JPH0221031Y2 - - Google Patents

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JPH0221031Y2
JPH0221031Y2 JP1983064581U JP6458183U JPH0221031Y2 JP H0221031 Y2 JPH0221031 Y2 JP H0221031Y2 JP 1983064581 U JP1983064581 U JP 1983064581U JP 6458183 U JP6458183 U JP 6458183U JP H0221031 Y2 JPH0221031 Y2 JP H0221031Y2
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JP
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lid
cover plate
plate
ribs
opening
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JP1983064581U
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JPS5987786U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は洗濯物出入用の開口部を開閉する洗濯
機の蓋装置の改良に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来、この種の蓋装置は、蓋を開口部全体を覆
う一枚の蓋板により構成し、これを洗濯機の本体
の開閉回動可能に設ける構成であつた。
〔背景技術の問題点〕
上記構成では、蓋を開放すると、蓋が洗濯機の
本体の上方に高く突出した形態となつてしまう。
このため、上方に棚等があつて高さに余裕がない
場所には洗濯機を設置できず、また洗濯機の上方
に例えば乾燥機を設置する場合には蓋が乾燥機に
当らないように高い位置に設置せねばならず、た
めに乾燥機が頗る使いにくくなるという問題があ
つた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、高さに余裕がない場所にも洗
濯機を設置でき、また洗濯機の上方に乾燥機を設
ける場合でも低い位置に設けることができて乾燥
機の使い勝手を向上させ得る洗濯機の蓋装置を提
供するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、蓋を第一及び第二の蓋板を互いに回
動可能に連結することにより構成すると共に、両
蓋板の周縁部位に互いに位置をずらしてリブを立
設し、前記第一の蓋板を洗濯機の本体に上下方向
に開閉回動可能に枢支して前記蓋の開放時にはこ
れを折畳むように開放させると共に前記両蓋板の
リブの少なくとも先端部分が互いにラツプするよ
うにすることにより、開放状態における蓋の高さ
が低くなるようにし、しかも両蓋板のリブが互い
にラツプして折畳み状態の厚さ寸法を極力小さく
し得るようになし、更に第二の蓋板にその上面を
窪ませて手掛け部を形成することとして洗濯物の
出入に支障が生ずることがないようにしたところ
に特徴を有する。
〔考案の実施例〕
以下本考案を所謂全自動洗濯機に適用した一実
施例について図面に基づいて説明する。まず洗濯
機の全体を示す第1図において、1は洗濯機の本
体で、これは矩形箱状の外箱2の上面部にプラス
チツクで成形された上部カバー3を被冠してな
り、図示はしないが内部に脱水槽兼用の洗濯槽、
水受槽及び駆動装置等を備えている。4は上部カ
バー3の略中央部に形成した洗濯物出入れ用の開
口部5を開閉する蓋で、これは第一の蓋板たる例
えばプラスチツク製の後蓋板6と第二の蓋板たる
例えばやはりプラスチツク製の前蓋板7とを回動
可能に連結して構成している。即ち、後蓋板6
は、第2図に示す如く、矩形の板材の全端部中央
に横長舌片状の第一の手掛け部8を延設すると共
に他の三側部に補強用のリブ9を一体に立設して
いる。10,10は後蓋板6の枢軸で、これらは
左右両側のリブ9の後方端外側に夫々一体に突設
されており、これら枢軸10,10を本体1の上
部カバー3に形成された2個の孔11(1個のみ
図示)に嵌合することによつて、後蓋板6を上部
カバー3に対し回動可能に枢支している。12,
12はリブ9のうち後蓋板6の枢支端たる後端部
に位置する部分の左右両側に一体に突出形成した
ストツパーで、これらは上部カバー3に前記各軸
受孔11の近傍に位置して形成した係止孔13,
13から上部カバー3内に挿入され、後蓋板6を
開放すべく上方に回動したとき垂直位置を越えた
ところで係止孔13,13の縁部に当接して、後
蓋板6を第5図に示すような若干後方に傾いた全
開位置に保持するようなつている。14,14は
前蓋板7の回動中心としての一対のヒンジ軸で、
これらは後蓋板6の左右両側に対向位置するリブ
9のうち前方に舌片状に突出する部位に夫々内方
に向けて突設されている。15は後蓋板6の下面
部のうち前縁部寄りに左右両端部を余して一体に
立設した補強用のリブである。次に、前蓋板7は
後蓋板6と略同一の大きさを成すと共に、その全
