JPH0221216A - アブソリュートエンコーダ - Google Patents

アブソリュートエンコーダ

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JPH0221216A
JPH0221216A JP63170782A JP17078288A JPH0221216A JP H0221216 A JPH0221216 A JP H0221216A JP 63170782 A JP63170782 A JP 63170782A JP 17078288 A JP17078288 A JP 17078288A JP H0221216 A JPH0221216 A JP H0221216A
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JP
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JP63170782A
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Tetsuo Hattori
徹夫 服部
Yasushi Ono
康 大野
Yasushi Kaneda
安司 金田
Shoji Ishizaka
石坂 祥司
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はアブソリュートエンコーダに関するものであ
る。
[従来の技術] 特開昭54−118259号公報には、二列以上の磁化
パターンのトラックをもつ符号板と、磁気抵抗効果素子
(Magnetoresistive Element
;以下MR素子という)を利用した検出器とを組合せた
磁気式のアブソリュートエンコーダが示されている。
般にこの種のアブソリュートエンコーダでは2Nの分解
能を得るにはアブソリュートパターンとして最低N木の
トラックが必要であり、符号板が円盤型であれば、複数
のトラックが同心円状に配列される。例えばN=4の場
合、円盤型符号板には四本の円形トラックが同心円状に
設けられ、これらトラックに磁化の方向による二進符号
のアブソリュートパターンが形成される。夫々のトラッ
クにはMR素子からなるセンサが割当られ、符号板がそ
の中心口りに前記センサと相対的に回転するのに伴って
、符号板の任意の回転位置にて得られる各センサの出力
の組合せが絶対的な符号板の回転位置を与えるコード信
号になるようにしである。
一方、特開昭57−175211号公報または実開昭6
0−152916号公報には、符号板上のアブソリュー
トパターンを1トラツクにし、このトラック長さ方向に
複数の検出器を配列して、各検出器の出力の組合せコー
ドによって絶対位置を検出する磁気式または光学式のア
ブソリュートエンコーダが示されている。
[発明が解決しようとする課題] 前述の従来のアブソリュートエンコーダでは、磁気式と
光学式とを問わず、そのアブソリュートパターンの読み
取りに際しては、そのビット数に応じたN個の非接触検
出器からの各信号を電気回路によりて矩形波に波形整形
してから二進数に数値化する必要があるが、各検出器か
らの検出43号は波形整形処理によって矩形波にした場
合、その立上り・立下りが成る時間を経て行なわれ、ま
たそのタイミングに各検出器で僅かずつずれが生じるの
が避けられない、特にエンコーダの分解能を上げるため
に符号板のアブソリュートパターンを細かくすると、検
出器の出力パルスの立上り・立下り時間とタイミングの
同期が問題となり、これら立上り・立下り部分での各検
出器出力の読み出し結果が正確な位置コードにならず、
エンコーダ出力に誤りが生じる恐れがある。
従ってこの発明の課題は、これらの欠点を無くして、位
置の読取りに誤りを生じることの極めて少ない高精度の
アブソリュートエンコーダを得ることにある。
[課題を解決するための手段] この発明のアブソリュートエンコーダは、アブソリュー
トパターンを有するトラックを設けた符−9板と、この
符号板に対して前記トラックの長手方向に相対移動可能
な前記パターンの読み取り用の複数の検出器とを備えて
