JPH02212643A - 内燃機関のバランサ軸駆動装置 - Google Patents

内燃機関のバランサ軸駆動装置

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JPH02212643A
JPH02212643A JP3445389A JP3445389A JPH02212643A JP H02212643 A JPH02212643 A JP H02212643A JP 3445389 A JP3445389 A JP 3445389A JP 3445389 A JP3445389 A JP 3445389A JP H02212643 A JPH02212643 A JP H02212643A
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Masami Hiraoka
平岡 昌巳
Toshiya Sonoda
園田 俊也
Hiroshi Horiuchi
大資 堀内
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、偏心重錘部を有するバランサ軸が機関本体に
回転自在に支承され、機関本体に取イ」けられる第1ケ
ース部材と、第1ケース部材に取付けられる第2ケース
部材との間にギヤ室が形成され、前記バランサ軸と平行
にして第2ケース部材で回転自在に支承される回転軸の
内端に設けられる駆動ギヤと、該駆動ギヤに噛合すべ(
バランサ軸の一端に固着される被動ギヤとが前記ギヤ室
に収納され、第2ケース部材から突出する回転軸の外端
が巻掛伝動系を介してクランク軸に連動、連結される内
燃機関のバランサ軸駆動装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる装置は、たとえば実開昭56−60841
号公報等により公知である。
(3)発明が解決しようとする課題 ところで上記従来のものでは、駆動ギヤおよび被動ギヤ
としてスパーギヤが用いられているが、ギヤの噛合い率
を向上し、小型化を図るとともに円滑な回転により振動
、騒音を低下させるためにはへりカルギヤを用いること
が望ましい。ところが、ヘリカルギヤでは相互に噛合し
て回転する際に相互に反対方向のスラスト力を受けるも
のであり、そのスラスト力により各ギヤのスラスト受は
座に焼付が生じるのは避けねばならない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、駆
動ギヤおよび被動ギヤをヘリカルギヤとして小型化およ
び振動、騒音の低減を図るとともに焼付の発生を防止し
得るようにした内燃機関のバランサ軸駆動装置を提供す
ることを目的とする。
B1発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明によれば、第1ケース部利にはバラン゛す軸を回
転自在に支承すべく潤滑油が供給される第1軸受孔が設
けられ、第2ケース部材には回転軸を回転自在に支承す
べく潤滑油が供給される第2軸受孔が設けられ、駆動ギ
ヤおよび被動ギヤは相互にスラスト力を受けるヘリカル
ギヤであり、被動ギヤの受けるスラスト力方向は第1軸
受孔側、駆動ギヤの受けるスラスト力方向は第2軸受孔
側に設定される。
(2)作用 上記構成によれば、駆動ギヤおよび被動ギヤがへりカル
ギヤであることにより、噛合い率を向上することが可能
であり、しかも第1および第2軸受孔側からの潤滑油が
供給される側にスラスト力が作用するのでスラスト面で
の摩擦抵抗が小さくなる。
(3)実施例 以下、図面により本発明をDOHC型直列四気筒内燃機
関のバランサ軸駆動装置に適用したときの一実施例につ
いて説明すると、先ず第1図、第2図、第3図および第
4図において、機関本体Eは、シリンダブロック1の上
部にシリンダヘッド2を結合して構成され、シリンダブ
ロック1の下部にはオイルパン3が、またシリンダへン
ト2の上部にはヘンドカハ−4がそれぞれ結合される。
シリンダブロック1は、上半のシリンダバレル部1aと
、下半のクランクケース部1bとを有し゛ζアルミニウ
ム合金から成るものである。シリンダバレル部1aには
、直列に並ぶ4つのシリンダボア5・・・が設けられて
