JPH02216916A - A/d変換回路 - Google Patents

A/d変換回路

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JPH02216916A
JPH02216916A JP18134989A JP18134989A JPH02216916A JP H02216916 A JPH02216916 A JP H02216916A JP 18134989 A JP18134989 A JP 18134989A JP 18134989 A JP18134989 A JP 18134989A JP H02216916 A JPH02216916 A JP H02216916A
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JP18134989A
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Inventor
Ikuro Moriwaki
森脇 郁朗
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ANAROGU DEBAISEZU KK
Analog Devices Inc
Original Assignee
ANAROGU DEBAISEZU KK
Analog Devices Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高速、高分解能のA/D変換回路に関する。
〔発明の概要〕
上位桁用のアップダウンカウンタのオフセットバイナリ
出力をD/A変換して入力信号から差引き、残差骨を下
位桁用にA/D変換して高分解能変換データを得ると共
に、残差骨がカウンタのLSB以下になったときにカウ
ントを停止させるようなフィードバックループを形成し
、また残差骨がカウンタのLSBより上に設定された所
定範囲の外側/内側にあることを弁別してカウントレー
トの高速/低速の切換えを行うことにより、高速性能を
得たA/D変換回路である。
〔従来の技術〕
中高速のA/Dコンバータには逐次比較方式が多く用い
られている。この方式は1回の変換が終了するまで入力
電圧が変化しないことを前提とするので、入力において
サンプルホールド回路が不可欠で゛ある。サンプルホー
ルド回路は、追従遅れ(アクイジション・タイム)や信
号漏れ(フィードスルー)等があるために、動作可能な
入力周波数についての高域限界がある上、アナログ回路
に特有のダイナミックレンジの限界がある。このためサ
ンプルホールド回路が不要な第3図のようなトラッキン
グ方式A/Dコンバータを使用することがある。
第3図のA/Dコンバータは、入力の被変換電圧をコン
パレータ25で基準(零)と比較し、その出力(高レベ
ル/低レベル)でアップダウンカウンタ26のカウント
方向の制御を行いながらクロックパルスCLKをカウン
トさせ、カウント出力をD/Aコンバータ27でアナロ
グ信号に変えて入力から減算する構成である。コンパレ
ータ25の入力電圧が略零になったときのカウンタ26
の出力がディジタル変換データである。
この方式は、小振巾入力に対してはかなり高い入力周波
数に応答するが、大振巾入力には応答が遅い欠点があり
、またカウントアツプダウンにより出力ディジタル値が
常に入力電圧に追従するので、出力がILSBのばたつ
きを有している欠点がある。またコンパレータ25 (
オペアンプ)のオフセット、リニアリティ等の問題で分
解能(ダイナミックレンジ)に限界があり、12ビット
程度が上限である。
一方、特に高分解能の用途に第4図に示すようなサブレ
ンジング方式のA/Dコンバータが使用されている。第
4図において、入力電圧はサンプルホールド回路31で
サンプルホールドされ、減算器32を介して例えばフラ
ッシュ形のA/Dコンバータ33に供給される。A/D
コンバータ33の出力は上位桁出力としてラッチ回路3
7に入力されると共に、D/Aコンバータ34でアナロ
グ電圧に変換され、減算器32に入力される。減算器3
2からは、入力電圧と変換電圧との誤差分(残差骨)が
得られ、これがアンプ35で所定ゲインの増幅を受けて
から第2のA/Dコンバータ36に供給される。A/D
コンバータ36の出力は下位桁(サブレンジ)出力とし
てラッチ回路37を通して上位桁と共に導出される。
このサブレンジング方式では、A/Dコンバータ33.
