JPH02209273A - ドットラインプリンタの紙送り制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高精度・高速度の紙送りを可能にするドツトラ
インプリンタの紙送り制御装置に関するものである。

〔発明の背景〕

第４図にかかるドツトラインプリンタの概略構成を示す
。例えばステップモータからなる紙送りモータ１はプー
リ２、タイミングベルト３及びトラクタ軸４を介してト
ラクタ５及びプラテン６を駆動し、図示しない印字用紙
を印字位置と直角の方向に送る。印字位置に沿って複数
個数べて設けられた図示しないドツト印字ハンマを収納
保持したハンマバンク７は、モータ１０及びカム１ｌに
よって印字位置に沿って往復移動させられる。前記モー
タｌＯの軸上端にはエンコーダ８が装着され，また該エ
ンコーダ８のスリットを検出し、前記ドツト印字ハンマ
を駆動するハンマ駆動信号ＨＦを発生するセンサ９が設
けられている。

１２は例えば電子計算機等の上位装置であって、印字及
び紙送りデータをマスク制御手段１３に転送する。該マ
スク制御手段１３は、また前記センサ９からの前記ハン
マ駆動信号ＨＦを入力とし、ＲＯＭ１６に格納されてい
るプログラムすなわち第６図左半分に示すフローチャー
トから明らかな如く、該ハンマ駆動信号ＨＦが（ｎ−２
）個発生したタイミングでＣＭＤ　　５ＴＲＢ信号を発
生して紙送り制御手段１４に送る。なお、前記ｎは前記
各ドツト印字ハンマが１ドツト行印字する際に印字する
行方向のドツトポジション数を示す。すなわち、１文字
を２４　Ｘ　２４で形成し、各ドツト印字ハンマが２文
字印字するとすると、ｎ＝４８である。従って、前記ハ
ンマ駆動信号ＨＦが４６個発生する都度、マスク制御手
段１３は前記ＣＭＤ　　５ＴＲＢ信号を発生することに
なる。

前記紙送り手段１４はＣＭＤ　　５ＴＲＢ信号を受ける
と、ＲＯＭ１７に格納されているプログラムすなわち第
６図左半分に示すフローチャートから明らかな如く、マ
スク制御手段１３からのデータバス上の紙送り量データ
を読み込み、前記紙送りモータ１を駆動する駆動回路１
５にＦＥＥＤ信号を送る。

駆動回路１５は該ＦＥＥＤ信号を受けると、紙送りモー
タ１を駆動し、上記したようにトラクタ５及びプラテン
６を介して用紙を所定飛送る。

用紙を送るための時間は、第５図に示す如く、ｎ番目の
ハンマ駆動信号ＨＦによりドツト印字ハンマが打撃して
から次のドツト行の印字時の１番目のハンマ駆動信号Ｈ
Ｆによってドツト印字ハンマが打撃を行うまでの時間で
ある。この時、第５図に示す如く、マスク制御手段１３
がハンマ駆動信号ＨＦを受けてから紙送り制御手段１４
がＦＥＥＤ信号を発生するまでの時間は、次の紙送り量
に関係なく一定である。しかし、第５図に示す如く。

紙送り制御手段１４がＦＥＥＤ信号を発生してから実際
に用紙が送られ始めるまでのデッドタイムｔＤ！１．　
　ｔＤ□は紙送り量により異なる。これは、用紙のバタ
ツキを抑えて整定させるために紙送り速度波形の立上り
の波形が各々の紙送り量に応じて異なるため、紙送りモ
ータ１が発生する回転角速度が紙送り量に応じて異なり
、それに伴い発生するトルクに違いが生じ、プーリ２、
タイミングベルト３、トラクタ軸４．トラクタ５及びプ
ラテン６が弾性変形を生じてから用紙を送るまでの時間
に差が現われるためである。

