JPH02212759A - 酸素吸蔵物質含有保護層を備えた空燃比制御用酸素センサ及びその製法 - Google Patents

酸素吸蔵物質含有保護層を備えた空燃比制御用酸素センサ及びその製法

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JPH02212759A
JPH02212759A JP1032605A JP3260589A JPH02212759A JP H02212759 A JPH02212759 A JP H02212759A JP 1032605 A JP1032605 A JP 1032605A JP 3260589 A JP3260589 A JP 3260589A JP H02212759 A JPH02212759 A JP H02212759A
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oxygen
fuel ratio
exhaust gas
layer
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JP1032605A
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Inventor
Hiroyuki Ishiguro
石黒 宏之
Masahiko Yamada
雅彦 山田
Kazuo Taguchi
一夫 田口
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車等の排気ガス浄化システムの三元触媒と
組合せて利用される空燃比制御用酸素センサに関する。
[従来技術及び課題] 自動車等の排ガス規制がますます強化され。
数多くの酸素センサが開発されている。こうした状況下
、酸素吸蔵・放出作用を示す酸化セリウム等と触媒とを
併用してなる層を備えた酸素センサも提案されている(
特開昭61−79155.同62−245148)。
しかし、空燃比制御用酸素センサはその実際の使用時に
はSi、Ca、P、C等の被毒物質を含有する排ガスに
さらされる。そのため、上記提案に係る酸素センサはい
ずれも、その使用により酸化セリウム等と被毒物質とが
化合物を生成し、酸素吸蔵・放出作用を阻害する事態を
生ずる。特に、長期の使用においては上記化合物がかな
り生成してしまい、酸化セリウム等の含有層そのものが
センサ素子から剥離し一〇しまう事態を生じた。又、L
記提案に係る酸素センサはいずれも酸化セリウム等と触
媒とを;11合してコートし、てなるので両成分が共に
単一層に存在する。そ(−1(ため。
触媒成分の強い影響を受けて酸化セリウム等による酸素
の吸蔵・放出作用が過度に高められ、センサとしての制
御周波数を減じ、排気ガス浄化システムのく元触媒のウ
ィンドから外れてしまうIfかある。
[課題の解決1段・作用・効果] そこで1本発明の空燃比制御用酸素センサはセニサ素子
の排気ガスにさらされる側に、耐熱性金属酸化物からな
る第1.第2保護層を備え(第イ“?−護層が電極に辷
り近接し−C位置する)。
第1保護層が酸素吸蔵物質を含有し、ていることを特徴
とする。
この酸素センサによれば、耐熱性金属酸化物からなる第
1.第2保護層を備え、電極により近接して位置する第
1保護層に酸素吸蔵物質(以下rO8cJという)か金
白″している。そのため第2保護層の存n:によって、
第1保護層のO5Cは排ガス中に含まれるSi、Ca、
P、C等によって被毒することなく、その酸素吸蔵・放
出作用を長期間安定に発揮できる。即ち、第1保護層に
含有されたO20は7理論値よりリッチA/F時におい
ては酸素吸着能力が殆んどなく、リーンA/F時に酸素
吸着能力か高くなるものである(第13図)。そのため
、加速時等の急激な空気量増加時(リーンA /’ F
時)に−旦酸素を吸蔵し。
セ〉・ザ素子には実際の排ガスより少ない酸素を有した
v1ガスか達し、結果とL′CセンMによるリン信号の
出力時期を遅らせる。又、エンジンか加速を終了して定
常運転に戻った時には、第1保護層は単なる保護層−し