おり、これらのシリンダボア5・・・内にピストン6が
それぞれ摺動自在に嵌合される。またクランクケース部
1bには、各シリンダボア5・・・の配列方向に沿って
複数のジャーナル軸受7・・・が隔設されており、各ジ
ャーナル軸受7・・・の下面にそれぞれ固着される軸受
キャップ8・・・と、前記各ジャーナル軸受7・・・と
によりクランク軸9が回転自在に支承され、該クランク
軸9のクランクビン9a・・・と、前記各ピストン6・
・・とはコンロッド10・・・を介して連結される。ま
た前記各軸受キャップ8・・・は、ブリッジ部材11に
より一体に結合される。
クランク軸9の軸方向一端側で、シリンダブロック1の
側壁外面1cには、クランク軸9で駆動されるオイルポ
ンプ12が配設される。ごのオイルポンプ12は、シリ
ンダブロック1の前記側壁外面1cに取付けられる第1
ケース部材としてのポンプケース13内にクランク軸9
に固定されるロータ14が収納されて成るものであり、
ポンプケース13に設けられる吸込み口15には、吸込
み管16を介してオイルストレーナ17が接続される。
またポンプケース13に設けられる吐出口18は、クラ
ンク軸9と平行にしてシリンダブロック1に穿設された
潤滑油路19に接続される。
またクランク軸9の軸方向他端はシリンダブロック1の
他端側側壁かられずかに突出され、このクランク軸9の
他端には、図示しないクラッチを介して変速機が連結さ
れる。
第5図および第6図を併せて参照して、クランク軸9の
上方には、該クランク軸9の軸線を通る鉛直面に関して
ほぼ対称な位置に第1パランサ軸21および第2パラン
サ軸22がクランク軸9と平行にして回転自在に配置さ
れる。これらのバランサ軸21,22は、機関の二次振
動を抑えるものであり、軸方向一端をシリンダブロック
1の側壁外面1cから突出させながらシリンダブロック
1に挿通配置される。而して両バランザ軸2122は、
それらの軸方向他端寄りに相互間に間隔をあけた偏心重
錘部21a、21b;22a、22bを有するものであ
り、シリンダブロック1には、第1パランサ軸21の軸
方向他端寄りの部分を支承する一対の軸受孔23,24
が設けられるとともに、第2バランサ軸22の軸方向他
端寄りの部分を支承する一対の軸受孔25,26および
第2パランサ軸22の軸方向一端寄りの部分を支承する
軸受孔27が設けられる。
クランク軸9の一端はオイルポンプ12のポンプケース
13から突出されるものであり、このクランク軸9の突
出端部には、第1巻掛伝動系T1の第1駆動プーリ28
が固着されるとともに、第1駆動プーリ28よりもシリ
ンダブロック1から遠ざかる側に第2巻掛伝動系T2の
第2駆動プリ29が固着される。
第1巻掛伝動系T1は、吸気側動弁機構を駆動ずべくク
ランク軸9と平行にしてシリンダヘッド2に回転自在に
支承される吸気側動弁カム輔30と、排気側動弁機構を
駆動すべくクランク軸9と平行にしてシリンダヘッド2
に回転自在に支承される排気側動弁カム軸31と、シリ
ンダブロック1の側壁外面ICに取付けられるウォータ
ポンプ32とを駆動するための調時伝動系であり、第1
駆動プーリ28と、両カム軸30.31にそれぞれ固着
されるカム軸駆動用被動ブーIJ33,34と、ウォー
タポンプ32のポンプ軸32aに固着されるウォータポ
ンプ駆動用被動ブーIJ35と、各プーリ2B、33,
34.35に懸回される第1タイミングヘルド36とか
ら構成される。
第2巻掛伝動系T2は、第1および第2バランザ軸21
.22を駆動するための伝動系であり、第2駆動プーリ
29と、第1パランサ軸21に連動、連結される逆転駆
動用被動プーリ37と、第2バランサ軸22に設けられ
る正転駆動用被動ブー1J38と、各プーリ29,37
.38に懸回さ巨 れる第2タイミングベルト39とから構成される。
第8図および第9図を併せて参照して、第1ハランザ軸
21に対応する部分で、ポンプケース13には、該ポン
プケースI3の一部を覆う第2ケース部材としてのギヤ
ケース42が数句げられ、ポンプケース13およびギヤ
ケース42間にギヤ室94が形成される。すなわち該ギ
ヤケース42は、ボルト43によりポンプケース13と
ともにシリンダブロック1に取付けられる。第1バラン