36の組合せにより、相当量の分解能が得られ、第3図
の入力側のコンパレータ25に起因する誤差も生じない
のが特徴である。
〔発明が解決しようとする課題〕
第4図に示すサブレンジング方式のA/Dコンバータは
、A/Dコンバータ33.36が順次シーケンシャル動
作を行うので、高速動作に限界が生じる上、逐次比較方
式と同様にサンプルホールド回路31が不可欠で、その
ダイナミックレンジの限界により、分解能が実質的に制
限されてしまう問題がある。
本発明は上述の問題にかんがみ、高速かつ高分解能のA
/Dコンバータを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のA/D変換回路は、クロックパルスを計数して
変換データの上位ビット群を生成するアップダウンカウ
ンタ20と、上記アップダウンカウンタの出力をアナロ
グ値に変換するバイポーラ出力のD/Aコンバータ12
と、変換すべきアナログ入力信号と上記D/Aコンバー
タの出力との差分を得る減算器3と、上記減算器の出力
をディジタル値に変換して上記上位ビット群と連結する
下位ビット群を生成するバイポーラ入力のA/Dコンバ
ータ21と、上記上位ビット群と下位ビット群との境界
に対応した基準値と、上記A/Dコンバータ12の出力
とを比較して、上記減算器から得られる残差骨が上記境
界の内側に入ったことを検出するコンパレータ16aと
、上記A/Dコンバータ12の符号ビット出力MSBに
基づいて上記カウンタのカウント方向を制御すると共に
、上記コンパレータ16aの出力に基づき上記カウンタ
20を上記境界の内側(サブレンジSR)で停止させる
制御回路とを具備する。
更に、本発明の別の特徴によれば、残差骨の大きさによ
り、カウンタ20のカウントレートを高速/低速に切換
えている。低速カウントレートはA/Dコンバータ12
の変換レートと等しくてよい、またA/Dコンバータ1
2で下位ビット群を生成するときに、更にその上位ビッ
ト群の債により残差骨がサブレンジSRに収束したこと
を検知し、このときカウント停止とする構成になってい
る。カウンタ20のLSB相当分の残差分度化がA/D
コンバータ12で生成する下位ビット群のフルスケール
に対応するように、減算器3とA/Dコンバータ12と
の間にアンプ10が介在されている。
この構成によると、残差骨の大きさを弁別して下位ビッ
ト群のレンジ(サブレンジ)内に収束したことを検出し
、カウンタ20を停止させるようなループ制御になって
いる。収束検出の対象となっているダイナミックレンジ
は大巾に縮小されている。アップダウンカウンタ20と
、サブレンジ用A/Dコンバータ12とは残差骨の大き
さに応じて自動切換えされる。入力端にサンプルホール
ド回路が不要である。
残差骨が大きいときには、サブレンジに収束する速度が
極めて大きく、サブレンジに近づくと減速され、サブレ
ンジにおけるA/D変換レートと整合した速度でスムー
ズに収束する。アンプ10のゲイン設定により、上位ビ
ット群と下位ビット群とは線形連続する。
A/Dコンバータ12はオフセットバイナリ出力又は2
の補数出力である下位ビット群を発生し、またD/Aコ
ンバータ2°1の負の最大レベルをカウンタ20のオー
ル“O”出力に対応させ、カウンタ20からオフセット
バイナリ出力又は2の補数出力を得ている。
サブレンジのA/Dコンバータは正又は負の残差骨に対
応した入力信号を受けて、符号ビット付きのディジタル
出力を発生する。この符号ビットはアップダウンカウン
タのアップダウン方向の制御に利用される。従ってサブ
レンジ用のA/Dコンバータが残差骨の極性判別器を兼
ねるので、回路構成が簡単になる。
残差骨がサブレンジ内に収束したことはA/Dコンバー
タの一方の極性側のディジタル出力に基いて検出される
。具体的には、A/Dコンバータの正の符号ビットに対
