JPH02211386A - 斜板式油圧装置 - Google Patents

斜板式油圧装置

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Publication number
JPH02211386A
JPH02211386A JP1031717A JP3171789A JPH02211386A JP H02211386 A JPH02211386 A JP H02211386A JP 1031717 A JP1031717 A JP 1031717A JP 3171789 A JP3171789 A JP 3171789A JP H02211386 A JPH02211386 A JP H02211386A
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JP
Japan
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plunger
pump
connecting rod
swash plate
cylindrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP1031717A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichirou Kawahara
河原 ▲えい▼一郎
Takashi Koyama
小山 隆士
Takeo Suzuta
鈴田 武男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02211386A publication Critical patent/JPH02211386A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ00発明目的 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば油圧式無段変速機を構成する斜板式油
圧ポンプもしくは斜板式油圧モータ等に最適な斜板式油
圧装置に関する。
(従来の技術) 従来から、シリンダブロックにその軸線を囲む環状配設
で複数のプランジャを摺合させ、これら複数のプランジ
ャに対向し且つプランジャの軸線に対して傾斜する斜板
にシューを滑動自在に配設し、このシューと前記複数の
プランジャとを揺動自在の連接桿を介して連接してなる
斜板式油圧装置がある。
この種の装置における連接桿とプランジャとの連結構造
に関し、特公昭44−30789号公報では、連接桿の
ポールシロインドをプランジャの軸受孔に係合させ、連
接桿とプランジャとに設けた溝に取り付けた円形クリッ
プにより軸受孔からのポールシロインドの抜は止めを行
うようにしている。
ところが、上記例における連結構造は、構造が複雑で部
品点数も多いため、組立が面倒であるという問題がある
このため、連接桿のボールジヨイントをプランジャの軸
受孔に挿入係合させた後、軸受孔の円形開口をカシメに
より縮径させ、軸受孔からのポールジぢインドの抜は止
めを行うようにしたものもある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、プランジャの後端近傍に軸受孔を設け、
その最も後端の円形開口をカシメにより縮径する構造の
場合には、プランジャはこの連接桿との接合部から前方
に延びた構成となる。−殻内には、シリンダ内での摺動
に対するガイド長さは長い方が安定するため、プランジ
ャ長さはある程度の長さを要求されるのであるが、連接
桿とプランジャを組み合わせた長さはできる限り短くし
て油圧装置全体のコンパクト化を図ることが要求される
。このため、上記構成の場合には、全長をある程度の長
さに抑え且つプランジャの長さを確保すると、連接桿の
長さを短くせざるを得ない。
しかしながら、連接桿の長さを短くすると、揺動自在な
連接桿の揺動角が大きくなり、連接桿からプランジャに
加わる力のうちのプランジャの軸と直角な方向の分力(
プランジャに摺動抵抗を与える力)が大きくなり、連接