おり、特に前述の課題を達成するために、 前記各検出器によって得られたパルス列の高低レベルを
、その単位パルス幅のほぼ中ほどの時点て別のクロック
信号に基づいて同時に読み取る読取手段を備えてなるも
のである。
[作用] この発明のアブソリュートエンコーダでは、符号板のト
ラックのアブソリュートパターンが各検出器で読み取ら
れると、各検出器によって得られたパルス列は、該パル
ス列を構成する単位パルス幅のほぼ中ほどの時点で別の
クロック信号に基づいて同時に高低レベルを読取られる
。このようにして前記パルス列の立上り・立下りから離
れた安定な時点で各検出器出力の同時読取りが行なわれ
るので、エンコーダ出力に誤りが発生するのを極めて少
なくすることが可能となる。
この発明の実施例を図面と共に説明すれば以下の通りで
ある。
[実施例コ 第1図(a)(b)は、MR素子を用いた磁気式アブソ
リュートエンコーダの場合のこの発明の一実施例を示す
ものであり、同図(a)は円盤型符号板の模式平面図、
同図(b)は前記円盤型符号板に着磁されたアブソリュ
ートパターン信号を読み取るMR素子のセンサを示す模
式平面図である。
第1図(a)において、符号板1にはその回転軸心3を
中心とする三木の円形のトラック2a。
2b、2cが同心円状に設定されている。
ここでトラック2a、2bはアブソリュートパターンを
有するトラックであり、この実施例では相補的なダブル
トラックを用いて検出器の読み取りのS/N比を向上し
た場合を例示しているが、勿論、−本のアブソリュート
パターントラックによるものであってもよい。
第1の円形トラック2a上には、円周を16分割く1ビ
ット分かπ/8ラジアンに相当)した16ビツト(N=
4)のアブソリュートパターンが着磁ビット6a〜6d
と未着磁ビット7a〜7dニヨって形成されている。
第1 図(a )の第1の円形トラック2aにおいて1
2時の位置から時計方向へ順にビット構成を説明すると
、未着磁ビット7aは連続した四つの「0」ビット、着
磁ビット6aは連続した二つのrl」ビット、未着磁ビ
ット7bは単一の「0」ビット、着磁ビット6bは単一
の「1」ビット、未着磁ビット7Cは単一の「0」ビッ
ト、着磁ビット6Cは連続した四つのr14ビット、未
着磁ビット7dは連続した二つの「OJビット、そして
着磁ビット6dは単一の「l」ビットと現すことができ
、従ってこのパターンのアブソリュートコードは、 roooollolol 111001Jということに
なる。
第2の円形トラック2b上にも、円周を16分割(1ビ
ツト分がπ/8ラジアンに相当)した16ビツト(N=
4)のアブソリュートパターンが着磁ビット6e〜6h
と未着磁ビット7e〜7hによって同様(形成されてい
るが、このアブソリュートパターンは第1のトラックの
アブソリュートパターンの丁度反転パターンになってお
り、従ってこのパターンのアブソリュートコードは、r
l  1 1 10010100001 10Jという
ことになる。・ 前記各着磁ビット6a〜6hは、1ビツトの長さ寸法(
角度範囲)をλ、着磁ビットのビット数をnとするとき
、トラック長手方向に21+1個の交互に極性の異なる
着磁区画(S、N)を隣接配列して構成されており、し
かも磁場分布を対称的にするために、前記配列の始端と
終端の着磁区画のトラック長手方向の長さ寸法をλ/4
に実質的に等しく、これらの間に挟まれた中間の着磁区
画のトラック長手方向の長さ寸法をλ/2に実質的に等
しくしである。例えば、着磁ビット6aではn=2であ
るから合計五つの着磁区画(NSNSN)が−列に並び
、始端と終端の二つの着磁区画(N、N)はトラック長
手方向に夫々λ/4の長さ、中間の三つの着磁区間(S
、N、S)は夫々λ/2の長さを有している。ここで、
λは1ビツト分の長さ寸法であって、第1図の実施例で
はN=4であるから、符号板1の円形トラック上では角
度範囲にして360/16=22.5度(π/8ラジア
ン)に相当する。
一番内側の第3のトラック2cは前述のクロック信号を
得るためのインクリメンタルパターンを有するものであ
り、このトラック2c上には、丁度1ビツトの長さ寸法
