JPH02211335A - プロペラを制御する装置と方法 - Google Patents

プロペラを制御する装置と方法

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JPH02211335A
JPH02211335A JP1322814A JP32281489A JPH02211335A JP H02211335 A JPH02211335 A JP H02211335A JP 1322814 A JP1322814 A JP 1322814A JP 32281489 A JP32281489 A JP 32281489A JP H02211335 A JPH02211335 A JP H02211335A
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propeller
thrust
pitch
reverse
speed
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JP1322814A
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Michael J Sum
マイケル・ジョン・サム
George W Bennett
ジョージ・ワシントン・ベネット
Neil Walker
ネイル・ウォーカー
Steven Atkins Merrell
スティーブン・アトキンズ・メレル
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C9/00Controlling gas-turbine plants; Controlling fuel supply in air- breathing jet-propulsion plants
    • F02C9/48Control of fuel supply conjointly with another control of the plant
    • F02C9/56Control of fuel supply conjointly with another control of the plant with power transmission control
    • F02C9/58Control of fuel supply conjointly with another control of the plant with power transmission control with control of a variable-pitch propeller
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C11/00Propellers, e.g. of ducted type; Features common to propellers and rotors for rotorcraft
    • B64C11/30Blade pitch-changing mechanisms
    • B64C11/305Blade pitch-changing mechanisms characterised by being influenced by other control systems, e.g. fuel supply

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  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は航空機用機関の制御装置、更に具体的に云え
ば、航空機推進装置の推力反転の際に作用する制御装置
に関する。このプロペラ装置は二重反対廻り形であって
よい。
発明の背景 いろいろな種類のプロペラ駆動航空機が、推力を反転す
る為にプロペラのピッチを変えることが出来る装置を倫
えている。推力の反転により、航空機が着陸操作の際に
地面と接触した後の制動力が得られる。更に、航空機を
空港のターミナルから後にずりさがる時等、地上での原
動力の為にも逆方向推力を使うことが出来る。
推力の反転が第1図乃至第3図に示されている。
第1図は羽根104を持つ典型的な航空機のプロペラ1
03を示しており、第2図は第1図の線2−2から見た
図である。ピッチは、第1図にも示しであるが、プロペ
ラ羽根の弦105と円周106との間の角度Bと定義す
る。
第2図の羽根104は、順方向飛行中に使われる正のピ
ッチ角を示す。プロペラ103が第1図及び第2図に矢
印109で示す方向に回転し、第2図の入って来る空気
流112は大まかに云えば通路113に沿って駆動され
、航空機に対して順方向推力を発生する。
逆方向推力では、羽根104が第3図の位置104Bへ
回転し、負のピッチ角Bを持つ。第1図及び第3図の矢
印109で示したプロペラの回転方向は同じま\であり
、その為、今度は入って来る空気流112が通路114
に沿って駆動され、逆方向推力を発生する。
典型的には、推力反転の際にパイロットがとる事象の順
序は次の通りである。最初に、パイロットが、機関速度
を下げる為に、機関に対する燃料流量を減少する為、絞
りてこ位置を変える。その後、パイロットがプロペラの
ピッチを第3図に示す様に反転する。その後、パイロッ
トが、−層高い機関速度をとる為に、絞りてこを燃料流
量が一層大きい位置へ回復する。この時、パイロットは
、機関の速度もプロペラの速度も過大にならない様に保
証する為、機関速度を示すタコメータを監視する。
今述べた推力反転手順に伴う1つの危険は、プロペラが
第1図の軸116に対して呈する負荷が、ピッチ角Bの
関数であることによって生ずる。例えば、順方向及び逆
方向の何れの推力でも、ピッチ角が大きいと、ピッチ角
が小さい場合よりも、所定の回転速度を保つ為に、軸1
16からより多くの軸馬力を送出すことが必要である。
ピッチ角が大きくなれば、負荷が一層大きくなる。更に
、極く小さいピッチ角、例えば0@又はそれに近い角度
(フラット・ピッチと呼ばれる)、負荷は非常に小さく
、プロペラは超過速度状態に達し、機関又はプロペラに
tji傷を及ぼす惧れがある。パイロットは、フラット
−ピッチによって生ずる超過速度が起らない様にする為
、機関速度を監視しなければならない。
異なる形式の推進装置、即ち第6図に示すプロペラ11
7の様な反対廻りのプロペラを用いる推進装置では、推
力反転の際、別の現象が起る。1つの現象を第5図につ
いて説明することが出来る。
この図は、第6図の推進装置の簡略断面図である。
この図で、ガス発生器(図面に示してない)によって発
生された高エネルギのガス流118がタービン119,
121を反対の回転方向に駆動する。
羽根117F、117Aがタービン119.121に直
結になっていて、やはり反対方向に回転する。この様な
1つの推進装置が、1985年5月1日に出願された係
属中の米国特許出願通し番号節728.466号に記載
されているものである。
順方向飛行す間、プロペラが入って来る空気112を矢
印124で示す後向きに加速し、こうして推力を発生す
る。然し、推力の反転の際、入って来る空気112は矢
印126で示す様に向きが反転し、この状況により、前
側プロペラ117Fは後側プロペラ117Aよりも負荷
が大きくなり、この為後側プロペラは前側プロペラより
も一層速く回転する様になるが、その理由は後で説明す
る。
前側プロペラ117Fは、プロペラの間にある領域12
8から空気を取出して、それを入って来る空気流112
に押込んでいるものと見なすことが出来る。この為、前
」リブロベラ117Fが領域128を低圧にし、領域1
30を高圧にする。云い換えれば、前側プロペラは圧力
勾配に逆らって空気を押込んでいる。これと対照的に、
後側プロペラ117Aは矢印133で示すように、空気
を、前側プロペラの様に領域130にではなく、−層低
圧の領域、即ち領域128へ追込んでいる。後側プロペ
ラ117Aがする仕事の方が少なく、その為−層速く回
転する傾向を持つ。
見方を変えると、前側プロペラ117Fは入って来る地
気流112から後側プロペラを遮蔽し、この為後側プロ
ペラ117Aはこの入って来る空気と戦う必要がない。
その為、後側プロペラの負荷は前側プロペラより小さく
なり、−層速く回転する傾向を持つ。
従って、この様な反対廻り装置では、フラット・ピッチ
の結果として超過速度が起る可能性が生ずるだけでなく