応してカウンタがカウントアツプ動作するように制御し
ている場合、サブレンジへの収束はA/Dコンバータの
正のディジタル出力が成る値以下になったことに基いて
検出される。
カウンタの出力を上位ビット群、A/Dコンバータの出
力を下位ビット群として、ビット値の操作を行わずに両
者を一連に結合することができる。
カウンタ20がサブレンジに相当する下位ビット群を持
っていると仮定すると、上位ビット群と、上位ビット群
との連結は、カウンタ20の実際の出力が有している。
誤差、つまり残差骨を零にする修正を行ったことと等価
である。つまり上位、下位の各ビット群を単純に一連に
結合すればよく、結合する際にデータ修正をしなくてよ
い。
〔実施例〕
第1図に本発明を実施した24ビツトA/Dコンバータ
のブロック回路図を示す、入力端子lに与えられた入力
信号電流rimは、分流点2と抵抗R1〜R3とから成
る減算器3においてD/Aコンバータ21の出力が差引
かれ、残差電流iがオペアンプ10の一方の入力に供給
される0分流点2から抵抗R2に流入する分流電流i′
はD/Aコンバータ21が介在する後述のサーボループ
により入力電流11mに略等しくされていて、従って残
差電流1は極く僅かである6例えばD/Aコンバータ2
1の入力が16ビツトの場合、残差骨はフルスケール入
力の1/2′&以下である。なお抵抗R4の一端に与え
られるD/Aコンバータ21の出力をV、抵抗R2の一
端の電位を零、オペアンプ10の一人力を零電位とする
と、分流電流iは、 R2・ V であり、i’=1五〇となるようなフィードバック路が
形成されている。
オペアンプ10は帰還抵抗R4を持つ所定ゲインの反転
アンプとして機能する。十人力は接地である。このオペ
アンプ10の出力はサンプルホールド回路11を介して
下位A/Dコンバータ12のアナログ人力v1に与えら
れる。
なお入力信号1 inのダイナミックレンジが非常に大
きくても、オペアンプ10の人力の残差電流iのダイナ
ミックレンジは常に1/2′6以下に減縮されている。
従ってオペアンプlOが有している大振幅非直線特性の
影響は殆ど生じない。またサンプルホールド回路11に
ついても、同様に扱う信号のダイナミックレンジが小さ
いので、入出力の非直線誤差は無視し得る。サンプルホ
ールド回路11は次段のA/Dコンバータ12が逐次比
較式の場合に必要であり、フラッシュ形の場合は不要で
ある。
下位A/Dコンバータ12は例えば12ビットの逐次比
較式であってよく、出力の下位8ビットD7−DOが残
差部分の変換データとして出力段の24ビットラッチ回
路22に導出される。12ビツト中のMSBを除く上位
4ビツトは、全24ビツトの変換出力中の上位16ビツ
ト分の下位4ビット分とオーバーラツプして変換出力さ
れる。
A/Dコンバータ12のMSBを除いた11ビツト出力
はディジタルコンパレータ16a−16dにも与えられ
、その出力が上位A/Dコンバータの変換制御信号とし
て利用される。
上位A/Dコンバータは16ビツトのアップダウンカウ
ンタ20で構成されていて、その出力が上位16ビツト
の変換データとして24ビットラッチ回路22に導出さ
れると共に、既述のD/Aコンバータ21のディジタル
入力に供給される。
D/Aコンバータ21は入力電流1111とほぼ等しい
分流電流i′を形成するために電圧出力Vを発生する。
なおり/Aコンバータ21はバイポーラ出力を発生する
タイプであり、アップダウンカウンタ20のオール“0
″出力がD/Aコンバータ21の負のフルスケールに相
当する。従ってカウンタ20の出力はオフセットバイナ
リ形式である。また下位A/Dコンバータ12は残差骨
の正負入力に対応したオフセットバイナリ出力を発生す
る。従ってランチ回路22の24ビツト出力はオフセッ
トバイナリである。変換すべき入力信号finとして、
