JPH02215502A - 木質系成形体の製造方法 - Google Patents

木質系成形体の製造方法

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JPH02215502A
JPH02215502A JP3774689A JP3774689A JPH02215502A JP H02215502 A JPH02215502 A JP H02215502A JP 3774689 A JP3774689 A JP 3774689A JP 3774689 A JP3774689 A JP 3774689A JP H02215502 A JPH02215502 A JP H02215502A
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JP
Japan
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mold
material aggregate
section
retainer
aggregate
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JP3774689A
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English (en)
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Hideaki Takahashi
秀昭 高橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、木質繊維に結合剤等を加えた木質系成形素材
を成形型へ供給し熱圧縮成形する木質系成形体の製造方
法に関する。
(従来の技術) 未質系成形体としては、いわゆるハードボードが良く知
られ、自動車の内装材、電気製品のキャビネット等に広
く用いられている。しかしながらこのハードボードは、
木材チップを解繊して得た木質amに結合剤等を加えて
−H成形用マットを形成し、しかる後にこの成形用マッ
トを適宜裁断して成形型へ供給し、熱圧縮成形する工程
を採っており、前記マット化が必要な分、工程の煩雑化
や歩留りの低下が避けられないという問題があった。
そこで、上記木質系成形素材を所定形状に集合させて低
密度の素材集合体を形成し、この素材集合体を直接成形
型に供給して熱圧縮成形する方法が確立され、既に特開
昭1112−90203号公報、特開昭f!2−134
215号公報等に明らかにされている。この製造方法に
よれば、マット化が不要となるため、上記マット使用に
よる問題をはC解決し、低コストの木質系成形体を得る
ことができるようになる。
(発明が解決しようとする課B) ところで、上記新たな製造方法によれば、高深絞り部を
有する成形体を熱圧縮成形しようとすると、素材集合体
を構成する成形素材の多くが深絞り部分に引込まれ、深
絞り部周辺が肉薄となっていわゆるスケが生じ易いとい
う問題があった。また防除うの角出しや厚肉形状のリブ
出しを精度良〈実施することが困難で、複雑なデザイン
意匠に対応できないという問題もあった。
なお、上記スケ対策としては、例えば成形型を分割して
深絞り部の成形または非深絞り部の成形の何れか一方を
先行させる対策(特開昭62−138203号公報)、
あるいは上記マットを併用して該マットを成形型の深絞
り部分に当てる対策(特開昭82−135308号公報
)等が既に試みられているが、成形型を分割したり、マ
ットを併用したりするなどの余分な手続を要するため、
設備コストの上昇や工程の複雑化を招き、せっかくのコ
スト的な利点が失われるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決することを課題として
なされたもので、その目的とするところは、容易かつ確
実にスケの発生を防止し、しかも角出しやリブ出しを精
度良〈実施可能として適用範囲の拡大をなし得る木質系
成形体の製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するため、木質繊維に結合剤
等を加えた木質系成形素材を所定形状に集合させて素材
集合体を形成し、この素材集合体を成形型へ供給して熱
圧縮成形する木質系成形体の製造方法において、前記成
形型による熱圧縮成形に先行して前記素材集合体に局部
的に熱硬化性樹脂を注入するようにしたことを要旨とす
る。
本発明において上記熱硬化性樹脂の種類は、特に限定す
るものでなく、例えばフェノール樹脂、尿素樹脂等を選
択することができる。この熱硬化性樹脂を上記素材集合
体に注入する時期は、特に限定するものでないが、素材
集合体からの樹脂のタレ落ちを考慮して、成形型による
熱圧縮成形の直前に行うのが望ましい、また素材集合体
に熱硬化性樹脂を注入するには、例えば針状のノズルを
素材集合体に刺し込み、このノズル先端から樹脂を吐出
させるようにすれば良い、また本発明において熱硬化性
樹脂を注入する部位は、深絞り部周辺等のスケを生じ易
41部位、あるいは角出しまたはリブ出しを必要とする
部位等とすることができる。
(作用) 上記構成の木質系成形素材の製造方法においては、素材
集合体に局部的に熱硬化性樹脂を注入することにより、
熱圧縮成形中、樹脂注入部位の素材の密度が保持される
。したがって、この樹脂の注入をスケの生じ易い深絞り
部周辺や角出しあるいはリブ出しを必要とする部位に行
うことにより、これら部位の密度を保持することが可能
になり、スケの防止はもとより、角出しあるいはリブ出
しを精度良〈実施できるようになる。
(実施例) 以下、ドアトリムの製造に適用した本発明の実施例を添
付図面にもとづいて説明する。
本発明にか−る木質系成形体の製造方法は、前記した先
行技術(特開昭82−90203号公報、特開昭62−
134215号公報)に示される方法と基本的に変わり
がなく、木材チップを解繊して得た木質繊維に結合剤(
例えばフェノール樹脂)、離型剤等を添加して木質系成
形素材を得る工程と、この成形素材を所定形状に集合さ
せて素材集合体を得る積層工程(第5図)と、この素材
集合体を成形型まで搬送する搬送工程(第6図)と、成
形型にて素材集合体を熱圧縮成形する成形工程(第1.
