JPH02212649A - 巻掛伝動装置 - Google Patents

巻掛伝動装置

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Publication number
JPH02212649A
JPH02212649A JP3319889A JP3319889A JPH02212649A JP H02212649 A JPH02212649 A JP H02212649A JP 3319889 A JP3319889 A JP 3319889A JP 3319889 A JP3319889 A JP 3319889A JP H02212649 A JPH02212649 A JP H02212649A
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JP
Japan
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pulley
belt
around
run
cylinder block
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Pending
Application number
JP3319889A
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English (en)
Inventor
Toshiya Sonoda
園田 俊也
Hiroshi Horiuchi
大資 堀内
Masami Hiraoka
平岡 昌巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02212649A publication Critical patent/JPH02212649A/ja
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、無端状コグベルトが懸回される円盤状巻掛部
をそれぞれ有する複数のプーリが支持体に回転自在に支
承され、それらのプーリのいくつかには、支持体とは反
対側のコグベルト外側面に対向する外側規制鍔が巻掛部
外端から半径方向外方に張出して設けられ、残余のプー
リには、支持体側のコグベルト内側面に対向する内側規
制鍔が巻掛部内端から半径方向外方に張出して設けられ
る巻掛伝動装置に関する。
(2)従来の技術 無端状コグベルトの各プーリからの脱落を防止するため
に、複数のプーリのうちのいくつかには、コグベルトの
一側面に対向する規制鍔を、また残余のプーリにはコグ
ベルトの他側面に対向する規制御を設けたものが、従来
からよく知られている。
(3)発明が解決しようとする課題 ところでかかる装置において、コグベルトを各プーリに
巻掛ける際には、各プーリを支承している支持体とは反
対側でコグベルトの外側面に対向する規制御を有するプ
ーリにコグベルトを支持体側から巻掛けた後、残余のプ
ーリに支持体とは反対側からコグベルトを巻掛けるよう
にしている。
ところが、実公昭61=36731号公報で開示される
ように、従来のものではコグベルトを巻掛けるべき巻掛
部が両端を平坦にした円盤状に形成されているので、前
記残余のプーリへの巻掛は時にはコグベルトを比較的大
きな力で引っ張る必要があり、巻掛は操作が面倒である
。またそのように牽引した状態でコグベルトおよび巻掛
部の位相を合わせる必要があり、その間に、コグベルト
内周面を巻掛部が滑ってコグベルトの内周歯部が損傷す
るおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、損
傷を回避しながらコグベルトの巻掛は操作を容易とした
巻掛伝動装置を提供することを目的とする。
B1発明の構成 (1)課題を解決するだめの手段 本発明によれば、内側規制御が設けられるプーリには、
支持体から離反するにつれて小径となる案内部が巻掛部
外端に連なって設けられる。
(2)作用 上記構成によれば、内側規制御が設けられたプーリへの
コグベルトの巻掛は時には、該コグベルトを案内部によ
り巻掛部に案内することができ、巻掛は操作が容易とな
る。
(3)実施例 以下、図面により本発明をD OHC型直列四気筒内燃
機関のバランサ軸駆動用巻掛伝動装置に適用したときの
実施例について説明すると、先ず本発明の一実施例を示
す第1図、第2図、第3図および第4図において、機関