両極性(バイポーラ)信号を扱うことが可能である。
次に第2図のグラフを参照しながら、ディジタルコンパ
レータ16a−16dによるアップダウンカウンタ20
の制御について説明する。第2図のグラフ(A)はオペ
アンプlOの電圧出力Xを表し、符号表(B)はグラフ
(A)に対応する電圧を入力とするA/Dコンバータ1
2の12ビット出力(MSB及びDIO〜DO)を表す
オペアンプlOは反転アンプであるから、その出力X(
残差骨)が正のときは入力電流i (残差電流)が負方
向(流出方向)であり、この場合には分流電流i′を減
らす方向にD/Aコンバータ21の出力Vを増加させる
。即ち、カウンタ20をカウントアツプにする。
これとは逆に、オペアンプ10の出力Xが負のときには
、その入力電流iが正(流入方向)であるから、分流電
流i′を増加させる方向にD/Aコンバータ21の出力
Vを減少させる。即ち、カウンタ20をカウンタダウン
にする。
従ってA/Dコンバータ12のMSB出力をインバータ
17を介してカウンタ20のアップ/ダウン制御端子U
/Dに与える。これによりMSBが1”のときにはカウ
ントアツプでMSBが“0″のときにはカウントダウン
となる。
コンパレータ16a N16dは、A/D:27バータ
12の11ビツト出力010〜DOに基づいて第2図(
A)に示すアクセスレンジ士ARの境界電圧±5v及び
サブレンジSRの境界電圧±0゜3125Vを夫々検出
する。アクセスレンジ±ARでは、200KHzの低速
クロックでカウンタ20をカウントアツプ又はカウント
ダウンさせてサブレンジSRに残差骨Xを収束させる。
サブレンジSR(カウント停止領域)では、カウンタ2
0のカウント動作が停止され、残差骨Xに対応したA/
Dコンバータ12の下位8ビツトがサブレンジ変換出力
としてラッチ回路22にてラッチされる。
このとき同時にカウンタ20の出力がメインレンジ変換
出力(上位16ビツト)としてラッチ回路22でラッチ
される。
アクセスレンジ±ARの両外側領域は、高速レンジ±H
3であり、オペアンプ10の出力X(残差骨)が5v以
上又は−5v以下のときは、カウンタ20を2.5 M
Hzの高速クロックでカウントアンプ又はカウントダウ
ンさせる。従って残差骨が大のときはメインレンジに対
応するカウント値は極めて高速に増減され、アクセスレ
ンジ±ARに飛び込む。アクセスレンジ±ARは緩衝帯
として機能し、高速レンジでのカウントレートを減速し
、カウント停止のサブレンジへの収束を飛び越し無くス
ムースに行わせる。
アクセスレンジ±ARの境界(±5V)は、第2図(B
)に示すように、A/Dコンバータ12のMSBを除<
11ビツトのオール“l”及びオール“0″に相当する
。この境界はA/Dコンバータ12のオーバフロー及び
アンダーフローが生じる限界入力レベルに対応する。こ
の境界はコンパレータ16cS16dによって検出され
る。コンパレータ16cには11ビツトオール″1”の
基準値が与えられ、コンパレータ16dには11ビツト
オール“0″の基準値が与えられている。
従ってオペアンプ10の出力Xが5v以上のときには、
コンパレータ16cの出力子hsが低レベルとなり、ま
た出力Xが一5v以下のときには、コンパレータ16d
の出力−hsが低レベルとなる。
これらの出力子hs及び−haはデータセレクタ18b
のデータ入力端子C,、C,に与えられ、またA/Dコ
ンバータ12のMSB出力がセレクト入力端子Sに与え
られる。従ってS=1 (正領域)のときには十haが
選択され、S−〇(負領域)のときには−haが選択さ
れてセレクタ18bの出力端子Coutから出力される
。なおサブレンジSR(カウント停止領域)で生じる1
1ビットオール“0”の検出出力は、MSB=1である
から選択ささない。
セレクタ18bの出力selはデータセレクタ18Cの
