JP3218863B2 - Lsp量子化装置とlsp復号化装置 - Google Patents

Lsp量子化装置とlsp復号化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル音声符号
化、復号化装置等に利用するLSP(Linear spectrum
pair:線スペクトル対)パラメータの量子化装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル音声処理では、より低
いビットレートで音声を符号化できるディジタル音声符
号化器が開発されている。このような音声符号化器にお
いては、LSPパラメータが量子化されて伝送されるた
め、より性能の良いLSP量子化装置が必要とされてい
る。
【0003】以下、従来のLSP量子化装置について説
明する。図5は従来のLSP量子化装置の構成を示すも
のである。図5において、10は入力ベクトルXを量子
化するベクトル量子化器である。11は加算器であり、
入力ベクトルXとベクトル量子化値QXとの誤差ベクト
ルEを出力する。12はスカラ量子化器であり、誤差ベ
クトルEをその要素Eiごとに量子化を行なう。ここで
添え字のiは、ベクトルの要素を示す。13は加算器で
あり、最終的な量子化ベクトルYを出力する。
【0004】図6は従来のLSP復号化装置の構成を示
すものである。図6において、14はベクトル量子化コ
ードCVQからベクトルQXを復号するベクトル逆量子
化器である。15はスカラ量子化コードCSQiからベ
クトルQEを復号するスカラ逆量子化器である。16は
加算器であり、ベクトルQXとベクトルQEを加算して
最終的な復号ベクトルYを出力する。
【0005】次に、上記LSP量子化装置の動作につい
て説明する。まず、ベクトル量子化器10は、入力ベク
トルXをベクトル量子化し、量子化コードCVQとベク
トル量子化値QXを出力する。加算器11は、入力ベク
トルXとベクトル量子化値QXとの誤差ベクトルEを出
力する。スカラ量子化器12は、誤差ベクトルEをその
要素Eiごとに量子化を行ない、それぞれの要素毎のス
カラ量子化コードCSQiを出力する。このLSP量子
化器では、スカラ量子化器12の要素毎の量子化コード
CSQiのビット数は固定である。加算器13は、ベク
トルQXとベクトルQEとを加算して最終的な量子化ベ
クトルYを出力する。
【0006】一方、LSP復号化装置では、ベクトル逆
量子化器14は、ベクトル量子化コードCVQからベク
トルQXを復号する。また、スカラ逆量子化器15は、
スカラ量子化コードCSQiからベクトルQEを復号す
る。加算器16は、ベクトルQXとベクトルQEとを加
算し、最終的な量子化ベクトルYを出力する。このよう
にして、LSP復号化装置ではLSP量子化装置の量子
化ベクトルYを復号することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のLSP量子化器では、スカラ量子化器12が誤差ベ
クトルEを要素Ei毎に量子化するとき、それぞれの量
子化コードのビット数が固定されていた。一方、LSP
パラメータである入力ベクトルXは、要素毎に必要とさ
れる量子化精度が異なり、高い量子化精度が必要な要素
は、Xの値により変化する。したがって、従来のLSP
量子化器では、入力ベクトルXの値によりその要素毎の
量子化精度を変化させられないという問題を有してい
た。
【0008】発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、伝送される量子化コードのビット数を増やすことな
く、入力ベクトルXに対応して、重要な要素には高い精
度で量子化することのできる優れたLSP量子化装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ベクトル量子化器およびベクトル逆量子
化器の後に、スカラ量子化またはスカラ逆量子化のビッ
ト配分を決定するビット配分決定器を設け、各要素の量
子化ビット数を変化させる構成を有している。
【0010】
【作用】本発明は、上記構成によって、入力ベクトルの
値によりビット配分決定器が重要な要素に対しては多い
ビット数を割り当てる。そして、スカラ量子化器は、そ
れぞれのベクトルの要素毎の量子化ビット数を変化させ
るので、重要な要素は高い精度で量子化することができ
る。また、ビット配分決定器は、ベクトル量子化器の後
に接続されているため、ビット配分を示す補助ビットを
伝送することなく、復号器でも同じビット配分を得るこ
とができる。さらに、ベクトル量子化器は、入力ベクト
ルに最も近い量子化ベクトルを出力するので、直接、入
力ベクトルからスカラ量子化のビット配分を決めなくて
も十分である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
LSP量子化装置の構成を示すものである。図1におい
て、1はベクトル量子化器、2は加算器、3はベクトル
量子化器1の後に配置されたビット配分決定器、4はス
カラ量子化器、5は加算器である。