(角度範囲)λに相当する16個の着磁区画N、Sか交
互に極性を変えて配列され、全周を16分割したインク
リメンタルパターンとなっている。
検出器10は、第1図(b)に示すように符号板1の各
アブソリュートパターントラック28.21〕毎にN=
4個ずつのMR素子センサlla〜14a及びllb〜
14bを有すると共に、インクリメンタルパターントラ
ック2cの読取り用に一つのMR素子センサ30を有し
ている。この検出器10は、第1図(b)に鎖線で示し
たように符号板lと対置され、回転軸心3を中心とする
両者間の相対回転に伴ない、センサ、11a〜14aが
第1の円形トラック2aの着磁ビットによるアブソリュ
ートパターンを読み取ると同時にセンサl1b−14b
が第2の円形トラック2bの反転アブソリュートパター
ンを読み取り、そのとぎの同期したクロック信号を得る
べくセンサ3oが第3の円形トラック2c上のインクリ
メンタルパターンを読み取るものである。
アブソリュートパターンの読み取りに関して、同一トラ
ック上での各MR素子センサ間の配置間隔は、前記単位
寸法λまたはその整数倍であればよく、第1図(b)で
はこの間隔は丁度^にしである。但し、整数倍の場合、
アブソリュートパターンは前記とは異なったものとなる
。例えば10ビツトのアブソリュートエンコーダの場合
、間隔がλのときは第6図(d)、間隔が2λの場合は
第7図のようなアブソリュートパターンになる。
個々のMR素子センサについて、アブソリュートパター
ン読み取り用のセンサ11a、11b(7)構成を、イ
ンクリメンタルパターン読み取り用のセンサ30との関
連構成と共に第2図に示す。なお、アブソリュートパタ
ーン読み取り用の他のセンサ12a、b〜14a、bの
構成は、センサIIa、llbの構成と同様であるので
説明を省略する。
第2図に示すように、第1のトラック2aのためのMR
素子センサllaは、トラック長手方向にλ/4の間隔
をあけた二本の細い、着磁パターンに対して並行なMR
素子15a、15bからなり、同様に第2のトラック2
bのためのMR素子センサllbもトラック長手方向に
λ/4の間隔をあけた二本の細い、着磁パターンに対し
て並行なMR素子15c、15dからなっている。これ
に対して第3のトラック2CのためのMR素子センサ3
0は、トラック長手方向にλ/2の間隔をあけた二本の
細い、着磁パターンに対して並行なMR素子+5e、1
5fからなる。この場合、センサlla、llbでMR
素子同士がトラック長手方向に関して位置ずれなく揃え
られているが、これは第1図(a)に示すように、両ト
ラック2a、2bが周方向に位相差零で併設されている
からであり、これらトラック同士が成る位相差で周方向
にずれて設けられている場合には、センサ11aとtt
bの配置も対応する位相差でずらせばよい。
前記アブソリュートパターン読み取り用のMR素子15
a〜15dは、第2図に示すように、15aと15c、
15bと15dがそれぞれ組にされて直列接続され、両
直列接続パスで電流の向きが互いに逆になるように、直
流電源端子17.20間でブリッジ回路を形成し、その
信号出力端子18.19間に検出出力を生じるように構
成しである。第2図には例として両トラックの着磁ピッ
)・6a、6fが洋画されており、着磁ビット6aの終
端の着磁区画16ae及び着磁ビット6fの始端の着磁
区画16faと終端の着磁区画16fCの各々の長さ寸
法は共に前記MR素子15a。
+5b間または15c、156間の間隔寸法と同しλ/
4であり、両着磁ビットのその他の中間の6磁区画(1
6ac、16ad、16fbなど)の長さ寸法はλ/2
である。
また、インクリメンタルパターン読み取り用のセンサ3
0のMR素子15e、15fは、第2図に示すように前
記直流電源端子17.20間で直列接続されており、同
様に前記直流電源端子間にて直列接続された固定抵抗3
2a、32bと共にブリッジ回路を構成し、各直列接続
パスの中間接続点を信号出力端子33.34に接続して
いる。
MR素子は、水平磁場がかかると磁界の極性に拘らずそ
の強度に応じて自身の電気抵抗値を低下させる。従って
検出器10と符号板1との相対移動によって第2図のア