セレクト入力端子Sに与えられ、そのデータ入力端子C
,、C,には高速クロック及び低速クロックが夫々与え
られる。従って高速レンジではコンパレータ16c又は
16dの出力子hs。
−hsが低レベルとなるので、セレクタ18cにおいて
2.5 MHzの高速クロックが選択される。これとは
逆にアクセスレンジ+AR,−ARでは、コンパレータ
16c、16dの出力が高レベルとなってセレクタ18
cにおいて200KHzの低速クロックが選択される。
このセレクタ18cの出力Co u tから得られる選
択されたクロックは、カウンタ20のクロック入力CK
に供給され、高/低のカウントレートが与えられる。
サブレンジSRの境界(±0.3125V)は第2図(
B)に示すように、A/Dコンバータ12の上位4ピツ
)DIO〜D7のオール“0″ (正領域)及びオール
′l” (負領域)に相当する。この境界はコンパレー
タ16a、16bによって検出される。コンパレータ1
6aには4ビツトオール“θ″の基準値が与えられ、コ
ンパレータ16bには4ビツトオール“1”の基準値が
与えられる。
従ってオペアンプ10の出力Xが0.3125v以下の
ときには、コンパレータ16aの出力+arが低レベル
となり、また出力Xが−0,3125V以上のときには
、コンパレータ16bの出力−arが低レベルとなる。
これらの出力+ar、−arはデータセレクタ18aの
データ入力端子C,、C,に与えられ、またA/Dコン
バータ12のMSB出力がセレクト入力端子Sに与えら
れる。従ってS=1 (正領域)のときには+arが選
択され、S=0 (負領域)のときには−arが選択さ
れて、セレクタ18aの出力端子Cg g tから出力
される。
セレクタ18aの出力eは、セレクタ18cのイネーブ
ル入力端子Eに与えられるので、コンパレータ16aS
16bの出力+ar、−arの何れかが低レベルとなる
と、セレクタ18cがディスエイプルとなり、カウンタ
20へのクロックの供給が停止される。従ってサブレン
ジSRではカウント停止状態となる。
以上の構成によると、第2図に示すように、高速レンジ
±H8ではアップダウンカウンタ20の計数値は0.4
μsec /ステップの極めて速い速度で減少又は増大
し、残差骨XがアクセスレンジARに近づく方向に減少
する。カウンタ20の計数値の変化により、D/Aコン
バータ21の出力電圧Vが変化し、残差電流iが減少す
るように分流点2から流出する差引き電流i′が変化さ
れる。
このフィードバック動作により、残差骨が第2図のアク
セスレンジARに入る。このときサンプルホールド回路
11の出力Xは±5v以内となる。
なおオペアンプlOは、A/Dコンバータ12がフルス
ケールのとき、残差骨Xが+5vとなるようにゲインが
設定されている。
一5V<x<+5Vt”は、A/D:l:/ベータ12
のコンバージョンコマンドC1C入力には、約200k
Hzの低速クロックが供給され、5μsecごとに変換
動作が行われる。変換が開始されるたびにA/Dコンバ
ータ12は低レベルのビジー信号■を導出し、この信号
丁により、サンプルホールド回路11がホールド状態に
される。一方、カウンタ20は低速クロックをカウント
し、第2図に示すように5μsec /ステップの速度
でカウントアツプ又はダウンされる。
アップダウンカウンタ20のカウント変化により、残差
骨がA/Dコンバータ12の下位8ビツトのサブレンジ
SRに入ると、アップダウンカウンタ20の計数が停止
し、その計数出力がラッチ回路22にラッチされ、24
ビツト中の上位16ビツトが確定する。
このとき入力電流1taと差引き電流i′とはカウンタ
20の出力のI LSB以下の精度で一致し、残差電流
iがオペアンプ10に供給されている。
オペアンプlOの出力電圧は約±0.3125V (5
/16)以内であり、これがA/Dコンバータ12の下