桿からプランジャへの力の伝達効率が低下するという問
題や、プランジャの外周面の摩耗が増加するという問題
がある。
なお、プランジャの有効長さを確保し且つ連接桿の長さ
も確保するため、プランジャの端部より内方に入った部
分に軸受孔を形成し、この軸受孔に連接桿の端部ボール
ジヨイント部を挿入し、プランジャの軸受孔近傍の外周
面をカシメにより縮径し連接桿の抜は止めを行うという
方法もある。
しかしながら、プランジャの外周面はシリンダ孔内をス
ムーズに摺動するように高精度な円筒度が要求されるの
に対し、この外周面にカシメを施すと円筒度が低下し、
プランジャのスムーズな摺動が阻害されるという問題が
ある。また、このプランジャは高圧に曝される等するた
め、所定の強度が要求されるのであるが、カシメは一旦
焼きなましを行ってから行うため、この部分の強度が不
十分となるおそれがあるという問題もある。
本発明は、このような問題に鑑み、構造および組立が簡
単で、カシメを行うことなしに、連接桿とプランジャと
の連接を行うことができ、且つ、プランジャおよび連接
桿の長さを確保しつつ全長の増加を抑えることができる
ような構成の斜板式油圧装置を提供することを目的とす
る。
口0発明の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本発明においては、
連接桿におけるプランジャとの接合端部を、円筒部とこ
の円筒部の半径より大きな曲率半径を有してこの円筒部
の両側に設けられる球状凸面部とからなる形状に形成し
、一方、連接桿の接合端部と係合するプランジャの接合
受容部を、上記円筒部の径より若干小さな径を有した筒
状開口とこの筒状開口の内方に位置し上記球状凸面部と
摺接し得る曲率半径を有する球状凹面部とからなる形状
に形成し、円筒部を筒状開口内に圧入して連接桿の接合
端部を接合受容部内に挿入し、球状凸面と球状凹面とを
摺接係合させることにより、連接桿とプランジャとの揺
動自在な連結を行うようにしている。
(作用) 上記構成によれば、連接桿の接合端部の円筒部はプラン
ジャの接合受容部の筒状開口より若干径が大きいだけで
あるので、円筒部を筒状開口内に圧入することにより、
接合端部を接合受容部内に入り込ませることができる。
このように接合端部が接合受容部内に圧入・挿入された
状態では、球状凸面と球状凹面とが滑らかに摺合し、連
接桿とプランジャとは揺動可能に連結された状態となる
。なお、この状態では、連接桿が揺動されると、円筒部
に対する筒状開口の位置がずれるので、両者の連結が外
れることがない。しかも、上記接合受容部はプランジャ
内のどの位置にでも形成することが可能であり、このた
め、プランジャの端部より内方の部分にこの接合受容部
を形成して、プランジャの有効長さおよび連接桿の長さ
を確保し、且つ両者を組み合わせた長さを抑えることが
可能となる。
(実施例) 以下、図面に基づいて、本発明の好ましい実施例につい
て説明する。
第1図は本発明を適用した斜板式油圧ポンプを有する無
段変速機の油圧回路図であり、この図において、無段変
速機Tは、入力軸1を介してエンジンEにより駆動され
る定吐出量型斜板アキシャルプランジャ式油圧ポンプP
と、前後進切換装置20を介して車輪(図示せず)を駆
動する可変容量型斜板アキシャルプランジャ式油圧モー
タMとを有している。これら油圧ポンプPおよび油圧モ
ータMは、ポンプPの吐出口およびモータMの吸入口を
連通させる第1油路LaとポンプPの吸入口およびモー
タMの吐出口を連通させる第2油路Lbとの2本の油路
により油圧閉回路を構成して連結されている。これら2
本の油路LaおよびLbのうち第1油路Laは、エンジ
ンEによりポンプPが駆動されこのポンプPからの油圧
によりモータMが回転駆動されて車輪の駆動がなされる
とき、すなわちエンジンEにより無段変速機Tを介して
車輪が駆動されるときに、高圧となり(なおこのとき第
2油路Lbは低圧である)、一方、第2油路Lbは車両
の減速時等のように車輪から駆動力を受けてエンジンブ
レーキが作用する状態のときに高圧となる(このとき、
第1油路Laは低圧である)。
この第1油路La内には、この油路Laを断続可能な直