ブソリュートパターン読み取り用のセンサの出力端子1
8.19に生じる信号は次のようになる。
例えばMR素子15aに着磁ビットからの水平磁場がか
かると、MR素子15aの抵抗値が小さくなるから出力
端子18の電位が上昇し、MR素子15bに磁場がかか
ると出力端子19の電位が低下する。また、MR素子1
5cに磁場がかかると出力端子18の電位が低下し、M
R素子15dに磁場がかかると出力端子19の電位が上
昇するようになる。両トラックのパターンは相補的であ
り、また両センサ共に一対のMR素子間の間隔はλ/4
であるので、出力端子18と19とでは振幅波形が丁度
上下対称となり、両出力間の位相のずれはλを360度
とすると90度の位相差に相当する。
また、インクリメンタルパターン読み取り用のセンサ3
0の出力端子33.34に生じる信号は次の通りである
即ち、一方のMR素子15eに水平磁場がかかると、そ
の抵抗値が小さくなるから出力端子33の電位が上昇し
、他方のMR素子15fに水平磁場がかかると、その抵
抗値が小さくなるから出力端子33の電位が低下する。
一方、出力端子14の電位は固定抵抗322a、32b
によって直流電源端子17.20間の中間の所定電位に
固定されている。
両MR素子15e、15f間の間隔寸法は、インクリメ
ンタルパターンの各着磁区画の長さ寸法λの丁度半分の
λ/2であるから、MR素子15e、15fの一方が最
大抵抗値のときに他方は最低抵抗値となり、従って符号
板1と検出器10との相対移動によって出力端子33.
34間にはインクリメンタルパターンのトラック2cに
沿った水平磁場分布に対応して変化する信号出力が得ら
れる。
第3図には前記検出器10の検出出力を処理するための
信号処理回路の一例が示され、第4図には符号板1のト
ラック2a、2bに形成された相補的なアブソリュート
パターンおよびトラック2Cに形成されたインクリメン
タルパターンの各着磁区画によるトラックに沿った水平
磁場パターンと前記信号処理回路の各部波形の例が示さ
れている。
検出W+oにおいて、アブソリュートパターン読み取り
用のMR素子センサlla、llbの一方の出力端子1
8は信号処理回路21の入力端子22に接続されており
、他方の出力端子19は入力端子23に接続されている
。他のアブソリュートパターン読み取り用のMR素子セ
ンサ12a12b〜14a、14bについても同様であ
るので、ここではMR素子センサlla、llbの組に
ついてのみ説明する。
符号板1のトラック2aに形成されたアブソリュートパ
ターンの着磁ビットによる磁場パターンは第4図(a)
に示す通りであり、これと相補的なトラック2bに形成
された反転パターンの着磁ビットによる磁場パターンは
第4図(b)に示す通りである。これを各々λ/4の間
隔をあけた二本のMR素子からなるセンサlla、ll
bで相対走査すると、出力端子18には第4図(d)に
示すような脈流パルス状の信号が現われ、もう−方の出
力端子19には第4図(e)に示すような相補的な脈流
パルス状の信号が現われる。再出力端子18.19に現
われる信号を信号処理回路21の差動アンプ24に人力
して差動増幅すると、差動アンプ24の出力端には第4
図(f)に示す通りのほぼ矩形波状の信号が得られる。
この信号のパルス立上りと立下がりは、パルス幅に関係
なく一定の急峻なものとなる。そこでこの信号をコンパ
レータ25によって成る一定の比較レベルで矩形波に変
換すると、コンパレータ25の出力端には第4図(g)
に示すような矩形波信号が得られる。この矩形波信号は
読取手段の一部としてのラッチ回路29の入力端に人力
され、同様にしてセンサ12aと12bの組、センサ1
3aと13bの組、センサ14aと14bの組のそれぞ
れからの検出信号による矩形波信号も夫々ラッチ回路の
対応する入力端に入力される。
一方、符号板1のトラック2cに形成されたインクリメ
ンタルパターンの水平磁場パターンは第4図(C)に示
す通りであり、これをλ/2の間隔をあけた二本のMR
素子15e、15fからなるセンサ30で相対走査する
と、センサ30の出力端子33.34間には水平磁場パ
ターンに対応した波形の脈流パルス状の信号が現われる