サ軸21の一端部は、ポンプケース13で回転自在に支
承されながらギヤ室94内に突入される。
すなわちシリンダブロック1の側壁外面1cに取付けら
れるポンプケース13には、第1ハランザ軸21の一端
部を回転自在に支承するだめの第1軸受孔1.3 aが
穿設されており、第1軸受孔13a内面と第1ハランザ
軸2Iとの間に円筒状第1軸受メタル95が介装される
。また前記第1軸受孔1.3 aと平行にしてギヤケー
ス42に設けられた第2軸受孔42aには、円筒状第2
軸受メタル96を介して回転軸44が回転自在に支承さ
れる。
前記逆転駆動用被動ブーIJ37は、回転軸44のギヤ
ケース42からの突出端に固着される。
ギヤ室94内に突入した第1パランザ軸21の端部には
へりカルギヤである被動ギヤ41が固着され、回転軸4
4の内端にはへりカルギヤである駆動ギヤ40が一体に
設けられ、両ギヤ40.41ばギヤ室94内で相互に噛
合される。而して第1バランサ軸21には、前記逆転駆
動用被動プーリ37からの動力が、相互に噛合するギヤ
4041を介して伝達される。すなわち両バランサ軸2
1、.22は相互に逆方向に回転駆動されることになる
駆動ギヤ40および被動ギヤ41には、それらがヘリカ
ルギヤであることにより相互にスラスト力が作用するが
、駆動ギヤ40には第2軸受孔42a側に向げて矢印d
1で示ずようなスラスト力が作用し、被動ギヤ41には
第1軸受孔13a側に向けて矢印d2で示すようなスラ
スI・力が作用するように設定される。
また駆動ギヤ40の軸方向に沿う歯幅D1は被動ギヤ4
1との噛合による動力伝達に必要な価基」二に設定され
ており、被動ギヤ41の軸方向に沿う歯幅D2は、前記
歯幅D1よりも大きく設定される。しかも前記歯幅D2
は、歯幅D1に対応する歯幅の両側に余裕幅D2a、D
2bがあるように設定される。
第9図を併せて参照して、クランク軸9の」一方におい
て、シリンダブロック1には、クランク軸9と平行な支
軸45が植設される。該支軸45は、基端側の大径ねじ
部45aと、大径ねじ部45aよりも小径の雄ねじ45
cを先端側に有する軸部45bとがフランジ部45dを
介して同軸に連設されて成るものであり、フランジ部4
5 dを側壁外面1cに当接するようにして大径ねじ部
45aを螺合することによりシリンダブロック1に植設
される。
この支軸45には、第1巻掛伝動系TIにおける第1タ
イミングベルト36の張力を調整するだめの第1テンシ
づす46が支承されるとともに、第1テンシヨナ46よ
りも軸方向外方側で、第2巻掛伝動系T2における第2
タイミングベルl−39の張力を調整するための第2テ
ンシヨナ47が支承される。
第10図および第11図において、第1テンシヨナ46
は、支軸45の軸部45bで支承される内輪48と、第
1タイミングヘルド36の外面に摺接する外輪49との
間に複数のボール50が介装されC成るものであり、内
輪48の基端部外面に圧入固着されるリング状支持部材
51には、対の突部51.a、51bが一直径線上で外
方に向げて突没される。一方の突部51aにば支持孔5
2が穿設されており、該支持孔52を貫通してシリンダ
ブロック1に固着される軸53により第1テンシヨナ4
6が揺動可能に支持される。而して内輪4日には、前記
軸53を中心とする円弧状の長孔54が穿設されており
、該長孔54に前記支軸45の小径軸部45bが挿通さ
れる。また他方の突部51bには、一端をシリンダブロ
ック1に係合した第1テンシヨンばね55の他端が保合
され、この第1テンシヨンばね55のばね力により第1
テンシヨナ46の外輪49が、第1タイミングベルト3
6にその外側から圧接され、それにより第1タイミング
ヘルド36に一定の張ツノが付与される。
第2テンシヨナ47ば、内輪56と、第2タイミングヘ
ル(・39に摺接される外輪58との間に複数のボール
57が介装されて成る。またクランク軸9と平行にして
シリンダブロック1に固着された軸60により揺動自在
に軸支されたテンションアーム59の一端が前記内輪5
6に固着される。
しかも内輪56の中央部には、前記軸60を中心とする
円弧状の長孔61が穿設されており、該長孔61に支軸
45の軸部45bが挿通される。さらにテンションアー
ム59の他端とシリンダブロック1との間には第2テン
