JPH02214781A - 黒色重合体微粒子の製造方法 - Google Patents

黒色重合体微粒子の製造方法

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JPH02214781A
JPH02214781A JP3562689A JP3562689A JPH02214781A JP H02214781 A JPH02214781 A JP H02214781A JP 3562689 A JP3562689 A JP 3562689A JP 3562689 A JP3562689 A JP 3562689A JP H02214781 A JPH02214781 A JP H02214781A
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JP
Japan
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polymer
amine compound
aromatic amine
group
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JP3562689A
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Akira Yoshimatsu
吉松 明
Akihiro Kondo
近藤 昭裕
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は色あせが起こりにくい黒色重合体微粒子の製造
方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕°従来
黒色顔料は塗料、着色成形材料分野において幅広(用い
られており、例えば金属酸化物等の無機系顔料、カーボ
ンブラック等の炭素質系顔料、黒色染料を用いて染色し
た有機重合体粉末などが知られている。このうち、無機
系顔料は比重が高く、表面が親水性であるため樹脂との
混和性が低い、又、カーボンブラック等の炭素質系顔料
は天然ガス等の熱分解により製造されておりその粒径及
び粒径分布のコントロールは難しい。
これに対して有機重合体粉末を黒色染料を用いて染色し
て得た顔料は上記の問題をある程度解決するものである
が、耐候性が悪く、更に黒色染料が表面より溶出し、色
あせが起こりやすいという欠点があり、その用途は著し
く制限されたものになっている。
一方、液晶表示素子においては、無機ないし有機の所定
径の粒子がスペーサーとして用いられるが、最近、表示
のコントラストを向上させ、色むらのない素子を得るた
めに、着色されたスペーサーに対する要望が高まってい
る0例えば、特開昭59−24829号公報、特開昭6
2−38427号公報、゛特開昭62−231938号
公報等に、染料等で着色した有機重合体粒子の応用が提
案されている。しかしながら、これら染色粒子において
も、前記の色あせ、耐久性等の問題があり、液晶スペー
サー用材料として満足の行くものではなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記のような従来技術の欠点を解決し、色
あせがおこりにくく、耐久性に優れた黒色重合体微粒子
を効率よく製造する方法を見出すべく鋭意研究の結果、
本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、アニオン性官能基を0.05ミリ当量
/g以上含有する重合体微粒子を、芳香族アミン化合物
と酸化剤の溶液中に分散させ、該重合体微粒子上におい
て該芳香族アミン化合物を重合させることを特徴とする
黒色重合体微粒子の製造方法を提供するものである。
本発明を実施するに際して使用される、アニオン性官能
基を含有する重合体微粒子を得るための単量体としては
スチレン、p−メチルスチレン等のスチレン系単量体;
 (メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル等の(メタ)アクリル酸エステル;メチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテ
ル;酢酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル系単量
体:N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルア
ミド等のN−アルキル置換(メタ)アクリルアミド;ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル系単
量体;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロト
ン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、p−スチ
レンスルホン酸、メタクリル酸スルホプロピル、ビニル
安息香酸、2−アクリルアミド−2−メチル−プロパン
スルホン酸、メタクリルオキシ−3−プロパンスルホン
酸等の酸及びその塩類等を挙げることができる。
