JPH02212642A - バランサシャフトのスラスト軸受構造 - Google Patents

バランサシャフトのスラスト軸受構造

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JPH02212642A
JPH02212642A JP3068389A JP3068389A JPH02212642A JP H02212642 A JPH02212642 A JP H02212642A JP 3068389 A JP3068389 A JP 3068389A JP 3068389 A JP3068389 A JP 3068389A JP H02212642 A JPH02212642 A JP H02212642A
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cylinder block
bearing
balancer shaft
shaft
oil
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Kazuo Sakurahara
櫻原 一雄
Keiji Otsu
大津 啓司
Hidekazu Ichihara
市原 英一
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、往復ビス1・ンエンジンが発生ずる起振力を
相殺するためにシリンダブロックに設けられるバランサ
シャツl・のスラスト軸受構造に関する。
〈従来の技術〉 車輌用往復ビスl・ンエンジンとしては最も普及してい
ると言える4ザイクル直列4気筒エンジンに於いて発生
する2次起振力を打消すための手段として、カウンタウ
ェー1〜部を有するバランサシャフトをクランクシャツ
l・と共に回転させるようにした構造が知られている(
特開昭62−1.56622号公報など参照)。
このバランサシャフトは、シリンダブロックに於けるシ
リンダの側方に延設されることか通例であり、シリンダ
ブロックのジャーナル壁に設けられた軸受孔に、シリン
ダ列方向端から挿通される。
また、4ザイクル直列4気筒エンジンの場合には、−船
釣にシリンダ列方向中央部、即ち、第2・第3気筒の側
方にカウンタウエート部が配設されるため、バランサシ
ャフトの一端はシリンダブロックの内部にて支持されて
いる。従って、バランサシャフトの軸方向変位の規定措
置は、クランクシャフトと連結するためにシリンダブロ
ックのクランクプーリ側端面から突出した側の端部につ
いてのみ行なわれる。
このようなバランサシャフトに於けるスラスト軸受けの
構造としては、上記公報に開示されている如く、シリン
ダブロック端面からの突出部を軸受孔の内径よりも縮径
し、この縮径部に遊嵌した環状板をシリンダブロックの
端面にホル)・止めすることをもってその外向きの移動
を押えると同時に、クランクシャフトと連動駆動するた
めのピニオンギヤを環状板の端面から突出した軸端に固
着し、これによりその内向きの移動を押えるようにした
構造が知られている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかるに、この構造によると、環状板を固定するための
ボルト孔をシリンダブロックに設けねばならない上、複
数のボルトを締結する作業がト1加されることから、製
造工程の繁雑化を招くことが考えられる。
本発明は、このような不都合を解消すべくなされたもの
であり、その主な目的は、製造工数を削減することが可
能なバランサシャフトのスラスト軸受は構造を提供する
ことにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、往復ピストンエン
ジンの起振力を打消すべくシリンダブロックに設けられ
るバランサシャフトのスラスト軸受構造であって、前記
バランサシャフトに於ける前記シリンダブロックからの
突出部に形成された周方向溝と、該周方向溝に係合する
スラストプレートとを備え、前記スラスI・ブレートか
、前記シリンダブロック端面と該シリンダブロックの端
面に固着される他部利との間にて挾持されることを特徴
とするバランサシャフトのスラスト軸受構造を提供する
ことにより達成される。
特に、前記スラストプレート た半円形をなすものとしたうえで前記周方向溝の下側の
