JPH02213015A - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、遮断能力を向上させたバッファ形ガス遮断器
に関する。

Ｂ３発明の概要 本発明は、遮断の際にバッファ室内の絶縁ガスが固定ア
ーキングコンタクトと可動アーキングコンタクトとの間
に生じたアークに吹きつけられる構成のバッファ杉ガス
遮断器において、駆動ロッドの内部とバッファ室とを連
通さ仕る加圧孔を設け、駆動ロッド内の中空部の連通状
態を開閉する開閉ピストンを設けることにより、遮断動
作の萌期に発生するアークで圧力上昇した絶縁ガスがバ
ッファ室へ移動し、より圧力の大きな絶縁ガスがアーク
に吹きつけられるようにしたものである。

Ｃ１従来の技術 電力用遮断器として、バッファ形ガス遮断器が用いられ
ている。

従来のバッファ形ガス遮断器の構造を第４図に示す。図
のように、バッファ形ガス遮断器は固定ユニットｌと可
動ユニット２とで構成される。固定ユニットＩは、中空
の固定主コンタクト３と、その内部中央に設けた固定ア
ーキングコンタクト４とで構成される。

一方、可動ユニット２は、中空部５をａするとともに先
端部が可動アーキングコンタク］・７となり図中の左右
方向へ駆動される駆動ロッド８と、駆動ロブド８の外側
に嵌め込まれるとともに駆動ロッド８との間にバッファ
室９を形成するバッファシリンダ１０と、可動アーキン
グコンタクｌ−７を覆うようにしてバッファシリンダＩ
Ｏに固首されるととらに先端部に固定アーキングコンタ
クト４を気密に挿通ずるための挿通孔１１を合しかつ可
動アーキングコンタクト７との間に放出路Ｉ２を形成ず
ろ絶縁ノズル１３と、絶縁ノズルＩ３の外側に固着した
可動主コンタクト１４と、中空ロッド（連結部材）１６
を介して図示しない固定部に取り付けられるとともに駆
動ロブド８とバッファシリンダ１０との間に摺動自在に
設けられてバッファ室９に絶縁ガスを吸入したり排出し
たりする吸排手段としてのリング状のピストン１７とで
構成される。コンタクトを主コンタクトとアーキングコ
ンタクトとに分けたのは、適正な使用かできるように機
能分散を図ったしのである。μお、１８はシール材であ
る。谷ユニットはＡ　Ｆ　ａガス等の絶縁ガス中に設け
られ、バッファ形ガス遮断器を構成する。

斯かるバッファ形ガス遮断器においては、駆動ロッド８
が図中の左方へ駆動されて投入する際に、挿通孔１１か
らバッファ室９に絶縁ガスが吸入され、駆動ロッド８が
図中の右方へ駆動されてしや断ケる際にバッファ室９内
の絶縁ガスが第５図に示すように放出路１２から放出さ
れる。絶縁ガスは、固定アーキングコンタクト４と可動
アーキングコンタクト７との間に発生ずるアーク１９に
吹き付けられて消弧し、その後、駆動ロッド８の塙端部
から排出される。駆動ロット８の駆動速度は一般に８〜
ＩＯｍ／ｓである。

Ｄ１発明が解決しようとする課題 ところが、大電流を遮断する場合には、バッファ室の容
積を大きくしたり駆動ロッドの駆動ストロークや駆動速
度を大きくして、絶縁ガスの圧力を大きくしたり放出量
を多くしなければならず、大電流を遮断するには困難が
伴う。