2図)とから成っている。
以下、本発明の詳細を工程順に説明する。
第5図はm層工程を示したものである。同図において、
1は拡散容器、2は積層容器で、拡散容器1内には散布
容器(図示時)から延びるトラバーサ3が揺動可能に配
され、一方a層容器2内にはパンチングメタル等から成
る多孔板4が張設されている。積層容器2にはまた、そ
の底部に真空引き手段(図示時)に結ぶ排気管5が接続
されている。かへる装置により、予め真空引き手段の作
動により排気管5を介して繭容器1.2内に下方へ向か
う空気の流れを形成しておき、いまトラバーサ3を適宜
揺動させて、この中に上記した木質系成形素材Xを供給
すると、該成形素材には拡散容器1から積層容器2内に
浮遊降下し、積層容器2内の多孔板4上に順次堆積する
。そして所定高さを堆積したところで、成形素材Xの供
給を停止すれば、所定の外形状と厚さ(高さ)とを有す
る低密度の素材集合体Wが得られるようになる。
上記のようにして得られた素材集合体Wは、その後、積
層容器2と共に第6図に示す搬送工程に移送され、そこ
に待機する保持容器8に移し替えられる。この保持容器
Bもまた。上記積層容器2と同様に、その内部に多孔板
7を有しかつまたその上部側壁面に真空引き手段(図示
略)に結ぶ排気管Elaを接続している。保持容器8は
、成形型との間を移動する搬送手段(図示略)に上下動
可能に支持されている。これにより、いま図示のように
保持容器6を積層容器2に合わせ、真空引き手段の作動
させると、両容2!2.B内には多孔板4.7を通して
上方へ向かう空気の流れが形成され、aR容器2内の素
材集合体Wは保持容器B内の多孔板7に吸引保持される
ようになる。
しかして、上記保持容器Bには、同じく第6図に示すよ
うに、その底板6bおよび多孔板7を貫通して下方へ延
びる複数の針状ノズル8a、8b。
8c、8dが配設されている。各ノズル8a〜8dは。
後述する成形型との対応で所定の位置に配され、しかも
多孔板7から所定長さだけ突出するようにその長さが設
定されている。また各ノズル8a〜8dには熱硬化性樹
脂(例えば、無含水フェノール樹脂)の収納タンク(図
示略)に結ぶホース8が接続され、各ホース8には定量
ポンプ1Gが介装されている。か覧る保持容器6の態様
により、いま上記したようにその多孔板7上に素材集合
体Wを吸引保持すると、その吸引過程で素材集合体Wに
各ノズル8a〜8dが刺し込まれるようになり、素材集
合体讐は、その後、前記ノズル8a〜8dが刺し込まれ
たま覧保持容器6の移動により後述する成形工程へ搬送
される。 第1.2図は、その成形工程を示したもので
ある。これらの図において、11は成形型で、対向配置
された上型12と下型13とを備えている。上型12は
上型プレート14を介して昇降手段(図示略)に支持さ
れて昇降可能となり、−劣下型13は架台15上に固定
的に支持されている。また下型13の直上部分には、四
角形状の保持枠を構成する4枚(図には2枚のみを示す
)の押え板18が配設されている。各押え板16は、前
記架台15に固定したシリンダ17に連結され、直交す
る四方向から水平移動して素材集合体−の収納空間を形
成する。また上・下型12.13のそれぞれには、成形
型11を所定温度に加熱するためのヒータ18が挿入さ
れている。さらに上型12には多数のガス抜き孔(図示
略)とこのガス抜き孔を真空引き手段に連通ずる排気管
18とが設けられている。
ご覧で、本実施例の対象とするドアトリムPは、第3図
に示すように、ひじ掛は部Paを一体に有するものとな
り、上型12と下型13の対向部位には、このひじ掛は
部Paを成形するための深絞り用凸部20a 、凹部2
0bがそれぞれ設けられている(第2図)、またこのド
アトリムpは、その意匠面側に直線状屈曲部pbとリブ
部Pcとを有するものとなり、上′型12と下型13の
対向部位には、前記屈曲部pbを成形するための角出し
用凸部21aと凹部21bが、下型13には前記リブ部
Pcを成形するためリブ出し用凹部22bがそれぞれ設
けられている(第2図)、さらに成形型11は、成形面
の全体をプレス方向に対して傾斜させている。これは、
前記深絞り用凸部20aと凹部2Qbがプレス方向に急
角度になって深絞り性が阻害されるのを防止することを
意図してのことであり、上記積層工程(第5図)におい
て、多孔板4を傾斜状態としたのは、この傾斜した成形
型11に対する素材集合体Wの投入を円滑にするためで
ある。
成形に際しては、先ず上記素材集合体Wを保持した保持
金llBを型開き状態の上型12と下型13との間に移
動させ、続いて第1図に示すように、これを下型13に
近接する所定の位置まで下降させる。この時、シリンダ
17の作動により押え板16が後退端に位置決めされて
おり、保持容器6は押え板1Bに干渉することなく十分