位8ビツトのサブレンジSRの領域において5μsec
のサイクルで変換され、全24ビット中の下位8ビット
としてラッチ回路22に導出される。
入力1iaの変動が下位8ビツトのサブレンジSR内で
あれば、この変動に追従してA/Dコンバータ12のみ
が動作する。また入力変動がサブレンジSRを越えると
アップダウンカウンタ20も同時に動作し、上位12ビ
ツトが変化する。
以上のようにして得られる24ビツトのディジタル変換
出力のLSBに対応する入力電流11を上2゜5pAと
すると、第1図のA/D変換回路はフルスケールの±8
3.5μA以下の入力を扱うことができる。ダイナミッ
クレンジは約150dBである。下位8ビツトのフルス
ケールは上1゜28μAの入力に相当し、アップダウン
カウンタ20のLSBの“1”はその1桁上の上2゜2
5μAに相当する。従って残差骨を増幅するオペアンプ
10はカウンタ20のl LSB相当分の入力電流変化
が生じたとき、上0゜3125V C上5/16) (
D出力IE圧変化が生じるようなゲインを有している。
この場合、帰還抵抗R4は約120にΩである。入力電
流がカウンタ20の4LSB (約41μA)だけ変化
したときには、±5vの出力がオペアンプlOから生じ
る。カウンタ20のフルスケールをオペアンプ10の出
力電圧に換算すると±20480 vとなるが、上述の
とおり、入力に追従するフィードバックサーボによりオ
ペアンプlOの出力は過渡状態でも直ちに±5v以下に
抑えられ、安定状態で±0.3125V以下のサブレン
ジに収束される。
なお残差骨がサブレンジSRの負側に入ってカウンタ2
0が停止した場合には、カウンタ20の出力のLSBに
対し−1(減算)の補正を行う必要がある。この補正に
より残差骨がサブレンジSRの正側に入るので、このと
きにカウンタ20の出力とサブレンジA/Dコンバータ
12の出力とを結合して24ビツト出力とする。このよ
うな補正処理はカウンタ20に簡単なディジタル補正回
路を付加することにより実現できる。また、上位ビット
群と下位ビット群とを結合する際にC20等で演算して
補正してもよい。
第5図はカウンタ20のLSBの補正を不要にした別の
実施例を示す。この例では、減算器3、オペアンプ10
.サンプルホールド回路11、A/Dコンバータ12、
アップダウンカウンタ20及び。/メ斉−22、か、成
、第1図と同じ7い一プを備える。
減算器3は、入力端子l及びオペアンプ11の入力端に
連なる分流点2を、抵抗R1を介してD/Aコンバータ
20の出力端に結合した構成である。分流電流i゛は、
D/Aコンバータ20の出力をVとすると、i′−v/
R1である。
カウンタ20は例えば17ビツトであり、一方、サブレ
ンジA/Dコンバータ12は、例えば12ビツトの逐次
比較式で、その下位7ビツトがサブレンジ変換出力とし
て使用される。
A/Dコンバータ12の上位4ビツト出力D10〜D7
は、サブレンジの境界を検出するコンパレータ16aに
供給される。この例では、第6図Aに示すように、サブ
レンジSRは残差骨の正側のみに設定され、オペアンプ
lOの出力ではOv〜+〇、3125Vのレンジに対応
する。アクセスレンジ±AR及び高速レンジ±H3は第
1図の例と同じである。アクセスレンジと高速レンジの
境界を検出するコンパレータは夫々16b、16cであ
り、これらは第1図の16c、16dに対応し、残差骨
がサブレンジに収束するまでは、同じように動作するの
で説明を省略する。
サブレンジ5R(7)境界(OV及び0.3125V)
は第6図Bに示すように、A/Dコンバータ12の上位
4ピツ)DIO〜D7のオール“0”の領域に相当する
。この境界はコンパレータ16aによって検出される。
コンパレータ16aには4ビツトオール“0”の基準値
が与えられる。従ってオペアンプ10の出力Xが+0.