て第1保護層と共に(If定)電極を保護してλポイン
トズレ及び出力低下するのを防止する。
従、って、排ガス中の81等によるO20の被j1工が
第2保護層によって防II−さ4]、耐久後においても
急激な空気量増加によるλポイントズレ(いわゆるリッ
チエクスカーション)をO20によって極力防止し、も
って初期・耐久後における加速時・定常運転時において
正確な空燃比制御を達成できる。
本発明の酸素センサにおいて、第1保護層は保護層のう
ち電極に近接して位置し、かつO20を担持するもので
あり、1α接的に排ガスから測定電極を保護すると共に
、急激な空気量増加によるλポイントズ1ノを防1]−
する。第1保護層は耐熱性金属酸化物例えばアルミナ、
スピネル及びマグネシア、ベリリア、ジルコニア等又は
これらの混合物で構成するとよく、特にMg0−Al2
O2等のスピネルを主体とするものが好ましい。その気
孔率は5〜20%、好ましくは7〜20%、その厚みは
30〜200uM、好ましくは50〜170gmにする
とよい。排ガス通過性に支障を生ずることなく、測定電
極を確実に保護できる。
第1保護層に含有されるO20としては、非化学量論的
化合物例えば希土類元素の酸化物か挙げられる。特に酸
化セリウム、酸化バナジウムか好ましい。酸素の吸蔵・
放出作用が強く、これと同笠な作用を他の物質で得るに
はその量を多くしたり、厚くする必要があり、従って目
詰りし易くなる。
O20は第1保護層を構成する耐熱性金属酸化物に対し
て02〜30wt% (O5Cの金属元素換算)存在さ
れる。0.2ytX未満では特に過渡応答時等で多量の
余剰酸素を吸蔵できない。一方、30wt%を超えると
定常状態でも吸蔵・放出作用が大きすぎて応答周波数特
性がゆるやかになりすぎてしまう。但し、後述のように
第1保護層としてのO8C含有層の耐久性を向−1ニさ
せるために第1保護層本体形成後にO20の金属塩溶液
に浸漬させる場合には、その保護層の目詰りを防ぐため
に0.2〜8v↑%、好ましくは0.8〜3v11%に
するとよい。下限未満ではO20の効果が若モ悪くなる
。尚、OSC含有量は、第1保護層を設ける前、後の重
量差[X’lと、OSC含有後の重量増分[Y]から次
式の如く求めた。
X×而槓比 (ここで、A、:OSCの金属元素の原子量。
M:OSCの分子量4面積比:OSCの金属塩溶液に浸
漬又はOSCのスラリーを塗布した部分の面積/第1保
護層の全表面積) OSCは第1保護層の全表面積の1/2以」二に含有さ
せるとよい。1/2未満ではO8C存在部以外を通過し
て測定電極に達する排気ガスが多くなり、その部分での
出力変動が支配的になる。好ましくは7710以上であ
る。
第2保護層については、第1保護層と同様な耐熱性金属
酸化物例えばスピネル、アルミナ等の化学量論的化合物
の他、非化学量論的化合物例えばTiO(x=0.02
〜0.3)、NiO等で構成−x してもよい。OSCを高分散状態で担持してその酸素吸
蔵作用を効率良く発揮でき、しかも耐熱性に優れる。化
学量論的化合物と非化学量論的化合物とを併用してなる
ものでもよい。第2保護層の気孔率(開気孔)は第1保
護層のそれよりも 1.5倍以」二人1例えば30〜5
0%にするとよい。酸素吸蔵作用を有効に発揮しつつ、
排ガス通過性及びセンサ応答性の劣化を防止できる。又
、同様な見地で、第2保護層の厚みを第1保護層のそれ
より薄く1例えば10〜50μm、好ましくは20〜3
5μlにするとよい。
本発明の酸素センサは、更に1例えば次のような構成を
許容する。
(a、)第2保護層には貴金属を担持させてもよい。
貴金属は排ガス中の未燃成分を平衡状態にする。
そのため、未燃成分によるλのリーン側へのズレを極力
防止できる。貴金属として′例えばptを主体(80w
t%以上)とすれば、未燃成分のうちCo、HCの酸化
反応を促進できる。又、Rh。
Pdを主体とすれば、未燃成分のうちNo  の還光反
応を促進できる。その担持量は、第2保護層を構成する
耐熱性金属酸化物に対して0.01〜5νt%の範囲に
するとよい。0.01wt%未満では効果がなく、5w