更に、本発明の重合体微粒子は架橋されていることが好
ましく、このような架橋重合体微粒子を得るために用い
られる架橋性単量体としては、ジビニルベンゼン、(ポ
リ)エチレングリコールジメタクリレート、(ポリ)エ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、1.4−ジビニルオキシブタン
、ジビニルスルホン、ジアリルアミン等の多官能性単量
体が挙げられる。
上記の如き単量体は単独で又は2種以上を混合して用い
ることができる。これらの単量体を用いて重合体微粒子
を得る方法及び該重合体微粒子の粒径については特に制
限はな(、用途に応じて、乳化重合、懸濁重合、シード
重合等の方法により製造される。より均一な粒径の重合
体粒子を得るにはソープフリー重合、シード重合により
製造されたものが好適に用いられるが、重合を行った後
に分級操作により粒径の均一化を計ってもよい0例えば
、平均粒径0.1〜20μで且つ粒径分布の標準偏差が
平均粒子径の20%以下である均一粒径重合体微粒子の
黒色化を行う際にも本発明は有効である。
本発明においては、芳香族アミン化合物と酸化剤の溶液
中に重合体微粒子を分散させ、該重合体微粒子上におい
て芳香族アミン化合物を重合させるが、その目的のため
には重合体微粒子がアニオン性官能基を有することが必
要である。
アニオン性官能基としては、スルホン酸基、カルボン酸
基、リン酸基、ホウ酸基、硫酸基及びこれらの塩が挙げ
られるが、中でもスルホン基、スルホネート基、カルボ
キシル基、カルボキシレート基から選ばれるものが特に
好適である。
これらのアニオン性官能基を含有する重合体微粒子を製
造する方法としては、上記のアニオン性官能基をもつ単
量体を使用して重合体微粒子を得る方法、もしくは重合
後、公知の方法により上記のアニオン性官能基を化学的
に導入する方法等が挙げられる。
又、目的とする黒色重合体微粒子の黒色度は用いる重合
体微粒子のアニオン性官能基の含量及び比表面積に依存
するが、官能基の含量としては重合体1g当たり0.0
5ミリ当量以上(以下、官能基含量の単位はミリ当量/
gと略記する)が必要であり、より好ましくは0.08
ミリ当量/g以上である。一方、重合体微粒子の比表面
積としては通常、BET法による比表面積が0.05r
rf/g−150イ/g、好ましくは0.5〜150イ
/gのものが好適に用いられる。比表面積が0.05n
f/g未満の粒子を用いると黒色度は低(、灰色の微粒
子となる。一方、比表面積が1501Tr/gより大き
い粒子はその高い多孔度のため、極めてもろい粒子とな
り、強度が不充分である。
本発明に用いられる芳香族アミン化合物としてはアニリ
ン、p−フェニレンジアミン、麟−フェニレンジアミン
、トルエン−2,5−ジアミン、p−アミノフェノール
、−一アミノフェノール、2.6−ジアミツビリジン及
びそれらの塩などが挙げられる。
又、上記芳香族アミン化合物を溶液中にて酸化するため
の酸化剤としては、芳香族アミン化合物の種類により選
択されるべきものであるが、例えば、酸素、過酸化水素
、硫酸、塩酸、硝酸、フッ化水素、トリフルオロ酢酸、
過硫酸、過ヨウ素酸、過硫酸アンモニウム、過ヨウ素酸
カリウム等の酸類及びその塩;塩化第二鉄、塩化アルミ
ニウム、塩化チタン等の金属塩化物;重クロム酸カリウ
ム、過マンガン酸カリウム等の金属酸化物が挙げられる
これら芳香族アミン化合物及び酸化剤の使用量は、黒色
化する重合体微粒子のアニオン性官能基の含量及び所望
の黒色度により変化させ得るが、通常アニオン性官能基
の0.25〜10倍当量の芳香族アミン化合物及び酸化
剤を用いるのが好ましい。
本発明において、アニオン性官能基を含有する重合体微
粒子上において芳香族アミン化合物を重合させるとき使
用する溶媒については特に限定されるものではなく、芳
香族アミン化合物が可溶で重合体微粒子が溶解しない溶
媒を用いればよい、具体的には水、アセトニトリル、ベ
ンゾニトリル、ニトロベンゼン、無水酢酸、ニトロメタ
ン、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン(T
HF) 、ジオキサン、ジメチルホルムアミド(口MF
)等の極性溶媒が挙げられる。
又、重合の際の温度・時間は使用する酸化剤及び溶媒の
種類、所望の黒色度により任意に選択すればよく、通常
0−100°C110分〜2時間の範囲である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、実施例中、部は重量部を示す。
実施例1 スチレン50部、ジビニルベンゼン(純度55%)50
部を用いて懸濁重合を行い得られた粒子について分級し
、平均粒径10m、標準偏差が1.8−である架橋重合
体微粒子を得た。この粒子の比表面積は0.5rrf/
gであった。この重合体微粒子を硫化銀を触媒として硫
酸中にてスルホン化処理を行い、粒子表面上にスルホン
基を導入した(スルホン基の含量は0.25ミリ当!/
gであった)。
次に、このスルホン化重合体微粒子40部を水100部
に分散させた溶液に、アニリン塩酸塩10部を水100
部に溶かした溶液、重クロム酸カリウム12部及び硫酸
10部を加え室温にて1時間撹拌することによりアニリ