部分に係合させたり、また、前記他部利をオイルポンプ
ハウジングとしたり、あるいは前記バランサシャフトを
前記シリンダブロックの両側部にそれぞれ配設された2
本からなるものとし、前記オイルポンプハウジングにこ
れら両バランサンヤフl〜の挿通孔を一体成形するもの
とすると良い。
〈作用〉 このようにすれは、オイルポンプハウジングなどの別部
材をシリンダブロック端面に固着することをもってシリ
ンダブロック端面にスラストプレートが固定される。従
って、スラストプレートシリンダブロックに固定するこ
とのみを目的とした工程が不要となる。また、スラスト
プレート半円形とし、かつ周方向溝の下側の部分にスラ
ストプレート シャフトに対する取(=Iけを径方向から行なえると同
時に、上側の開放した部分を油溜りとして活用し得る。
特に、両バランサシャフトの挿通孔が一体的に形成され
たオイルポンプハウジングにてスラストプレート 作業性がより一層向上する。
〈実施例〉 以下に添附の図面を参照して本発明の好適実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は、本発明に基づき構成された直列4気筒エンジ
ンに於けるシリンダブロック1,の平面図を示している
。このシリンダブロック1は、例えはアルミニウム合金
を鋳造してなり、シリンダブロック外壁2とシリンダブ
ロック内壁3との間にウォータジャケラl−4が郭成さ
れ、ウォータジャケット4の内側に位置するシリンダブ
ロック内壁3内に鋳込まれたライナ5により、ビス)・
ン(図示せず)か摺動するシリンダボア6a〜6dか形
成されている。
シリンダブロック1の上面は、平滑に研削されてシリン
ダヘッド接合面7が形成されている。このシリンダヘッ
ド接合面7に於けるウォータジャケット4の周囲であっ
て、互いに隣接する各シリンダボア6a〜6dの中間位
置、及びシリンダ列方向両端には、略等間隔をおいて各
一対、計10本のボルト孔8がシリンダ軸線に沿って穿
設されている。これらのボルト孔8には、シリンダヘッ
ド(図示せず)を締結するためのへラドボルトを螺着す
べく内ねじが形成されている。
シリンダヘッド接合面7に於けるシリンダ列方向両端に
位置する第1シリンダボア6a及び第4シリンダボア6
dの側部には、クランクケース内に連通すべく通路10
か形成されている。これらの通路]、0は、第1−シリ
ンダポア6a側部のものが一対、そして第4シリンダボ
ア6d側部のものが二対、それぞれシリンダ列方向中心
線を挟んで概ね対称の位置に開口しており、一方の側が
、動弁機構回りを潤滑した潤滑油をオイルパンへ戻すた
めの油戻し通路として機能し、他方の側が、シリンダヘ
ッドとクランクケース間にてブローバイガスを流通させ
るためのクランクケース内換気通路として機能する。本
実施例の場合、第1図に於ける右側に位置する通路が主
に油戻し通路となるように、エンジンを傾斜させて車輌
に搭載するものとしている(第9図参照)。
また、シリンダブロック外壁2の第2・第3シリンダボ
ア6b・60間に於ける右側の部分には、シリンダヘッ
ド内に設けられる動弁機構(図示せず)へ向けての潤滑
油が流通する潤滑油吐出路11が、ボルト孔8と平行に
穿設されている。
第2図に示すように、シリンダブロック1のシリンダ列
方向両端部及び互いに隣接する各シリンダボア6a〜6
dの中間位置には、後記するクランクシャフトのジャー
ナル部を枢支すべく軸受部部1−2を有するジャーナル
壁1−3a〜]、 3 eが形成されている。これらジ
ャーナル壁]−3a〜13eは、シリンダ軸線に平行し
、かつシリンダ列方向に直交する面に沿って形成されて
おり、その下面には、後記するベアリングキャップを締
結すべく各一対、計10本のポル)・孔]4がシリンダ
軸線に沿って穿設されている。また、オイルパンを接合
すべく平面に研削されたシリンダブロック1の下面には
、オイルパンフランジ15が外向きに形成されると共に
、複数のボルト孔]6が穿設されている。
一方、第]〜第3シリンダボア6a〜6Cの両側方には
、第3図に示すように、左右一対のバランサシャツl−
1−7が、シリンダ列方向に延設される。これらバラン
サシャフト17は、軸心に対する偏心位置に重心が設け
られたカウンタウエート部18と、カウンタウエート部
