1に示す。
表−IIユ示す結果によれば、混練力が不充分なため反
応物中に一部未中和物が存在し、また、スケールアップ
に伴い除熱が難しく、反応物の色相も悪いことが判る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、高嵩密度粒状洗剤の製造に適したアル
キルベンゼンスルホン酸塩を、水分含有量が低いものと
して効率よく生成させることができ、このアルキルベン
ゼンスルホン酸塩はペースト状を呈し、次工程の他の洗
剤成分との混合工程に続く乾燥工程で、従来の噴霧乾燥
によらずペースト状のまま省スペース化した乾燥装置に
よって効果的に乾燥することができる。
手続補正書 1、事件の表示 特願平1−41116号 2、発明の名称 アルキルベンゼンスルホン酸塩の製造方法3、補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 (091)花王株式会社 4、代理人 東京都港区南青山−丁目15番16号 ヤマシロビル8階 自発補正(出願臼から1年3月以内の補正)。
6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。
7、補正の内容 (1)第3頁第10行の「保ため」を「保つため」と補
正。
(2)第4頁第16行の「50」を「55」と補正。
(3)第4頁第18行の「エネルギ」を「エネルギー」
と補正。
(4)第7頁第8行のrKRC−JをrKRCJと補正
(5)第9頁第7行の「ビルゾ」をrビルグー」と補正
(6)第11頁第4行の「説明する。」の後に「尚、本
発明はこれらの実施例に何ら制限されるものではない、
」を加入。
(7)第12頁第4行のrlo%」をrlO重量%」と
補正。
(8)第12頁第5行のrKlette」を’KIeL
Jと補正。
(9)第14頁の表−1の比較例1の「(ミキサー内線
速度)」を[(ミキサー内線速度)1」と補正。
00第14真下から第1行の「10%」を「10重量%
」と補正。
00第14頁下から第1行の次に下記の記載を加入。
「*3 ミキサー内線速度−エレメント数×内径×π/
滞留時間」 Qり第15貞第2行の「高嵩密度Jを「高密度」と補正
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキルベンゼンスルホン酸をアルカリにより中
    和してアルキルベンゼンスルホン酸塩を製造するに際し
    、上記酸及び上記アルカリを高剪断方式により連続的に
    混合反応させ、アルキルベンゼンスルホン酸塩の濃度が
    75〜85重量%のペースト状水溶液とすることを特徴
    とするアルキルベンゼンスルホン酸塩の製造方法。
  2. (2)高剪断方式による反応を冷却しながら行う、請求
    項(1)に記載のアルキルベンゼンスルホン酸塩の製造
    方法。
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