結クラッチ弁DCが配設されている。
一対ノキャrJ19a、9bを介してエンジンEにより
駆動されるチャージポンプ10の吐出口が、チエツクバ
ルブ15を有するチャージ油路Lhおよび一対のチエツ
クバルブ3,3を有する第3油路L cを介して閉回路
に接続されている。チャージポンプ10によりオイルサ
ンプ17から汲み上げられチャージ圧リリーフバルブ1
6により調圧された作動油は、チエツクバルブ3,3の
作用により上記2本の油路L a +  L bのうち
の低圧側の油路に供給される。
このチャージポンプ10と同軸上にガバナバルブ8が取
り付けられている。このガバナバルブ8には図示しない
制御バルブから所定圧の作動油が供給され、ガバナバル
ブ8はこの作動油の圧をエンジンEの回転速度に対応し
たガバナ油圧に変換する。なお、この図ではガバナバル
ブ8に繋がる入出力油路の表示は省略している。
シャトルバルブ4を有する第4油路Ldが上記閉回路に
接続されている。このシャトルバルブ4には、高圧およ
び低圧リリーフバルブ6.7を有してオイルサンプ17
に繋がる第5および第6油路Le、Lfが接続されてい
る。シャトルバルブ4は、2ポ一ト3位置切換弁であり
、第1および第2油路La、Lbの油圧差に応じて作動
し、第1および第2油路La、Lbのうち高圧側の油路
を第5油路Leに連通させるとともに低圧側の油路を第
6油路Lfに連通させる。これにより高圧側の油路のリ
リーフ油圧は高圧リリーフバルブ6により調圧され、低
圧側の油路のリリーフ油圧は低圧リリーフバルブ7によ
り調圧される。
第1および第2油路L a e L b間には、両油路
を短絡する第7油路Lgも設けられており、この第7油
路Lgにはこの油路の開度を制御する可変絞り弁からな
るメインクラッチ弁CLが配設されている。
油圧モータMの回転軸2と平行に出力軸28が配置され
ており、両軸2,28間に前後進切換装置20が設けら
れる。この装置20は回転軸2上に軸方向に間隔を有し
て配された第1および第2駆動ギヤ21.22と、出力
軸28に回転自在に支承されるとともに第1駆動ギヤ2
1に噛合する第1被動ギヤ23と、中間ギヤ24を介し
て第2駆動ギヤ22に噛合するとともに出力軸28に回
転自在に支承された第2波動ギヤ25と、第1および第
2被動ギヤ23.25間で出力軸28に固設されるクラ
ッチハブ26と、軸方向に滑動可能でありクラッチハブ
26と前記両被動ギヤ23゜25の側面にそれぞれ形成
されたクラッチギヤ23aもしくは25aとを選択的に
連結するスリーブ27とを備え、このスリーブ27はシ
フトフォーク29により左右に移動される。なお、この
前後進切換装置20の具体的構造は第2図に示す。この
前後進切換装置20においては、スリーブ27がシフト
フォーク29により図中左方向に滑動されて図示の如く
第1波動ギヤ23のクラッチギヤ23aとクラッチハブ
28とが連結されている状態では、出力軸28が回転軸
2と逆方向に回転され、車輪が無段変速機Tの駆動に伴
い前進方向に回転される。一方、スリーブ27がシフト
フォーク29により右に滑動されて第2被動ギヤ25の
クラッチギヤ25aとクラッチハブ26とが連結されて
いる状態では、出力軸28は回転軸2と同方向に回転さ
れ、車輪は後進方向に回転される。
次に、上記無段変速機Tの具体的な構造を第2図を用い
て簡単に説明する。
この無段変速機Tは、第1〜第4ケース5a〜5dによ
り囲まれた空間内に油圧ポンプPおよび油圧モータMが
同志に配設されて構成されている。油圧ポンプPの入力
軸1はカップリング1aを介してエンジンEの出力軸E
sと結合されている。このカップリング1aの内周側に
遠心フィルタ50が配設されている。
また、上記入力軸1上には駆動ギヤ9aがスプラインに
より結合配設され、この駆動ギヤ9aに被動ギヤ9bが
噛合している。波動ギヤ9bはチャージポンプ10の駆
動軸11と同軸に結合しており、エンジンEの回転は上
記一対のギヤ9a+9bを介してチャージポンプ10の
駆動軸11に伝達され、チャージポンプ10が駆動され
る。この駆動軸11はチャージポンプ10を貫通してギ
ヤ9bと反対側に突出し、ガバナバルブ8にも連結され
