JPH0221686Y2 - - Google Patents

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JPH0221686Y2
JPH0221686Y2 JP15720386U JP15720386U JPH0221686Y2 JP H0221686 Y2 JPH0221686 Y2 JP H0221686Y2 JP 15720386 U JP15720386 U JP 15720386U JP 15720386 U JP15720386 U JP 15720386U JP H0221686 Y2 JPH0221686 Y2 JP H0221686Y2
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temperature
solenoid valve
pot
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sensor
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鍋の内部温度を検知する温度センサ
が設定温度以上の温度を検知したときに電磁弁が
閉じるようにするとともに、一旦閉じた電磁弁の
自動開放を防止するガス噴出防止装置を具えるこ
とを基本として、天ぷら油火災等、ガスコンロの
使用に伴う火災を皆無として建物火災の減少に大
きく寄与し、しかも使い勝手がよく安全性にも優
れた、ガスコンロにおけるガス遮断装置に関する
ものである。
(考案の背景) ガスコンロの使用に伴う建物火災、とりわけ天
ぷら油による建物火災は、出火原因のうち最も高
いものの一つとなつており、又負傷率の高い火災
でもある。
天ぷら油による出火原因としては、「他の家事
に従事中」「来客があつた」「電話がかかつてき
た」等が統計的にその主なものとして挙げられて
いるが、いずれにしても、点火したままの状態で
その場を離れたことがその大部分である。このよ
うなことから、天ぷら油火災の出火防止策は、
「ガスンロに点火したままの状態で、その場を離
れない」ことの徹底以外にはないとされている。
本考案者は、かかる現況に鑑みて、伝ぷら油火
災を主とするガスコンロの使用に伴う出火防止策
について鋭意研究した結果、油の温度あるいは鍋
自体の温度が発火温度に達する前の所要温度とな
つたときにガスコンロのガス供給を遮断するなら
ば、出火を確実に防止することができるとの技術
手段を想到し、さらに研究を重ねた結果本考案を
完成させるに至つたものである。
(構成) 本考案のガスコンロにおけるガス遮断装置(以
下装置という)1は、ガス供給源とガスコンロと
を接続する接続管5の中間部にガス遮断用の電磁
弁6を設け、かつガスコンロに載せられた揚げ物
用鍋や煮物用鍋等の鍋7の内部温度(油温あるい
は鍋の内部温度)を検知する温度センサ8が、温
度調節器9によつて設定された温度以上の温度を
検知したとき、その検知信号を受けて電磁弁6が
閉じるようになされ、又一旦閉じた電磁弁6の自
動開放を防止するガス噴出防止装置11を具える
ガス遮断装置であつて、前記温度センサ8は、ホ
ルダ具10に保持されるセンサ棒12の下側部分
に設けられており、該ホルダ具10は、鍋7の上
縁部分13を挟持するクリツプ部17に、センサ
棒12を上下動可能に保持する保持部19を設け
るとともに、該保持されたセンサ棒12が、鍋の
側壁部7aに対して傾動可能でありかつ適宜の傾
き状態で固定されるようになし、又クリツプ部1
7あるいは保持部19の適部位には、温度センサ
のリード線25がガスコンロの炎によつて熱的影
響を受けることがないよう該リード線25を上方
に持上げるリード線持上具23が設けられてお
り、又前記ガス噴射防止装置11は、閉状態にあ
る電磁弁6が、鍋7の内部温度が設定温度よりも
下がつたときに自動開放するのを防止するととも
に、電磁弁6が閉じると同時にOFFし又ONされ
ることによつて電磁弁6を開放させるリセツト部
を有することを特徴とする。
(作用) 然して、揚げ物料理等に際して鍋内の天ぷら油
の温度が設定温度以上となつたとき、あるいは煮
物料理等に際して鍋内の水分が無くなり鍋温度が
設定温度以上となつたときには、温度センサ8に
よる油温あるいは鍋温度の検知によつて電磁弁が
閉じ、ガスコンロ3へのガス供給が遮断される。
又ガス噴出防止装置11の作動により、油温が設
定温度よりも下がつたときには、閉じた状態にあ
る電磁弁6の自動開放が防止される。そして電磁
弁6が閉じると同時にリセツト部がOFFするた
め、ガスコンロ3に再びガスを供給するには、リ
セツト部をONして電磁弁6を開く。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜2図において本考案の装置1は、ガス供
