JPH02217448A - 高光沢を有するアルミニウム板の製造法 - Google Patents

高光沢を有するアルミニウム板の製造法

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JPH02217448A
JPH02217448A JP3708489A JP3708489A JPH02217448A JP H02217448 A JPH02217448 A JP H02217448A JP 3708489 A JP3708489 A JP 3708489A JP 3708489 A JP3708489 A JP 3708489A JP H02217448 A JPH02217448 A JP H02217448A
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JP
Japan
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rolling
roll
gloss
working
roughness
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Pending
Application number
JP3708489A
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Inventor
Yoshiki Nakamura
中村 良樹
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高光沢を有するアルミニウム板の製造法に係り
、特に各種照明機器用及びストーブ等の熱の反射板や、
家庭用電気器具、厨房機器等の高級銘板、或いは室内用
インテリア、装飾品などに適するアルミニウム板の製造
法に関する。
(従来の技術及び解決しようとする課題)各種照明機器
用、ストーブ等の反射板としてのアルミニウム板は、高
度の反射率を必要とするため、化学研磨又は電解研磨が
行われている。
また、高級銘板やインテリア、装飾品等で高度の光沢を
必要とするアルミニウム材料としては、圧延加工により
高光沢としたものを直接使用する場合もあるが1通常は
、より高品質とするために上記処理が行われている。
更にまた。圧延加工により高光沢とするアルミニウム製
品は、圧延加工において多くの余分の加工が加わると共
に、圧延加工後の剪断、熱処理において、各種表面疵が
発生し、歩留低下をもたらすため、製造が困難であった
そこで、圧延加工後の剪断、熱処理での疵発生の防止を
図るために、以下のような対策が試られているが、いず
れも問題があった。
(1)圧延途中で0材処理とし、Hえタイプで調整する
場合、板表面がマット状となり、充分な光沢を得ること
ができない。
(2)シたがって、圧延完了後、調質処理を行うことが
一般的であるが、剪断処理前に調質処理すると、コイル
巻はどきの際に共ずれが発生することが多い。
(3)これを防止するために、剪断後、定盤上に積んで
調質処理すると、0表面保護フィルム等を剪断時に貼り
付けできず、取扱疵の予防が困難であり、■定盤上に積
み付ける際、微小なゴミの混入等を完全に防ぐことは困
難であり、これらを巻込んで積み重ねると、微小な無数
の押し込み疵を発生させる等の問題があり、上記の問題
の解決は困難であった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、光沢面が高度に均一美麗で、必要な
強度を得るための調質処理が容易であり、表面疵の発生
に対する危険性が少なくして、高光沢を有するアルミニ
ウム板を製造する方法を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため2本発明者は、鋭意研究を重ね
た結果、反射率68%以上、好ましくは70%以上の高
反射率を有し、各種反射板として使用可能な高光沢材を
圧延加工により製造でき。
この圧延加工においても1通常の圧延加工と比べて極度
に工程数の増加を伴わず、また調質処理を圧延の途中で
行うことにより、従来の圧延後熱処理を行うことによる
諸問題を解決した新規な製造法を見い出し、ここに本発
明をなしたものである。
すなわち、本発明は、高光沢のアルミニウム板を製造す
る方法において、熱延後に焼鈍を施し又は施さずして熱
延板を冷間圧延するに際し、加工途中において、順次粗
度の小さいロールを使用すると共に加工途中で調質処理
を施すことを特徴とする高光沢を有するアルミニウム板
の製造法を要旨とするものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
(作用) 本発明法では、熱延板をそのまま冷間圧延加工に供する
が、必要に応じて熱延後に焼鈍を行ってから冷間圧延を
行ってもよい。後者の場合、熱延完了コイルを焼鈍し、
熱延におけるファイバー組織を再結晶組織とする。これ
は、最終圧延での光沢に方向性バラツキを伴うことがな
く、且つ高度の光沢を可能とするためである。なお、焼
鈍条件は、熱延条件により異なるが、上記効果が得られ
る焼鈍条件であれば特に制限されない、但し、結晶粒の
粗大化を招くことのない条件とする。
次の冷間圧延工程においては、まず、圧延の途中よりロ
ール粗度を細かくする。すなわち1通常の板製品ではR
a=0.3〜0.4μm位のロールを使用するのに対し
、圧延の途中よりロール粗度を順次細かくする。この場
合は、次のような粗度のロールを順次使用することが好
ましい。
■Ra=0.2〜0.5 μreのロール、但し、?R
a032″μm以下のロールでも良いが、1.0μm以
上のロールは好ましくない。
■Ra=0.1〜0.3μmのロール。
■Ra=0.05〜0.15 μtaのロール。
■Ra=0.05μ■以下のロール(仕上ロール)。
但し、上記のスケジュールは初期ロール粗度の選定と途
中工程のロール粗度の組み合わせ等により、3ステツプ
又は2ステツプに短縮することができる。しかし、■工