、プロペラにか\る差別的な負荷により、負荷の軽い方
のプロペラが超過速度になる惧れがある。
発明の目的 この発明の目的は、航空機の反転推力を発生する改良さ
れた装置を提供することである。
発明の要約 この発明の1形式では、制御装置が、機関の推力の反転
を求める航空機のパイロットの要請を感知する。それに
応答して、制御装置が、プロペラのピッチ角が一層小さ
い状態が発生したことによって、超過速度状態が起らな
い様に、機関に対する燃料流量を制限することにより、
機関速度を予定の安全範囲に制限する。
この発明の別の形式では、プロペラのピッチを自動的に
変調することにより、速度が制限される。
発明の詳細な説明 概観 第4図は航空機のパイロットによって制御される絞りて
こ120を示す。絞りてこは、要求される推力の種類を
表わす信号を線122に発生する。
(1)離陸の際に使われる最大順方向推力、(2)ある
飛行状態の間、並びに地上を惰走する時等に使われる順
方向アイドル、(3)プロペラは回転しているが、発生
する推力が非常に小さいニュートラル・アイドル、(4
)プロペラが低速で回転しているが、逆方向推力を発生
している逆方向アイドル、及び(5)航空機を減速する
為に着陸の時に使われる最大逆方向推力に対する位置を
含めて、幾つかの絞りでこ位置を選ぶことが出来る。
今述べた位置の中間の位置も選ばれることがある。
線122の信号が公知の制御装置123に送られる。こ
の制御装置は、選ばれた圧力、温度、プロペラ・ピッチ
角及び回転速度の様な機関135の運転状態に関するこ
の他の人力情報を受取る。
こう云う入力に応答して、制御装置123が、現在の運
転状態に於ける適正な燃料送出し流量を計算し、線12
6の燃料信号によってこの適正な流量を示す。燃料信号
が燃料計量弁127(即ち、「絞り弁」)に送られ、こ
れが制御装置123によって要請された燃料流量を機関
135に送出す。
制御装置123はピッチ信号をも発生し、これがピッチ
作動装置】28に送られ、プロペラ羽根のピッチ角を調
節する。
絞りでこ120が3つの面を持つことに注意されたい。
(1)絞り弁127から送出される実際の燃料流量は、
絞りでこ120によって要求される流量とは幾分切離さ
れている。「絞りでこ」位置を「絞り弁」位置と混同し
てはならない。1つの理由は、その理由はこNで説明す
る必要はないが、絞りてこ位置を絞り弁位置と切離す様
な進み及び遅れが制御装置123に組込まれていること
である。(2)絞り弁位置に対して定義し得る5つの位
置及び第4図に示す様な中間位置があることに注意され
たい。例えば、1つの位置は最大順方向推力を得るよう
に燃料を送出す。(3)絞りてこ120は要求された燃
料送出し流量、要求された絞り弁位置又は要求された推
力を等価的に供給するものと見なすことが出来る。これ
らの3つの言葉は同様な意味を持っている。この発明は
、順方向アイドル位置に向う時でも、逆方向アイドル位
置に向う時でも、絞りてこ120がニュートラル・アイ
ドル位置と交差することを感知する。
この交差の後、(後で説明する他の装置の操作の為に)
プロペラ羽根117が正のピッチ角から負のピッチ角又
はその逆に変化すること、並びにその為、第2図のプロ
ペラ羽根104がフラット・ピッチを通過し、その為に
第1図の軸116に対して呈する負荷が軽くなることが
あることがある。
この時、この発明は機関に対する燃料流量を制限し、こ
うして機関速度及びプロペラの回転速度の両方を制限す
る。更に、この発明は逆方向推力運転の間、ピッチを変
調することによって、プロペラ速度を制御する。
次にこの発明の作用を更に詳しく説明する。
第7図乃至第10図は併せて、この発明の作用を示すフ
ローチャートである。フローチャートに使う略号を下記
の表1に示す。
表1 ピッチ(β)−羽根の弦の線と円周の間の角度。
ファイン・ピッチ(フラット・ピッチ)−羽根の負荷レ
ベルが小さくなる様な羽根のピッチ角の範囲。ファイン
・ピッチの羽根が発生する推力は殆んどゼロである。
RPM−回転速度(毎分回転数)。
羽根の負荷−羽根に対する空気力学的な負荷又は羽根が
空気流に対して仕事有する能力。
RSA−第4図の航空機の絞り弁127の位置を示す。
RSAJ−第4図の航空機の絞りてこ120の実際の位
置。RSA、Jは、絞り弁127を動がそうとする位置
を示すので、業界では要求された絞り弁位置と呼ばれる
RSAP−RSAの前の値。
FWDIDL−順方向のアイドル推力を要求する絞りて
こ120の位置。
REVIDL−逆方向のアイドル推力を要求する絞り弁
120の位置。
RSAMID−アイドル動力を要求する絞り弁120の
ニュートラル位置。これは順方向及び逆方向の要求推力
の間の切換わる点を定める。RSA>RSAMIDであ
れば、順方向アイドル推力が要求されている。RSA<
RSAMIDであれば、逆方向アイドル推力が要求され
ている。
XN−機関速度。
XNL−N開−度の限界。
5WXRSA−切換え表示フラグ。
5VXR3A−1,0切換えが順方向から逆方向へであ
る。
−〇、0切換えなし。
−i、o逆方向から順方向への切換えである。
XND−要求されたプロペラ回転速度。
XN5−感知されたプロペラ回転速度。
XNER−真のプロペラ回転速度誤差。
(XNER−XND−XNS) 第7図乃至第10図はあるソフトウェア及び第4図の制
御装置123に入っている電子回路の動作を示す。第7
図の円25は、絞りてこの位置(RSAJ)及び絞りテ
コノ前の位置(RSAP)(例えば、0.012秒前に
発生していた位置)の両方がこの発明のデータとして利
用し得ることを示す。例えば、絞りでこ120の位置を
求める1つの方法は、第4図の線122の信号を読取る
ことである・。更に、絞り弁位置(RS A)は絞り弁
127自体から読取ることが出来る。更に、・これと対
をなす1組の図面第7A図乃至第10A図は、第7図乃
至第10図の動作を一層判り易く説明しており、第7図
乃至第10図を説明する時に検討されたい。然し、対を
なす第7A図乃至第10A図は、理解を助ける為に言葉
で書いたものであって、第7図乃至第10図の数式を正
確に記述するものではないことがあることに注意された
い。
推力の切換えの開始の確認 第7図の手順が、推力の切換え(例えば逆方向から順方
向へ)が差迫っているがどうかを照会し、それに応答し
てフラグ5WXRSAをセットして、そのことを示す。
m7図の囲み1は、実際の絞り弁位置が要求された絞り
(即ち、絞りてこ)位置の予定の範囲内であるかどうか
、並びに実際の絞り弁位置がアイドル以外の位置である
かどうかを照会する。即ち行IAが実際の絞り弁位置(
RSA)と要求された絞り(即ち、絞りてこ)位置(R
SAJ)の間の差の絶対値を比較する。差の絶対値が限
界の値Eと比較される。即ち、行IAは、実際の絞り弁
位置が要求された位置の範囲E以内にあるかどうかを照
会する。行IB及びICは実際の絞り弁位置(RS A
)を、何れも第4図に示された順方向アイドル位置(F
WD I D L)及び逆方向アイドル位置(REVI
DL)の両方と比較する。
囲み1の全ての照会の結果がイエスであって、要請され
た絞り弁位置が実際に賄われていて、少なくとも限界E
内にあり、且つ絞り弁がアイドルではなく、航空機が離
陸、飛行又は逆方向推力で運転されていることを意味す
る場合、ブロックICが切換えフラグ(SWXRSA)
を0にセットする。この0の値の1つの意味は、順方向
から逆方向への推力の切換えが起る状態ではなく、従っ
てフラット・ピッチによる超過速度が差迫っていないと
いうことである。切換えフラグ(SWXRSA)は、後
で第9図について説明するが、機関速度が安全限界より
下がるまで、絞り弁位置(RSA)をアイドル位置に係
止する様に作用する。
囲み1の照会の結果が否定であることは、機関速度(絞
り弁位置R3Aから推測される)がアイドルであるか、
或いはその速度が変化していることを意味する。後の場
合は、囲み1の行IAが、実際の絞り弁位置(RS A
)の要求された位置(R8AJ)からの偏差が制限の限
界Eより大きい場合である。その為、囲み2に来る。こ
\で、定義をしなければならない。第4図に示す動力て
この位置は、Oをニュートラル・アイドル位置として、
代数的な数の列に沿った位置と見なすことが出来る。こ
の定義を用いると、逆方向アイドルの絞りてこは、数−
1が数Oよりも小さいのと同じ様に、ニュートラル・ア
イドル位置より「小さい」と見なされる。同様に、順方
向アイドルはニュートラル・アイドル位置より「大きい