本体Eば、支持体としてのシリンダブロック1の上部に
シリンダヘッド2を結合して構成され、シリンダブロッ
ク1の下部にはオイルパン3が、またシリンダヘッド2
の上部にはへラドカバー4がそれぞれ結合される。
シリンダブロック1は、上半のシリンダバレル部1aと
、下半のクランクケース部1bとを有してアルミニウム
合金から成るものである。シリンダバレル部1aには、
直列に並ぶ4つのシリンダボア5・・・が設けられてお
り、これらのシリンダボア5・・・内にピストン6がそ
れぞれ摺動自在に嵌合される。またクランクケース部1
bには、各シリンダボア5・・・の配列方向に沿って複
数のジャーナル軸受7・・・が隔設されており、各ジャ
ーナル軸受7・・・の下面にそれぞれ固着される軸受キ
ャップ8・・・と、前記各ジャーナル軸受7・・・とに
よりクランク軸9が回転自在に支承され、該クランク軸
9のクランクビン9a・・・と、前記各ピストン6・・
・とはコンロッド10・・・を介して連結される。また
前記各軸受キャップ8・・・は、ブリッジ部材11によ
り一体に結合される。
クランク軸9の軸方向一端側で、シリンダブロック1の
側壁外面ICには、クランク軸9で駆動されるオイルポ
ンプ12が配設される。このオイルポンプ12ば、シリ
ンダブロック1の前記側壁外面ICに取付けられるポン
プケース13内にクランク軸9に固定されるロータ14
が収納されて成るものであり、ポンプケース13に設け
られる吸込み口15には、吸込み管16を介してオイル
スI・レーナ17が接続される。またポンプケース13
に設Uられる吐出口18ば、クランク軸9と平行にして
シリンダブロック1に穿設された潤滑油路19に接続さ
れる。クランク軸9の軸方向他端はシリンダブロック1
の他端側側壁かられずかに突出され、このクランク軸9
の他端には、図示しないクラッチを介して変速機が連結
される。
第5図および第6図を併せて参照して、クランク軸9の
上方には、該クランク軸9の軸線を通る鉛直面に関して
ほぼ対称な位置に第1パランザ軸21および第2バラン
ザ軸22がクランク軸9と平行にして回転自在に配置さ
れる。これらのバランサ軸21..22は、機関の二次
振動を抑えるものであり、軸方向一端をシリンダブロッ
ク1の側壁外面から突出させながらシリンダブロック1
に挿通配置される。而して両バランサ軸21.22は、
それらの軸方向他端寄りに相互間に間隔をあけた偏心重
錘部21a、21b;22a、22bを有するものであ
り、シリンダブロック1には、第1バランサ軸21の軸
方向他端寄りの部分を支承する一対の軸受孔23.24
が設けられるとともに、第2バランサ軸22の軸方向他
端寄りの部分を支承する一対の軸受孔25.26および
第2パランサ軸22の軸方向一端寄りの部分を支承する
軸受孔27が設けられる。
クランク軸9の一端はオイルポンプ12のポンプケース
13から突出されるものであり、このクランク軸9の突
出端部には、第1巻掛伝動装置T1の第1駆動プーリ2
8が固着されるとともに、第1駆動プーリ28よりもシ
リンダブロック1から遠ざかる側に第2巻掛伝動装置T
2の第2駆動プーリ29が固着され、第1および第2駆
動プーリ28,29は第2図の矢印で示す方向に回転駆
動される。
第1巻掛伝動装置T1は、吸気側動弁機構を駆動すべく
クランク軸9と平行にしてシリンダヘッド2に回転自在
に支承される吸気側動弁カム軸30と、排気側動弁機構
を駆動すべくクランク軸9と平行にしてシリンダヘッド
2に回転自在に支承される排気側動弁カム軸31と、シ
リンダブロック1の側壁外面1cに取付けられるウォー
タポンプ32とを駆動するための調時伝動装置であり、
第1駆動プーリ28と、両カム軸30.31にそれぞれ
固着されるカム軸駆動用被動プーリ33゜34と、ウォ
ータポンプ32のポンプ軸32aに固着されるウォータ
ポンプ駆動用被動ブーIJ35と、各プーリ28,33
,34.35に懸回される第1タイミングベルト36と
から構成される。
第7図を併せて参照して、第2巻掛伝動装置T2は、本
発明に従って構成されるものであり、第1および第2バ
ランサ軸21.22を駆動するための伝動装置である。
この第2巻掛伝動装置T2は、第2駆動ブーIJ 29
と、第1バランサ軸21に連動、連結される逆転駆動用
被動プーリ37と、第2バランザ軸22に設けられる正
転駆動用被動プーリ38と、各プーリ29,37.38
に懸回される無端状コグベルトとしての第2タイミング
