JPH0220966A - 直交変換ベクトル量子化方式 - Google Patents

直交変換ベクトル量子化方式

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JPH0220966A
JPH0220966A JP63170391A JP17039188A JPH0220966A JP H0220966 A JPH0220966 A JP H0220966A JP 63170391 A JP63170391 A JP 63170391A JP 17039188 A JP17039188 A JP 17039188A JP H0220966 A JPH0220966 A JP H0220966A
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JP
Japan
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orthogonal
vectors
block
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JP63170391A
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English (en)
Inventor
Takamizu Niihara
新原 高水
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0220966A publication Critical patent/JPH0220966A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はデジタル信号の圧縮伸長に使用される直交変換
ベクトル量子化方式に関する。
(従来技術) デジタル信号の信号処理を行う記録、伝送機器、その他
の各種の機器において、信号をより少ない情報量で効率
的に符号化できるようにした高能率符号化方式としては
従来から各種方式が提案されている。
第5図は原画像のデジタル・データを(N X N)(
ただしNは整数)の大きさのブロックに分割し。
前記の分割によって得た複数のブロックにおける各ブロ
ック毎に2次元直交変換を施して得られる交流直交係数
を所定の割り振りの態様で割り振って構成される複数の
ベクトルにおける個々のベクトル毎に量子化が行われる
直交変換ベクトル量子化方式の従来例のw1略構成を示
すブロック図であって、第5図において1は原画像の(
N×N)(ただしNは整数)画素の大きさに分割して得
た1ブロツクと対応するデジタル・データであり、この
1ブロツクのデジタル・データは直交変換器2によって
交流直交係数に直交変換される。
3は前記した1ブロツクのデジタル・データに対応する
交流直交係数を複数のベクトルに割り振って各ベクトル
を形成させる(1ブロツクのデジタル・データに対応す
る交流直交係数より各ベクトルを形成させる)ベクトル
形成器であり、このベクトル形成器3において行われる
変換領域の複数のベクトルへの分割の態様は、第6図に
示されているように各ベクトルVO,Vl、V2・・・
Vl4は同じような次数の交流直交係数が構成要素とさ
れるように交流直交係数の割り振りが行われるもので、
形成された各ベクトルVO,Vl、V2・・・Vl4は
それぞれ構成要素数が異なるものになされている。
前記のように形成された各ベクトルは、それぞれ個別の
異なる量子化器4,5.6に供給され、前記の各量子化
器4,5.6ではそれぞれ個別に設けられているコード
ブック7.8.9を用いて、各ベクトルにそれぞれ異な
るビット数を割当ててベクトル量子化が行われる。
前記した各量子化器4,5.6からの出力信号。
すなわち、符号化系からの出力信号は伝送路10を介し
て復号化系の復号器11,12.’13に供給され、前
記の各復号器11,12.13ではそれぞれ個別に設け
られているコードブック14゜15.16を用いた復号
化動作により各ベクトルが復号される。
前記の復号器11で復号された直流成分と、復号器12
.13で復号された各ベクトルとは、スカラー量の直流
成分と各ベクトルの構成要素となされているスカラー量
の直交係数の配列ブロックを形成するスカラー形成器1
7に供給される。
そして、前記の各復号器11,12.13からスカラー