t%を越えると目詰りを生ずるおそれがある。但し、濃
い(リッチ)排ガスに晒される条件下では約1 wt%
であることが好ましい。3wt%を越えると、多量に存
在する未燃成分が資金属触媒に吸着又は反応して保護層
にキレが発生するおそれがある。尚、第1保護層にOS
Cと共に貴金属を担持させるのは好ましくない。既述の
通り、貴金属の強い影響を受けてOSCの酸素吸蔵・放
出作用が過度に高められ、センサとしての制御周波数が
低下し、排気ガス浄化システムの三元触媒のウィンドか
ら外れてしまう事があるからである。
(b)センサ素子近傍にヒータを備えてもよい。低温時
においても、OSCによる酸素吸蔵・放出作用を安定に
発揮できる。
(c)素子本体と第1保護層との間、又第1保護層と第
2保護層との間に複数の球状突起部を介在させてもよい
。保護層のハクリを防止して、耐久性を高め得る。
(d) m 2保護層にIIa族成分成分Ca、Mgの
非酸化物例えばCaC0、CaC,p  、Mg(NO
3)2を含有させてもよい。オイル中のStによる被毒
をより一層確実に防止できる。
次に2本発明の空燃比制御用酸素センサの製造方法は、
センサ素子の排気ガスにさらされる側の処理について。
耐熱性金属酸化物を被着させた後、酸素吸蔵物質の金属
塩溶液に浸漬させて第1保護層を形成させる工程。
耐熱性金属酸化物を被着させて第2保護層を形成させる
工程。
を含むことを特徴とする。
この製法によれば、前述の酸素センサ、即ち排ガス中に
含まれるSi等によって被毒することなく、OSCの作
用を長期間安定に発揮できる酸素センサを量産性良く製
造できる。
第1保護層の形成としては、その材料の溶液又は粉末を
刷毛塗布、浸漬、噴霧等の後焼成する等種々の方法が挙
げられるが、溶射、特にプラズマ溶射が好ましい。溶射
粉末同志の固着強度が強く、その条件を適宜変更するこ
とにより、任意の気孔率、気孔径とすることができる。
また、素子本体材料(例えばZ r O2固体重解質、
Tie、Coo″1−導体なと)からなる生シートに貴
金属ペーストにて電極を印刷後。
Aで203等の第1保護層祠料を更に印刷し5.これら
を同時焼成してもよい。
第1保護層への触媒担持は、少なくとも第1保護層をO
SCの金属塩溶液に浸漬させた後。
乾燥、焼成するとよい。保護層をセンサ素子上に強固に
付着形成させた後、その第1保護層(多孔質)内にOS
Cの金属塩溶液を含浸させることにより、OSCを高分
散担持てきると共に、使用時における飛散を防止できる
。従って、OSCの前記作用を長期間安定に持続できる
OSCの金属塩としては、硝酸塩、酢酸塩が挙げられる
。Ce塩の場合1例えば硝酸セリウムにするとよい。p
++は5以下にするとよい。OSCの金属塩溶液が第1
保護層内に深く入り込みOSCの付着強度を強くできる
上、非常に分散性が高0゜より好ましくはpH3以下と
すると良い。第1保護層内に入り込み易い為、この第1
保護層内の排ガスの流通路に確実にCeを分散できる。
浸漬は30fl1mi1g以下、好ましくは200ml
lll1g以下の真空ないし、は減圧下又は加圧下で行
なうとよい。金属塩のiiJ溶性を高め3かつ第1保護
層内に深く効率良く高分散させることができる。300
mm11gを越えると、浸漬処理時間又は回収を多く必
要とし、保護層内部よりもむしろ表面部に多く 4Nl
 h L 、保護層力叫]詰りするおそれがある。浸漬
は室温以上より好ましくは20°C以」二で行なうとよ
い。
浸漬処理にあたり、予め第1保護層は溶射等によって形
成され一部いる。しかも1第1保護層は多孔質(連通孔
)に形成されており、この後に浸漬処理がなされるので
、この多孔質の一部に08C(金属塩)を強固にかつ高
分散担持できる。従って、耐久後においてもOSCが消
失することなく作用を極めて効率良く発揮できる。又、
第1保護層の浸漬はセンザ検知部を下方へ位置させて行
なうが、この場合第1保護層のうち下端より95%の部
位までを浸漬させるようにするとよい。95?6を超え
ると導通部分となるべき素子鍔部にOSCの金属塩溶液
が付着してその使用時における導通性を阻害するおそれ
がある。