18の一端側から延出された延長軸部1つとからなって
おり、この延長軸部1つの遊端側に第1軸受部20aが
、またカウンタウエート部18の他端部に第2軸受部2
0bが、そしてカウンタウエート部1.8の中間部に第
3軸受部20cが、それぞれ形成されている。また、カ
ウンタウエート部18は、シリンダ列方向中央部に於け
る第2・第3シリンダボア6b・6cの側方に配設され
ており、第1シリンダボア6a側の第1−ジャーナル壁
13aに設けられた第1軸受孔2 ]、 aに第1−軸
受部20aが、また第3・第4シリンダボア6C・6c
間の第4ジヤーナル壁13dに設けられた第2軸受孔2
1bに第2軸受部20bが、そして第2・第3シリンダ
ボア6b・6c間の第3ジヤーナル壁13cに設けられ
た第3軸受孔21cに第3軸受部20cが、それぞれ回
転自在に嵌合している。
このようにしてバランサシャツl−]、 7は、振れ回
りを生ずることのないように十分に高い剛性をもってシ
リンダブロック1に支持される。
両バランサシャフI−1−7の一方の軸端は、第1ジヤ
ーナル壁13aから突出しているが、この軸端にはタイ
ミンクプーリ22かそれぞれ固着されている(第9図参
照)。このタイミングプーリ22とクランクシャフト3
3に固着されたクランクプーリ25との間をタイミング
ベルト26を介して連結することにより、両バランサシ
ャフト1−7が、クランクシャフト33の2倍の回転速
度で互いに逆方向に回転駆動される。本実施例の場合、
両バランサシャフl−1−7のうちの第3図及び第9図
に於ける左側に位置するものがタイミングプーリ22側
から見て時計方向に、右側に位置するものが反時計方向
にそれぞれ回転するようにされている。また上記タイミ
ングベルト26は、シリンダブロック端面に設けられた
テンンヨンブーリ27により所定の張力が与えられる。
尚、第1−・第2シリンダボア6a・6d間の第2ジヤ
ーナル壁13bには、第2・第3両軸受部20b・20
cが共に通過し得る大径の孔23が開設され、また第4
シリンダボア6d側の第5ジヤーナル壁13eには、第
2軸受孔21−bを加工するための工具挿入孔24が開
口している。この工具挿入孔24は、トランスミッショ
ンケース(図示せず)を取(=Jけることにより閉塞さ
れる。
第4図に示すように、各ジャーナル壁1−3a〜]、、
 3 eの平坦に研削された下面には、その中央部に前
記した軸受半部12が凹設されると共に、それぞれベア
リングキャップ30aが固着される。
各ベアリングキャップ30aは、それぞれに対応する各
ジャーナル壁13a〜、11.3 eの下面に接合する
平坦な上面を有しており、この−に曲中央部に、一方の
軸受半部12に対応する他方の軸受半部3]−か凹設さ
れている。そして、互いに接合して実質的に真円輪郭を
なすものとされた両軸受半部1,2・3]の内周に、軸
受メタル32を介してクランクシャフト33か回転自在
に支持される。
また、各ベアリングキャップ30aは、その下面を平坦
に研削されており、ギヤラリ部材34を接合することを
もって互いに一体的に連結される。
ギヤラリ部月34は、各ベアリンクキャップ30aの下
面にそれぞれ接合する脚部35aと、これら脚部35a
同士をシリンダ列方向に沿って互いに連結する3本の中
空部36a〜36cとからなり、一体向に鋳造成形され
ている。これら中空部36a〜36cのうちの中央部に
延在する第1−中空部36aは、全ての脚部35a同士
の下面を連結し、この第1−中空部36aの両側に延在
する第2・第3中空部36b・36cは、第1〜第4ジ
ヤーナル壁13a〜1,3dに対応する各脚部同士の両
側端部を連結している。これら3本の中空部36a・3
6b・36cは、図示されない連結管をもって互いに連
結されており、これによりその内部が互いに連通してい
る。
各ベアリングキャップ30a及びギヤラリ部月34の各
脚部35aには、それぞれ対応するジャーナル壁13 
a〜13eの各ボルト孔1−4に整合する位置に同軸的
にボルト挿通孔40・41が穿設されている。これらボ
ルト挿通孔40・41−を介して各ボルト孔14に挿通
螺着された各一対のボルト42をもって、それぞれ対応
するジャーナル壁1.3a〜13eにベアリングキャッ
プ30a及びギヤラリ部材34の脚部35aが一体的に
固着される。
各中空部には、それぞれオイルギヤラリか内股されてい