形成器17に供給された1ブロツクのデジタル・データ
に対応する各ベクトルの構成要素とされているスカラー
量の直交係数は、スカラー量の直交係数の配列ブロック
を形成するスカラー形成器17に所定の態様でスカラー
量の直交係数が配列された配列ブロックを形成し、スカ
ラー形成器17から出力された前記の1ブロツクのデジ
タル・データに対応する直交係数が直交逆変換器18に
よって逆変換されて原画像のデジタル・データを(N 
X N)(ただしNは整数)の大きさのブロックにおけ
るデジタル・データ19とされる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、画像信号によるデジタル信号を2次元直交変
換した場合には、第7図に例示されているように低次の
成分に電力が集中する傾向があるが、もとの画像が第8
図に示しであるようにブロック内で縦方向の変化を有す
るものであった場合に、それのデジタル信号が2次元直
交変換されると、第9図に例示されているような状態に
電力が集中する傾向を示し、また、もとの画像が第10
図に示しであるようにブロック内で横方向の変化を有す
るものであった場合に、それのデジタル信号が2次元直
交変換されると、第11図に例示されているような状態
に電力が集中する傾向を示し、さらに、もとの画像が第
12図に示しであるようにブロック内で斜め方向の変化
を有するものであった場合に、それのデジタル信号が2
次元直交変換されると、第13図に例示されているよう
な状態に電力が集中する傾向を示すものとなることが知
られている。
それで、前記のようにベクトル形成器3において行われ
る変換領域の複数のベクトルへの分割の態様が、第6図
に示されているように各ベクトルVO,Vl、V2・・
・Vl4が同じような次数の交流直交係数を構成要素と
するように交流直交係数の割り振りが行われた場合には
、ベクトル形成器3において形成された各ベクトルVl
、V2・・・Vl4はそれぞれのベクトル内に縦、横、
斜めの各方向の変化を含んでいる状態のものになる。
一方、人間の視覚特性は、横の変化と縦の変化に対する
よりも斜め方向の変化には鈍感であることが知られてい
るが、ベクトル形成器3において行われる変換領域の複
数のベクトルへの分割の態様が、第6図に例示されてい
るように各ベクトルVO,Vl、V2・・・Vl4が同
じような次数の交流直交係数を構成要素とするように交
流直交係数の割り振りが行われた場合には、各ベクトル
の構成要素は固有の方向の変化を示しているものになっ
ているために、前記した人間の視覚特性を考慮に入れて
高能率量子化を行うようにすることは困難であった。
また、ベクトル形成器3において行われる変換領域の複
数のベクトルへの分割の態様が、第6図に例示されてい
るように各ベクトルVO,Vl、V2・・・Vl4が同
じような次数の交流直交係数を構成要素とするように交
流直交係数の割り振りが行われた場合には、各ベクトル
の構成要素数がベクトル毎に異なるために、1つのコー
ドブックを用いたベクトル量子化が困難であって、各ベ
クトル毎にコードブックを用意しておくことが必要であ
り、したがって、符号化系、復号化系の双方においてコ
ードブックのROMの空間を多量に必要にしていた。
周知のように、量子化効率はベクトルの構成要素数が多
くなる程良好になるから、ベクトル形成器3において行
われる変換領域の複数のベクトルへの分割の態様が、第
6図に例示されているように各ベクトルVO,Vl、V
2・・・Vl4が同じような次数の交流直交係数を構成
要素とするように交流直交係数の割り振りが行われた場
合のように、余り重要ではない高次の成分が少ない構成
要素数のベクトルになされていることは量子化効率を低
下させるという欠点を生じる。
(問題点を解決するための手段) 本発明はデジタル・データを(N X N)(ただし、
Nは整数)の大きさのブロックに分割し、前記の分割に
よって得た複数のブロックにおける各ブロック毎に2次
元直交変換を施して得られる交流直交係数を所定の割り
振りの態様で割り振って構成される複数のベクトルにお
ける個々のベクトル毎に量子化が行われる直交変換ベク
トル量子化方式であって、各ブロック毎の前記した複数
のベクトルにおける各ベクトルとして、前記した個々の
ベクトル毎にそれぞれ異なっている予め定められた略々
同一な方向における低次から高次へと並ぶ同一個数の交
流直交係数が構成要素となされるように複数のベクトル