周縁部に補強用のリブ16を一体に立設して成
る。このリブ16は後蓋板6のリブ9,15と略
同等の高さ寸法を有すると共に、それらとは互い
に異なる位置に設けられており、従つて、両蓋板
6,7を第5図に示すように重ね合わせたときに
は、左右及び前の各部分が後蓋板6のリブ9に囲
まれた領域内へ収納されて略全体がリブ9とラツ
プするようになる。17,17は前蓋板7のリブ
16のうち左右両側の後端寄り部位に夫々形成し
た軸受孔である。而して、前記後蓋板6のヒンジ
軸14,14を前蓋板7の軸受孔17,17に嵌
合し、もつて前蓋板7を後蓋板6に対して回動可
能に連結している。また蓋4の閉鎖状態で、前蓋
板7と後蓋板6とは面一になると共に、夫々の連
結側の端面は互いに当接する。従つて後蓋板6に
対する前蓋板7の回動方向は、各蓋板6,7の両
端面が当接から離反状態となる方向、即ち前蓋板
7の下方への回動方向のみが可能で、前蓋板7の
上方への回動に対しては前蓋板7と後蓋板6とが
一体となつて上方へ回動するようになつている。
18は後蓋板6に対する前蓋板7の連結端側即ち
後端部に形成した凹部で、これは前記後蓋板6の
第一の手掛け部8に指を掛ける際の手指の挿入部
として作用するものである。19は特許請求の範
囲でいう手掛け部に相当する前蓋板7の第二の手
掛け部で、これは後蓋板6に対する前蓋板7の反
連結端側即ち前端部の上面の一部を所定幅窪ませ
てその前部を開放することにより形成している。
次に上記実施例の作用を説明する。蓋4の閉鎖
時は、後蓋板6及び前蓋板7は夫々共に上部カバ
ー3の開口部5を閉鎖している(第3図参照)。
そしてこの蓋4を開放するときは、例えば前蓋板
7の第二の手掛け部19に手を掛けて上方に回動
すれば、蓋4の全体即ち後蓋板6及び前蓋板7が
一体に開放方向に回動し、垂直位置を少し越えた
ところで後蓋板6のストツパー12,12が上部
カバー3の係止孔13,13の縁部に当接するか
ら後蓋板6及び前蓋板7は面一に連なつた状態の
ままで垂直から少し後方に傾斜した角度で保持さ
れる。
また蓋4を開放するときに、後蓋板6の第二の
手掛け部8に指を掛けて行えば、後蓋板6が枢軸
10,10を中心として上方に回動すると共に、
前蓋板7が後蓋板6のヒンジ軸14,14を中心
に回動して蓋4は略く字状に折れ曲るようになる
(第4図参照)。そして更に後蓋板6を開放方向に
回動させれば、後蓋板6のストツパー12,12
によつて後蓋板6は垂直から少し後方へ傾斜した
状態で保持される共に、前蓋板7は後蓋板6のリ
ブ9に囲まれた部分に収容されるようにして後蓋
板6に折れ重なる(第5図参照)。このように蓋
4の開放状態で両蓋板6,7が折り畳まれるよう
に重なれば、面一に連なつたものに比べ蓋4の高
さは低くなる。従つて、洗濯機を上方に棚等があ
つて高さに余裕がない場所にも設置できることは
勿論のこと、洗濯機の上方に棚を設置しここに乾
燥機等を載置して使用する場合でも、棚ひいては
乾燥機の設置高さを低くできるから、乾燥機の操
作が極めて容易となり且つその内部も見易くなつ
て乾燥物を出し忘れるといつたこともなくる。し
かも本実施例では後蓋板6と前蓋板7とを略同一
の大きさとしたから、蓋4の開放状態での高さは
最小となり、従来のものの略半分の高さにできて
一層好都合である。
また、蓋4の開放状態即ち折畳み状態では、前
蓋板7のリブ16は後蓋板6のリブ9に略全体が
ラツプしたようになつてリブ9により囲まれた部
分に収納されるから、各蓋板6,7にリブ9,1
5,16を立設し且つ各蓋板6,7を折り畳むよ
うに構成しながら、折り畳み状態での蓋4の厚さ
寸法を極力小さくすることができる。これにて、
開口部5を極力広く開放した形態とすることがで
きるから、開口部5から洗濯物を出し入れする際
に蓋4が邪魔になること防ぐことができて至便で
ある。しかも、蓋の開閉のために前蓋板7には、
突出形態となる把手ではなく、上面の一部を窪ま
せることによつて形成された第二の手掛け部19
を設けたから、両蓋板6,7を折り畳んで開口部
5を開放させた状態で、開口部5への洗濯物の出
入の支障となる突出物がなく、開口部5を極力広
く開放した形態として使い勝手を一層高めること
ができる。洗濯機を製造する際、各蓋板6,7は
互いに重ね合わせた状態で保管しておけば保管ス
ペースも半分で済ますことができ、部品の保管ス
ペースを小さくなし得ると共に部品の搬送にも頗
る好都合となる。また、各蓋板6,7の周縁部位
にリブ9,15,16を立設したことから、各蓋
板6,7の補強を図り得ることは勿論であり、こ
れにて蓋4の閉鎖時に例えば使用者が蓋4に手を
ついて押えた場合や、洗い終えた洗濯物等の重量
物を載せた場合、更には輸送時等において梱包状
態の洗濯機を多段に積み重ねて蓋4に大きな押下
力が作用した場合でも、補強リブ9,15,16
が洗濯物出入用の開口部5の周縁部に支えられる
ようになつて各蓋板6,7の撓み変形や破損を確
実に防止できる。
尚、上記実施例では、前蓋板7のリブ16は後
蓋板6のリブ9内に収納されるようにしたが、こ
れは逆であつてもよく、またリブ16はリブ9に
略完全に全体がラツプせずとも少なくとも先端部
分がラツプするようにしてもその分蓋4の厚さ寸
法を小さくして開口部5を広く開放し得るもので