シヨンばね62が張架されており、この第2テンシヨン
ばね62のばね力により外輪58が第2タイミングベル
ト39にその外側から圧接され、それにより第2タイミ
ングヘルド39に一定の張力が付与される。この第2テ
ンシヨナ47において外輪58の幅は第1テンシヨナ4
6における外輪49の幅よりも小さく設定されている。
而して、第1巻掛伝動系T1における第1タイミングベ
ルト36は、第1駆動プーリ28およびウォータポンプ
駆動用被動プーリ35間の緩み(jjllを第1テンシ
ヨナ46で外側から内側に向けて押圧されることにより
内方側に深く彎曲するごとになり、それの彎曲により生
じた空きスペースにギヤケース42が配設される。しか
も第1テンシヨナ46による第1タイミングヘルド36
の押圧方向と、第2テンシヨナ47による第2タイミン
グベルト39の押圧方向とがなす角度αは、90度以上
好ましくは120度以上たとえば130度に設定される
第1巻掛伝動系T1および第2巻掛伝動系T2は、サイ
ドカバー65により覆われるものであり、前記支軸45
の先端は該サイドカバ−65を貫通して外方に突出され
る。しかも支軸45におりる先端の雄ねじ45cに螺合
して第2テンショナ47の内輪端面に当接するナツト6
6がザイドカバー65に回転自在に係合されており、サ
イドカバー65の外方からナツト66を回転操作するこ
とができる。而して該ナツト66の締付けにより第1お
よび第2テンショナ46.47の内輪48゜56が支軸
45の軸線に直交する平面内での相対移動可能にして相
互に当接される。
クランク軸9には前記サイドカバー65から外方に突出
する回転輪67が固着されており、この回転輪67には
、第3巻掛伝動系T3の第3駆動プーリ68が軸方向内
方側で一体に設けられるとともに、第4巻掛伝動系T4
の第4駆動プーリ69が軸方向外方側で一体に設けられ
る。
第3巻掛伝動系T3は、シリンダブロック1に取付けら
れるACジェネレータ70および空気調和装置用コンプ
レッサ71を駆動するための伝動系であり、第3駆動ブ
ー’J 68と、ACジェネレB −タ70の入力軸に固着されたACジェ不レしク駆動用
被動ブーIJ72と、空気調和装置用コンプレッサ71
の入力軸に固着されたコンプレッサ駆動用被動プーリ7
3と、各ブーIJ68,72.73に懸回される無端状
ベルト74とから構成される。また第4巻掛伝動系T4
ば、シリンダヘッド2に取付けられるパワーステアリン
グ用油圧ポンプ75を駆動するための伝動系であり、第
4駆動プーリ69と、前記油圧ポンプ75の入力軸に固
着された油圧ポンプ駆動用被動プーリ76と、両プーリ
69,76に懸回される無端状ベル(・77とから構成
される。
次に潤滑給油系の構成について説明すると、シリンダブ
ロック1に設けられた潤滑油路19にオイルポンプ12
から供給された潤滑油は、配列方向に沿う内方側の2つ
のシリンダボア5,5間に位置するジャーナル軸受7に
対応する部分でシリンダブロック1の側面に取付けられ
たオイルフィルタ80に導かれる。しかもシリンダブロ
ック1には、該オイルフィルタ80からの潤滑油を、上
方の動弁機構側に導く油路81と、下方に導く油路82
とが穿設される。
一方、各軸受キャップ8・・・を相互に連結するブリッ
ジ部材11には、クランク軸9に対応する中央油路83
と、その中央油路83の両側で各バランサ軸21.22
にそれぞれ対応する側方油路84.85とが、クランク
軸9と平行に穿設される。
またブリッジ部材11には、前記各油路83,84.8
5を相互に連通させる連絡油路86が、前記各油路83
〜85の長手方向中間部で各油路83〜85と直交する
ようにして穿設される。
ブリッジ部材11および各軸受キャップ8・・・には、
クランク軸9の支承部分に潤滑油を給油すべく中央油路
83に下端を連通させて」二方に延びる給油路87がそ
れぞれ穿設される。またバランサ軸21の軸受孔23,
24に対応する部分で、ブリッジ部材11、軸受キャッ
プ8およびシリンダブロック1には、下端を側方油路B
4に連通さぜるとともに上端を軸受孔23,24にそれ
ぞれ連通させる給油路88.88が穿設され、さらにク
ランク軸9の軸方向一端側でブリッジ部材11、軸受キ