における各ベクトルに対する交流直交係数の割り振りが
行われているものを用い、複数のベクトルにおける個々
のベクトル毎に量子化が行われるようにした直交変換ベ
クトル量子化方式、及びデジタル・データを(N X 
NOただし、Nは整数)の大きさのブロックに分割し、
前記の分割によって得た複数のブロックにおける各ブロ
ック毎に2次元直交変換を施して得られる交流直交係数
の前記した各ブロックにおける複数の各ベクトルに対す
る割振りの態様を、前記した個々のベクトル毎に予め定
められたそれぞれ異なる略々同一な方向において低次か
ら高次へと並ぶ同一個数の交流直交係数が各ブロック毎
の前記した複数のベクトルにおける各ベクトルに割り振
られるようなものとして各ベクトルの構成要素が定めら
れている複数のベクトルにおける個々のベクトル毎に量
子化が行われるようされている直交変換ベクトル量子化
方式において、符号化系では複数のべクトルにおける各
ベクトルに対して異なるピッ1〜数を割り当てて、木探
索に際して同一のコードブックを使用し、割り当てられ
るビット数に応じて探索の深さを制御し、復号化系では
探索途中の比較ベクトルを備えた同一のコードブックを
使用し、かつ、異なるビット数にも対応できるようにし
た直交変換ベクトル量子化方式を提供するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら本発明の直交変換ベクト
ル量子化方式の具体的な内容を詳細に説明する。第1図
は本発明の直交変換ベクトル量子化方式の実施例のブロ
ック図、第2図は1ブロツクのデジタル・データに対応
する交流直交係数を1ブロツクと対応している複数のベ
クトルにおける各ベクトルへ割り振って、各ベクトルが
それぞれ異なる方向のものにされることを説明している
図、第3図は1ブロツクのデジタル・データに対応する
交流直交係数を1ブロツクと対応している複数のベクト
ルを構成する各ベクトルへ割り振るのに、各ブロック毎
の前記した複数のベクトルにおける個々のベクトル毎に
それぞれ異なっている予め定められた略々同一な方向に
おける低次から高次へと並ぶ同一個数の交流直交係数が
構成要素となされるように複数のベクトルにおける各ベ
クトルに対して交流直交係数の割り振りが行われている
場合の一例を示す図、第4図はベクトルの構成要素に対
する直交係数の分布を示す図、第14図は木探索の説明
図である。
第1図において1は原画像のデジタル・データであり、
原画像のデジタル・データ1は(N×N)(ただしNは
整数)画素の大きさに分割された1ブロツクと対応する
デジタル・データ毎に直交変換器2により交流直交係数
に直交変換される。
20は前記した1ブロツクのデジタル・データに対応す
る交流直交係数を複数のベクトルに割り振って各ベクト
ルを形成させるベクトル形成器である。前記したベクト
ル形成器20で行われる変換領域の複数のベクトルへの
分割、すなわち、1ブロツクのデジタル・データに対応
する交流直交係数を、1ブロツクと対応している複数の
ベクI〜ルにおける各ベクトルへの割り振り方は、交流
直交係数を構成要素とする複数のベクトルにおける各ベ
クトルが第2図中のベクトルa、b、cに示されている
ように、それぞれ異なる方向のものにされるのであり、
1ブロツクのデジタル・データに対応する交流直交係数
は、1ブロツクと対応している複数のベクトルにおける
各ベクトルに対して、各ブロック毎の前記した複数のベ
クトルにおける個々のベクトル毎にそれぞれ異なってい
る予め定められた略々同一な方向における低次から高次
へと並ぶ同一個数の交流直交係数が構成要素となされる
ように複数のベクトルにおける各ベクトルに対して交流
直交係数の割り振りが行われるのである。
第3図は1ブロツクのデジタル・データに対応している
交流直交係数を、ベクトル形成器20において複数のベ
クトルにおける個々のベクトルに対して割り振るのに、
前記のように個々のベクトル毎にそれぞれ異なっている
予め定められた略々同一な方向における低次から高次へ
と並ぶ同一個数の交流直交係数が構成要素となされるよ
うに複数のベクトルにおける各ベクトルに対して交流直
交係数の割り振りが行われている場合に、各ベクトルの
構成要素数が7の場合の一例態様を示している図であっ
て、この第3図においてvo、vt、v2・・・v8は
それぞれの構成要素数が7の場合のベクトルである。
