JPH02217151A - 薄肉鋳造法及び薄肉鋳造用鋳型 - Google Patents

薄肉鋳造法及び薄肉鋳造用鋳型

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JPH02217151A
JPH02217151A JP3898089A JP3898089A JPH02217151A JP H02217151 A JPH02217151 A JP H02217151A JP 3898089 A JP3898089 A JP 3898089A JP 3898089 A JP3898089 A JP 3898089A JP H02217151 A JPH02217151 A JP H02217151A
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JP
Japan
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mold
molten metal
casting
sprue
pouring
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JP3898089A
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Hiroo Sumida
啓生 隅田
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KAWACHI ALUM KOGYO KK
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KAWACHI ALUM KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は小形船体の製造などに用いられる薄肉鋳造法及
び薄肉鋳造用鋳型に関する。
[従来の技術] 薄肉の構造を有する各種構造物、部品等を鋳物で製造し
ようとする場合、溶湯の粘性その他の原因によって鋳込
むことのできる厚みには限界がある。
他方において、鋳物自体の重量を軽減したい場合や、表
面積を大きくしたい場合、あるいは材料コストを出来る
だけ下げたい場合等、より薄肉の鋳物、例えば数mm程
度の厚みを有する薄肉のものが要望されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の鋳造法では数mm程度の厚みを有
する鋳物は、鋳造途中で湯切れが生じたりして側底鋳造
できるものではながった。
溶湯の粘性を下げるため鋳造温度を必要以上に上げると
、溶湯にガスを多量に含むようになって好ましくなく、
さらにエネルギコスト面でも不利となるという問題があ
る。
全体を真空容器内で鋳造することも考えられるが、この
ようにすると装置が大損りとなる他、排気に時間がかか
り生産性は低くならざるを得なくなって、設備コストの
増大と相まって生産コストは極めて高いものになるとい
う問題がある。
上記従来技術の課題に鑑み、本発明の目的は、従来の鋳
造法では達成できなかった数mm程度の厚みを有する鋳
物を、鋳物欠陥を生じることなく製造でき、しがも生産
性が高くて、設備コストも低く、生産コスト全体を高く
することのない薄肉鋳造法及び薄肉鋳造用鋳型を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明にかかる薄肉鋳造法の
特徴は、鋳型の一端に湯口を設け、この湯口の鋳込み口
から溶湯を少なくとも3 m/see以上の流速をもっ
て注湯する点にある。
なお好ましくは、前記流速を6m/see以上にするこ
とである。
さらに、鋳型が減圧鋳造法により形成された小形船体用
のものであって、前記鋳型の一端に単一の湯口が取付け
られているとともに複数の堰が2群に分かれて夫々の群
が互いに対向して前記鋳型周囲に設けられていることが
好ましい。
他方、上記目的を達成するため、本発明にかかる薄肉鋳
造用鋳型の特徴は、鋳型が減圧鋳造法により形成された
ものであって、前記鋳型の一端に単一、かつ鋳込み口か
ら鋳込まれる溶湯を少なくとも3 m/sec以上の流
速をもって注湯される高さを備えた湯口が取付けられて
いるとともに、複数の堰が2群に分かれて夫々の群が互
いに対向して前記鋳型周囲に設(すられている点にある
さらに、鋳型の上型に、上型を形成する鋳物砂と同体積
にした場合において前記鋳物砂より軽量である挿入物が
取り込まれていると好ましい。
溶湯がアルミニウム合金からがらなっていると、小形船
体用の鋳型として好ましい。
[作用・効果] つぎに、本発明にがかる薄肉鋳造法及び薄肉鋳造用鋳型
の作用・効果を説明する。
まず、本発明にかかる薄肉鋳造法が、鋳型の一端に設け
“られな湯口の鋳込み口がら溶湯を少なくとも3 m/
sec以上の流速をもって注湯するようになっているの
で、上型と下型の間を数mm程度に決くした場合にも湯
の廻りが良くなり、容易確実に薄肉鋳物を形成すること
ができることとなる。
前記流速が6 m/sec以上であると、確実に、かつ
府薄肉の鋳造ができて好ましい。流速の上限はとくにな
く、現実の工場生産において実現できる妥当な早い流速
が好ましい。
本願発明者らは、このような流速でもって注湯すること
が、数mm程度の薄さの肉厚を備えた鋳物の鋳造法にと
って簡単な構成でありながら、極めて効果的であること
を多大の試験研究の結果見出したものである。
鋳型が減圧鋳造法により形成されていると、鋳肌が美麗
で鋳型の寸法精度の高い鋳物が製造できる。ここに、減
圧鋳造法とはいわゆる■プロセスとも称される鋳造法で
、微細な耐熱性粒子を消失鋳型となる軟性の樹脂フィル
ムで包み、フィルム内部が減圧されていてこのフィルム
面を鋳型面とする鋳型内に溶湯を注湯して鋳物を製造す
る方法である(特公昭50−8409号公報等)。
とくに、このような方法であると高い寸法精度の要求さ
れるモーターボート等の小形船体用として好ましいもの
となる。
湯口を単一の湯口とすると湯境が少なくなり、轄物欠陥
の少ない完成度の高い鋳物が得られる。
そして、単一の湯口に加えて複数の堰が2群に分かれて
夫々の群が互いに対向して鋳型周囲に設けられていると
、湯境を少なく維持しつつ湯の廻りが迅速、かつ均一と
なって都合がよい。