から、これを信号処理回路21内の増幅回路26とシュ
ミットトリガ回路27で矩形波に波形整形したのち、モ
ノマルチ回路28に入力する。モノマルチ回路28は、
前記矩形波の立上りと立下りの両方で第4図(h)に示
すような前記クロック信号としてのストローブパルスを
出力し、これをラッチ回路29に与えている。
この場合、本発明に従って第4図(g)(h)に示すよ
うに、前記ストローブパルスは、アブソリュートパター
ンの読み取り結果である矩形波信号の最小ビット構成単
位のパルス幅のほぼ中央の時点に同期して生じるように
なっており、これによフて、各コンパレータ25からの
矩形波信号の高低レベルの読み飯りのタイミングをラッ
チ回路29で前記ストローブパルス時点に揃え、第4図
(g)に示す矩形波の立上り・立下りから雛れたパルス
幅のほぼ中ほどの安定した時点で各矩形波信号を同時に
読み取るようにし、誤った内容での読み取りを防いでい
る。
本実施例においては、このような読み取りタイミングの
選定は、アブソリュートパターンのトラック2a、2b
およびその検出器11a、b〜14a、bの組合せに対
してインクリメンタルパターンのトラック2cとその検
出器3oの組合せの配置上の位相差を適当に選定するこ
とで実現している。
ラッチ回路29は、前述のようなりロック信号としての
ストローブパルスの到来の度に各入力端の矩形波信号の
高低レベルをラッチしてその出力端子27a〜27dに
出力する。このようにして四つの出力端子27a〜27
dから前記符号板lのπ/8ラジアンの回転角度毎にr
o、IJの組合せの異なる4桁の2進コ一ド信号か得ら
れるようになっている。
前記四組の各センサからの検出信号によって前記信号処
理回路25の出力端子25a、25b。
25c、25dに現われる矩形波信号を、第1図(a)
(b)に対応させて図示すると第5図に示した(a)(
b)(c)(d)の通りである。なお、第5図の(e)
はシュミットトリガ回路27から出力されているインク
リメンタルパターンの読み取り結果に対応する矩形波信
号であり、この信号の立上りと立下りの双方で読み取り
タイミングを与えるストローブパルスが発生される。こ
の場合、固定された検出器10に対して符号板1が第1
図(b)に矢印で示すように反時計方向に回転している
ものとする。この実施例では、前述のようにN=4であ
るからアブソリュートコードは2N=16ビツトであり
、第1図(b)に示したように、符号板1の円周方向へ
各々λの間隔で並べた四組のMR素子センサ1la−1
1b、12a−12b、13a−13b、および14a
−14bによる検出信号によって、出力端子27a〜2
7dから符号板1の一回転に亙って同じ「0゜l」の組
合せのコード信号が生じないように、トラック2上のア
ブソリュートパターンの配列(アブソリュートコード)
が定められ、これは前述した通り、rOOOOllol
olllloolJである。
従って出力端子27aを2°、27bを227cを22
,276を23に割り当てると、相対回転角度π/8ラ
ジアン毎に異なる内容の4ビツトのアブソリュート信号
か得られ、第5図にはそれぞれのアブソリュート信号に
対応する十人進数が(f)として添え書きされている。
これから解るように、第5図の矩形波信号をそのまま数
値化すれば16の十人進数となり、またこれは符号板1
を一回転した場合に一箇所として同じ数値となっておら
ず、従ってアブソリュートエンコーダが構成されている
ことが解る。
アブソリュートパターンの配列の決定は次のようにして
行なう。
即ち、ビット数が少ないときは順次試行錯誤的に行なっ
てもよいが、ビット数が多くなるとコンピュータで演算
させる必要がある。
前述の4ビツトの場合で説明すると、例えば各ビットが
「O」の場合は必ずあるから、先ず4つの「0」の連続
ro、O,0,0」を考える。そして「0」が5つ連続
すると同じ組合せが生してしまうことになるから、「0
」が4つ続いた後には必ず「1」がくると考える。この
ようにして順次「O」か「l」かを追加していき、4つ
すうの区切りで1ビツトずつシフトしたときに同し内容
の組合せが生じないようにすればよい。