さて、デジタル・データを(N X N)(ただし、N
は整数)の大きさのブロックに分割し、前記の分割によ
って得た複数のブロックにおける各ブロック毎に2次元
直交変換を施した際に得られる直交係数の総数は(N×
N)個であり、したがって、1ブロツクと対応して形成
されるすべてのベクトルの構成要素の総数は(N X 
N)個となるが、その内の1個の構成要素は直流成分(
第3図中のS。
で示されているもの)であるから、前記した直流成分S
oの直交係数による1個の構成要素を除く交流直交係数
による構成要素の個数は((N X N)−1)=(N
−1)(N+1)個となる。
すなわち、1ブロツクが(N X N)(ただし、Nは
整数)の大きさのデジタル・データに2次元直交変換を
施して形成されるすべてのベクトルの構成要素の総数(
N×N)個から直流成分Soによる1個の構成要素を除
いた((N x N) −1)=(N −1)(N+1
)個の交流直交係数による構成要素は、(1)1つのベ
クトルの構成要素数が(N−1)であるような(N+1
)個のベクトルを構成させたり。
(2)1つのベクトルの構成要素数が(N+1)である
ような(N−1)個のベクトルを構成させたりすること
ができる7 そして、前記した第3図はN=8で、前記した(1)の
場合における例を示しており、この第3図では各ブロッ
ク毎の複数のベクトルにおける各バク1−ルV o ”
−V 8は、個々のベクトルVo、V2.V3゜V4・
・・毎にそれぞれ異なっている予め定められた略々同一
な方向における低次から高次へと並ぶ7個の交流直交係
数が構成要素となされるように複数のベクトルにおける
各ベクトルに対する交流直交係数の割り振りが行われて
いるものである。
前記したように1ブロツクが(N X N)(ただし、
Nは整数)の大きさのデジタル・データに2次元直交変
換を施して形成されるすべてのベクトルの構成要素の総
数(N X N)個から直流成分Soによる1個の構成
要素を除いた((N×N)−1)=(N−1)(N+1
)個の交流直交係数による構成要素を用いて、 (1)1つのベクトルの構成要素数が(N−1)である
ような(N+4)個のベクトルを構成させたり、(2)
1つのベクトルの構成要素数が(N+1)であるような
(N−1)個のベクトルを構成させたりするときに、各
ブロック毎の複数のベクトルにおける各ベクトルが、個
々のベクトル毎にそれぞれ異なっている予め定められた
略々同一な方向における低次から高次へと並ぶ同一個数
の交流直交係数が構成要素となされるように複数のベク
トルにおける各ベクトルに対する交流直交係数の割り振
りが行われた場合には、ベクトルの構成要素に対する直
交係数の分布の状態は第4図に例示されているようなも
のになる。
それで、第1図中に示されているベクトル形成器20に
おいて、1ブロツクが(N X N)(ただし。
Nは整数)の大きさのデジタル・データに2次元直交変
換を施して形成されるすべてのベクトルの構成要素の総
数(N×N)個から直流成分Soによる1個の構成要素
を除いた((N x N) −1)= (N−1)(N
+1)個の交流直交係数による構成要素を用いて、 (1)1つのベクトルの構成要素数が(N−1)である
ような(N+1)個のペタ1〜ルを構成させたり。
(2)1つのベクトルの構成要素数が(N+1)である
ような(N−1)個のベクトルを構成させたりする場合
には、前記の各ベクトルv1〜v7を同一の量子化器2
1に供給し、前記した複数のバク1−ルに対するベクト
ル量子化を単一のコードブック23を用いて、各ベクト
ルにそれぞれ異なるピッ1〜数を割り当てて行うことが
可能となる。
また、直流成分の直交係数Soはスカラー量子化器22
(または予測符号化器22)によって符号化されるので
ある。
前記したようにしてベクトル形成器3で行われるベクト
ルの形成態様は、第2図及び第3図に例示されているよ
うに1ブロツクのデジタル・データに対応して形成され
た複数のベクトルにおける個々のベクトル毎にそれぞれ
異なっている予め定められた略々同一な方向における低
次から高次へと並ぶ同一個数の交流直交係数が構成要素
となされるように複数のベクトルにおける各ベクトルに
対する交流直交係数の割り振りが行われているために、
人間の視覚特性を考慮したそれぞれ適切なビット数を個
々のベクトルに割当てることにより全体のビット数を減
少させることができる。
例えば第3図において斜め方向のベクトルV3゜V4.