」と見なされる。更に、最大逆方向推力位置は逆方向ア
イドル位置より小さいと見なされると云う様になる。
囲み2について云うと、行2人で、要求された絞り(即
ち、絞りてこ)位置(R5AJ)が逆方向アイドル位置
(REV I DL)より「大きい」かどうかソ照会さ
れる。行2Bでは、実際の絞り弁位置(RSA)がニュ
ートラル−アイドル位置(RSAMID)より小さいか
どうかり照会される。行2Cは、切換えフラグ(SWX
RSA)が1より小さいかどうかV照会される。即ち、
行2Bは、実際の絞り弁位置がアイドル又は最大のいず
れかの逆方向であるかどうかを照会する。行2Aは、要
求された絞り(即ち、絞りてこ)位置が逆方向アイドル
位置より大きいかどうかを照会する。囲み2の3つの照
会全部に対する答がイエスであれば、ブロック2dが切
換えフラグ(SWXRSA)を−1にセットする。この
−1と云う切換えフラグの値は、要求される推力に変化
が発生したことを示しており、更に推力の要求が、表1
の5WXR3Aの項に示す様に、逆方向推力に対する要
求から順方向推力に対する要求に変化したことを示す。
この切換えの表示は次の様に説明することが出来る。
行2Bの答えは、実際の絞り弁位置が逆方向推力領域に
あったことを示している。然し、行2Aの答えは、行2
Bの答えと一緒にすると、要求された推力が実際の推力
とは異なっていること、並びに要求された推力が逆方向
アイドルより大きく、多分ニュートラル又は順方向領域
にあることを示している。更に、行2Cに対する答えは
、順方向から逆方向への推力の切換えに対する要求が最
近なかったことを示している。従って、囲み2の3つの
照会に対して肯定の答えが3つ得られたことは、逆方向
から順方向への推力の切換えが要求されたと云う確率が
大きいことを示しており、この為ブロック2dがそれに
従って切換えフラグをセットする。
囲み2の照会の結果が否定であれば、この否定の結果に
なった原因として考えられる1つのことは、順方向から
逆方向への向きへの推力切換えの要求(即ち、5WXR
3A−1)が最近あったか、あるいは逆方向推力が要求
されている(即ち、行2Aの答えが否定である)ことで
ある。この為、判定は囲み3に移る。
囲み3は、ある意味で、囲み2と反対の照会有する。即
ち、順方向から逆方向への向きの要求された推力の切換
えが最近行なわれたかどうかである。詳しく云うと、こ
の照会が行3A乃至3Cで行なわれる。行3Aは要求さ
れた推力(R3AJ)が順方向アイドル推力(FWDI
DL)より小さいかどうかを照会する。答がイエスであ
れば、要求された推力はニュートラル・アイドルである
か或いは逆方向領域の何れかにある。
行3Bは実際の絞り弁位置(RS A)がニュートラル
・アイドル位置(RSAMID)より大きいかどうかを
照会する。イエスであれば、順方向推力が発生されてい
ると推測される。
行3Cは、逆方向から順方向への向きの推力の切換えが
最近行なわれたかどうかを照会する。行3Cに対する答
えがイエスであれば、その照会の言葉の趣旨からして、
最近この様な切換えは起っていないことになる。(−1
と云う5WXR3Aの値は、逆方向から順方向への最近
の要求の変化を示す。イエスの答えは、値が−1を越え
、従って−1に等しくないことを意味する。行2Cの照
会についても同様である。) 囲み3の3つの照会に対する答えが3つとも肯定である
ことは、判定通路がブロック3dに通ずることになり、
こ〜で切換えフラグ(SWXRSA)を+1にセットし
、要求された推力に最近切換えが行なわれたこと、そし
て切換えが順方向から逆方向への向きであったことを意
味する。云い換えれば、絞りてこは順方向位置にあるが
、今は逆方向推力が要求されている。
囲み3の3つの境界の内の1つが否定であれば、その理
由として考えられるのは、最近、要求の切換えが逆方向
から順方向への向きに起ったこと(即ち、行3Cの5W
XR8Aが実際に−1に等しいこと)或いは行3Aが順
方向推力が要求されていることを示すことである。この
様な否定の判定により囲み4に行く。こ\で、ブロック
lc。
2d、3d又は囲み3のどこからであっても、全ての経
路が第8図の囲み4に通ずる。更に、この時切換えフラ
グ(SWXRSA)は、切換えが差迫っているかどうか
、並びにもしそうであれば、予想される切換えの種類を
示す値を持っている。
係IFが要求されるかどうかの判定 第8図の手順は、絞り弁を係止等により、要求された通
り又は制限される通りに決定すべきかどうかを確認する
。囲み4が、絞り係止を作動すべきかどうかを決定する
。「絞り係止」とは、機関速度(即ち、機関の動力)が
予め設定された限界XNLより下がるまで、絞り弁位置
を順方向アイドル(FWDIDL)又は逆方向アイドル
(REVIDL)の何れかの適切なものに拘束する装置
(後で説明する)を云う。この後、機関速度が限界より
下がった時(後で説明する1つの例外があるカリ、これ
から説明する様に、絞り弁の係止が終了する。(機関速
度XNは、第5図のガス流118を発生するガス発生器
の速度を指す。機関速度はプロペラ117の速度と混同
してはならない。) 囲み4の説明に戻ると、行4A及び4Bは、要求された
絞り(即ち、絞りてこ)がアイドル範囲の外であるか、
順方向推力であるか逆方向推力であるかを照会する。あ
る意味で、行4A及び4Bは、高い順方向又は高い逆方
向推力の何れが要求されているかを照会する。
行4Cは、切換えフラグ(SWXRSA)がオフである
かどうかを照会する。オフであれば(即ち、0に等しけ
れば)、要求される推力の切換えが最近起っていない。
囲み4の両方の照会に対する答えが肯定であれば、判定
経路は囲み5に来る。こ\で、推力係止は不作動でなけ
ればならない。これは、推力係止は、第9図で円B及び
Dの間の経路上で起るが、こう云う経路には未だ達して
いないからである。
推力係止が不作動であるから、囲み5に伴う論理は次の
様に作用する。(係止が作動していれば、5WXRSA
は0に等しくなく、従って囲み5には達しない。) 囲み5は、要求された推力(RSAJ)がニュートラル
・アイドル推力(R3AMID)を越えているかどうか
を照会する。イエスであって、順方向推力が要求されて
いることを示す場合、判定経路は囲み6に行く。
囲み6は要求された順方向推力の大きさが、順方向アイ
ドル推力(FWTIDL)より大きいか小さいかを照会
する。ニュートラル・アイドル又は逆方向推力が要求さ
れている場合、判定経路はブロック6aに達し、そこで
絞り弁位置(RS A)は測定された前の最後の絞りて
こ位置(R3AB)に設定される。
囲み6で、要求された推力(RSAJ)が順方向推力(
FWDIDL)より大きく、大きな順方向推力が要求さ
れていることを示す時、判定経路はブロック6bに通じ
、そこで絞り弁位置(RSA)が要求された絞りてこ位
置(RSAJ)に設定される。
囲み5の照会により、要求された推力(RSAJ)がニ
ュートラル・アイドル推力(R3AMID)より大きく
なく、逆方向推力又はニュートラル・アイドル推力が要
求されていることを示す場合、判定経路は囲み7に通ず
る。
囲み7は、囲み6と同様に、逆方向推力の大きさを照会
する。要求された推力(RSAJ)が逆方向アイドル(
REVIDL)より大きく、ニュートラル・アイドル推
力又は順方向推力が要求されていることを示す場合、判
定経路はブロック6aに通じ、ブロック6aが前に述べ
た様に実際の絞り弁位置(RSA)をRSABに設定す
る。
囲み7で、要求された推力(RSAJ)か逆方向アイド
ル推力(REVIDL)より大きくないことが判り、大
きな逆方向推力が要求されていることを示す場合、判定
経路はブロック6bに通じ、そこで実際の絞り弁位置(
RS A)が要求された絞りてこ位置(RSAJ)に設
定される。
囲み4の判定により、囲み5及び第8図の一番下にある
円Cの間の判定経路に達するのは、(1)推力切換えフ
ラグ(SWXRSA)がオフ、即ちOであって、(2)
(囲み4の)行4A及び4Bが、順方向でも逆方向でも
、大きな推力が要求されていることを示す場合だけであ
る。
更に、囲み6及び7は次に述べる様な効果がある。囲み
弁の要求値(RSAJ)が順方向でも逆方向でも、アイ
ドルの外側であれば、ブロック6bが絞り弁(RS A
)を要求通りに設定する。然し、絞りてこが第4図の順
方向アイドル位置及び逆方向アイドル位置の間にあれば
、ブロック6aは絞り弁(RS A)をそれまでの最後