ベルト39とから構成される。
第2巻掛伝動装置T2における各プーリ29゜3738
は、第2タイミングベルト39を巻掛けるための円盤状
巻掛部29a、37a、38aをそれぞれ有するもので
あり、また第2駆動プーリ29および正転駆動用被動ブ
ー1138には、第2タイミングベルト39のシリンダ
ブロック1とは反対側の外側面に対向する外側規制御2
9b38bが各巻掛部29a、38aの外端から半径方
向外方に張出すようにして設けられる。また残余の逆転
駆動用被動プーリ37には、シリンダブロック1側の第
2タイミングベルト39の内側面に対向する内側規制#
37bが巻掛部37aの内端から半径方向外方に張出す
ようにして設けられるとともに、巻掛部37aの外端に
連なる案内部37cが設けられる。而してこの案内部3
7cは、逆転駆動用被動プーリ37の回転軸線に沿う外
方に向かうにつれて小径となるように形成される。
しかも前記巻掛部37aの軸方向外端面は、案内部37
cに滑らかに連なるべく前記軸方向外方に向かうにつれ
て小径となるテーバ状に形成される。
第8図および第9図を併せて参照し゛C1第1バランサ
軸21に対応する部分で、ポンプケース13には、該ポ
ンプケース13の一部を覆うギヤケース42が取付けら
れる。すなわち該ギヤケース42は、ボルト43により
ポンプケース13とともにシリンダブロック1に取付け
られる。前記逆転駆動用被動プーリ37は、第1バラン
サ輔21と平行にしてギヤケース42に回転自在に支承
された回転軸44のギヤケース42からの突出端に固着
される。しかも第1バランサ軸21の一端部は、ポンプ
ケース13で回転自在に支承されながらギヤケース42
内に突入される。すなわちシリンダブロック1の側壁外
面1cに取付けられるポンプケース13には、第1バラ
ンサ軸21の一端部を回転自在に支承するための軸受孔
13aが穿設されており、該軸受孔13aからポンプケ
ース13およびギヤケース42間に第1バランサ軸21
の一端が突入される。而してポンプケース13およびギ
ヤケース42間で、第1バランサ軸21の端部に固着さ
れるギヤ41と、前記回転軸44の内端に一体に設けら
れたギヤ40とが相互に噛合される。したがって第1バ
ランサ軸21には、前記逆転用被動ブーIJ37からの
動力が、相互に噛合するギヤ40.41を介して伝達さ
れる。すなわち両バランザ軸21.22は相互に逆方向
に回転駆動されることになる。
第10図を併せて参照して、クランク軸9の上方におい
て、シリンダブロック1には、クランク軸9と平行な支
軸45が植設される。該支軸45は、基端側の大径ねし
部45aと、大径ねじ部45aよりも小径の雄ねじ部4
5cを先端側に有する軸部45bとがフランジ部45d
を介して同軸に連設されて成るものであり、フランジ部
45dを側壁外面1cに当接するようにして大径ねじ部
45aを螺合することによりシリンダブロック1に植設
される。
この支軸45には、第1巻掛伝動装置T1における第1
タイミングベルト36の張力を調整するだめの第1テン
シヨナ46が支承されるとともに、第1テンシヨナ46
よりも軸方向外方側で、第2巻掛伝動装置T2における
第2タイミングベルト39の張力を調整するための第2
テンシヨナ47が支承される。
第11図および第12図において、第1テンシヨナ46
は、支軸45の軸部45bで支承される内輪48と、第
1タイミングヘルド36の外面に摺接する外輪49との
間に複数のポール50が介装されて成るものであり、内
輪48の基端部外面に圧入固着されるリング状支持部材
51には、対の突部51a、51bが一直径線上で外方
に向けて突設される。一方の突部51aには支持孔52
が穿設されており、該支持孔52を貫通してシリンダブ
ロック1に固着される軸53により第1テンシヨナ46
が揺動可能に支持される。而して内輪48には、前記軸
53を中心とする円弧状の長孔54が穿設されており、
該長孔54に前記支軸45の小径軸部45bが挿通され
る。また他方の突部51bには、一端をシリンダブロッ
ク1に係合した第1テンシヨンばね55の他端が係合さ
れ、この第1テンシヨンばね55のばね力により第1テ
ンシヨナ46の外輪49が、第1タイミングベルト36
にその外側から圧接され、それにより第1タイミングヘ
ルド36に一定の張力が付与される。
第2テンシヨナ47は、内輪56と、第2タイミングベ
ルト39に摺接される外輪58との間に複数のボール5