V5は、人間の視覚特性において鈍感な部分に対応して
いるから、これらの斜め方向のベクトルV3.V4.V
5のについては、他のベクトルに比べてビット数を少な
く割当てるようにするのである。
また、符号化の対象にされている画像の水平解像度が、
垂直解像度よりも高い場合には、水平解像度を示すベク
トルvo、vtに対して割当てるべきビット数を、垂直
解像0度を示すベクトルV7゜■8に対して割当てるべ
きビット数よりも多くしてベクトル量子化が行われるよ
うにしてもよい。
前記した各量子化器21.22からの出力信号。
すなわち、符号化系からの出力信号は伝送路24を介し
て復号化系のスカラー復号WI25(または予測復号器
25)、及び復号器26に供給され、前記のスカラー復
号器25(または予測復号器25)では直流成分の復号
を行い、また復号器26ではコードブック27を用いた
復号化動作により各ベクトルが復号される。
復号化系に設けられている前記したコードブック27は
、符号化系に設けられている前記のコードブック23と
同様構成のものを1個だけ用意すればよ(、復号器26
ではコードブックから出力されたインデックスに応じた
ビット数に応じた復元ベクトルを出力する。
なお、復号化系に設けられている前記したコードブック
27としては、符号化系に設けられている前記のコード
ブック23と同様構成のものにおける探索途中の比較ベ
クトルが木構造の途中のインデックスとして使用される
ような構成のものとされてもよい。
前記の復号器25で復号された直流成分と、復号器26
で復号された各ベクトルとは、スカラー量の直流成分と
各ベクトルの構成要素となされているスカラー量の直交
係数の配列ブロックを形成するスカラー形成器28に供
給される。
そして、前記の各復号器25,26からスカラー形成器
28に供給された1ブロツクのデジタル・データに対応
する各ベクトルの構成要素となされているスカラー量の
直交係数は、スカラー量の直交係数の配列ブロックを形
成するスカラー形成器28に所定の態様でスカラー量の
直交係数が配列された配列ブロックを形成し、スカラー
形成器28から出力された前記の1ブロツクのデジタル
・データに対応する直交係数は直交逆変換器29によっ
て逆変換されて原画像のデジタル・データを(N X 
N)(ただしNは整数)の大きさのブロックにおけるデ
ジタル・データ30とされる。
次に、第14図を参照して木探索によるコードブックを
用いたビット割当てについて説明する。
第14図には探索の過程を示す2進水構造と、各深さに
おいて割当てられるビット数及び量子化インデックスが
示されている。
まず、符号化系におけるコードブック23については、
それに割当てられるビット数がNビットの場合には深さ
がNまで探索を行ってコードブック23からNビットの
インデックスを出力し、また、割当てられるビット数が
(N−1)ビットの場合には深さが(N−1)で探索を
止めてコードブック23から(N−1)ビットのインデ
ックスを出力し、さらに5割当てられるビット数が2ビ
ツトの場合には深さが2で探索を止めてコードブック2
3から2ビツトのインデックスを出力するというように
、1つのコードブック23を用いてそれの探索の深さを
制御することによりベクトルに割当てられるビット数に
対応するインデッスが得られるのであり、次に、復号化
系におけるコードブック27は、それに供給されたイン
デックスのビット数に応じた復元ベクトルが出力される
ようなコードブック27が用いられるのであるが、この
復号系で使用されるコードブック27は符号化系に用い
られていたコードブック23における木構造の一部だけ
の構成のものが使用できる。
すなわち、本発明の直交変換ベクトル量子化方式におい
ては、符号化系では複数のベクトルにおける各ベクトル
に対して異なるビット数を割り当てて、木探索に際して
同一のコードブック23を使用して1割り当てられるビ
ット数に応じて探索の深さを制御し、また、復号化系で
は符号化系で使用したコードブック23における探索途
中の比較ベクトルを備えたコードブック27を使用して