3125V〜0■の間のときには、コンパレータ16a
の出力arが低レベルとなる。
コンパレータ16aの低レベル出力arは、オアゲート
19aを経てセレクタ18bのイネーブル入力已に与え
られる。なお負側の高速レンジ−H3で生じるDIO−
07のオール“0”がコンパレータ16aで検出される
可能性がある。しかしこのときには、MSB=0で、イ
ンバータ17aの出力が“1”となり、オアゲート19
aの出力が1”となって、コンパレータ16aの低レベ
ル出力arはセレクタ18bに伝わらない。
コンパレータ16aの低レベル出力arが、セレクタ1
8bのイネーブル入力端子Eに与えられると、セレクタ
18bがディスエイプルとなり、カウンタ20へのクロ
ックの供給が停止される。
従ってサブレンジSRではカウント停止状態となる。
ラッチ回路22においては、アップダウンカウンタ20
の17ビツトとA/Dコンバータ12の下位7ビツトと
が一連の24ビット並列出力となるように結合される。
カウンタ20が停止したときのオペアンプ10の出力電
圧は、残差骨XのOVに対する現在のカウント値のずれ
を示している。
A/Dコンバータ12の出力をカウンタ20のLSBの
下位に接続すると、カウンタ20がLSB以下の桁を持
っていると仮定するならば、その桁の値が更にカウント
アツプされたことに相当する。従ってラッチ回路22の
出力から得られる24ビツトの変換出力は残差零の状態
を正しく表示している。即ち、上位17ビツトと下位7
ビツトとは修正せずに線形につながる。つなげる際のデ
ィジタルデータコレクションの演算は不要である。
以上の実施例では、入力アナログ信号を電流としている
が、電圧入力も可能であり、この場合には差動アンプの
2つの入力に被変換入力電圧とD/Aコンバータ21の
出力電圧とを供給して減算器3を構成する。
また第2図(A)、第6図(A)の折れ線特性の折れ点
を増やし、よりスムースなカウントレートのコントロー
ルを行ってもよい。
またA/Dコンバータ12及びカウンタ20の出力は実
施例においてオフセットバイナリ形式であるが、2の補
数形式でもよい。
〔発明の効果〕
請求項1のA/Dコンバータ回路の利点は以下のとおり
である。
(1)、上位ビット群と下位ビット群とを独立に生成す
るサブレンジング方式であって、上位ビット群を生成す
るアップダウンカウンタは残差骨の大きさに応じてサブ
レンジ用A/Dコンバータとは並行的に動作するので、
第4図の従来回路でメイン/サブがシーケンシャル動作
するため必要であった入力端のサンプルホールド回路3
1が不要であり、従ってアナログの能動回路に特有のダ
イナミックレンジの制限を受けない。
(2)、残差骨のレベルでもって、メインレンジからサ
ブレンジへの収束を弁別しているので、第3図の従来回
路でダイナミックレンジを劣化させる原因であった入力
端のコンパレータ25(入力信号を直接扱っている)が
不要であり、従ってループ制御に必要なレベル弁別用コ
ンパレータにより分解能が制限されることがない。
(3)、サブレンジに収束したときアップダウンカウン
タが停止されるので、アップダウンカウンタを用いた従
来のトラッキング方式(第3図)に特有のLSBのばた
つきがなく、スムーズな変換出力が得られる。
請求項2の発明によると、カウンタ20の出力とA/D
コンバータ12の出力が夫々オフセットバイナリ形式で
あるので、オペアンプ10の出力の残差骨の極性にかか
わりなく、カウンタ20及′びA/Dコンバータ12の
出力の単純な連結で線形変換特性が得られる。
請求項3の発明では、A/Dコンバータ12がフィード
バック制御に必要なレンジ情報を下位ビット群と共に生
成し、ディジタル情報でレンジの弁別が行われるので、
レンジ弁別が正確になる。
請求項4の発明によれば、カウントレートがサブレンジ
への収束の近傍までは高速で、サブレンジに近づいたら
サブレンジのA/D変換に合った低速に切換ねるので、
比較的低速のA/Dコンバータ12を用いても、メイン
レンジの変換に要する時間を短(することができ、高分
解能の変換を高速で実行させることができる。また高速
カウントレートで直接サブレンジに飛び込むことがない
ので、MHzオーダの高速カウントレートを設定しても
、フィードバックループの遅延時間等により系がハンチ
ングを起こすことがなく、収束力を与えるダンピング効
果が得られる。
請求項5の発明によれば、低速カウント時にはアップダ
ウンカウンタとA/Dコンバータとが同期動作するので
、サブレンジの境界の内外にわたって変換値が変化する
ときにスムーズな動作が得られる。
請求項6の発明によると、低速カウントレンジがA/D
コンバータ12のダイナミックレンジと一致しているか
ら、A/Dコンバータのダイナミックレンジを十分に利
用して、全体として良好な変換精度が得られる。
請求項7の発明によれば、カウンタによる上位ビット群
と、A/Dコンバータによる下位ビット群とが線形連続
する変換特性になるので、上位と下位とを単に並べて出