る。中央の第1中空部36aに内設された第1オイルギ
ヤラリ4.3 aからは、各脚部35a及び各ベアリン
グキャップ30aと、各ジャーナル壁1.3 a〜1−
3eとを共に貫通して各軸受メタル32の内周部に連通
ずる中央分岐油路4.4aが形成されている。そして両
脇の第2・第3中空部36b・36cにそれぞれ内設さ
れた第2・第3オイルギヤラリ43b・43cからは、
第1・第3・第4ジャーナル壁コ−3a ・]、 3 
c ・]、 3 dと、これらに対応する各脚部35a
及び各ベアリングキャップ30aとを貫通し、両バラン
サシャフト]7に於ける軸受部20a〜20cを支持す
るための各軸受孔21. a〜21−Cの内周部に連通
ずる側部分岐油路44b・44cが形成されている。
尚、各ボルト挿通孔40・41及び各分岐油路44a・
44b・44cに於けるジャーナル壁・ベアリングキャ
ップ・脚部の各接合部には、中空の位置決めピン45が
接合部に跨がって適宜嵌入されている。また、各オイル
ギヤラリ4.3 a・43 b−43cは、後記するオ
イルポンプに連結された潤滑油の一次供給路53に連通
している。
シリンダブロック1に於ける第]ジャーナル壁13a側
の端面には、第5図に示すように、つ]−タボンプ取ト
j部611、テンションブーり取(=J部62a・62
bなどと共に、平滑に研削されたオイルポンプ取付面6
3か形成されている。このオイルポンプ取付面63には
、適宜な間隔を置いて複数のタップ孔64が穿設されて
いる。そして前記したバランサシャフト17の第1−軸
受部20aを支持するための第1軸受孔21. aは、
このオイルポンプ取(=1面6Bに於ける上側の部分に
開口している。
第1軸受孔2]、aの開口部周囲は、基本的にはオイル
ポンプ取付面63と同一の平面とされているが、その下
側の部分が一部窪められている。この窪み65は、概ね
第1.軸受孔21aの内周縁上に中心を置く円周線に沿
う内周輪郭を有すると共に、その底面は、オイルポンプ
取(=J面63と平行をなす平面に研削されている。こ
の底面の中央部にも1つのタップ孔66が穿設されてい
る。
オイルポンプ数例面63に取イ・1けられるオイルポン
プ67は、公知形式のトロコイド式ポンプであり、第6
図に示すように、ポンプハウジング68の中央部にカバ
ー69にて閉塞されたポンプ室70が郭成されており、
この内部には、外ロータ71−と内ロータ72とが装着
されている。またポンプ室70より下向きに吸入路73
か、斜めト向きに吐出路74が、それぞれ形成されてお
り、吸入路73はオイルパン内の曲面下(図示せず)に
連通し、吐出路74は前記した一次供給路53に連通ず
るものとされている。このオイルポンプ67は、内ロー
タ72の中心部に形成されたクランクシャフト嵌合孔7
5に挿通されるクランクシャフト33により直接駆動さ
れる。
ポンプハウジング68の上側の部分には、その内周にオ
イルシール76が嵌着されたバランサシャフト挿通孔7
7が開設されている。そしてシリンダブロック1との接
合面78側に於けるこの挿通孔77の外周部下側に隣接
する概ね半円周に亘る部分には、接合面78と略同−平
面を有する島状突出部79が形成されている。この突出
部7つの中央には、径方向溝80が形成されている。こ
の径方向溝80は、第9図に示す傾斜をもってエンジン
を車輌に搭載することにより、概ね垂直方向となるよう
な角度にて形成されている。これにより、潤滑油戻しの
確実化に寄与している。また、接合面78には、前記し
たオイルポンプ取付面63に穿設されたタップ孔64に
対応するボルト孔81が穿設されている。
一方、オイルポンプ取付面63に於ける窪み65部分に
は、第7図に示すように、スラストプレート82が嵌め
込まれる。このスラストプレート82は、窪み65の内
周輪郭と略等しい曲率の外周輪郭部分を有する基部83
と、半円形の内周を有する係合部84とからなっており
、窪み65の底面中央部に穿設されたタップ孔66に対
応するビス孔85が、基部83の中央部に穿設されてい
る。
他方、第1軸受は孔21aから突出したバランザシヤフ
ト17の軸端は、第1軸受部20aの外径寸法より適宜
に縮径されると共に、スラストプレート 第1軸受部20aと同等の外径寸法の鍔86が形成され
ている。これにより、第1軸受部20aの端面と鍔86
