JPH02211396A

JPH02211396A - スクロール圧縮機

Info

Publication number: JPH02211396A
Application number: JP3210789A
Authority: JP
Inventors: Masayoshi Hara; 原　正良; Tetsuzo Matsuki; 哲三松木; Hiroshi Nakajima; 浩史中島; Yasuyuki Suzuki; 鈴木　保幸; Masahiko Oide; 大井手　正彦
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-02-10
Filing date: 1989-02-10
Publication date: 1990-08-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、空気圧縮機や冷媒圧縮機などに用いられる
スクロール圧縮機に関する。

〔従来の技術〕

第７図は特開昭６３−１１７１９１号公報に示された従
来のスクロール圧縮機の縦断面図である。図において、
１は合板部１ａの下面に渦巻突起１ｂが設けられてなる
固定スクロールで、中心部に吐出口唇があけられている
。２は合板部２ａの上面に渦巻突起２ｂが設けられ、渦
巻突起１１）に組合わされた揺動スクロールで、中心部
の下部に揺動軸部２Ｃが設けられている。３は双方のス
クロール１．２間の外周側に形成される吸入口、５は双
方の渦巻突起Ｉｔ）、２ｔ）により形成された田綿室、
６は主軸で、上端の大径部６ａ円に偏心穴６ｂが設けら
れ、揺動軸受１８を介し揺動スクロール２を揺動運動さ
せる。主軸６には偏心給油穴６Ｃが設けられ、また、バ
ランサ部６ｄが設けられている。７は主軸６の下端部に
固着されたオイルキャップで、吸込ロアａが設けられて
おプ、給油穴６Ｃとで遠心ポンプ手段を構成する。

８は固定スクロールｌを固定する上部プラケットで、上
部スラスト軸受１９を介し揺動スクロール２を下方から
支持するとともに、上部軸受２０を介し主軸６の大径部
６＆を半径方向に支持している。上部プラケット８には
、複数の返油孔８ａと、外側部の複数のガス通路８ｂと
が設けられている。９は下部容器１２ａ内に固１ｉＩｇ
れた下部プラケットで、上部プラケット８を固定支持し
ており、下部スラスト軸受２１及び下部軸受２２を介し
主軸６を下方から及び半径方向に支持している。下部プ
ラケット９には、上部にバランサ室９ａが、外側部に排
油孔９ｂ及び複数のガス通路９ｃが、Ｆ部に複数のガス
通路９ｄがそれぞれ設けられている。

次に、１０は主軸６に固着され回転させる電動機の回転
子、１１は下部プラケット９の下部にボルト（図示は略
す）によシ取付けられた電動機の固を子、１２は下部容
１ｉｉ１２ａに上部容ｂ１２ｂが溶接などで気密結合さ
れてなる密閉容器、１３Ｆｉ上部プラケット８と揺動ス
クロール２との間に介在され、揺動スクロール２の自転
は阻止し公転運動の案内をするオルダム継手、１４は封
鎖板、１５は密閉容器１２内の底部に形成された油だめ
で、潤滑油２５がためられている。１６＃ｉ下部容器１
２ａ　ＩＩＣ気密固着され、先端が下部プラケット９の
吸入穴にはめ込まれた吸入管、１７は固定スクロール１
に固定され、上部容器１２ｂに固着された吐出管である
。

３２は断面コ字状をなし、固定子１１の外周部と下部容
器１２ａ内周部との間に装着された排油案内体で、排油
孔９ｂに連通する排油通路３２ａを形成している。

上記圧縮機の内部構成要素を密閉容器１２に組込むには
、次のようにしていた。下部プラケット９に駆動機構部
を取付け、上部に上部プラケット８とＦＪ−１１８機構
部を組立てる。下部容器１２．ａ内の所定位ｔｌｌＫ排
油案内体２６を点溶接して同着する。

上記組立体を下部容器１２ａ内に挿入し、圧入又は焼ば
めにより下部プラケットを固着し、上部容器１２１）を
下部容；５１２ａにはめ、溶接し気密結合する。

次に、上記従来のスクロール圧縮機の動作を説明する。

電動機の回転子１０及び主軸６が回転すると、揺動スク
ロール２はオルダム継手１３により自転を阻止されなが
ら公転する。これにより、双方間の圧縮室５が中心側に
移動し、次第に容積を縮少してガス圧力を高め、吐出口
４から吐出管１７によシ田送される。

