JPH02209244A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は記録媒体の小滴を吐出飛翔させて記録する印刷
装置、詳しくはインクジェットプリンタに関する。

［従来の技術］ インクジェットプリンタは無騒音、斉速印刷、高品位印
刷、カラー印刷など印刷技術において多くの利点を有し
ている。　印字スピードの点ては［発明が解決しようと
する課題］ しかし、液滴を噴出して直接、記録紙上へインク滴を乗
せて記録するという原理上、記録紙の種類によって印字
品質や印刷乾燥時間が影響させる。

このインクジェットプリンタで使用される記録紙は主に
オフィスで安価で手軽に・入手できるビジネスフォーム
紙、ポンド紙、ＰＰＣ用紙、レター用紙といったもので
ある。　　これらのオフィス用普通紙は平滑度、透気度
、サイズ度、坪量といった紙物性で規定されている。　
　これらの物性とインクジェット適性（ドツト形状、イ
ンクの定着性等）とはほとんど相関性がない。　すなわ
ち同一の銘柄、同一の物性の紙でも従来のインクジェッ
ト方式で記録すると同じ印字品質や印刷乾燥時間が得ら
れるとは限らない。

そこで、どの様な紙に印刷しても印字品質が変わらず、
即乾性のインクジェット方式が望まれている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の印刷装置は、記録媒体を吐出するｉａ溝と、記
録媒体を一時的に保持し記録用紙上に転写する機構とを
具備したことを特徴とする。

［実施例］ 第１図は本発明による印刷装置の構成を示す断面構造図
である。　　１０１はインクジェット・ヘッドで、これ
により吐出されたインク滴１０２は弾力のあるオフセッ
トローラー１０３上番ご像を形成する。　　像を形成し
たインク滴はオフセットローラ上から記録紙１０４上へ
転写されるが、この際のオフセットローラによる圧力に
より、インク滴は記録紙内部番ご深く押し込められる。

　　インクが紙に接触するのと同時に、圧力を駆けるこ
とができるので、インク滴は紙に垂直に、毛細管径の数
十倍の深さまで浸透する。　従来のインクジェットイン
クではインク滴が紙面をこ付着したのち、インク滴の表
面張力によるぬれが起こって、紙の内部への浸透が始ま
った。　　インクのにじみを抑えるためにインクの表面
張力を高くして、紙面を濡らさずに水分の蒸発を待つと
いう方法もあるが、これだとインクの乾くのにかなりの
時間が必要になる。　逆にインクの表面張力を低くして
、速く紙の内部に吸収させた場合には、これは紙のイン
ク吸収が一様でないため、にじみのひどい印刷になる。

　　これに対して本発明によれば印刷圧といる強大な外
力によって強制的にインクを紙の内部に押し込むので、
どの様な紙に対してもにじみのない優れた印字品質と非
常に短い乾燥時間が得られに、　　更にオフセットロー
ラによる圧力のため、どんなに表面のあらい紙に対して
もインクが均一に平に着くという利点がある。

オフセットローラ１０３の表面は疎水性であることが必
要である。　疎水性にすることにより、吹き付けられた
各インク滴は小さな液滴のままで合体することなく、オ
フセットローラ上に吸着されている。　　オフセットロ
ーラ上の濡れ性を完全に均一にすることはきわめて困難
であり、−旦インク滴が合体すると、オフセットローラ
上の僅かな濡れ性の違いによって、インクは不均一に広
がり、印字品質を悪化させる。　　これを防ぐためにオ
フセットローラ表面に微少な凹凸を形成することが効果
的である。　　凹凸のためにインクの広がりは制限され
る。　　オフセットローラをゴムローラのように弾性の
あるものにすることにより、この凹凸は圧力によってつ
ぶされインクは完全に紙に転写される。　サイズを強く
かけた紙や、表面をコートした紙で、非常に水吸収性の
悪い紙に印字するような場合は、オフセットローラがら
のインク転写が十分性われず、インク滴が残されること
があるが、そのようなときに備えて、１０５のクリーニ
ングローラを具備することが望ましい。

この吸湿性のローラによってオフセットローラ上に残さ
れたインク滴を拭き取ることができる。

インクジェットインクとしては、まず粘度が低く、高表
面張力であることが望ましい。　　色剤としては各種の
染斜や顔料を用いることが可能であるが、水に不溶また
は難溶な染顔料を用いると耐水性、耐候性の点で有利で
ある。

また、インクを噴射する機構としてはピエゾを用いたカ
イザ一方式やバブルジェット方式を初めとして、公知の
インクジェット方式を使用することが出来る。　　シン
グルノズル方式でも可能ではあるが、マルチノズルの方
が望ましく、できればライン・ヘッドがよい。

以上述べてきたように、本発明による印刷装置は、イン
クジェットプリンタをはじめとする印刷装置全般、さら
には塗装装置、捺染装置、タイプライタ−にもに応用が
可能であり、もちろんコピー機の出力としても利用でき
る。　　また印字のみでなく、画像形成等にも応用が可
能である。

［発明の効果］ 以上述べてきたように本発明によれば、ヘッドから噴射
されたインク滴が紙面に付着して、紙の表面を濡らし、
それから紙の内部への浸透が始まるのではなく、インク
滴の紙面への付着と紙の内部への浸透がほぼ同時に起こ
るので、紙を選ばすに、にじみのない、即乾性の印刷が
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の印刷装置の実施例を示す断面構成図
である。 １０１　・・・　ヘッド １０２　・・・　インク滴 １０３　・・・　オフセット・ローラ １０４　・・・　記録紙 １０５　・・・　クリーニング・ローラ以上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士　上柳雅誉　（他１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録媒体を吐出する機構と、記録媒体を一時的に保持し
   記録用紙上に転写する機構とを具備したことを特徴とす
   る印刷装置。