異なるビット数にも対応できるのである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の直交変換ベクトル量子化方式はデジタル・データを
(N X N)(ただし、Nは整数)の大きさのブロッ
クに分割し、前記の分割によって得た複数のブロックに
おける各ブロック毎に2次元直交変換を施して得られる
交流直交係数を所定の割り振りの態様で割り撮って構成
される複数のベクトルにおける個々のベクトル毎に量子
化が行われる直交変換ベクトル量子化方式であって、各
ブロック毎の前記した複数のベクトルにおける各ベクト
ルとして、前記した個々のベクトル毎にそれぞれ異なっ
ている予め定められた略々同一な方向における低次から
高次へと並ぶ同一個数の交流直交係数が構成要素となさ
れるように複数のベクトルにおける各ベクトルに対する
交流直交係数の割り振りが行われているものを用い、複
数のベクトルにおける個々のベクトル毎に量子化が行わ
れるようにした直交変換ベクトル量子化方式、及びデジ
タル・データを(N X N)(ただし、Nは整数)の
大きさのブロックに分割し、前記の分割によって得た複
数のブロックにおける各ブロック毎に2次元直交変換を
施して得られる交流直交係数の前記した各ブロックにお
ける複数の各ベクトルに対する割振りの態様を、前記し
た個々のベクトル毎に予め定められたそれぞれ異なる略
々同一な方向において低次から高次へと並ぶ同一個数の
交流直交係数が各ブロック毎の前記した複数のベクトル
における各ベクトルに割り振られるようなものとして各
ベクトルの構成要素が定められている複数のベクトルに
おける個々のベクトル毎に量子化が行われるようされて
いる直交変換ベクトル量子化方式において、符号化系で
は複数のベクトルにおける各ベクトルに対して異なるビ
ット数を割り当てて、木探索に際して同一のコードブッ
クを使用し1割り当てられるビット数に応じて探索の深
さを制御し、復号化系では探索途中の比較ベクトルを備
えた同一のコードブックを使用し、かつ、異なるビット
数にも対応できるようにした直交変換ベクトル量子化方
式であるから、この本発明の直交変換ベクトル量子化方
式においては各ブロックにおける複数の各ベクトルに対
する割振りの態様が、前記した個々のベクトル毎に予め
定められたそれぞれ異なる略々同一な方向において低次
から高次へと並ぶ同一個数の交流直交係数が各ブロック
毎の前記した複数のベクトルにおける各ベクトルに割り
振られるようになされているために、交流直交係数に関
してのコードブックが1つで済み、したがって、既述し
た従来方式においてはベクトルの個数だけのコードブッ
クを必要にしていたのに比べてコードブックの空間を小
さなものにできるために装置が簡単にでき、また、従来
方式においては1ブロツクと対応している複数のベクト
ルにおける各ベクトルを構成している各構成要素が原画
像におけるそれぞれ異なる方向の変化を表わすようなも
のであったが、本発明方式においては1ブロツクと対応
している複数のベクトルにおける各ベクトルを構成して
いる各構成要素が原画像におけるそれぞれ略々同一方向
の変化を表わすようなものであるために人間の視覚特性
や原画像の縦横の解像度の差などに対応することも容易
であり、さらに、コードブックの探索の深さの制御によ
ってベクトルに割当てられるビット数に対応するインデ
ックスが得られるので探索を迅速に行い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の直交変換ベクトル量子化方式の実施例
のブロック図、第2図は1ブロツクのデジタル・データ
に対応する交流直交係数を1ブロツクと対応している複
数のバク1〜ルにおける各ベクトルへ割り振って、各ベ
クトルがそれぞれ異なる方向のものにされることを説明
している図、第3図は1ブロツクのデジタル・データに
対応する交流直交係数を1ブロツクと対応している複数
のベクトルを構成する各ベクトルへ割り振るのに。 各ブロック毎の前記した複数のベクトルにおける個々の
ベクトル毎にそれぞれ異なっている予め定められた略々
同一な方向における低次から高次へと並ぶ同一個数の交
流直交係数が構成要素となされるように複数のベクトル
における各ベクトルに対して交流直交係数の割り振りが