との間に、上記したスラストプレートまた、第1軸受部
20aには、その外周面から係合溝87の底部に向けて
油孔88が形成されている。そして前記した側部分岐油
路44c・44bを介して第1軸受孔2 ]、 aに供
給される潤滑油は、第1軸受孔21aに嵌着された軸受
メタル89の内周面に凹設された油溝90に沿って第1
軸受孔21aの全周に回り込み、油孔88から係合溝8
7の底部に向けて、常時潤滑油が吐出されるようになっ
ている。
次にバランサシャツl− 1. 7の組付は要領につい
て説明する。
先ず、バランザンヤフ1〜17の軸端である第2軸受部
20bを第1軸受孔21aに臨ませて、シリングブロッ
ク1−内にバランサシャツl−1−7を挿入する。この
時、第1.輔受部20aと鍔86との間の係合溝87に
スラストプレート 合させておく。
次いでスラストプレート82をオイルポンプ取付面63
の窪み65に嵌め込み、ビス孔85を介してタップ孔6
6にビス91を螺着することをもって、バランサシャフ
ト17の軸方向位置が規定される。この状態にて、スラ
ストプレート周と窪み65内周との曲面同士か互いに補
完的に係合し、スラス)・プレート82の1−下及び左
右ノJ。
向の位置決めがなされ、ビス9]により軸方向の移動が
規定される。
次に、ポンプハウジング68のバランサシャフト挿通孔
77にバランサシャツ1へ17の軸端を挿通しつつ、オ
イルポンプ67をシリンダブロック1、に取付ける。シ
リンダブロック1−のオイルポンプ取付面63にポンプ
ハウジング68の接合面78を接合し、ボルト孔81を
介してタップ孔64にポルl〜を螺着することにより、
シリンダブロック1の端面にオイルポンプ67が固定さ
れる。このとき、クランクシャフト嵌合孔75及びバラ
ンサシャフト挿通孔77がポンプハウジング68に一体
形成されているので、各シャツI・相互間の組(=j精
度を容易に確保することができる。むろん、バランサシ
ャフト挿通孔77の開口は、オイルシール76にて油密
に閉じられる。
このようにして、スラス)・プレート82は、窪み65
の底面とポンプハウジング68内面の島状突出部79と
の間に挾持され、その軸方向移動が強固に規定される。
側部分岐油路4 、4, b・44.cから供給された
潤滑油は、第1軸受孔21aの軸受メタル89内面から
流出する。そして油溝90を介して油孔88から係合溝
87の底に吐出し、鍔86の内面及び第1軸受部20a
の端面とスラストプレートの両面との間を潤滑し、島状
突出部79中火の溝80から流れ落ちる。ここでスラス
トプレート82が係合溝87の下半分にのみ係合してい
ることから、係合溝87の」二側の部分が潤滑油を好適
に1つ 保持し、油膜切れを起すことがない。
第10図は、スラストプレート 示している。このスラストプレー1− 8 2 ’の両
面には、バランサシャフト17の軸心に関して対称な位
置に、一対の溝92が凹設されている。この溝92は、
係合部84の内周に抜き通されると共に、第11図に示
すように、その断面形状か台形をなしており、潤滑油は
、この溝92を伝わってバランサシャフト17の係合溝
87とスラストプレート82′ との互いの接触面間に
流れ落ちつつバランサシャフト17の回転にて引きずら
れるようにして円周方向に回り込み、油膜の形成に寄与
.1することとなる。
し発明の効果コ このように本発明によれば、シリンダブロックのシリン
ダ列方向端面に通常固定されるオイルポンプハウジング
などの別部材にてスラストプレートルポンプハウジング
にて左右のスラストプレー1〜の固定を同時に行えるこ
とから、スラストプレー1・の取付は作業工程を簡略化
することができる。
また、オイルポンプハウジングの固定ボルトを締付ける
ことをもってシリンダブロック端面とオイルポンプハウ
ジングとの間にスラストプレート挟持するものであるこ
とから、外部からの目視点検によりボルトの緩みを発見
し易くなり、保守整備性を向上するうえにも効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づき構成されたエンジンのシリンダ
ブロックの平面図であり、第2図は底面図であり、第3
図は水平面にて部分的に切除して示す切断端面図である
。 第4図は第1−図のIV−IV線に沿う切断端面図であ