ャップ8およびシリンダブロック1には、下端を側方油
路84に連通させる給油路89が上下に延びて穿設され
、該給油路89は、ポンプケース13に穿設された給油
路90に連通される。
この給油路90は、ポンプケース13でのバランサ軸2
I支承部すなわち第1軸受孔13aに連通ずるとともに
、ギヤケース42での回転軸44支承部すなわち第2軸
受孔42aにも連通ずる。第1バランサ軸220軸受孔
25,26.27に対応する部分で、ブリッジ部材11
、軸受キャップ8およびシリンダブロック1には、下端
を側方油路85に連通させるとともに上端を軸受孔25
゜26.27にそれぞれ連通させる給油路91がそれぞ
れ穿設される。
オイルフィルタ80からの潤滑油を下方に導く油路82
は、軸受孔24に対応する部分で給油路88の中間部に
連通されており、したがってオイルフィルタ80からの
潤滑油は、給油路88を介してブリッジ部材11の各油
路83,84.85に供給されることになる。
再び第7図および第8回を参照して、第2巻掛伝動系T
2の逆転駆動用被動プーリ37が固着される回転軸44
と第2軸受メタル96との間には前記給油路90から潤
滑油が供給されており、第2軸受メタル96および回転
軸44間に入った潤滑油は回転軸44の軸方向両側に流
出する。また第1バランザ軸21と第1軸受メタル95
との間にも潤滑油が供給されており、第1軸受メタル9
5および第1バランサ軸21間に入った潤滑油はシリン
ダブロック1内およびギヤ室94内に流入可能である。
ところで、回転軸44および第2軸受メタル96間から
軸方向外方側に流出した潤滑油がギヤケース42の軸方
向外端から洩れることを防止するために、第2軸受メタ
ル96よりも軸方向外方位置でギヤケース42および回
転軸44間にオイルシール97が介装される。第2軸受
メタル96および回転軸44間からオイルシール97側
ニ流出した潤滑油は、ギヤケース42に設けられる油路
98を介してギヤ室94内に戻される。またギヤ室94
内に流入した潤滑油を排出するために、ポンプケース1
3にはギヤ室94内の下部に通じる潤滑油排出孔99が
穿設される。
次にこの実施例の作用について説明すると、クランク軸
9の回転により第1〜第4巻掛伝動系T1〜T4がとも
に駆動される。これにより第1巻掛伝動系T1では動弁
カム軸30.31がクランク軸9に対する1/2の減速
比をもって駆動されるとともにウォータポンプ32が駆
動される。また第2巻掛伝動系T2では両バランサ軸2
1.22がクランク軸9に対する2/1の増速比をもっ
て相互に逆方向に駆動される。
而して第1巻掛伝動系T1における第1タイミングヘル
ド36の張力を調整するだめの第1テンシヨナ46と、
第2巻掛伝動系1゛2における第2タイミングベルト3
9の張力を調整するための第2テンシヨナ47とが共通
の支軸45で支承されているので、テンショナ配置をコ
ンパクトにすることができる。しかも第1巻掛伝動系T
1では大きな駆動トルクを要する動弁カム軸30.31
およびウオークポンプ32を駆動するため、第2巻掛伝
動系T2よりも大きな駆動負荷が作用するが、第1テン
シヨナ46を第2テンシヨナ47よりも軸方向内方側に
して支軸45で支承するようにしたので、支軸45の先
端側にかかる負荷を極力小さくすることができる。
また第1および第2テンシヨナ4647による押圧方向
のなす角度αを90度以上好ましくは120度以上に設
定することにより、支軸45にかかる荷重方向をずらせ
て全体負荷を小さく抑えることができ、上述の第1およ
び第2テンシヨナ46.47の配置と相俟って支軸45
にかかる負荷をより小さく抑えることができる。
さらに第2巻掛伝動系T2の負荷が第1巻掛伝動系T1
の負荷よりも小さいので、第2テンシヨナ47における
外輪58の幅を第1巻掛伝動系T1の外輪49の幅より
も小さくすることが可能であり、それにより支軸45の
シリンダブロック1からの突出量を小さくし、機関全体
のコンパクト化に寄与することができる。
しかも、第1バランサ軸21を逆転駆動すべく相互に噛
合した駆動ギヤ40および被動ギヤ41はへりカルギヤ
であるので、スパーギヤに比べると噛合い率を向上させ
ることができ、それにより両ギヤ4.0,4.1の軸方
向厚さを小さくすることが可能であり、それによりギヤ