給源2とガスコンロ3とを接続する接続管5の中
間部にガス遮断用の電磁弁6を設け、かつガスコ
ンロ3に載せられた例えば揚げ物用鍋としての鍋
7の内部温度(油温)を検知する温度センサ8
が、温度調節器9によつて設定された温度以上の
温度を検知したとき、その検知信号を受けて電磁
弁6が閉じるようになされ、該温度センサ8は、
鍋7に固定されるホルダ具10に保持されるもの
となされ、又装置の安全性を一層向上させるため
にガス噴出防止装置11が付設されてなるもので
ある。なお本実施例においては、電磁弁6が閉じ
たことを知らせるブザー等としての報知器(図示
せず)が併せて付設されている。
温度センサ8は、ホルダ具10に保持される例
えば直棒状をなすセンサ棒12の下側部分に埋装
されている。該ホルダ具10は、鍋7の上縁部分
13を弾性的に挟持する内クリツプ片15と外ク
リツプ片16とからなるクリツプ部17の該内ク
リツプ片15の内面部上側寄り部位に、センサ棒
12を保持する保持部19を設けてなるもので、
該保持部19は、センサ棒12をその両側から弾
性的に挟持する一対のバネ性挟持片20,20を
取付片21の両側に折曲形成してなり、該取付片
21において内クリツプ片15に固着されてい
る。又内クリツプ片15には、例えば、螺線部2
2を上側に有して立上がるリード線持上具23の
下端部を固着してなる。センサ棒12は、前記保
持部19に保持されて上下動可能であり、又内ク
リツプ片15は、保持部19の下側部位において
屈曲可能であり(第2図において一点鎖線で示し
た内クリツプ片15の屈曲状態15a参照)、所
要の屈曲状態を維持しうる。従つて、温度センサ
12の上下位置をセンサ棒12の上下動操作によ
つて調整し、又鍋7の側壁部7aに対するセンサ
棒12の傾き状態を適宜のものに設定することに
より、使用する鍋の形態によらず、センサ埋装部
分が鍋の内面部と接触することなく、温度センサ
8が油温を正しく検知するようになしうる。又セ
ンサ棒12の上端部に連設された温度センサ用リ
ード線25は、それがガスコンロ3の炎によつて
熱的影響を受けることなきよう、リード線持上具
23の螺線部22を挿通して持上げられ、温度調
節器9に接続されている。
温度調節器9は、電磁弁6を閉じさせる際の温
度を設定するものであつて、設定された温度を検
知したとき、その検知信号を電磁弁6に与える。
なお、揚げ物に適した油温は通常170〜180℃程度
であり又天ぷら油の着火温度は300〜360℃程度で
あることから、温度調節器9による設定温度は例
えば200〜210℃程度とする。
第1図においては、電磁弁6と温度調節器9と
ガス噴出防止装置11とが壁固定のボツクス27
内に納められており、該ボツクス27の前面部に
は、温度調節用のダイヤル29、温度センサ8に
よつて検知された温度をデジタル表示する温度表
示部30、ガス噴出防止装置11に関係するリセ
ツトボタン31、報知器の作動を止めるストツプ
ボタン32が設けられている。該温度表示部30
における油温表示は、例えば、揚げ物の種類に応
じた最適油温を得るために利用されうる。前記ガ
ス噴出防止装置11は、油温が設定温度よりも下
がつたときに、閉じた状態にある電磁弁6が自動
開放するのを防止するものであつて、本実施例に
おいては、停電時に電磁弁6が閉じるようにも作
用する。そして又、電磁弁6が閉じると同時にリ
セツト部がOFFし、該リセツト部がOFF状態を
維持する限り電磁弁6が開放しないようになされ
ている。なお、ガスコンロ3に再びガスを供給す
るには、リセツトボタン31の操作によつてリセ
ツト部をONして電磁弁6を開く。
第3〜5図は、センサ棒12を保持するホルダ
具10の他の例を示すものである。第3〜4図に
示したホルダ具10の、前記実施例において示し
たものと対比したばあいにおける相違点は、クリ
ツプ部17の形態にある。即ち、第3図に示すホ
ルダ具10は、鍋の上縁外周に設けた鍔部33と
しての鍋上縁部分13を挟持するクリツプ部17
を具え、又第4図に示すホルダ具10は、油の飛
散を防止するために設けられた内側に湾曲する覆
部の先端縁部分34としての鍋上縁部分13を挟
持するクリツプ部17を具える。
第5図に示すホルダ具10は、例えば第2図に
示したクリツプ部17の上端に設けた内方に突出
する突片35に、センサ棒12を上下動可能に保
持する(対向する切り起こしバネ片36,36に
よつてセンサ棒12を弾性的に保持する)バンド
状をなす保持部37の両端部分39,39を重ね
合わせ、かつ該両端部分39,39が、突片35
に対して上下方向に回動可能となるように枢着す
るとともに、線状をなして立上がりかつ上端部に
リード線案内リング40を有するリード線持上具
23をクリツプ部17の上端に設けてなる。
その他、本考案の装置1において、ホルダ具1
0におけるクリツプ部17の構成は、前記実施例