又、含浸により担持されるosciは、耐熱性金属酸化
物に対して0.2〜8wt% coscの金属元素換算
)が良い。より好まし5くは08〜3vt%がよい。」
−限は保護層の11詰まりを防ぎ7 又センサ使用時の
保護層のギレを防ぐためである。下限未満ではOSCの
効果が若干悪くなる。
浸漬処理によるO8C金属塩溶液の含浸後300℃〜8
50℃の温度にて酸化雰囲気中にて熱処理するとよい。
O8C金属塩を熱分解させると共に水分を揮発させOS
Cに変更できる。300°C未満ではかかる作用が不充
分あり、一方850℃を越えると電極等に02が吸着し
たりする事もある他、OSCに一時的に酸素の吸蔵が多
くなり使用時にこの酸素の放出が困難になるおそれがあ
る。好ましくは800℃以下である。又、還元雰囲気中
にてこの熱処理を行なうと1例えば硝酸塩の場合毒性の
NOが発生するので、取扱いが煩雑となる。
第2保設層の形成は第1保護層の形成と同様に行なうと
よい。例えばスピネル(MgO。
A、 p 203 )をプラズマ溶射したり、又A 、
i!203、TiO2の微細粉末を刷毛塗布(7た後焼
成する等によって行なうとよい。特に、この微細粉末の
粒径はl )m以下、より好ましくは0.5μm以下に
するとよい。これによって形成される第2保護層本体が
微細開気孔となり、使用時において排ガスが進入してき
た際、被毒成分としてのSi、C等をこの第2保護層に
おいて確実に捕捉できる。
又、第2保護層へ貴金属を担持する場合。
保護層本体材料及び貴金属成分を配合してなるスラリー
で第1保護層を被覆し、その後焼成することによって行
なってもよい。保護層本体の形成と触媒の担持とを同時
に行なうことによって、より強固に触媒を担持させ、使
用時における飛散を防止して長期安定に触媒を発揮させ
得る。又、スラリーとすることによって、形成時に結合
剤等が飛散し、所望の気孔率及び気孔径を容易に得るこ
とができる。スラリーは通常の如く結合剤、溶剤等を配
合して得られる。被覆方法としては刷毛塗布、浸漬、噴
霧等いずれであってもよい。又。
保護層材料と担持触媒との配合は、保護層材料粉末に貴
金属塩溶液を含浸させることにより行なうとよい。均質
に配合させ得る。保護層材料としては、金属酸化物の他
、熱分解によって金属酸化物を形成し得る化合物例えば
水酸化物又は塩などであってもよい。その粉末粒径は2
μm以下にするとよい。焼結性が向上し固着強度が高め
られ、従って使用時において第2保護層が剥離し難くな
る。
好ましくは0.3〜1,5μmである。熱処理温度は酸
化性雰囲気中で600〜900℃で行なうとよい。
又、第2保護層へ貴金属担持する場合、第2保護層本体
を第1保護層に被着形成した後、少なくともこの第2保
護層本体を貴金属塩溶液中にて浸漬処理し、その乾燥後
、焼成して行なってもよい。その溶液の濃度は触媒が充
分に分散し、含浸的に目詰りを起こさないようにする見
地で決定するとよい。例えば、触媒が、Ptの場合、P
tが充分分散した溶液としては、HPtCj!6溶液が
あり、そのpt濃度を0.01〜5g/Aにするとよい
。pt濃度が0.01g、/j!未満では触媒作用が不
充分となり、5g/Aを越えると第1保護層の孔が目詰
りし、センサ応答性が悪くなる。浸漬処理は減圧又は加
圧しながら行なうとよい。貴金属含有塩溶液が第2保護
層の奥深くまで浸漬し。
従って貴金属触媒を第2保護層内に均一に分散できる。
焼成温度は400〜700℃にするとよい。
本発明は1種々のタイプの空燃比制御用酸素センサ、即
ち理論空燃比制御、稀薄空燃比制御、全域空燃比制御(
ポンプ素子を併設したもの);固体電解質型(ZrO)
、半導体型(TiO2゜Co0)等の酸素センサとして
広く適用できる。
〔実施例〕
以下の工程により第1〜2図に示すようなU字管型酸素
センサ(試料N011〜5.比較試料工。
■)を得た。尚、各試料についての具体的組成等を第1
表に示す。
実施例A 工程1: 純度99%以上のZrOに純度99.9%のY203を
511io1%添加し、混合した後、 1300°Cで
2時間仮焼する。
工程2: 水を加えボールミル中にて湿式にて粒子の80%が2.