ケース42の小型化が可能となる。また前記噛合い率が
優れていることにより振動、騒音の低減が可能となり、
円滑な回転を実現することができ、それにより第2タイ
ミングベルト39の耐久性向上を図ることも可能となる
また駆動ギヤ40に作用するスラスト力方向d1は第2
軸受孔42a側、被動ギヤ41に作用するスラスト力方
向d2は第1軸受孔13a側であるので、駆動ギヤ40
および被動ギヤ41のスラスト面に潤滑油を充分に供給
することが可能であり、焼付の発生を防止することがで
きる。
しかも被動ギヤ41の歯幅D2には、該歯幅D2内に駆
動ギヤ40の歯幅D1を収める余裕幅D2a、D2bが
与えられるので、駆動ギヤ40および被動ギヤ41が軸
方向に相対移動しても両ギヤ40.41の有効当たり幅
を確実に確保することができる。さらに、上記有効当た
り幅の確保にあたって駆動ギヤ40の歯幅D1を被動ギ
ヤ41の歯幅D2よりも小さく設定したので、回転軸4
4の第2軸受孔42aによる支承部分を比較的長くして
安定した支持を得ることができる。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、第1ケース部材にはバラ
ンサ軸を回転自在に支承すべく潤滑油が供給される第1
軸受孔が設けられ、第2ケース部材には回転軸を回転自
在に支承すべく潤滑?111がイハ給される第2軸受孔
が設けられ、駆動ギヤおよび被動ギヤは相互にスラスト
力を受けるヘリカルギヤであり、被動ギヤの受けるスラ
スト力方向は第1軸受孔側、駆動ギヤの受けるスラスト
力方向は第2軸受孔側に設定されるので、駆動ギヤおよ
び被動ギヤに作用するスラスト力による焼付の発生を防
止しながら、ヘリカルギヤを用いることによる小型化、
振動および騒音の低減を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は縦断側
面図、第2図は第1図の■−■線矢視図、第3図は第1
図の■−■線断面図、第4図は第1図および第5回のT
V−IV線断面図、第5図は第3図のV−V線断面図、
第6図は第3図の■−■線断面図、第7図は第3図の■
−■線拡大断面図、第8図は第3回の■−■線拡大断面
図、第9図は第2図の■−■線断面図、第10図は第1
テンシヨナの平面回、第11図は第10図のXI−XI
線断面図である。 9・・・クランク軸、13・・・第1ケース部材として
のポンプケース、1.3 a・・・第1軸受孔、21・
・・バランサ軸、21a、21b・・・偏心重錘部、4
o・・・駆動ギヤ、41・・・被動ギヤ、42・・・第
2ケース部材としてのギヤケース、4.2 a・・・第
2軸受孔、44・・・回転軸、94・・・ギヤ室、 dl、、d2・・・スラスト力方向、E・・・機関本体
、T2・・・巻掛伝動系

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 偏心重錘部を有するバランサ軸が機関本体に回転自在に
    支承され、機関本体に取付けられる第1ケース部材と、
    第1ケース部材に取付けられる第2ケース部材との間に
    ギヤ室が形成され、前記バランサ軸と平行にして第2ケ
    ース部材で回転自在に支承される回転軸の内端に設けら
    れる駆動ギヤと、該駆動ギヤに噛合すべくバランサ軸の
    一端に固着される被動ギヤとが前記ギヤ室に収納され、
    第2ケース部材から突出する回転軸の外端が巻掛伝動系
    を介してクランク軸に連動、連結される内燃機関のバラ
    ンサ軸駆動装置において、第1ケース部材にはバランサ
    軸を回転自在に支承すべく潤滑油が供給される第1軸受
    孔が設けられ、第2ケース部材には回転軸を回転自在に
    支承すべく潤滑油が供給される第2軸受孔が設けられ、
    駆動ギヤおよび被動ギヤは相互にスラスト力を受けるヘ
    リカルギヤであり、被動ギヤの受けるスラスト力方向は
    第1軸受孔側、駆動ギヤの受けるスラスト力方向は第2
    軸受孔側に設定されることを特徴とする内燃機関のバラ
    ンサ軸駆動装置。
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