行われている場合の一例を示す図、第4図はベクトルの
構成要素に対する直交係数の分布を示す図、第5図は従
来゛の直交変換ベクトル量子化方式の一例のブロック図
、第6図は1ブロツクのデジタル・データに対対応する
交流直交係数を1ブロツクと対応している複数のベクト
ルを構成する各ベクトルへ割り振るやり方の従来例の説
明図、第7図乃至第13図は問題点を説明するための図
、第14図は木探索の説明図である。 1・・・原画像の(N X N)(ただしNは整数)画
素の大きさに分割して得た1ブロツクと対応するデジタ
ル・データ、2・・・直交変換器、3,20・・・1ブ
ロツクのデジタル・データに対応する交流直交係数を複
数のベクトルに割り振って各ベクトルを形成させるベク
トル形成器、4〜6・・・量子化器、7〜9,14〜1
6,23.27・・・コードブック。 10.24・・・伝送路、11〜13,25.26・・
復号器、17,28・・・スカラー形成器、18,29
・・・直交逆変換器、19.30・・・デジタル・デー
タ、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、デジタル・データを(N×N){ただし、Nは整数
    }の大きさのブロックに分割し、前記の分割によって得
    た複数のブロックにおける各ブロック毎に2次元直交変
    換を施して得られる交流直交係数を所定の割り振りの態
    様で割り振って構成される複数のベクトルにおける個々
    のベクトル毎に量子化が行われる直交変換ベクトル量子
    化方式であって、各ブロック毎の前記した複数のベクト
    ルにおける各ベクトルとして、前記した個々のベクトル
    毎にそれぞれ異なっている予め定められた略々同一な方
    向における低次から高次へと並ぶ同一個数の交流直交係
    数が構成要素となされるように複数のベクトルにおける
    各ベクトルに対する交流直交係数の割り振りが行われて
    いるものを用い、複数のベクトルにおける個々のベクト
    ル毎に量子化が行われるようにした直交変換ベクトル量
    子化方式 2、デジタル・データを(N×N){ただし、Nは整数
    }の大きさのブロックに分割し、前記の分割によって得
    た複数のブロックにおける各ブロック毎に2次元直交変
    換を施して得られる交流直交係数の前記した各ブロック
    における複数の各ベクトルに対する割振りの態様を、前
    記した個々のベクトル毎に予め定められたそれぞれ異な
    る略々同一な方向において低次から高次へと並ぶ同一個
    数の交流直交係数が各ブロック毎の前記した複数のベク
    トルにおける各ベクトルに割り振られるようなものとし
    て各ベクトルの構成要素が定められている複数のベクト
    ルにおける個々のベクトル毎に量子化が行われるようさ
    れている直交変換ベクトル量子化方式において、符号化
    系では複数のベクトルにおける各ベクトルに対して異な
    るビット数を割り当てて、木探索に際して同一のコード
    ブックを使用し、割り当てられるビット数に応じて探索
    の深さを制御し、復号化系では探索途中の比較ベクトル
    を備えた同一のコードブックを使用し、かつ、異なるビ
    ット数にも対応できるようにした直交変換ベクトル量子
    化方式
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007011031A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Optrex Corp 表示パネルの端子洗浄装置
US8842734B2 (en) 2009-08-14 2014-09-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding video, and method and apparatus for decoding video

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