5μm以下の粒径になるまで粉砕する。
工程3: 水溶性バインダを添加し、スプレードライにて平均粒径
70μIの球状の造粒粒子を得る。
工程4: 工程3にて得た粉末をラバープレスし所望の管状(U字
管状)に成形し乾燥後、砥石にて所定の形状に研削する
工程5: 外面」二に、工程3で得た造粒粒子に水溶性バインダ繊
維素グリコール酸ナトリウム及び溶剤を添加した泥漿を
付着させる。
工程6: 乾燥後、 1500℃X2Hrsにて焼成する。検出部
に対応する部分について、軸方向長25n+m、外径約
5順φ、内径約311IIIφとした。
工程7: 無電解メツキにより、外面にpt測定電極層を厚さ 0
.9μmに析着させ、その後1000℃で焼付する。
工程8: M g O−A j220 g  (スピネル)の粉末
にてプラズマ溶射して厚さ約150μmの保護層を形成
する。
工程9: 工程7と同様にして、内面にpt基準電極層を形成した
工程10: 硝酸セリウムを硝酸水溶液中に溶かし、スピネル第1保
護層本体に対して2vt%付着されるように、その濃度
を調整した。
工程11: 工程10で得た溶液中に、工程1〜9で得た素子の保護
層を第8図に示すように浸漬し、100mmHg減圧下
で約10分放置して、第1保護層中に硝酸セリウムを含
浸させた。その後、約700°C大気中にて焼成し5て
、第1保護層に酸化セリウムを担持させた。
工程12: 平均f台径0.5gm、純度999oのAf!203扮
末(試料NO,l、2)又は平均粒径0.3/l[1,
純度99%のTlO2粉末(試1i4No、3.4)に
イ」機へインクを夫々15.20wt%添加シ1.ブチ
ル勺ルビトールにてペーストとした。
工程13: 工程12て得たベースト中に第1保護層1−を浸してペ
ースト塗布し、600°C犬気中にて処理した(第2保
護層)。試料No、 5については、プラスマ溶射によ
ってスピネル層を再度形成し5た(第2保護層)。
」1程14: 素子1をハウジング7内に挿入した後、加締用リング8
及び滑石等の充填利9を挿填して素子Bをハウジング7
内に固定する。
工程15: 電極部2.3に端子を介してり−1・を接続する。
工程16; 素子B先端部を覆って保護管10を配置しハウジング7
先繍と保護管10後端とを溶接する。
工程17 外筒を彼せて酸素センサを得る。
実施例B 以1この工程により第3 (a)図1第4図に示すよう
な板状型酸素センサ(試料No、6.7.比較試料■)
を得た。
工程I Z r02+Y2O35モAy %を主成分とするシー
トを厚み Q、11m1tこドクターブレー ド1犬(
こて成形した。
」1程 2 ニ スクリーン印刷法によりptを主成分とし。
6機バインダと溶剤を加えたベース]・にて電極を20
u1M厚両面に印刷した。
工程3: 該電極を被覆する様にAf!203を主成分とし、有機
バインダと溶剤とを加え更に多孔質にする為デンプン等
を少量加えたペーストにて厚み30μmコーティングし
た(第1保護層としての多孔質A 、e 2 Oa層の
形成)。
】1程 4s 工程1と同様の組成、厚ろを自するシート−トにA、i
、03を主成分とし有機・(インクと溶剤とをIJII
えたペーストを厚み30μmに両面にコテインクLまた
工程5゜ 上杵2と同様のペーストにて20μmヒ〜タパター ン
を印刷した。
工程6: 更に工程4と同様にAI!203コーティングした(た
だしヒータパターン十の面のみ)。
工程7: 王稈1と同様の組成、厚みを角゛するシートをコの字状
に切断し2てスベーーJJ用シートとする。
第9図に示す如く、このスペーサ用シー 1・をJ〜程
1〜3で得た電極の印刷されたグリ−〉シー1・とI程
4〜6で得たヒータパターンを内在する対向部用グリー
ンシートとの間に配置させ。
熱圧着し、た。
]1稈 8 400℃で24tlrs樹脂抜きした後1500℃×4
Hr sの焼成を行なった。
一■二稈 9 実施例Aの工程10と同様な硝酸セリウム溶dkに浸し
1実施例Aの工程11と同様にして硝酸セリウムを含浸
させ、酸化セリウムを担持させた。
工程10(第2保護層の被着) 実施例への工程13と同様に、溶射によって20μmの