において示したごとき、弾性的に鍋上縁部分13
を挟持するものに限定されるものではない。又電
磁弁6、温度調節器9、ガス噴出防止装置11
は、その全部が、あるいはその一部が、ガスコン
ロに組込まれることもある。
(考案の効果) 本考案の装置、鍋の内部温度を検知する温度
センサが、天ぷら油等の温度が発火温度に達す
る前の所要温度を検知したときに、電磁弁6が
閉じるように構成されているため、揚げ物料理
や煮物料理等に際して、ガスコンロに点火した
ままの状態でその場を離れたとしても、天ぷら
油等が発火する前にガスコンロへのガスの供給
が遮断されるため、ガスコンロの使用に伴う火
災、とりわけ近年重大な問題となつている天ぷ
ら油火災を皆無となし得て、建物火災の減少に
大きく寄与する。
本考案の装置は、温度センサの組込まれたセ
ンサ棒を、鍋の上縁部分を挟持するクリツプ部
を具えるホルダ具に保持される構成としている
ため、温度センサを容易にかつ確実に鍋に取付
けることができる。しかも、センサ棒を保持部
に上下動可能に保持せしめるとともに、該保持
されたセンサ棒を、鍋の側壁部に対して傾動可
動とし、かつ適宜の傾き状態で固定されるよう
になしているため、センサ棒の上下動操作やセ
ンサ棒の傾き状態の調整によつて温度センサの
位置を調整することにより、使用する鍋の形態
によらず、鍋の内部温度(油温あるいは鍋の内
面部温度)を正しく検知することができる。さ
らにホルダ具はリード線持上具を具えるため、
リード線がガスコンロの炎によつて熱的影響を
受けるのが防止される。
本考案の装置は、ガス噴出防止装置を具える
ため、鍋の内部温度が設定温度以上の温度とな
つて電磁弁が一旦閉じた後、内部温度が設定温
度よりも下がつたとしても、該閉状態にある電
磁弁が自動開放するのを確実に防止でき、又停
電時において電磁弁が閉じるようになすことも
可能であることから、未着火状態でのガス噴出
による事故を確実に防止することができる。
以上要するに本考案の装置は、天ぷら油火災
等、ガスコンロの使用に伴う火災を皆無として防
火に大きく寄与するとともに、使い勝手がよく、
しかも安全性にも著しく優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はホルダ具にセンサ棒を保持せしめた状態を示
す斜視図、第3図はホルダ具の他の例をその使用
状態とともに示す斜視図、第4図はホルダ具の他
例をその使用状態とともに示す側面図、第5図は
ホルダ具の他の例をその使用状態とともに示す斜
視図である。 1……装置、2……ガス供給源、3……ガスコ
ンロ、5……接続管、6……電磁弁、7……鍋、
8……温度センサ、9……温度調節器、10……
ホルダ具、11……ガス噴出防止装置、12……
センサ棒、13……鍋の上縁部分、17……クリ
ツプ部、19……保持部、23……リード線持上
具、25……リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス供給源とガスコンロとを接続する接続管5
    の中間部にガス遮断用の電磁弁6を設け、かつガ
    スコンロに載せられた揚げ物用鍋や煮物用鍋等の
    鍋7の内部温度を検知する温度センサ8が、温度
    調節器9によつて設定された温度以上の温度を検
    知したとき、その検知信号を受けて電磁弁6が閉
    じるようになされ、又一旦閉じた電磁弁6の自動
    開放を防止するガス噴出防止装置11を具えるガ
    ス遮断装置であつて、前記温度センサ8は、ホル
    ダ具10に保持されるセンサ棒12の下側部分に
    設けられており、該ホルダ具10は、鍋7の上縁
    部分13を挟持するクリツプ部17に、センサ棒
    12を上下動可能に保持する保持部19を設ける
    とともに、該保持されたセンサ棒12が、鍋の側
    壁部7aに対して傾動可能でありかつ適宜の傾き
    状態で固定されるようになし、又クリツプ部17
    あるいは保持部19の適部位には、温度センサの
    リード線25がガスコンロの炎によつて熱的影響
    を受けることがないよう該リード線25を上方に
    持上げるリード線持上具23が設けられており、
    又前記ガス噴出防止装置11は、閉状態にある電
    磁弁6が、鍋7の内部温度が設定温度よりも下が
    つたときに自動開放するのを防止するとともに、
    電磁弁6が閉じると同時にOFFし又ONされるこ
    とによつて電磁弁6を開放させるリセツト部を有
    することを特徴とするガスコンロにおけるガス遮
    断装置。
JP15720386U 1986-10-13 1986-10-13 Expired JPH0221686Y2 (ja)

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