ている。このため、エンジンEの回転はこのガバナバル
ブ8にも伝達され、ガバナバルブ8により、エンジンE
の回転に対応したガバナ油圧が作られる。
油圧ポンプPは、入力軸1にスプライン結合されたポン
プシリンダ60と、このポンプシリンダ60に円周上等
間隔に形成された複数のシリンダ孔61に摺合した複数
のポンププランジャ62とを宵してなり、入力軸1を介
して伝達されるエンジンEの動力により回転駆動される
油圧モータMは、ポンプシリンダ60を外囲して設けら
れたモータシリンダ70と、モータシリンダ70に円周
上等間隔に形成された複数のシリンダ孔71に摺合した
複数のモータプランジャ72とから構成されており、ポ
ンプシリンダ60と同芯上にて相対回転可能なようにな
っている。
モータシリンダ70は、軸方向に並んで一体に結合され
た第1〜第4の部分70a〜70dにより構成される。
第1の部分70aはその左端外周においてベアリング7
9aを介してケース5bにより回転自在に支持されると
ともに、右側内側面は入力軸1に対して傾斜してポンプ
斜板部材を構成しており、このポンプ斜板部材上にポン
プ斜板リング63が設けられている。第2の部分70b
には前記複数のシリンダ孔71が形成され、第3の部分
70cは各シリンダ孔81.71への油路が形成された
分配盤80を有する。第4の部分70dには、前記第1
および第2駆動ギヤ21,22を有するギヤ部材GMが
圧入されるとともに、ベアリング79bを介してケース
5Cにより回転自在に支持されている。
上記ポンプ斜板リング63上には、円環状のポンプシュ
ー64が回転滑動自在に取り付けられ、このポンプシュ
ー64とポンププランジャ62とが連接桿65を介しで
ある程度首振り自在に連結されている。ポンプシュー6
4とポンプシリンダ60には互いに噛合する傘歯車88
a、68bが形成されている。このため、入力軸1から
ポンプシリンダ60を回転駆動するとポンプシュー64
も同一回転駆動され、ポンプ斜板りング63の傾斜に応
じてポンププランジャθ2は往復動され、吸入口からの
オイルの吸入および吐出口へのオイルの吐出がなされる
また、各モータプランジャ72に対向する斜板部材73
が、その両外端から紙面に直角な方向に突出する一対の
トラニオン軸(揺動軸)73aを介して第2ケース5b
により揺動自在に支承されている。この斜板部材73の
モータプランジャ72に対向する面上にはモータ斜板リ
ング73bが配設され、このモータ斜板リング73b上
に滑液してモータシ、−74が取り付けられている。
モータシュー74は、各モータプランジャ72の端部に
首振り自在に連結されている。この斜板部材73は、そ
のトラニオン軸73aから離れた位置で、リンク部材3
9を介して変速用サーボユニット30のピストンロッド
33と連結されており、変速用サーボユニット30によ
り、ピストンロッド33が軸方向に移動されると、斜板
部材73はトラニオン軸73aを中心に揺動されるよう
になっている。
モータシリンダ70の第4の部分70dは中空に形成さ
れており、その中心部に、配圧盤18に固定された固定
軸91が挿入されている。この固定軸91の左端には分
配環92が液密に嵌着されており、この分配環92の軸
線方向左端面が偏心して分配盤80に摺接し得るように
されている。
この分配環92により、第4の部分70d内に形成され
た中空部が、内側油室と外側油室とに区画され、内側油
室が第1油路Laを構成し、外側油室が第2油路Lbを
構成する。なお、上記配圧盤18は、シャトルバルブ4
、高圧および低圧リリーフバルブ6.7等を有しており
、第3ケース5cの右側面に取り付けられるとともに、
第4ケース5dにより覆われている。
分配盤80には、ポンプ吐出ポートおよびポンプ吸入ポ
ートが穿設されており、その吐出ポートおよびこれに繋
がる吐出路を介して、吐出行程にあるポンププランジャ
82のシリンダ孔61と内側油室からなる第1油路La
とが連通され、また、ポンプ吸入ポートおよびこれに繋
がる吸入路を介して、吸入行程にあるポンププランジャ
62のシリンダ孔61と外側油室からなる第2油路Lb
が連通される。さらに、分配盤80には各モータプラン
ジャ72のシリンダ孔(シリンダ室)71に連通ずる連