スピネル層を形成【7、た(試料Nα6)。又実施例A
の一18程と同様にしてペースト塗布によってT 10
2層を形成した(試料No、 7 )。
工程11: こうしてiすられた素子の両側に、第10図に示すよう
に、一対の支持体をガラスシールによって取付けた。
工程12(センサへの組付); 実施例Aの工程12〜15と同じ。
実施例C 以下の工程により第5〜6図に示すような半導体型酸素
センサ(試料No、8.9.比較試料■)を得た。
工程1: 純度99%以上のAf!20390%とMgO。
Cab、5in2を3.2,5wt%混合し有機バイン
ダと溶剤を加え、ドクターブレード法により 0.8m
mのグリーンシートを作った。
工程2ニ グリーンシートの片面にptペーストにより第5図に示
す電極及びヒータパターンをスクリーン印刷した(厚み
30μm)。
工程3: 厚み250μlのグリーンシートを工程1と同様にして
得、電極部に穴をあけ、第6図の如く積層した。
工程4: 樹脂抜き焼成(1,500℃X2Hrs)した。
工程5: 純度99.9%からなるTiOをH2PtCp 液に清
しく T 102にPtが1 mo1%になる様にした
)、煮沸しながら乾燥した。
工程6: 200℃にて24 Hr s乾燥後1.000℃の非酸
化性雰囲気にてptルツボ内にて熱処理した。
工程7: ptブラック粉末を加え、T iO2に対し5mo1%
になる様に調合し、有機バインダと溶剤を加え、ペース
トとした。
工程8: 工程5〜7で得たペーストを工程1〜4で得た積層体の
穴部に注入し、厚み 200μlの層を得、800℃の
還元雰囲気にて熱処理した。
工程9: Mg0−A犯203をプラズマスプレーにて50μm積
層した(第1保護層)後、実施例Aの工程10と同様に
して調整された硝酸セリウム溶液中に潰し、真空度50
〜100+nnm1(下で含浸させた。その後、約70
0℃大気中にて焼成して、第1保護層に酸化セリウムを
担持させた。
工程lO: Aβ O−MgO等のスピネルをプラズマ溶射して厚み
10〜30μlのスピネル層を形成した(第2保護層)
工程11(センサへの組付): 実施例Aの工程12〜15と同じ。
比較例 比較試料No、 I〜■はZ r O2固体電解質型酸
素センサであって、試料No、I、nはU字管型、試料
klIrは板状型のもの、又比較試料■はT r O2
半導体型酸素センサである。
比較試料I: 特開昭131−79155の開示実施例とほぼ同様にし
て製造した酸素センサであって、スピネル第1保護層を
形成した後、Ce塩溶液の浸漬によらず、 Aj:  
0 70vt%とCe O280Vt%との混合粉末ス
ラリの塗布によって実質上第2保護層にCe O2を存
在させたもの。
比較試料■: スピネルγ0νt%とCe O230vt%との混合粉
末スラリを塗布して第1保護層を形成しく厚み50μl
)、その後溶射によってスピネル第2保護層を形成した
もの(厚み30μm)。
比較試料■: Al2 0 70vt%とCe O230vt%との混
合粉末をペースト印刷して同時焼成し、第1保護層のみ
を形成したもの(厚み50μm)。
比較試料■: 溶射によってスピネル層を形成しく厚み50μm)、そ
の後硝酸セリウム溶液に浸漬して担持させたもの(但し
、第2保護層を備えていないもの)。
第1〜10図において、Aは酸素センサ、Bは酸素セン
サ素子、Cは一対の電極を有するポンプ素子、1は素子
本体(酸素イオン伝導性固体電解質体又は半導体)、2
は基準電極、3は測定電極4は第1保護層、4aはO5
C,5は第2保護層、6はヒータ、7はハウジング、S
はυ11締用リング、9は充填材、10は保護管を夫々
表わす。
[試験] こうして得られた各試料に一ついて、−F記のような試
験を行った。
(へ)実車を使い、酸素センサの正規取付位置からSi
含有オイル、又は(Ca十P)a有オイルを5 cc/
 Ilrの割合で約30分注入しなから、 3000r
pmにてエンジンを作動させた。又オイル注入位置の後
方30C+nの排気管の所に各試料を取付けた。
その後、第12図に示すようにλ−0,98から 1.