そこで本発明は、斯かる課題を解決したバッファ形ガス
遮断器を提供することを目的とする。

Ｅ１課題を解決するだめの手段 斯かる目的を達成するための本発明の構成は、絶縁ガス
中に固定支持された固定アーキングコンタクトと、基端
部側が絶縁ガス中と連通ずる中空部を有しかつ先端部側
に固定アーキングコンタクトを嵌脱しうる可動アーキン
グコンタクトを有するととしに軸心に沿って駆動される
駆動ロッドと、駆動ロッドに取り付けたバッファシリン
ダ々、バッファシリンダ内に設けられ連結部材を介して
空間に固定されたピストンと、可動アーキングコンタク
トの先端を囲繞して設けることでバッファ室と可動アー
キングコンタクトの先端とをつなぐ放出路を可動アーキ
ングコンタクトとの間に形成しかつ固定アーキングコン
タクトを気密に押通する挿通孔を先端部に形成した絶縁
ノズルとで構成されるバッファ形ガス遮断器において、 中空部の先端部側を大径部にして基端部側を小径部にす
るとと乙に、バッファ室と中空部とを連通させる加圧孔
を設け、小径部の内周面に摺接する開閉ピストンを連結
軸を介して空間に固定したことを特徴とする １０作用 遮断動作の面期には開閉ピストンが駆動ロッド内の小径
部ｊこ位置して中空部を閉塞するので、アークで高圧化
した絶縁ガスが圧力孔からバッファ室へ入り込み、バッ
ファ室の圧力を上げる。

遮断動作の中期以後になると、開閉ピストンが大径部へ
移動して中空部が開放されるとともにバッファ室のピス
トンか加圧孔を閉じ、加圧されたバッファ室内の絶縁ガ
スはアークに吹きつけられ加圧面のバッファ室の圧力が
従来よりも大きいので、従来よりら高圧の絶縁ガスがア
ークに吹きつけられることになり、消弧能力が高い。

Ｇ、実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に堰づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のバッファ形ガス遮断器の
−・部を改良したらのなので、従来と同一部分には同一
符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明ケる
。

（ａ）実施例の構成 本発明によるバッファ形ガス遮断器の構成を、第１図〜
第３図に基づいて説明する。

図に示すように、駆動ロッド８の内部の先端部側には内
径寸法の大きな大径部２５が形成され、基端部側には小
径部２６が形成される。そして、大径部２５と小径部２
６とがゆるやかな傾斜のテーバ部２７でつながれる。

駆動ロッド８の内部には、小径部２６の内径寸法よりも
外径寸法が小さい支持軸２８が、その基端部を駆動ロッ
ド８に固定して設けられる。駆動ロッド８の中空部５は
、その基端部が可動ユニット２の外部の絶縁ガス中と連
通しており、中空部５を開閉するための開閉ピストン２
９が摺動自在に支持軸２８に挿通される。この開閉ピス
トン２９は小径部２６を摺動しうる外径寸法を有し、外
周囲と内周面にはシール材１８が設けられる。開閉ピス
トン２９は、支持軸２８に挿通された連結軸としての中
空ロッド３０を介して図示しない固定部に固定される。

大径部２５の位置には、駆動ロプド８の内部とバッファ
室９とを連通させる圧力孔３１が形成される。この圧力
孔３Ｉは円周方向に沿って複数設けられる。

前記の大径部２５と小径ｆｆ１２６との境界と圧力孔３
１は、駆動ロッド８の軸心に沿う方向での所定の位置に
設定される。この所定の位置は、バッファ形ガス遮断器
の仕様に応じて決定される。

（ｂ）実施例の作用 次に、バッファ形ガス遮断器の作用を第１図〜第３図に
基づいて説明する。

駆動ロッド８が図中の右方へ駆動されると、第２図に示
すように遮断開始の前期に固定アーキングコンタクト４
と可動アーキングコンタクト７との間にアーク１９ガ生
じ、可動アーキングコンタクト７の周囲の温度が」１昇
して絶縁ガスが高圧化する。このとき、ピストン２９は
小径部２６に位置するために中空部５は閉塞されており
、高圧化した絶縁ガスの一部は挿通孔１１から一部放出
される６のの、はとんどは放出路１２及び圧力孔３１を
介してバッファ室９へはいり込み、バッファ室９内の圧
力が上昇する。