絡路が形成されており、この連絡路の開口が、分配環9
2の作用により、モータシリンダ70の回転に応じて第
1油路Laもしくは第2油路Lbと連通される。このた
め、膨張行程にあるモータプランジャ72のシリンダ孔
71と第1油路Laとが、収縮行程にあるモータプラン
ジャ72のシリンダ孔71と第2油路Lbとがそれぞれ
連絡路を介して連通される。
このようにして、油圧ポンプPと油圧モータMとの間に
は、分配盤80および分配環92を介して油圧閉回路が
形成されている。したがって、入力軸1よりポンプシリ
ンダ60を駆動すると、ポンププランジャ62の吐出行
程により生成された高圧の作動油が、ポンプ吐出ポート
からポンプ吐出路、第1油路La(内側油室)およびこ
れと連通状態にある第1連絡路を経て膨張行程にあるモ
ータプランジャ72のシリンダ孔71に流入して、その
モータプランジャ72に推力を与える。
一方、収縮行程にあるモータプランジャ72により排出
される作動油は、第2油路Lb(外側油室)に連通ずる
第2連絡路、ポンプ吸入路およびポンプ吸入ポートを介
して吸入行程にあるポンププランジャ62のシリンダ孔
61に流入する。
このような作動油の循環により、吐出行程のポンププラ
ンジャ62が斜板リング63を介してモータシリンダ7
0に与える反動トルクと、膨張行程のモータプランジャ
72がモータ斜板部材73から受ける反動トルクとの和
によって、モータシリンダ70が回転駆動される。
ポンプシリンダ60に対するモータシリンダ70の変速
比は次式によってあたえられる。
モータシリンダ70の回転数 油圧ポンプPの容量 上式かられかるように、変速用サーボユニット30によ
り斜板部材73を揺動させ、油圧モータMの容量をOか
らある値に変えれば、変速比を1(最小値)からある必
要な値(最大値)にまで変えることができる。
一方、前述のように、モータシリンダ70の第4の部分
70dには、第1および第2駆動ギヤを有するギヤ部材
GMが圧入固設されている。このため、モータシリンダ
70の回転駆動力は、前後進切換装置2oを介して出力
軸28に伝達される。この出力軸28は、ファイナルギ
ヤ組28a、29を介してディファレンシャル装置10
0に繋がっており、出力軸28の回転駆動力はディファ
レンシャル装置100に伝達される。そして、ディファ
レンシャル装置100により左右のドライブシャフト1
05,106に分割された回転駆動力は、左右の車輪(
図示せず)に伝達され、車両の駆動がなされる。
なお、第4の部分70dの中空部内に挿入された固定軸
91内には、第1油路Laと第2油路Lbとの短絡路を
形成するとともにこの短絡路を全閉から全開まで制御可
能なメインクラッチ弁CL1および第1油路Laを断続
制御可能な直結クラッチ弁DCが配設される。
まず、メインクラッチ弁CLについて説明する。固定軸
91の周壁には、第1油路Laと第2油路Lbとを連通
し得る短絡ポートが穿設されており、この固定軸91の
中空部に円筒状のメインクラッチ弁体95が挿入されて
いる。この弁体95は固定軸91に対して相対回転自在
であり、上記短絡ボートに整合し得る短絡孔が穿設され
ている。この弁体95の右端に形成されたアーム95a
を回動操作することにより、弁体95を回動させて短絡
ポートと短絡孔との整合(重なり)量を調整できるよう
になっている。この整合部の大きさが第1油路Laと第
2油路Lbとの短絡通路の開度となり、このため、弁体
95の回動制御により、上記短絡通路の開度を全開から
全開まで制御することができる。短絡通路の開度が全開
であれば、ポンプ吐出ボートから第1油路Laに吐出さ
れた作動油は、短絡ボートおよび短絡孔から直接第2油
路Lbに流入するとともにポンプ吸入ポートに流入する
ので、油圧モータMが不作動となり、クラッチOFFの
状態となる。当然ながら、逆に、短絡通路の開度が全閉
であれば、クラッチON状態が実現する。
このメインクラッチ弁体95の中空部内に、直結クラッ
チ弁DCが配設される。この直結タラワ弁DCは、上記
弁体95内に軸方向に移動自在に桿入されたピストン軸
85と、このピストン軸85の先端に取り付けら、れた
