JPH02215329A - バッグインボックス用のバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、段ボール函などのボックスに入れられるバッ
グであり１例えば活魚などを入れて移送するためのバッ
グインボックス用のバッグに関するものである。

〔従来の技術〕

活魚を大口移送するためには水槽やタンク付きの車両が
使用されるが１例えば集積場所から消費者などに小口移
送するために、内袋（バッグ）と外函（ボックス）から
なるワンウェイのバッグインボックスが使用されること
がある。かかるバッグインボックス用のバッグは１例え
ばポリ袋であり、ポリ袋内に水とともに活魚を入れ、内
部空間に酸素ガスを吹き込んで空気と置換し、ポリ袋の
日を紐などで縛って密封する。そして、このポリ袋を発
泡スチロール函や段ボール函などに入れて移送する。そ
して、水温の上昇を防止するために蓄冷剤を利用し、適
温に保冷して活魚を休眠状態にし、少量の水中に酸素を
補給して魚を活して輸送する。また、青果物や薬品など
は、一般的にはそれぞれ段ボール函やポリタンク、ガラ
スビン。

金属缶などに入れて移送される。

〔発明が解決しようとするｆｌｌｌＭ）前述のバッグイ
ンボックスにおいて、バッグとして使用されるポリ袋は
、不定形であるので、水および活魚を出し入れにくい不
具合がある。そして、酸素ガスを吹き込むときは、注入
ホースをボリ袋の口から挿入し、酸素ガスを噴出させて
空気と置換するが、ポリ袋の口が大きいために、吹き込
み時に酸素ガスがポリ袋の口から外部に飛敗しやすく、
無駄が多くて効率が悪く、空気との置換が困難であった
。また、ポリ袋の１−１を紐などで縛って密封するのに
手間を要するとともに、密封性も不完全であり、移送中
に酸素ガスのみならず水も漏れやすい不具合かあまた。

次に、青果物や薬品などにおいても、移送中に鮮度が落
ちたり変質しないように、密封容器に入れて保冷状態に
し、不活性雰囲気中で移送するのが好ましいことがある
。しかしながら、現在に至るまで簡易で便利な容器は得
られていない。

そこで本発明は、活魚と水、虹には青果物や薬品などの
移送量の出し入れが容易であって、酸素ガスや不活性ガ
スなどの気体も容易に吹き込んで充満させることができ
、密封性も確実で取り扱いが簡単なバッグインボックス
用のバッグを提供することを目的とするものである、 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、かかる目的を達成するために、天板に開口部
が形成されるとともに側板が蛇腹状であって折り畳み可
能であり、軟質の熱可塑性合成樹脂で一体に成形された
バッグ本体と、このバッグ本体の開口部に気密に嵌着さ
れるキャップとで構成し、キャップには、逆流防止構造
のガス吹き込み口を設ける。

〔作　用〕

本発明のバッグインボックス用のバッグにおいて、バッ
グ本体は軟質の熱可塑性合成樹脂で一体に成形され、そ
の側板が蛇腹状であって折り畳み可能であるので、活魚
などの移送量を出し入れするときは、バック本体を折り
畳んで内容積を減少させれば、天板の開口部から容易に
行うことができる。そして、内容積が減少した状態でキ
ャップを開口部に気密に嵌着し、逆流防Ｊ１−．構造の
ガス吹き込み口から酸素ガスなどの気体を吹き込むと。

その吹き込み量に応じてバッグ本体が定形に復元する。

つまり、バッグ内部を酸素ガスなどの気体で簡単に充満
させることができ、気密性が優れて取り扱いが容易であ
るが、更には、軟質の熱可塑性合成樹脂で一体に成形さ
れているので定形になりやすく、ポリ袋などよりも段ボ
ール函などに収納し易く、活魚などを移送するのに適し
ている。

〔実施例〕

以下に図面に示す実施例に基いて本発明を具体的に説明
する。

第１図において、バッグ本体１は、軟質の熱可塑性合成
樹脂１例えば軟質ポリエチレンにて箱形にブロー成形さ
れたものである。バッグ本体１の天板１１には、キャッ
プ係止用のエツジ１２を有する筒状の嵌着筒１３が取り
付けられ、この嵌着筒１３の内側開口が活魚などの移送
量を出し入れするための開口部１４である。また、バッ
グ本体１には、必要に応じて把手（図示せず）を取り付
け、持ち運びや段ボール函への出し入れを容易にするの
がよい、バッグ本体１の４面の側板１５は蛇腹状に成形
されており、天板１１　を押えると側板１５を折り畳む
ことができ、折り・１１むとバッグ本体１の内容積が減
少する。

第２図は、開口部１４に嵌着されるキャップ２を示すが
、このキャップ２には、逆流防止構造のガス吹き込み口
であるところのガス逆流防止構造：３が取り付けられて
いる。ガス逆流防止弁３は、第３１ｆｉに示すように、
上下にそれぞれ吹込口３４と排出口３５を有するケーシ
ング３１が例えば硬質合成樹脂で成形され、内部にはゴ
ム板からなる弁３２とスプリング３３が収容されている
。そして、弁３２がスプリング３３によって押圧され、
吹込口３４下端の弁座３６に着座して閉じている。吹込
口３４から所定圧力風」二のガス圧がかかると、スプリ
ング３３が縮小して弁３２が弁座３６から離れ、ガスが
排出口３５から流出するが、逆に排出口３５方向からガ
ス圧がかかっても、弁３２が弁座３６に着座しているの
で、排出口３５から吹込口３４方向への逆流を防止でき
る。