駆動ロッド８が更に右方へ移動して第３図のように遮断
動作の後期になると、ピストン１７及び開閉ピストン２
９が固定されていることから、開閉ピストン２９が大径
部２５に位置して中空部５が開放されるととらに圧力孔
３１が閉塞され、バッファ室９内の絶縁ガスが放出路１
２からアーク１９に吹きつけられる。絶縁ガスは、その
後挿通孔１１から放出されるだけでなく、中空部５から
駆動ロッド８の基端部を介して可動ユニット２外へ放出
される。ピストン１７によって圧縮される前の絶縁ガス
の圧力が従来よりも大きいので、アーク１９に吹きつけ
られるときの絶縁ガスの圧力は従来よりも大きく、短い
アーク時間で遮断できる。

Ｉ（、発明の効果 以上の説明かられかるように、本発明によるバッファ形
ガス遮断器によれば以下の効果がある。

駆動ロッドの内部とバッファ室とを連通させる圧力孔を
駆動ロッドに設け、遮断動作の前期にのみ駆動ロッドの
中空部を塞ぐ開閉ピストンを設けたので、遮断動作の前
期にアークによって加熱されて圧力上昇した絶線ガスは
圧力孔を介してバッファ室へはいり、その後にアークに
吹きつけられる。従って、バッファ室からアークに吹き
つけられる絶縁ガスの圧力が従来より乙大きく、短いア
ーク時間で電流が遮断できる。

このことは、換言すれば、大きなガス圧を得るためのバ
ッファ室の容積の増大、駆動ロッドのストロークの拡大
、駆動速度の増大を行わずに実効できることとなり、バ
ッファ杉ガス遮断器の小］Ｆ５化が図れることにもなる
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明によるバッファ形ガス遮断器の
実施例に係り、第１図はバッファ形ガス遮断器の閉極時
の断面図、第２図はバッファ形ガス遮断器の遮断動作前
期の断面図、第３図はバッファ杉ガス遮断器の遮断動作
後期の断面図、第４図〜第５図は従来のバッファ形ガス
遮断器に係り、第４図はバッファ形ガス遮断器の閉極時
の断面図、第５図はバッファ杉ガス遮断器の遮断動作中
の断面図である。 ４・・・固定アーキングコンタクト、５・・・中空部、
７・・可動アーキングコンタクト、８・・・駆動ロッド
、９・・バッファ室、１０・・・バッファシリンダ、ｌ
ｌ・・挿通孔、１２・・・放出路、Ｉ３・・・絶縁ノズ
ル、１６・・・中空ロッド、ｔ７・・・ピストン、２５
・・・大径部、２６・・・小径部、２９・・・開閉ピス
トン、３０・・・中空ロッド、３１・・・圧力孔。 外２名 第１図 バッファ形遮断器の閉極時の断面図（本発明）第４図 バッファ形遮断器の閉極時の断面１１（従来）第５図 バッファ形遮断器の遮断動作中の断面図（従来）第２図 バッファ形遮断器の遮断動作前期の断面図く本発明）第
３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁ガス中に固定支持された固定アーキングコン
   タクトと、基端部側が絶縁ガス中と連通する中空部を有
   しかつ先端部側に固定アーキングコンタクトを嵌脱しう
   る可動アーキングコンタクトを有するとともに軸心に沿
   って駆動される駆動ロッドと、駆動ロッドに取り付けた
   バッファシリンダと、バッファシリンダ内に設けられ連
   結部材を介して空間に固定されたピストンと、可動アー
   キングコンタクトの先端を囲繞して設けることでバッフ
   ァ室と可動アーキングコンタクトの先端とをつなぐ放出
   路を可動アーキングコンタクトとの間に形成しかつ固定
   アーキングコンタクトを気密に挿通する挿通孔を先端部
   に形成した絶縁ノズルとで構成されるバッファ形ガス遮
   断器において、中空部の先端部側を大径部にして基端部
   側を小径部にするとともに、バッファ室と中空部とを連
   通させる加圧孔を設け、小径部の内周面に摺接する開閉
   ピストンを連結軸を介して空間に固定したことを特徴と
   するバッファ形ガス遮断器。