シュー86と、ピストン軸85内に挿入されたパイロッ
トスプール84とから構成され、パイロットスプール8
4を軸方向に移動させることにより、ピストン軸85を
これに追従させて軸方向に移動させることができるよう
になっている。このため、パイロットスプール84を左
動させて、ピストン軸85を左動させ、その先端のシュ
ー86により分配盤80の端面に開口するポンプの吐出
路を塞ぎ、第1油路Laを遮断することができるように
なっている。このようにポンプ吐出路を閉塞した状態で
は、ポンププランジャ62が油圧的にロックされ、油圧
ポンプPと油圧モータMとが直結状態となる。
なお、この直結状態は、モータMの斜板部材73を直立
にした変速比最小の位置、すなわち、トップ位置にて行
われるもので、直結させることにより入力軸1から出力
軸2への動力伝達効率を向上するとともに、モータプラ
ンジャ72が斜板部材73に及ぼす推力を低減させて、
摩擦抵抗の減少および軸受等に加わる負荷の軽減を図る
ことができる。
次に、第3図を参照して、油圧ポンプPについてさらに
詳細に説明する。なお、この第3図は、第2図に示した
無段変速機の構成ユニットの1つであるポンプユニット
を組立完了状態で示す図である。
この図から分かるように、前記モータシリンダ70は油
圧ポンプPのケースを構成し、このモータシリンダ70
を構成する前記第1〜第4の部分70a〜70dは、嵌
合もしくはノックピンにより位置決めされるとともに、
複数のボルト11o、tttにより一体に結合されてい
る。
前記入力軸1は、その左端寄り外周がニードル軸受11
2を介して第1の部分70aの中心部に支持され、その
右端外周がニードル軸受113を介して第3の部分70
c (分配盤80)の中心部に支持されている。この入
力軸1にスプライン結合された前記ポンプシリンダ60
は、その外周がニードル軸受114を介して第2の部分
70bに支持されている。
前記ポンプ斜板リン、グ63上に回転滑動自在に取り付
けられた前記円環状のポンプシュー64は、その外周面
がニードル軸受116を介して第1の部分70aの内側
に支持されている。また、ポンプシュー64の内周端部
には、入力軸1に軸方向に移動自在にスプライン結合さ
れたばね保持体117が球面接触しており、そのばね保
持体117とポンプシリンダ60との間には、圧縮コイ
ルばねからなるばね118が張設されている。したがっ
て、ばね保持体117はどのような位置においてもポン
プシュー84に均一に接触し、ボンプシ:L−84はば
ね保持体117を介してばね118の弾発力によりポン
プ斜板リング63に押圧される。これによりポンプシュ
ー64はポンプ斜板りフグ63上において常に定位置で
回転滑動することができる。
前記連接桿65はその内端および外端にボールジヨイン
ト85a、  65bを有し、これらポールジヨイント
65a、85bにより揺動自在にポンププランジャθ2
およびポンプシュー64に連接されている。また、前記
傘歯車88a、88bはポンプシュー64とポンプシリ
ンダ80との対向端面に形成されており、これら傘歯車
68 a + 88bは互いに歯数を等しくした同期歯
車に構成されている。
第4図に示すように、連接桿65の接合端部をなすポー
ルシロインド85aは、連接桿65と同軸の円筒部13
0と、この円筒部130の両端外周縁に形成された球状
凸面部131とからなっている。一方、ポンププランジ
ャ62には、ポールジeインl−65aを受容支承する
接合受容部を形成するために、180度以上の中心角範
囲で球状凹面132aを有する軸受孔132が形成され
ている。
ボールジヨイント85aの円筒部130の直径りは、軸
受孔132の筒状開口133の直径dよりも僅かに大き
く設定されている。また、ボールジヨイント65aの球
状凸面部131の曲率半径Rは、軸受孔132の球状凹
面132aに摺接し得るように設定されている。これに
より、連接桿65の軸線とボンププ、ランジャ62の軸
線とを一致させた状態で、ボールジヨイントE35aは
、その円筒部130が筒状開口133に圧入されて軸受
孔132に挿入されている。
上記構成の油圧ポンプPの作動中、ポンプ斜板リング6