この場合、吸入ガスは吸入管１６から吸入され、実線矢
印に示すように、一部は下部プラケット９のガス通路９
ｄを通シ、他部は回転子１ｏと固定子１１とのエアギャ
ップを通シ、電動機を冷却し、ガス通路９ｃ　、８ｂを
通って吸入口３からＦＥ縮呈５へ取込まれ圧縮される。

また、油だめ１５の潤滑油２５は、上軸６の回転により
偏心給油孔６Ｃを点線矢印のようにと昇し、各軸受２２
，２１．１８．２０及び１９を潤滑する。軸受を潤滑し
た潤滑油２５は返油孔８ａ　、バランサ室９ａ及び排油
孔９ｂを通シ、排油通路３２ａを下降し油だめ１５に戻
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような従来のスクロール圧縮機では、下部容５１
２ａの内周面に固着された排油案内体３２は、圧縮機構
部と駆動機構の組立体を組込むのに、固定子１１の外周
部に引掛からないように余裕をもたせることが必要で、
固定子１１の外周面とのすき間をなくすることは、各部
品の工作精度上から困難であった。

このため、排油通路３２ａを下降する排油が漏れ、吸入
ガスに巻上げられ、圧縮室に至り吐出され、油だめ１５
の勾滑油２５が減量ニジていくという問題点があった。

殊に、インバータ制御などによる高速運転時は、吸入ガ
スの流速が高くなり、排油通路３２ａから漏れた排油の
巻上げが増大し、潤滑油の減量が進み潤滑能力が低下す
るという問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、下降する排油が吸入ガスに巻上げられること
による油上りを、簡単な機構によ）抑制し、高速運転に
おいても軸受潤滑に支障のないスクロール圧縮機を得る
ことを目的としている０〔課題を解決するための手段〕この発明にかかるスクロール圧縮機は、請求項１の発明
では、下部プラケットのバランサ室から側部に排油口を
設け、との排油口と油だめとに連通ずる油戻し管を密閉
容器の外側部に取付けたものである。

また、請求項２の発明では、排油案内体を弾性材により
背面辺から内方に両側辺を折曲げ形成し、密閉容器内周
面と固定子外周面とに密着して挾付は弾性変形して固定
し、上端を下部プラケットの下端に密接させて排油孔に
連通させ排油通路を形成したものである。

〔作用〕

請求項１の発明においては、上軸の給油孔をと昇し各軸
受を潤滑した潤滑油は、下部プラケットのバランサ室に
至り、排油口から油戻し管を下降し、密封容器の油だめ
に戻る。

また、＃！！求項２の発明においては、下部プラケット
のバラン？室に至った尚滑油は、排油孔から排油案内体
による排油通路を、途中で漏れることなく下降し、油だ
めに戻る。

〔実施例〕

第１図はこの発明によるスクロール圧縮機の一実施例の
縦断面図であり、１〜８．１０〜２２　、２５　。

ｌａ　、　ｌｂ　、　２ａ〜２ｃ　、　６１！Ｌ〜６（
１、８ａ　、　８ｂ　、　１２ａ　、　１２ｂは上記従
来装置と同一のものでおり、説明は略する。

３９は下部容器１２ａ内に固着され、上部プラケット８
を支持する下部プラケットで、）：部にバランサ室３９
ａが、このバランサ室から外力に排油口３９ｂが、外側
部に複数のガス通路３９ｏが、下部に複数のガス通路Ｑ
９ｄがそれぞれ設けられている。下部容ａ　１２ａには
、排出口３９ｔ）に通じる連通穴１２ｃと、油だめ１５
に対応する位置に戻し穴１２ｄとが設けられている。４
０は密閉容ｒａ１２の外側部に配され、連通穴１２ｃと
戻し穴１２ａとにはめられ儲ろう付けなどで固着された
油戻し管である。

上記−実施例のスクロール圧縮機では、各軸受部を潤滑
した潤滑油２５は排油となシ、上部プラケット８の返油
孔８ａを流下し下部プラケット３９のバランサ室３９ａ
に入る。この排油は排出口３９′ｂから油戻し管４ｏに
導かれて下降し、油だめ１５　Ｋ戻る。こうして、排油
は吸入ガス側から分離して戻され、油上りが抑制される
。