ン塩酸塩を酸化重合し、スルホン化重合体微粒子上にア
ニリンブラックを析出させた。得られた微粒子は球状黒
色微粒子であった。
実施例2〜lO1比較例1〜3 表1に示すモノマー組成にて懸濁重合を行い、分級を施
して重合体微粒子を得た。各重合体微粒子の粒径及びそ
の標準偏差、比表面積、アニオン基(スルホン基又はカ
ルボキシル基)の含量を表1に示す。
これらの重合体微粒子を用いて、実施例1と同様にして
黒色微粒子の製造を行った。
得られた黒色微粒子の粒径、 標準偏差、外観 を表1に示す。
実施例11 実施例1においてアニリン塩酸塩10部の代わりにp−
フェニレンジアミン15部を使用した以外は同様の操作
を行い、粒径11.3.w、標準偏差1.50−の黒色
微粒子を得た。
実施例12〜15 実施例1のスルホン化重合体微粒子を用い、表2に示す
種々の芳香族アミン化合物を用いる以外は実施例1と同
様にして黒色微粒子を得た。
得られた黒色微粒子の粒径、標準偏差、外観を表2に示
す。
表    2 実施例16〜17、比較例4〜5 (液晶表示スペーサーへの応用) 第1図に示すような、透明基板l、シール材2、透明電
極3、偏光板4、スペーサー5及び液晶層6からなる液
晶表示装置のスペーサー5として前記の実施例3及び5
で得られた黒色微粒子を用いて、液晶表示装置を製造し
た。尚、液晶物質としてはビフェニル系ネマチック液晶
(メルク社製)を用いた。
得られた液晶表示装置のコントラスト、色むらを評価し
た。結果を表3に示す。
また比較例として、前記黒色微粒子の代わりに、スチレ
ン50部、ジビニルベンゼン50部を使用して懸濁重合
を行い分級を施して得た白色架橋重合体粒子(比較例4
)、及び前記白色架橋重合体粒子を実施例1に従って黒
色ビーズとしたもの(比較例5)を用い、同様に液晶表
示装置を製造し、評価した。
その結果も表3に示す。
表    3 表3から明らかなように、実施例の表示装置においては
いずれの場合もコントラストが良好で干渉のための色む
らも認められず、これらの黒色粒子は液晶表示スペーサ
ーとして好適であることがわかった。
一方、比較例で示した微粒子を用いて表示装置を形成し
たところ、いずれも液晶層が均一でないためコントラス
ト不良、色むら等の問題が生じた。
〔発明の効果〕
上記実施例の結果からも明らかなように、本発明によれ
ばカルボキシル基又はスルホン基等のアニオン性官能基
を含有する重合体微粒子を、芳香族アミン化合物と酸化
剤の溶液中に分散させることにより、該重合体微粒子上
に芳香族アミン化合物の重合物を析出させた黒色重合体
微粒子を効率よく製造することができる。
また本発明によれば、粒径及び粒子形状の均一な黒色重
合体微粒子を得ることができるため、黒色顔料はもとよ
り着色フィラー トナーあるいは液晶用スペーサー等に
有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は液晶表示装置の概略図である。 1:透明基板    2:シール材 3:透明電極    4:偏光板 5ニスペーサ−6:液晶層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アニオン性官能基を0.05ミリ当量/g以上含有
    する重合体微粒子を、芳香族アミン化合物と酸化剤の溶
    液中に分散させ、該重合体微粒子上において該芳香族ア
    ミン化合物を重合させることを特徴とする黒色重合体微
    粒子の製造方法。 2、アニオン性官能基がスルホン基、スルホネート基、
    カルボキシル基もしくはカルボキシレート基から選ばれ
    るものである請求項1記載の黒色重合体微粒子の製造方
    法。 3、芳香族アミン化合物がアニリン又はフェニレンジア
    ミンもしくはそれらの塩である請求項1記載の黒色重合
    体微粒子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5486941A (en) * 1990-09-29 1996-01-23 Sekisui Fine Chemical Co., Ltd. Fine sphere, a spherical spacer for a liquid crystal display element and a liquid display element using the same
JP2000512670A (ja) * 1996-06-14 2000-09-26 キャボット コーポレイション 変性された有色顔料類及びそれらを含むインキジェットインキ類

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5486941A (en) * 1990-09-29 1996-01-23 Sekisui Fine Chemical Co., Ltd. Fine sphere, a spherical spacer for a liquid crystal display element and a liquid display element using the same
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