鋳型の上型に、上型を形成する鋳物砂と同体積にした場
合において前記鋳物砂より軽量である(比重の小さい物
質からなる)挿入物が取り込まれていると、上型を確実
に軽量化できるので、上型と下型の間の寸法精度が注湯
前後において高く維持される。このことは、本発明のご
とき薄肉鋳造法においては、とくに優れた効果を発揮す
ることとなる。
鋳型が小形船体用のものであって溶湯がアルミニウム合
金からなっ°ていると、軽量な船体が高い寸法精度で製
造できて好ましい。
U実111例コ 以下に、本発明にかかる薄肉鋳造法及びこれに用いる鋳
型の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本薄肉鋳造法に用いる鋳型の一断面を示す。こ
の鋳型はモーターポートなどの小形船体用のものであっ
て、上型(2a)と下型(2b)とからなり、前記上型
(2a)には湯口(1)が取付けられている。この湯口
(1)は、鋳造された場合の湯面の最高高さから錆込み
口(1a)までの高さ(H)を2mとしている。このよ
うな高さから溶湯を注湯することにより、湯口(1)の
鋳込み口(1a)から溶湯を注湯する際に、3 m/s
ec以上の流速(この場合、6m/secの流速)をも
って注湯することができ、厚みの極めて薄い船体であっ
ても確実に鋳造することができるのである。溶湯の流速
は、注湯後溶湯が湯道(3)から堰(4)に流れ出すと
きの速度である。
上記上型(2a)と下型(2b)とからなる鋳型は、い
ずれもいわゆるVプロセスによって作成されたものであ
る。
この上型(2a)に、用いた鋳物砂より軽量の挿入物(
6)を取り込ませである。この挿入物(6)は、鋳物砂
より比重が小さいものであれば種々のものから構成する
ことができ、たとえば、プラスチック、軽量なセラミッ
ク、木材のようなものでもよい。さらには、単なる空洞
にしておいてもよい。
第2図に、本発明で実施した小形船体の鋳型の平面を示
すが、この船体鋳型の大きさは、先端から後部までの長
さが3.50On+mであり、最大幅が1,400mm
である。船体の先端周り及び下方側面周りに湯道(3)
が配置されていて、船体の先端近くに湯口(1)が設け
られている。湯道 (3)のうち先端上方の2箇所及び
下方側面の2箇所に夫々堰(4)が設けられていて、各
2組の堰(4)が互いに対向するように配置されている
。このようになっていると、溶湯の廻りを早くしながら
湯境を1箇所に抑えることができて都合がよい。
さらに、船体鋳型の周囲には溶湯を注湯した後、湯の廻
りを視認するための揚がり(5)が複数個取付けられて
いる。この揚がり(5)は、溶湯によって損傷しない材
質(一般には溶湯より融点の高い材料)で作られている
。その高さは溶湯がオーバーフローしないものであれば
よい。この実施例では、800〜1000mm高さのも
のを用いた。
本実施例における鋳造条件は、次のようである。
即ち、■プロセスにより作成した上型(2a)と下型(
2b)とからなる船体鋳型の間隙に、アルミニウム鋳造
合金(J I S、AC3A合金)を溶解後、300 
Kg15〜10secの鋳造速度で鋳造した。型ばらし
をした後、船体の厚みは最も薄いところで2゜5mmで
あった。このような厚みであっても、表面は美麗であり
、外観上なんらの鋳造欠陥も見出し得なかった。
本発明の別実施例として、第3図にみるように、下注式
としてもよい。このようにすると注湯が滑らかにできて
、−層外観形状に優れたものとなる。
尚、本発明を実施する上で、鋳型は減圧鋳造法たる■プ
ロセスに限られるもので°はなく、他の鋳造法によって
作成された鋳型であってもよい。
溶湯の材質がアルミニウム合金に限られず、鋳型が船体
形状に限られないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる薄肉鋳造法に用いる鋳型の一実
施例を表す断面図、第2図は船体鋳型における湯口、揚
がり、堰の位置を示す平面図、第3図は別実施例にがが
る鋳型を表す断面図である。 ・・湯口、 (1a)・・・・ ・鋳込み口、 ・・・・鋳型、 ・・・・・・堰。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鋳型(2)の一端に湯口(1)を設け、この湯口(
    1)の鋳込み口(1a)から溶湯を注湯する際、少なく
    とも3m/sec以上の流速をもって注湯する薄肉鋳造
    法。 2、鋳型(2)が減圧鋳造法により形成された小形船体
    用のものであって、前記鋳型(2)の一端に単一の湯口
    (1)が取付けられているとともに複数の堰(4)が2
    群に分かれて夫々の群が互いに対向して前記鋳型(2)
    周囲に設けられている請求項1記載の薄肉鋳造法。 3、鋳型(2)が減圧鋳造法により形成されたものであ
    つて、前記鋳型(2)の一端に単一、かつ鋳込み口(1
    a)から溶湯を注湯する際溶湯を少なくとも3m/se
    c以上の流速をもって注湯される高さを備えた湯口(1
    )が取付けられているとともに、複数の堰(4)が2群
    に分かれて夫々の群が互いに対向して前記鋳型(2)周
    囲に設けられている薄肉鋳造用鋳型。 4、鋳型(2)の上型(2a)に、上型(2a)を形成
    する鋳物砂と同体積にした場合において前記鋳物砂より
    軽量である挿入物(6)が取り込まれている請求項3記
    載の薄肉鋳造用鋳型。 5、鋳型(2)が小形船体用のものであつて、溶湯がア
    ルミニウム合金からなる請求項3又は4記載の薄肉鋳造
    用鋳型。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312441A (en) * 1976-07-15 1978-02-03 Keizou Yamazaki Treating method of hulled buckwheat
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JPS60244463A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Takaoka Kogyo Kk 鋳鉄溶湯への添加材添加方法

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