3、およびポンプシュー64の傾きに起因して、連接桿
65の両端のボールジヨイントロ5a、E35bの各中
心の回転軌跡は同一円筒面に収まらないから、再回転軌
跡のずれに応じて連接桿65はボールジヨイント65a
を支点として揺動し、その揺動はポンププランジャ62
に何ら拘束されない。そして、ポンププランジャ62の
ほぼ半数は常に吐出行程に合ってされら背面側のポンプ
油室の高圧により連接桿65を介してポンプシュー64
の半周部分をポンプ斜板リング63に対して押圧してい
るから、その押圧力はポンプシュー64の他の半周部分
にも及ぶ。したがって、ポンプシュー64は摺動面全体
をポンプ斜板リング63に対し常に押し付けられる結果
、吸入行程側のポンプ油室に何らかの原因により急激な
圧力低下が起きてもポンプシュー64の一部がポンプ斜
板リング63から浮き上がることがない。
ポンプシュー64は前面に押圧ポケット120を有し、
この油圧ポケット120をポンプシリンダ60内の油室
に連通させるために、ポンププランジャ62、連接桿6
5およびポンプシュー64に一連の油孔121,122
,123が穿設される。したがって、ポンプシリンダ6
0の作動中には、その内部の圧油が油圧ポケット120
に供給され、この圧油は、ポンププランジャ62からポ
ンプシュー64に加わる推力を支承するようにポンプシ
ュー64に圧力を及ぼす。これにより、ポンプシュー6
4とポンプ斜板リング63との接触圧力を減少させ、同
時に両者の摺動面を潤滑することができる。
ところで、連接桿65とポンププランジャ62とを連結
するために、ボールジeインド85aを軸受孔132に
摺合させる際には、第4図に示すように、連接桿65の
軸線とポンププランジャ62の軸線とを一致させ、た状
態で、ボールジ1インド85aの円筒部130を筒状開
口133から軸受孔132に圧入・挿入す葛。この結果
、第5図に示すように、ポールジ日インド85aの球状
凸面部131が軸受孔132の球状凹面132aに摺接
することになり、連接桿65とポンププランジャ62と
は自在に揺動可能となる。
この場合、ポンププランジャ65から連接桿64を外す
には、両者の軸線を一致させるとともに、上記圧入力以
上の力を加える必要があり、連接桿64が揺動して上記
両者の軸線が多少でもずれると、両者の連結が外れるこ
とがない。
以上のような構成を採用すると、従来のようなカシメを
行わずとも、連接桿64の抜けを防止することが可能と
なるばかりでなく、プランジャ8S内での軸受孔(接合
受容部)132の位置の設定の自由度が高い。例えば、
本例においては、ポンププランジャ62の後端から寸法
12の所に軸受孔132の中心を設けており、このため
、全長1のプランジャ65に対して、前側にll、後側
に12のシリンダ孔61に対する摺動長さを確保できる
この場合、上記後側の長さ12を長(すれば、連接桿8
4とプランジャ65とを連結した状態での長さを長(す
ることなしに、上記両者のそれぞれの長さをともに長く
することができる。
まず、プランジャ65の全長lを長くすると、第5図の
ように、プランジャ65に対して傾斜した状態の連接桿
64からプランジャ65に加わる力Fのうちの軸と直角
な分力F2が、このように長くなった外周面で受けられ
るので、その面圧が低くなり、プランジャ65の摺動が
滑らかになり且つ摩耗等が低下する。
また、連接桿64の長さしを長くすると、プランジャ6
5の軸線に対する傾斜角が小さくなる。
このため、連接桿64からプランジャ65に加わる力F
が同じでも、プランジャ65の軸と直角な方向の分力F
2が小さくなり、上記と同様にプランジャ65の面圧が
低くなる。
以上においては、連接桿とポンププランジャとの連結に
ついて説明し、たが、本発明はこれに限られず、油圧モ
ータについても同゛様な構成を用いることができる。
ハ0発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、連接桿接合端部の
円筒部をプランジャ接合受容部の筒状開口内に圧入して
連接桿の接合端部を接合受容部内に挿入し、球状凸面と
球状凹面とを摺接係合させることにより、連接桿とプラ
ンジャとの連結を行うようにしているので、このように