【0012】以上のように構成されたLSP量子化装置
について、図3を用いてその動作を説明する。ここで
は、ベクトルの次元を6つの要素として説明する。ま
ず、入力ベクトルXは、ベクトル量子化器1でベクトル
量子化される。ベクトル量子化器1は、量子化コードC
VQとベクトル量子化値QXを出力する。加算器2は、
入力ベクトルXとベクトル量子化値QXとの誤差ベクト
ルEを出力する。また、ビット配分決定器3は、ベクト
ル量子化値QXからスカラ量子化のビット配分数Bを決
定する。ここでは、スカラ量子化コードは全体で20ビ
ットであるとしている。LSPパラメータは、隣り合う
要素との差分値ΔQXが小さいほど量子化精度が必要と
なる。この実施例では、要素3、4が重要であり、次に
要素1、2が重要である。これにより、ビット配分決定
器3は、ビット配分数Bを出力する。スカラ量子化器4
は、ビット配分数Bにより誤差ベクトルEのそれぞれの
要素を量子化する。
【0013】スカラ量子化器4は、以下のように各要素
を量子化するものとする。それぞれの要素の量子化ステ
ップをΔiとする。iは要素の番号で1≦i≦6であ
る。
【0014】Δi=0.2/2^B1 スカラ量子化コードCSQiは、以下の式が最小となる
ようなCiの値とする。
【0015】 |Ei−(Δi×(Ci+0.5)−0.1)| ただし、0≦Ci<2^Bi、||は絶対値を表す。この
ときのスカラ量子化器4の量子化値QEiは、以下のよ
うになる。
【0016】 QEi=Δi(CSQi+0.5)−0.1 ・・・(式1) 加算器5は、ベクトルQXとベクトルQEとを加算し、
ベクトル量子化値Yを出力する。
【0017】図2は図1に示したLSP量子化装置に対
応するLSP復号化装置の構成を示すものである。図2
において、6はベクトル逆量子化器、7はベクトル逆量
子化器6の後に配置されたビット配置決定器、8はスカ
ラ逆量子化器、9は加算器である。
【0018】次に、上記LSP復号化装置の動作につい
て説明する。ベクトル逆量子化器6は、ベクトル量子化
コードCVQからベクトルQXを復号する。ビット配置
決定器7は、図1に示したLSP量子化装置のビット配
分決定器3と同じものである。スカラ逆量子化器8は、
スカラ量子化コードCSQiと上記(式1)によりベク
トルQEを復号する。加算器9は、ベクトルQXとベク
トルQEとを加算して量子化ベクトルYを復号する。こ
のように、LSP復号化装置の出力Yは、LSP量子化
装置の出力と同じになる。
【0019】図4は本実施例の効果を図5に示した従来
のLSP量子化装置と比較するための図3と同様な一覧
図である。図3および図4を比較すれば明らかなよう
に、本実施例では、重要な要素である3、4について高
い量子化精度が得られていることが分かる。なお、従来
例におけるベクトル量子化器10は、図1のベクトル量
子化器1と同じものであり、スカラ量子化器12のビッ
ト配分は、[4、4、4、3、2、2]の固定とした。
スカラ量子化方法は、本実施例と同様である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ベクト
ル量子化器およびベクトル逆量子化器の後にスカラ量子
化またはスカラ逆量子化のビット配分を決定するビット
配分決定器を設けたので、伝送ビットを増加させずに重
要な入力ベクトルの要素を高い精度で量子化することが
できる優れたLSP量子化装置を実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるLSP量子化装置の
ブロック図
【図2】本発明の一実施例におけるLSP復号化装置の
ブロック図
【図3】本実施例におけるLSP量子化器の動作説明の
ための一覧図
【図4】従来のLSP量子化器の動作説明のための一覧
【図5】従来のLSP量子化装置のブロック図
【図6】従来のLSP復号化装置のブロック図
【符号の説明】
1 メクトル量子化器 2 加算器 3 ビット配分決定器 4 スカラ量子化器 5 加算器 6 ベクトル逆量子化器 7 ビット配分決定器 8 スカラ逆量子化器 9 加算器 32 合成フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 19/02 G10L 19/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトル量子化器と、スカラ量子化器
    有するLSP量子化装置において、前記ベクトル量子化
    器により量子化されたベクトル量子化値に基づいて前記
    スカラ量子化器のビット配分を決定するビット配分決定
    を備えたことを特徴とするLSP量子化装置。
  2. 【請求項2】 ベクトル逆量子化器と、スカラ逆量子化
    を有するLSP復号化装置において、前記ベクトル
    量子化器により復号化されたベクトル量子化値に基づい
    前記スカラ逆量子化器のビット配分を決定するビット
    配分決定器を備えたことを特徴とするLSP復号化
    置。
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