7が介装されて成る。またクランク軸9と平行にしてシ
リンダブロック1に固着された軸60により揺動自在に
軸支されたテンションアーム59の一端が前記内輪56
に固着される。
しかも内輪の中央部には、前記軸60を中心とする円弧
状の長孔61が穿設されており、該長孔61に支軸45
の小径軸部45bが挿通される。さらにテンションアー
ム59の他端とシリンダブロック1との間には第2テン
シヨンばね62が張架されており、この第2テンシヨン
ばね62のばね力により外輪58が第2タイミングベル
ト39にその外側から圧接され、それにより第2タイミ
ングベルト39に一定の張力が付与される。この第2テ
ンシヨナ47において外輪58の幅は第1テンシヨナ4
6における外輪49の幅よりも小さく設定されている。
而して、第1巻掛伝動装置T1における第1タイミング
ヘル(・36は、第1駆動プーリ28およびウォータポ
ンプ駆動用被動プーリ35間の緩み側を第1テンシヨナ
46で外側から内側に向けて押圧されることにより内方
側に深く彎曲することになり、それの彎曲により生じた
空きスペースにギヤケース42が配設される。しかも第
1テンシヨナ46による第1タイミングベルト36の押
圧方向と、第2テンシヨナ47による第2タイミングヘ
ルド39の押圧方向とがなす角度αは、90度以上好ま
しくは120度以上たとえば130度に設定される。
第1巻掛伝動装置T1および第2巻掛伝動装置T2は、
サイドカバー65により覆われるものであり、前記支軸
45の先端は該サイドカバー65を貫通して外方に突出
される。しかも支軸45における先端の雄ねじ部45c
に螺合して第2テンシヨナ47の内輪端面に当接するナ
ツト66がサイドカバー65に回転自在に係合されてお
り、サイドカバー65の外方からナツト66を回転操作
することができる。而して該ナツト66の締付けにより
第1および第2テンショナ46.47の内輪48.56
が支軸45の軸線に直交する平面内での相対移動可能に
して相互に当接される。
クランク軸9には前記サイドカバー65から外方に突出
する回転輪67が固着されており、この回転輪67には
、第3巻掛伝動装置T3の第3駆動プーリ68が軸方向
内方側で一体に設けられるとともに、第4巻掛伝動装置
T4の第4駆動ブーす69が軸方向外方側で一体に設け
られる。
第3巻掛伝動装置T3は、シリンダブロック1に取付け
られるACジェネレータ70および空気調和装置用コン
プレッサ71を駆動するための伝動系であり、第3駆動
プーリ68と、ACジェネレータ70の入力軸に固着さ
れたACジェネレータ駆動用被動プーリ72と、空気調
和装置用コンプレッサ71の入力軸に固着されたコンプ
レッサ駆動用被動プーリ73と、各ブーIJ6B、72
73に懸回される無端状ベルト74とから構成される。
また第4巻掛伝動装置T4は、シリンダヘッド2に取付
けられるパワーステアリング用油圧ポンプ75を駆動す
るための伝動系であり、第4駆動ブーIJ69と、前記
油圧ポンプ75の入力軸に固着された油圧ポンプ駆動用
被動プーリ76と、両プーリ69,76に懸回される無
端状ベルト77とから構成される装 置 次に潤滑給油系の構成について説明すると、シリンダブ
ロック1に設けられた潤滑油路19にオイルポンプ12
から供給された潤滑油は、配列方向に沿う内方側の2つ
のシリンダボア5.5間に位置するジャーナル軸受7に
対応する部分でシリンダブロック1の側面に取付けられ
たオイルフィルタ80に導かれる。しかもシリンダブロ
ック1には、該オイルフィルタ80からの潤滑油を、上
方の動弁機構側に導く油路81と、下方に導く油路82
とが穿設される。
一方、各軸受キャップ8・・・を相互に連結するブリッ
ジ部材11には、クランク軸9に対応する中央油路83
と、その中央油路83の両側で各バランサ軸21.,2
2にそれぞれ対応する側方油路84.85とが、クラン
ク軸9と平行に穿設される。
またブリッジ部材11には、前記各油路83,8485
を相互に連通させる連絡油路86が、前記各油路83〜
85の長手方向中間部で各油路83〜85と直交するよ
うにして穿設される。
ブリッジ部材11および各軸受キャップ8・・・には、
クランク軸9の支承部分に潤滑油を給油ずべく中央油路
83に下端を連通させて上方に延びる給油路87がそれ
ぞれ穿設される。またバランサ軸21の軸受孔23.2
4に対応する部分で、ブリッジ部材11、軸受キャップ
8およびシリンダブロック1には、下端を側方油路84