ある。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、洗濯物出入用の開
口部を開閉する蓋を第一及び第二の蓋板を互いに
回動可能に連結することにより構成すると共に両
蓋板の周縁部位に互いに位置をずらしてリブを立
設し、前記第一の蓋板を洗濯機の本体に上下方向
に開閉回動可能に枢支して前記蓋の開放時にはこ
れを折り畳むように開放させると共に前記両蓋板
のリブの少なくとも先端部分が互いにラツプする
ようにし更に第二の蓋板の上面の一部を窪ませて
手掛け部を形成したところに特徴を有し、この結
果、開放時における蓋の高さを大幅に低くできる
から、高さに余裕がない場所にも洗濯機を設置で
き、また洗濯機の上方に乾燥機等を設ける場合で
もその設置位置を低くできて乾燥機等の使い勝手
を向上させ得、しかもこの様に蓋を二つ折りとす
る構成とし且つ各蓋板にリブを立設する構成であ
りながら、各蓋板のリブが折り畳み時に互いにラ
ツプするよにすると共に手掛け部を窪ませたか
ら、開放時における蓋の厚さ寸法を小さくなし得
て開口部を広く開放できて使い勝手が大幅に向上
するという実用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は洗濯
機の全体の斜視図、第2図は要部を分解して示す
斜視図、第3図は蓋の閉鎖状態の要部の断面図、
第4図は蓋の開放途中の要部の断面図、第5図は
蓋の開放状態の要部の断面図である。 図中1は本体、4は蓋、5は開口部、6は後蓋
板(第一の蓋板)、7は前蓋板(第二の蓋板)、1
9は第二の手掛け部(手掛け部)、9,15,1
6はリブ、14はヒンジ軸、17は軸受孔であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯機の本体の上面部に形成された洗濯物出入
    用の開口部を開閉する蓋を第一及び第二の蓋板を
    互いに回動可能に連結することにより構成すると
    共に、両蓋板の周縁部位に互いに位置をずらして
    リブを立設し、前記第二の蓋板を前記本体に上下
    方向に開閉回動可能に枢支して前記蓋の開放時に
    はこれを折畳むように開放させると共に前記両蓋
    板のリブの少なくとも先端部分が互いにラツプす
    るようにし、且つ前記第二の蓋板にその上面の一
    部を窪ませることにより手掛け部を形成したこと
    を特徴とする洗濯機の蓋装置。
JP6458183U 1983-04-28 1983-04-28 洗濯機の蓋装置 Granted JPS5987786U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6458183U JPS5987786U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 洗濯機の蓋装置

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JP6458183U JPS5987786U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 洗濯機の蓋装置

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Publication Number Publication Date
JPS5987786U JPS5987786U (ja) 1984-06-14
JPH0221031Y2 true JPH0221031Y2 (ja) 1990-06-07

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ID=30194763

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JP6458183U Granted JPS5987786U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 洗濯機の蓋装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53111665A (en) * 1977-03-10 1978-09-29 Hitachi Ltd Washing machine

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143021Y2 (ja) * 1972-09-28 1976-10-19
JPS5043560U (ja) * 1973-08-15 1975-05-01

Patent Citations (1)

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JPS53111665A (en) * 1977-03-10 1978-09-29 Hitachi Ltd Washing machine

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JPS5987786U (ja) 1984-06-14

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