このようにしてコンピュータに演算させた結果を第6図
(a)(b)(c)(d)に示す。
第6図(a)は5ビツト、即ちN=5の場合のアブソリ
ュートコードであり、第6図(b)は6ビツト、即ちN
=6の場合のアブソリュートコードであり、第6図(C
)は8ビツト、即ちN=8の場合のアブソリュートコー
ドであり、そして第6図(C)は10ビツト、即ちN=
10の場合のアブソリュートコードである。
第6図(b)(c)(d)のアブソリュートコードは、
行の末尾のビットがその次(下)の行の先頭のビットに
つながって一連のものとして構成される。
これら第6図のアブソリュートコードをロータリーエン
コーダに用いる場合には、最下行の最後のビットが第1
行の先頭のビットにつながって無端状に連続するように
する。
第6図の例ではMR素子センサをアブソリュートパター
ンの1ビツト相当分の間隔(λ)で連続配置する場合の
コード配列を示したが、パターンが細かくなってセンサ
の寸法上の制限により1ビツト間隔での連続配置が物理
的に困難になる場合は、アブソリュートパターンのコー
ド配列を工夫することによって、例えばコード配列の1
ビット置きに2λの間隔でMR素子センサを配置するこ
とができる。そのような−例として第7図にN=10の
場合のアブソリュートコードを示す。この場合はN=1
0であるから10個のMR素子センサが1ビツト置籾、
つまり間隔2λて配置されている。
勿論、他の間隔についても同様にアブソリュートコード
を適宜定めることは可能であり、一般的にはλの整数倍
の間隔についてアブソリュートコートを作ることができ
る。
このようなアブソリュートコードによればlトラックで
アブソリュートパターンが実現できるので、所謂インク
リメンタル型のエンコーダと大きさが殆ど変わらないア
ブソリュートエンコーダを得ることが可能である。
以上は磁気式アブソリュートエンコーダの例であるが、
第8図〜第10図は光学式アブフリューl−エンコーダ
の実施例を示している。
第8図(a)において、符号板4には不透明部分と透明
部分とでro、IJのビットを構成してなる前述と同様
のアブソリュートパターンを設けたトラック5aと、−
周分を16等分して各分割領域を不透明部分と透明部分
とに交互に繰り返してインクリメンタルパターンとした
トラック5bとが併設されている。この符号板4には、
第8図(b)に示すように符号板を挟んで対向する光源
81a〜84aと光電センサ81b〜84bの組および
光源80aと光電センサ80bの組が検出器として組み
合され、これら検出器と符号板4とは回転軸心9を中心
とする相対回転を行なう。この検出器は、トラック5a
を読み取るために間隔λでトラック長手方向に配列され
た四つの光電センサ81a、82a、83a、84aと
、トラック5bを読み取るための単一の光電センサ80
bからなり、これらの相対配置関係については前述の磁
気式アブソリュートエンコーダの実施例の場合と同様に
、光電センサ81b〜84bが互いにλの間隔でトラッ
ク5aに沿って配列され、これらに対して角度位置でλ
/2だけずれた位置にて光電センサ80bがトラック5
bに対設されている。
第9図には前記各光電センサ80b〜84bの検出出力
を処理するための信号処理回路の一例が示されている。
第9図の信号処理回路では、これら各光電センサの検出
出力をパルス整形回路90〜94で整形処理し、夫々磁
気式と同じように第5図に示すような矩形波信号を得て
いる。第5図において(a)〜(d)は夫々整形回路9
1〜94の出力を、また(e)は整形回路90の出力波
形に対応する。第5図に示したように、インクリメンタ
ルパターンの読み取り結果に対応する光電センサ80b
の検出信号から得られた矩形波信号(e)の立上りと立
下りのタイミングは、矩形波信号<a>〜(d)の最小
ビット単位のパルス幅の略中央となっている。この矩形
波信号(e)はモノマルチ回路95にトリガ信号として
人力され、モノマルチ回路95は前記トリガパルスの立
上りと立下りの双方でパルス出力を生じる。96はラッ
チ回路であり、パルス整形回路91〜94から出力され
る矩形波信号(a)〜(d)を、前記モノマルチ回路9