の値RSAPに設定する。使うコンピュータ・コードの
構成の為、実際にはこの時RSAPはREVIDL又は
FWD I D Lに等しい。従って、ブロック6aは
破線で示したブロック6b及び6Cに置換えることが出
来る。
別の云い方をすれば、ブロック6aは、第12A図の機
関動カー絞りてこ位置曲線を平坦にする。
第8図のブロック6aが第12A図の破線領域Rを切取
り、それを実線の直線の領域Sに置換える。
従って、R3AMIDからFWDIDLへの様な、要求
された絞り位置RSAJの変化により、機関動力レベル
に変化は起らない。動力レベルは線S上で一定のま−で
ある。第12A図は、点Eに達するまで、機関動力が変
化しないと云う意味で、1種のヒステリシスを示すもの
と見なすことが出来る。即ち、不感帯DBが出来る。
絞り係Iヒ 要求された推力が順方向でも逆方向でもアイドル領域に
あり、推力切換えフラグ(SWXRSA)が+1又は−
1の何れかにセットされていれば、判定経路は円すに通
ずる。円すが第9図でも囲み8の上に示されている。第
9図は絞り係止、ピッチ限界及び速度誤差信号の反転を
示すものであるが、次にこれについて説明する。囲み8
は、切換えフラグ(SWXRSA)が+1にセットされ
ていて、要求された切換えが最近順方向から逆方向に起
っていることを示す場合、論理経路をブロック8aにす
る。ブロック8aが実際の絞りてこ位置(RS A)を
順方向アイドル(FWD I DL)に設定する。囲み
9及びIOAの判定がそれ以外のことを決定しない限り
、絞り弁は順方向アイドルにとVまる。
(1)機関速度が限界(XNL)より下がり、(2)絞
り弁要求値(RSAJ)が実際に逆方向推力の要求値に
達し、(3)羽根ピッチが逆方向ピッチの予定の値に達
するまで、絞り位置(RSA)がブロック8aによって
順方向アイドルに拘束される。この係止には幾つかの理
由がある。最初に、機関速度が限界より下がるまで、プ
ロペラの超過速度が起ることがあり、その間プロペラは
ファイン・ピッチを経由する。高い機関速度により、第
5図の大エネルギのガス流118がタービン119,1
20に入り、それと同時にファイン・ピッチのプロペラ
117は軽負荷にしかならない。プロペラは加速される
ことがある。
ブロック8aで単に絞り弁(RS A)を順方向アイド
ルに設定することによっては、第5図のガス流118の
エネルギは直ちに減少しないことに注意されたい。機関
の高温部品に残っている余熱と共に、その程度は少ない
けれども、ガス発生器内にある回転部品の慣性により、
機関速度(XN)が限界(XNL)より下がるまで、空
気流118がタービンにかなりのエネルギを送出す。こ
の時、空気流118のエネルギは、超過速度が起らない
位に低いと考えられる。
絞り係止の2番目の理由は、推力の反転の要求が開始し
ただけによって、実際に反転を行なわせない様にするこ
とである。囲み1oが、絞り弁要求値(RS A J 
)が実際にニュートラル・アイドルを通り、推力反転の
要求を示すことを要求することにより、こう云うことを
防止する。即ち、囲み10は、第12A図について述べ
たのと同様な1種のヒステリシスを導入する。絞り弁(
RS A)が、絞り弁要求値(R3AJ)がニュートラ
ル・アイドル(RSAMID)を通過するまで、ブロッ
ク8aによって設定された順方向アイドル位置にとソま
る。その後、ブロック10aが逆方向アイドル(REV
IDL)又は要求された絞り(R8AJ)の内の小さい
方に絞り弁(RSA)を設定する。第12A図の場合と
同じく、破線Rに対応する機関動力レベルに達すること
はない。実線Sのレベルに達するだけである。
絞り係止の3番目の理由は、プロペラが逆方向ピッチで
、超過速度が防止される様な負荷が加わるピッチ位置に
達するまで、プロペラに対する機関動力(例えば、第4
図のガス流118)の送出しを防止することである。好
ましい実施例では、このピッチ位置は負の5″であり、
ブロック9aに示す様に、逆方向推力が加えられている
間許容し得る最低のプロペラ負荷を表わす。今述べた3
つの理由で取上げた囲み9,1o及びIOCを次に更に
詳しく説明する。
前に述べた様に、絞り係止がブロック10aで終了する
。然し、ブロック10aに達するには、囲み9.10及
びIOCの全てからイエスの経路を辿らなければならな
い。囲み9では、イエス経路はプロペラの超過速度が問
題にならない程、機関速度(XN)が十分低い(XNL
より低い)ことを意味する。この時、ブロック9aが切
換えフラグ(SWXRSA)を0にセットする。これは
順方向から逆方向への差迫った過渡状態が消滅したと考
えられるからである。即ち、過渡状態はもはや差迫って
いるのではなく、現在進行中である。
切換えフラグの必要がなくなる。云い換えれば、切換え
フラグ(SWXRSA)は主に論理経路をブロック8a
(又は11a)に持って来る様に作用する。−旦そうな
れば、切換えフラグの必要はそれ以上なくなる。
ブロック9bが前に述べた逆方向ピッチ限界を設定する
。この限界は3つの重要な特徴を持っている。第1に、
前に述べた様な負の5″では、プロペラは無視出来るも
のではないが、負荷が軽く、従って超過速度の心配が少
なくなる。第2に、この限界が持続する間、プロペラ・
ピッチは負の10°の様な限界より低い任意の値に達す
ることが出来るが、負の3″の様な値に達することによ
って、限界を越えることが出来ない。第3に、限界を設
定する間、ピッチを変更することによって速度を制御す
る制御ループが開いている。即ち、第4図の制御装置】
23によって要求されるピッチがどうであっても、ブロ
ック9aはピッチ要求信号により、限界値である負の5
°のピッチを要求する。
囲みIOCはピッチが限界に達したかどうかを照会する
。達していれば、前に述べた様に、ブロック10aで絞
り弁位置を要求された絞り(即ち、絞りてこ位置)と等
しくすることを許す。即ち係止が解除される。
ブロック10dは、速度誤差の符号を反転するものであ
るが、次にこれを説明する。この説明は3つの部分に分
れる。(1)ピッチの変更による調速を行なうプロペラ
制御の説明、(2)逆方向推力で制御装置が作用しない
時の説明、及び(3)是正手順の説明である。
プロペラ速度の制御 第11図は、プロペラ羽根のピッチを制御することによ
って、プロペラ103の速度を制御する制御装置を示す
。この制御装置は2つの制御ル−ブを持っている。第1
のループ160がプロペラ速度をnj定し、加算器16
1で、要求されたプロペラ速度XND (パイロットが
供給する)から、速度INSを減算し、速度誤差信号X
NERを発生する。速度制御ダイナミック・ブロック1
64が速度誤差XNERを要求されるピッチBDに変換
する。ブロック164を必要とする1つの理由は、速度
誤差XNERの単位がRPMであるのに対し、要求され
るピッチBDの単位が度数であるからである。ブロック
164がRPMを度数に換算する。ブロック164は安
定な速度制御を達成する為の適当なダイナミック回路(
即ち、方程式及びコンピュータ・コード)をも持ってい
る。
第2のループ166が、ピッチ誤差信号BERを発生す
る為に、要求されるピッチBDから測定されたピッチB
Sを減算する。積分器168が、ピッチ誤差BEHに基
づいて実際のピッチBを発生する。積分器168は実際
には、入力信号(例えば流体圧力)の時間積分である出
力(例えばピストンの変位)を持つ流体圧ピストン又は
その他の装置である。例えば100ps1の圧力を2秒
間加えると、4吋の変位になる。同じ圧力を4秒間加え
ると、8吋の変位と云う様になる。
制御装置の動作を例によって説明する。現在の速度が8
00 rpmであるが、要求された速度が900rpm
であると仮定する。加算器161によって+100 r
pmの誤差信号が発生される。ブロック164がこの1
00 rpmの速度誤差を例えば15″と云うピッチに
対する要求値に変換し、それが加算器165に人力され
る。実際には、ピッチは20°であることがあり、ピッ
チ誤差信号PERは一5″になる。負のピッチ誤差信号
は、ピッチを減少しなければならないことを示す。ピッ
チを減少する時、プロペラに対する負荷を減少して、プ
ロペラが加速されて速度誤差信号XNERをなくすこと
が出来る様にする。第12図では、このピッチの変更は
点170から点175への飛越しと見なすことが出来る
。羽根は高負荷点(170)から低負荷点(175)に
移る。
逆方向推力では動作しないこと 順方向推力の時の第11図に示した制御装置の動作を説