に連通させるとともに上端を軸受孔23,24にそれぞ
れ連通させる給油路88.88が穿設され、さらにクラ
ンク軸9の軸方向一端側でブリッジ部材11、軸受キャ
ップ8およびシリンダブロック1には、下端を側方油路
84に連通させる給油路89が上下に延びて穿設され、
該給油路89は、ポンプケース13に穿設された給油路
90に連通される。
この給油路90は、ポンプケース13でのパランザ軸2
1支承部に連通ずるとともに、ギヤケース42での回転
軸44支承部にも連通ずる。バランサ軸22の軸受孔2
5,26.27に対応する部分で、ブリッジ部材11、
軸受キャップ8およびシリンダブロック1には、下端を
側方油路85に連通させるとともに上端を軸受孔25,
26.27にそれぞれ連通させる給油路9Iがそれぞれ
穿設される。
オイルフィルタ80からの潤滑油を下方に導く油路82
は、軸受孔24に対応する部分で給油路88の中間部に
連通されており、したがってオイルフィルタ80からの
潤滑油は、給油路88を介してブリッジ部材11の各油
路83,84.85に供給されることになる。
ところで、第2巻掛伝動装置T2の逆転駆動用被動プー
リ37が固着される回転軸44は、第8図および第9図
で示すように円筒状軸受メタル95を介してギヤケース
42に回転自在に支承される。この軸受メタル95およ
び回転軸44間に前記給油路90から潤滑油が供給され
ており、回転軸44および軸受メタル95間から流出し
た潤滑油がギヤケース42の軸方向外端から洩れること
を防止するために、軸受メタル95よりも軸方向外方位
置でギヤケース42および回転軸44間にリップ96a
を回転軸44外面に摺接させるようにしたオイルシール
96が介装される。しかも回転軸44および軸受メタル
95間からオイルシール96側に流出する潤滑油がリッ
プ96aに直接当たってリップ96aに回転軸44外面
から離れる方向の力が作用するのを回避するために、オ
イルシール96が配設される部分で回転軸44は小径に
形成されており、これにより前記潤滑油は回転軸44外
面に押付ける方向の力をリップ96aに作用せしめるべ
くオイルシール96側に流出ずまたオイルシール96側
に流出した潤滑油は、ギヤケース42に設けられる排出
路97を介してギヤケース42およびポンプケース13
間に戻され、さらにポンプケース13に設けられた排出
路98からシリンダブロック1の内方側に戻される。
上記オイルシール96を設けても潤滑油がギヤケース4
2から逆転駆動用被動プーリ37の内方側に洩れること
を完全に防止することは困難であり、しかも洩れた潤滑
油が第2タイミングヘルド39にかかることは回避せね
ばならない。そこで第13図に示すように、ギヤケース
42には、はぼ円形の防御壁99が突設される。しかも
該防御壁99は、内側規制御37bよりも軸方向内方側
に突出して逆転駆動用被動プーリ37の内端縁に設けら
れる縁部37dを[するように形成されており、この防
御壁99の下部には下方に向けて開いた排出口100が
設けられる。このようにすると、逆転駆動用被動プーリ
37の内方側にオイルシール96から漏洩した潤滑油は
、該逆転駆動用被動プーリ37の回転作動に応じた遠心
力により防御壁99に衝突し、該防御壁99の内面を下
方に向けて流れて前記排出口100から排出される。そ
の際、防御壁99から第2タイミングベルト39側への
潤滑油の飛散は内側規制御37bにより阻止されるので
、第2タイミングヘルド39に潤滑油が直接かかること
が回避される。
次にこの実施例の作用について説明すると、クランク軸
9の回転により第1〜第4巻掛伝動装置T1〜T4がと
もに駆動される。これにより第1巻掛伝動装置T1では
動弁カム軸30.31がクランク軸9に対する1/2の
減速比をもって駆動されるとともにウォータポンプ32
が駆動される。
また第2巻掛伝動装置T2では両バランサ軸21゜22
がクランク軸9に対する2/1の増速比をもって相互に
逆方向に駆動される。
而して第1巻掛伝動装置T1における第1タイミングベ
ル1〜36の張力を調整するための第1テンシヨナ46
と、第2巻掛伝動装置T2における第2タイミングベル
ト39の張力を調整するだめの第2テンシヨナ47とが
共通の支軸45で支承されているので、テンショナ配置
をコンパクトにすることができる。しかも第1巻掛伝動
装置T1では大きな駆動トルクを要する動弁カム軸30
31およびウォータポンプ32を駆動するため、第2巻
掛伝動装置T2よりも大きな駆動負荷が作用するが、第