5から出力されるパルス(ストローブパルス)の到来時
点でラッチして出力端子97a〜97dに取り出すよう
になっている。
これによって各出力端子97a〜97dに前述ト同様な
4ビツトの二進コート信号が得られることは述べるまで
もない。
尚、以上に述へた実施例では、回転位置を読み取るため
のロータリーエンコーダを主に説明したか、本発明は直
線位置を読み取るためのリニアエンコーダにも適用でき
、その場合には、検出器と相対移動する符号板に前述の
ようなアブソリュートパターンを相対移動方向に沿って
直線的に形成すればよい。
またクロック信号(ストローブパルス)を得るために符
号板にインクリメンタルパターンのトラックを併設した
場合を例に挙げたが、符号板と検出器の相対移動が常に
一定速度で行なわれるようなエンコーダの場合には、信
号処理回路中に一定周e 数(7) クロツクパルス発
振器をもたせることにより、インクリメンタルパターン
のトラックとその検出系を省くことができる。
[発明の効果] 以上に述べたように、この発明によれば、符号板のアブ
ソリュートパターンの読み取り結果の矩形波信号を、そ
の最小ビット単位のパルス幅のほぼ中はどで別のクロッ
ク信号に基づいて読み取るようにしたので、個々の検出
器からの検出信号のパルス高低レベルを常に安定した時
点で読み取ることができ、出力に誤りの生じる恐れのな
い高分解能のアブソリュートエンコーダを得ることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明の一実施例に係る磁気式アブソ
リュートエンコーダの円盤型符号板の模式平面図、同図
(b)は前記円盤型符号板に着磁されたアブソリュート
パターンを読み取るMR素子センサからなる検出器を示
す模式平面図、第2図は個々のMR素子センサの構成を
示す説明図、第3図は前記検出器の検出出力を処理する
ための信号処理回路の一例を示す回路図、第4図(a)
〜(g)は符号板のトラックに形成されたアブソリュー
トパターンおよびインクリメンタルパターンの着磁区画
による水平磁場パターンと前記信号処理回路の各部波形
を示す線図、第5図はこの発明の一実施例に係るアブソ
リュートエンコーダの最終出力波形を示す線図、第6図
は異なるビット数のアブソリニー813号を得るための
アブソリュトコ−ドを決定するアブソリュートコードの
幾つかの例を示す説明図、第7図はアブソリュートコー
ドの別の例を示す説明図、第8図(a)はこの発明の別
の実施例に係る光学式アブソリュートエンコーダの円盤
型符号板の模式平面図、同図(b)は前図の矢印へ方自
からみた正面図、第9図は前図の光電センサの検出出力
を処理するための信号処理回路の一例を示す回路図であ
る。 (主要部分の符号の説明) 1:符号板 2a、2bニドラツク(アブソリュート)2cニドラツ
ク(インクリメンタル) 3:回転軸心 6a〜6h:着磁ビット 78〜7h:未着磁ビット lO:検出器 1 a、b 〜I 4a、b : MR素子センサ15
a 〜f:MR素子 17:+側電源端子 18.19+出力端子(アブソリュート)20ニー側N
、fA端子 21:信号処理回路 24:差動アンプ 25、コンパレータ 28:モノマルチ回路 29;ラッチ回路 30:MR素子センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  アブソリュートパターンを有するトラックを設けた符
    号板と、この符号板に対して前記トラックの長手方向に
    相対移動可能な複数の検出器とを備えたアブソリュート
    エンコーダにおいて、 前記各検出器によって得られたパルス列の高低レベルを
    、その単位パルス幅のほぼ中ほどの時点で別のクロック
    信号に基づいて同時に読み取る読取手段を備えたことを
    特徴とするアブソリュートエンコーダ。
JP63170782A 1988-07-11 1988-07-11 アブソリュートエンコーダ Pending JPH0221216A (ja)

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