明した。次にこう云う制御装置は逆方向推力の時は正し
く作用しないことを示す。
第12図に示す様に、負荷−ピッチ曲線の勾配はゼロ・
ピッチと交差する時に変化する。この為、点183でピ
ッチを設定すること等により、単純にピッチを反転に変
え、その後信号XNDを印加することによってプロペラ
速度を要求しようとすると、第11図の制御装置は正し
い速度を発生しないが、次にこれを説明する。
前の例と同様に、プロペラ速度が800 rpa+であ
るが第11図の要求された速度XNDが90゜rpmで
あると仮定する。即ち、+1100rpの誤差信号が存
在する。ピッチ角が一20’(前の例の様に+20’で
はない)であると、制御装置は前の例で述べた様に作用
する。制御装置がピッチを5°減少し、ピッチを一25
″に駆動する。然し、第12図から判る様に、このピッ
チは、点183Aで示す様に、点183に較べて一層高
い負荷になる。プロペラは、必要とする加速ではなく、
減速になる。
是正手順 この問題に対するこの発明の解決策が第9図に示されて
いる。この図で、ブロック10dが、ピッチが反転にな
る時(即ち、羽根が第13図のゼロ負荷交差点216に
達する時。これは後で例6で詳しく説明する)、速度誤
差の代数的な符号を反転する。この反転は、第11図の
速度誤差信号であるXNELに負の1を乗する。
次にこの発明の幾つかの重要な特徴を説明する。
(1)第11図の制御装置は第11A図に示す様に書き
直すことが出来る。こ\でブロックE(s)がピッチ制
御装置の代りになり、ブロックE (s)がプロペラを
駆動する機関を表わす。この発明では、E (s)は第
5図のガス流118を発生するガス発生器を表わす。利
得ブロックにも設けられている。
制御装置としては、利得ブロックK及び機関ブロックE
 (s)は数学的に同様な性質を持っている。各々が[
Kコ [P (s) ]  [E (s)コと云う表式
に入っている。これは点171A及び点172Aの間の
伝達関数である。従って、各々の代数的な符号がこの表
式の符号に影響する。
前に述べた例に示す様に、逆方向ピッチの間、機関は順
方向ピッチとはその挙動が反対になる。
この例では、順方向推力の時、速度上昇の要求は、プロ
ペラ・ピッチの減少により、負荷を減少し、速度を増加
させることによって満たされる。然し、逆方向推力の時
、速度上昇の要求は、ピッチの減少及び速度の減少によ
って満たされる。
従って、数学的には、ピッチを反転すると、ブロックE
 (s)は負の符号になる。第9図のブロック10dで
する様に、第11A図でKの利得を反転すると、即ち(
−1)を乗算すると、E (s)の負の符号が相殺され
る。(−1)X (−1)−+1゜ この相殺の重要な1つの特徴は、考えられる別の方式、
即ち、第11図の他の誤差信号、即ちピッチ誤差信号で
あるBERを反転すること\較べると理解出来る。この
反転は、制御ループが不安定になる為に、望ましくない
。次にこれを説明する。
ピッチ・ループは第11図の破線のブロック166A内
に入っている。比B/BD (即ち、利得)は表式[K
BG/s]/[1+KBGKBF/s]によって表わさ
れるが、これはK sc/ [S + K ncK B
F3に等しい。表式の他はそのま\にして、KBGを負
にすると(これは実効的に、前に述べた様にBERを負
にすることである)、ピッチ・ループは不安定になる。
つまり、ピッチが定常的な値を保たない。不安定の事実
は、正の極が存在することによって表わされる。(極は
、s十KBGKBFと云う分母をゼロにする様なSの値
である。KBGが負であると、極は明らかに正であり、
古典的な安定性の判断基準から、ループは不安定である
。)従って、ピッチ誤差BERを反転することは、逆方
向推力の時にプロペラ速度を制御する為にピッチを使う
為に利用し得る方式ではない。
この発明では、第11A図の点171A及び172Aの
間の任意の点で−1の乗算を行なうことが、E (s)
の反転を相殺するのに役立つことを指摘したい。更に、
この乗算は第9図のXNERの反転の形にする必要がな
い。XNERの反転は、E (s)の反転を相殺する1
つの方法に過ぎないことを承知されたい。
前段の説明は、切換えフラグ(SWXR3A)が+1の
値を持っていて、順方向から逆方向の推力への切換えが
最近要求されたことを示す時、絞り係止(ブロック8a
のセット)を行なう判定工程である。他方、切換えフラ
グが−1の値を持っていれば、第9図の囲み8を側路し
、判定経路は囲み11に進む。逆方向から順方向への切
換えの要求が最近起ったのであれば(即ち、5WXRS
A−−1)、判定経路はブロックllaに達し、そこで
実際の絞り弁位置(RS A)が逆方向アイドル位置(
REVIDL)に設定される。
この時推力が逆方向から順方向に変わりっ\あることを
別とすると、ブロック8a、囲み9、ブロック9 a 
s囲み10及びブロック10aについて夫々述べたこと
は、ブロック11a1囲み12、ブロック12a1囲み
13及びブロック13aにも夫々当はまる。
ブロック10a又は13aで絞り弁(RS A)が設定
された後、ブロック10eがブロック9b又は12bの
何れかで設定されたピッチ限界を解放する。ピッチ限界
が解放されると、速度制御は、ピッチの変更によるプロ
ペラの調速に戻る。
円C(第8図の一番下)及びD(第9図)は、第10図
のブロック13bで一緒になる。ブロック13bは、変
数HMUPLA (これから説明する)がRSAの関数
として計画されることを示している。つまり、数値rs
alの様なRSAの各々の値に対し、HMU P L 
Aの特定の数値、今の場合は数値hmuplalが計画
される。HMUPLAは、第4図の絞り弁127の位置
を制御することによって、毎時ポンド数で表わした機関
に対する燃料送出し量を制御する信号である。即ち、H
MU P L Aは絞り弁位置信号である。然し、前の
説明では、RSAを絞り弁位置と呼んだ。この見かけの
不統一は次の様に解決する。
前の説明は、出力として(第4図の例えば線126上に
)多重ビットのディジタル信号を発生するディジタル電
子制御装置の場合である。然し、この発明を用いた1形
式の機関では、第4図の絞り弁127は、業界で知られ
ている流体−機械形ガスタービン機関制御装置の一部分
であり、ディジタル信号母線に接続するのが容易でない
。従って、ブロック13bは、例えば第9図のプロ・ツ
ク11aによって決定された絞り弁位置であるディジタ
ル信号RSAを変数)IMUPLAに変換することを表
わす。第10図のブロック13dで行なわれる変換は、
電気ディジタル信号R5Aを、公知の装置によって使う
ことが出来る信号HMtJ F’LAに変換して、従来
の流体機械形燃料制御装置がRSAによって要求される
流量の燃料を送出すことが出来る様にするものであるか
ら、当業者に公知の所である。
更に、HMU P L Aは、第5図の空気流118を
発生するガス発生器の絞り弁の位置を表わす。
ガス発生器は、一方向にだけ回転し、その速度が絞り弁
によって制御される回転するターボ流体機械である。ガ
ス発生器にもその絞り弁にも、第1図のプロペラ104
の場合の様な速度の反転ということがない。然しこの発
明で使われるRSAは、順方向及び逆方向を持つ変数で
ある。RSAがガス発生器を制御する場合、RSAをH
MUPLAに変換しなければならない。
HMUPLAの計画を立てた後、ブロック14aが、R
3APを現在の絞り弁の設定値R3Aと等しいと置くこ
とにより、その値を更新する。
この発明の幾つかの重要な面を次に説明する。
1、この発明はプロペラの調速制御装置に関連して使う
ことが出来る。1形式の制御装置は、1987年9月1
4日に出願された係属中の米国特許出願通し番号節09
6,283号に記載されている制御装置である。調速制
御装置では、所定のプロペラ速度が要求され、ピッチ制
御機構が羽根のピッチを調節して、羽根の空気力学的な
負荷が要求された速度を保つのに十分である様にする。
更にこの発明では、第7図のブロック9b及び12bに
よって課せられるピッチ限界(これはブロック10eで
解放される)を別として、この発明では調速作用が順方
向及び逆方向の何れの推力でも作用を続ける。
2、上に述べたのは、反対廻りのタービンによって直接
的に駆動される第5図に示した1対の反対廻りのプロペ
ラの場合であるが、この発明はこの様なプロペラに使う
場合に制限されない。この発明は普通の一方回転のター
ボ・プロップ、並びにギヤ駆動の反対廻りのプロペラ装