に下降することがでさる。そして前記下降位置において
保持容器6の吸引を解除する。すると、該保持容器8の
多孔板7上に吸引保持されていた素材集合体讐は、自重
により下型13上に落下し、相対的に各ノズル8a〜8
dが上昇して、各ノズル8a〜8dの先端が素材集合体
−の所定の深さに位置決めされる。
その後、直ちに定量ポンプ10の作動により熱硬化性樹
脂を給送し、各ノズル8a〜8dの先端から樹脂を吐出
させる。複数のノズルの内、ノズル8a、[lbは下型
13の深絞り用凹部20bの周辺に対応する部位に、ノ
ズル8cは下型13の角出し用凹部21bに対応する部
位に、ノズル8dは下型13のリブ出し用凹部22bに
対応する部位にそれぞれ配置されており、各ノズル8a
〜8dから吐出された樹脂は、それぞれの対応部位の成
形素材に局部的に含浸する。そして所定量の樹脂が含浸
した時点でポンプ10を停止させると共に、保持容器8
を上昇させ、さらに成形型11から後退させる。
成形型1はヒータlOによって予め所定の温度(180
〜230℃)に加熱されており、上記保持容器θを後退
させた後、直ちに上型2を下降させる。この上型2の下
降により素材集合体Wは圧縮され、次第に密度が高まる
とともに温度が高まり、遂には第3図に示すような高密
度で硬質のドアトリムPが得られるようになる。しかし
て、深絞り用凹部20bの周辺に対応する部位、角出し
用凹部21bに対応する部位およびリブ出し用凹部22
bに対応する部位の成形素材は、上記した熱硬化性樹脂
の含浸により圧縮成形中、その密度が保持され、これに
よって深絞り部Paの周辺にスケが発生することはなく
なり、屈曲部pbやリブ部Pcの形状精度も高まるよう
になる。
なお、素材集合体Wに刺し込む各ノズル8a〜8dの先
端位置は、意匠面あるいは成形性を考慮してそれぞれ設
定される0本実施例においては、深絞り用凹部20bの
周辺に対応するノズルPa、Pbは素材集合体Wの中央
部に、角出し用凹部21bに対応するノズルPcとリブ
出し用凹部22bに対応するノズルPdとは素材集合体
Wの下面近傍にそれぞれ位置決めするようにしている。
したがって、得られたドアトリムPは、第4図(a)〜
(C)に示すように、ひじ掛は部の周辺部Pdでは厚さ
方向の中央部に、屈曲部pbとリブ部Pcでは表層部(
意匠面側)にそれぞれ局部的に樹脂濃縮部Qが形成され
るようになる。
また本実施例においては、各ノズルPa−Pdから素材
集合体W中に樹脂を注入してから上型12が下降するま
での時間は数秒程度であるが、この間に素材集合体−か
ら樹脂がたれ落ちないように、樹脂粘度を適宜調整して
いる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明にか覧る木質系成
形体の製造方法によれば、熱圧縮成形に先行して素材集
合体の必要部位に熱硬化性樹脂を局部的に注入するよう
にしたので、深絞り部の周りにおけるスケの発生を確実
に防止して品質の向上に寄与するばかりか、微妙な角出
しやリブ出しを精度良〈実施することを可能にして適用
範囲の拡大に寄与する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は1本発明にか−る成形工程を示す断面
図、第3図は本発明の方法によって得たドアトリム(成
形体)の断面図、第4図(a)〜(c)は第3図の一部
を拡大して示したもので、同図(a)はA部拡大断面図
、同図(b)はB部拡大断面図、同図(C)はC部拡大
断面図であり、第5図は本発明にか−る積層工程を示す
断面図、第6図は本発明にかへる搬送工程を示す断面図
である。 8 ・・・ 保持容器 7  ・・・ 8a〜8d・・・ lO・・・ 11  ・・・ 12  ・・・ 13  ・・・ M  ・・・ W  ・・・ P  ・・・ 多孔板 ノズル ポンプ 成形型 上型 下型 木質系成形素材 素材集合体 成形体(ドアトリム) 特許出願人 トヨタ自動車株式会社 代理人 弁理士 萼 優美(ほか2名)第2 図 第4 図 第1 第5

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)木質繊維に結合剤等を加えた木質系成形素材を所
    定形状に集合させて素材集合体を形成し、この素材集合
    体を成形型へ供給して熱圧縮成形する木質系成形体の製
    造方法において、前記成形型による熱圧縮成形に先行し
    て前記素材集合体に局部的に熱硬化性樹脂を注入するこ
    とを特徴とする木質系成形体の製造方法。
JP3774689A 1989-02-17 1989-02-17 木質系成形体の製造方法 Pending JPH02215502A (ja)

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