第２図はこの発明によるスクロール圧縮機の第２の実施
例の縦断面図で６４）、１〜２２，２５．ｌａ、ｌｂ。

２ａｘ２ｃ　、６ａ〜６ｄ、８ａ　、８ｂ　、９ａ〜９
ｄ　、１２ａ　、　１２ｂは上記、従来装置と同一のも
のである。３３は弾性金属板など弾性材からなシ、断面
コ字状をなし内方に排油通路３３ａを形成する排油案内
体で、下部容器１２ａの内周面と固定子ｍｌの外周面と
に挾み込まれ弾性変形して双方に密着している０また、
排油案内体３３はＪ：、端が下部プラケット９の下端面
に密接して油孔９ｂに連通し−Ｃおり、下降する排油を
周囲の吸入ガスから隔離していて、下端が油だめ１５の
真上に延びている０上記排油案内体３３を装着した状態を、第３図に斯面図
で示す。排油案内体３３の両側辺の外側へ折曲げられた
一部は、鎖線で示すように、あらかじめ、固定子１１の
外周面より半径方向に内側にある形状にされである。排
油案内体３３は挿入によシ、実線で示すように弾性変形
し、背部面が下部容器１２ａの内周面に密着し、両側辺
の一部が固定子１１の外周面に密着して弾性係持される
。

上記第２の実施例のスクロール圧縮様において、主軸６
０回転によシ給油穴６Ｃを上昇した潤滑油２５は、各軸
受を潤滑しバランサ室９ａに入る。このバランサ室９ａ
の潤滑油は排油孔９ｂから排出され、排油通路３３ａを
通シ外方に漏れることなく下降し、油だめ１５に戻され
る。

第４図は、この発明の第３の実施例による排油案内体を
示す。弾性材からなる排油案内体３４の上端には一対の
取付片３４ｂが設けられ、ねじ用穴３４ｏがあけられて
いる。３４ａは排油通路である。

この排油案内体３４の取付片３４１）に取付けねじを通
し、下部プラケット９の排油孔９ｂ部のリブ部の両側に
取付ける。これにより、下部プラケット９の排油孔９ｂ
部の下端面と排油案内体３４の上端面との密接性がより
向上される。

第５図はこの発明の第４の実施例を示す。弾性材からな
る排油案内体３５の下端には取付片３５１）が設けられ
、ボルト用穴３５ａがあけられている。

３５ａは排油通路である。この排油案内体３５を第６図
に示すように、取付片３５’ｂのボルト用穴３５ａに固
定子用取付はボルト２４を通し、固定子１１とともに下
部プラケット９に取付けている。

なお、排油案内体の断面状形は上記実施例に限らず、下
部容Ｗｉ！１２ａ内周面と固定子１１外局面に弾性密着
し、下部プラケット９の戻油孔９ａに連通し、排油通路
を形成し吸入ガス側から隔離するものであれば、他の形
状であってもよい。

また、排油案内体の弾性力は、下部容５１２ａと固足子
１１との密着性と組立性を考慮し、適切な値に設定する
り〔発明の効果〕以上のように、Ｍ求項１の発明によれば、密閉容器の外
側部に、下部プラケットの排出口と下部の油だめとに連
通する油戻し管を設けたので、組立作業が容易となシ、
下部プラケットのバランサ室に入った排油が、排油口か
ら油戻し管を下降し吸入ガスから隔離されて油だめに戻
され、潤滑油の減量が抑制され潤滑性能の低下がなくさ
れる。

また、請求項２の発明によれば、弾性材からな夛、内方
に排油通路を形成する排油案内体を、密閉容器内周面と
固定子外周面との間に挾み込み、弾性変形させ双方に密
着させて俳持し、下部プラケットの排油孔に連通させた
ので、組立てが容品になシ、吸入ガスによる排油の巻上
りが抑制されて油だめに戻され、潤滑油の減量が抑えら
れ潤滑性能の低下が防がれる。