すなわち、プラテン６のような大きなイナーシャをタイ
ミングベル３を介して大きなトルクで急激に加速するた
め、紙送りモータ１の動きと用紙の動きとの間にこのよ
うな差が発生するものであるが、これを簡単に説明する
。

送り量が少ない時は、紙送りモータ１の回転角速度を小
さくしている。回転角速度を小さくしても紙送り時間を
目標とする時間内に収めることができると共に整定時の
用紙の乱れを小さくできるためである。紙送りモータ１
の回転角速度を小さくすると、紙送りモータ１が発生す
るトルクも小さくなり、この結果タイミングベルト３を
引っ張る力が小さくなってタイミングベルト３の変形量
（伸び）が小さくなるので、紙送りモータ１が駆動を開
始してから用紙が実際に動き出すまでの時間が短くなる
。反対に紙送り量が多いと、上記した理由と反対にタイ
ミングベルト３の伸びが大きくなるので、用紙が実際に
動き出すまでの時間が長くなる。

このため、ｎ番目のハンマ駆動信号ＨＦによるドツト印
字ハンマの打撃が終了してから実際の紙送りを行わせる
には、最も悪いデッドタイムｔｏｎ工に合わせ、ハンマ
駆動信号ＨＦが所定数発生した時に前記ＣＭＤ　　５Ｔ
ＲＢ信号及びＦＥＥＤ信号を発生させ紙送りモータ１を
駆動開始するタイミングを決定する必要があるが、こう
すると、前記デッドタイムｔ　Ｄ！！のようにデッドタ
イムが長い時には無駄時間ｔＬｓが出てくる。この結果
、次のドツト行での印字開始までに用紙を整定できず、
１番目に印字される位置と２番目以降に印字される位置
との間に紙送り方向にＬＲのずれが生じ印字品質が低下
するという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、印
字品質が低下しない紙送り装置を提供することである。

〔発明の概要〕

本発明は、紙送りモータを駆動してから用紙が実際に送
られるまでの時間すなわち前記デッドタイムが紙送り量
によって変化することに着目し、前記紙送り制御手段が
前記ＦＥＥＤ信号を発生するタイミングを紙送り量に応
じて変化させるようにしたことを特徴とするものである
。以下一実施例を示した第１図〜第４図を参照して本発
明を説明する。

〔発明の実施例〕

マスク制御手段１３は、ＲＯＭ１６に格納されているプ
ログラムすなわち第１図左半分に示すフローチャートに
従い、上位装置１２から転送された印字紙送りデータか
ら紙送り量を計算して該紙送り量データをデータバス上
に出力し、印字データ処理をして印字を実行させ、更に
ハンマ駆動信号ＨＦをカウントし、該カウント値が（ｎ
−４）となった時にＣＭＤ　　５ＴＲＢ信号を発生して
紙送り制御手段１４に送る。

紙送り制御手段１４は、ＲＯＭ１７に格納されているプ
ログラムすなわち第１図左半分に示すフローチャートに
従い、マスタ制御手段１３から転送され九Ｃ３／Ｉ　Ｄ
　　Ｓ　Ｔ　ＲＢ信号を受けるとデータバス上の紙送り
データを読み込み、ＲＯＭ１７に格納されている付表に
示す紙送り量−デイレイタイムデータ表を検索し、該紙
送り量データに対応するデイレイタイムデータをデイレ
イタイムデータレジスタに書き込む。デイレイタイムデ
ータがデイレイタイムデータレジスタに書き込まれると
、第２図に示すデイレイタイマサブルーチンが開始され
、デイレイタイムデータレジスタの値が０か否かを判断
し、０でなければデイレイタイムデータレジスタの値が
１ずつ減算しデイレイタイムに相当する時間が経過して
デイレイタイムデータレジスタの値が０になるまでこれ
を繰り返す、デイレイタイムデータレジスタの値が０に
なると２元のルーチンに戻り、ＦＥＥＤ信号を発生して
紙送り駆動回＄Ｆ１１５に送る。なお、第２図のＮＯＰ
は第２図に示すループを１回行う時間が１０マイクロ秒
となるように時間を調整するために挿入されているもの
である。