程のみを1ステツプとすることは避けるべきである。
光沢を必要とする面が材料の片面のみである場合は、圧
延時圧延入側に設けたカラーロールを使用してパスライ
ンを制御し、圧延時の潤滑効果を極力境界潤滑とし、オ
イルピットを少なくする。
調質処理は、圧延途中よりロール粗度を順次小さくする
工程の間に行う。例えば、前記■ステップと■ステップ
の間又は■ステップを2パスとし、そのうち1バス完了
後行う。なお、処理温度は必要強度に応じて選択するこ
とができる。
最終圧延は2ハイミルを使用することが好ましい。これ
は、以下■〜■の理由によるものである。
■高度に研磨されたワークロールに対し、4ハイミルで
はバックアップロールの接触がスジ模様や砂流を発生さ
せ易いためである。
■また。前記調質後の冷間加工は、強度の増大、伸び率
の低下に影響を与えるため1例えば、10%以下の如く
極力低加工率とすることが望ましい。高光沢材は通常、
純アルミ材が使用され、且つ前記の如く調質後では強度
が軟化し、10%以下の低加工を安定して効率良く生産
することが困難なためである。
■更に、使用する圧延油を低粘度とし、圧延中の潤滑状
態を極力界面潤滑とし、オイルピット発生を防止する必
要がある。また圧延工程にて良好な歪を得ることが望ま
しいが、2ハイミルはこれらに最適である。
仕上圧延完了後は、脱油を行うことが好ましい。
この工程で矯正を同時に行ってもよい、なお、脱油後巻
取前に疵防止用の保護フィルムを貼付するのが好ましい
保護フィルムの貼付が製品用途等から不具合の場合は、
歪取時に疵防止の目的で緩衝材を挿入する。この緩衝材
としては非繊維質のセルフアン又は合成フィルムが良い
。繊維質の紙を使用すると、微小の固形分が存在したり
、圧縮に対する微小部分のムラがあり、これらが表面の
凹みや不均一な模様生成の原因となることがあるためで
ある。
なお、本発明におけるアルミニウム板の材質はこの種の
用途に使用し得る種々の成分系1組成のもの(例、純ア
ルミ)が可能であることは云うまでもない。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例) 板厚6.01−のホットコイルを第1表に示す条件にて
板厚Q、8+amの光沢製品(アルミニウム板)に圧延
した。なお、供試材としては純アルミ(J181050
相当)を使用した。また焼鈍は370℃、調質処理は2
50℃で行った。
得られた光沢製品の反射率及び表面状況を調べた結果を
同表に併記する。
第1表より以下の如く考察される。
試験記号A、Bは最も一般的な製造例であって、通常の
素材を光沢面に研磨したロールで圧延した場合であり、
光沢は認められるものの、美麗なものとはなり得す1反
射板等に使えるような製品ではない。
一方、試験記号C,Dは、本発明例であり、後者りはC
と圧延方法は同一であるが、冷延前の焼鈍を行っていな
い場合であり、いずれも非常に美麗である。ただ、良く
みると、Dのものは圧延方向に長い成る不規則な小さい
幅を持った凹凸状の模様が認められ、軽度のエツチング
を行うと、強いファイバー組織が認められる。
試験記号E、F、0.Hは、冷延の途中工程でロール粗
度を小→大に変化させ、光沢への影響を調査したもので
ある。途中で非常に目の粗いロールを使用すると、高度
の光沢材を得ることはできないが、その変動が小さい場
合は、影響が非常に小さく、その後順次ロール粗度を小
さくすると共に調質処理を入れることにより、高度の光
沢材を得ることは可能である。
なお、FとGで光沢度が異なるのは、製造工程途中の1
察から、冷延前の焼鈍の影響というよりも、調質焼鈍に
よりその後の加工率に差が生じたためと考えられる。
また、Gは圧延中のロール表面に徐々に薄いコーティン
グが生じ、これが板表面にプリントされ。
板表面が薄いベールをかぶった如く認められたが、Hは
このような現象がなく、良好な結果を得た。
なお、高純度アルミにMgを少量添加した光輝合金につ
いても、上記と同様、試験を試みたところ、同一の結果
が得られることが確認された。
[以下余白] (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、反射板に使眉可
能な高光沢材を圧延加工により製造することができる。
このため、この種の高光沢製品が化学研磨又は電解研磨
を行うことなく安価で量産できる。また、従来は高光沢
材の製造に当っては疵の発生が多いため、歩留が25%
の如く低く、コストアップの原因となっていたが1本発
明によれば、根本的に疵の発生原因を除去するので、板
製造工程の圧延以降の疵による歩留落ちを2%の如く大
幅に低減でき、更には積付、検査梱包工程の機械化、自
動化に寄与する効果がある。
特許出願人  株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中  村   尚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高光沢のアルミニウム板を製造する方法において
    、熱延板を冷間圧延するに際し、加工途中において、順
    次粗度の小さいロールを使用すると共に加工途中で調質
    処理を施すことを特徴とする高光沢を有するアルミニウ
    ム板の製造法。
  2. (2)調質処理前及び後のロール粗度が実質的に等しい
    請求項1に記載の方法。
  3. (3)冷間圧延前に焼鈍を施す請求項1又は2に記載の
    方法。
JP3708489A 1989-02-16 1989-02-16 高光沢を有するアルミニウム板の製造法 Pending JPH02217448A (ja)

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JP3708489A JPH02217448A (ja) 1989-02-16 1989-02-16 高光沢を有するアルミニウム板の製造法

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