1に切替えてリーン側へ移動させ、その時のセンサの出
力状況を調べた。判定は次の通り。
殆んど出力変化無 0 100W程度変化  △ 200 mV以」1変化  × @ 各試料を実車にてアイドル(20分)と 850℃
以L(30分:+A/F]、2のサイクルで 200時
間耐久を行った。
その後 試験G)と同様にλ値を切替えてセンサの出力
状況を調べた。
その結果を下記表に示す。
(以下余白) 表 1)スピネル: MgO・Aで203 2)試験■においてrsiJとはSi含有オイルを注入
しながら行ったもの、又r Ca  P 、、1とはC
a、P含有オイルを注入し2ながら行ったものを夫々示
す。
試験(りにおいて、比較試料No、I、III、IVは
A/Fが略理論値(λ= 0.98)から−時的にリン
側(λ−1,1)に移行した場合、A、/Fが略理論値
(λ= 0.98)に復帰しても、応答遅れによりA、
 / F曲線についてリッチ側へ大きく逸脱する減少(
リッチエクスカーション)を生ずる。これに対して、実
施例試料N021〜9及び比較試料■はO20の存在に
よって空気量増加時に一旦酸素を貯蔵させることにより
2 リーン信号を出力する時期を遅らせ、結果としてリ
ーン信号を出力している期間を短縮する。従って、上記
リッチエクスカーション現象を生ずることなく、空気増
量終了後にA/Fは速やかに理論値近傍に復帰する。
試験@において、比較試料No、I[、mはともに第1
保護層又は保護層(第1保護層のみからなるもの)から
ハクリした。そのため、耐久試験後においてリッチエク
スカーションを生ずることとなった。又、比較試料No
、 Iは、第2保護層の一部がハクリし、比較状IE4
 No、 IVについても保護層(スピネル第1保護層
のみからなるもの)に一部キレを生じた。これに対して
、試料N091〜9についてはこのようなハクリ又はキ
レが全く見られず、第1゜第2保護層は素子本体に安定
に固定して素子本体及び電極を保護する。そのため、苛
酷な作動サイクル状況下の耐久性に極めて優れており、
かかる条件下で長期間使用されてもリッチェクスカジョ
ン現象を生じない(但し、試料No、 3については若
干その現象が認められた)。
従って、実施例試料No、 1〜9.特にNo、1.2
゜4〜9はSi、Ca、Pによって被毒することなく、
かつ苛酷な作動サイクル状況下においてもハクリ等を生
ずることなく、加速時の急峻な空気増量時において、C
eO2の酸素吸蔵・放出を安定に発揮できる。かくて、
排気浄化システムの三元触媒のウィンドから外れること
なく、有害物質の浄化特性を高く維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るU字型酸素センサの一例を示す半
断面図。 第2図は第1図の■拡大断面の模式図。 第3図は本発明に係る板状型酸素センサの一例を示す斜
視図。 第4図は第3図の一部拡大断面図。 第5図は本発明に係る半導体型酸素センサの一例を示す
平面図(但し保護層は省略)。 第6図はその断面図。 第7図は本発明に係る全域空燃比制御用酸素センサ(ポ
ンプ素子を併設したもの)の−例を示す断面図。 第8図は実施例Aの工程11又は実施例Bの工程9を説
明するための断面図。 第9図は実施例Bの工程7を説明するための分解斜視図
。 第10図は同じく工程11を説明するための断面図 第11図はO20による酸素吸蔵量とλとの関係を示し
たグラフ、そして 第12図は試験の@(特に試験■)の結果を示すグラフ
であって1時間とセンサ出力との関係を示したもの。 を夫々表わす。 A・・・酸素センサ   B・・・酸素センサ素子1・
・・素子本体    3・・・測定電極4・・・第1保
護層 4a・・・酸素吸蔵物質(O3C) 5・・・第2保護層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)センサ素子の排気ガスにさらされる側に、耐熱性
    金属酸化物からなる第1、第2保護層を備え(第1保護
    層が電極により近接して位置する)、第1保護層が酸素
    吸蔵物質を含有していることを特徴とする空燃比制御用
    酸素センサ。
  2. (2)センサ素子の排気ガスにさらされる側の処理につ
    いて、 耐熱性金属酸化物を被着させた後、酸素吸蔵物質の金属
    塩溶液に浸漬させて第1保護層を形成させる工程、 耐熱性金属酸化物を被着させて第2保護層を形成させる
    工程、 を含むことを特徴とする空燃比制御用酸素センサの製造
    方法。
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US07/840,829 US5326597A (en) 1989-02-14 1992-02-25 Method of producing oxygen sensor for air-fuel ratio control having a protective layer including oxygen storage material

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