力するだけの簡単な出力回路を付加すればよく、複雑な
ディジタルコレクション回路が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すA/Dコンバータのブロ
ック回路図、第2図A、Bは変換動作を説明する信号レ
ンジのグラフ及び対応するディジタル信号コードのマツ
プ図、第3図は従来のトラッキング方式A/Dコンバー
タのブロック回路図、第4図は従来のサブレンジング方
式のA/Dコンバータのブロック回路図、第5図は別の
実施例を示すA/Dコンバータのブロック図、第6図A
、Bは第5図の変換動作を説明する信号レンジのグラフ
Aに対応するディジタル信号コードのマツプ図である。 なお図面に用いた符号において、 3     −$i算器 10     オペアンプ 11     サンプルホールド回路 12・・−・・−・−・−・・−・A/Dコンバータ1
5 a Nd−・・−ディジタルコンパレータ20  
   アップダウンカウンタ 21      D/Aコンバータ 22−・−・−・−一−−−−−−−−−−ラッチ回路
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クロックパルスを計数して変換データの上位ビット
    群を生成するアップダウンカウンタと、上記アップダウ
    ンカウンタの出力をアナログ値に変換するバイポーラ出
    力のD/Aコンバータと、変換すべきアナログ入力信号
    と上記D/Aコンバータの出力との差分を得る減算器と
    、 上記減算器の出力をディジタル値に変換して上記上位ビ
    ット群と連結する下位ビット群を生成するバイポーラ入
    力のA/Dコンバータと、 上記上位ビット群と下位ビット群との境界に対応した基
    準値と、上記A/Dコンバータの出力とを比較して、上
    記演算器から得られる残 差分が上記境界の内側に入ったこととを検出するコンパ
    レータと、 上記A/Dコンバータの符号ビット出力に基づいて上記
    カウンタのカウント方向を制御すると共に、上記コンパ
    レータの出力に基づき上記カウンタを上記境界の内側で
    停止させる制御回路とを具備するA/D変換回路。 2、上記A/Dコンバータがオフセットバイナリ出力又
    は2の補数出力を発生するタイプであり、上記D/Aコ
    ンバータの負の極性の最大出力が上記カウンタのカウン
    ト零に相当するようにオフセットが与えられていること
    を特徴とする請求項1に記載のA/D変換回路。 3、上記A/Dコンバータは、上記アップダウンカウン
    タが生成する上位ビット群に連結される下位ビット群と
    、この下位ビット群の上位のビット群であるレンジ弁別
    用ビット群とを生成し、レンジ弁別用ビット群が上記コ
    ンパレータに与えられることを特徴とする請求項2に記
    載のA/D変換回路。 4、上記A/Dコンバータの出力に基づいて、上記境界
    の両外側に設定された所定範囲を検出する第2のコンパ
    レータと、 この第2のコンパレータの出力に基づき、上記両外側の
    所定範囲の内側及び外側で上記カウンタのカウントレー
    トを低速及び高速に切換えるカウントレート選択回路と
    を具備する請求項1に記載のA/D変換回路。 5、上記低速カウントレートが、上記A/Dコンバータ
    の変換レートと等しいことを特徴とする請求項5に記載
    のA/D変換回路。 6、上記第2のコンパレータが、上記A/Dコンバータ
    の出力の全ビット“1”及び全ビット“0”を夫々検出
    する一対のコンパレータを備える請求項4に記載のA/
    D変換回路。 7、上記アップダウンカウンタのLSB変化に対応する
    上記D/Aコンバータの出力変化が上記A/Dコンバー
    タの下位ビット群のフルスケールに対応する入力変化と
    等しくなるように、上記減算器とA/Dコンバータの間
    に所定ゲインのアンプが介在されているさとを特徴とす
    る請求項1に記載のA/D変換回路。
JP18134989A 1988-11-24 1989-07-13 A/d変換回路 Pending JPH02216916A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821922A (ja) * 1981-07-31 1983-02-09 Shimadzu Corp A−d変換器
JPS58127429A (ja) * 1982-01-25 1983-07-29 Hitachi Ltd A/d変換拡張方式
JPS5921125A (ja) * 1982-07-26 1984-02-03 Kubota Ltd アナログ・ディジタル変換装置

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