ガス逆流防止弁３の排出口３５外周には係止部３７が形
成されており、一方、キャップ２には。

第４図に示すように、取付孔２１が形成されており、排
出口３５を取付孔２１に嵌入すると、係止部３７が、取
付孔２１内面に形成された段差２２に係合し、ガス逆流
防止弁３がキャップ２から抜は落ちないようになってい
る。そして、キャップ２の周縁内側には突出部２３が形
成され、このキャップ２をバッグ本体１の開口部１４に
嵌着すると、この突出部２３が嵌着筒１３のエツジ１２
に係止し、ワンタッチで気密に嵌着できるようになって
いる。

次に、第５図は逆流防止構造のガス吹き込み口の他の実
施例を示し、活魚の移送のようにバッグ本体１中に水な
どの液体を入れる場合に有効である。つまり、キャップ
２には吹き込み管２４が貫通しており、吹き込み管２４
の下端にポリエチレンなどの肉厚の薄く軟質の合成樹脂
フィルムからなるガス逆流防止チューブ；３′が嵌め込
まれている。そして、ガス逆流防＋Ｌチューブ３′の先
端部３８は、静電気や分子間引力などのために先端開口
が閉じて偏平状になっている。ガス逆流防止チューブ３
′の嵌め込みは吹き込みガス圧により抜けない程度に強
固である必要があり、吹き込みガス圧を高くする場合は
糸やゴムなどで縛りつけるのがよい、そして、このキャ
ップ２をバッグ本体１の開口部１４に嵌着したときに、
液体を使用する場合はガス逆流防止チューブ３′の先端
部３８を液体中に入れるのがよい。先端部３８が液体で
濡れると液体の界面張力によるシール効果によって先端
部３８の内面同士が確実に密着し、また。

ガス圧や液圧によってガス逆流防止チューブ３′の内面
同士が密着するので逆止効果が向上する。

従って、吹き込み管２４から吹き込むときはガス逆流防
止チューブ３′の先端部１コが開き、ガスはバッグ本体
１に入るが、吹き込みを完了するとガス逆流防止チュー
ブ３′はつぶれて内面同士が密着するので吹き込み管２
４を通ってガスや液体が逆流することがない。

しかして、かかる構成のバッグインボックス用のバッグ
を使用するときは、先ず、バッグ本体１の天板１１を押
えて側板１５をある程度まで折り畳んでおき、開口部１
４から活魚などの移送品を入れる。そして、開口部１４
にキャップ２を気密に嵌着するが、このとき、バッグ本
体１は折り畳まれて内容積が減少しているので、バック
本体１内に存在する空気は僅かである。次に、逆流防止
構造のガス吹き込み口であるところの例えばガス逆流防
止弁３から所定のガス、つまり活魚移送の場合は酸素ガ
スを、青果物などの場合は不活性ガスを所定量吹き込む
と、そのガス量に応じて折り畳まれていた蛇腹状の側板
１５が定形に復元し。

バッグ本体１の内部空間はガスで充ｈ！１する。このよ
うに、ガスを充満させる操作が非常に簡単であり、かつ
その際にガスが飛散しないのでガスを無駄にすることが
なくて効率がよい。この状態で段ボール函などのボック
スに入れて移送するが、キャップ２が開口部１４に気密
に嵌着され、かつガス吹き込み口が逆流防止１１　ｉＰ
ｔであるので密封状態は確実であり、移送中に内部のガ
スや液体が外部に漏れ出したり、逆に空気が内部に侵入
しないので、移送品の品質が劣化したり変質することが
ない、移送が完了するとバッグをボックスから出し、キ
ャップ２を開口部１４から取って天板１１を押え、側板
１５をある程度まで折り畳ためば、開口部１４から内部
の移送品を容易に取り出すことができる。

〔発明の効果］ 以上説明したように、本発明のバッグインボックス用の
バッグは、軟質の熱可塑性合成樹脂で一体に成形された
バッグ本体の側板を蛇腹状にし、かつバッグ本体の開口
部に気密に嵌着されるキャップに逆流防止構造のガス吹
き込み目を設けたので、移送品の出し入れが容易であっ
て、酸素ガスや不活性ガスなどの気体も容易に吹き込ん
で充満させることができ、密封性も確実で取り扱いが簡
単であり、活魚などの移送に極めて好適なバッグインボ
ックス用のバッグとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はバッグ本体の斜視図、第２図はキャップの斜視
図、第３図はガス逆流防止弁の断面図、第４図はキャッ
プの断面図、第５図は他の実施例の説明図である。 ■・・・バッグ本体　１１・・・天板　１４・・・開口
部１５・・・側板 ２・・・キャップ ３・・・ガス逆流防止弁 ′・・・ガス逆流防止チューブ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 天板に開口部が形成されるとともに側板が蛇腹状であっ
   て折り畳み可能であり、軟質の熱可塑性合成樹脂で一体
   に成形されたバッグ本体と、該開口部に気密に嵌着され
   るキャップとからなり、該キャップには、逆流防止構造
   のガス吹き込み口が設けられたことを特徴とするバッグ
   インボックス用のバッグ。