【図面の簡単な説明】第１図はこの発明によるスクロール圧縮機の一実施例の
縦断面図、第２図はこの発明によるスクロール圧縮機の
第２の実施例の縦断面図、第３図はｇ２図の排油案内体
部の横断面図、第４図及び第５図はこの発明の第３及び
第４の実施例を示す排油案（ハ）体の斜視図、第６図は
ｖＡ５図の排油案内体を固定子に取付けた状態を示す縦
断面図、第７図は従来のスクロール圧縮機の縦断面図で
ある０１・・・固定スクロール、２・・・揺動スクロー
ル、５・・・圧縮室、６・・・主軸、６ａ・・・大径部
、６Ｃ・・・偏心給油孔、６（Ｌ・・・バランサ、８・
・・上部プラケット、９・・・下部プラケット、９ａ・
・・バランサ室、９１）・・・排油孔、ｌＯ・・・電動
機の回転子、１１・・・電動機の固定子、１２・・・密
閉容器、１５・・・油だめ、１Ｂ・・・揺動軸受、１９
・・・上部スラスト軸受、２０・・・上部軸受、２１・
・・下部スラスト軸受、２２・・・下部軸受、２５・・
・潤滑油、３３〜３５・・・排油案内体、３３ａｘ３５
ａ・・・排油通路、３９・・・下部ブラケツｌ’、３９
ａ・・・バランサ室、３９ｂ・・・排油口、４ｏ・・・
油戻し管なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　固定スクロールと、この固定スクロールに組合
わされ揺動運動をし、双方間に形成された圧縮室で流体
を圧縮し吐出させる揺動スクロールと、この揺動スクロ
ールを上部の大径部内の揺動軸受を介し揺動させる主軸
と、上部に上記固定スクロールを固定しており、上記揺
動スクロールを下方からスラスト軸受を介し支持し、か
つ、上記主軸の大径部を上部軸受を介し支持する上部プ
ラケットと、主軸の大径部下部のバランサ部を囲うバラ
ンサ室が上部に形成され、このバランサ室から外側部に
通じる排油孔が設けられており、上記上部プラケットを
上部に固定し、主軸の大径部下部を下部スラスト軸受を
介し支持し、かつ、主軸の中間部を下部軸受を介し支持
する下部プラケットと、この下部プラケットの下端に固
定された電動機の固定子と、上記主軸の下部側に固着さ
れた電動機の回転子と、上記下部プラケットの外側部を
内周部にはめ込み固着し、上記各構成要素を収容してお
り、底部の油だめに潤滑油をためた密閉容器と上記主軸
の下端に設けられ、上記油だめの潤滑油を、主軸に設け
られた偏心給油穴に上昇させ上記各軸受に供給させる油
ポンプ手段を備えたスクロール圧縮機において、上記下
部プラケットにはバランサ室から側部に排油口が設けら
れており、上記密閉容器の外側部に取付けられ、上記排
油口と上記油だめとに連通する油戻し管を備えたことを
特徴とするスクロール圧縮機。
（２）　固定スクロールと、この固定スクロールに組合
わされ揺動運動をし、双方間に形成された圧縮室で流体
を圧縮し吐出させる揺動スクロールとこの揺動スクロー
ルを上部の大径部内の揺動軸受を介し揺動させる主軸と
、上部に上記固定スクロールを固定しており、上記揺動
スクロールを下方からスラスト軸受を介し支持し、かつ
、上記主軸の大径部を上部軸受を介し支持する上部プラ
ケットと、主軸の大径部下部のバランサ部を囲うバラン
サ室が上部に形成され、このバランサ室から外側部に通
じる排油孔が設けられており、上記上部プラケットを上
部に固定し、主軸の大径部下部を下部スラスト軸受を介
し支持し、かつ、主軸の中間部を下部軸受を介し支待す
る下部プラケットと、この下部プラケットの下端に固定
された電動機の固定子と、上記主軸の下部側に固着され
た電動機の回転子と、上記下部プラケットの外側部を内
周部にはめ込み固着し、上記各構成要素を収容しており
、底部の油だめに潤滑油をためた密閉容器と、上記主軸
の下端に設けられ、上記油だめの潤滑油を、主軸に設け
られた偏心給油穴に上昇させ上記各軸受に供給させる油
ポンプ手段を備えたスクロール圧縮機において、弾性材
からなり、上記密閉容器内周面に背部面が密着し、両側
辺端の一部が上記固定子外周面に密着して挾込まれ弾性
変形して固定され、上端が上記下部プラケットに密接し
て排油孔に連通し排油通路をなす排油案内体を備えたこ
とを特徴とするスクロール圧縮機。