置に使うことが出来る。ギヤ駆動装置では、各々のプロ
ペラは第5図の様にタービンによって直接的に駆動され
るのではなく、1つ又は更に多くの、場合によっては反
対廻りの高速タービンによって駆動され、これらのター
ビンをギヤボックスによって減速して、プロペラに対す
る正しい軸速度を発生する。
36第4図の絞りてこ120の位置は順方向、逆方向並
びに中間の点であってよい。然し、絞り弁127の位置
は閉、全開並びにその中間の点であってよい。絞り弁に
は順方向又は逆方向と云うことかない。1つの理由は、
絞りてこに関連する順方向及び逆方向が、第4図の燃料
制御装置123(絞り弁を制iする)を推力反転の際に
使われる(1)ピッチ制御及び(2)制御方式と調整す
るのに必要な情報を供給するからである。
4、「係止を必要とするかどうかの判定」と云う項目で
、絞り係止の必要性をガス発生器の速度XNに基づいて
導き出した。然し、この発明では、XNがガス発生器の
動力出力レベルを示すこと、並びに同じ様なものを表示
する他のパラメータに置換えてもよいことを指摘してお
きたい。例えば、ガス発生器の圧力比、即ちガス発生器
の入口圧力に対する第5図のガス流118の全圧の比を
この様なパラメータとして使うことが出来る。
更に、ピッチが判っている時、プロペラ速度は発生され
ている推力を示す。推力はガス発生器の動力を表示し、
それも用いることが出来る。
5、 「絞り弁」と云う言葉をこれまでの説明で用いた
。然し、燃料の流量の制御は、絞り弁以外の手段によっ
て行なうことが出来ることを承知されたい。
6.第9図は推力の切換えの間の絞り係止及びピッチ限
界を実現する論理を示す。これから説明する例6はこの
論理を詳しく述べるものである。
第9図は、順方向から逆方向への切換えの間、逆方向か
ら順方向への切換えの時と同様な絞り係止が起ることを
示している。(囲み8及び11からイエス経路を辿る論
理経路は非常に似ている)然し、この発明では、逆方向
から順方向への切換えの間、即ち、論理が囲み11から
イエス経路を辿る時、係止及びピッチ限界を除くのが好
ましいことがあることが判った。この様な除去が望まし
い1つの場合は、新たに設計された航空機用機関の試験
の時である。離陸の際、囲み11の後のイエス経路を場
合によって辿る時、−杯の推力が要求されている時、絞
りを望ましくない値に係止するのが望ましくないことが
ある。同様に、離陸の時、ピッチ限界が望ましくないこ
とがある。従って、この発明の1形式では、囲み11を
省略し、囲み8からのノー経路が第9図の一番下にある
円りに直接的に繋がる。
7、第9図及び第9A図のブロック13eは、速度誤差
、即ち、第11図のXNERは、プロペラが順方向推力
の時には負の符号をつけない様に保証するのに役立つ。
8、絞り係止は絞りでこ又は絞り弁の何れかに物理的な
閉塞機構を組込むことによって達成されないが、変数R
SAが達し得る値に加えられる限界である。R3Aが絞
り弁位置を制御する。
次に第7図乃至第10図及び第7A図乃至10八図のフ
ローチャートについて、この発明の動作の幾つかの例を
説明する。これらの例は(1)高高度の巡航状態に於け
るこの発明の動作、(2)下降の時に起る様な絞りの削
減の際のこの発明の動作、(3)着陸の接地の直後の様
な逆方向推力をパイロットが要求する時の動作、(4)
パイロットが着陸後に逆方向推力を切って、惰走の為に
小さい順方向推力を要請する時の動作、(5)離陸時の
動作、(6)離陸中止の時のこの発明の一部分の動作で
ある。
例(1)では、巡航の間、第7A図の囲み位置からイエ
ス経路を辿る。ブロック1cが推力切換えフラグ5WX
RSAをターンオフにする。第8A図の囲み4から、イ
エス経路を辿って囲み6に達し、そこからノー経路がブ
ロック6bに通じ、このブロックが第4図の絞り弁12
7を絞りてこ120で要求された通りに設定する。ブロ
ック6bから、フラグがセットされていないから、第1
0図の円Cに達する。その後論理経路は第10A図を通
り、戻りブロック15で示す様にサイクルに戻る。従っ
て、この例で示す様に、この発明は巡航の間、第10A
図のブロック14aで前の絞り位置を更新することを別
とすると、取立て\効果がない。
例(2)では、絞り弁の要求値を減少する間(例えば、
第4図の最大順方向推力から順方向アイドル推力より若
干上の位置への減少)、第7A図の囲み1からノー経路
を辿る。これは推力が要求通りでないからである。囲み
2から、ノー経路を辿る。これは絞り弁が逆方向ではな
いからである。囲み3から、ノー経路を辿る。これは要
求が順方向以外ではないからである。この点で、囲み2
及び3の結果として、推力切換えフラグはセットされず
、推力切換えフラグは0の欠落値を保つ(0の値は装置
の始動の時に初期設定される)。
第8図の囲み4からイエス経路を辿って囲み5に達し、
その後論理経路はブロック6bに達する。
囲み4からイエス経路を辿るのは、要求された絞り(R
SAJ)が順方向アイドル位置(FWD IDL)を越
えるからである。ブロック6bで、第4図の絞り弁12
7が絞りてこ120によって要求される通りに設定され
る。その後、第8図の円Cに達し、ブロック15がその
後に続き、これが論理経路を第7図に循環させる。
例(3)では、着陸の後、パイロットが第4図の絞りて
こ120を順方向アイドルに近い位置から最大逆方向推
力へ駆動する時、推力が要求された通りではないから、
囲み1からノー経路を辿る。
要求されているのは逆方向推力であって、逆方向以外で
はないから、囲み2からノー経路を辿る。
然し、囲み3では、全ての条件が満たされているから、
イエス経路を辿る。従って、順方向から逆方向への推力
切換えフラグがセットされる(即ち、5WXR8Aが+
1にセットされる)。フラグがオフではないから、囲み
4からノー経路を辿る。
順方向から逆方向への推力切換えフラグがセットされる
囲み8からイエス経路を辿り、絞り係止に達する。ブロ
ック8aが絞り弁を制限する(即ち、機関に対する燃料
の送出しが制限される)。囲み9は、機関速度が限界よ
り低く、ブロック8aの絞り限界を終了してもよい程、
速度が安全であることを示すかどうかを測定する。速度
が安全でなければ、囲み9からノー経路を辿った後、第
10A図の経路を通ってから、囲み1に戻る。囲み1か
ら経路は第9A図の囲み9に戻る。機関速度が限界XN
Lより下がるまで、このサイクル動作が続けられる。そ
うなった時、囲み9からイエス経路を辿り、ブロック9
aで推力切換えフラグをターンオフにする。次に囲み1
0が、第4図の絞りてこ120がニュートラル・アイド
ル位置を通って逆方向位置に来たかどうかを照会する。
そうであれば、イエス経路を辿ってブロック9bに達し
、そこでプロペラにピッチ限界を加え、第4図の絞り弁
127は逆方向アイドル(REVIDL)に設定される
。ブロック9bの「逆方向ピッチの最低負荷制限を設定
」と記しである言葉は、「ピッチに制限を加えて、ピッ
チが逆方向である時並びに限界にある時、プロペラに許
容し得る最低負荷がか\る様にする」と云う表現を省略
したものである。この最低負荷が超過速度を防止する。
ブロック9bによって加えられた最低プロペラ負荷は、
ブロック10eで解放されるまで存在したま〜でいる。
然し、限界に達した少し後に、ブロック10eに達する
。論理経路が囲みIOCからブロック10eに移るのに
要する時間の長さは、計算を行なうコンピュータの速度
によって決定される。限界に達したことが囲みIOCに
よって確認される。
こう云う状態に於けるこの発明の重要な効果は、囲み9
に関連するサイクル動作によって加えられる遅延である
。即ち、例えば機関速度が限界XNLより低くなるまで
に、囲み9からノー経路を辿り、ブロック9aには達し
ない。機関速度が限界XNLより下がるまで、フラグは
セットされたま〜でいる。
更に、囲み10は、パイロットが、最大順方向から順方
向アイドルに推力を減少した後、逆方向推力への切換え
を中止した場合、ブロック10aが作用しない様にする
。この場合、囲み10からノー経路を辿った後、サイク
ル動作によって囲み10に戻る。然し、囲み8及び11
からもノー経路を辿り、その為、この時、サイクル動作
は最初の例について述べたのと同様である。
例(4)は、着陸後の惰走の時の様に、逆方向推力から
順方向アイドルへの移行であるが、囲み1からノー経路
を辿る。囲み2からは、全ての条件が満たされているか
ら、イエス経路を辿る。ブロック2dが推力切換えフラ