紙送り制御手段１４は所定量の紙送りが行なわれたか否
かを監視し、所定量の紙送りが行なわれた後に前記ＦＥ
ＥＤ信号の発生を停止する。

上記実施例によれば、紙送り量に応じた時間だけ遅延さ
せてＦＥＥＤ信号を発生するようにしたので、適切な紙
送りが行なわれるようになり、用紙が完全に整定してか
ら印字が実行されるようになり、印字位置がずれる恐れ
はなくなる。

上記実施例においては、デイレイタイムを発生するため
にソフトタイマを使用するとしたが、第７図に示す如く
、タイマＩＣｌ３によってデイレイタイムを発生させて
もよく、その際のＲＯＭ１７に格納されているプログラ
ムを第８図に示す。すなわち、紙送り制御手段１４は、
上記と同様しこ紙送り量−デイレイタイムデータ表を検
索し紙送り量に応じたデイレイタイムをタイマＩＣｌ３
に送り、ＧＡＴＥ信号をオンとする。タイマＩＣｌ３は
該デイレイタイムに相当する時間が経過すると紙送り制
御手段１４にＴＭ　　ＯＵＴ信号を送り１紙送り制御手
段１４はこの結果前記ＧＡＴＥ信号をオフすると共にＦ
ＥＥＤ信号を駆動回路１５に送り、紙送りを開始させる
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、紙送り量に応じたデイレイタイムを設
定して紙送りを行うようにしたので、次の印字時までに
は用紙は確実に静止しており、印字品質を向上させるこ
とが可能となる。

付表 紙送り量−デイレイタイムデータ表 デイレイクイムデータの に相当する。

「１」 １０マイクロ秒

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図はマスク制御手段及び紙送り制御手段の動作を示すフ
ローチャート第２図はデイレイタイマサブルーチンを示
すフローチャート、第３図は動作説明用タイムチャート
、第４図はドツトラインプリンタの一例を示す構成及び
ブロック図、第５図及び第６図は従来装置の動作説明用
タイムチャート及びマスタ制御手段の動作を示すフロー
チャート、第７図は本発明の他の実施例を示す構成及び
ブロック図、第８図は第７図の紙送り制御手段の動作説
明用フローチャートである。 図において、１は紙送りモータ、６はプラテン、７はハ
ンマバンク、８はエンコーダ、９はセンサ、１０はシャ
トルモータ、１３はマスタ制御手段、１４は紙送り制御
手段、１５は紙送り駆動回路、１６．１７はＲＯＭ、１
８はタイマＩＣである。 特許出願人の名称　　　日立工機株式会社茅１図 第３図 茅４０ 茅６０ そ３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印字位置に沿って並べて設けられた複数のドット印
   字ハンマを収納保持し、印字位置に沿って往復移動する
   ハンマバンクと、印字用紙を該ハンマバンクの往復移動
   方向と直角の方向に送る紙送り手段と、前記ハンマバン
   クの移動を監視し、所定距離移動する毎に前記ドット印
   字ハンマを駆動するハンマ駆動信号を発生するハンマ駆
   動信号発生手段と、前記ハンマ駆動信号の発生個数をカ
   ウントし所定数カウントした時前記紙送り手段の動作を
   開始させる開始信号を発生する制御手段とを備えたドッ
   トラインプリンタにおいて、 前記制御手段が所定数のハンマ駆動信号をカウントして
   から前記開始信号を発生するまでの間に、次の紙送り量
   に応じた遅延時間を設けたことを特徴とするドットライ
   ンプリンタの制御装置。 ２、前記遅延時間を、前記紙送り量が大きい時長くし、
   紙送り量が小さい時短くしたことを特徴とする請求項１
   記載のドットラインプリンタの制御装置。