る。 第5図は第1図の■方向から見た立面図である。 第6図はオイルポンプのシリンダブロックに対する取イ
テ[面側を示す立面図である。 第7図はシリンダブロックに於ける第1ジヤーナル壁の
バランサシャフト支持部の拡大図であり、第8図は第7
図の■−■線に沿う部分断面図である。 第9図はブーりの配置を示すシリンダブロックの立面図
である。 第10図はスラストプレート り、第11図は第10図のXI−XI線に沿う部分断面
図である。 1、・・・シリンダブロック2・・・シリンダブロック
外壁3・・・シリンダブロック内壁 4・・・ウォータジャケット 5・・ライナ     6a〜6d・・・シリンダボア
7・・・シリンダヘッド接合面 8・・・ボルト孔    9・・・クランクプーリ10
・・・通路     11・・・潤滑油吐出路]−2・
・・軸受半部 13a〜13e・・・ジャーナル壁 14・・ボルト孔   1.5・・オイルパンフランジ
1−6・・・ボルト孔   17・・・バランサシャフ
ト]8・・・カウンタウエート部 1つ・・・延長軸部   20a〜20c・・軸受部2
 1、 a〜21c・・・軸受孔 22・・・タイミングプーリ 23・・・開口     24・・・工具挿入孔25・
・・クランクプーリ26・・・タイミングベルト27・
・・テンションプーリ 30a・・・ベアリングキャップ 31・・・軸受半部   32・・・軸受メタル33・
・・クランクシャフト 34・・・ギヤラリ部月 35a・・・脚部36a〜3
6c・・・中空部 37・・・連結部月   38・・・連結管39・・・
プラク゛    40・41・・・ボルト挿通孔42・
・・ボルト 43a〜43C・・・オイルギヤラリ 44a〜44c・・・分岐油路 45・・・位置決めピン 53・・・−次供給路61・
・・ウォータポンプ取付部 62a・62b・・・テンションプーリ取伺部63・・
・オイルポンプ取イマ1面 64・・・タップ孔   65・・・窪み66・・タッ
プ孔   67・・・オイルポンプB 68・・・ポンプハウジング 6つ・・・カバー    70・・・ポンプ室7]−・
・外ロータ   72・・・内ロータ73・・・吸入路
    74・・・吐出路75・・・クランクシャフト
嵌合孔 76・・・オイルポンプ 77・・・バランサシャフト挿通孔 78・・・接合面    7つ・・・島状突出部80・
・・溝      81・・・ボルト孔82・・・スラ
ストブレート 83・・・基部     84・・・係合部85・・・
ビス孔    86・・・鍔87・・・係合溝    
88・・・油孔89・・・軸受メタル  90・・・油
溝91・・・ビス      92・・・溝特 許 出
 願 人 本111技研工業株式会社代   理   
人  弁理士 人 島 陽−82′

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)往復ピストンエンジンの起振力を打消すべくシリ
    ンダブロックに設けられるバランサシャフトのスラスト
    軸受構造であって、 前記バランサシャフトに於ける前記シリンダブロックか
    らの突出部に形成された周方向溝と、該周方向溝に係合
    するスラストプレートとを備え、前記スラストプレート
    が、前記シリンダブロック端面と該シリンダブロックの
    端面に固着される他部材との間にて挾持されることを特
    徴とするバランサシャフトのスラスト軸受構造。
  2. (2)前記スラストプレートは、上側が開放された半円
    形をなし、前記周方向溝の下側の部分に係合するもので
    あることを特徴とする第1請求項に記載のバランサシャ
    フトのスラスト軸受構造。
  3. (3)前記他部材は、オイルポンプハウジングであるこ
    とを特徴とする第1請求項に記載のバランサシャフトの
    スラスト軸受構造。
  4. (4)前記バランサシャフトは、前記シリンダブロック
    の両側部にそれぞれ配設された2本からなるものであり
    、前記オイルポンプハウジングは、これら両バランサシ
    ャフトの挿通孔が一体成形されたものであることを特徴
    とする第3請求項に記載のバランサシャフトのスラスト
    軸受構造。
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