グを−1にセットする。これは逆方向から順方向への切
換えが起っているからである。囲み4でノー経路を辿る
。これは要求値が高でもないし、フラグがオフでもない
からである。囲み8からノー経路を辿る。これは、逆方
向から順方向へのフラグがオンであって、囲み11から
イエス経路を辿るからである。3番目の例と同じく、絞
り係止が作用し、絞り弁はブロックllaで逆方向アイ
ドル動力(REVIDL)に設定される。要求された絞
りは「順方向アイドル」であるが、「逆方向アイドル」
絞り弁位置がこの時絞り限界であることに注意されたい
。絞り係止が作用する。囲み12で、機関速度が安全限
界より下がるまで、ノー経路に沿ったサイクル動作有す
る。そうなった時、イエス経路を辿り、ブロック12a
で推力切換えフラグを解除する。囲み13からイエス経
路を辿り、絞り弁が、ブロック13Hによって許される
通りに、要求された推力を発生することが出来る様にす
る。この例に於けるこの発明の重要な特徴は、機関速度
が限界XNLより低くなるまで行なわれる第9A図につ
いて述べた絞り係止である。
例(5)では、離陸の時、要求推力が順方向アイドルか
ら最大順方向推力に進められる。従って、囲み1からは
ノー経路を辿る。囲み2及び3からもノー経路を辿る。
囲み4からはイエス経路を辿って囲み5に来る。囲み5
からイエス経路を辿った後、囲み6からノー経路を辿り
、ブロック6bに達し、ニーで絞り弁が要求された通り
に設定される。その後、論理経路は、前に述べた様に第
10A図を通り、囲み1に戻る。この例の重要な特徴は
、推力切換えフラグがセットされず、絞り係止が行なわ
れないことである。
例(6)は離陸中止の場合であるが、第13図は絞り係
止及びピッチ限界の作用を示している。
第13図は上、真中及び下の3つの領域に分れる。
順方向から逆方向への推力の切換えが要求された時(下
の領域の点233の近く)、パイロットが離陸の滑走を
中止した後に航空機を減速しようとする時、絞り弁位置
R8Aは、点223に達するまで、(燃料制御装置の制
御方式のダイナミックの様な因子の影響を受けて)絞り
てこ位置RSAJに追従する。こ−に来た時、絞りてこ
位置R8AJは順方向アイドルFWDIDLより下がり
、第7図の囲み3によってブロック3dが推力切換えフ
ラグ5WXR3Aを1にセットする。
5WXR8Aのこの値により、論理は囲み8からイエス
経路を辿って第9図のブロック8aに進む。従って、ブ
ロック8aがRSAをFWDIDLに設定し、RSAを
第13図の下の点223のレベルに保つ。RSAは点2
23及び227の間の線上に保たれる。RSAのこの設
定は、機関の動力パラメータ、今の例ではXNがXNL
より下がるまで持続する。この様に下がるのは、第13
図の上の点205で起ることである。
この時、第9図の囲み9により、論理は囲み10に達す
る。囲み10は第13図のRSAJがRSAMIDより
低いかどうかを照会する。第13図では、RSAJが点
235でRSAMIDと交差する。
(大抵の場合、機関動力レベルXNが低い値に下がる前
に、RSAJがXNを制御する為に、RSAJは低い値
に下がる。然し、第9図で、囲み10に達するのは、X
Nが限界XNLより低いことを囲み9が示した後だけで
ある。それが、第13図の上の点205が下の点235
よりも、時間的に遅くなる理由である。云い換えれば、
第9図の囲み10の答えは、論理が囲み9に最初に達し
ても、囲み9に対する答えがイエスになる前にイエスに
なると考えられる。
この様な照会の順序が、第8図の論理が同様な照会有す
る為に、冗長性を持つ安全性の特徴として作用する。切
換えフラグ5WXRSAが+1又は−1の何れかにセッ
トされていると仮定すると、行4A及び4Bが論理経路
を制御する。要求された推力が高いと(例えば、行4B
に示す様にRSAJ>FWDIDLであると)、囲み4
からイエス経路を辿る。要求された推力の方が低いと(
例えば、囲み4に於ける様にRSAJ<FWDIDLで
あると)、囲み4からノー経路を辿る。従って、低い推
力が要求された時、第9図の円Bに達し、5WXR3A
が1に等しく、推力の切換えが行なわれたことを示す時
、囲み8からイエス経路を辿り、これに伴って要求値が
低下し、従って機関動力が低下する。) 囲み10からイエス経路を辿るとブロック9bに来るが
、これが第13図の真中のグラフで逆方向ピッチ限界2
10を設定する。この限界を設定することは、ピッチ制
御装置に、出来るだけ速く、真中の図の点208までピ
ッチを駆動する様に命令する効果がある。更に、ブロッ
ク9bがRSAをREV IDLに設定し、こうして点
227から点229に移る。
羽根が限界210に達すると、第9図の囲み10Cによ
り、速度誤差XNERの符号が、前に第11図及び第1
1A図について説明した様に、ブロック10dで反転さ
れる。その後、ブロック10aが絞り弁位置R3Aを、
第13図の下の点238から点237へ移す。
この例では、羽根ピッチが第13図の真中のグラフの点
208のピッチ限界に達した時、第9図のブロック10
dで行なわれる速度誤差の符号の反転並びにピッチ限界
の解放により、プロペラの調速を逆方向推力で行なうこ
とが出来る様にする。
これが第13図の点208の勾配の変化によって示され
ている。ピッチ限界を解放した後、調速により、ピッチ
は点208及び215の間の経路の様な経路を辿る。
然し、実際にはこの経路は多分、点107がら点208
への線の延長に沿って、即ち、点208から点213へ
の線に沿って続く。1つの理由は、動作中のこの時点で
、ピッチに大きな誤差が存在することである。(即ち、
第13図の下の点237では、要求された推力がMAX
  REVであるのに、実際のピッチは真中のグラフの
限界210に制限されている為に、実際のピッチが要求
されたピッチから大幅にずれている。)この為、点20
8で限界を解放した時、ピッチ制御機構が出来るだけ速
く、ピッチを大きな逆方向ピッチへ駆動する。一般的に
、点107から点20gへの前のピッチ変更も、1つに
は小さなピッチ角の領域に於ける停留時間を短縮する為
に、出来るだけ速く行なわれているから、点208より
先のピッチ変更は、点107及び208の間の線の延長
になると思われる。ピッチが点215の近くで大体正し
い値に達すると、ピッチ変更を利用した速度制御が逆方
向推力で作用する。特許請求の範囲によって定められた
この発明の範囲内で、種々の変更を加えることが出来る
【図面の簡単な説明】
第1図は航空機のプロペラを示す図、 第2図及び第3図はプロペラが逆方向及び逆方向推力を
発生する様子を示す線図、 第4図は航空機用機関に対する燃料制御装置の略図、 第5図は1対の反対廻りのプロペラを直接的に駆動する
反対廻りの1対のタービンの簡略断面図、第6図は第5
図の反対廻りのプロペラを動力源とする航空機の図、 第7図乃至第10図はこの発明の1形式で使われる計算
工程を示すフローチャート、 第7A図、第8A図、第9A図及び第10A図は、第7
図乃至第10図に簡単な表現で表わされた計算工程を更
に詳しく記述する同じ様なフローチャート、 第11図はプロペラ・ピッチの変調によってプロペラ速
度を制御する制御装置のブロック図、第11A図は第1
1図を更に簡単にした形で示すブロック図、 第12図は羽根のピッチ角に対するプロペラ羽根の空気
力学的な負荷を示すグラフ、 第12A図は絞りてこ位置に対して機関動力レベルを示
すグラフ、 第13A図乃至第13Cは機関の1例の減速の際に起る
機関動力レベル、羽根のピッチ角及び絞り位置を夫々示
すグラフである。 主な符号の説明 120:絞りてこ 123:制御装置 126:絞り弁 135:機関 −1−−N2」 /F/ター5 ig−6 =t% =−166A

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、機関によって駆動される航空機のプロペラを制御す
    る装置に於て、 推力の反転を要求する反転信号を検出する手段と、 該反転信号に応答して、機関に対する燃料流量に限界を
    置く手段とを有する装置。 2、選ばれた回転部品の速度が閾値より下がった時、燃
    料流量の限界を除く手段を有する請求項1記載の装置。 3、プロペラ・ピッチを測定する手段と、 プロペラが順方向推力を発生している時及び逆方向推力
    を発生している時、ピッチを制御する手段とを有する航
    空機のプロペラを制御する装置。 4、プロペラによって発生される推力の反転の開始を感