接合端部が接合受容部内に圧入−挿入された状態では、
球状凸面と球状凹面とが滑らかに摺合し、連接桿とプラ
ンジャとは揺動可能に連結された状態となる。
また、この状態では連接桿が揺動されると円筒部に対す
る筒状開口の位置がずれるので、両者の連結が外れるこ
とがない。しかも、その構造が簡単で組立が非常に容易
である。
また、上記接合受容部はプランジャ内のどの位置にでも
形成することが可能であり、このため、例えば、プラン
ジャの端部から内方に入った位置にこの接合受容部を形
成して、プランジャの有効長さおよび連接桿の長さを確
保し、且つ両者を組み合わせた長さを短くすることが可
能となる。プランジャの有効長さおよび連接桿の長さを
長くすることにより、プランジャに加わるその軸と直角
な方向の分力を小さくでき、プランジャの摺動に対する
摩擦抵抗を低下させて力の伝達効率を向上させることが
でき、同時にプランジャの外周面等の摩耗も低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した斜板式油圧ポンプを有する油
圧式無段変速機の油圧回路図、第2図は上記無段変速機
の断面図、 第3図は上記油圧ポンプのポンプユニットを取り出して
示す断面図、 第4図は連接桿のポールジeインドをプランジャの軸受
孔に圧入する前の分解断面図、第5図は上記圧入後の断
面図である。 4・・・シャトルバルブ  20・・・前後進切換装置
60・・・ポンプシリンダ 61・・・シリンダ孔62
・・・プランジャ 、 63・・・斜板リング64・・
・シュー     65・・・連接桿68a、88b・
・・同期傘歯車 70・・・モータシリンダ 117・・・ばね保持体1
30・・・円筒部    131・・・球状凸面部13
2・・・軸受孔    132a・・・球状凹面133
・・・筒状開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) シリンダブロックに、その回転軸と並行な軸を
    有する複数のプランジャをこの回転軸を囲むようにして
    環状に配列挿入し、これら複数のプランジャの端部に対
    向するとともに前記回転軸に対して傾斜した面を有する
    斜板部材上にシュー部材を滑動自在に配設し、このシュ
    ー部材と前記複数のプランジャとを揺動自在に連接桿を
    介して連接してなる斜板式油圧装置において、  前記連接桿の前記プランジャとの接合端部を、円筒部
    とこの円筒部の半径より大きな曲率半径を有してこの円
    筒部の両側に設けられる球状凸面部とからなる形状に形
    成し、前記連接桿の接合端部と係合する前記プランジャ
    の接合受容部を、前記円筒部の径より若干小さな径を有
    した筒状開口とこの筒状開口の内方に位置し前記球状凸
    面部と摺接し得る曲率半径を有する球状凹面部とからな
    る形状に形成し、  前記円筒部を前記筒状開口内に圧入して前記連接桿の
    接合端部を前記プランジャの接合受容部内に挿入し、前
    記球状凸面と前記球状凹面とを摺接係合させるようにし
    たことを特徴とする斜板式油圧装置。
JP1031717A 1989-02-10 1989-02-10 斜板式油圧装置 Pending JPH02211386A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133103A (en) * 1976-04-29 1977-11-08 Linde Ag Axiallpiston machines
JPS59145374A (ja) * 1983-02-04 1984-08-20 Hitachi Constr Mach Co Ltd 斜板式液圧回転機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133103A (en) * 1976-04-29 1977-11-08 Linde Ag Axiallpiston machines
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