1テンシヨナ46を第2テンシヨナ47よりも軸方向内
方側にして支軸45で支承するようにしたので、支軸4
5の先端側にかかる負荷を極ツノ小さ(することができ
る。
また第1および第2テンショナ46.47による押圧方
向のなす角度αを90度以上好ましくは120度以上に
設定することにより、支軸45にかかる荷重方向をずら
せて全体負荷を小さく抑えることができ、上述の第1お
よび第2テンシヨナ46.47の配置と相俟って支軸4
5にかかる負荷をより小さく抑えることができる。
さらに第2巻掛伝動装置T2の負荷が第1巻掛伝動装置
T1の負荷よりも小さいので、第2テンシヨナ47にお
ける外輪58の幅を第1巻掛伝動装置T1の外輪49の
幅よりも小さくすることが可能であり、それにより支軸
45のシリンダブロック1からの突出量を小さくし、機
関全体のコンパクト化に寄与することができる。
ところで、第2巻掛伝動装置T2において、各ブーツ2
9.37.38に第2タイミングヘルド39を巻掛ける
ときには、外側規制御29b、38bが設けられている
第2駆動プーリ29および正転駆動用被動プーリ38に
、シリンダブロック1とは反対側から第2タイミングベ
ルト39を巻掛け、その後、逆転駆動用被動プーリ37
にシリンダブロック1とは反対側から第2タイミングヘ
ルド39を巻掛ける。この際、逆転駆動用被動プーリ3
7には軸方向外方に向かうにつれて小径となる案内部3
7cが設けられているので、第2タイミングベルト39
と逆転駆動用被動プーリ37における巻掛部37aとの
位相を合わせた状態で第2タイミングベルト39を案内
部37cに沿って逆転駆動用被動プーリ37の軸方向内
方側に押していく。そうすると第2タイミングベル]・
39は、案内部37cに沿って移動しつつ拡げられ、テ
ーバ状となっている巻掛部37aの外端面を経て巻掛部
37aに円滑に巻掛けられることになる。
したがって巻掛部37aと第2タイミングヘルド39と
が周方向に摺動して第2タイミングベルト39の内周歯
部が損傷することもない。
C0発明の効果 以上のように本発明によれば、内側規制御が設けられる
プーリには、支持体から離反するにつれて小径となる案
内部が巻掛部外端に連なって設けられるので、コグベル
トの巻掛は時に案内部によって案内することにより巻掛
は操作が容易となり、しかもコグヘルI・が損傷するこ
とも回避される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は縦断側
面図、第2図は第1図の■−■線矢視図、第3図は第1
図の■−■線断面図、第4図は第1図および第5図のI
V−IV線断面図、第5図は第3図のV−V線断面図、
第6図は第3図のv+−■線断面図、第7図は本発明に
従う巻掛伝動装置を示す斜視図、第8図は第3図の■−
■線拡線断大断面図9図は第3図のIX −TX線拡大
断面図、第10図は第2図のX−X線断面図、第11図
は第1テンシヨナの平面図、第12図は第11図のxn
−x■線断面図、第13図は第8図のX 1n−X m
線断面図である。 1・・・支持体としてのシリンダブロック、2937.
38・・・プーリ、29a、37a、38a・・・巻掛
部、29b、38b・・・外側規制御、37b・・内側
規制御、37c・・・案内部、39・・・コグベルトと
しての第2タイミングベルト T2・・・巻掛伝動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 無端状コグベルトが懸回される円盤状巻掛部をそれぞれ
    有する複数のプーリが支持体に回転自在に支承され、そ
    れらのプーリのいくつかには、支持体とは反対側のコグ
    ベルト外側面に対向する外側規制鍔が巻掛部外端から半
    径方向外方に張出して設けられ、残余のプーリには、支
    持体側のコグベルト内側面に対向する内側規制鍔が巻掛
    部内端から半径方向外方に張出して設けられる巻掛伝動
    装置において、内側規制鍔が設けられるプーリには、支
    持体から離反するにつれて小径となる案内部が巻掛部外
    端に連なって設けられることを特徴とする巻掛伝動装置
JP3319889A 1989-02-13 1989-02-13 巻掛伝動装置 Pending JPH02212649A (ja)

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