    知する手段と、 反転の際、プロペラの回転速度を制限する手段とを有す
    る航空機のプロペラの制御装置。 5、プロペラによって発生される推力の反転の開始を感
    知する手段と、 プロペラに送出される動力が限界より下がるまで、プロ
    ペラ・ピッチを閾値より上に拘束する手段とを有する航
    空機のプロペラに対する制御装置。 6、プロペラ推力の反転要請を感知する手段と、該要請
    に応答して機関に送出される燃料を制限する手段と、 推力を表わすパラメータが閾値より下がった時、燃料流
    量の制限を終了させる手段とを有する航空機のプロペラ
    の制御装置。 7、パラメータがプロペラの回転速度を表わす請求項6
    記載の制御装置。 8、パラメータがプロペラに送出される動力を表わす請
    求項6記載の制御装置。 9、プロペラの回転速度を感知する手段と、順方向推力
    から逆方向推力への切換えの際、回転速度を制限する制
    限手段と、 予定の事象が発生した時、制限手段を作動及び不作動に
    する手段とを有する航空機のプロペラの制御装置。 10、逆方向推力を発生し得る航空機のプロペラの制御
    装置に於て、 推力の切換えの際、機関に対する燃料流量に限界を置く
    手段と、 推力の切換えの終りを検出する手段と、 推力の切換えが終った後に限界を変更する手段とを有す
    る制御装置。 11、順方向から逆方向へ並びに逆方向から順方向への
    推力の切換えが出来る航空機のプロペラの制御装置に於
    て、 切換えが発生したことを感知する感知手段と、切換えの
    際、プロペラの回転速度を制限する制限手段とを有する
    制御装置。 12、プロペラ・ピッチの調節により、プロペラの回転
    速度を所望の値に保つ調速制御装置を含み、且つ順方向
    から逆方向へ並びに逆方向から順方向への推力の切換え
    が出来る航空機推進装置に於て、 切換えが発生したことを感知する感知手段と、切換えの
    際、プロペラの回転速度を制限する制限手段と、 切換えの際、調速制御装置が強制的にプロペラに達成さ
    せ得るプロペラ・ピッチを制限するピッチ制限手段とを
    有する航空機推進装置。 13、プロペラの負荷−ピッチ関数の代数的な符号の変
    化が発生したことを調速制御装置に知らせる反転手段を
    有する請求項12記載の航空機推進装置。 14、プロペラ羽根が基準角を越えるピッチ角を持つ時
    に順方向推力を発生し、ピッチ角が基準角より低い時に
    逆方向推力を発生する航空機推進装置に於て、 逆方向推力の要求を感知する感知手段と、 ピッチを調節することにより、逆方向推力の間、プロペ
    ラ速度を制御する速度制御手段と、 ピッチ角が基準角より低いことを速度制御手段に知らせ
    る手段とを有する航空機推進装置。 15、速度誤差信号に応答してピッチを調節することに
    より、航空機のプロペラ速度を制御する装置に於て、 プロペラからの逆方向推力の送出しを感知する感知手段
    と、 逆方向推力の間、速度誤差信号の代数的な符号を変更す
    る手段とを有する装置。 16、順方向及び逆方向ピッチ位置を達成し得る航空機
    プロペラ装置に用いる制御装置に於て、順方向ピッチを
    夫々増減することによってプロペラ速度を減増する速度
    制御手段と、 順方向推力から逆方向推力への切換えを検出する切換え
    手段と、 逆方向推力の間、逆方向ピッチを夫々増減することによ
    って、速度制御手段によってプロペラ速度を減増させる
    反転手段とを有する制御装置。 17、推力反転の際、航空機のプロペラを制御する方法
    に於て、 推力の反転を求めるパイロットからの要請に応答して、
    燃料流量に限界を置き、 予定の判断基準に従って、プロペラが超過速度になるこ
    とが考えられない時に限界を除く工程を含む方法。 18、推力反転の際、航空機のプロペラを制御する方法
    に於て、 パイロットが推力の反転を要請したかどうかを確認し、
    要請していれば、プロペラの回転速度が閾値より下がる
    まで、燃料流量を制限すると共にプロペラ・ピッチを制
    限することによって、プロペラ速度を制限し、 回転速度が閾値より下がった時、燃料流量及びプロペラ
    ・ピッチの制限を除く工程を含む方法。 19、プロペラを駆動する機関を含む航空機推進装置を
    制御する方法に於て、 順方向から逆方向への推力の切換えが発生したことを確
    認して、それに従ってフラグをセットし、フラグの状態
    を確認して、セットされていれば、機関の動力が予定の
    閾値より下がるまで、機関に対する燃料流量を予定の割
    合で制限し、 フラグがセットされていなければ、要求された燃料流量
    が予定量を越える場合、機関に対して要求された燃料流
    量を供給し、要求された燃料流量が予定量を越えていな
    ければ、機関に対して要求されていない燃料流量を供給
    する工程を含む方法。 20、順方向から逆方向への推力の切換えが出来、ピッ
    チの調節によってプロペラの回転速度を制御する航空機
    のプロペラを制御する方法に於て、推力反転の際、ピッ
    チの調節によってプロペラ速度を調速する工程を含む方
    法。 21、順方向から逆方向へ並びに逆方向から順方向への
    推力の切換えが出来、調速制御装置を持つ航空機のプロ
    ペラを制御する方法に於て、逆方向推力の間、調速制御
    装置を用いて調速する工程を含む方法。 22、航空機のプロペラを制御する方法に於て、次の第
    1の論理的な前提(LP−1)「実際の絞り位置及び要
    求された絞り位置の間の差が予定値より小さいか」且つ
    「絞り位置が実際に予定の順方向アイドル位置に等しい
    か或いはそれより大きく、又は実際の絞り位置が予定の
    逆方向アイドル位置に等しいか又はそれより小さいか」
    の論理状態を確認し、 LP−1が真であれば、係止フラグを、推力の切換えが
    起っていないことを示す第1の値にセットし、 LP−1が虚偽であれば、次の第2の論理的な前提(L
    P−2)「要求された絞り位置が予定の逆方向アイドル
    位置より大きく」且つ「実際の絞り位置が予定のニュー
    トラル、アイドル位置より小さく」且つ「順方向推力か
    ら逆方向推力への切換えが存在しないことを係止フラグ
    が表示しているか」の論理状態を確認し、 LP−2が虚偽であれば、次の第3の論理的な前提(L
    P−3)「要求された絞り位置が予定の順方向アイドル
    位置より小さく」且つ「実際の絞り位置が予定のニュー
    トラル・アイドル位置より大きく」且つ「逆方向推力か
    ら順方向推力への切換えが起っていないことを係止フラ
    グが表示しているか」の論理状態を確認し、 LP−2が真であれば、係止フラグを、逆方向から順方
    向への推力の切換えが要求されていることを示す第2の
    値にセットし、 LP−3が真であれば、係止フラグを、順方向から逆方
    向への推力の切換えが要求されていることを示す第3の
    位置にセットし、 LP−3が虚偽であれば、係止フラグの状態を変えない
    まゝにし、 次の第4の論理的な前提(LP−4)「要求された絞り
    位置が予定の逆方向アイドル位置に等しいか或いはそれ
    より小さく、又は要求された絞り位置が予定の順方向ア
    イドル位置に等しいか又はそれより大きく」且つ「係止
    フラグが第1の位置にあって、推力の切換えが要請され
    ていないことを示すか」の論理状態を確認し、 LP−4が真であれば、次の第5の論理的な前提(LP
    −5)「要求された推力が、順方向でも逆方向でも、ア
    イドルより大きいか」の論理状態を確認し、 LP−4が虚偽であれば、順方向又は逆方向の何れの推
    力に対しても、利用し得る推力を表わすパラメータが予
    定の閾値より下がるまで、2つの予定の絞り限界の一方
    に絞り位置を設定して、その後絞り限界を取除き、 LP−5が真であれば、絞りを要求された絞り位置に設
    定し、 LP−5が虚偽であれば、絞りを現在の位置に保つ工程
    を含む航空機のプロペラを制御する方法。
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